JP2015502268A - インゴット切断用ワイヤガイド、それを含むワイヤソー装置及びインゴット切断方法 - Google Patents
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Abstract
実施例に係るインゴット切断用ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、外周面が、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する。実施例に係るワイヤソー装置は、ビームの一面にインゴットを付着して支持するマウンティングブロックと;前記インゴットの下部に位置し、外周面にワイヤが巻き取られたワイヤガイドと;を含み、前記ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、外周面が、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する。実施例に係るインゴット切断方法は、傾斜面を有するワイヤガイドの外周面にワイヤが巻き取られたワイヤソー装置を用意するステップと;前記ワイヤガイドの中心軸と平行にインゴットをワイヤに接近させるステップと;前記ワイヤガイドに巻き取られたワイヤでインゴットを切断するステップと;を含み、前記インゴットの切断は、前記インゴットと隣接した前記ワイヤガイドの第1端部に巻き取られたワイヤから、前記第1端部の反対側に位置する第2端部に巻き取られたワイヤに進行する。【選択図】図4
Description
実施例は、インゴット切断面の位相変化を最小化するインゴット切断用ワイヤガイド、それを含むワイヤソー装置及びインゴット切断方法に関する。
半導体素子の材料として、シリコンウエハが広く使用されている。
一般に、シリコンウエハを製造する一連の工程において、成長工程により所定の長さに成長したインゴットは、スライシング工程により一枚単位の多数の単結晶ウエハに切断される。
このようなスライシング工程は、様々な形態があり、そのうち代表的なものは、薄板の外周部分にダイヤモンド粒子を固着させて単結晶インゴットを切断するODS(Out Diameter Saw)方式、ドーナツ状の薄板の内周にダイヤモンド粒子を固着させて単結晶インゴットを切断するIDS(Inner Diameter Saw)方式、及びピアノ線または高張力のワイヤを速い速度で走行させながら、そのワイヤにスラリー溶液を噴射しながら、ワイヤに付いたスラリーと単結晶インゴットとの摩擦によってインゴットを切断するWS(Wire Saw)方式などがある。そのうち、複数個の単結晶ウエハを同時に製造することができるので、単位時間当りの生産収率の高いワイヤソー方式が広く用いられている。
図1は、従来のワイヤソー装置を示す図である。
従来のワイヤソー装置は、ビーム114を用いてインゴット112を付着して支持するマウンティングブロック110と、インゴット112の下部に位置し、一定間隔でワイヤ122が巻き取られたワイヤガイド120と、ワイヤ112上にスラリー132を供給するスラリー供給ノズル130とを含む。
エポキシのような有機物ボンドを用いてビーム114の一面をマウンティングブロック110に付着し、また他の有機物ボンドを用いてインゴット112を前記ビーム114の他面に付着する。上記の有機物ボンドを硬化させると、マウンティングブロック110とビーム114、そしてインゴット112が互いに付着されて固定される。
このようにインゴット112が固定されたマウンティングブロック110をワイヤソー装置にローディングした後、インゴット112を切断することによって、スライシング工程が進行する。
ワイヤガイド120は、インゴット112の下部に位置し、外周面に一定間隔(pitch)でワイヤ122が巻き取られている。巻き取られたワイヤ122の間隔によって、スライスされるウエハの数及び厚さを決定することができる。
前記ワイヤ122の上部には、スラリー132を供給するスラリー供給ノズル130が位置し、前記スラリー132には砥粒が含まれているので、マウンティングブロック110に装着されたインゴット112がワイヤ122に向かって移動して加圧されるとき、ワイヤ122に付いていた砥粒によってインゴット112が切断される。
しかし、従来のワイヤソー装置には、次のような問題点がある。
図2は、従来のワイヤソー装置でのワイヤガイドのみを拡大して示した図である。図3は、従来のワイヤソー装置によってインゴットを切断するときの切断軌跡を示した図である。
インゴット112を切断する過程でワイヤソー装置内に発生する熱によってワイヤガイド120が膨張するようになり、図2を参照すると、ワイヤガイド120を支持する支持部126に隣接した第1端部120aから、前記支持部126と離隔した第2端部120bの方向にワイヤガイド120の伸張がなされる。
したがって、図3に示した切断軌跡A〜Cからわかるように、ワイヤガイド120の第2端部120b側に行くほどインゴット112の切断面、特に切断初期部の反りが大きくなり、研磨工程後のナノトポグラフィー(nanotopography)の品質も悪化する。
すなわち、マウンティングブロック110に付着されたインゴット112が、ワイヤ122が巻き取られたワイヤガイド120に向かって加圧されるとき、初期にはワイヤガイド120が十分に膨張していない状態でインゴット112とワイヤガイド120とが接するようになるが、インゴット112が続けて加圧されながら切断が行われる過程で、ワイヤガイド120が第2端部120bの方向に伸張するため、前記第2端部120b側のインゴット112の切断軌跡Cで変形が大きく発生するようになる。
したがって、このようなワイヤガイド120の膨張を制御してインゴット切断面の反りを防止することによって、ウエハの品質を改善する必要がある。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためのもので、ワイヤガイドの外周面に傾斜を形成することによって、ワイヤガイドの膨張またはワイヤの延伸によるインゴット切断面の位相変化を最小化することができるインゴット切断用ワイヤガイド、それを含むワイヤソー装置及びインゴット切断方法を提供しようとする。
実施例に係るインゴット切断用ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、外周面が、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する。
前記所定角度は、0.001〜0.025°であってもよい。
前記傾斜面は、前記ワイヤガイドの軸方向に傾斜することができる。
前記第1端部から前記第2端部に行くほど直径を次第に小さくすることができる。
前記第1端部は固定端であり、前記第2端部は自由端であってもよい。
前記第1端部から前記第2端部の方向に行くほどワイヤが稠密に巻き取られていてもよい。
実施例に係るワイヤソー装置は、ビームの一面にインゴットを付着して支持するマウンティングブロックと;前記インゴットの下部に位置し、外周面にワイヤが巻き取られたワイヤガイドと;を含み、前記ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、外周面が、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する。
実施例に係るインゴット切断方法は、傾斜面を有するワイヤガイドの外周面にワイヤが巻き取られたワイヤソー装置を用意するステップと;前記ワイヤガイドの中心軸と平行にインゴットをワイヤに接近させるステップと;前記ワイヤガイドに巻き取られたワイヤでインゴットを切断するステップと;を含み、前記インゴットの切断は、前記インゴットと隣接した前記ワイヤガイドの第1端部に巻き取られたワイヤから、前記第1端部の反対側に位置する第2端部に巻き取られたワイヤに進行する。
前記第2端部側では、前記ワイヤガイドが伸張した後にインゴットの切断を行うことができる。
前記インゴットの切断軌跡は、前記インゴットの軸方向に対して垂直であってもよい。
実施例によれば、ワイヤガイドが十分に膨張した後にワイヤガイドの第2端部側でインゴットの切断が行われることによって、インゴット切断面の位相変化が最小化されて、ウエハの反りやナノトポグラフィーの品質を改善することができる。
以下、上記の目的を具体的に実現することができる本発明の好ましい実施例を、添付の図面を参照して説明する。従来と同一の構成要素は、説明の便宜上、同一名称及び同一符号を付し、これについての詳細な説明は省略する。
図4は、実施例に係るインゴット切断用ワイヤガイドを示す図である。
実施例に係るインゴット切断用ワイヤガイド220は、外周面にワイヤ122が巻き取られており、第1端部220aと、前記第1端部220aの反対側に位置する第2端部220bとを含み、外周面が、前記第1端部220aから前記第2端部220bの方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する。
前記傾斜面は、ワイヤガイド220の中心軸200の方向に所定角度傾斜することができる。
前記第1端部220aは、ワイヤガイド220を支持する支持部226に固定されている固定端を意味し、前記第2端部220bは、支持部226に固定されていない自由端を意味する。
ワイヤガイド220は、インゴット112を切断する過程でワイヤソー装置内に発生する熱により膨張するようになり、固定端である前記第1端部220aから自由端である前記第2端部220bの方向にワイヤガイド220の伸張がなされる。
実施例によって前記第1端部220aから前記第2端部220bの方向に傾斜した傾斜面を有するワイヤガイド220を用いると、切断工程初期には、前記傾斜面によってワイヤガイド220の第1端部220a側でのみインゴット112とワイヤガイド220とが接してインゴット112の切断が行われ、第2端部220b側では、第2端部220bが十分に膨張及び伸張した後にインゴット112とワイヤガイド220とが接してインゴット112の切断が行われるので、インゴット112の切断面の位相変化を最小化することができる。
図5は、実施例に係るインゴット切断用ワイヤガイドが含まれたワイヤソー装置によってインゴットを切断するときの切断軌跡を示す図である。
図5を参照して再び説明すると、従来は、ワイヤガイド120の第2端部120b側で、ワイヤガイド120の熱膨張により、初期にインゴット112とワイヤガイド120とが接する接点と、切断過程中にインゴット112とワイヤガイド120とが接する接点とが異なるため、インゴット切断面に位相変化が大きく発生したが、実施例によれば、伸張がなされる方向に位置する第2端部220b側では、インゴット112と接する前にワイヤガイド220が既に十分に膨張した後に本格的にインゴット112の切断が行われるので、第2端部220b側でも切断軌跡Dに変形が発生しないことを確認することができる。
このとき、前記第2端部220b側では、ワイヤガイド120が十分に伸張した後にインゴット112の切断が行われるので、切断されて生産されたウエハが均一な厚さを有するように、第1端部220aから第2端部220bに行くほどワイヤをもっと稠密な間隔で巻き取ることができる。
前記第1端部220aから前記第2端部220bの方向に傾斜した傾斜面の角度θは、ワイヤガイドの材質及びそれによる熱膨張係数、ワイヤガイドの長さや厚さなどによって変わり得る。一例として、前記第1端部220a側から延び、軸200と平行な仮想線を基準として、0.001〜0.025°であってもよい。
前記傾斜面の角度が小さすぎると、ワイヤガイド220が十分に膨張する前にインゴット112の切断が行われるため、切断面の反りを防止する効果が極めて小さく、前記傾斜面の角度が大きすぎると、切断工程の時間が不必要に長くなり、回転運動をするワイヤガイドに負担を与えることがある。
前記傾斜面は、第1端部220aから第2端部220bの方向に傾斜しているので、前記第1端部220aから前記第2端部220bに行くほどワイヤガイド220の直径が次第に小さくなることができる。
直径が小さいと、熱に敏感に反応して急速に膨張及び伸張がなされるので、直径の小さいワイヤガイド220の第2端部220b側が十分に伸張するまでの時間を短縮することができる。
図6は、インゴットを傾斜するように配置して切断してできた軌跡を示す図であり、図7は、実施例によって傾斜面を有するワイヤガイドを用いてインゴットを切断してできた軌跡を示す図である。
以下では、図6及び図7を参照して、インゴットを傾斜するように配置して切断する場合と、実施例によって傾斜面を有するワイヤガイドを用いてインゴットを切断する場合とを比較して説明する。
図6を参照すると、実施例とは異なり、ワイヤガイド120の外周面が傾斜を有さず、インゴット112が付着されたマウンティングブロック110自体を所定角度θ1だけ傾けてインゴット112を傾斜するように配置して切断している。
インゴット112を傾斜するように配置して切断する場合にも、伸張がなされるワイヤガイド120の第2端部120b側では、ワイヤガイド120が十分に伸張した後にインゴット112の切断が行われるので、切断面の軌跡Pの変形を防止することができる。
しかし、図6に示すように、インゴット112が傾斜するように配置されて切断が行われるため、切断軌跡Pがインゴットの軸300方向と垂直をなすことができず、所望の切断配向(orientation)と異なるという問題が存在する。
切断軌跡Pとインゴットの軸300方向とがなす角度θ2は、90°に、インゴット112を傾けた角度θ1を加算した値を有することができる。
また、図6に示すように、インゴット112を傾斜するように配置して切断すると、インゴット112の両端部はウエハとして使用されずに捨てられるため、不必要な損失が発生することがある。
反面、実施例に係る図7を参照すると、インゴット112を傾斜するように配置するものではなく、外周面に傾斜面を有するワイヤガイド220を使用し、ワイヤガイド220の中心軸200と平行にインゴット120を接近させる。
これによって、ワイヤガイド220の伸張による切断軌跡の変形を防止できるだけでなく、切断軌跡Qとインゴットの軸300方向とが垂直をなすので、所望の切断配向と異なるという問題が発生せず、インゴット112の両端部が捨てられるという問題も解決することができる。
図8は、従来のワイヤソー装置によって切断されたインゴットの切断面プロファイルを示す図である。図9は、実施例に係るワイヤガイドが含まれたワイヤソー装置によって切断されたインゴットの切断面プロファイルを示す図である。
図8を参照すると、従来のワイヤソー装置を用いてインゴットを切断すると、熱によるワイヤガイドの膨張により、特に、切断初期部においてインゴット切断面に反りが大きく発生することが確認できた。
しかし、実施例に係る図9を参照すると、ワイヤガイドが十分に膨張した後にインゴットの切断が行われるので、インゴット切断面の反り現象が大きく改善され、従来に比べて均一な切断面プロファイル(profile)を示すことが確認できた。
下記の表1は、従来のワイヤソー装置を用いて切断されたウエハと、実施例に係るワイヤソー装置を用いて切断されたウエハとの反り(warp)の程度及びナノトポグラフィーの品質を数値で比較して示したものである。
ウエハの反りの程度は、基準面から中央面(median surface)までの最大偏差と最小偏差との差で示すことができる。従来は、ウエハの反りの程度を示す反り平均値(Warp Average)が15umより大きかったが、実施例によれば、15umより小さいことから、インゴットの切断面が均一になったことがわかる。
また、ナノトポグラフィーの品質も改善され、従来のワイヤソー装置を用いてインゴットを切断した場合、ウエハの表面において段差が最も大きいものと小さいものとの差を数値で比較したPV値が26nmであったが、実施例によれば、21nmに減少することで、ウエハのナノ品質が向上したことが確認できた。
以上では実施例を中心に説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲で、以上に例示していない種々の変形及び応用が可能であるということが理解されるであろう。例えば、実施例に具体的に示した各構成要素は変形実施が可能である。そして、このような変形及び応用に係る差異点は、添付の特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈しなければならない。
本発明は、インゴット切断面の位相差を最小化するインゴット切断用ワイヤガイド、それを含むワイヤソー装置及びそれを用いたインゴット切断方法に関する発明であって、産業上の利用可能性を有する。
110 マウンティングブロック
112 インゴット
114 ビーム
130 スラリー供給ノズル
120、220 ワイヤガイド
220a 第1端部
220b 第2端部
112 インゴット
114 ビーム
130 スラリー供給ノズル
120、220 ワイヤガイド
220a 第1端部
220b 第2端部
Claims (15)
- 外周面にワイヤが巻き取られたワイヤガイドにおいて、
前記ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、前記外周面は、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する、インゴット切断用ワイヤガイド。 - 前記所定角度は、0.001°〜0.025°である、請求項1に記載のインゴット切断用ワイヤガイド。
- 前記傾斜面は、前記ワイヤガイドの中心軸方向に傾斜した、請求項1に記載のインゴット切断用ワイヤガイド。
- 前記第1端部から前記第2端部に行くほど直径が順次に小さくなる、請求項1に記載のインゴット切断用ワイヤガイド。
- 前記第1端部は固定端であり、前記第2端部は自由端である、請求項1に記載のインゴット切断用ワイヤガイド。
- 前記第1端部から前記第2端部の方向に行くほどワイヤが稠密に巻き取られた、請求項1に記載のインゴット切断用ワイヤガイド。
- ビームの一面にインゴットを付着して支持するマウンティングブロックと、
前記インゴットの下部に位置し、外周面にワイヤが巻き取られたワイヤガイドとを含み、
前記ワイヤガイドは、第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを含み、外周面が、前記第1端部から前記第2端部の方向に所定角度傾斜した傾斜面を有する、ワイヤソー装置。 - 前記所定角度は、0.001°〜0.025°である、請求項7に記載のワイヤソー装置。
- 前記傾斜面は、前記ワイヤガイドの中心軸方向に傾斜した、請求項7に記載のワイヤソー装置。
- 前記ワイヤガイドは、前記第1端部から前記第2端部に行くほど直径が順次に小さくなる、請求項7に記載のワイヤソー装置。
- 前記第1端部は固定端であり、前記第2端部は自由端である、請求項7に記載のワイヤソー装置。
- 前記第1端部から前記第2端部の方向に行くほどワイヤが稠密に巻き取られた、請求項7に記載のワイヤソー装置。
- 傾斜面を有するワイヤガイドの外周面にワイヤが巻き取られたワイヤソー装置を用意するステップと、
前記ワイヤガイドの中心軸と平行にインゴットをワイヤに接近させるステップと、
前記ワイヤガイドに巻き取られたワイヤでインゴットを切断するステップとを含み、
前記インゴットの切断は、前記インゴットと隣接した前記ワイヤガイドの第1端部に巻き取られたワイヤから、前記第1端部の反対側に位置する第2端部に巻き取られたワイヤに進行する、インゴット切断方法。 - 前記第2端部側では、前記ワイヤガイドが伸張した後にインゴットの切断が行われる、請求項13に記載のインゴット切断方法。
- 前記インゴットの切断軌跡は、前記インゴットの軸方向に対して垂直である、請求項13に記載のインゴット切断方法。
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