JP2015500860A - タンパク質溶液からウイルスを除去する方法 - Google Patents

タンパク質溶液からウイルスを除去する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、標的タンパク質を含む溶液からウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に除去するための方法に関し、それにより、標的タンパク質と同様に、ウイルスおよび/またはウイルスDNAを沈殿させるための沈殿剤としても、アセトンが使用される。

Description

本発明は、タンパク質を精製する方法に関する。
動物供給源から単離されるタンパク質は、そのタンパク質が例えば食品または薬学的製品において使用されるべきである場合に望ましくないウイルス粒子および/またはウイルスDNAによる汚染を受け易い。そのようなタンパク質を精製する方法であって、ウイルス粒子および/またはウイルスDNAのレベルを減少させもする方法(例えば、クロマトグラフィー、濾過、遠心分離、抽出または沈殿)が知られている。しかしながら、対象とするタンパク質の精製が、困難であり、時間がかかり、かつ/または高価である場合がある。したがって、本発明の目的は、あらゆる汚染ウイルス粒子および/またはウイルスDNAを対象とするタンパク質から除去するための方法を提供することである。そのような方法は、迅速であり、工業規模で有用であり、安価でかつ効果的であるべきである。
トリプシン(EC3.4.21.4)は、多くの脊椎動物の消化器系において見出されるセリンプロテアーゼであり、タンパク質を加水分解する。トリプシンは、哺乳動物の膵臓において多量に利用可能であり、例えば、ブタおよびウシのトリプシンは、かなり容易に精製され得る。したがって、トリプシンは、種々のバイオテクノロジープロセスにおいて広く使用されている。さらに、トリプシンは、ベビーフードにおいて、タンパク質を前消化するために使用される。
ブタサーコウイルス2型(PCV2)は、真核細胞において自己複製する小型の無エンベロープウイルスである。これは、ブタにおける新興性の多因性疾患である、離乳後多臓器性発育不良症候群(Postweaning Multisystemic Wasting Syndrome(PMWS))の病原体である。
本発明の目的は、ブタ膵臓腺から抽出されたトリプシンからPCV2ウイルス粒子および/またはウイルスDNAを除去するための方法を提供することである。
本発明は、標的タンパク質を含む水溶液からウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に除去するための方法であって、前記方法は、
a)ウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に沈殿させる濃度でアセトンをその溶液に添加することと、
b)沈殿した物質を標的タンパク質を含む溶液から分離する分離工程を行うことと、
c)標的タンパク質を沈殿させる最終濃度に達するように追加量のアセトンをその溶液に添加することと、
d)沈殿した標的タンパク質をその溶液から回収することと
を含む方法を提供する。
本発明は、標的タンパク質を含む水溶液からウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に除去するための方法であって、前記方法が、
a)ウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に沈殿させる濃度でアセトンをその溶液に添加することと、
b)沈殿した物質を標的タンパク質を含む溶液から分離する分離工程を行うことと、
c)標的タンパク質を沈殿させる最終濃度に達するように追加量のアセトンをその溶液に添加することと、
d)沈殿した標的タンパク質をその溶液から回収することと
を含む方法を提供する。
あらゆる起こり得る疑義を回避するために述べると、これらの工程は、記述された順序で行われる。すなわち、工程b)における分離は、工程a)の沈殿した物質を標的タンパク質を含む溶液から分離するために行われる。工程c)において、追加量のアセトンが、工程b)で得られた溶液に添加される。そして工程d)において、工程c)の沈殿した標的タンパク質が、溶液から回収される。
標的タンパク質は、任意のタンパク質であり得る。標的タンパク質は、微生物から(例えば、細菌細胞または真菌細胞から)単離されたタンパク質であり得る。標的タンパク質は、植物から単離されたタンパク質であり得る。好ましくは、標的タンパク質は、動物供給源から単離されたタンパク質である。そのようなタンパク質は、例えばそこからそのタンパク質が発現された供給源生物体に由来する、ウイルス粒子および/またはウイルスDNAにより汚染されたものとなり易いものであり得る。
標的タンパク質は、哺乳動物供給源から得られたものであり得る。標的タンパク質は、哺乳動物組織から(例えば、哺乳動物腺から)得られたものであり得る。好ましい実施形態において、標的タンパク質は、ウシまたはブタの膵臓から得られたものである。より好ましい実施形態において、標的タンパク質は、ブタ膵臓から得られたものである。
標的タンパク質は、酵素、好ましくは活性酵素または再活性化され得る酵素であり得る。
哺乳動物膵臓から(例えば、ブタ膵臓から)得られ得る酵素としては、プロテアーゼ(トリプシン、キモトリプシン、キモトリプシンB、膵ペプチダーゼE、カルボキシペプチダーゼAおよびカルボキシペプチダーゼBが挙げられるが、これらに限定されない);リパーゼ(グリセロールエステルヒドロラーゼ(リパーゼ)、ホスホリパーゼA1、ホスホリパーゼA2およびステロールエステルヒドロラーゼが挙げられるが、これらに限定されない);ヌクレアーゼ(リボヌクレアーゼおよびデオキシリボヌクレアーゼが挙げられるが、これらに限定されない);アミラーゼ(α−アミラーゼが挙げられるが、これに限定されない)が挙げられるが、これらに限定されない。
好ましい実施形態において、標的タンパク質は、プロテアーゼ、好ましくは哺乳動物供給源から(例えば、膵臓から、好ましくはウシまたはブタの膵臓から、より好ましくはブタ膵臓から)得られるプロテアーゼである。
より好ましい実施形態において、標的タンパク質は、トリプシン、好ましくは膵臓から得られたトリプシン、より好ましくはウシまたはブタの膵臓から得られたトリプシン、さらにより好ましくはブタ膵臓から得られたトリプシンである。
標的タンパク質を含む水溶液は、好ましくは、例えば3mS未満または1mS未満の、低い導電率を有する。これは、例えばダイアフィルトレーションにより、例えば10,000Daのカットオフを有する膜を用いて得られ得る。標的タンパク質を含む水溶液は、好ましくは、約2〜5(例えば約3〜4、好ましくは約3.1〜3.9(例えば、約3.5))のpHを有する。
水溶液の乾燥物質濃度は、約8〜20%(例えば、約8〜15%(例えば、約10%))であり得る。
本発明の方法において、ウイルスおよび/またはウイルスDNAは、標的タンパク質を含む水溶液から選択的に除去される。ウイルスは、ウイルス粒子であり得る。すなわち、好ましい実施形態において、当該方法は、標的タンパク質を含む水溶液からウイルス粒子および/またはウイルスDNAを選択的に除去するためのものである。より好ましい実施形態において、当該方法は、標的タンパク質を含む水溶液からウイルスDNAを選択的に除去するためのものである。
ウイルスは、感染性ウイルス、例えば、ブタ供給源において見出される感染性ウイルスであり得る。
ウイルスは、DNAウイルス、例えば一本鎖DNAウイルス(例えば、一本鎖環状DNAを有するウイルス)であり得る。ウイルスは、RNAウイルスであり得る。
ウイルスは、無エンベロープウイルス、例えば、小型の無エンベロープウイルスであり得る。ウイルスは、無エンベロープDNAウイルスまたは無エンベロープRNAウイルスであり得る。
ウイルスは、真核細胞において自己複製するウイルスであり得る。
好ましい実施形態において、ウイルスは、無エンベロープDNAウイルス、例えば、小型の無エンベロープDNAウイルスである。
ウイルスは、PCV2(ブタサーコウイルス2)、PCV1(ブタサーコウイルス1)、PPV(ブタパルボウイルス)、EMCV(ブタ脳心筋炎ウイルス)、HEV(ブタE型肝炎ウイルス)およびSVDV(ブタ水疱病ウイルス)からなる群から選択され得る。好ましい実施形態において、ウイルスは、PCV2である。
本発明の方法の工程a)において、アセトンは、ウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に沈殿させる濃度で標的タンパク質を含む溶液に添加される。沈殿するのは、ウイルスDNAを含むまたはウイルスDNAと会合したウイルス粒子であり得る。かつ/または、沈殿するのは、ウイルスDNAそのもの(例えば、遊離したウイルスDNA)であり得る。
選択的沈殿とは、ウイルスおよび/またはウイルスDNAは大部分、すなわち50%より多くが沈殿するのに対して、標的タンパク質は50%未満が沈殿するということを意味する。
好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも60%(例えば、少なくとも70%、少なくとも80%または少なくとも90%)が工程a)で沈殿させられる。より好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも95%(例えば、少なくとも99%または少なくとも99.9%)が工程a)で沈殿させられる。
好ましくは、標的タンパク質の40%未満(例えば、30%未満)が工程a)で沈殿させられる。より好ましくは、標的タンパク質の25%未満(例えば、20%未満、10%未満または5%未満)が工程a)で沈殿させられる。
当業者には、工程a)で使用されるべきアセトンの濃度をどのように決定すべきか分かるであろう。好ましい実施形態において、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)である。より好ましい実施形態において、標的タンパク質はトリプシンであり、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)である。さらにより好ましい実施形態において、標的タンパク質はトリプシンであり、ウイルスはPCV2であり、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)である。
好ましくは、工程a)における選択的沈殿は、15℃未満の温度で行われる。
本発明の方法における工程b)は、工程a)において沈殿させられた物質が、標的タンパク質を含む溶液から分離される分離工程である。そのような分離は、当該技術分野において知られている任意の方法によって行われ得る。分離は、濾過および/または遠心分離を含み得る。好ましい実施形態において、工程b)における分離は、深層濾過を含む。
好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも50%(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%または少なくとも90%)が工程b)で分離される。より好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも95%(例えば、少なくとも99%または少なくとも99.9%が工程b)で分離される。
1つの好ましい実施形態において、沈殿した物質が工程b)で分離された後の標的タンパク質を含む溶液中に、ウイルスDNAは全く検出され得ない。
好ましくは、標的タンパク質の40%未満(例えば、30%未満)が工程b)で分離される。より好ましくは、標的タンパク質の25%未満(例えば、20%未満、10%未満または5%未満)が工程b)で分離される。
好ましくは、標的タンパク質の60%より多く(例えば、70%より多く)が、工程b)における分離後の溶液中に回収される。より好ましくは、標的タンパク質の75%より多く(例えば、80%より多く、90%より多くまたは95%より多く)が、工程b)における分離後の溶液中に回収される。
好ましくは標的タンパク質の60%より多く(例えば、70%より多く)が、工程b)における分離後の溶液中にその活性形態で回収される。より好ましくは、標的タンパク質の75%より多く(例えば、80%より多く、90%より多くまたは95%より多く)が、工程b)における分離後の溶液中に活性形態で回収される。
工程b)後に、濾液のpHは、例えば約pH4〜5(例えば、約pH4.5)に調整され得る。任意の塩基、好ましくは弱塩基(例えば、アンモニア水)が使用され得る。
本発明の方法における工程c)において、追加量のアセトンが、標的タンパク質を含む溶液に添加される。アセトンは、標的タンパク質を沈殿させる最終濃度に達するように添加される。
好ましくは、工程b)後の溶液中に存在する標的タンパク質の60%より多く(例えば、70%より多くまたは80%より多く)が工程c)で沈殿させられる。より好ましくは、工程b)後の溶液中に存在する標的タンパク質の90%より多く(例えば、95%より多く、98%より多くまたは99%より多く)が工程c)で沈殿させられる。
当業者には、工程c)で使用されるべきアセトンの濃度をどのように決定すべきか分かるであろう。好ましい実施形態において、工程c)におけるアセトンの最終濃度は、45〜95%、好ましくは60〜70%(v/v)、より好ましくは約66%(v/v)である。別の好ましい実施形態において、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)であり、そして工程c)におけるアセトンの最終濃度は、45〜95%、好ましくは60〜70%(v/v)、より好ましくは約66%(v/v)である。より好ましい実施形態において、標的タンパク質はトリプシンであり、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)であり、そして工程c)におけるアセトンの最終濃度は、45〜95%、好ましくは60〜70%(v/v)、より好ましくは約66%(v/v)である。さらにより好ましい実施形態において、標的タンパク質はトリプシンであり、ウイルスはPCV2であり、工程a)におけるアセトンの濃度は、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)であり、そして工程c)におけるアセトンの最終濃度は、45〜95%、好ましくは60〜70%(v/v)、より好ましくは約66%(v/v)である。
好ましくは、工程c)は、15℃未満の温度で行われる。
本発明の方法における工程d)において、沈殿した標的タンパク質が、溶液から回収される。沈殿した標的タンパク質のそのような回収は、当該技術分野において知られている任意の方法によって行われ得る。沈殿した標的タンパク質の回収は、濾過および/または遠心分離を含み得る。
回収された後、標的タンパク質は洗浄され、乾燥され、粉砕され、かつ/または標準化され得る。
好ましい実施形態において、本発明は、ブタトリプシン、好ましくはブタ膵臓トリプシンの調製物からPCV2ウイルスおよび/またはPCV2ウイルスDNAを選択的に除去するための方法であって、前記方法が、
a)トリプシンを含む水溶液に12〜30%(v/v)のアセトン濃度に達するようにアセトンを添加することと、
b)沈殿した物質をトリプシンを含む溶液から分離する分離工程を行うことと、
c)45〜95%(v/v)、好ましくは60〜70%(v/v)の最終濃度に達するように追加量のアセトンをその溶液に添加することと、
d)沈殿したトリプシンをその溶液から回収することと
を含む方法に関する。
好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも50%(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%または少なくとも90%)が、本発明の方法によって標的タンパク質から分離される。より好ましくは、ウイルスDNAの少なくとも95%(例えば、少なくとも99%または少なくとも99.9%)が、本発明の方法によって標的タンパク質から分離される。
好ましくは、本発明の方法によって精製された標的タンパク質は、本方法の工程a)およびb)がない以外は同じやり方で精製された標的タンパク質と比べて50%未満のウイルスDNAを含む。より好ましくは、本発明の方法によって精製された標的タンパク質は、本方法の工程a)およびb)がない以外は同じやり方で精製された標的タンパク質と比べて40%未満(例えば、30%未満、20%未満または10%未満)のウイルスDNAを含む。さらにより好ましくは、本発明の方法によって精製された標的タンパク質は、本方法の工程a)およびb)がない以外は同じやり方で精製された標的タンパク質と比べて5%未満(例えば、1%未満、0.5%未満または0.1%未満)のウイルスDNAを含む。
1つの好ましい実施形態において、工程d)で回収された沈殿した標的タンパク質は、検出可能なウイルスDNAを全く含まない。
ウイルスDNAの検出または定量化は、当該技術分野において知られている任意の方法によって行われ得る。リアルタイムPCRが使用され得る。
DNAは、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出され得る。DNAは、最後に市販のDNAキットを用いて精製および濃縮され得る。ウイルスDNAの存在は、続いてリアルタイムPCRを用いて検出され得る。
好ましい実施形態において、ウイルスはPCV2であり、リアルタイムPCRは市販のPCV2検出キットを用いて行われる。
リアルタイムPCRによるDNA定量化の一般原理は、対数スケールで蛍光をサイクル数に対してプロットすることに依拠している。DNAに基づく蛍光の検出についての閾値は、バックグラウンドより僅かに上に設定され、サイクル閾値(Ct)は、蛍光シグナルが閾値を横切る(すなわち、バックグラウンドレベルを超える)のに要するサイクル数として定義される。指数増幅期の間、DNA標的配列は、1サイクル毎に2倍になる。例えば、Ctが別の試料のものよりも3サイクル前にあるDNA試料は、23=8倍多くの鋳型を含有していた。
1つの実施形態において、工程d)で回収される沈殿した標的タンパク質から抽出される全DNA中に検出され得るウイルスDNAの量は、40サイクルの増幅を行いかつ関連ウイルスDNAに特異的なプライマーを用いるリアルタイムPCRアッセイで分析される場合に、少なくとも38、好ましくは少なくとも39、より好ましくは40のCt値という結果になるものである。
40というCt値は、40サイクルの増幅後に、DNAに基づく蛍光の検出についての閾値が超えない、すなわちシグナルが少しも検出されないということを意味する。また、40よりも僅かに低いCt値は、偽陽性である可能性が非常に高く、したがって、ウイルスDNAの検出に値しない。
好ましい実施形態において、ウイルスはPCV2であり、工程d)で回収される沈殿した標的タンパク質から抽出される全DNA中に検出され得るPCV2DNAの量は、40サイクルの増幅を行いかつPCV2DNAに特異的なプライマーを用いるリアルタイムPCRアッセイで分析される場合に、少なくとも38、好ましくは少なくとも39、より好ましくは40のCt値を結果としてもたらすものである。
実施例1
供給源:ブタ膵臓腺の水抽出によって得られたPCV2陽性トリプシンバッチ。
このトリプシンバッチを、11%溶液となるように冷水道水に溶解させた。溶液中のpHを、塩酸の添加によって3.5に調整した。アセトンを20%v/vの最終濃度になるように添加し、続いて1%の濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))を添加した。アセトンおよび濾過助剤の添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。次に、濁った溶液を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)および細菌濾過シート(Seitz EKS)を備えたフィルタープレスで濾過した。濾過の間、圧力を1.8バール未満に維持した。フィルター上に保持された不純物を排出した。澄んだ濾液をタンク中に回収し、アンモニア水でpHを4.5に調整した。アセトンを、66%v/vの最終濃度になるように添加した。アセトンの添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。沈殿物が出現した(トリプシン)。この沈殿物を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)を備えたフィルタープレスでの濾過によって回収した。濾過の間、圧力を3.5バール未満に維持した。最後に沈殿物を真空乾燥器中で乾燥させた。最終圧力は0.5ミリバールであり、最終温度は38℃であった。
DNAを、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出した。最後に市販のDNAキットを用いてDNAを精製および濃縮した。続いてPCV2DNAの存在を、市販のPCV2検出キットを用いてリアルタイムPCR機器で分析した。乾燥させたトリプシンは、PCV2陰性であることが分かった。
実施例2
供給源:ブタ膵臓腺の水抽出によって得られたPCV2陽性液体トリプシンバッチ。濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))が添加され、Seitz HS9000濾過パッドを備えたフィルタープレスで濾過が行われた。その濾液が、導電率が1mS未満になるまで(10,000Daのカットオフを有する膜を用いて)ダイアフィルトレーションされた。濃度は10%乾燥物質になるように調整され、pHは塩酸で3.5に調整された。このバッチを2つの等量部分に分けた。
a)アセトンを、15%v/vの最終濃度になるように添加し、続いて1%の濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))を添加した。アセトンおよび濾過助剤の添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。次に、濁った溶液を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)および細菌濾過シート(Seitz EKS)を備えたフィルタープレスで濾過した。濾過の間、圧力を1.8バール未満に維持した。フィルター上に保持された不純物を排出した。澄んだ濾液をタンク中に回収し、アンモニア水でpHを4.5に調整した。アセトンを、66%v/vの最終濃度になるように添加した。アセトンの添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。沈殿物が出現した(トリプシン)。この沈殿物を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)を備えたフィルタープレスでの濾過によって回収した。濾過の間、圧力を3.5バール未満に維持した。最後に沈殿物を真空乾燥器中で乾燥させた。最終圧力は0.5ミリバールであり、最終温度は38℃であった。
DNAを、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出した。最後に市販のDNAキットを用いてDNAを精製および濃縮した。続いてPCV2DNAの存在を、市販のPCV2検出キットを用いてリアルタイムPCR機器で分析した。乾燥させたトリプシンは、PCV2について陰性(Ct:40)であることが分かった。
b)1%の濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))を、溶液に添加した。濾過助剤の添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。次に、濁った溶液を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)および細菌濾過シート(Seitz EKS)を備えたフィルタープレスで濾過した。濾過の間、圧力を1.8バール未満に維持した。フィルター上に保持された不純物を排出した。澄んだ濾液をタンク中に回収し、アンモニア水でpHを4.5に調整した。アセトンを、66%v/vの最終濃度になるように添加した。アセトンの添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。沈殿物が出現した(トリプシン)。この沈殿物を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)を備えたフィルタープレスでの濾過によって回収した。濾過の間、圧力を3.5バール未満に維持した。最後に沈殿物を真空乾燥器中で乾燥させた。最終圧力は0.5ミリバールであり、最終温度は38℃であった。
DNAを、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出した。最後に市販のDNAキットを用いてDNAを精製および濃縮した。続いてPCV2DNAの存在を、市販のPCV2検出キットを用いてリアルタイムPCR機器で分析した。乾燥させたトリプシンは、PCV2について陽性(Ct:36)であることが分かった。
実施例3
供給源:ブタ膵臓腺の水抽出によって得られたPCV2陽性液体トリプシンバッチ。濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))が添加され、Seitz HS9000濾過パッドを備えたフィルタープレスで濾過が行われた。その濾液が、導電率が1mS未満になるまで(10,000Daのカットオフを有する膜を用いて)ダイアフィルトレーションされた。濃度は10%乾燥物質になるように調整され、pHは塩酸で3.5に調整された。このバッチを2つの等量部分に分けた。
a)アセトンを、10%v/vの最終濃度になるように添加し、続いて1%の濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))を添加した。アセトンおよび濾過助剤の添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。次に、濁った溶液を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)および細菌濾過シート(Seitz EKS)を備えたフィルタープレスで濾過した。濾過の間、圧力を1.8バール未満に維持した。フィルター上に保持された不純物を排出した。澄んだ濾液をタンク中に回収し、アンモニア水でpHを4.5に調整した。アセトンを、66%v/vの最終濃度になるように添加した。アセトンの添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。沈殿物が出現した(トリプシン)。この沈殿物を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)を備えたフィルタープレスでの濾過によって回収した。濾過の間、圧力を3.5バール未満に維持した。最後に沈殿物を真空乾燥器中で乾燥させた。最終圧力は0.5ミリバールであり、最終温度は38℃であった。
DNAを、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出した。最後に市販のDNAキットを用いてDNAを精製および濃縮した。続いてPCV2DNAの存在を、市販のPCV2検出キットを用いてリアルタイムPCR機器で分析した。乾燥させたトリプシンは、PCV2について陽性(Ct:35)であることが分かった。
b)1%の濾過助剤(Kieselguhr Hyflo Super Cel(登録商標))を、溶液に添加した。濾過助剤の添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。次に、濁った溶液を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)および細菌濾過シート(Seitz EKS)を備えたフィルタープレスで濾過した。濾過の間、圧力を1.8バール未満に維持した。フィルター上に保持された不純物を排出した。澄んだ濾液をタンク中に回収し、アンモニア水でpHを4.5に調整した。アセトンを、66%v/vの最終濃度になるように添加した。アセトンの添加中、溶液を撹拌し、温度を15℃未満に維持した。沈殿物が出現した(トリプシン)。この沈殿物を、耐アセトン性濾布(ポリプロピレン)を備えたフィルタープレスでの濾過によって回収した。濾過の間、圧力を3.5バール未満に維持した。最後に沈殿物を真空乾燥器中で乾燥させた。最終圧力は0.5ミリバールであり、最終温度は38℃であった。
DNAを、溶解インキュベーションを用い、続いて等容量のクロロホルム中でのDNA抽出を用いて抽出した。最後に市販のDNAキットを用いてDNAを精製および濃縮した。続いてPCV2DNAの存在を、市販のPCV2検出キットを用いてリアルタイムPCR機器で分析した。乾燥させたトリプシンは、PCV2について陽性(Ct:36)であることが分かった。

Claims (15)

  1. 標的タンパク質を含む水溶液からウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に除去するための方法であって、前記方法は、
    a)前記ウイルスおよび/またはウイルスDNAを選択的に沈殿させる濃度でアセトンを前記溶液に添加することと、
    b)沈殿した物質を前記標的タンパク質を含む前記溶液から分離する分離工程を行うことと、
    c)前記標的タンパク質を沈殿させる最終濃度に達するように追加量のアセトンを前記溶液に添加することと、
    d)沈殿した前記標的タンパク質を前記溶液から回収することと
    を含む、方法。
  2. 工程a)におけるアセトンの前記濃度が、約12〜40%(v/v)、好ましくは約12〜30%(v/v)、より好ましくは約14〜30%(v/v)、さらにより好ましくは約15〜20%(v/v)である、請求項1に記載の方法。
  3. 工程a)におけるアセトンの前記濃度が、約15%(v/v)である、請求項1に記載の方法。
  4. 工程c)におけるアセトンの前記最終濃度が、45〜95%、好ましくは60〜70%(v/v)、より好ましくは約66%(v/v)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記標的タンパク質が、哺乳動物供給源から得られたものである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記標的タンパク質が、トリプシンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 工程a)における前記選択的沈殿が、15℃未満の温度で行われる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 工程b)における前記分離が、濾過および/または遠心分離を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 工程b)における前記分離が、深層濾過を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程d)が、濾過および/または遠心分離を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記ウイルスが、無エンベロープウイルスである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記ウイルスが、PCV2である、請求項11に記載の方法。
  13. 前記標的タンパク質の25%未満が、工程b)で分離される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ウイルスDNAの少なくとも50%、好ましくは少なくとも90%が、工程b)で分離される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 標的タンパク質を含む水溶液からウイルスDNAを選択的に除去するための方法である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
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