JP2015500027A - 呼吸器感染症アッセイ - Google Patents

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Abstract

本発明は、リアルタイムPCR及び別々のウェル中に検出プローブを有する検査カードを使用して、生体試料を呼吸器感染症原因微生物の存在についてスクリーニングするための核酸産物、及び対応する方法を提供する。

Description

本発明は、生体試料を呼吸器感染症原因微生物の存在についてスクリーニングするための核酸産物、及び対応する方法に関する。
呼吸器感染症は、世界的にヒト疾患の最も一般的な原因の1つである(Murray and Lopez (1997) - Lancet, 349, pages 1269-1276を参照されたい)。障害をきたした個体(心臓系、肺系、免疫系)、高齢者及び乳児は特に、重篤な合併症を発症するリスクがある。歴史的に、呼吸器感染症の迅速な検査室診断が一連のマルチプレックス化されたリアルタイム(RT,Real-Time)PCR TaqManアッセイによって実施されてきた。しかし、このマルチプレックス化された手法に付随する重要な問題は、並行してスクリーニングアッセイを調製し、実行し、モニターする必要があることである。これは、実施される各アッセイにより、単一のアッセイと比べて消耗費用が倍加し、これらのアッセイを実施するために使用する費用のかかる設備の摩損に関して追加的な運用負担がかかるので、望ましくない財政的負担を示す。前記マルチプレックス化された手法では、多数のアッセイを実施することに付随して追加的な時間及び人的資源の負担も課される。
Murray and Lopez (1997) - Lancet, 349, pages 1269-1276
したがって、より効率的なスクリーニング系が必要とされている。
本発明は、単一の単離された試料中に多数の呼吸器感染症原因微生物が存在するかしないかを検出するための単純な1段階アッセイ(すなわちシングルプレックス形式)を実現することによって上記の問題のうちの1又は2以上を解決する。
より詳細には、本発明は、試料中に少なくとも6種の呼吸器感染症原因微生物のうちの1又は2以上が存在することを検出するため、又は前記試料中に前記微生物が存在しないことを検出するための方法であって、
A)試料を検査カードにアプライするステップであって、前記検査カードが6つの個別のウェル:
1)核酸配列GGCAATGCWG(配列番号1)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第1のプローブを含む第1のウェル;
2)核酸配列GAYGGGACCR(配列番号2)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第2のプローブを含む第2のウェル;
3)核酸配列CACCAGACAC(配列番号3)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第3のプローブを含む第3のウェル;
4)核酸配列GGTCATTGGR(配列番号4)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第4のプローブを含む第4のウェル;
5)核酸配列CACTGGGCAC(配列番号5)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第5のプローブを含む第5のウェル;
6)核酸配列RGTGTTCATT(配列番号6)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第6のプローブを含む第6のウェル
を含むステップと、
B)前記試料中に存在する核酸を前記ウェル中のプローブと接触させるステップと、
C)試料核酸が前記プローブのうちの1又は2以上に結合した結合核酸複合体の存在を検出するステップであって、
D)結合核酸複合体が存在することにより、前記6種の呼吸器感染症原因微生物のうちの1又は2以上由来の核酸が前記試料中に存在することが確認され、結合核酸複合体が存在しないことにより、前記6種の呼吸器感染症原因微生物の全て由来の核酸が前記試料中に存在しないことが確認されるステップと
を含む方法を提供する。
出願人が対処した1つの重要な先行技術の問題は、アッセイ条件の単一セット(すなわちシングルプレックス形式)において相互に適合する(すなわち正確な結合特異性を保持する)頑強なプローブのセットを提供することである。本発明の方法に伴う1つの特定の利点はスピードである。例として、本発明の方法は、通常2.5時間以内、好ましくは2時間又は1.5時間以内に完了する。対照的に、現行のマルチプレックスアッセイでは、通常少なくとも4〜5時間、通常少なくとも5時間かかる。
本発明のユニプレックス(別名シングルプレックス)アッセイ方法に伴う別の利点は、感度が増大し、それにより、単に試料中に特定の病原体が存在するかしないかを決定することに加えて、試料中の微生物(例えば、ウイルス負荷及び/又は細菌負荷)を定量的に検出することが可能になることである。
試料中の微生物(例えば、ウイルス及び細菌)を、各微生物標的についての負荷較正に供すことができる。これにより、試料中の各微生物の特異的な負荷を定量化することが可能になる。有利に、本発明のこの特徴により、多数の微生物が存在する試料中で優勢な微生物(複数可)を決定することが可能になる。例えば、本発明のユニプレックスアッセイ方法により、多数のウイルスが存在する試料中で優勢なウイルスを確認することが可能になる。さらに、本発明の方法により、試料中のウイルスを経時的に定量的に検出することが可能になり、これは、特定のウイルスのウイルス負荷が変動する場合に特に有用である。
さらに、現行の系では膜上で実施するハイブリダイゼーションを用いるが、本発明のアッセイ方法は、クローズド(例えば滅菌された)システムで行い、したがってコンタミネーションの可能性が低下し、これにより別の利点がもたらされる。
プローブ1〜6により、それぞれ、
1)呼吸器合胞体ウイルス(RSV A及びB);
2)ライノウイルス;
3)ヒトメタニューモウイルス(hMPV);
4)B型インフルエンザ(Flu B Quad);
5)A型インフルエンザ(Flu A CDC DC);及び
6)A型インフルエンザ亜型H5(H5 FRET)
を高感度で検出することが可能になる。
したがって、上で定義されている方法は、前記呼吸器感染症原因微生物のうちの任意の1又は2以上をユニプレックス(別名シングルプレックス)アッセイ形式で検出するための迅速なアッセイを提供する。同様に、前記方法は、前記呼吸器感染症原因微生物の全てが試料中に存在しないことを単一の(ユニプレックス)アッセイで確認するための迅速なアッセイを提供する。ユニプレックスアッセイとは、多数の個々の検出ウェルアッセイのそれぞれを同じアッセイ条件下で、及び/又は実質的に同時に実施することを意味する。使用時に、単一の試料を検査カードにアプライし、次いで、その試料を各検査ウェル中に投入する。
一実施形態では、該方法は、
7)核酸配列TTTCCAGGGG(配列番号7)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第7のプローブを含む第7のウェル;
8)核酸配列CCGCAAGTCA(配列番号8)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第8のプローブを含む第8のウェル;
9)核酸配列TTGCCTGGTG(配列番号9)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第9のプローブを含む第9のウェル;
10)核酸配列TAARGTAGGT(配列番号10)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第10のプローブを含む第10のウェル;
11)核酸配列CGGCRTCATY(配列番号11)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第11のプローブを含む第11のウェル;
12)核酸配列ATARTGRTAA(配列番号12)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第12のプローブを含む第12のウェル;
13)核酸配列ATAGTAATAA(配列番号13)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第13のプローブを含む第13のウェル
から選択される1又は2以上の追加的なウェル、及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む検査カードを使用し、上記のものと同じ方法ステップを用いる。
一実施形態では、検査カードは、前記第7〜第13のウェル(それに加えて、対応するプローブ)のうちの2若しくは3以上、3若しくは4以上、4若しくは5以上、5若しくは6以上、6若しくは7以上、又は7全てを含んでよい。
プローブ7〜13により、それぞれ、
7)ヒトパラインフルエンザウイルス1型(HPIV1);
8)ヒトパラインフルエンザウイルス2型(HPIV2);
9)ヒトパラインフルエンザウイルス3型(HPIV3);
10)ヒトパラインフルエンザウイルス4型(HPIV4);
11)ヒトアデノウイルス#2;
12)A型インフルエンザH1 2009タミフル感受性;及び
13)A型インフルエンザH1 2009タミフル抵抗性
を高感度で検出することが可能になる。
したがって、上で定義されている方法は、前記呼吸器感染症原因微生物のうちの任意の1又は2以上をユニプレックス形式アッセイで検出するための迅速なアッセイを提供する。同様に、前記方法は、前記呼吸器感染症原因微生物の全てが試料中に存在しないことをユニプレックス形式アッセイで確認するための迅速なアッセイを提供する。
一実施形態では、該方法は、
14)核酸配列TACTGTGACA(配列番号14)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第14のプローブを含む第14のウェル;
15)核酸配列YRGCGGAACC(配列番号15)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第15のプローブを含む第15のウェル;
16)核酸配列TAACGAGTGT(配列番号16)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第16のプローブを含む第16のウェル;
17)核酸配列CGAATGAATG(配列番号17)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第17のプローブを含む第17のウェル;
18)核酸配列YTCTAAGCAT(配列番号18)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第18のプローブを含む第18のウェル;
19)核酸配列TTCTAAGCAT(配列番号19)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第19のプローブを含む第19のウェル;
20)核酸配列GAGTAYCTSA(配列番号20)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第20のプローブを含む第20のウェル;
21)核酸配列ACTGCATCCG(配列番号21)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第21のプローブを含む第21のウェル;
22)核酸配列TGTCACCTCT(配列番号22)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第22のプローブを含む第22のウェル;
23)核酸配列AGTGTGTYAC(配列番号23)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第23のプローブを含む第23のウェル;
24)核酸配列GAATTTCTGG(配列番号24)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第24のプローブを含む第24のウェル;
25)核酸配列TTGCCGGATG(配列番号25)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第25のプローブを含む第25のウェル;
26)核酸配列CAGCAACTGT(配列番号26)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第26のプローブを含む第26のウェル
27)核酸配列TGCTCCAGAA(配列番号27)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第27のプローブを含む第27のウェル;
28)核酸配列TNGCCATTGY(配列番号28)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第28のプローブを含む第28のウェル;
29)核酸配列GTYCCGTGRA(配列番号29)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第29のプローブを含む第29のウェル;
30)核酸配列CTGGARTCTG(配列番号30)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第30のプローブを含む第30のウェル;
31)核酸配列CRACTGTGTC(配列番号31)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第31のプローブを含む第31のウェル;
32)核酸配列GTGTCACCGC(配列番号32)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第32のプローブを含む第32のウェル;
33)核酸配列GAYGGRACCR(配列番号33)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第33のプローブを含む第33のウェル
から選択される1又は2以上の追加的なウェル、及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む検査カードを使用し、上記のものと同じ方法ステップを用いる。
一実施形態では、検査カードは、前記第14〜第33のウェル(それに加えて、対応するプローブ)のうちの2若しくは3以上、3若しくは4以上、4若しくは5以上、5若しくは6以上、6又は7以上、7若しくは8以上、8若しくは9以上、9若しくは10以上、10若しくは11以上、11若しくは12以上、12若しくは13以上、13若しくは14以上、14若しくは15以上、15若しくは16以上、16若しくは17以上、17若しくは18以上、18若しくは19以上、19若しくは20以上、又は20全てを含んでよい。前記1又は2以上の第14〜第30のウェル(それに加えて、対応するプローブ)は、前記1又は2以上の第7〜第13のウェル(それに加えて、対応するプローブ)と組み合わせて、又はその代わりに使用することができる。
プローブ14〜30により、それぞれ、
14)呼吸器合胞体ウイルス(RSV#2);(RSV#3)
15)エンテロウイルス;
16)重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS);
17)第2群コロナウイルスOC43及びHKU1(GP2OC43/HKU1);
18)第1群コロナウイルスNL63(GP1 NL63);
19)第1群コロナウイルス229E(GP1 229E);
20)ヒトアデノウイルス;
21)ボカウイルス;
22)A型インフルエンザ(Flu A Quad);
23)A型インフルエンザH1 2009(H1 sw 2009);
24)A型インフルエンザN1 2009(N1 CFI);
25)季節性A型インフルエンザH1(季節性H1 CFI);
26)季節性A型インフルエンザH3(季節性H3 CFI);
27)A型インフルエンザH5(H5 CFI);
28)A型インフルエンザH7(H7);
29)A型インフルエンザH9(H9 a);
30)A型インフルエンザH9(H9 b);
31)ヒトパラインフルエンザウイルス1型(HPIV1#2);
32)ヒトパラインフルエンザウイルス3型(HPIV1#3);及び
33)ライノウイルス#2
を高感度で検出することが可能になる。
したがって、上で定義されている方法は、前記呼吸器感染症原因微生物のうちの任意の1又は2以上をユニプレックス形式アッセイで検出するための迅速なアッセイを提供する。同様に、前記方法は、前記呼吸器感染症原因微生物の全てが試料中に存在しないことをユニプレックス形式アッセイで確認するための迅速なアッセイを提供する。
一実施形態では、該方法は、1又は2以上の追加的なウェル、及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む検査カードであって、前記追加的なプローブが非定型肺炎の原因物質に結合する(したがって、それを検出する)検査カードを使用する。非定型細菌性呼吸器感染症に感染した患者は従来の抗生物質に応答せず、多くの場合、その患者の状態は増悪し、医療財源が流出する。非定型細菌性肺炎に関連する生物体の従来の同定検査(laboratory identification)は難しく、時間及び費用がかかり、したがって、本発明はこの点について劇的な改善をもたらす。したがって、この実施形態では、1又は2以上の追加的なプローブを使用して、肺炎クラミジア(Chlamydophila pneumoniae)、オウム病クラミジア(Chlamydophila psittaci)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumonia)、及びQ熱コクシエラ(Coxiella burnettii)のうちの1又は2以上を検出する。したがって、一実施形態では、本発明の方法は、
34)核酸配列AATTGGCTTT(配列番号34)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第34のプローブを含む第34のウェル;
35)核酸配列GGAGAGTGTG(配列番号35)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第35のプローブを含む第35のウェル;
36)核酸配列CAGACGCTGG(配列番号36)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第36のプローブを含む第36のウェル;
37)核酸配列CGGCGTTTAT(配列番号37)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第37のプローブを含む第37のウェル;
38)核酸配列CTTGGTGTGA(配列番号38)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第38のプローブを含む第38のウェル;
39)核酸配列CTTGGTGTGA(配列番号39)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第39のプローブを含む第39のウェル
から選択される1又は2以上の追加的なウェル、及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む検査カードを使用し、上記のものと同じ方法ステップを用いる。
一実施形態では、検査カードは、前記第34〜第39のウェル(それに加えて、対応するプローブ)のうちの2若しくは3以上、3若しくは4以上、4若しくは5以上、5若しくは6以上、又は6全てを含んでよい。前記1又は2以上の第34〜第39のウェル(それに加えて、対応するプローブ)は、前記第14〜第33のウェル(それに加えて、対応するプローブ)と組み合わせて、若しくはその代わりに、及び/又は前記1又は2以上の第7〜第13のウェル(それに加えて、対応するプローブ)と組み合わせて、若しくはその代わりに使用することができる。
プローブ34〜39により、それぞれ、
34)レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophilia);
35)肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae);
36)肺炎クラミジア(Chlamydiophilia pneumoniae);
37)Q熱コクシエラ(Coxiella burnetti);
38)オウム病クラミジア(Chlamydiophilia psittaci);及び
39)クラミドフィラ・アボルタス(Chlamydiophilia abortus)
を高感度で検出することが可能になる。
したがって、上で定義されている方法は、前記呼吸器感染症原因微生物のうちの任意の1又は2以上をユニプレックス形式アッセイで検出するための迅速なアッセイを提供する。同様に、前記方法は、前記呼吸器感染症原因微生物の全てが試料中に存在しないことをユニプレックス形式アッセイで確認するための迅速なアッセイを提供する。
一実施形態では、本発明の方法では、1又は2以上の追加的な「対照」ウェル、及び、
40)核酸配列AGATCAAGGT(配列番号40)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第40のプローブを含む第40のウェル;
41)核酸配列ACCTGAAGGC(配列番号41)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第41のプローブを含む第41のウェル
から選択される対応する1又は2以上の追加的な「対照」プローブを含む検査カードを使用し、上記のものと同じ方法ステップを用いる。
一実施形態では、検査カードは、前記第40のウェル又は第41のウェル(それに加えて、対応するプローブ)の一方又は両方を含んでよい。代替の「対照」プローブ/プローブ標的を用いることができる。前記「対照」プローブは、上記の実施形態のいずれかと組み合わせて使用することができる。
対照プローブ40〜41により、それぞれ、
40)大腸菌(Escherichia coli)バクテリオファージMS2(MS2 IC);及び
41)ヒトリボヌクレアーゼP遺伝子(RNA分解酵素P)
を高感度で検出することが可能になる。
1又は2以上の「対照」プローブが存在することにより、アッセイが他の点で正常に実施されていることを(実質的に同時に)確認することが可能になる。例えば、試料を、核酸を抽出する前に大腸菌バクテリオファージMS2(MS2 IC)を用いてスパイクする。バクテリオファージMS2プローブを使用して試料中のバクテリオファージMS2核酸を検出することにより、ユニプレックスアッセイに伴う種々の段階が首尾よく完了したことを確認すること可能になる。バクテリオファージMS2は、単に内部標準の1つの例を提供するものであり、任意の適切な代替物を本発明の方法と共に利用することができる。
一実施形態では、検査カードは、ヒトリボヌクレアーゼP遺伝子(RNA分解酵素P)の検出を可能にするプローブを含む。試料中にヒトRNA分解酵素P核酸が存在することにより、ヒト生物材料が採取されたことが示される。あるいは、他のヒトゲノムマーカーをプローブ標的として使用し、それらの対応するプローブを検査カードに含めることができる。
本発明のアッセイ方法は、核酸増幅ステップを含んでよく、その場合、本発明の各プローブを(フォワード及びリバース)プライマーの対と組み合わせて使用し、前記プライマー対が協同して標的核酸のひと続きが増幅され、次いでこれが検出ステップの間にプローブにより(それに結合することによって)認識される。例として、プライマー1f(フォワード)及び1r(リバース)は第1のプローブと協調し、使用時には3つの核酸配列全てが第1のウェルに含まれている。同じことがプライマー2f及び2rと第2のプローブの組合せ(第2のウェル中)〜プライマー41f及び41rと第41のプローブの組合せ(第41のウェル中)に当てはまる。
一実施形態では、該方法は、
42)核酸配列GTGCARTTYG(配列番号338)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第42のプローブを含む第42のウェル;
43)核酸配列YGCYTCGGAR(配列番号339)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第43のプローブを含む第43のウェル;
44)核酸配列CTTGTGGANC(配列番号340)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第44のプローブを含む第44のウェル;
45)核酸配列CATTCCATTC(配列番号341)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第45のプローブを含む第45のウェル;
46)核酸配列WGTGTTTGCA(配列番号342)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第46のプローブを含む第46のウェル;
47)核酸配列ACCACGGGAT(配列番号343)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第47のプローブを含む第47のウェル
48)核酸配列GTCCTCGCTG(配列番号344)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第48のプローブを含む第48のウェル;
49)核酸配列GCCCGCGACG(配列番号345)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第49のプローブを含む第49のウェル
から選択される1又は2以上の追加的なウェル、及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む検査カードを使用し、上記のものと同じ方法ステップを用いる。
プローブ42〜49により、それぞれ、
42)アデノウイルス
43)ADP17アデノウイルス;
44)パレコウイルス;
45)B型インフルエンザウイルス;
46)B型インフルエンザウイルス;
47)結核菌(Mycobacterium tuberculosis);
48)結核菌;
49)マイコバクテリア(一般的な)
を高感度で検出することが可能になる。
したがって、上で定義されている方法は、前記呼吸器感染症原因微生物のうちの任意の1又は2以上をユニプレックス形式アッセイで検出するための迅速なアッセイを提供する。同様に、前記方法は、前記呼吸器感染症原因微生物の全てが試料中に存在しないことをユニプレックス形式アッセイで確認するための迅速なアッセイを提供する。
プライマー1fは、AAGCWGGATTCTACC(配列番号42)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー1rは、TCCCATTATGCCTAG(配列番号43)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー2fは、CCTGAATGYGGCTAA(配列番号44)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー2rは、CGGACACCCAAAGTA(配列番号45)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー3fは、ATCCCACAAAAYCAG(配列番号46)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー3rは、CTACACATAATAARA(配列番号47)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー4fは、GATGTCCATCAAGCT(配列番号48)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー4rは、TARAGCAATAGGTCT(配列番号49)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー5fは、CCTGTCACCTCTGAC(配列番号50)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー5rは、TGGACAAAKCGTCTA(配列番号51)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー6fは、GGRTACGCTGCAGAC(配列番号52)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー6rは、AGTCCAGACATCTAG(配列番号53)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー7fは、ATACTCAGAGACCCA(配列番号54)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー7rは、ATAYTGTTGCATAGC(配列番号55)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー8fは、TGCTCCTGATCARCC(配列番号56)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー8rは、TCCCACCATRGCATA(配列番号57)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー9fは、TATCCTCAGAGATCC(配列番号58)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー9rは、ACATACTGTTGCATG(配列番号59)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー10fは、CTTGTACAGGARATG(配列番号60)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー6rは、TCCCACCATRGCATA(配列番号61)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー11fは、RGTSGAYCCCATGGA(配列番号62)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー11rは、SGGYGTRCGSAGGTA(配列番号63)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー12fは、AGTCAAATCAGTCGA(配列番号64)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー12rは、CCCTGCAYACACATG(配列番号65)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー13fは、AGTCAAATCAGTCGA(配列番号66)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー13rは、CCCTGCAYACACATG(配列番号67)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー14fは、CATCTGYTTAACAAG(配列番号68)又はGGARACATACGTGAA(配列番号260)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー14rは、AAGAIACTGATCCTG(配列番号69)又はATTGTAYTGAACAGC(配列番号261)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー15fは、CCTGAATGYGGCTAA(配列番号70)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー15rは、CGGACACCCAAAGTA(配列番号71)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー16fは、TTATCCAAAATGTGA(配列番号72)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー16rは、GCATCACCGGATGAT(配列番号73)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー17fは、TTATCCTAARTGTGA(配列番号74)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー17rは、ATCACCACTRCTAGT(配列番号75)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー18fは、TTATCCCAAATGTGA(配列番号76)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー18rは、AGCRTCACCAGAAGT(配列番号77)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー19fは、CTATCCTAAGTGTGA(配列番号78)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー19rは、TGCATCACCAGAAGT(配列番号79)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー20fは、KCNTACATGCACATC(配列番号80)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー20rは、GGGRTTYCTRAACTT(配列番号81)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー21fは、CAGGAARTGACGTAT(配列番号82)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー21rは、TGTTCACTCGCCGGA(配列番号83)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー22fは、MGAGGTCGAAACGTA(配列番号84)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー22rは、CACGGTGAGCGTRAA(配列番号85)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー23fは、TGTAGACACAGTACT(配列番号86)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー23rは、ATGCTTGTCTTCTAG(配列番号87)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー24fは、ATCAGTTGGCTAACA(配列番号88)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー24rは、AGCCACTGCCCCATT(配列番号89)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー25fは、GCCCCCCTACAATTG(配列番号90)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー25rは、ATTCTGGGTTTCCTA(配列番号91)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー26fは、TGTTGAACGCAGCAA(配列番号92)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー26rは、GCAACTAGTGACCTA(配列番号93)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー27fは、ATGATGCMATMAAYT(配列番号94)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー27rは、CCATTGGAGTTTGAC(配列番号95)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー28fは、CTTCGGGGCRTCATG(配列番号96)又はYAGYGGITACAARGA(配列番号262)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー28rは、CYGCATGTTTCCRTT(配列番号97)又はAIRAARCATGAYGCC(配列番号263)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー29fは、IGGYYACCARTCAAC(配列番号98)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー29rは、YARCATYCCATTGTG(配列番号99)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー30fは、YGAYCARTGCATGGA(配列番号100)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー30rは、GGCRACAGTIGAATA(配列番号101)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー31fは、GGATGGAACCGTYAA(配列番号102)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー31rは、TTGTTGTGACCTCAT(配列番号103)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー32fは、RGCTTTCAGACAAGA(配列番号104)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー32rは、GACCGCATGATTGAC(配列番号105)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー33fは、CCTGAATGYGGCTAA(配列番号106)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー33rは、CGGACACCCAAAGTA(配列番号107)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー34fは、ATGCAAGACGCTATG(配列番号108)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー34rは、GTCTTTCATTTGCTG(配列番号109)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー35fは、GTGGCAGTTGGGTCA(配列番号110)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー35rは、CTTGATCCGCCCACA(配列番号111)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー36fは、TATAAAGGCGTTGCT(配列番号112)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー36rは、GATGGTCGCAGACTT(配列番号113)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー37fは、CATCGTTCCCGGCAG(配列番号114)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー37rは、GTTTACTAATCCCCA(配列番号115)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー38fは、TGGGAAGGTGCTTCA(配列番号116)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー38rは、CGCGGATGCTAATGG(配列番号117)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー39fは、TGGGAAGGTGCTTCA(配列番号118)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー39rは、TCCTGCGCGGATGCT(配列番号119)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー40fは、CTCTCCGTATTCACG(配列番号120)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー40rは、GACCCCACGATGAC(配列番号121)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー41fは、TTGGACCTGCGAGCG(配列番号122)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー41rは、GCTGTCTCCACAAGT(配列番号123)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー42fは、KCNTACATGCACATC(配列番号80)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー42rは、GGGRTTYCTRAACTT(配列番号81)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー43fは、ITACATGCAYATCKC(配列番号267)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー43rは、GGCRAAYTGCACCAG(配列番号268)又はGGCAAACTGCACGAG(配列番号269)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー44fは、AGATGGCGTRCCATA(配列番号272)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー44rは、ACTAGAGGATGGCTG(配列番号273)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー45fは、GCTATGAACACAGCA(配列番号276)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー45rは、TTGGACGTCTTCTCC(配列番号277)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー46fは、GATGTCCATCAAGCT(配列番号48)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー46rは、TARAGCAATAGGTCT(配列番号49)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー47fは、GTAACACGTGGGTGA(配列番号280)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー47rは、ACCGCTAAAGCGCTT(配列番号281)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー48fは、TTCGTCRTACGCAAT(配列番号284)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー48rは、GGTCGGGACGGTGAG(配列番号285)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー49fは、TTCGTCRTACGCAAT(配列番号284)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー49rは、GGTCGGGACGGTGAG(配列番号285)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
生体試料は、通常、患者から取得した試料(すなわち、エクスビボの試料及び/又は単離された試料)である。一実施形態では、核酸抽出ステップを試料上で実施することができる。従来の核酸抽出プロトコールは当技術分野で周知である。次いで、抽出された核酸試料を、ウェルのそれぞれ(したがって、前記ウェル中のプローブのそれぞれ)と接触するように検査カードにアプライする。
本発明の核酸「ハイブリダイゼーション反応」(一緒に作動するプローブ及びプライマーを含む)ステップは、通常、50〜70℃(例えば、55〜65℃又は56〜64℃又は57〜63℃又は58〜62℃又は59〜61℃又はおよそ60℃)の温度で実施する。通常、前記温度を10〜30秒(例えば、15〜25秒又は17〜23秒又は19〜21秒又はおよそ20秒)の間保持する。本発明の方法に核酸増幅ステップが含まれる場合、前記「ハイブリダイゼーション反応」(開始時に過剰に添加したプローブ及びプライマーを含む)ステップは、増幅ステップの各サイクルに含まれることが好ましい。
核酸増幅ステップを用いる場合、このステップは、通常、90〜100℃(例えば、92〜98℃又は94〜96℃又はおよそ95℃程度)の温度で0.1〜10秒(例えば、0.5〜5秒又は0.7〜2秒又はおよそ1秒)の典型的な時間にわたって、その後、温度を50〜70℃(例えば、55〜65℃又は57〜63℃又は59〜61℃又はおよそ60℃)に低下させて10〜30秒(例えば、15〜25秒又は17〜23秒又は19〜21秒又はおよそ20秒)にわたって実施する。核酸増幅ステップを用いる場合、前記ステップは、通常、35〜55サイクル(例えば、40〜50サイクル又は44〜46サイクル又はおよそ45サイクル)を含む。通常、逆転写ステップを最初に40〜60℃(例えば、45〜55℃又は48〜52℃又はおよそ50℃)の温度で3〜7分(例えば、4〜6分又はおよそ5分)にわたって用いる。
一実施形態では、該方法を、Applied Biosystems 7900HT(ハイスループット)計器で実施することができる。例として、前記計器では、例えば、単一の検査カード上に存在する8つの個別のカラムによって8つの異なる試料を並行して分析することを可能にする384ウェル検査カード(別名プレート)RT−PCRプラットフォームを使用することができる。図1を参照されたい。各カラムは、48の個々の標的ウェルを含んでよく、それにより、各試料を(実質的に同時に)48種の異なる呼吸器感染症原因微生物(2種の「対照」ウェルの46種の呼吸器感染症原因微生物を使用することが有効である)についてスクリーニングすることが可能になる。代替の装置及び系(対応する検査カードを含む)が市販されており、本発明に関して同等に適用される。
一実施形態では、該方法は、RT−PCRなどのPCRを使用する。
使用時に、試料(通常、抽出した核酸試料)を2倍〜5倍濃縮緩衝液(例えばPCR緩衝液;反応混合物とも称される)と混合する。例えば、Xμlの試料を、同じ体積(Xμl)の2倍濃縮緩衝液と混合する。次いで、試料(緩衝液を含む)を検査カード(そして各ウェル)にアプライする。通常、0.1〜50μl、又は0.5〜30μl、又は0.5〜20μl、又は0.5〜10μl、又は1〜5μlの範囲の体積が送達される。およそ0.5μl、1μl、2μl、3μl、4μl又は5μlの試料(緩衝液を含む)が各ウェルに送達されることが好ましい。
円柱状配置のウェルを含む検査カード(例えば、図1を参照されたい)の場合では、試料(緩衝液を含む)を単に各カラムの上部にあるリザーバーにアプライし、次いで、検査カードを遠心分離機で回転させて試料とそれに加えて試薬ミックス(上で識別された体積の範囲)を各カラム中に形づくられたウェルのそれぞれに送達することができる。AB7900HT系の場合では、各ウェルは、通常48ウェルを含み、したがって、試料は遠心性送達によって前記48ウェルのそれぞれにアプライされる。より詳細には、最大8つの試料を、各カラムの上部にある8つのリザーバーにそれぞれ添加することができる(例えばフィンピペットを用いて)。図1に関して、小さなポッドは個別のアッセイウェルを示し、今度はそれに対応するプローブ(及び場合によって対応するプライマー)が含まれる。例示されている検査カードは、チャネル当たり48ウェル(ポッドとも称される)が存在する構成を示し、使用時には、各ウェルは、通常、円柱状チャネルの下への遠心性送達によって最終的な反応体積1μlを受ける。
各ウェルは、本発明の1種類の特定のプローブ型(及び場合によって対応するプライマー対)を含む。一実施形態では、前記プローブは、そのウェル中に凍結乾燥形態で存在する。したがって、液体試料がウェル表面にアプライされたら、凍結乾燥したプローブ(対応するプライマー対を含んでもよい)の水分が元に戻り始め、それにより、液体媒体内で検出ステップを進行させることが可能になる。
本発明のウェルは、前記ウェルにおいて実施されるアッセイに関連する液体体積(試料とそれに加えて緩衝液/反応混合物)よりもわずかに多くが保持されるように設計する。各ウェルは、単一のウェル中に単一のプローブ型を置き、それにより、該方法によって特異的な標的微生物が存在するかしないかを検出することを可能にするために、個別のものである。試料を検査カードにアプライした後、プローブ(複数可)を含有するウェルの全てを、1又は2以上のフィルム/シートを使用することによって密閉し、それにより、液体(及び潜在的にプローブ)がウェル間を偶発的に移動することを防止することができる。本発明のウェルは、検査カードと同じ水平面に位置づけることができるが、同等に、前記平面の上又は下に位置づけることもできる。
標準のマルチプレックス反応構成のバッテリーと比較して、本発明は、どちらの反応構成操作においても時間及び資源の節約をもたらし、また、多数の計器からのデータを照合することを可能にする。
本発明は、上記の方法において使用するための検査カードも提供する。一実施形態では、検査カードはプラスチック材料製である。使用者を補助するために、検査カードは、例えば、通常、正常使用中に使用者によって保持される実質的に水平な位置にある時に、カード(アプライされた試料を含む)の重量を支持するために十分な剛性を有するべきである。
検査カードは、複数のウェル(遠心性送達による試料のアプライを可能にするために円柱状に配置されていてもよい)を含み、少なくとも6つのウェルが設けられ、第1のウェルは本明細書において定義されている本発明の第1のプローブを含み、第2のウェルは本明細書において定義されている本発明の第2のプローブを含み、第3のウェルは本明細書において定義されている本発明の第3のプローブを含み、第4のウェルは本明細書において定義されている本発明の第4のプローブを含み、第5のウェルは本明細書において定義されている本発明の第5のプローブを含み、第6のウェルは本明細書において定義されている本発明の第6のプローブを含む。各ウェルは、通常、(複数の)ただ1種の本発明の特異的なプローブのみを含む。例として、一実施形態では、第1のプローブは第1のウェル中に存在し(通常、他のウェルのいずれにも存在しない)、第2のプローブは第2のウェル中に存在し(通常、他のウェルのいずれにも存在しない)、他のプローブも同様である。
各プローブには、その対応するプライマー対が付随していてもよい。したがって、第1のウェルは、第1のプローブに加えて、対応する第1のフォワードプライマー及びリバースプライマーの対を含んでよい。各ウェルは、通常、(複数の)ただ1種の本発明の特異的なプライマー対のみを含む。例として、一実施形態では、第1のプライマー対(及び第1のプローブ)は第1のウェル中に存在するが、通常、他のウェルのいずれにも存在せず、第2のプライマー対(及び第2のプローブ)は第2のウェル中に存在するが、通常、他のウェルのいずれにも存在せず、他のプライマー対も同様である。あるいは、単一のウェル中に2種以上のプローブ(及び場合によってその対応するプライマー対)が存在してもよい。
各プローブは、そのそれぞれのウェルの中に固定化することができる。前記固定化は恒久的なもの(例えば共有結合による連結を介するもの、任意の市販の化学的架橋試薬によって導入されたものであってよい)であっても、一過性のもの(例えば水素結合などの非共有結合を介するもの、又はイオン結合を介するもの)であってもよい。例えば、第1のプローブを第1のウェル中に固定化することができ、第2のプローブを第2のウェル中に固定化することができ、他のプローブも同様である。それぞれのプローブを固定化することにより、検査カードの取り扱いが容易になり、貯蔵安定性が改善され、また、ウェル間をプローブが移動するリスクが最小限になる。プローブは、ウェル中に存在する表面に、例えばウェルの壁などに単純に吸着させることによってウェル中に固定化することが好ましい。したがって、一実施形態では、プローブを含有する溶液を調製し、ウェルの表面にアプライし、次いで、ウェルの表面で乾燥させる。ウェル表面にアプライする前に、プローブを含有する溶液に従来の安定化化合物(例えば糖)を加えることができる。
検査カードは、本明細書に記載の第7のウェル〜第13のウェル(それぞれ第7〜第13のプローブを含む)から選択される1又は2以上の追加的なウェルを含んでよい。例えば、カードは、第7のウェル〜第13のウェル(それぞれ第7〜第13のプローブを含む)のそれぞれを含んでよい。
検査カードは、その代わりに又はそれに加えて、本明細書に記載の第14のウェル〜第33のウェル(それぞれ第14〜第33のプローブを含む)から選択される1又は2以上の追加的なウェルを含んでよい。例えば、カードは、第14のウェル〜第33のウェル(それぞれ第14〜第33のプローブを含む)のそれぞれを含んでよい。
上記の検査カード実施形態のそれぞれは、非定型微生物(例えば細菌)性呼吸器感染症原因物質を検出するための1又は2以上のウェルをさらに含んでよい。この実施形態では、検査カードは、本明細書に記載の第34のウェル〜第39のウェル(それぞれ第34〜第39のプローブを含む)から選択される1又は2以上の追加的なウェルをさらに含んでよい。例えば、カードは、第34のウェル〜第39のウェル(それぞれ第34〜第39のプローブを含む)のそれぞれを含んでよい。
上記の検査カード実施形態のそれぞれは、1又は2以上の「対照」ウェルをさらに含んでよい。この実施形態では、検査カードは、本明細書に記載の第40のウェル及び第41のウェル(それぞれ第40のプローブ及び/又は第41のプローブを含む)の一方又は両方をさらに含んでよい。
定義の節
少なくとも80%の配列同一性への言及は、少なくとも82%、少なくとも84%、少なくとも86%、少なくとも88%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、及び100%の配列同一性(本明細書で提示されている核酸配列の各々及び/又は本明細書で提示されている配列番号の各々に対する)を包含する。
本明細書全体を通して使用されているヌクレオチドについての1文字の参照コードは、
A アデニン
C シトシン
G グアニン
T チミン
U ウラシル
I イノシン
X イノシン
R グアニン又はアデニン
Y チミン又はシトシン
K グアニン又はチミン
M アデニン又はシトシン
S グアニン又はシトシン
W アデニン又はチミン
B アデニンではない
D シトシンではない
H グアニンではない
V チミンではない
N 任意の核酸塩基
を意味する。
本明細書で提示されている全ての核酸配列は5’から3’(左から右)の方向で示されている。
本発明のプローブは、問題の標的呼吸器感染症原因微生物上に存在するそれらの標的核酸配列とハイブリダイズするように設計する。結合条件は、高レベルの特異性がもたらされる、すなわち、プローブのハイブリダイゼーションが「ストリンジェントな条件」下で起こるようなものであることが好ましい。通常、ストリンジェントな条件は、定義済みのイオン強度及びpHにおける特異的な配列についての熱的融点(T)よりも約5℃低くなるように選択される。Tとは、(定義済みのイオン強度及びpHの下で)標的(又は相補)配列の50%が完全にマッチするプローブとハイブリダイズする温度である。この点について、pH7、約0.02M以下の塩濃度での本発明のプローブのTは、例えば、60℃超、例えば、約70℃などである。
予備混合された緩衝溶液が市販されており(例えば、CLONTECH Laboratories, Inc.社のEXPRESSHYB Hybridisation Solution)、ハイブリダイゼーションは、製造者の説明書に従って実施することができる。
本発明のプローブは、自己相補性及び二量体形成(プローブ−プローブ結合)を最小限にするためにスクリーニングし、ヒトDNAとの相同性が最小になるように選択する。選択プロセスは、通常、候補プローブ配列をヒトDNAと比較し、相同性が50%を超える場合はそのプローブを棄却することを含む。この選択プロセスの目的は、プローブと混入しているヒトDNA配列とのアニーリングを減少させ、したがって、アッセイの特異性の改善を可能にすることである。
本明細書に記載のプローブはいずれも、タグ及び/又は標識を含んでよい。タグ及び/又は標識は、例えば、(互いに独立して)本明細書に記載のプローブの中央に向かって、又はその5’末端若しくは3’末端に向かって、又は5’末端若しくは3’末端に、例えば5’末端に位置してよい。
したがって、タグ付け/標識されたプローブと標的核酸のハイブリダイゼーション後に、タグ/標識が標的核酸に結びつく。あるいは、増幅ステップを用いる場合、プローブは本発明の方法の間にプライマーとしての機能を果たし得、したがって、プライマーが伸長するにしたがってタグ/標識を増幅産物中に組み入れることができる。
適切な標識の例としては、検出可能な標識、例えば、放射標識又は蛍光又は着色分子、酵素マーカー又は発色マーカーなど、例えば、プローブがハイブリダイズすると目に見える色の変化を生じる色素が挙げられる。例として、標識は、ジゴキシゲニン、フルオレセイン−イソチオシアネート(FITC)、R−フィコエリトリン、Alexa 532又はCy3であってよい。プローブは、Fam標識(例えば5’Fam標識)、及び/又は副溝結合物質(MGB,minor groove binder)を含有することが好ましい。標識は、写真フィルム又はX線フィルムに露光することによってなどで直接検出されるレポーター分子であってよい。あるいは、標識は直接検出可能ではないが、間接的に、例えば、二相系で検出することができるものであってよい。間接的な標識検出の例は、抗体と標識の結合である。
適切なタグの例としては、「相補体/抗相補体対」が挙げられる。「相補体/抗相補体対」という用語は、適切な条件下で、非共有結合的に結びついた安定な対を形成する、同一でない部分を意味する。適切なタグの例としては、ビオチン及びストレプトアビジン(又はアビジン)が挙げられる。例として、ビオチンタグはストレプトアビジンを使用して捕捉することができ、ストレプトアビジンは、ビーズ(例えば磁気ビーズ)又は膜などの基材又は支持体上にコーティングされていてよい。同様に、ストレプトアビジンタグはビオチンを使用して捕捉することができ、ビオチンはビーズ(例えば磁気ビーズ)又は膜などの基材又は支持体上にコーティングされていてよい。他の例示的な相補体/抗相補体対としては、受容体/リガンド対、抗体/抗原(又はハプテン又はエピトープ)対などが挙げられる。別の例は、相補配列に結合する核酸配列タグである。後者は、それ自体を予め標識することもでき、別々に標識された表面(例えば、ビーズ)に付着させることもできる。後者の実施形態の例は周知のLuminex(登録商標)ビーズ系である。他の例示的なタグと捕捉分子の対としては、受容体/リガンド対及び抗体/抗原(又はハプテン又はエピトープ)対が挙げられる。後で相補体/抗相補体対を解離することが望ましい場合には、相補体/抗相補体対の結合親和性は、例えば、10−1未満である。
本発明のプローブは異なる標識又はタグを用いて標識することができ、それにより、本発明の方法において使用する際に各プローブを別々に同定することが可能になる。
核酸タグを本発明のプローブに(例えば、プローブの5’末端の定義済みの結合領域に)付着させるために任意の従来の方法を用いることができる。あるいは、本発明の核酸プローブ(核酸タグを予め付着させた)は、商業的な提供者によって構築されたものであってよい。
試料は、例えば、糞便又は血液、痰、鼻及びのどのスワブ、気管支肺胞洗浄液、気管吸引液、鼻咽頭吸引液、肺組織試料、脳脊髄液、考古学的試料などの臨床試料であってよい(又は、臨床試料に由来してよい)。試料は、ヒト組織/試料又はそれに由来する試料(例えば、核酸抽出試料)であることが好ましい。
増幅ステップを用いる場合、このステップは、当技術分野で公知の方法及びプラットフォーム、例えば、PCR(例えば、「Fast DNA Polymerase」、Life Technologies社製を使用して)、例えば、リアルタイムPCR、ブロックベースPCR(block-based PCR)、リガーゼ連鎖反応、ガラス毛細管、ループ媒介性等温増幅(Loop-Mediated Isothermal Amplification:LAMP)を含む等温増幅方法、ローリングサークル増幅、転写媒介性増幅、核酸配列に基づく増幅、RNA技術のシグナル媒介性増幅、鎖置換増幅、等温多置換増幅、ヘリカーゼ依存性増幅、単一プライマー等温増幅、及び環状ヘリカーゼ依存性増幅などを用いて行うことができる。
用いる場合には、増幅は、任意の増幅プラットフォームを用いて行うことができる。そのように、アッセイのこの実施形態の利点は、独立しており、いかなる特定の計器にも縛られないプラットフォームであることである。
一実施形態では、一般的な増幅ステップ(例えば、検出前)を用いて、試料中に存在する標的核酸の量を増加させることができる。この実施形態では、通常PCR増幅プライマーを使用して、本発明のヌクレオチド標的を含有する標的/相補的核酸のおよそ100〜400塩基対領域を増幅する。適切なポリメラーゼ及びDNA前駆体(dATP、dCTP、dGTP及びdTTP)の存在下で、フォワードプライマー及びリバースプライマーが5’から3’の方向に伸長し、それにより、標的核酸の個々の鎖と相補的な新しい核酸鎖の合成が開始される。それにより、プライマーによって標的核酸配列の増幅が駆動され、それにより、前記標的核酸配列を含む増幅産物が生成する。
一実施形態では、本発明のプローブがプライマーとしての機能を果たす増幅ステップを用いることができる。この実施形態では、プローブ(プライマーとして働く)はそれらの3’末端から(すなわち5’から3’)の方向に伸長する。生じた増幅産物は、通常、標的/相補的核酸の100〜400塩基対領域を含む。この実施形態は、上記のものなどの一般的な増幅ステップと併せて用いることができる。
検出ステップは、任意の公知の手段によって行うことができる。この点について、プローブ又は増幅産物はタグ付け及び/又は標識されていてよく、したがって、検出方法は、前記タグ及び/又は標識を検出することを含んでよい。
一実施形態では、プローブ(複数可)はタグ及び/又は標識を含んでよい。したがって、一実施形態では、タグ付け/標識されたプローブと標的核酸のハイブリダイゼーションの後に、タグ/標識が標的核酸と結びつく。したがって、一実施形態では、アッセイは、タグ/標識を検出し、タグ/標識の存在と感染性微生物の核酸の存在を相関させることを含んでよい。
一実施形態では、タグ及び/又は標識は、プローブ(複数可)の伸長の間に組み入れることができる。その際には、増幅産物(複数可)がタグ付け/標識され、したがって、アッセイは、タグ/標識を検出し、タグ/標識の存在と増幅産物の存在、したがって感染性微生物の核酸の存在を相関させることを含む。
例として、一実施形態では、増幅プロセスの一部として増幅産物にタグ/標識を組み入れることができ(例えば、ビオチン−dNTPなどのタグ付け/標識されたdNTPによって)、アッセイは、検出可能なタグ/標識(例えば、R−フィコエリトリンなどの蛍光標識)を含む前記タグと相補的な結合パートナー(例えば、ストレプトアビジン)の使用をさらに含んでよい。このように、増幅産物に検出可能なタグ/標識(例えば、R−フィコエリトリンなどの蛍光標識)を組み入れる。
一実施形態では、プローブ(複数可)及び/又は増幅産物(複数可)は、増幅産物(複数可)の捕捉を可能にするためにさらなるタグ/標識(相補体成分として)を含んでよい。
例として、抗相補体捕捉成分を前記さらなるタグ/標識(相補体成分)と結合させ、それによりプローブ(複数可)及び/又は増幅産物(複数可)の捕捉を可能にする「相補体/抗相補体」対合を用いることができる。適切な「相補体/抗相補体」パートナーの例は本明細書で以前記載されており、例えば、核酸配列の相補的な対、相補的な抗体−抗原対などである。抗相補体捕捉成分は、基材又は固体支持体に付着させる(例えば、コーティングする)ことができる。適切な基材/支持体の例としては、膜及び/又はビーズ(例えば、磁気ビーズ若しくは蛍光ビーズ)が挙げられる。捕捉方法は当技術分野で周知である。例えば、Luminex(登録商標)ビーズを用いることができる。あるいは、ビーズ(それに加えて、捕捉されるタグ付け/標識された増幅産物)は当技術分野で公知の従来の技法を用いて容易に濃縮し、試料から分離することができるので、磁気ビーズの使用が有利であり得る。
固定化により、抗相補体捕捉成分(又はプローブ)に物理的な位置がもたらされ、捕捉成分/プローブを所望の場所に固定し、及び/又はプローブの回収若しくは分離を容易にするために役立ち得る。支持体は、例えばガラス又はプラスチック製の剛性固体支持体、例えばビーズ(例えば、蛍光ビーズ又は磁気ビーズ)などであってよい。あるいは、支持体は、ナイロン膜又はニトロセルロース膜などの膜であってよい。3Dマトリックス、例えば、ポリアクリルアミド又はPEGゲルも、本発明と共に用いるために適した支持体である。支持体/プラットフォームへの固定化は、種々の従来の手段によって実現することができる。例として、ナイロン膜などの支持体への固定化は、UV架橋によって実現することができる。あるいは、ビオチンで標識された分子を、ストレプトアビジンをコーティングした基材に結合させることができ(逆もまた同じである)、アミノリンカーを用いて調製した分子をシラン処理した表面に固定化することもできる。固定化の別の手段は、例えば3’末端又は5’末端のポリT尾部又はポリC尾部によるものである。前記固定化技法は、本発明のプローブ成分(及び、存在する場合にはプライマー対成分)にも同等に当てはまる。
一実施形態では、本発明のプローブは、核酸配列タグ/標識(例えば、各プローブに、標的/相補的核酸に結合するプローブの5’末端の定義済みの配列に付着させた)を含む。より詳細には、プローブのそれぞれに異なる核酸配列タグ/標識が設けられ、前記タグ/標識のそれぞれが、ビーズの表面に存在する相補的な核酸配列に(特異的に)結合する。異なるタグ/標識のそれぞれは、独自に同定可能なビーズ上に位置するその相補配列対応物に結合する(他のタグの相補配列対応物のいずれにも結合しない)。この点について、ビーズは、例えば、特定の波長における蛍光によって独自に同定可能である。したがって、使用時に、本発明のプローブは標的核酸(試料中に存在する場合)に結合する。その後、結合したプローブ(のみ)を1又は2以上の標識されたdNTP(例えば、ビオチン−dCTPなどのビオチンで標識されたdNTP)の存在下で(3’方向に)伸長させることができる。
伸長したプライマーを、伸長したプライマーに組み入れられたばかりの標識されたdNTPに結合する、標識されたdNTP(例えば、ストレプトアビジンで標識されたR−フィコエリトリンなどのストレプトアビジンで標識されたフルオロフォア)に対する結合パートナー対応物と接触させることができる。その後、標識された伸長したプライマーを、独自に同定可能なビーズ上に存在するそれらの核酸対応物と結合させることによって同定することができる。次いで、後者を「呼び出し」(例えば、波長の放出によって存在するビーズの種類を決定するために)、プライマー伸長の性質(したがって、存在する標的/相補的核酸の種類)を決定することができる。
第1のプローブは、TAGGCAATGCWGC(配列番号124)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第2のプローブは、TCYGGGAYGGGACCRACTA(配列番号125)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第3のプローブは、TCAGCACCAGACACACC(配列番号126)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第4のプローブは、TCTGGTCATTGGRGCC(配列番号127)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第5のプローブは、CGCTCACTGGGCACGGT(配列番号128)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第6のプローブは、AACTGRGTGTTCATTTTGT(配列番号129)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第7のプローブは、ATARTTTCCAGGGGCAAA(配列番号130)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第8のプローブは、CCATCCGCAAGTCAATG(配列番号131)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第9のプローブは、ATAGTTGCCTGGTGCGAA(配列番号132)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第10のプローブは、CTGATAARGTAGGTGCTT(配列番号133)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第11のプローブは、CGCGGCRTCATYGA(配列番号134)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第12のプローブは、CCTCATARTGRTAATTAG(配列番号135)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第13のプローブは、CCTCATAGTAATAATTAG(配列番号136)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第14のプローブは、ATGGTACTGTGACAATGC(配列番号137)又はCACGARGGCTCCACRTAC(配列番号286)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第15のプローブは、TCTGYRGCGGAACCGACT(配列番号138)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第16のプローブは、AGCTAACGAGTGTGCG(配列番号139)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第17のプローブは、CTTGCGAATGAATGYGC(配列番号140)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第18のプローブは、TTGGGYTCTAAGCATGTTA(配列番号141)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第19のプローブは、TTAGGTTCTAAGCATGTCA(配列番号142)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第20のプローブは、CYTCGGAGTAYCTSAGYCC(配列番号143)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第21のプローブは、TCAGACTGCATCCGGTCT(配列番号144)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第22のプローブは、TCYTGTCACCTCTGAC(配列番号145)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第23のプローブは、ACAGAGTGTGTYACTGT(配列番号146)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第24のプローブは、TTGGAATTTCTGGCCC(配列番号147)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第25のプローブは、CGTTGCCGGATGGA(配列番号148)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第26のプローブは、CCTACAGCAACTGTTACC(配列番号149)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第27のプローブは、CATTGCTCCAGAAWAT(配列番号150)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第28のプローブは、TTCTNGCCATTGYAA(配列番号151)又はTGGTTTAGCTTCGGG(配列番号255)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第29のプローブは、CAATGTYCCTGTRACACA(配列番号152)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第30のプローブは、AARCTGGARTCTGARG(配列番号153)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第31のプローブは、CCTTCRACTGTGTCTCC(配列番号154)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第32のプローブは、CACTGTGTCACCGCTCA(配列番号155)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第33のプローブは、TCYGGGAYGGRACCRACTA(配列番号156)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第34のプローブは、CGCTCAATTGGCTTTAACC(配列番号157)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第35のプローブは、CGTGGAGAGTGTGTG(配列番号158)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第36のプローブは、CAACAGACGCTGGCG(配列番号159)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第37のプローブは、TGTCGGCGTTTATTGG(配列番号160)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第38のプローブは、CTACTTGGTGTGAYGC(配列番号161)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第39のプローブは、CTACTTGGTGTGAYGC(配列番号162)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第40のプローブは、TCGATAGATCAAGGTGCCT(配列番号163)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第41のプローブは、TTCTGACCTGAAGGCTCTG(配列番号164)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第42のプローブは、CTGGTGCARTTYGCCCG(配列番号247)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第43のプローブは、CAGGAYGCYTCGGARTACCT(配列番号248)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第44のプローブは、CCAYGCTTGTGGANCTTATGC(配列番号249)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第45のプローブは、TTYCCCATTCCATTCATTGT(配列番号250)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第46のプローブは、CCCWGTGTTTGCAGTRGA(配列番号251)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第47のプローブは、TAGGACCACGGGATGCA(配列番号252)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第48のプローブは、AAGTTGTCCTCGCTGCCACTC(配列番号253)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
第49のプローブは、CAGTGCCCGCGACGGACG(配列番号254)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー1fは、GGGWGGWGAAGCWGGATTCTACC(配列番号165)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー1rは、ACCTCTRTACTCTCCCATTATGCCTAG(配列番号166)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー2fは、CGGCCCCTGAATGYGGCTAA(配列番号167)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー1rは、GAAACACGGACACCCAAAGTA(配列番号168)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー3fは、CATCAGGTAAYATCCCACAAAAYCAG(配列番号169)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー3rは、GTGAATATTAARGCACCTACACATAATAARA(配列番号170)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー4fは、GCAGCTCTGATGTCCATCAAGCT(配列番号171)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー4rは、CAGCTTGCTTGCTTARAGCAATAGGTCT(配列番号172)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー5fは、GACCRATCCTGTCACCTCTGAC(配列番号173)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー5rは、AGGGCATTYTGGACAAAKCGTCTA(配列番号174)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー6fは、AGTGGRTACGCTGCAGAC(配列番号175)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー6rは、GTTCAGCATTATAAGTCCAGACATCTAG(配列番号176)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー7fは、GCYCCTTTYATATGTATACTCAGAGACCCA(配列番号177)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー7rは、TGTTCTTCCAGTTACATAYTGTTGCATAGC(配列番号178)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー8fは、AAGTGYATGACTGCTCCTGATCARCC(配列番号179)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー8rは、TTGCCAATRTCTCCCACCATRGCATA(配列番号180)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー9fは、GCTCCTTTYATCTGTATCCTCAGAGATCC(配列番号181)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー9rは、TGATCTTCCCGTCACATACTGTTGCATG(配列番号182)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー10fは、GGTTATAAGACAATTTCTTGTACAGGARATG(配列番号183)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー10rは、TTTGCAATRTCTCCCACCATRGCATA(配列番号184)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー11fは、ATGACTTTTGARGTSGAYCCCATGGA(配列番号185)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー11rは、GCCGAGAASGGYGTRCGSAGGTA(配列番号186)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー12fは、AGGGAAARATAGTCAAATCAGTCGA(配列番号187)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー12rは、CAGTTATCCCTGCAYACACATG(配列番号188)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー13fは、AGGGAAARATAGTCAAATCAGTCGA(配列番号189)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー13rは、CAGTTATCCCTGCAYACACATG(配列番号190)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー14fは、GAAGGGTCMAACATCTGYTTAACAAG(配列番号191)又はGGGCAAATATGGARACATACGTGAA(配列番号256)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー14rは、GCTWGTGGGAARAAAGAIACTGATCCTG(配列番号192)又はTCTTTTTCTARGACATTGTAYTGAACAGC(配列番号257)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー15fは、CGGCCCCTGAATGYGGCTAA(配列番号193)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー15rは、GAAACACGGACACCCAAAGTA(配列番号194)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー16fは、ATGGGTTGGGATTATCCAAAATGTGA(配列番号195)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー16rは、AGCAGTTGTAGCATCACCGGATGAT(配列番号196)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー17fは、ATGGGTTGGGATTATCCTAARTGTGA(配列番号197)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー17rは、GCAGTAGTTGCATCACCACTRCTAGT(配列番号198)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー18fは、ATGGGTTGGGATTATCCCAAATGTGA(配列番号199)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー18rは、GCTGTACTAGCRTCACCAGAAGT(配列番号200)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー19fは、ATGGGATGGGACTATCCTAAGTGTGA(配列番号201)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー19rは、GCTGTAGTTGCATCACCAGAAGT(配列番号202)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー20fは、GCCCCARTGGKCNTACATGCACATC(配列番号203)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー20rは、GCCACIGTGGGRTTYCTRAACTT(配列番号204)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー21fは、CACKCCCAGGAARTGACGTAT(配列番号205)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー21rは、CCAGAGATGTTCACTCGCCGGA(配列番号206)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー22fは、GAGTCTTCTAACMGAGGTCGAAACGTA(配列番号207)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー22rは、GGGCACGGTGAGCGTRAA(配列番号208)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー23fは、TCAACAGACACTGTAGACACAGTACT(配列番号209)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー23rは、GTTTCCCGTTATGCTTGTCTTCTAG(配列番号210)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー24fは、ATGGCATCAGTTGGCTAACA(配列番号211)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー24rは、ACAGCCACTGCCCCATT(配列番号212)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー25fは、GGAATAGCCCCCCTACAATTG(配列番号213)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー25rは、AATTCGCATTCTGGGTTTCCTA(配列番号214)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー26fは、CCTTTTTGTTGAACGCAGCAA(配列番号215)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー26rは、CGGATGAGGCAACTAGTGACCTA(配列番号216)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー27fは、GCCGAATGATGCMATMAAYT(配列番号217)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー27rは、CGCACCCATTGGAGTTTGAC(配列番号218)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー28fは、TGGTTTAGCTTCGGGGCRTCATG(配列番号219)又はGTNAAACTGAGYAGYGGITACAARGA(配列番号258)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー28rは、AATRGTGCACYGCATGTTTCCRTT(配列番号220)又はGGCIAGAAGIAIRAARCATGAYGCC(配列番号259)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー29fは、TGCATIGGYYACCARTCAAC(配列番号221)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー29rは、GTTGCACAYARCATYCCATTGTG(配列番号222)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー30fは、AATGTGAYGAYCARTGCATGGA(配列番号223)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー30rは、GAGATGAGGCRACAGTIGAATA(配列番号224)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー31fは、ATTCAGACAGGATGGAACCGTYAA(配列番号225)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー31rは、GATACTAAGCTTTGTTGTGACCTCAT(配列番号226)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー32fは、ACCCGATTRGARGCTTTCAGACAAGA(配列番号227)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー32rは、CTGTTGRGACCGCATGATTGAC(配列番号228)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー33fは、CGGCCCCTGAATGYGGCTAA(配列番号229)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー33rは、GAAACACGGACACCCAAAGTA(配列番号230)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー34fは、AAAGGCATGCAAGACGCTATG(配列番号231)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー34rは、TGTTAAGAACGTCTTTCATTTGCTG(配列番号232)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー35fは、CCTTTCGTGGCAGTTGGGTCA(配列番号233)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー35rは、ACTGAGCTTGATCCGCCCACA(配列番号234)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー36fは、CAAGGGCTATAAAGGCGTTGCT(配列番号235)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー36rは、CATGATAATTGATGGTCGCAGACTT(配列番号236)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー37fは、AATTTCATCGTTCCCGGCAG(配列番号237)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー37rは、GCCGCGTTTACTAATCCCCA(配列番号238)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー38fは、GCACTATGTGGGAAGGTGCTTCA(配列番号239)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー38rは、CTGCGCGGATGCTAATGG(配列番号240)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー39fは、GCACTATGTGGGAAGGTGCTTCA(配列番号241)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー39rは、GTAGTATCCTGCGCGGATGCT(配列番号242)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー40fは、TGGCACTACCCCTCTCCGTATTCACG(配列番号243)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー40rは、GTACGGGCGACCCCACGATGAC(配列番号244)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー41fは、AGATTTGGACCTGCGAGCG(配列番号245)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー41rは、GAGCGGCTGTCTCCACAAGT(配列番号246)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー42fは、GCCCCARTGGKCNTACATGCACATC(配列番号203)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー42rは、GCCACIGTGGGRTTYCTRAACTT(配列番号204)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー43fは、CARTGGKCITACATGCAYATCKC(配列番号264)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー43rは、GCRCGGGCRAAYTGCACCAG(配列番号265)又はGCGCGGGCAAACTGCACGAG(配列番号266)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー44fは、GGTGGYAGATGGCGTRCCATA(配列番号270)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー44rは、TCTRACAAACTTACTAGAGGATGGCTG(配列番号271)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー45fは、ATGGTYTCAGCTATGAACACAGCA(配列番号274)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー45rは、TGCCAGYTTTTGGACGTCTTCTCC(配列番号275)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー46fは、GCAGCTCTGATGTCCATCAAGCT(配列番号171)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー46rは、CAGCTTGCTTGCTTARAGCAATAGGTCT(配列番号172)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー47fは、CGAACGGGTGAGTAACACGTGGGTGA(配列番号278)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー47rは、CTCATCCCACACCGCTAAAGCGCTT(配列番号279)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー48fは、GACGGGCCTCTTCGTCRTACGCAAT(配列番号282)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー48rは、GAGTGCTAGGTCGGGACGGTGAG(配列番号283)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
プライマー49fは、GACGGGCCTCTTCGTCRTACGCAAT(配列番号282)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含み、プライマー49rは、GAGTGCTAGGTCGGGACGGTGAG(配列番号283)に対して少なくとも80%の配列同一性を有する核酸配列を含む。
配列相同性/同一性
パーセント同一性を決定するためには、これだけに限定することなく、全体的な方法、局所的な方法及びハイブリッド方法、例えば、セグメントアプローチ方法などを含めた種々の配列アラインメント方法のいずれを用いてもよい。パーセント同一性を決定するためのプロトコールは、当業者の力量の範囲内の常套的な手順である。全体的な方法では、分子の初めから終わりまで配列をアラインメントし、個々の残基対のスコアを合計することによって、及びギャップペナルティを課すことによって最良のアラインメントを決定する。非限定的な方法としては、例えば、以下のものが挙げられる。CLUSTAL W、例えば、Julie D. Thompson et al., CLUSTAL W: Improving the Sensitivity of Progressive Multiple Sequence Alignment Through Sequence Weighting, Position- Specific Gap Penalties and Weight Matrix Choice, 22 (22) Nucleic Acids Research 4673-4680 (1994)を参照されたい;及び反復改良、例えば、Osamu Gotoh, Significant Improvement in Accuracy of Multiple Protein. Sequence Alignments by Iterative Refinement as Assessed by Reference to Structural Alignments, 264(4) J. Mol. Biol. 823-838 (1996)を参照されたい。局所的な方法では、入力配列の全てに共有される1又は2以上の保存されたモチーフを同定することにより、配列をアラインメントする。非限定的な方法としては、例えば、以下のものが挙げられる。Match-box、例えば、Eric Depiereux and Ernest Feytmans, Match-Box: A Fundamentally New Algorithm for the Simultaneous Alignment of Several Protein Sequences, 8(5) CABIOS 501 -509 (1992)を参照されたい;ギブスサンプリング(Gibbs sampling)、例えば、C. E. Lawrence et al., Detecting Subtle Sequence Signals: A Gibbs Sampling Strategy for Multiple Alignment, 262 (5131) Science 208-214 (1993)を参照されたい;Align-M、例えば、Ivo Van Walle et al., Align-M-A New Algorithm for Multiple Alignment of Highly Divergent Sequences, 20 (9) Bioinformatics:1428-1435 (2004)を参照されたい。このように、パーセント配列同一性は従来の方法によって決定する。例えば、Altschul et al., Bull. Math. Bio. 48: 603-16, 1986及びHenikoff and Henikoff, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:10915-19, 1992を参照されたい。
上でもたらされた特定の配列のバリアントは、その代わりに、バリアント配列と上でもたらされた特定の参照配列の間で異なるヌクレオチドの数を列挙することによって定義することができる。したがって、一実施形態では、配列は、上でもたらされた特異的な配列とは2ヌクレオチド以下の位置、例えば、1ヌクレオチド以下の位置が異なるヌクレオチド配列を含んでよい(又はそれからなってよい)。保存された置換が好ましい。
例として、バリアントプローブ配列は、定義済みの第1のプローブ(GGCAATGCWG;配列番号1)に対する、GGCAATGCIG(配列番号287);GGCAATGCAG(配列番号288);GGCAATGCTG(配列番号289);AGGCAATGCW(配列番号290)又はGCAATGCWGCWCC(配列番号291)から選択される核酸配列を含んでよい。
バリアントプローブ配列のさらなる例は、定義済みの第2のプローブ(GAYGGGACCR;配列番号2)に対する、GAYGGRACCR(配列番号292);GAYRGGACCR(配列番号293);GATGGGACCR(配列番号294);GACGGGACCR(配列番号295);GAYGGGACCG(配列番号296);GAYGGGACCA(配列番号297);AYGGGACCRA(配列番号298);GGAYGGGACC(配列番号299);GAYGGGACCI(配列番号300);又はGAIGGGACCR(配列番号301)を含む。
バリアント配列の例は、定義済みの核酸配列(CACCAGACAC;配列番号3)を含むと定義される第3のプローブに対する、ACCAGACACA(配列番号302);GCACCAGACA(配列番号303);CACIAGACAC(配列番号304);CACCAGAIAC(配列番号305);CACCWGACAC(配列番号306);CACCAGACWC(配列番号307);又はCACCARACAC(配列番号308)も含む。
バリアントのさらなる例は、定義済みの核酸配列(GGTCATTGGR;配列番号4)を含む第4のプローブに対する、GGTCATYGGR(配列番号309);GGTCATTGGG(配列番号310);GGTCATTGGA(配列番号311);GTCATTGGRG(配列番号312);TGGTCATTGG(配列番号313);GGTCATCGGR(配列番号314);RGTCATTGGR(配列番号315);AGTCATTGGR(配列番号316);GGTIATTGGR(配列番号317);又はGGTCATTIGR(配列番号318)を含む。
バリアントプローブ配列のさらなる例は、定義済みの核酸配列(CACTGGGCAC;配列番号5)を有する第5のプローブに対する、ACTGGGCACG(配列番号319);TCACTGGGCA(配列番号320);CRCTGGGCAC(配列番号321);CGCTGGGCAC(配列番号322);CACTGGGIAC(配列番号323);CAITGGGCAC(配列番号324);CACTGGRCAC(配列番号325);CACTRGGCAC(配列番号326);又はCACYGGGCAC(配列番号327)も含む。
定義済みの第6のプローブ(RGTGTTCATT;配列番号6)に対するバリアントプローブ配列の例は、GRGTGTTCAT(配列番号328);GTGTTCATTT(配列番号329);AGTGTTCATT(配列番号330);GGTGTTCATT(配列番号331);RGTGTTIATT(配列番号332);RGTRTTCATT(配列番号333);RGTGTTCAWT(配列番号334);RGTGTWCATT(配列番号335);RGTGTTCWTT(配列番号336);又はRGIGTTCATT(配列番号337)を含む。
上記の配列(及び上で定義されたその配列バリアント)の断片、例えば、本明細書に記載の定義済みの配列の10塩基対、9塩基対、8塩基対、7塩基対、6塩基対、5塩基対、4塩基対、3塩基対、2塩基対又は1塩基対を含む断片も使用することができる。
H5パネル検証
我々のアッセイの正確度を確認するために、41ウェルを含有する検査カードを調製し、ウェルには、それぞれ、それぞれの第1〜第41のプローブをローディングした。
検査カードを公知のH5インフルエンザウイルス技能パネルで検証した。用いたプロトコールは以下のステップを含む:50℃で5分(RT);95℃で20秒;95℃で1秒×45;及び60℃で20秒。
表1(以下を参照されたい)を参照すると、予測されるCt結果が左側の列に示されており、検査カードの結果が右端の列に示されている。リアルタイムPCRアッセイでは、陽性反応を蛍光シグナルの蓄積によって検出する。Ct値(サイクル閾値)は、蛍光シグナルが閾値と交差する(すなわち、バックグラウンドレベルを超える)ために必要なサイクルの数と定義される。
検査カードの結果は、全ての検体について正確に呼び出された。特に、検査カードプローブにより、検体Gにおけるタミフル抵抗性/感受性混合物が正確に呼び出され、2つのH5N1分離株が3つの関連性のあるプローブ全てを用いて正確に呼び出された。また、検査カードプローブにより、全ての検体が季節性H1/H3及びH1v2009に正確に亜型分類された。他のプローブ結果は全て陰性であった。
Flu A/Bパネル検証
我々のアッセイの正確度を確認するために、実施例1の通り、41ウェルを含有する検査カードを調製し、ウェルに、それぞれ、我々のそれぞれの第1〜第41のプローブをローディングした。
flu A/Bウイルス技能パネルで検査カードを検証した。表2(以下を参照されたい)を参照すると、予測されるCt結果が左側の列に示されており、検査カードの結果が右端の列に示されている。再度、アレイにより、パネル内の検体のそれぞれが正確に呼び出された。
トリH5インフルエンザの疑いがある患者由来の検体を、従来のマルチプレックス検査と並行して、本発明に従って分析した
オーストラリア、タスマニアの60歳の退職した教師が妻と一緒に2011年8月26日に香港に旅行した。彼は香港に5日間滞在した後、続けてUKに、2011年8月31に到着した。彼は2011年9月4日に病院を訪れたが、病気とはみられなかったので家に帰った。彼は、さらに具合が悪くなったので2011年9月8日に再度受診した。呼吸器検体(痰及び鼻/のどのスワブ)を2011年9月8日に取得した。
2011年9月10日土曜日に、検体を本発明に従って検査し(アッセイは合計2時間で完了した)、検査カードの結果は以下に示されている。
プローブ22(Flu A Quad)=26.3
プローブ5(Flu A CDC)=23.7
プローブ26(H3)=22.7
陽性対照:プローブ40(MS2ファージ)=32.0;プローブ41(RNA分解酵素P)=22.6
検査カード上の他のプローブは全て明白に陰性であった。
検査カードの結果:H5陰性、輸入季節性H3N2インフルエンザ
並行して、従来のマルチプレックスアッセイを実施し(アッセイは合計4〜5時間で完了した)、結果が以下に提供される:
Flu A Quad=26.4
Flu A CDC=17.9
H3 CfI=19.7
常套的なマルチプレックスの結果:H5陰性、輸入季節性H3N2インフルエンザ
これらのデータにより、本発明のシングルプレックス検査カードアッセイは、アッセイ結果の送達において、はるかに速く(2倍以上の速さ)、さらにはより正確であった(より高いCt値)ことが確認される。さらに、本発明のシングルプレックスアッセイカード手法により、従来のマルチプレックス手法よりもはるかに包括的なスクリーニング(検査する異なる病原体の数に関して)が可能になる(全て、はるかに短い時間枠で)。
第2のトリH5の疑いがある症例を、従来のマルチプレックス検査と並行して、本発明に従って分析した
最近北ソマリア、ジブチ及びドバイを旅行した50歳の女性が、10/11/11に両側性肺炎(挿管を必要とする)の急性症例でLondon Hospitalを訪れた。検体(鼻/のどのスワブ)を本発明に従って検査し(全アッセイ時間=2時間)、検査カードの結果は以下に示されている。
プローブ3(hMPV)=31.0−これは検体において検出された唯一のウイルス実体であった
陽性対照:プローブ40(MS2ファージ)=31.0:プローブ41(RNA分解酵素P)=29.4
カード上の他のプローブは全て明白に陰性であった。
結果:トリH5インフルエンザウイルス陰性、患者はhMPV感染を有する
並行したマルチプレックスの結果(アッセイ時間=4〜5時間)
hMPV=25.0
結果:トリH5インフルエンザウイルス陰性、hMPV感染が確認された。
これらのデータにより、本発明のシングルプレックス検査カード手法が従来のマルチプレックス検査よりも優れていることが証明され(より高いCt値)、それよりも速く結果がもたらされ、それにより、結果が数時間早く送達され、患者が追加的なウイルス性病原体及び細菌性病原体についてスクリーニングされたことが確認される。
本発明の性能を、分子診断パネルについての品質管理を使用して評価した。
検査カードの性能を十分に評価するために、市販の外部の分子診断についての品質管理(QCMD, Quality Control for Molecular Diagnostics)パネル(www.qcmd.org)をさまざまな異なる病原体に対して検査し、それにより、検査カードの結果の品質、性能及び頑強性について国際的なベンチマークがもたらされた。
QCMD2011 レジオネラ・ニューモフィラ DNA EQAプログラム 100%正確
QCMD2010 パラインフルエンザウイルス RNA EQAプログラム 100%正確
QCMD2010 ライノウイルス及びコロナウイルス RNA EQAプログラム 100%正確
QCMD2011 エンテロウイルス RNA EQAプログラム 11/12が正確
QCMD2010 アデノウイルス DNA EQAプログラム 6/8が正確
QCMD2010 メタニューモウイルス及び呼吸器合胞体ウイルス 10/12が正確
QCMD2011 肺炎クラミジア及び肺炎マイコプラズマ 9/11が正確
これらのデータにより、本発明のシングルプレックス検査カード手法により、従来のマルチプレックスアッセイよりもはるかに短い時間枠で結論づけられたが(2時間対4〜5時間)、それに匹敵する感度及び性能の両方がもたらされたことが確認される。
種々のウイルスについて陽性である216の臨床検体を使用した、本発明と従来のマルチプレックス呼吸器アッセイの比較的な一対一評価。
アッセイカードの結果が下に示されている。
30のRSV陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
14のFlu B陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致(検体は2種の同時感染、hMPV及びRSVを含んだ)
54のFlu A陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致(検体はタミフル抵抗性分離株、及びFlu B同時感染を含んだ)
10のボカウイルス陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致(8/10がアッセイカードでは同時感染であることが見出された、高ボカウイルスウイルス負荷−Ct値の範囲15〜26)
31のヒトパラインフルエンザウイルス陽性検体(1型〜4型) 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
17のアデノウイルス陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
22のライノウイルス陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
11のエンテロウイルス陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
11のコロナウイルス陽性検体 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
16のヒトメタニューモウイルス 常套的なマルチプレックスアッセイと100%一致
これらのデータにより、重ねて本発明のシングルプレックス検査カード手法が高度に特異的であり感度が高いだけでなく頑強であり、正確な病原体のみが検出されることが確認される。具体的には、検査カードで偽陽性は観察されなかった。唯一の偽陰性の結果は単一のコロナウイルス検体を用いたものであり、我々の常套的なリアルタイムマルチプレックスアッセイではCt>32であり、アレイカードでは検出されなかった。検査カードを使用して同時感染も正確に同定された。31の既知の陰性検体もカードによって処理し、標的のいずれについても偽陽性の結果は観察されなかった。
なし

Claims (16)

  1. 試料中に少なくとも6種の呼吸器感染症原因微生物のうちの1又は2以上が存在することを検出するため、又は前記試料中に前記呼吸器感染症原因微生物が存在しないことを検出するためのユニプレックス方法であって、
    A)試料を検査カードにアプライするステップであって、前記検査カードが6つの個別のウェル:
    1)核酸配列GGCAATGCWG(配列番号1)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第1のプローブを含む第1のウェル;
    2)核酸配列GAYGGGACCR(配列番号2)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第2のプローブを含む第2のウェル;
    3)核酸配列CACCAGACAC(配列番号3)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第3のプローブを含む第3のウェル;
    4)核酸配列GGTCATTGGR(配列番号4)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第4のプローブを含む第4のウェル;
    5)核酸配列CACTGGGCAC(配列番号5)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第5のプローブを含む第5のウェル;
    6)核酸配列RGTGTTCATT(配列番号6)に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第6のプローブを含む第6のウェル
    を含むステップと、
    B)前記試料中に存在する核酸を前記ウェル中の前記プローブと接触させるステップと、
    C)試料核酸が前記プローブのうちの1又は2以上に結合した結合核酸複合体の存在を検出するステップであって、結合核酸複合体が存在することにより、前記6種の呼吸器感染症原因微生物のうちの1又は2以上由来の核酸が前記試料中に存在することが確認され、結合核酸複合体が存在しないことにより、前記6種の呼吸器感染症原因微生物の全て由来の核酸が前記試料中に存在しないことが確認されるステップと
    を含む方法。
  2. 検査カードが、
    7)配列番号7の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第7のプローブを含む第7のウェル;
    8)配列番号8の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第8のプローブを含む第8のウェル;
    9)配列番号9の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第9のプローブを含む第9のウェル;
    10)配列番号10の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第10のプローブを含む第10のウェル;
    11)配列番号11の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第11のプローブを含む第11のウェル;
    12)配列番号12の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第12のプローブを含む第12のウェル;
    13)配列番号13の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第13のプローブを含む第13のウェル
    から選択される1又は2以上の追加的なウェル及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 検査カードが、追加的な第7〜第13のウェル及び対応する第7〜第13の追加的なプローブのそれぞれを含む、請求項8に記載の方法。
  4. 検査カードが、
    14)配列番号14の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第14のプローブを含む第14のウェル;
    15)配列番号15の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第15のプローブを含む第15のウェル;
    16)配列番号16の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第16のプローブを含む第16のウェル;
    17)配列番号17の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第17のプローブを含む第17のウェル;
    18)配列番号18の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第18のプローブを含む第18のウェル;
    19)配列番号19の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第19のプローブを含む第19のウェル;
    20)配列番号20の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第20のプローブを含む第20のウェル;
    21)配列番号21の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第21のプローブを含む第21のウェル;
    22)配列番号22の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第22のプローブを含む第22のウェル;
    23)配列番号23の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第23のプローブを含む第23のウェル;
    24)配列番号24の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第24のプローブを含む第24のウェル;
    25)配列番号25の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第25のプローブを含む第25のウェル;
    26)配列番号26の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第26のプローブを含む第26のウェル;
    27)配列番号27の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第27のプローブを含む第27のウェル;
    28)配列番号28の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第28のプローブを含む第28のウェル;
    29)配列番号29の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第29のプローブを含む第29のウェル;
    30)配列番号30の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第30のプローブを含む第30のウェル;
    31)配列番号31の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第31のプローブを含む第31のウェル;
    32)配列番号32の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第32のプローブを含む第32のウェル;
    33)配列番号33の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第33のプローブを含む第33のウェル
    から選択される1又は2以上の追加的なウェル及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 検査カードが、追加的な第14〜第33のウェル及び対応する第14〜第33の追加的なプローブのそれぞれを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 検査カードが、
    34)配列番号34の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第34のプローブを含む第34のウェル;
    35)配列番号35の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第35のプローブを含む第35のウェル;
    36)配列番号36の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第36のプローブを含む第36のウェル;
    37)配列番号37の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第37のプローブを含む第37のウェル;
    38)配列番号38の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第38のプローブを含む第38のウェル;
    39)配列番号39の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第39のプローブを含む第39のウェル
    から選択される1又は2以上の追加的なウェル及び対応する1又は2以上の追加的なプローブを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 検査カードが、追加的な第33〜第39のウェル及び対応する第33〜第39の追加的なプローブのそれぞれを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 検査カードが、
    40)配列番号40の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第40のプローブを含む第40のウェル;
    41)配列番号41の核酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する核酸配列を含む核酸配列を有する第41のプローブを含む第41のウェル
    から選択される1又は2以上の追加的な対照ウェル及び対応する1又は2以上の追加的な対照プローブを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 検査カードが、追加的な第40のウェル又は第41のウェル及び対応する第40〜第41の追加的なプローブの一方又は両方を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 検出の前に核酸増幅ステップを含む、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の方法において使用するための検査カードであって、複数のウェルを含み、少なくとも6つのウェルが設けられ、第1のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第1のプローブを含み、第2のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第2のプローブを含み、第3のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第3のプローブを含み、第4のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第4のプローブを含み、第5のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第5のプローブを含み、第6のウェルが請求項1〜10に記載の本発明の第6のプローブを含む検査カード。
  12. 追加的な第7〜第13のウェルのうちの1又は2以上(好ましくは全て)をさらに含み、前記ウェルがそれぞれの第7〜第13のプローブを含有する、請求項11に記載の検査カード。
  13. 追加的な第14〜第33のウェルのうちの1又は2以上(好ましくは全て)をさらに含み、前記ウェルがそれぞれの第14〜第33のプローブを含有する、請求項11又は12に記載の検査カード。
  14. 追加的な第34〜第39のウェルのうちの1又は2以上(好ましくは全て)をさらに含み、前記ウェルがそれぞれの第34〜第39のプローブを含有する、請求項11〜13のいずれかに記載の検査カード。
  15. 追加的な第40のウェル及び第41のウェルの一方又は両方(好ましくは両方)をさらに含み、前記ウェルがそれぞれの第40のプローブ及び第41のプローブを含有する、請求項11〜14のいずれかに記載の検査カード。
  16. プローブがそれぞれのウェルの表面に固定化されており、好ましくは、前記プローブが、前記それぞれのウェルのq表面に吸着した凍結乾燥形態で存在する、請求項11〜15のいずれかに記載の検査カード。
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