JP2015232766A - 定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路 - Google Patents

定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路 Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロコンピュータ等により構成される制御回路が故障した場合に、異常の発生を素早く検出する。【解決手段】ウォッチドッグ信号SGw/dを入力するための信号入力端子21aと、SGw/dのパルスの立ち上がりエッジのタイミングを検出するポジエッジ検出部23と、SGw/dのパルスの立ち下がりエッジのタイミングを検出するネガエッジ検出部24と、前記ポジエッジ検出部の出力と、前記ネガエッジ検出部の出力とに基づき、前記ポジエッジが検出されず、且つ前記ネガエッジも検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部25とを設けた。各エッジで時間計測部25をクリアする時間が大幅に短縮され、短時間で異常を検出できる。【選択図】図1

Description

本発明は、所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号を、制御用プロセッサの外側から監視する定周期信号監視回路に関する。
車両に搭載される様々な電子制御装置(ECU:Electoric Control Unit)には所定のプログラムに従って動作する制御用のマイクロプロセッサ、すなわちマイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)が内蔵されている。
このようなマイクロコンピュータは、通常は予め用意されたプログラムの内容にしたがって予定されたとおりに様々な制御を実施する。しかし、例えば外部から侵入した電磁ノイズの影響を受けた場合や、マイクロコンピュータが故障した場合や、プログラム自体に含まれる欠陥(バグ)の影響により予期しない動作が生じ、マイクロコンピュータが暴走状態になる場合がある。
マイクロコンピュータが暴走状態になると、電子制御装置の全体が制御不能の状態になる。したがって、様々な電子制御装置のシステムにおいては、マイクロコンピュータに異常が発生したか否かを監視し、異常の発生を検知した場合には、正常な状態に復帰させる必要がある。
そのため、従来より、様々な電子制御装置においては、マイクロコンピュータがウォッチドッグ信号と呼ばれるパルスを定期的に外部に出力するように制御している。そして、マイクロコンピュータの外部に監視回路を接続し、この監視回路がマイクロコンピュータから出力されるウォッチドッグ信号を常時監視している。マイクロコンピュータに異常が発生すると、ウォッチドッグ信号が現れなくなる。監視回路は、ウォッチドッグ信号が一定時間現れない状態を検出するとマイクロコンピュータの動作を初期化する。
特許文献1の車載電子制御装置においては、図1に示されたメインCPU10が暴走してウォッチドッグ信号WDSのパルス幅が過大になると、これを電源制御回路113が検出してリセットパルス信号RSTを発生する。
また、特許文献2の車両用電子制御システムにおいても、電源制御IC23に内蔵されているウォッチドッグタイマ24が、CPU1から送出されるウォッチドッグ信号に基づきCPU1の動作状態を監視し、異常発生時にはリセット信号RSTを送出する。
特開2010−13988号公報 特開2011−98593号公報
特許文献1及び特許文献2に示されているように、マイクロコンピュータが出力するウォッチドッグ信号を監視することにより、マイクロコンピュータの動作の異常を検出することが可能である。また、ウォッチドッグ信号を監視する回路は、異常を検出するとマイクロコンピュータに対してリセット信号を与える。リセット信号を与えると、マイクロコンピュータは電源投入時と同じように、ハードウェアの状態を初期化してプログラムの実行を先頭位置からやり直すことになる。
したがって、例えば電磁ノイズの入力などの一時的な要因によりマイクロコンピュータが暴走した場合には、リセット信号を与えることによりマイクロコンピュータの動作を正常な状態に復帰させることができる。
しかしながら、マイクロコンピュータの内部で継続的な故障が発生した場合には、リセット信号を与えてもマイクロコンピュータの動作を正常な状態に復帰させることができない。また、負荷の通電のオンオフを制御する電子制御装置においてマイクロコンピュータの故障が発生した場合には、ウォッチドッグ信号を監視する回路を搭載している場合であっても、負荷の通電のオンオフができなくなってしまう。
そのため、車載電子制御装置などにおいては、マイクロコンピュータの故障が発生した場合に備えて、バックアップをするための回路を搭載することが望ましい。つまり、マイクロコンピュータが故障した場合であっても負荷の通電のオンオフができるように、マイクロコンピュータの代わりに負荷を制御するバックアップ制御信号を生成する回路が必要になる。
ところで、マイクロコンピュータのプログラムが暴走したような場合には、前記ウォッチドッグ信号が出力されるマイクロコンピュータの出力ポートの状態は不確定になる。つまり、前記出力ポートから低レベル(0Vに近い電位)が出力される場合もあるし、高レベル(例えば5Vに近い電位)が出力される場合もある。
したがって、前記ウォッチドッグ信号を監視する回路においては、信号の直流電位は無視し、電位の変化(交流成分:AC)のみを監視する必要がある。このような用途の電気回路においては、監視回路の入力にコンデンサを接続して直流成分(DC)を遮断することが一般的に行われる。
入力にコンデンサを接続した監視回路の構成例を図4に示す。また、この監視回路における各部の信号波形の例を図5に示す。
図4に示す監視回路においては、マイクロコンピュータが定期的に出力するウォッチドッグ信号W/Dが入力端子54に印加される。このウォッチドッグ信号は、直流遮断用のコンデンサC1を介して、カウンタ51のクリア端子CLRに入力される。また、カウンタ51のクリア端子は抵抗器R1を介して接地されている。また、クロック発生器53から出力されるクロックパルスCLKが、カウンタ51のクロック入力端子CKに印加される。
カウンタ51のQ3出力端子に接続されているD型フリップフロップ52は、カウンタ51の出力信号が高レベル「Hi」になったときに、これをラッチしてバックアップ制御信号SGbkを生成する。
図4のカウンタ51は、図5に示すように、クリア信号SGcrの電位がクリアしきい値より低いときに、クロックパルスCLKを計数する。また、クリア信号SGcrの電位がクリアしきい値より高いときには計数値をクリアする。
図4の監視回路においては、コンデンサC1を含む時定数回路を用いているので、クリア信号SGcrの電位がその時定数に従って変化する。そのため、図5に示すように、カウンタ51がクリア状態を維持している時間(クリア時間)が比較的長くなる。そして、ウォッチドッグ信号W/Dが停止してから、バックアップ制御信号SGbkが出力されるまでのバックアップ復帰時間が、図5のようにクリア時間の影響で長くなってしまう。つまり、負荷の通電を制御する電子制御装置においては、マイクロコンピュータが故障した場合に、バックアップ制御信号SGbkを素早く出力できないので、負荷を制御できない時間が長くなる。しかも、コンデンサC1の特性の個体差によるばらつきが大きいような状況においては、バックアップ復帰時間の長さに大きなばらつきが生じる可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロコンピュータ等により構成される制御回路が故障した場合に、異常の発生を素早く検出することが可能な定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る定周期信号監視回路は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号を、制御用プロセッサの外側から監視する定周期信号監視回路であって、
前記定周期信号を入力するための信号入力端子と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部と、
を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
(2) 上記(1)の構成の定周期信号監視回路であって、
前記エッジ検出部は、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化をポジエッジとして検出するポジエッジ検出部と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における高レベルから低レベルへの変化をネガエッジとして検出するネガエッジ検出部と、
を備え、
前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部の出力と、前記ネガエッジ検出部の出力とに基づき、前記ポジエッジが検出されず、且つ前記ネガエッジも検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
(3) 上記(2)の構成の定周期信号監視回路であって、
前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部が前記ポジエッジを検出したとき、及び前記ネガエッジ検出部が前記ネガエッジを検出したときに計測時間をクリアするための信号を生成するクリア信号発生部、
を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
(4) 上記(2)の構成の定周期信号監視回路であって、
前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときに、ポジエッジパルス信号を出力し、
前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときに、ネガエッジパルス信号を出力する、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
(5) 上記(4)の構成の定周期信号監視回路であって、
前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときにセットされる第1のフリップフロップと、前記第1のフリップフロップがセットされた後で前記第1のフリップフロップを自動的にリセットする第1の遅延回路とを備え、
前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときにセットされる第2のフリップフロップと、前記第2のフリップフロップがセットされた後で前記第2のフリップフロップを自動的にリセットする第2の遅延回路とを備えた、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
(6) 上記(2)の構成の定周期信号監視回路であって、
前記時間計測部は、周期が一定のクロックパルスを出力するクロック発生部と、前記クロックパルスを計数するカウンタと、を備える、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
上記(1)の構成の定周期信号監視回路によれば、前記定周期信号におけるエッジを検出したタイミングに基づいて時間を計測するので、直流を遮断するためのコンデンサを利用する必要がない。したがって、CR回路の時定数の影響を受けなくなる。つまり、ウォッチドッグ信号のような定周期信号が停止した場合に、最小の時間で異常を検出することが可能になる。
上記(2)の構成の定周期信号監視回路によれば、前記定周期信号におけるポジエッジ及びネガエッジを検出したタイミングに基づいて時間を計測するので、直流を遮断するためのコンデンサを利用する必要がない。したがって、CR回路の時定数の影響を受けなくなる。つまり、ウォッチドッグ信号のような定周期信号が停止した場合に、最小の時間で異常を検出することが可能になる。
上記(3)の構成の定周期信号監視回路によれば、前記ポジエッジを検出した時、及び前記ネガエッジを検出したときに計測時間をクリアすることができるので、定周期信号が停止している時間だけを計測することが可能になる。
上記(4)の構成の定周期信号監視回路によれば、前記ポジエッジを検出したタイミング、及び前記ネガエッジを検出したタイミングでそれぞれパルスを出力するので、これらのパルスに基づいて容易にタイミングの制御を行うことが可能になる。
上記(5)の構成の定周期信号監視回路によれば、前記ポジエッジを検出したタイミング、及び前記ネガエッジを検出したタイミングでそれぞれパルスを出力することができる。
上記(6)の構成の定周期信号監視回路によれば、クロックパルスの計数により時間を計測するので、比較的高精度で時間を測定することが可能になる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る負荷制御用バックアップ信号発生回路は、下記(7)を特徴としている。
(7) 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサに異常が発生した場合に、前記制御用プロセッサの出力に接続された負荷のスイッチに対してバックアップ制御信号を供給するための負荷制御用バックアップ信号発生回路であって、
前記制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号を入力するための信号入力端子と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部と、
前記時間計測部の出力に前記異常検出信号が現れたときに、前記バックアップ制御信号を生成するバックアップ信号出力部と、
を備えたことを特徴とする負荷制御用バックアップ信号発生回路。
上記(7)の構成の負荷制御用バックアップ信号発生回路によれば、前記定周期信号におけるエッジを検出したタイミングに基づいて時間を計測するので、直流を遮断するためのコンデンサを利用する必要がない。したがって、CR回路の時定数の影響を受けなくなる。つまり、ウォッチドッグ信号のような定周期信号が停止した場合に、最小の時間で異常を検出し、前記バックアップ制御信号を出力することが可能になる。
本発明の定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路によれば、マイクロコンピュータ等により構成される制御回路が故障した場合に、異常の発生を素早く検出することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態の負荷制御用バックアップ信号発生回路を含む電子制御装置の構成例を示す電気回路図である。 図2は、図1に示した回路の一部分の詳細な構成を示す電気回路図である。 図3は、図1に示した回路の動作例を示すタイムチャートである。 図4は定周期信号監視回路の構成例を示す電気回路図である。 図5は定周期信号監視回路の動作例を示すタイムチャートである。
本発明の定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<構成例の説明>
<装置全体の概要の説明>
本実施形態の定周期信号監視回路21及びバックアップ信号発生部22を含む電子制御装置100の主要部の構成例を図1に示す。
図1に示した電子制御装置100は、メインの制御部としてマイクロコンピュータ(略して「マイコン」)10を備えている。マイクロコンピュータ10は、例えば内部メモリ(ROM)に予め組み込まれているプログラムを実行することにより、この電子制御装置に必要とされる機能を実現するための制御を行うことができる。
図1に示した構成例においては、マイクロコンピュータ10は、検出した状況に応じて、出力ポート11に単純な二値信号、もしくはPWM(パルス幅変調)信号である制御信号SG1を出力し、負荷31の通電を制御することができる。
負荷31の具体例としては、様々な車載電装品を想定することができる。また、パワーFETにより構成されるスイッチングデバイス32が、PWM信号又は二値信号である通電制御信号SG2のオンオフ(高レベル/低レベル)に従って、負荷31の通電のオンオフを制御する。
負荷31を制御するための通電制御信号SG2は、通常はマイクロコンピュータ10の処理により出力ポート11に出力される制御信号SG1に従って変化する。しかし、マイクロコンピュータ10に継続的な又は一時的な故障が発生する場合がある。マイクロコンピュータ10が故障すると、制御信号SG1が変化しなくなり、負荷31のオンオフを制御できない状態になる。
バックアップ信号発生部22は、マイクロコンピュータ10が故障した場合のバックアップとして搭載されている。つまり、マイクロコンピュータ10に異常が発生し、通常系の出力である制御信号SG1が正しく出力されないときに、バックアップ信号発生部22の出力するバックアップ制御信号SGbkが、マイクロコンピュータ10の代わりに負荷31を制御する。
定周期信号監視回路21は、マイクロコンピュータ10が定期的に出力するウォッチドッグ信号SGw/dを監視することにより、マイクロコンピュータ10における異常発生の有無を識別する。バックアップ信号発生部22は、定周期信号監視回路21の出力に基づいて、バックアップ制御信号SGbkを生成する。
マイクロコンピュータ10の出力ポート11は、逆流防止用のダイオードD3を介して、スイッチングデバイス32の制御入力(ゲート端子)と接続されている。また、バックアップ信号発生部22の出力は、ダイオードD4を介してスイッチングデバイス32の制御入力と接続されている。
したがって、マイクロコンピュータ10が故障して制御信号SG1が出力されなくなったときには、スイッチングデバイス32は、ダイオードD4を介して入力されるバックアップ制御信号SGbkに従ってオンオフすることができる。また、制御信号SG1が出力されなくなった後、直ちにバックアップ制御信号SGbkを出力できれば、負荷31を制御できない時間を最小限にすることができる。
<定周期信号監視回路21の説明>
図1に示した定周期信号監視回路21は、マイクロコンピュータ10のウォッチドッグ信号出力ポート12と接続されたウォッチドッグ入力端子21aを備えている。つまり、定周期信号監視回路21は定周期信号であるウォッチドッグ信号SGw/dを監視して異常の有無を識別する。
また、定周期信号監視回路21の内部には、ポジエッジ検出回路23、ネガエッジ検出回路24、ダイオードD1、D2、カウンタ25、及びクロック発生器26が備わっている。
ポジエッジ検出回路23及びネガエッジ検出回路24の入力端子は、共にウォッチドッグ入力端子21aと接続されている。また、ポジエッジ検出回路23の出力端子はダイオードD1を経由してカウンタ25のクリア入力端子CLRと接続され、ネガエッジ検出回路24の出力端子はダイオードD2を経由してカウンタ25のクリア入力端子CLRと接続されている。
ポジエッジ検出回路23は、ウォッチドッグ入力端子21aにおけるウォッチドッグ信号SGw/dの低レベル(Lo)から高レベル(Hi)への変化、すなわち立ち上がりエッジを検出したときにパルスを出力する。また、ネガエッジ検出回路24は、ウォッチドッグ入力端子21aにおけるウォッチドッグ信号SGw/dの高レベル(Hi)から低レベル(Lo)への変化、すなわち立ち下がりエッジを検出したときにパルスを出力する。
ポジエッジ検出回路23の出力及びネガエッジ検出回路24の出力はいずれもカウンタ25のクリア入力端子CLRと接続されているので、ポジエッジ検出回路23がポジエッジを検出したタイミング、及びネガエッジ検出回路24がネガエッジを検出したタイミングで、それぞれカウンタ25の計数値をクリアすることができる。つまり、カウンタ25のクリア入力端子CLRに印加されるクリア信号SGcrは、ポジエッジ検出回路23が出力するパルス信号とネガエッジ検出回路24が出力するパルス信号との論理和(OR)である。
カウンタ25は、クリア入力端子CLRの他に、クロック入力端子CKと、nビットの出力端子Q1、Q2、Q3、・・・、Qnを有している。カウンタ25は、クリア入力端子CLRに有効なクリア信号レベル(本実施形態では「Hi」)が印加されていないときに、クロック入力端子CKに印加されるクロックパルス信号CLKのパルス数を計数する。そして、計数結果の二進数の数値が、出力端子Q1、Q2、Q3、・・・、Qnにそれぞれ二値信号(Hi/Lo)として現れる。図1の例では、カウンタ25の出力端子Q3の信号「Hi」を有効な異常検出信号として利用している。
クロック発生器26は、周期が一定のクロックパルス信号CLKを常時出力する。クロック発生器26については、例えば水晶発振器として構成することもできるが、高い精度を要求されない用途においては、コンデンサ及び抵抗器を用いたCR時定数回路を含む安価な発振回路を利用することもできる。クロックパルス信号CLKの周期については、監視対象のウォッチドッグ信号SGw/dのパルス周期に比べて十分に短くすることで異常検出における時間の精度を向上することができる。
<ポジエッジ検出回路23及びネガエッジ検出回路24の説明>
図1に示した回路の一部分の詳細な構成を図2に示す。すなわち、図1に示したポジエッジ検出回路23及びネガエッジ検出回路24の詳細な構成例を図2に示してある。
図2に示した例では、ポジエッジ検出回路23は、D型フリップフロップ(DFF)23a及び遅延回路23bを備えている。D型フリップフロップ23aは、データ入力端子(D)が高レベルの電源ライン(VDD)に接続してプルアップしてあり、クロック入力端子(CK:Hiでアクティブ)がウォッチドッグ入力端子21aと接続してある。
また、D型フリップフロップ23aの正側の出力端子(Q)が、遅延回路23bを介してそれ自身のリセット入力端子(RST)と接続してある。遅延回路23bについては、抵抗器とコンデンサとで構成される積分回路として構成してある。また、遅延回路23bの出力側を、ダイオードD1を介してカウンタ25のクリア入力端子CLRと接続してある。なお、遅延回路23bの入力側をダイオードD1と接続しても良い。
図2の例では、D型フリップフロップ23aは、クロック入力端子(CK)に印加される信号の立ち上がりエッジのタイミングでデータ入力端子(D)のレベルをラッチ(保持)し、保持したレベルを出力端子(Q)に出力する。また、リセット入力端子(RST)に有効なリセットレベル「Hi」が印加されると、D型フリップフロップ23aは初期状態にリセットされる。
また、図2の例では、ネガエッジ検出回路24は、D型フリップフロップ24a及び遅延回路24bを備えている。D型フリップフロップ24aは、データ入力端子(D)が高レベルの電源ライン(VDD)に接続してプルアップしてあり、クロック入力端子(CK:Loでアクティブ)がウォッチドッグ入力端子21aと接続してある。
また、D型フリップフロップ24aの正側の出力端子(Q)が、遅延回路24bを介してそれ自身のリセット入力端子(RST)と接続してある。また、遅延回路24bの出力側を、ダイオードD2を介してカウンタ25のクリア入力端子CLRと接続してある。なお、遅延回路24bの入力側をダイオードD2と接続しても良い。
図2の例では、D型フリップフロップ24aは、クロック入力端子(CK)に印加される信号の立ち下がりエッジのタイミングでデータ入力端子(D)のレベルをラッチ(保持)し、保持したレベルを出力端子(Q)に出力する。また、リセット入力端子(RST)に有効なリセットレベル「Hi」が印加されると、D型フリップフロップ24aは初期状態にリセットされる。
したがって、ウォッチドッグ入力端子21aに現れるウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの立ち上がりエッジにおいて、D型フリップフロップ23aの出力端子(Q)が「Lo」から「Hi」に切り替わる。この信号「Hi」が、遅延回路23bで僅かに遅延してD型フリップフロップ23aのリセット入力端子(RST)に印加されるので、D型フリップフロップ23aは直ちにリセットされ、D型フリップフロップ23aの出力端子(Q)が「Lo」に戻る。
つまり、ウォッチドッグ入力端子21aにウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの立ち上がりエッジが現れたときには、ごく短い時間幅だけ「Hi」になるパルスが、D型フリップフロップ23aの出力端子(Q)に出力される。遅延回路23bを用いることにより、一定時間だけ「Hi」になるパルスを確実に出力することが可能になる。
また、ウォッチドッグ入力端子21aに現れるウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの立ち下がりエッジにおいて、D型フリップフロップ24aの出力端子(Q)が「Lo」から「Hi」に切り替わる。この信号「Hi」が、遅延回路24bで僅かに遅延してD型フリップフロップ24aのリセット入力端子(RST)に印加されるので、D型フリップフロップ24aは直ちにリセットされ、D型フリップフロップ24aの出力端子(Q)が「Lo」に戻る。
つまり、ウォッチドッグ入力端子21aにウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの立ち下がりエッジが現れたときには、ごく短い時間幅だけ「Hi」になるパルスが、D型フリップフロップ24aの出力端子(Q)に出力される。遅延回路24bを用いることにより、一定時間だけ「Hi」になるパルスを確実に出力することが可能になる。
したがって、ダイオードD1の出力信号とダイオードD2の出力信号との論理和であるクリア信号SGcrには、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの立ち上がり及び立ち下がりの両方のタイミングでそれぞれ短時間だけパルスが現れる。
<バックアップ信号発生部22の説明>
図1に示したバックアップ信号発生部22は、D型フリップフロップを用いたラッチ回路27として構成してある。ラッチ回路27のデータ入力端子(D)は、抵抗器を介して高レベルの電源ライン(VDD)に接続してプルアップしてある。また、ラッチ回路27のクロック入力端子(CK:Hiでアクティブ)は、入力端子22bを経由してカウンタ25の3ビット目の出力端子(Q3)と接続してある。
つまり、カウンタ25から出力される(Q3)の信号が「Lo」から「Hi」に切り替わったときに、ラッチ回路27は、そのデータ入力端子(D)の「Hi」をラッチして、この信号「Hi」をバックアップ制御信号SGbkとして出力する。
<動作の説明>
図1に示した回路の動作例を図3に示す。図3に示す動作について以下に説明する。
クロックパルス信号CLKには周期が一定のパルスが常時現れている。また、マイクロコンピュータ10が正常に動作しているときには、マイクロコンピュータ10が様々なルーチンを実行する毎に、ウォッチドッグ信号出力ポート12のレベルを変更するので、ウォッチドッグ信号SGw/dとして周期がほぼ一定のパルスが繰り返し現れる。
このように、ウォッチドッグ信号SGw/dにパルスが現れているときには、ポジエッジ検出回路23は、図3のようにSGw/dのパルスの立ち上がりエッジ毎に、時間長の短いパルスPpを出力する。また、ネガエッジ検出回路24は、図3のようにSGw/dのパルスの立ち下がりエッジ毎に、時間長の短いパルスPnを出力する。
クリア信号SGcrにパルスPp又はPnが現れると、そのタイミングでカウンタ25の計数値がクリアされ、計数動作も停止する。但し、パルスPp、Pnはいずれも「Hi」の時間幅が短いので、図3中の「クリア時間」が短くなり、パルスPp、Pnが出力された後でクリア信号SGcrは直ちに「Lo」に戻る。したがって、パルスPp、Pnの後でカウンタ25は再びクロックパルスの計数を再開する。
図3中の「クリア時間」は、図5中の「クリア時間」と比較すると、遙かに短いことが分かる。つまり、ポジエッジ検出回路23及びネガエッジ検出回路24が時間幅の短いパルスを出力するので、「クリア時間」を短くすることができる。
カウンタ25における計数動作の進行に伴い、カウンタ25の各ビットの出力(Q1〜Qn)に現れる信号のレベル(Hi/Lo)は計数値を表すレベルに変化する。そして、カウンタ25の計数値が10進数の「4」になると、Q3の信号が「Hi」に切り替わり、そのタイミングでラッチ回路27がデータ端子(D)の「Hi」をラッチする。これにより、バックアップ制御信号SGbkとして「Hi(負荷のON状態に相当)」が出力される。
マイクロコンピュータ10の動作が正常なときには、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルスが周期的に現れるので、カウンタ25は計数値が大きくなる前にリセットされる。したがって、正常時はバックアップ制御信号SGbkに「Hi」が出力されることはなく、通電制御信号SG2は制御信号SG1に従って変化する。
一方、マイクロコンピュータ10の動作に異常が発生すると、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルスが「Lo」又は「Hi」のいずれかの状態で停止する。その場合、ポジエッジ検出回路23のパルスPp、及びネガエッジ検出回路24のパルスPnが現れなくなるため、カウンタ25はクロックパルス信号CLKの計数を継続する。そして、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルスが停止してから所定時間が経過すると、カウンタ25の出力(Q3)が「Hi」になり、このタイミングでラッチ回路27がバックアップ制御信号SGbkとして「Hi」を出力する。
したがって、マイクロコンピュータ10に異常が発生し、制御信号SG1が停止した場合であっても、図3に示すように「バックアップ復帰時間」を経過したときにバックアップ制御信号SGbkが通電制御信号SG2に現れる。このバックアップ制御信号SGbkにより、マイクロコンピュータ10の異常発生時であっても、負荷31の通電を制御することができる。
<変形の可能性>
図1に示した構成においては、カウンタ25の計数出力端子Q3から出力されるカウンタ出力信号をラッチ回路27が監視しているが、必要に応じてQ1〜Qnのいずれかの信号を監視するように変更しても良い。すなわち、クロック発生器26が出力するクロックパルスCLKのパルス周期の違いや、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルス出力が停止してからバックアップ制御信号SGbkが起動するまでの所要時間の期待値に合わせて適宜変更することが想定される。
図1に示した構成においては、定周期信号監視回路21がクロック発生器26を内蔵しているが、所望のクロックパルスを出力可能な外部装置(図示せず)と定周期信号監視回路21とを接続できる環境であれば、クロック発生器26を定周期信号監視回路21に内蔵する必要はなくなる。
図1に示した構成においては、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルス出力が停止し、バックアップ制御信号SGbkがオンになると、スイッチングデバイス32がオンになって負荷31が常時通電状態になる。しかし、例えば手動でも負荷31を制御したいような場合には、所定の操作スイッチに応じて変化する信号と、バックアップ制御信号SGbkとの論理和や論理積により通電制御信号SG2を制御することも想定できる。
また、図1に示した定周期信号監視回路21及びバックアップ信号発生部22は、ウォッチドッグ信号SGw/dのパルスの状態のみに基づいて異常の有無を識別しているが、その他の信号、例えば制御信号SG1を同時に監視しても良い。
ここで、上述した本発明に係る定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[7]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサ(マイクロコンピュータ10)が正常時に定期的に出力する所定の定周期信号(ウォッチドッグ信号SGw/d)を、制御用プロセッサの外側から監視する定周期信号監視回路(21)であって、
前記定周期信号を入力するための信号入力端子(ウォッチドッグ入力端子21a)と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部(ポジエッジ検出回路23,ネガエッジ検出回路24)と、
前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部(カウンタ25)と、
を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
[2] 上記[1]に記載の定周期信号監視回路であって、
前記エッジ検出部は、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化をポジエッジとして検出するポジエッジ検出部(ポジエッジ検出回路23)と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における高レベルから低レベルへの変化をネガエッジとして検出するネガエッジ検出部(ネガエッジ検出回路24)と、
を備え、
前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部の出力と、前記ネガエッジ検出部の出力とに基づき、前記ポジエッジが検出されず、且つ前記ネガエッジも検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
[3] 上記[2]に記載の定周期信号監視回路であって、
前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部が前記ポジエッジを検出したとき、及び前記ネガエッジ検出部が前記ネガエッジを検出したときに計測時間をクリアするための信号(クリア信号SGcr)を生成するクリア信号発生部(ダイオードD1,D2)、
を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
[4] 上記[2]に記載の定周期信号監視回路であって、
前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときに、ポジエッジパルス信号(Pp)を出力し、
前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときに、ネガエッジパルス信号(Pn)を出力する、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
[5] 上記[4]に記載の定周期信号監視回路であって、
前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときにセットされる第1のフリップフロップ(D型フリップフロップ23a)と、前記第1のフリップフロップがセットされた後で前記第1のフリップフロップを自動的にリセットする第1の遅延回路(23b)とを備え、
前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときにセットされる第2のフリップフロップ(D型フリップフロップ24a)と、前記第2のフリップフロップがセットされた後で前記第2のフリップフロップを自動的にリセットする第2の遅延回路(24b)とを備えた、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
[6] 上記[2]に記載の定周期信号監視回路であって、
前記時間計測部は、周期が一定のクロックパルスを出力するクロック発生部(クロック発生器26)と、前記クロックパルスを計数するカウンタ(25)と、を備える、
ことを特徴とする定周期信号監視回路。
[7] 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサ(マイクロコンピュータ10)に異常が発生した場合に、前記制御用プロセッサの出力に接続された負荷(31)のスイッチ(スイッチングデバイス32)に対してバックアップ制御信号(SGbk)を供給するための負荷制御用バックアップ信号発生回路(定周期信号監視回路21、バックアップ信号発生部22)であって、
前記制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号(ウォッチドッグSGw/d)を入力するための信号入力端子(ウォッチドッグ入力端子21a)と、
前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部(ポジエッジ検出回路23,ネガエッジ検出回路24)と、
前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部(カウンタ25)と、
前記時間計測部の出力に前記異常検出信号が現れたときに、前記バックアップ制御信号を生成するバックアップ信号出力部(ラッチ回路27)と、
を備えたことを特徴とする負荷制御用バックアップ信号発生回路。
10 マイクロコンピュータ
11 出力ポート
12 ウォッチドッグ信号出力ポート
21 定周期信号監視回路
22 バックアップ信号発生部
21a ウォッチドッグ入力端子
22a バックアップ制御信号出力端子
23 ポジエッジ検出回路
24 ネガエッジ検出回路
23a,24a D型フリップフロップ
23b,24b 遅延回路
25 カウンタ
26 クロック発生器
27 ラッチ回路
31 負荷
32 スイッチングデバイス
33 電源ライン
34 アースライン
100 電子制御装置
D1,D2,D3,D4 ダイオード
CLK クロックパルス信号
SG2 通電制御信号
SGw/d ウォッチドッグ信号
SGcr クリア信号
SGbk バックアップ制御信号

Claims (7)

  1. 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号を、制御用プロセッサの外側から監視する定周期信号監視回路であって、
    前記定周期信号を入力するための信号入力端子と、
    前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部と、
    前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部と、
    を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
  2. 請求項1に記載の定周期信号監視回路であって、
    前記エッジ検出部は、
    前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化をポジエッジとして検出するポジエッジ検出部と、
    前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における高レベルから低レベルへの変化をネガエッジとして検出するネガエッジ検出部と、
    を備え、
    前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部の出力と、前記ネガエッジ検出部の出力とに基づき、前記ポジエッジが検出されず、且つ前記ネガエッジも検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する、
    ことを特徴とする定周期信号監視回路。
  3. 請求項2に記載の定周期信号監視回路であって、
    前記時間計測部は、前記ポジエッジ検出部が前記ポジエッジを検出したとき、及び前記ネガエッジ検出部が前記ネガエッジを検出したときに計測時間をクリアするための信号を生成するクリア信号発生部、
    を備えたことを特徴とする定周期信号監視回路。
  4. 請求項2に記載の定周期信号監視回路であって、
    前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときに、ポジエッジパルス信号を出力し、
    前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときに、ネガエッジパルス信号を出力する、
    ことを特徴とする定周期信号監視回路。
  5. 請求項4に記載の定周期信号監視回路であって、
    前記ポジエッジ検出部は、前記ポジエッジを検出したときにセットされる第1のフリップフロップと、前記第1のフリップフロップがセットされた後で前記第1のフリップフロップを自動的にリセットする第1の遅延回路とを備え、
    前記ネガエッジ検出部は、前記ネガエッジを検出したときにセットされる第2のフリップフロップと、前記第2のフリップフロップがセットされた後で前記第2のフリップフロップを自動的にリセットする第2の遅延回路とを備えた、
    ことを特徴とする定周期信号監視回路。
  6. 請求項2に記載の定周期信号監視回路であって、
    前記時間計測部は、周期が一定のクロックパルスを出力するクロック発生部と、前記クロックパルスを計数するカウンタと、を備える、
    ことを特徴とする定周期信号監視回路。
  7. 所定のプログラムに従って動作する制御用プロセッサに異常が発生した場合に、前記制御用プロセッサの出力に接続された負荷のスイッチに対してバックアップ制御信号を供給するための負荷制御用バックアップ信号発生回路であって、
    前記制御用プロセッサが正常時に定期的に出力する所定の定周期信号を入力するための信号入力端子と、
    前記信号入力端子に現れた前記定周期信号における低レベルから高レベルへの変化、または高レベルから低レベルへの変化をエッジとして検出するエッジ検出部と、
    前記エッジ検出部の出力に基づき、前記エッジが検出されない状態が継続する時間の長さを計測し、計測時間が閾値を超えた場合に所定の異常検出信号を出力する時間計測部と、
    前記時間計測部の出力に前記異常検出信号が現れたときに、前記バックアップ制御信号を生成するバックアップ信号出力部と、
    を備えたことを特徴とする負荷制御用バックアップ信号発生回路。
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