JP2002099381A - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JP2002099381A
JP2002099381A JP2000289225A JP2000289225A JP2002099381A JP 2002099381 A JP2002099381 A JP 2002099381A JP 2000289225 A JP2000289225 A JP 2000289225A JP 2000289225 A JP2000289225 A JP 2000289225A JP 2002099381 A JP2002099381 A JP 2002099381A
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jog dial
cursor
piezoelectric sensor
finger
rotation
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JP2000289225A
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English (en)
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Yasuyoshi Kuwazoe
泰嘉 桑添
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れた情報入力装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも回動操作が可能な円柱状のジ
ョグダイヤル121の側面部に、この側面部を回動方向
と直交する方向に2分割するようにして、左圧電センサ
121Lと右圧電センサ121Rとをジョグダイヤル1
21の側面部を周回するように設ける。ジョグダイヤル
121上にユーザの指などを接触させ、その状態のまま
ユーザの指などをジョグダイヤル121の長手方向(操
作手段の回動方向と直交する方向)にスライド移動させ
た場合に、左圧電センサ121Lと右圧電センサ121
Rとからの検出出力から、CPU5がジョグダイヤル1
21上に接触するようにされたユーザの指などの移動方
向を検出し、その検出した方向にカーソルを移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話端末などの電子機器に情報を入力するために設けられ
る情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話端末には、ダイヤルキ
ーや各種のファンクションキーなどの押下操作すること
により用いられる操作キーの他に、いわゆるジョグダイ
ヤルなどと呼ばれる情報入力機構(情報入力装置)が設
けられたものが数多く提供されている。ジョグダイヤル
は、使用者(ユーザ)が、情報の入力を正確に、かつ、
迅速に、しかも簡単に行うことができるようにするため
のものである。
【0003】ジョグダイヤルには、円柱状に形成された
ものや円板状のものなどがあるが、例えば、円柱型のジ
ョグダイヤルは、図8(a)において参照符号102が
示すように、円柱状の操作部(ジョグダイヤル)が携帯
電話端末100のダイヤルキー(テンキー)などが設け
られたフロントパネル面のほぼ中央部分に突出するよう
に設けられたものである。
【0004】この円柱状のジョグダイヤル102は、図
8(b)に示すように、矢印方向、すなわち、携帯電話
端末100の長手方向に回動操作することができるとと
もに、携帯電話端末100の内側方向に押下操作ができ
るようにされたものである。そして、ジョグダイヤル1
02の回動操作は、例えば、メニューなどの選択項目の
選択動作(カーソル移動)を意味し、ジョグダイヤル1
02の押下操作は、選択項目の決定動作を意味するもの
として用いられる。
【0005】具体的には、図8に示したようなジョグダ
イヤル102の場合、ジョグダイヤル102の回動操作
は、携帯電話端末100の長手方向(携帯電話端末10
0の上下方向)へのカーソル移動に割り当てられる。そ
して、携帯電話端末の長手方向(上下方向)に直交する
方向である携帯電話端末の横方向(左右方向)のカーソ
ルの移動は、別の操作キーが必要となる。
【0006】携帯電話端末の横方向にカーソルを移動さ
せるために、図8(a)の例の場合には、ジョグダイヤ
ル102を挟んで、左方向移動キー103と、右方向移
動キー104とが設けられている。そして、ジョグダイ
ヤル102と、左方向移動キー103と、右方向移動キ
ー104とを操作することにより、携帯電話端末100
のLCD(Liquid Crystal Displ
ay:液晶ディスプレイ)101の表示画面上におい
て、カーソルを移動させることになる。
【0007】この図8に示した例の携帯電話端末100
において、例えば、図9(a)に示すように、LCD1
01の表示画面にマトリックス状に表示された選択項目
A、B、C、D、…の選択項目AにカーソルCSが位置
付けられている状態から、図9(b)に示すように、選
択項目Iの表示位置にまでカーソルCSを移動させる場
合には、以下のようにしてカーソルCSを移動させるこ
とになる。
【0008】つまり、図9(b)において、矢印が示す
ように、まず右方向移動キー104を押下して、選択項
目A→選択項目B→選択項目CのようにカーソルCSを
移動させ、次にジョグダイヤル102を携帯電話端末1
00の下方向(キー操作部105方向)に回動操作する
ことにより選択項目C→選択項目F→選択項目Iのよう
にカーソルCSを移動させる。
【0009】あるいは、まずジョグダイヤル102を携
帯電話端末100の下方向(キー操作部105方向)に
回動操作することにより選択項目A→選択項目D→選択
項目GのようにカーソルCSを移動させ、次に、右方向
移動キー104を押下して、選択項目G→選択項目H→
選択項目IのようにカーソルCSを移動させる。
【0010】このように、ジョグダイヤル102と、左
方向移動キー103と、右方向移動キー104とを用い
ることにより、LCD101の表示画面上において、カ
ーソルを携帯電話端末100の長手方向(上下方向)お
よび携帯電話端末100の長手方向に直交する方向であ
る横方向(左右方向)に移動させるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、携帯電話端末を通じて電子メールの送受信を行う
ことができるなど、携帯電話端末が単に電話端末として
用いられるばかりでなく、各種のデータの送受信を行う
データ送受信機器として用いられるようになってきてい
る。このため、携帯電話端末において、電子メールを作
成するなどのことが行われるようになるなど、より多く
の情報を携帯電話端末に入力したり、より多くの選択項
目の中から目的とする選択項目を選択するなどの操作を
行う必要が生じている。
【0012】しかしながら、図8に示したようなジョグ
ダイヤル102を備えた携帯電話端末においては、図9
を用いて前述したように、LCD101の表示画面にマ
トリックス状に表示され選択項目の中の目的とする選択
項目にカーソルCSを位置付けるためには、ジョグダイ
ヤル102と、左方向移動キー103と、右方向移動キ
ー104との3つの操作キーを操作しなければならな
い。
【0013】このため、多くの選択項目の中から目的と
する選択項目を選択するなどの場合において、操作性が
悪いとユーザが感じる場合が多くなることが懸念されて
おり、従来のジョグダイヤルなどの情報入力装置より
も、より操作性に優れた情報入力装置を携帯電話端末に
搭載するようにすることが望まれている。また、このよ
うな操作性についての問題は、ユーザによって様々な情
報の入力や指示入力を行わなければならない各種の電子
機器についても言えることである。
【0014】以上のことにかんがみ、この発明は、携帯
電話端末などの電子機器に搭載される情報入力装置であ
って、より操作性に優れた情報入力装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報入力装置は、少なくと
も回動操作が可能とされたほぼ円柱状の形状を有する操
作手段と、前記操作手段の回動方向および回動量を検出
する回動検出手段と、円柱状の前記操作手段の側面部に
対して、前記側面部を周回するように前記操作手段の回
動方向と直交する方向に複数個設けられる接触検出手段
と、前記回動検出手段からの検出出力に基づいて、カー
ソルを表示画面上において回動方向に応じた方向に移動
させるようにするとともに、複数個の前記接触検出手段
のそれぞれからの検出出力に基づいて、カーソルを前記
表示画面上において回動方向と交叉する方向に移動させ
るようにするカーソル制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0016】この請求項1に記載の発明の情報入力装置
によれば、回動操作が可能とされたほぼ円柱状の形状を
有する操作手段の側面部には、回動方向と直交する方向
に複数個の接触検出手段が側面部を周回するように設け
られる。操作手段の側面部に設けられる接触検出手段上
にユーザの指などを接触させ、その状態のままユーザの
指などを操作手段の長手方向(操作手段の回動方向と直
交する方向)に滑らせるようにするいわゆるスライド移
動させると、操作手段に設けられた複数の接触検出手段
のそれぞれからの検出出力が、ユーザの指のスライド移
動に対応して変化する。
【0017】操作手段の側面部に設けられた複数の接触
検出手段のそれぞれからの検出出力がカーソル制御手段
により監視され、接触検出手段に接触されたユーザの指
などが操作手段の長手方向のいづれの方向にスライド移
動するようにされたか判別される。この判別結果に基づ
いて、カーソル制御手段により、表示画面上に表示され
たカーソルがユーザの指などのスライド移動方向に移動
するようにされる。
【0018】これにより、操作手段の回動操作と、回動
方向に直交する方向への操作手段の側面に設けられた接
触検出手段上のユーザの指などのスライド移動操作とに
より、表示画面上に表示されるカーソルを回動方向と回
動方向に交叉する方向とに移動させるようにすることが
できる。したがって、操作手段に対して行う操作だけ
で、カーソルを回動方向と回動方向に交叉する方向とに
移動させるようにすることができ、操作性を向上させる
ことができる。
【0019】また、請求項2に記載の発明の情報入力装
置は、請求項1に記載の情報入力装置であって、携帯通
信端末に設けられ、前記携帯通信端末への情報入力に用
いられることを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の情報入力装置によれ
ば、携帯電話端末などの携帯通信端末の情報入力装置と
して用いられるようにされる。これにより、電子メール
を作成する場合など、テキストデータや種々の情報を入
力する場合であっても、迅速かつ柔軟に、しかも正確に
情報を入力することができ、携帯通信端末の操作性を向
上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による情報入力装置の一実施の形態について説明す
る。以下に説明する実施の形態においては、この発明に
よる情報入力装置を携帯電話端末に搭載するようにした
場合を例にして説明する。図1は、この実施の形態の情
報入力装置が搭載された携帯電話端末の外観を説明する
ための図である。
【0022】図1に示すように、この実施の形態の携帯
電話端末のフロントパネル面FPには、スピーカ(受話
器)3、マイクロホン(送話器)4が設けられていると
ともに、比較的に大きな表示画面を有するLCD10
と、ダイヤルキー(テンキー)や各種ファンクションキ
ーを有するキー操作部11と、ほぼ円柱状の形状とさ
れ、回動操作と押下操作とが可能なジョグダイヤル12
1とが設けられている。
【0023】ジョグダイヤル121は、いわゆるセンタ
ージョグダイヤルと呼ばれ、携帯電話端末のフロントパ
ネル面FPのほぼ中央部に設けられており、携帯電話端
末を手のひらにおいた場合に、丁度、親指1本で、ジョ
グダイヤル121を回動操作したり押下操作したりする
ことができるようにされている。
【0024】図2は、この実施の形態の携帯電話端末を
説明するためのブロック図である。図2に示すように、
この実施の形態の携帯電話端末は、送受信アンテナ1、
送受信回路部2、スピーカ3、マイクロホン4、CPU
5、ROM6、RAM7、EEPROM8、LCDコン
トローラ9、LCD10、キー操作部11、ジョグダイ
ヤル部12を備えたものである。
【0025】CPU5に接続されたROM6は、この携
帯電話端末のCPU5において実行されるプログラムや
表示用のフォントなどの必要となるデータが予め記憶さ
れたものである。RAM7は、主に作業領域として用い
られるものであり、CPU5がプログラム実行中におい
て、必要に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、
CPU5と各部との間でやり取りするデータを一時記憶
したりする場合などに利用される。
【0026】EEPROM8は、携帯電話端末の電源が
オフされても例えば直前の設定条件などを記憶してお
き、次の電源オン時に同じ設定にするような使用方法を
する場合に、それらの設定パラメータを記憶しておくも
のである。この実施の形態においては、EEPROM8
には、例えば、相手先の名前、電話番号、電子メールア
ドレスなどからなるいわゆる電話帳のデータや、作成し
たあるいは受信した電子メールなども記憶される。
【0027】まず、この実施の形態の携帯電話端末の受
信時の処理について説明する。送受信アンテナ1により
受信された受信信号は、送受信回路部2に供給される。
送受信回路部2は、受信信号に対して所定の信号処理を
行って受信信号を復調する。復調された受信信号のう
ち、相手先からの音声信号は、アナログ音声信号とされ
てスピーカ3に供給されて放音される。また、復調され
た受信信号のうち、基地局からの制御信号は、CPU5
を通じて例えばRAM7に記憶されてCPU5において
用いられるようにされる。
【0028】次に、この実施の形態の携帯電話端末の送
信時の処理について説明する。マイクロホン4により収
音した音声は、音声信号として送受信回路部2に供給さ
れる。送受信回路部2は、マイクロホン3からの音声信
号に対して所定の信号処理を行って送信信号を形成し、
これが送受信アンテナ1を通じて送信される。なお、C
PU5から基地局などに送信する制御信号なども同様
に、送受信回路部2において変調され、送受信アンテナ
1を通じて送信される。
【0029】また、携帯電話端末の使用者は、CPU5
に接続されたキー操作部11に設けられているオフフッ
クのための操作キーを操作することにより携帯電話端末
をオフフック状態にし、ダイヤルキーを用いてダイヤル
することにより目的とする相手先に電話をかけることが
できる。また、CPU5に接続されたキー操作部11に
設けられているオンフックのための操作キーを操作する
ことにより携帯電話端末をオンフック状態にし、電話回
線を切断して通話を終了させるなどのことが可能とされ
る。
【0030】また、図2に示すように、CPU5には、
LCDコントローラ9を通じてLCD10が接続されて
おり、発呼時において相手先の電話番号や名前をLCD
10に表示したり、着呼時において発呼元の電話番号や
名前をLCD10に表示することができるようにされて
いる。また、LCD10に電話帳リストを表示して、目
的とする相手先を選択、決定し、電話帳リストを通じて
目的とする相手先に電話をかけたり、電子メールを送信
したりすることができるようにされている。
【0031】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、前述したジョグダイヤル121を備えたジョ
グダイヤル部12が設けられている。このジョグダイヤ
ル121は、電話帳データを入力したり、表示された電
話帳データから目的とする相手先の電話番号や電子メー
ルアドレスを選択、決定したり、また、電子メールなど
のテキストデータを入力する場合などに用いられる。
【0032】ジョグダイヤル部12は、詳しくは後述も
するが、図2に示すように、ジョグダイヤル121の回
転軸122が、左軸受け部123L、右軸受け部123
Rに取り付けられ、回動操作が可能とされているととも
に、押下操作が可能とされたものである。そして、ジョ
グダイヤル121の回動方向および回動量(回転量)
は、回動検出部124により検出されてCPU5に通知
され、押下操作は、押下検出部125により検出されて
CPU5に通知するようにされている。
【0033】さらに、この実施の形態においては、円柱
状の形状とされたジョグダイヤル121の側面部を周回
するように、接触検出手段としての左圧電センサ121
L、右圧電センサ121Rが貼付されている。そして、
左圧電センサ121L、右圧電センサ121Rのそれぞ
れは、ユーザの指などの接触を検出して、これをCPU
5に通知することができるようにしている。
【0034】図3は、この実施の形態の携帯電話端末の
ジョグダイヤル部12を説明するための図である。前述
もしたように、円柱状の形状とされたジョグダイヤル1
21は、その中心軸を通るように設けられた回転軸12
2が左軸受け部123L、右軸受け部123Rに回動操
作と押下操作とが可能なように取り付けられている。
【0035】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、軸受け部123R側に設けられた回動検出部
124により、ジョグダイヤル121の回転方向と回動
量、すなわち、ジョグダイヤル121に応じて回転する
回転軸122の回転方向、回動量を検出し、これをCP
U5に通知するようにしている。
【0036】また、この実施の形態の携帯電話端末にお
いては、軸受け部123R側に設けられた押下検出部1
25により、ジョグダイヤル121が押下操作されたか
否かを検出し、これをCPU5に通知するようにしてい
る。この場合、ジョグダイヤル121に単に触れただけ
では押下操作にはならず、ジョグダイヤル121を所定
の位置にまで確実に押し下げた場合にこれを押下操作と
して検出するようにしている。
【0037】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
おいても、ジョグダイヤル121の回動操作は、選択項
目の選択操作を意味し、この実施の形態の携帯電話端末
においては、携帯電話端末のLCD10に表示されるカ
ーソルの携帯電話端末の長手方向(図1において上矢印
UPが示す上方向と下矢印DWが示す下方向)への移動
を指示するものである。また、ジョグダイヤル121の
押下操作は、選択項目の決定動作を意味し、LCD10
に表示されるカーソルが位置付けられた選択項目の決定
を指示するものである。
【0038】さらに、図3に示すように、ジョグダイヤ
ル121の側面部には、左圧電センサ121Lと、右圧
電センサ121Rとがジョグダイヤル121の側面部を
周回するように貼付されている。この例においては、ジ
ョグダイヤル121の長手方向の中間位置を基準として
2分割した左側に左圧電センサ121Lが貼付され、右
側に右圧電センサ121Rが貼付されている。
【0039】左圧電センサ121Lと右圧電センサ12
1Rとのそれぞれは、ユーザの指などを接触させること
により圧力が加えられた場合に電荷を発生させることが
できるものである。そして、左圧電センサ121L、右
圧電センサ121Rのそれぞれは、電荷が発生している
場合、すなわち、圧力が加えられている場合には、オン
(ハイレベル)となり、電荷が発生していない場合、す
なわち、圧力が加えられていない場合には、オフ(ロー
レベル)となる信号を発生させ、これをCPU5に供給
する。
【0040】そして、ジョグダイヤル121の左圧電セ
ンサ121Lにユーザが指などを接触させ、そのまま指
などを右圧電センサ121Rに移動させた場合には、左
圧電センサ121Lからの検出出力がオン、右圧電セン
サ121Rからの検出出力がオフの状態から、左圧電セ
ンサ121Lからの検出出力がオフ、右圧電センサ12
1Rからの検出出力がオンの状態に変化する。
【0041】この逆に、ジョグダイヤル121の右圧電
センサ121Rに指などを接触させ、そのまま指などを
左圧電センサ121Lに移動させた場合には、右圧電セ
ンサ121Rからの検出出力がオン、左圧電センサ12
1Lからの検出出力がオフの状態から、右圧電センサ1
21Rからの検出出力がオフ、左圧電センサ121Lか
らの検出出力がオンの状態に変化する。
【0042】このことを利用し、ジョグダイヤル121
の側面に貼付された左圧電センサ121L、右圧電セン
サ121Rの検出出力から、ジョグダイヤル121の側
面に貼付された圧電センサ上に接触されたユーザの指な
どが、左から右、あるいは、右から左のいづれに移動し
たかをCPU5が検出する。この検出結果を携帯電話端
末の長手方向(上下方向)に直交する方向である横方向
(左右方向)へのカーソル移動に割り当てる。
【0043】すなわち、ジョグダイヤル121の側面に
貼付された左圧電センサ121L、右圧電センサ121
Rへの指などを接触させて接触させたままスライド移動
させることによる左圧電センサ121L、右圧電センサ
121Rの検出出力の変化に応じて、この実施の形態の
携帯電話端末のLCD10に表示されるカーソルの携帯
電話端末の長手方向に直交する方向(図1において、左
矢印LFが示す左方向と右矢印RTが示す右方向)への
移動を行えるようにしている。
【0044】図4(a)、(b)は、この実施の形態の
携帯電話端末において、携帯電話端末のLCD10に表
示されるカーソルの左右方向への移動を行うようにする
場合の左圧電センサ121Lと右圧電センサ121Rと
の検出出力について説明するための図である。この図4
を参照しながら、この実施の形態の携帯電話端末のLC
D10に表示されたカーソルの左右方向への移動につい
て説明する。なお、図4(a)、(b)においては、時
刻t1から時刻t11へ向かう方向が、時間の経過方向
である。
【0045】図4(a)は、左圧電センサ121L上に
ユーザの例えば指を接触させてそのまま指を右圧電セン
サ121R上にスライド移動させることにより、LCD
10に表示されたカーソルを図1に示した右矢印RTが
示す右方向に移動させる場合の左圧電センサ121Lお
よび右圧電センサ121Rの検出出力について説明する
ための図である。
【0046】図4(a)、(b)に示すように、CPU
5は、時刻t1、時刻t2、時刻t3、…というよう
に、所定時間ごとに、左圧電センサ121Lと右圧電セ
ンサ121Rとの検出出力を監視している。図4(a)
においては、時刻t1においては、左圧電センサ121
L、右圧電センサ121Rともその検出出力は、OFF
(オフ)であり、いづれの圧電センサにもユーザの指な
どが接触されていない状態にあることがわかる。
【0047】そして、時刻t2において、左圧電センサ
121Lからの検出出力がON(オン)になる。このと
き、右圧電センサ121Rからの検出出力はOFFであ
り、左圧電センサ121L上のみにユーザの指が接触さ
れていることがわかる。そして、この状態は、時刻t4
まで続き、時刻t5においては、左圧力センサ121
L、右圧力センサ121Rともその検出出力はONにな
り、左圧力センサ121Lと右圧力センサ121Rとの
両方に、ユーザの指が接触されていることがわかる。こ
の状態は、ユーザの指が左圧電センサ121Lから右圧
電センサ121Rへ移動する過渡期間であり、この例に
おいては、時刻t7まで続いている。
【0048】この後、時刻t8において、左圧電検出部
121Lからの検出出力がOFFになり、右圧電検出部
121Rからの検出出力は、ONのままとなる。つま
り、左圧電センサ121L上に接触されていたユーザの
指が、左圧電センサ121L上から完全に右圧電センサ
121R上に移動したことがわかる。この状態は、時刻
t10まで続き、時刻t11においては、左圧電センサ
121L、右圧電センサ121Rのいづれからの検出出
力もOFFになり、ユーザの指などがジョグダイヤル1
21から離されたことがわかる。
【0049】この図4(a)からわかるように、左圧電
センサ121Lからの検出出力は、ONからOFFに除
々に変化し、右圧電センサ121Rからの検出出力は、
OFFからONに除々に変化している。このような変化
を検出した場合には、CPU5は、図1において、右矢
印RTが示す右方向へのカーソルの移動指示であると判
断し、カーソルを右矢印RTが示す右方向に移動させ
る。
【0050】また、図4(b)は、図4(a)の場合と
は逆に、右圧電センサ121R上に例えばユーザの指を
接触させてそのまま指を左圧電センサ121L上にスラ
イド移動させることにより、LCD10に表示されたカ
ーソルを図1に示した左矢印LFが示す左方向に移動さ
せる場合の左圧電センサ121L、右圧電センサ121
Rの検出出力について説明するための図である。
【0051】そして、図4(b)と図4(a)とを比較
するとわかるように、図4(b)は、図4(a)におけ
る時刻t2から時刻t10における左圧電センサ121
Lと右圧電センサ121Rとの検出出力が逆の状態にな
っている。図4(b)の時刻t1においては、図4
(a)の場合と同様に、左圧電センサ121L、右圧電
センサ121Rともその検出出力は、OFF(オフ)で
あり、いづれの圧電センサにもユーザの指などが接触さ
れていない状態にあることがわかる。
【0052】そして、時刻t2において、右圧電センサ
121Rからの検出出力がON(オン)になる。このと
き、左圧電センサ121Lからの検出出力はOFFであ
り、右圧電センサ121R上のみにユーザの指が接触さ
れていることがわかる。そして、この状態は、時刻t4
まで続き、時刻t5においては、左圧力センサ121
L、右圧力センサ121Rともその検出出力はONにな
り、左圧力センサ121Lと右圧力センサ121Rとの
両方に、ユーザの指などか接触されていることがわか
る。この状態は、ユーザの指が右圧電センサ121Rか
ら左圧電センサ121Lへ移動する過渡期間であり、こ
の例においては、時刻t7まで続いている。
【0053】この後、時刻t8において、右圧電検出部
121Lからの検出出力がOFFになり、左圧電検出部
121Lからの検出出力は、ONのままとなる。つま
り、右圧電センサ121R上に接触されていたユーザの
指が、右圧電センサ121R上から完全に左圧電センサ
121L上に移動したことがわかる。この状態は、時刻
t10まで続き、時刻t11においては、左圧電センサ
121L、右圧電センサ121Rのいづれからの検出出
力もOFFになり、ユーザの指などがジョグダイヤル1
21から離されたことがわかる。
【0054】この図4(b)からわかるように、左圧電
センサ121Rからの検出出力は、OFFらONに除々
に変化し、右圧電センサ121Rからの検出出力は、O
NからOFFに除々に変化している。このような変化を
検出した場合には、CPU5は、図1において、左矢印
LFが示す左方向へのカーソルの移動指示であると判断
し、カーソルを左矢印LFが示す左方向に移動させる。
【0055】このようにして、この実施の形態において
は、ジョグダイヤル121により、LCD10に表示さ
れたカーソルの上下方向への移動だけでなく、カーソル
の左右方向への移動をも行えるようにしてる。
【0056】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、ジョグダイヤル121の操作に応じて、選択項目が
例えば図9に示したようにマトリックス状に表示された
LCD10の表示画面上において、カーソルを移動させ
るようにするCPU5の動作について説明する。
【0057】この実施の形態の携帯電話端末のCPU5
は、携帯電話端末に電源が投入され動作状態にあるとき
には、所定のタイミング毎にジョグダイヤル121を含
む各操作キーが操作されたか否かを監視している。そし
て、CPU5は、回動検出部124、左圧電センサ12
1L、右圧電センサ121Rからの検出出力に基づい
て、カーソルの移動指示入力が行われたことを検知する
と図5に示す処理を実行する。
【0058】まず、CPU5は、回動検出部124から
の検出出力に基づいて、ジョグダイヤル121の回動量
が、予め決められたスレッショールド値(閾値)P以下
か否かを判断する(ステップS101)。ここで、ジョ
グダイヤル121の回動量に対して、スレッショールド
値Pを設けるのは、例えば、誤ってジョグダイヤル12
1に触れてしまい、ごくわずかにジョグダイヤル121
が回動するようにされた場合までも回動操作が行われた
場合として認識するのを防止するためである。すなわ
ち、ジョグダイヤル121を使用者が意思をもって回動
操作するようにした場合のみにCPU5が対応するよう
にしている。
【0059】ステップS101の判断処理において、ジ
ョグダイヤル121の回動量がスレッショールド値P以
下であると判断した場合には、カーソルの上下方向への
移動指示ではないので、CPU5は、左圧電センサ12
1Lと右圧電センサ121Rとの検出出力に基づいて、
圧電センサのオン状態が図4(a)を用いて説明したよ
うに左から右へ移動し、携帯電話端末のLCD10に表
示されたカーソルの右方向への移動指示がされたか否か
を判断する(ステップS102)。
【0060】ステップS102の判断処理において、カ
ーソルの右方向への移動指示があると判断したときに
は、CPU5は、LCDコントローラ9を通じて、LC
D10に表示されているカーソルを右方向(図1におい
て右矢印RTが示す方向)に移動させる(ステップS1
03)。そして、この図5に示す処理を終了して元のル
ーチンに戻り、例えば、ジョグダイヤル121をはじめ
とする各操作キーを通じての指示入力待ちとなる。
【0061】ステップS102の判断処理において、カ
ーソルの右方向への移動指示はないと判断したときに
は、CPU5は、左圧電センサ121Lと右圧電センサ
121Rとの検出出力に基づいて、圧電センサのオン状
態が図4(b)を用いて説明したように右から左へ移動
し、携帯電話端末のLCD10に表示されたカーソルの
左方向への移動指示がされたか否かを判断する(ステッ
プS104)。
【0062】ステップS104の判断処理において、カ
ーソルの左方向への移動指示がされたと判断したときに
は、CPU5は、LCDコントローラ9を通じて、LC
D10に表示されているカーソルを左方向(図1におい
て左矢印LFが示す方向)に移動させる(ステップS1
05)。そして、この図5に示す処理を終了して元のル
ーチンに戻り、例えば、ジョグダイヤル121をはじめ
とする各操作キーを通じての指示入力待ちとなる。
【0063】また、ステップS104において、カーソ
ルの左方向への移動指示はないと判断したときには、ジ
ョグダイヤル121は、回動操作によるカーソルの上下
方向への移動指示も、左右の圧電センサ121L、12
1Rへの指などの接触とスライド移動によるカーソルの
左右方向への移動指示もなく、単にジョグダイヤル12
1に指などが触れただけであるので、CPU5はカーソ
ルの移動処理を行うことなく、この図5に示す処理を終
了して元のルーチンに戻り、例えば、ジョグダイヤル1
21をはじめとする各操作キーを通じての指示入力待ち
となる。
【0064】また、ステップS101の判断処理におい
て、ジョグダイヤル121の回動量がスレッショールド
値Pよりも大きく、カーソルの上下方向の移動指示であ
ると判断したときには、CPU5は、ジョグダイヤル1
21の回動方向に応じて、カーソルを上方向(図1に示
す上矢印UPの方向)あるいは下方向(図1に示す下矢
印DWの方向)にカーソルを移動させる(ステップS1
06)。そして、この図5に示す処理を終了して元のル
ーチンに戻り、例えば、ジョグダイヤル121をはじめ
とする各操作キーを通じての指示入力待ちとなる。
【0065】このように、この実施の形態の携帯電話端
末においては、従来の携帯電話端末のように、ジョグダ
イヤル、左方向移動キー、右方向移動キーなどの複数の
操作キーを用いることなく、ジョグダイヤル121に対
する操作だけでカーソルの上下方向への移動および左右
方向への移動を行うことができるようにしている。
【0066】これにより、例えば、図9に示したような
マトリックス状に選択項目が多数表示された場合に、目
的とする選択項目に迅速にカーソルを位置付けることが
できる。そして、目的とする情報を迅速に入力したり、
目的とする処理を迅速に行うようにすることができる。
【0067】したがって、例えば、電子メールなどの比
較的に長いテキストデータをも、ジョグダイヤル121
を操作するだけで、迅速に、しかも簡単に、かつ、正確
に入力することが可能となり、情報入力時における操作
性を向上させることができる。
【0068】なお、この実施の形態の携帯電話端末にお
いては、ジョグダイヤル121が押下操作され、押下検
出部125によりこれが検出された場合には、押下操作
処理ルーチンが実行され、カーソルが位置付けられてい
る選択項目に対応する処理が実行されることになる。
【0069】また、前述の実施の形態においては、ジョ
グダイヤル121の側面には、左圧電センサ121Lと
右圧電センサ121Rとの2つの圧電センサを設けるよ
うにした。しかし、これに限るものではない。圧電セン
サは、ジョグダイヤル121の長手方向に3つ、4つ、
5つ、…のように複数個設けるようにしてももちろんよ
い。
【0070】図6は、5つの圧電センサが貼付されたジ
ョグダイヤル121を備えるジョグダイヤル部を説明す
るための図である。図6に示す例の場合には、ジョグダ
イヤル121の側面の長手方向を5つに分割するように
して5つの圧電センサ121a、121b、121c、
121d、121eを設けたものである。
【0071】この図6の例の場合には、ジョグダイヤル
121の左側から圧電センサ121a、121b、12
1c、121d、121eが設けられている。この図6
に示すジョグダイヤル部は、ジョグダイヤル121の側
面を周回するように設けられている圧電センサが5つあ
ることを除けば、図3に示したジョグダイヤル部12と
ほぼ同様に構成されたものである。
【0072】そして、この図6に示すジョグダイヤル部
の場合には、5つの圧電センサ121a、121b、1
21c、121d、121eのそれぞれからの検出出力
a、b、c、d、eが、回転軸122、左軸受け部12
3Lを通じてCPU5に供給するようにされている。
【0073】もちろん、5つの圧電センサからの検出出
力を回転軸122、右軸受け部123Lを通じてCPU
5に供給するようにしてもよいし、圧電センサ121
a、121bからの検出出力a、bを回転軸122、左
軸受け部123Lを通じてCPU5に供給するように
し、それ以外の圧電センサからの検出出力は、回転軸1
22、右軸受け部123Lを通じてCPU5に供給する
というように、CPUへの検出出力の供給経路を分ける
ようにしてもよい。
【0074】そして、図6に示したように例えば5つの
圧電センサを設けた場合には、図3に示した圧電センサ
が2つの場合に比べ、ジョグダイヤル121に接触する
ようにされるユーザの指などの移動状態をより細かく検
出することができる。これにより、カーソルの動きをよ
り細かく制御することが可能となる。
【0075】例えば、ジョグダイヤル121に接触する
ようにされたユーザの指が、圧電センサ121aから圧
電センサ121bを通って圧電センサ121cまで移動
された後、ジョグダイヤル121からユーザの指が離さ
れた場合には、マトリックス状に表示された選択項目1
つ分、カーソルを右に移動させる。
【0076】また、ジョグダイヤル121に接触するよ
うにされたユーザの指が、圧電センサ121aから圧電
センサ121b、121c、121dを通って圧電セン
サ121eまで所定時間内に連続してに移動するように
された場合には、マトリックス状に表示された選択項目
2つ分、カーソルを右に移動させる。このように、ジョ
グダイヤル121に接触させたユーザの指などの移動距
離に応じて、カーソルの移動距離を制御することができ
る。
【0077】また、圧電センサ121a、あるいは、圧
電センサ121aと121bとにユーザの指を接触さ
せ、ジョグダイヤル121を回動操作した場合には、左
斜め上方向(左上45度方向)、あるいは、左斜め下方
向(左下45度方向)にカーソルを移動させる。
【0078】また、圧電センサ121e、あるいは、圧
電センサ121dと121eとにユーザの指を接触さ
せ、ジョグダイヤル121を回動操作した場合には、右
斜め上方向(右上45度方向)、あるいは、右斜め下方
向(右下45度方向)にカーソルを移動させるようにす
ることもできる。この場合に上斜め方向か下斜め方向か
は、ジョグダイヤル121の回動方向による。
【0079】また、ジョグダイヤル121に貼付された
圧電センサ上に指を接触させながらその指をスライド移
動させるとともに、ジョグダイヤル121を回動操作す
るようにした場合に、カーソルの斜め移動を行うように
することもできる。この場合には、ジョグダイヤル12
1上に接触させた指のスライド移動の方向と、ジョグダ
イヤル121の回動方向に応じて、右斜め上方向か、右
斜め下方向か、左斜め上方向か、左斜め下方向かを検出
するようにすればよい。
【0080】このようにカーソルの斜め方向の移動を可
能にすることにより、ジョグダイヤル121に対する操
作だけで、図7(a)(b)において矢印が示すよう
に、カーソルを斜め方向への移動を可能にし、より柔軟
な入力操作、選択操作を行えるようにすることができ
る。
【0081】すなわち、図7(a)に示すように、選択
項目Aと選択項目Eとの相互間および選択項目Eと選択
項目Iとの相互間のように右下方向への移動および左上
方向への移動と、選択項目Cと選択項目Eとの相互間お
よび選択項目Eと選択項目Gとの相互間のように左下方
向への移動および左上方向への移動とが可能となる。ま
た、同じように、図7(b)に示すように、選択項目B
と選択項目Dとの相互間、選択項目Bと選択項目Fとの
相互間、選択項目Dと選択項目Hとの相互間、選択項目
Hと選択項目Fとの相互間においてもカーソルに移動が
可能となる。
【0082】なお、前述の実施の形態においては、3行
3列のマトリックス状に表示された選択項目を有する表
示画面において、カーソルを移動させる場合を例にして
説明したが、マトリックス状に選択項目を有する表示画
面は、3行3列のものに限るものではない。マトリック
ス状に選択項目を有する表示画面は、N行M列(N、M
は、2以上の整数であり、N=M、N≠Mの両方の場合
を含む。)のマトリックス状に形成されたものであって
もよい。
【0083】また、例えば、5行3列のマトリックス状
に選択項目を有する画面と、3行3列のマトリックス状
に選択項目を有する画面とが合成された場合のように、
マトリックス状に選択項目を有する複数の画面が合成さ
れた形の表示画面において、カーソルを移動させるよう
な場合にもこの発明を適用することができる。
【0084】また、前述した実施の形態においては、図
1に示したように、ジョグダイヤル121の中心軸に沿
う方向の長さをできるだけ長く取ることにより、ジョグ
ダイヤル121上に指などを接触させてスライド移動さ
せる操作を確実に検出するようにすることができる。
【0085】また、ジョグダイヤル121を設ける位置
は、前述した実施の形態において示した場合に限るもの
ではなく、携帯電話端末の側面部や、フロントパネル面
に設ける場合であっても、フロントパネル面の上端部や
下端部など任意の位置に設けるようにすることができ
る。
【0086】また、前述した実施の形態においては、ジ
ョグダイヤル121は、回動操作と押下操作とが可能な
ものとして説明したが、これに限るものではない。すな
わち、回動操作のみが可能で、押下操作が不能な円柱状
の操作手段に対してこの発明を適用することができる。
すなわち、回動操作をカーソルの上下方向の移動に割り
当て、操作手段上に接触させた指などのスライド移動操
作を上下方向に直交すつ方向へのカーソルの移動に割り
当てるようにすればよい。
【0087】また、前述の実施の形態においては、ジョ
グダイヤル121は、延長上の形状を有するものとして
説明した。しかし、ジョグダイヤル121の形状は、完
全な円柱状の形状とされていなくてもよい。例えば、5
角形、6角形、…などの多角柱であってもよく、回動操
作が可能なようにほぼ円柱状の形状を有していればよ
い。
【0088】また、前述の実施の形態においては、携帯
電話端末にこの発明による情報入力装置であるジョグダ
イヤル部12を搭載した場合を例にして説明したが、搭
載可能な電子機器は、携帯電話端末に限るものではな
い。PDAと呼ばれる個人用情報通信端末やゲーム機
器、その他の各種の通信機器や電子機器の情報入力装置
としてこの発明を適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1つの操作手段により、カーソルの上下方向への移
動および上下方向ち直交する左右方向への移動を行うよ
うにすることができ、複数の操作キーを用いて上下方向
および左右方向にカーソルを移動するようにしていた場
合に比べ指などの移動量が減り操作性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報入力装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末の外観図である。
【図2】図1に示した携帯電話端末を説明するためのブ
ロック図である。
【図3】図2に示した携帯電話端末のジョグダイヤル部
12を説明するための図である。
【図4】カーソルを左方向あるいは右方向に移動させる
場合の左右の圧電センサの検出出力の変化を説明するた
めの図である。
【図5】ジョグzダイヤル121の操作に応じたカーソ
ルの移動処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の情報入力装置が適用された他の実施
の形態を説明するための図である。
【図7】図6にしめしたジョグダイヤルにより実現可能
となるカーソルの斜め移動について説明するための図で
ある。
【図8】従来のジョグダイヤルの一例を説明するための
図である。
【図9】図8に示した従来のジョグダイヤルにより可能
とされるカーソルの移動を説明するための図である。
【符号の説明】
1…送受信アンテナ、2…送受信回路部、3…スピーカ
(受話器)、4…マイクロホン(送話器)、5…CPU
(Central Processing Uni
t)、6…ROM(Read Only Memor
y)、7…RAM(Random Access Me
mory)、8…EEPROM(Electrical
ly Erasable and Programma
ble ROM)、9…LCDコントローラ、10…L
CD10、11…キー操作部、12…ジョグダイヤル部
12、121…ジョグダイヤル、122…回転軸、12
3L、123R…ジョグダイヤルの軸受け部、124…
回動検出部、125…押下検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/23 H04M 1/23 P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも回動操作が可能とされたほぼ円
    柱状の形状を有する操作手段と、 前記操作手段の回動方向および回動量を検出する回動検
    出手段と、 円柱状の前記操作手段の側面部に対して、前記側面部を
    周回するように前記操作手段の回動方向と直交する方向
    に複数個設けられる接触検出手段と、 前記回動検出手段からの検出出力に基づいて、カーソル
    を表示画面上において回動方向に応じた方向に移動させ
    るようにするとともに、複数個の前記接触検出手段のそ
    れぞれからの検出出力に基づいて、カーソルを前記表示
    画面上において回動方向と交叉する方向に移動させるよ
    うにするカーソル制御手段とを備えることを特徴とする
    情報入力装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報入力装置であって、 携帯通信端末に設けられ、前記携帯通信端末への情報入
    力に用いられることを特徴とする情報入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102262455A (zh) * 2010-05-24 2011-11-30 永硕联合国际股份有限公司 触控笔及电子装置
JP2015205678A (ja) * 2014-04-10 2015-11-19 株式会社デンソー 車両用入力装置
JP2015232844A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 株式会社デンソー 入力装置
JP7418658B2 (ja) 2021-03-30 2024-01-19 アルプスアルパイン株式会社 入力装置

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