JP2015232844A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触操作される第1タッチ入力部および第2タッチ入力部が隣同士に配置されている場合において、操作者の意図に反した入力が為されることの抑制を図る。【解決手段】入力装置14は、第1タッチ入力部としてのタッチパネル40、および第2タッチ入力部60を備える。タッチパネル40は、指先等の操作体によって接触操作されるものである。第2タッチ入力部60も、指先等の操作体によって接触操作されるものである。そして、さらに入力装置14は、タッチパネル40への接触操作時には、第2タッチ入力部60への接触操作による入力を無効にする無効手段を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、接触操作による入力が可能な入力装置に関する。
近年では、押しボタン式スイッチに替わり、接触操作による入力が可能なタッチ入力部を備えた入力装置が増加傾向にある(特許文献1参照)。この種のタッチ入力部によれば、操作面に指先を軽く触れるだけで入力が可能になり、押しボタン式スイッチに比べて軽い操作感を提供できるようになる。
特開2013−96736号公報
しかしながら、タッチ入力部を複数備えた入力装置であって、第1のタッチ入力部の隣に第2のタッチ入力部が配置されている入力装置の場合、以下の懸念が生じるとの知見を本発明者は得た。すなわち、操作者が指先で第1のタッチ入力部を接触操作する際に、操作者の腕の一部が第2のタッチ入力部に触れてしまった場合には、意図に反して第2のタッチ入力部による入力が為されてしまう懸念が生じる。
なお、上記懸念は、第1のタッチ入力部を指先で接触操作する場合に限らず、タッチペンで接触操作する場合にも生じうる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、接触操作される第1タッチ入力部および第2タッチ入力部が隣同士に配置されている場合において、操作者の意図に反した入力が為されることの抑制を図った入力装置を提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明のひとつは、操作体によって接触操作される第1タッチ入力部(40)と、第1タッチ入力部の隣に配置され、操作体によって接触操作される第2タッチ入力部(60)と、第1タッチ入力部への接触操作時には、第2タッチ入力部への接触操作による入力を無効にする無効手段(S40)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、操作者が操作体(例えば指先)で第1タッチ入力部を接触操作している時に、操作者の腕の一部が第2タッチ入力部に触れてしまった場合であっても、第2タッチ入力部への入力が無効にされる。よって、操作者の意図に反して第2タッチ入力部への入力が為されてしまうことの抑制を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用入力装置が、車両のインストルメントパネルに搭載された状態を示す正面図。 図1に示す車両用入力装置の斜視図。 図1に示す車両用入力装置の側面図。 図1に示す車両用入力装置の断面図。 図1に示す支持部に手首を支持させながら、タッチパネルを操作している状態を示す斜視図。 図1に示す支持部に手首を支持させながら、回転体を回転操作している状態を示す斜視図。 図1に示す車両用入力装置において、回転体をタッチした時の表示例を示す図。 図7の状態から回転体を上側へ回転操作した時の表示例を示す図。 図8の状態から右側へスライド操作した時の表示例を示す図。 図8の状態から右側へフリック操作した時の表示例を示す図。 第1実施形態において、スライド操作を無効にする処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態において、スライド操作を無効にする処理手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態において、スライド操作を無効にする処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明にかかる車両用入力装置(以下、入力装置と呼ぶ)の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両の室内のうち運転席および助手席の前方には、インストルメントパネル(インパネ11)が設置されている。インパネ11は、ステアリングホイール12に対して車両前方、かつ、フロントウインドシールド13の下方に位置する。インパネ11のうち車両左右方向の中央部分11aには、以下に詳述する入力装置14が取り付けられている。
図2に示すように、入力装置14は、保持部材20、支持部30、第1タッチ入力部としてのタッチパネル40、押ボタン51、52、53および第2タッチ入力部60を備える。第2タッチ入力部60は、回転体61および位置センサ62(図7参照)を有する。支持部30、タッチパネル40、押ボタン51〜53、および回転体61は、保持部材20に保持されている。
保持部材20は、樹脂製であり、以下に説明するベース部21、保持部22、パネル保持部23および凹部24を、一体に樹脂成形して構成されている。保持部材20は、インパネ11に形成された開口部11bに組み付けられている。ベース部21は、保持部22の下方に隣接し、インパネ11の表面に沿って湾曲しながら上下方向に延びる板状である。
保持部22は、支持部30および押ボタン51〜53を保持する。支持部30は、運転席に着座している乗員が、着座した状態のまま手を伸ばすと届く位置に配置されている。図1の例では右ハンドル車両であるため、左手を伸ばして届く位置に支持部30は配置されている。支持部30の表面は、伸ばした左手の手首を支持するための支持面30aとして機能する。支持面30aは平坦形状であり、水平面Lに対する支持面30aの仰角を支持面仰角θ1と呼ぶ(図3参照)。図3の例では、支持面仰角θ1が45度未満に設定されている。支持部30は、図4の符号30bに示す高さ分だけ、板状のベース部21の表面から隆起した形状である。なお、図4および図3中の上下前後を示す矢印は、入力装置14を車両に搭載した状態における上下方向と車両前後方向の向きを示す。
押ボタン51〜53は、保持部22のうち支持面30aの上方部分に配置されている。押ボタン51〜53の表面は支持面30aと同一平面上に位置する。押ボタン51〜53は、図示しないスプリングの弾性力に抗して運転者の指先で押し下げられる機械式のボタンである。複数(図3の例では3つ)の押ボタン51〜53は、車両左右方向に並べて配置されている。押ボタン51〜53を押動操作することにより、各々の押ボタン51〜53に割り当てられたコマンドの実行と実行停止が指令される。
具体的には、押ボタン51〜53の各々には、タッチパネル40の表示内容を切り替えるためのコマンドが設定されている。
すなわち、一つの押ボタン51には空調装置に関連するコマンドが割り当てられている。この押ボタン51をオン操作すると、空調装置に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、空調装置の設定を入力するためのアイコン画像G1、G2、G3、G4(図2および図7参照)が表示される。アイコン画像G1〜G4へのタッチ操作に応じて、助手席側の設定温度、空調風の吹出口、空調風の送風量、運転席側の設定温度等の設定が入力される。
別の押ボタン52にはオーディオ装置に関連するコマンドが割り当てられている。この押ボタン52をオン操作すると、オーディオ装置に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、オーディオ装置の設定を入力するためのアイコン画像G5、G6、G7、G8(図10参照)が表示される。アイコン画像G5〜G8へのタッチ操作に応じて、音量や音源等の設定が入力される。
別の押ボタン53には車両の運転状態に関連するコマンドが割り当てられている。この押ボタン53をオン操作すると、例えば内燃機関や走行用モータ等の走行駆動源の運転状態に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、走行駆動源の設定を入力するためのアイコン画像が表示される。
保持部22は、支持部30を振動させる振動アクチュエータ31(図4および図7参照)を保持する。振動アクチュエータ31の具体例としては、通電により振動する圧電素子や振動モータが挙げられる。振動アクチュエータ31により支持部30を振動させることで、支持部30に置かれた操作者の手に振動を付与させることができる。
パネル保持部23は、保持部22の上方に配置され、タッチパネル40を保持する。タッチパネル40は、運転席に着座している乗員が、着座した状態のまま手を伸ばすと届く位置に配置されている。また、支持部30に手首を支持させた状態のまま、支持部30に置かれた手の指先でタッチ操作が可能となる位置に、タッチパネル40および支持部30は配置されている。
タッチパネル40は、表示器41およびタッチセンサ42(図7参照)を備え、タッチパネル40の表面は接触入力面40aとして機能する。表示器41は、バックライトおよび液晶パネルを有して構成される。タッチセンサ42は静電容量式であり、接触入力面40aに接触された指先の接触位置を検出する。したがって、タッチパネル40は、液晶表示器による表示機能およびタッチセンサ42によるタッチ入力機能を有する。タッチセンサ42は、いわゆる投影型であり、x軸方向に延びる複数本の透明電極、およびy軸方向に延びる複数本の透明電極を有して構成される。これらの透明電極はマトリクス状に交差するように配置されている。
タッチパネル40の接触入力面40aは平坦形状であり、水平面Lに対する接触入力面40aの仰角を入力面仰角θ2と呼ぶ(図3参照)。図3の例では、入力面仰角θ2が45度以上に設定されている。そして、支持面仰角θ1が入力面仰角θ2よりも小さくなるように支持部30は配置されている。
接触入力面40aに対する指先でのタッチ操作には、先述したフリック操作、スライド操作およびタップ操作の他にも、ピンチ操作等の種々のタッチ操作が挙げられる。なお、ピンチ操作とは、接触入力面40a上を指でつまむようにして画面を拡大縮小させる操作である。図2の表示状態では、4つのアイコン画像G1、G2、G3、G4と、ナビゲーション装置による地図情報画像Gmが表示されている。例えば、地図情報画像Gm上でピンチ操作を実施すると、地図情報画像Gmが拡大縮小表示される。また、アイコン画像G1〜G4上でタップ操作すると、アイコン画像G1〜G4の各々に割り当てられたコマンドが実行される。
図4に示すように、凹部24は、保持部22とパネル保持部23の間に配置されており、保持部22およびパネル保持部23と隣接して繋がっている。凹部24は、回転体61の前方に位置する所定容積の空間(操作スペース24a)を内部に形成する。凹部24は、支持面30aよりも下方に凹む形状であり、回転体61を回転操作する指先の操作スペース24aを内部に形成している。凹部24は、開口部24bを有する袋形状である。開口部24bの下側部分は支持面30aに位置し、開口部24bの上側部分は接触入力面40aに位置する。
回転体61は、回転可能な状態で凹部24に保持されており、乗員の指先により回転操作される。回転体61の回転中心線(仮想軸K)が延びる向きは車両左右方向(水平方向)である。回転体61は、仮想軸方向に延びる円柱形状である。回転体61の仮想軸方向の長さは、回転体61の直径よりも長い。回転体61は、凹部24のうち車両後方側に位置する壁面24c(図4参照)に対向して配置されている。回転体61は開口部24bの下方に位置し、回転体61の全体が操作スペース24aに位置する。
図5および図6は、運転席に着座した乗員が、ステアリングホイール12を右手で持ったまま左手を伸ばして入力装置14を操作している状態を示す。図5は、左手の手首を支持部30の支持面30aに置き、その置いた手の人差し指の指先でタッチパネル40をタッチ操作している状態を示す。図6は、左手の手首を支持部30の支持面30aに置き、その置いた手の中指の指先で回転体61を回転操作している状態を示す。図6に示す例では、回転体61を回転操作する中指と、それ以外の指(人差指および薬指)を、操作スペース24aに入れた状態で回転操作している。このように、手首を支持部30に置いて支持させた状態で、タッチ操作、回転操作またはスライド操作が可能となる位置に、タッチパネル40、回転体61および支持部30は配置されている。
図7に示すように、凹部24には、回転体61の回転量を検出する回転センサ63が取り付けられている。回転センサ63には、例えば光センサを用いたロータリエンコーダを採用すればよい。さらに凹部24には、回転体61を回転操作する指先にクリック感を付与するクリック機構64が取り付けられている。クリック機構64は、回転体61の回転に抗する力を、所定の回転量だけ回転する毎に間欠的に付与するものである。なお、回転センサ63は、回転体61の回転操作を検知する回転操作検知手段を提供する。
回転体61の外周面は、指先を接触させながら、仮想軸方向へスライドさせるスライド操作が可能なスライド操作面61aを提供する。スライド操作する指先のスライド位置は、位置センサ62により検出される。位置センサ62は、回転体61の内部に取り付けられた電極を有し、スライド操作している指先と電極との間における静電容量の変化に応じた検出信号を出力する。例えば、スライド操作面61aの任意の位置に指先を接触させると、その任意の位置に対応する電極から出力される検出信号が変化する。これにより、指先を接触させている位置が検出される。なお、位置センサ62は、スライド操作面61aへのスライド操作を検知するスライド操作検知手段を提供する。
電子制御ユニット(ECU70)は、タッチ用静電IC71、スライド用静電IC72およびマイクロコンピュータ(マイコン73)を有する。タッチ用静電IC71は、タッチセンサ42から出力される信号に基づき、接触入力面40aにおける指先の接触位置(タッチ操作位置)を演算する。スライド用静電IC72は、位置センサ62から出力される信号に基づき、スライド操作面61aにおける指先の接触位置(スライド操作位置)を演算する。
マイコン73は、タッチ用静電IC71およびスライド用静電IC72による演算結果の情報を取得するとともに、回転センサ63により検出された回転量の情報、および押ボタン51〜53の情報も取得する。マイコン73は、取得したタッチ操作位置およびスライド操作位置の変化に基づき、これらの操作の内容が、所定時間に以上同じ位置に指先を接触させる長押し操作、先述したフリック操作およびスライド操作のいずれであるかを判定する。また、フリック操作およびスライド操作であると判定された場合には、その操作方向が左右のいずれであるかを判定する。
マイコン73は、取得した情報に基づき、図示しない他のECUへ指令信号を出力する。例えば、タッチパネル40への入力操作により空調装置の設定温度が変更された場合、その旨の指令信号を、空調装置を制御する空調ECUへ出力する。その結果、変更後の設定温度に基づき空調装置の作動を空調ECUが制御することとなる。さらにECU70は、上述した各種の情報に基づき、タッチパネル40の表示内容を制御するとともに振動アクチュエータ31の作動を制御する。なお、タッチパネル40への接触位置、回転体61への接触位置、および回転体61の回転操作量に応じて入力設定処理を実行し、その処理に基づき上記指令信号を出力している時のマイコン73は、入力設定手段73aとして機能する。
図7〜図10は、回転体61に対する回転操作およびスライド操作に基づき、ECU70がタッチパネル40の表示内容を制御して、各種の設定を入力する一例を示す。
図7に示す例では、押ボタン51をオン操作したことに伴い、空調装置の設定に関するアイコン画像G1〜G4がタッチパネル40に表示されている。この時、スライド操作面61aの左右方向における接触位置範囲を、複数のアイコン画像G1〜G4に対応する複数の範囲60a1、60a2、60a3、60a4(図8参照)に分割するよう、ECU70は設定する。そして、スライド操作面61aに指先を接触させると、その接触位置の領域に対応するアイコン画像が選択される。
図7の例では、スライド操作面61aの左端部分の範囲60a1に指先を接触させているので、その範囲60a1に対応するアイコン画像、つまり左右方向に並ぶ複数のアイコン画像G1〜G4のうち左端に位置するアイコン画像G1が選択されている。換言すると、ECU70は、位置センサ62により検出された接触位置に対応するアイコン画像G1を強調表示させるように、タッチパネル40の表示内容を制御する。
詳細には、スライド操作面61aの左端部分の範囲60a1が所定時間以上継続して接触された場合に、アイコン画像G1が選択されたと判定する。そして、アイコン画像G1を強調表示させるとともに、振動アクチュエータ31を所定時間(例えば0.5秒)だけ作動させる。そして、タッチパネル40のうち選択されたアイコン画像G1の下方部分に、アイコン画像G1に関連する設定画像G1aを表示させる。図7の例では、アイコン画像G1が助手席の設定温度を入力するアイコンであるため、現状の設定温度(27℃)が設定画像G1aとして表示されている。
なお、上述の如くスライド操作面61aの接触位置範囲を、複数のアイコン画像G1〜G4に対応する複数の範囲60a1、60a2、60a3、60a4に分割して設定することを実現させるため、回転体61を十分に長く形成している。具体的には、左右方向に並ぶ複数のアイコン画像G1〜G4の左右両端に位置するアイコン画像G1、G4に対応する位置まで、回転体61は左右方向に延びる形状である。これに伴い、凹部24による操作スペース24aも左右方向に十分に長い形状に形成されている。具体的には、回転体61の左右方向長さ以上となるように、操作スペース24aの左右方向長さは設定されている。
図8に示す例では、図7に示すタッチ選択操作の後に、回転体61を手前側から奥側に向けて回転操作させている。これにより、設定画像G1aとして表示されている設定温度が増大するように変更される。なお、回転体61を奥側から手前側に向けて回転操作させた場合には、設定温度が低下するように変更される。クリック機構64により1回のクリック感が付与される毎に、設定温度を所定温度ずつ設定変更させることが望ましい。
図9に示す例では、図7および図8での接触位置である左端部分の範囲60a1から、その右隣の範囲60a2に指先をスライド移動させている。その結果、その接触位置の範囲60a2に対応するアイコン画像G2が選択される。詳細には、スライド操作面61aのうち符号60a2に示す範囲が所定時間以上継続して接触された場合に、アイコン画像G2が選択されたと判定する。そして、アイコン画像G2を強調表示させるとともに、振動アクチュエータ31を所定時間(例えば0.5秒)だけ作動させる。そして、タッチパネル40のうち選択されたアイコン画像G2の下方部分に、アイコン画像G2に関連する設定画像G2aを表示させる。図9の例では、アイコン画像G2が空調風の吹出口を選択するアイコンであるため、現状の吹出口(フェイス吹出口)が設定画像G2aとして表示されている。このように、スライド操作面61aをスライド操作することで、選択されていたアイコンが変更される。なお、スライド操作しなくとも、各アイコン画像に対応する位置の操作面に直接指を接触させて各アイコン画像を選択することも可能である。
図10に示す例では、図7および図8での接触位置である左端部分の範囲60a1から、右方向にフリック操作している。その結果、オーディオ装置に関連するアイコン画像G5〜G8がタッチパネル40に表示されている。これらのアイコン画像G5〜G8に対しても、空調装置に関連するアイコン画像G1〜G4と同様にして、スライド操作に応じて選択され、回転操作に応じて選択された項目の設定が変更される。
要するに、位置センサ62により検出される接触位置に基づき、複数の設定項目から所望の設定項目が選択される。つまり、図7に示す接触位置では、複数のアイコン画像G1〜G4から温度設定するアイコン画像G1が選択され、図9に示す接触位置では、吹出口モードを設定するアイコン画像G2が選択される。そして、回転センサ63により検出される回転量に基づき、選択されている設定項目に関する内容が設定される。つまり、図8に示す回転操作による回転量に基づき、設定温度が変更される。回転量に基づき設定温度(物理量)を変更するにあたり、物理量の上昇と下降は回転体61の回転方向に基づき判別される。
また、回転体61の回転操作による設定内容には、タッチパネル40のタッチ操作の場合には複数回の操作を要する設定内容が割り当てられている。例えば、回転量に基づき設定される内容は、音量、温度、電波周波数等、所定の物理量の大きさである。
図7〜図10では、回転体61によるスライド操作および回転操作による表示内容の例を説明したが、これらのスライド操作および回転操作は、タッチパネル40上におけるタッチ操作でも代用できる。例えば、所望のアイコン画像上でタッチパネル40をタップ操作すると、そのアイコン画像が選択される。
ECU70は、回転体61による操作内容に応じて振動アクチュエータ31を作動させることに加え、タッチパネル40による操作内容に応じても振動アクチュエータ31を作動させる。例えば、所望のアイコン画像上でタッチパネル40を長押しした場合に、振動アクチュエータ31を作動させて、長押し操作を受け付けたことを操作者に知らせる。
さて、図5に示すように、手首または掌を支持部30に支持させた状態で、タッチパネル40を指先でタッチ操作しようとすると、手の一部がスライド操作面61aに触れる可能性がある。その場合、後述する無効手段を備えていなければ、意図に反してスライド操作入力されてしまう。具体的には、例えば図8に示す温度設定をタッチパネル40へのタッチ操作で入力している最中に、手の一部がスライド操作面61aのうち符号60a2に示す範囲に触れると、図9に示す吹出口設定の画面に切り替わってしまう。
また、図6に示すように、手首または掌を支持部30に支持させた状態で、指先をスライド操作面61a上に置いて回転体61を回転操作しようとすると、その指先がスライド操作面61a上でスライド操作方向にずれて移動する可能性がある。その場合、後述する無効手段を備えていなければ、意図に反してスライド操作入力されてしまう。具体的には、例えば図8に示す温度設定を回転操作で入力している最中に、スライド操作面61a上に置かれた指先が、符号60a1に示す範囲から符号60a2に示す範囲にずれると、図9に示す吹出口設定の画面に切り替わってしまう。
これらの問題を解決するために、本実施形態では図11に示す処理をマイコン73が実行している。この処理は、タッチパネル40に電力供給されている期間中、所定周期で繰返し実行される。なお、以下に説明するステップS40の処理を実行している時のマイコン73が「無効手段」に相当する。
先ず、図11のステップS10において、タッチパネル40がタッチ操作されている最中であるか否かを判定する。具体的には、タッチセンサ42から出力される信号のレベルが所定の閾値を超えて大きくなっている場合に、タッチ操作の最中であると判定する。閾値を超えたか否かの判定は、タッチ用静電IC71またはマイコン73が実施する。
ステップS10にてタッチ操作中でないと否定判定された場合、続くステップS20において、回転体61が回転操作されている最中であるか否かを判定する。具体的には、回転センサ63から出力される信号に変化が生じている場合に、回転操作の最中であると判定する。
ステップS10およびステップS20のいずれにおいても操作中でないと否定判定された場合には、後述するステップS30の処理を実施することなく図11の処理を終了する。一方、ステップS10およびステップS20の少なくとも一方において操作中であると肯定判定された場合には、処理はステップS30に進み、スライド操作面61aがスライド操作またはフリック操作されているか否かを判定する。具体的には、位置センサ62から出力される信号のレベルが所定の閾値を超えて大きくなっており、かつ、その状態を検出している位置が所定速度以上で変化している場合に、スライド操作またはフリック操作が為されていると判定する。
ステップS30においてスライド操作またはフリック操作が為されていると肯定判定された場合、続くステップS40において、ステップS30で検知したスライド操作またはフリック操作を無効にする。要するに、タッチパネル40へのタッチ操作または回転体61への回転操作が為されている最中には、スライド操作面61aへのスライド操作またはフリック操作を無効にする。
以上により、本実施形態に係る入力装置14は、タッチパネル40へのタッチ操作時には、スライド操作面61aへのスライド操作またはフリック操作を無効にする無効手段(ステップS40)を備える。そのため、タッチパネル40を指先でタッチ操作する際に手の一部がスライド操作面61aに触れてしまっても、そのスライド操作面61aへの入力は無効にされる。よって、意図に反してスライド操作入力またはフリック操作入力が為されてしまうことを回避できる。
さらに本実施形態では、回転体61への回転操作時には、スライド操作面61aへのスライド操作またはフリック操作を無効にする無効手段(ステップS40)を備える。そのため、回転体61を回転操作する際に手の一部がスライド操作面61aに触れてしまっても、そのスライド操作面61aへの入力は無効にされる。よって、意図に反してスライド操作入力またはフリック操作入力が為されてしまうことを回避できる。
さらに本実施形態では、第2タッチ入力部60は、第1タッチ入力部であるタッチパネル40とともに車両のインパネ11に設けられ、かつ、タッチパネル40の下方に配置されている。そして、操作者の指でタッチパネル40をタッチ操作する際に、操作者の手首または掌を支持することが可能となるようにタッチパネル40との位置関係が設定された支持部30を備える。支持部30は、回転体61の下方に配置されている。
したがって、本実施形態では、タッチパネル40と支持部30の間に回転体61が位置することとなる。この場合には、手首または掌を支持部30に支持させた状態でタッチパネル40を操作すると、腕の一部が誤って回転体61に接触する問題が顕著になる。よって、このような位置関係の場合に無効手段の機能を発揮させる本実施形態によれば、操作者の意図に反した入力が為されることを効果的に抑制できる。
しかも、支持部30に手首を置いて支持させた状態で、回転体61に対する回転操作またはスライド操作が可能になる。よって、車両の振動で指先の位置が定まりにくい状況下であっても、回転体61に対する回転操作およびスライド操作を安定して行うことができる。また、支持部30に手首を支持させた状態のまま、支持部30に置かれた手の指先でタッチパネル40への入力が可能となる位置に、支持部30が配置されている。そのため、手首を支持部30に支持させた状態で、タッチパネル40へのタッチ入力ができるようになるので、安定したタッチ入力が可能になる。
さらに本実施形態では、第2タッチ入力部60は、指先を接触させながら所定方向に移動させるスライド操作が可能なスライド操作面61aを有しており、無効手段による無効対象となる接触操作には、スライド操作が含まれている。ここで、タッチパネル40への接触操作に伴い、スライド操作の方向(所定方向)に腕を動かした場合に、腕の一部が誤ってスライド操作面61a上をなぞってしまう懸念が生じる。よって、このようなスライド操作面61aを備えた構成の場合に無効手段の機能を発揮させる本実施形態によれば、操作者の意図に反した入力が為されることを効果的に抑制できる。
さらに本実施形態では、第2タッチ入力部60は、水平方向に延びる回転中心線の周りに回転可能な回転体61を有し、スライド操作面61aは、回転体61の外周面により形成されている。
これによれば、水平方向については、回転体61の外周面に指先を軽く置き、その指先をスライドさせるスライド操作により良好な操作性を提供できる。一方、上下方向については、回転体61の回転操作により入力を可能にすることで、上下方向へのスライド操作を不要にしている。さて、本実施形態に反して水平方向および上下方向の両方についてスライド操作が可能なタッチ入力部の場合、上下方向への操作性が悪いといった欠点がある。これに対し本実施形態によれば、この欠点を回転操作で補いつつ、スライド操作による軽快なタッチ入力が可能となる。
しかも本実施形態によれば、回転体61の外周面をスライド操作するように構成されているので、回転操作とスライド操作の切り替えをスムーズにできる。つまり、回転操作していた指をそのままスライド移動させるだけで、スライド操作による入力が可能になる。或いは、スライド操作させていた指をそのまま曲げ伸ばしするだけで、回転操作による入力が可能になる。
さらに本実施形態では、第1タッチ入力部は、表示器41を有するタッチパネル40であり、表示器41の表示内容は、第1タッチ入力部への接触操作に応じて制御されるとともに、第2タッチ入力部60への接触操作に応じても制御される。そのため、本実施形態に反して無効手段を備えていない場合には、第2タッチ入力部60への意図しない入力が為されると、タッチパネル40の入力画面が変化してしまい、タッチパネル40への入力操作性が著しく損なわれる。よって、このように第1および第2タッチ入力部の両方が表示器41の表示内容を変化させる機能を有する場合において、無効手段による機能が好適に発揮される。
さらに本実施形態では、位置センサ62により検出される接触位置に基づき、複数の設定項目から所望の設定項目が選択され、回転センサ63により検出される回転量に基づき、選択されている設定項目に関する内容が設定される。そのため、設定項目を選択する第1操作を行った後、その設定項目に関する内容を設定する第2操作を行う場合、第1操作および第2操作の一方をスライド操作、他方を回転操作で行うことができる。そして、これらのスライド操作および回転操作は、上述したように切り替えをスムーズにできるので、設定項目を選択する第1操作の後、その内容を設定する第2操作を行うにあたり、これらの選択および設定の入力をスムーズにできる。
さらに本実施形態では、回転体61を保持する保持部材20が、回転操作時の指先の操作スペース24aを内部に形成する凹部24を有する。これによれば、回転体61を操作する手の指を、操作スペース24aに位置させた状態で回転操作できる。よって、回転操作する手の指が保持部材20に干渉して回転操作しにくくなることを回避できる。
ここで、本実施形態に反して、タッチパネル40へのタッチ操作に応じてタッチパネル40を振動させる構造の場合、指先はタッチパネル40に軽く触れた状態であるため、指先へ十分に振動を伝えるには限界がある。これに対し本実施形態では、支持部30に手首を支持させた状態でタッチパネル40をタッチ操作できるように構成されている。そして、その支持部30を振動させる振動アクチュエータ31と、回転操作またはスライド操作による操作内容に応じて振動アクチュエータ31を駆動させるECU70と、を備える。そのため、支持部30に支持されている手首に振動を伝えることとなるので、軽く触れる指先に振動を伝える上記構造と比較して、手首へ十分に振動を伝えることができる。よって、操作に応じて操作者に報知する機能を向上できる。また、回転体61への操作に応じて振動を伝えることでも、報知の確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、支持部30のうち手首が置かれる支持面30aの仰角(支持面仰角θ1)が、タッチパネル40の接触入力面40aの仰角(入力面仰角θ2)よりも小さくなるよう、支持部30は配置されている。これによれば、支持面仰角θ1が小さいので、支持部30に手首を支持した状態でタッチパネル40をタッチ操作するにあたり、手首を反り返らせて曲げる量を小さくできる。よって、楽な姿勢で支持部30に手首を支持した状態でタッチ操作するようにでき、操作性を向上できる。
ここで、タッチパネル40をタッチ操作して入力する例としては、空調装置のオンオフを操作する場合や、設定温度等の物理量の大きさを設定する場合が挙げられる。上記オンオフの操作ではタッチ操作の回数が1回で済むのに対し、物理量の大きさを設定する場合には、タッチ操作を複数回行わなければならない。特に、物理量の設定を大きく変更する場合には、タッチ操作回数が多くなり、設定変更の操作性が悪い。この点を鑑みた本実施形態では、回転センサ63により検出される回転量に基づき、所定の物理量の大きさを設定することができる。そのため、タッチ操作を複数回行うことを、回転体61の回転操作に代替できるので、物理量の大きさを設定変更する際の操作性を向上できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、タッチパネル40へのタッチ操作または回転体61への回転操作が為されている最中には、スライド操作面61aへの操作を無効にしている。これに対し本実施形態では、回転体61への回転操作が為されているか否かに拘らず、タッチパネル40へのタッチ操作が為されている最中には、スライド操作面61aへの操作を無効にしている。一方、そのタッチ操作が為されていなければ、スライド操作面61aへの操作を許可している。
すなわち、図12に示すように、ステップS10にてタッチ操作中であると判定され、かつ、ステップS30にてスライド操作面61aへの操作が検知されていると判定された場合には、ステップS40においてスライド操作面61aへの操作を無効にする。一方、ステップS10にてタッチ操作中でないと否定判定された場合には、回転体61を回転操作中であるか否かに拘らず、ステップS40による無効処理を実行せず、スライド操作面61aへの操作を許可する。
以上により、本実施形態によっても、タッチパネル40を指先でタッチ操作する際に手の一部がスライド操作面61aに触れてしまった場合、そのスライド操作面61aへの入力は無効にされる。よって、意図に反してスライド操作入力またはフリック操作入力が為されてしまうことを回避できる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、タッチパネル40へのタッチ操作または回転体61への回転操作が為されている最中には、スライド操作面61aへの操作を無効にしている。これに対し本実施形態では、タッチパネル40へのタッチ操作が為されているか否かに拘らず、回転体61への回転操作が為されている最中には、スライド操作面61aへの操作を無効にしている。一方、その回転操作が為されていなければ、スライド操作面61aへの操作を許可している。
すなわち、図13に示すように、ステップS20にて回転操作中であると判定され、かつ、ステップS30にてスライド操作面61aへの操作が検知されていると判定された場合には、ステップS40においてスライド操作面61aへの操作を無効にする。一方、ステップS20にて回転操作中でないと否定判定された場合には、タッチパネル40をタッチ操作中であるか否かに拘らず、ステップS40による無効処理を実行せず、スライド操作面61aへの操作を許可する。
以上により、本実施形態によっても、回転体61を指先で回転操作する際にスライド操作面61a上で指を滑らせてしまった場合、そのスライド操作面61aへの入力は無効にされる。よって、意図に反してスライド操作入力またはフリック操作入力が為されてしまうことを回避できる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
図7に示す実施形態では、第1タッチ入力部のタッチセンサ42、および第2タッチ入力部60の位置センサ62に、静電容量式のセンサを用いている。これに対し、これらのセンサ42、62に、抵抗膜式や光学式、超音波式等のセンサを用いてもよい。また、静電容量式のセンサを用いる場合において、投影型のセンサおよび表面型のセンサのいずれを採用してもよい。
図11および図12に示す実施形態では、タッチ操作時のスライド操作は無効にするものの、タッチ操作時の回転操作は許可している。これに対し、タッチ操作時には、スライド操作に加えて回転操作も無効にしてもよい。
上記各実施形態では、第2タッチ入力部60は第1タッチ入力部の下方に配置されているが、本発明はこのような配置に限定されるものではなく、例えば、第2タッチ入力部60は第1タッチ入力部の運転席側または助手席側に配置されていてもよい。要するに、両タッチ入力部が隣同士に配置されていれば、本発明は適用可能である。
上記各実施形態では、第2タッチ入力部60は回転体61を有して構成されたものであるが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば第2タッチ入力部が第1タッチ入力部と同様のタッチパネルであってもよい。
図12のステップS30ではスライド操作を検知し、ステップS40にてスライド操作を無効にしているが、ステップS30においてスライド操作面61aへの接触有無を検知し、ステップS40にてスライド操作面61aへの接触操作を無効にしてもよい。
図4に示す実施形態では、支持部30の支持面30aを平坦形状にしているが、湾曲した形状であってもよい。また、支持面30aの周囲に、操作者側(手前側)に隆起する隆起部を設け、支持面30aに置いた手首が隆起部に引っ掛かるようにして、手首が支持面30aからずれることの抑制を図ってもよい。
保持部材20と支持部30は、樹脂で一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。回転体61は、図4に示す如く仮想軸方向に延びる円柱形状であってもよいし、円筒形状であってもよい。スライド操作面61aは、図4に示す如く断面円形であってもよいし、断面多角形であってもよい。
クリック機構64を廃止してクリック感を付与しないようにしてもよい。振動アクチュエータ31を廃止して、支持部30から手首に振動を付与させることを廃止してもよい。支持部30を廃止して、手首を支持させずに回転体61またはタッチパネル40をタッチ操作するように入力装置14を構成してもよい。また、押ボタン51〜53を廃止してもよい。
支持部30の支持面30aは手首を支持するようにタッチパネル40との位置関係が設定されている。これに対し、掌のうち手首の近傍領域を支持するように、あるいはその近傍領域と手首の両者を支持するようにその位置関係が設定されていてもよいことは勿論である。
図7〜図9に示す実施形態では、スライド操作による接触位置に基づき設定項目が選択され、回転操作による回転量に基づき、選択されている設定項目の内容が設定される。これに対し、回転操作により設定項目が選択され、スライド操作により設定項目の内容が設定されるように構成されていてもよい。
タッチパネル40に表示される当初の画像(初期画像)に、使用頻度の高いアイコン画像G1〜G4(図9参照)を割り当てることが望ましい。なお、使用頻度の低いアイコン画像G5〜G8(図10参照)については、先述したフリック操作等が為された場合に表示させればよい。使用頻度の高いアイコン画像G1〜G4の具体例として、空調装置の温度を設定するアイコン画像G1や、オーディオ装置の音量を設定するアイコン画像等が挙げられる。
上記各実施形態では、タッチパネル40へのタッチ操作、回転体61へのスライド操作および回転操作を、操作者の指先で行うことを想定しており、指先を操作体としている。これに対し、例えばペン形状の操作部材を操作者が手に持ち、その操作部材で各操作を行ってもよく、この場合には、人体以外の操作部材が操作体として機能する。また、操作者が手袋をはめた状態で操作した場合には、手袋が操作体として機能する。
14…入力装置、30…支持部、40…タッチパネル(第1タッチ入力部)、60…第2タッチ入力部、61…回転体、61a…スライド操作面、S40…無効手段。

Claims (8)

  1. 操作体によって接触操作される第1タッチ入力部(40)と、
    前記第1タッチ入力部の隣に配置され、前記操作体によって接触操作される第2タッチ入力部(60)と、
    前記第1タッチ入力部への接触操作時には、前記第2タッチ入力部への接触操作による入力を無効にする無効手段(S40)と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記第2タッチ入力部は、前記第1タッチ入力部とともに車両のインストルメントパネル(11)に設けられ、かつ、前記第1タッチ入力部の下方に配置され、
    前記操作体である操作者の指で前記第1タッチ入力部を接触操作する際に、前記操作者の手首または掌を支持することが可能となるように前記第1タッチ入力部との位置関係が設定された支持部(30)を備え、
    前記支持部は、前記第2タッチ入力部の下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第2タッチ入力部は、前記操作体を接触させながら所定方向に移動させるスライド操作が可能なスライド操作面(61a)を有し、
    前記無効手段による無効対象となる接触操作には、少なくとも前記スライド操作が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記所定方向は水平方向であり、
    前記第2タッチ入力部は、前記所定方向に延びる回転中心線の周りに回転可能な回転体(61)を有し、
    前記スライド操作面は、前記回転体の外周面により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記無効手段は、前記回転体の回転操作時にも、前記スライド操作による入力を無効にすることを特徴とする請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記第1タッチ入力部は、表示器(41)を有するタッチパネルであり、
    前記表示器の表示内容は、前記第1タッチ入力部への接触操作に応じて制御されるとともに、前記第2タッチ入力部への接触操作に応じても制御されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の入力装置。
  7. 所定方向に延びる形状であり、かつ、所定方向に延びる回転中心線の周りに回転可能な回転体(61)と、
    操作体により前記回転体を回転させる回転操作を検知する回転操作検知手段(63)と、
    前記回転体の外周面(61a)に前記操作体を接触させた状態で前記操作体を前記所定方向に移動させる、スライド操作を検知するスライド操作検知手段(62)と、
    前記回転操作が検知されている時には、前記スライド操作の検知を無効にする無効手段(S40)と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  8. 前記回転体は、車両のインストルメントパネル(11)に設けられており、
    前記操作体である操作者の指で前記回転体を操作する際に、前記操作者の手首または掌を支持することが可能となるように前記回転体との位置関係が設定された支持部(30)を備えることを特徴とする請求項7に記載の入力装置。
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