JP6326926B2 - 車両用入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のインストルメントパネルに設けられ、指先接触による入力が可能なタッチ入力部を備える、車両用入力装置に関する。
一般的な車両のインストルメントパネル(以下、インパネと呼ぶ)には、ナビゲーション装置や空調装置等の設定を入力する入力装置が取り付けられている。そして近年では、この種の入力装置にタッチパネル(タッチ入力部)を採用した車両が増加傾向にある(特許文献1参照)。
タッチパネルによれば、接触入力面に指先を軽く触れるだけで入力が可能になり、押込式のスイッチとは操作性が大きく異なる。しかも、タッチパネルの場合にはフリック操作やタップ操作等、多様なタッチ入力が可能になる。なお、フリック操作とは、接触入力面に指先を置き、手首を支点にして指の腹で接触入力面を弾く操作である。タップ操作とは、接触入力面を指先で軽く叩く操作である。
特開2013−96736号公報
さて、携帯端末として用いられているタッチパネルとは異なり、インパネに設けられたタッチパネルの場合には以下の問題が生じる。すなわち、運転席または助手席に着座した状態で腕を伸ばしてタッチパネルを操作することとなるが、伸ばした腕の一部を何処にも支持させることができない状態での操作になることがある。しかも、車両の振動を受けながらの操作であるため、タッチパネルの所望の位置に指先を正確に置くことは困難であり、安定したタッチ入力が難しい。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、安定したタッチ入力が可能な車両用入力装置を提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明のひとつは、
車両のインストルメントパネル(11)に設けられ、操作者の指先接触による入力が可能なタッチ入力部(40)と、
タッチ入力部への指先接触に際して操作者の手首または掌を支持することが可能となるようにタッチ入力部との位置関係が設定された支持部と、
支持部を振動させる振動アクチュエータ(31)と、
タッチ入力部への入力内容に応じて振動アクチュエータを駆動させる振動制御手段(70)と、を備え、振動制御手段は、タッチ入力部が操作者により長押し操作された場合に振動アクチュエータを駆動させることを特徴とする。
この発明によれば、操作者は手首または掌を支持部に支持した状態でタッチ部への指先接触による入力が可能であるため、安定したタッチ入力が可能になる。
本発明の一実施形態に係る車両用入力装置が、車両のインパネに搭載された状態を示す正面図。 図1に示す車両用入力装置の斜視図。 図1に示す車両用入力装置の側面図。 図1に示す車両用入力装置の断面図。 図1に示す支持部に手首を支持させながら、タッチパネルを操作している状態を示す斜視図。 図1に示す支持部に手首を支持させながら、回転体を回転操作している状態を示す斜視図。 図1に示す車両用入力装置において、回転体をタッチした時の表示例を示す図。 図7の状態から回転体を上側へ回転操作した時の表示例を示す図。 図8の状態から右側へスライド操作した時の表示例を示す図。 図8の状態から右側へフリック操作した時の表示例を示す図。 図7の実施形態に対する変形例を示す図。 図11の実施形態に対する変形例を示す図。
以下、本発明にかかる車両用入力装置(以下、入力装置と呼ぶ)の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両の室内のうち運転席および助手席の前方には、インパネ11が設置されている。インパネ11は、ステアリングホイール12に対して車両前方、かつ、フロントウインドシールド13の下方に位置する。インパネ11のうち車両左右方向の中央部分11aには、以下に詳述する入力装置14が取り付けられている。
図2に示すように、入力装置14は、保持部材20、支持部30、タッチパネル40(タッチ入力部)、第1押ボタン51、52、53、回転体60、第2押ボタン71、72、73、74を備える。これら支持部30、タッチパネル40および第1押ボタン51〜53、回転体60および第2押ボタン71〜74は、保持部材20に保持されている。
保持部材20は、樹脂製であり、以下に説明するベース部21、保持部22、パネル保持部23および凹部24を、一体に樹脂成形して構成されている。保持部材20は、インパネ11に形成された開口部11bに組み付けられている。ベース部21は、保持部22の下方に隣接し、インパネ11の表面に沿って湾曲しながら上下方向に延びる板状である。
保持部22は、支持部30および第1押ボタン51〜53を保持する。支持部30は、運転席に着座している乗員が、着座した状態のまま手を伸ばすと届く位置に配置されている。図1の例では右ハンドル車両であるため、左手を伸ばして届く位置に支持部30は配置されている。支持部30の表面は、伸ばした左手の手首を支持するための支持面30aとして機能する。支持面30aは平坦形状であり、水平面Lに対する支持面30aの仰角を支持面仰角θ1と呼ぶ(図3参照)。図3の例では、支持面仰角θ1が45度未満に設定されている。支持部30は、図4の符号30bに示す高さ分だけ、板状のベース部21の表面から隆起した形状である。なお、図4および図3中の上下前後を示す矢印は、入力装置14を車両に搭載した状態における上下方向と車両前後方向の向きを示す。
第1押ボタン51〜53は、保持部22のうち支持面30aの上方部分に配置されている。第1押ボタン51〜53の表面は支持面30aと同一平面上に位置する。第1押ボタン51〜53は、図示しないスプリングの弾性力に抗して運転者の指先で押し下げられる機械式のボタンである。複数(図3の例では3つ)の第1押ボタン51〜53は、車両左右方向に並べて配置されている。第1押ボタン51〜53を押動操作することにより、各々の第1押ボタン51〜53に割り当てられたコマンドの実行と実行停止が指令される。
具体的には、第1押ボタン51〜53の各々には、タッチパネル40の表示内容を切り替えるためのコマンドが設定されている。
すなわち、一つの第1押ボタン51には空調装置に関連するコマンドが割り当てられている。この第1押ボタン51をオン操作すると、空調装置に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、空調装置の設定を入力するためのアイコン画像G1、G2、G3、G4(図2および図7参照)が表示される。アイコン画像G1〜G4へのタッチ操作に応じて、助手席側の設定温度、空調風の吹出口、空調風の送風量、運転席側の設定温度等の設定が入力される。
別の第1押ボタン52にはオーディオ装置に関連するコマンドが割り当てられている。この第1押ボタン52をオン操作すると、オーディオ装置に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、オーディオ装置の設定を入力するためのアイコン画像G5、G6、G7、G8(図10参照)が表示される。アイコン画像G5〜G8へのタッチ操作に応じて、音量や音源等の設定が入力される。
別の第1押ボタン53には車両の運転状態に関連するコマンドが割り当てられている。この第1押ボタン53をオン操作すると、例えば内燃機関や走行用モータ等の走行駆動源の運転状態に関連する情報がタッチパネル40に表示されるとともに、タッチパネル40には、走行駆動源の設定を入力するためのアイコン画像が表示される。
保持部22は、支持部30を振動させる振動アクチュエータ31(図4および図7参照)を保持する。振動アクチュエータ31の具体例としては、通電により振動する圧電素子や振動モータが挙げられる。振動アクチュエータ31により支持部30を振動させることで、支持部30に置かれた操作者の手に振動を付与させることができる。
パネル保持部23は、保持部22の上方に配置され、タッチパネル40および第2押ボタン71〜74を保持する。タッチパネル40は、運転席に着座している乗員が、着座した状態のまま手を伸ばすと届く位置に配置されている。また、支持部30に手首を置いた状態のまま、支持部30に置かれた手の指先でタッチ操作が可能となる位置に、タッチパネル40および支持部30は配置されている。タッチパネル40は、液晶表示器の手前側に透明電極を有して構成されており、透明電極は、操作者の指先の接触位置を検出する。したがって、タッチパネル40は、液晶表示器による表示機能および透明電極によるタッチ入力機能を有する。
タッチパネル40の表面は、接触入力面40aとして機能する。タッチパネル40の表面は、接触入力面40aとして機能する。接触入力面40aは平坦形状であり、水平面Lに対する接触入力面40aの仰角を入力面仰角θ2と呼ぶ(図3参照)。図3の例では、入力面仰角θ2が45度以上に設定されている。そして、支持面仰角θ1が入力面仰角θ2よりも小さくなるように支持部30は配置されている。
接触入力面40aに対する指先でのタッチ操作には、先述したフリック操作、スライド操作およびタップ操作の他にも、ピンチ操作等の種々のタッチ操作が挙げられる。なお、ピンチ操作とは、接触入力面40a上を指でつまむようにして画面を拡大縮小させる操作である。図2の表示状態では、4つのアイコン画像G1、G2、G3、G4と、ナビゲーション装置による地図情報画像Gmが表示されている。例えば、地図情報画像Gm上でピンチ操作を実施すると、地図情報画像Gmが拡大縮小表示される。また、アイコン画像G1〜G4上でタップ操作すると、アイコン画像G1〜G4の各々に割り当てられたコマンドが実行される。
第2押ボタン71〜74は、パネル保持部23のうちタッチパネル40の左右両側に配置されている。第2押ボタン71〜74の表面は接触入力面40aと同一平面上に位置する。第2押ボタン71〜74は、第1押ボタン51〜53と同様の機械式ボタンであり、第2押ボタン71〜74を押動操作することにより、各々の第2押ボタン71〜74に割り当てられたコマンドの実行と実行停止が指令される。第2押ボタン71〜74については、タッチパネル40とは異なり、支持部30に手首を置いた状態のまま操作可能となるようには設定されていない。
図4に示すように、凹部24は、保持部22とパネル保持部23の間に配置されており、保持部22およびパネル保持部23と隣接して繋がっている。凹部24は、支持面30aよりも下方に凹む形状であり、回転体60を回転操作する指先の操作スペース24aを内部に形成している。凹部24は、開口部24bを有する袋形状である。開口部24bの下側部分は支持面30aに位置し、開口部24bの上側部分は接触入力面40aに位置する。
回転体60は、回転可能な状態で凹部24に保持されており、乗員の指先により回転操作される。回転体60の回転中心線(仮想軸K)が延びる向きは車両左右方向(水平方向)である。回転体60は、仮想軸K方向に延びる円柱形状である。回転体60の仮想軸K方向の長さは、回転体60の直径よりも長い。回転体60は、凹部24のうち車両後方側に位置する壁面24c(図4参照)に対向して配置されている。回転体60は開口部24bの下方に位置し、回転体60の全体が操作スペース24aに位置する。
図5および図6は、運転席に着座した乗員が、ステアリングホイール12を右手で持ったまま左手を伸ばして入力装置14を操作している状態を示す。図5は、左手の手首を支持部30の支持面30aに置き、その置いた手の人差し指の指先でタッチパネル40をタッチ操作している状態を示す。図6は、左手の手首を支持部30の支持面30aに置き、その置いた手の中指の指先で回転体60を回転操作している状態を示す。図6に示す例では、回転体60を回転操作する中指と、それ以外の指(人差指および薬指)を、操作スペース24aに入れた状態で回転操作している。このように、手首を支持部30に置いて支持させた状態で、タッチ操作および回転操作が可能となる位置に、タッチパネル40、回転体60および支持部30は配置されている。
図7に示すように、凹部24には、回転体60の回転量を検出する回転センサ62が取り付けられている。回転センサ62には、例えば光センサを用いたロータリエンコーダを採用すればよい。さらに凹部24には、回転体60を回転操作する指先にクリック感を付与するクリック機構63が取り付けられている。クリック機構63は、回転体60の回転に抗する力を、所定の回転量だけ回転する毎に間欠的に付与するものである。
回転体60の外周面は、指先を接触させながら、仮想軸Kが延びる方向へスライドさせるスライド操作が可能なスライド操作面60aを提供する。スライド操作する指先のスライド位置は、位置センサ61により検出される。位置センサ61は、回転体60の内部に取り付けられた電極を有し、スライド操作している指先と電極との間における静電容量の変化に応じた検出信号を出力する。例えば、スライド操作面60aの任意の位置に指先を接触させると、その任意の位置に対応する電極から出力される検出信号が変化する。これにより、指先を接触させている位置が検出される。
詳細には、電子制御ユニット(ECU70)が有するマイクロコンピュータ(マイコン)が、位置センサ61から出力される検出信号に基づきスライド操作位置を演算する。さらに上記マイコンは、演算されたスライド操作位置の変化に基づき、タッチ操作の内容が、所定時間に以上同じ位置に指先を接触させる長押し操作、先述したフリック操作およびスライド操作のいずれであるかを判定する。また、フリック操作およびスライド操作であると判定された場合には、その操作方向が左右のいずれであるかを判定する。
さらにECU70には、回転センサ62により検出された回転量の情報や、第1押ボタン51〜53、第2押ボタン71〜74およびタッチパネル40に入力された操作内容の情報も入力される。
ECU70は、これらの情報に基づき、通信線75を通じて他のECUへ指令信号を出力する。例えば、タッチパネル40への入力操作により空調装置の設定温度が変更された場合、その旨の指令信号を、空調装置を制御する空調ECUへ出力する。その結果、変更後の設定温度に基づき空調装置の作動を空調ECUが制御することとなる。さらにECU70は、上述した各種の情報に基づき、タッチパネル40の表示内容を制御するとともに振動アクチュエータ31の作動を制御する。なお、タッチパネル40への操作内容に応じて振動アクチュエータ31を駆動させている時のECU70は「振動制御手段」に相当する。
図7〜図10は、回転体60に対する回転操作およびスライド操作に基づき、ECU70がタッチパネル40の表示内容を制御する一例を示す。
図7に示す例では、第1押ボタン51をオン操作したことに伴い、空調装置の設定に関するアイコン画像G1〜G4がタッチパネル40に表示されている。この時、スライド操作面60aの左右方向における接触位置範囲を、複数のアイコン画像G1〜G4に対応する複数の範囲60a1、60a2、60a3、60a4(図8参照)に分割するよう、ECU70は設定する。そして、スライド操作面60aに指先を接触させると、その接触位置の領域に対応するアイコン画像が選択される。
図7の例では、スライド操作面60aの左端部分の範囲60a1に指先を接触させているので、その範囲60a1に対応するアイコン画像、つまり左右方向に並ぶ複数のアイコン画像G1〜G4のうち左端に位置するアイコン画像G1が選択されている。換言すると、ECU70は、位置センサ61により検出された接触位置に対応するアイコン画像G1を強調表示させるように、タッチパネル40の表示内容を制御する。
詳細には、スライド操作面60aの左端部分の範囲60a1が所定時間以上継続して接触された場合に、アイコン画像G1が選択されたと判定する。そして、アイコン画像G1を強調表示させるとともに、振動アクチュエータ31を所定時間(例えば0.5秒)だけ作動させる。そして、タッチパネル40のうち選択されたアイコン画像G1の下方部分に、アイコン画像G1に関連する設定画像G1aを表示させる。図7の例では、アイコン画像G1が助手席の設定温度を入力するアイコンであるため、現状の設定温度(27℃)が設定画像G1aとして表示されている。
なお、上述の如くスライド操作面60aの接触位置範囲を、複数のアイコン画像G1〜G4に対応する複数の範囲60a1、60a2、60a3、60a4に分割して設定することを実現させるため、回転体60を十分に長く形成している。具体的には、左右方向に並ぶ複数のアイコン画像G1〜G4の左右両端に位置するアイコン画像G1、G4に対応する位置まで、回転体60は左右方向に延びる形状である。これに伴い、凹部24による操作スペース24aも左右方向に十分に長い形状に形成されている。具体的には、回転体60の左右方向長さ以上となるように、操作スペース24aの左右方向長さは設定されている。
図8に示す例では、図7に示すタッチ選択操作の後に、回転体60を手前側から奥側に向けて回転操作させている。これにより、設定画像G1aとして表示されている設定温度が増大するように変更される。なお、回転体60を奥側から手前側に向けて回転操作させた場合には、設定温度が低下するように変更される。クリック機構63により1回のクリック感が付与される毎に、設定温度を所定温度ずつ設定変更させることが望ましい。
図9に示す例では、図7および図8での接触位置である左端部分の範囲60a1から、その右隣の範囲60a2に指先をスライド移動させている。その結果、その接触位置の範囲60a2に対応するアイコン画像G2が選択される。詳細には、スライド操作面60aのうち符号60a2に示す範囲が所定時間以上継続して接触された場合に、アイコン画像G2が選択されたと判定する。そして、アイコン画像G2を強調表示させるとともに、振動アクチュエータ31を所定時間(例えば0.5秒)だけ作動させる。そして、タッチパネル40のうち選択されたアイコン画像G2の下方部分に、アイコン画像G2に関連する設定画像G2aを表示させる。図9の例では、アイコン画像G2が空調風の吹出口を選択するアイコンであるため、現状の吹出口(フェイス吹出口)が設定画像G2aとして表示されている。このように、スライド操作面60aをスライド操作することで、選択されていたアイコンが変更される。
図10に示す例では、図7および図8での接触位置である左端部分の範囲60a1から、右方向にフリック操作している。その結果、オーディオ装置に関連するアイコン画像G5〜G8がタッチパネル40に表示されている。これらのアイコン画像G5〜G8に対しても、空調装置に関連するアイコン画像G1〜G4と同様にして、スライド操作に応じて選択され、回転操作に応じて選択された項目の設定が変更される。
図7〜図10では、回転体60によるスライド操作および回転操作による表示内容の例を説明したが、これらのスライド操作および回転操作は、タッチパネル40上におけるタッチ操作でも代用できる。例えば、所望のアイコン画像上でタッチパネル40をタップ操作すると、そのアイコン画像が選択される。
ECU70は、回転体60による操作内容に応じて振動アクチュエータ31を作動させることに加え、タッチパネル40による操作内容に応じても振動アクチュエータ31を作動させる。例えば、所望のアイコン画像上でタッチパネル40を長押しした場合に、振動アクチュエータ31を作動させて、長押し操作を受け付けたことを操作者に知らせる。
以上により、本実施形態に係る入力装置14は、タッチパネル40に対して車両後方側に配置され、車両の運転席または助手席に着座している乗員の手首を支える支持部30を備える。そして、支持部30に手首を置いた状態のまま、支持部30に支持された手の指先でタッチパネル40への入力が可能となる位置に、支持部が配置されている。そのため、手首を支持部30に支持させた状態で、タッチパネル40へのタッチ入力ができるようになるので、安定したタッチ入力が可能になる。
さらに本実施形態では、支持部30に手首を支持した状態のまま、指先で回転体60を操作できる位置に、支持部30が配置されている。これによれば、支持部30に手首を置いて支持させた状態で、回転体60に対する回転操作またはスライド操作が可能になる。よって、これらの回転体60に対する操作を安定して行うことができる。
ここで、本実施形態に反して、タッチパネル40へのタッチ操作に応じてタッチパネル40を振動させる構造の場合、指先はタッチパネル40に軽く触れた状態であるため、指先へ十分に振動を伝えるには限界がある。これに対し本実施形態では、支持部30に手首を支持した状態でタッチパネル40をタッチ操作できるように構成されている。そして、その支持部30を振動させる振動アクチュエータ31と、タッチパネル40への入力内容に応じて振動アクチュエータ31を駆動させるECU70と、を備える。そのため、支持部30に支持されている手首に振動を伝えることとなるので、軽く触れる指先に振動を伝える上記構造と比較して、手首へ十分に振動を伝えることができる。よって、操作に応じて操作者に報知する機能を向上できる。
さらに本実施形態では、支持部30のうち手首が置かれる支持面30aの仰角(支持面仰角θ1)が、タッチパネル40の接触入力面40aの仰角(入力面仰角θ2)よりも小さくなるよう、支持部30は配置されている。これによれば、支持面仰角θ1が小さいので、支持部30に手首を支持した状態でタッチパネル40をタッチ操作するにあたり、手首を反り返らせて曲げる量を小さくできる。よって、楽な姿勢で支持部30に手首を支持した状態でタッチ操作するようにでき、操作性を向上できる。
さらに本実施形態では、回転操作される回転体60、および回転体60の外周面により構成されてスライド操作されるスライド操作面60aを備える。さらに、回転操作による回転量を検出する回転センサ62、およびスライド操作位置を検出する位置センサ61を備える。これによれば、水平方向については、スライド操作面60aに指先を軽く置き、その指先をスライドさせるスライド操作により良好な操作性を提供できる。一方、上下方向については、回転体60の回転操作により入力を可能にすることで、上下方向へのスライド操作を不要にしている。したがって、上下方向への操作性が悪いといったタッチパネルの欠点を回転操作で補いつつ、スライド操作による軽快なタッチ入力が可能となる。
しかも本実施形態によれば、回転体60の外周面によりスライド操作面60aが構成されるので、回転操作とスライド操作の切り替えをスムーズにできる。つまり、回転操作していた指をそのままスライド移動させるだけで、スライド操作による入力が可能になる。或いは、スライド操作させていた指をそのまま曲げ伸ばしするだけで、回転操作による入力が可能になる。
さらに本実施形態では、回転体60を保持する保持部材20が、回転操作時の指先の操作スペース24aを内部に形成する凹部24を有する。これによれば、回転体60を操作する手の指を、操作スペース24aに位置させた状態で回転操作できる。よって、回転操作する手の指が保持部材20に干渉して回転操作しにくくなることを回避できる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
図11に示すように、タッチパネル40の表示領域にカスタムゾーン41を設定してもよい。カスタムゾーン41とは、操作者が好みのアイコン画像を配置するように設定可能な表示領域である。カスタムゾーン41の位置は、図11に示すようにタッチパネル40の表示領域の下方部分に設定してもよいし、図12に示すように上方部分に設定してもよい。表示領域の下方部分は回転体60の近傍に位置するので、その下方部分をタッチ操作する場合には、回転体60を操作している指先を僅かに移動させるだけでよい。したがって、アイコン画像G1〜G4の操作性を、カスタムゾーン41に配置されたアイコン画像の操作性よりも優先させる場合には、図12に示すレイアウトが望ましい。一方、カスタムゾーン41に配置されたアイコン画像の操作性を優先させる場合には、図11に示すレイアウトが望ましい。
図4に示す実施形態では、支持部30の支持面30aを平坦形状にしているが、湾曲した形状であってもよい。また、支持面30aの周囲に、操作者側(手前側)に隆起する隆起部を設け、支持面30aに置いた手首が隆起部に引っ掛かるようにして、手首が支持面30aからずれることの抑制を図ってもよい。
保持部材20と支持部30は、樹脂で一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。回転体60は、図4に示す如く仮想軸K方向に延びる円柱形状であってもよいし、円筒形状であってもよい。スライド操作面60aは、図4に示す如く断面円形であってもよいし、断面多角形であってもよい。
クリック機構63を廃止してクリック感を付与しないようにしてもよい。振動アクチュエータ31を廃止して、支持部30から手首に振動を付与させることを廃止してもよい。第1押ボタン51〜53、第2押ボタン71〜74および回転体60の少なくとも一つを廃止してもよい。
また、支持部30の支持面30aは手首を支持するようにタッチパネル40との位置関係が設定されている。これに対し、掌のうち手首の近傍領域を支持するように、あるいはその近傍領域と手首の両者を支持するようにその位置関係が設定されていてもよいことは勿論である。
14…車両用入力装置、11…インストルメントパネル、40…タッチパネル(タッチ入力部)、30…支持部。

Claims (2)

  1. 車両のインストルメントパネル(11)に設けられ、操作者の指先接触による入力が可能なタッチ入力部(40)と、
    前記タッチ入力部への指先接触に際して前記操作者の手首または掌を支持することが可能となるように前記タッチ入力部との位置関係が設定された支持部(30)と、
    前記支持部を振動させる振動アクチュエータ(31)と、
    前記タッチ入力部への入力内容に応じて前記振動アクチュエータを駆動させる振動制御手段(70)と、
    を備え
    前記振動制御手段は、前記タッチ入力部が前記操作者により長押し操作された場合に前記振動アクチュエータを駆動させることを特徴とする車両用入力装置。
  2. 前記支持部のうち手首または掌が支持される部分には支持面(30a)が形成されており、この支持面の、水平面に対する仰角を支持面仰角(θ1)とし、前記タッチ入力部の接触入力面(40a)の、水平面に対する仰角を入力面仰角(θ2)とした場合において、
    前記支持面仰角が前記入力面仰角よりも小さくなるように、前記支持部は配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用入力装置。
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