JP2003229487A - 演算処理ユニットの温度モニタ - Google Patents

演算処理ユニットの温度モニタ

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JP2003229487A
JP2003229487A JP2002026973A JP2002026973A JP2003229487A JP 2003229487 A JP2003229487 A JP 2003229487A JP 2002026973 A JP2002026973 A JP 2002026973A JP 2002026973 A JP2002026973 A JP 2002026973A JP 2003229487 A JP2003229487 A JP 2003229487A
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Tomohiko Gonda
友彦 権田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUを専用品化することなく、低コストで
CPU内部の温度を検出できるようにする。 【解決手段】 CPUの入出力ポートは、「プルアップ
なし入力ポート設定」を挟んで、トランジスタ121、
122の抵抗成分を有する「出力ポート設定」とトラン
ジスタ111をプルアップ抵抗とする「プルアップ付き
入力ポート設定」を交互に繰り返す。クロックCLKを
計数するカウンタ220を、ポート端子114の電位を
基準電圧VTH1と比較するコンパレータ203の出力
パルスのエッジごとにリセットする。トランジスタ11
1のオン抵抗が温度によって変化し、コンパレータ入力
が変化してパルスが出力されないまま、カウンタ220
のカウント値が異常判定値に達すると、ラッチ回路22
1の出力がHとなり、これに接続された警報部がCPU
の温度異常を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
より1チップ化された演算処理ユニット(CPU)の温
度モニタに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップに形成されたCPUは、チ
ップ内部の温度を所定の範囲に制御してその適正な作動
を確保するため、温度を監視する必要がある。このよう
なCPUの温度モニタとして、例えば特開平7−326
714号公報に開示されているように、CPUを形成す
る半導体チップにダイオードからなる温度検出素子を作
り込み、この温度検出素子の出力信号を外部に引き出し
てCPU内部の温度を検出するようにしたものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温度モニタでは、温度検出素子の出力信号を外部に
引き出すために専用の端子が必要となり、CPUの端子
数が多くなる結果、チップが大型化し、またコストも高
いものとなる。さらに、温度検出素子を半導体チップに
作り込んだものは一般に入手できる汎用のCPUにはな
く、したがって温度検出素子を作り込んだものは専用の
CPUとなってしまうので、この点でも高価なものとな
ってしまう。
【0004】したがって本発明は、上記の問題点に鑑
み、CPUを専用品化することなく、低コストでCPU
内部の温度を検出できるようにした演算処理ユニットの
温度モニタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、演算処理ユニットの、少なくもプルアップ付き
入力ポート設定とプルアップなし入力ポート設定とに切
換えるように設定した入出力ポートに接続されて、該入
出力ポートのポート端子の電位を基準電圧と比較する比
較手段と、プルアップ付き入力ポート設定におけるプル
アップ抵抗成分の温度による抵抗値変化に基づいて、プ
ルアップ付き入力ポート設定時の比較手段の出力から演
算処理ユニットの温度状態を判断する温度判断手段とを
有するものとした。
【0006】請求項2の発明は、入出力ポートがとくに
プルアップなし入力ポート設定を挟んで出力ポート設定
とプルアップ付き入力ポート設定を交互に繰り返すよう
設定され、比較手段は、プルダウン抵抗を接続した非反
転入力端子にポート端子の電位を入力し、反転入力端子
に基準電圧を入力する第1のコンパレータからなり、温
度判断手段は、第1のクロック信号をカウントし第1の
コンパレータの出力パルスでリセットされる第1のカウ
ンタを有して、そのカウント値が第1の異常判定値に達
すると温度異常と判断するものとした。
【0007】請求項3の発明は、入出力ポートがプルア
ップなし入力ポート設定を挟んで出力ポート設定とプル
アップ付き入力ポート設定を交互に繰り返すよう設定さ
れ、比較手段は、プルダウン抵抗を接続した非反転入力
端子にポート端子の電位を入力し、反転入力端子に第1
の基準電圧を入力した第1のコンパレータと、プルダウ
ン抵抗を接続した非反転入力端子にポート端子の電位を
入力し、反転入力端子に第2の基準電圧を入力した第2
のコンパレータとからなり、温度判断手段は、第1およ
び第2のコンパレータの出力に基づいて、第1のコンパ
レータの出力のうちプルアップ付き入力ポート設定時の
出力パルスでリセットされポート端子の電位を保持する
サンプルホールド回路を有して、該サンプルホールド回
路の出力が第2の異常判定値に達すると温度異常と判断
するものとした。
【0008】請求項4の発明は、とくに上記プルアップ
抵抗成分をプルダウン抵抗と同レベルとしたものであ
る。
【0009】請求項5の発明は、さらに、第2のクロッ
ク信号をカウントし第1のコンパレータの出力パルスで
リセットされる第2のカウンタを有して、そのカウント
値が第3の異常判定値に達すると演算処理ユニットの故
障と判断する故障判断手段を有するものとした。
【0010】請求項6の発明は、より具体的に、出力ポ
ート設定およびプルアップ付き入力ポート設定が、それ
ぞれ、ポート端子の入出力を制御するポートデータディ
レクションレジスタと出力データを保持するポートデー
タレジスタとで制御される第1および第2のトランジス
タを介してポート端子を電源電圧に接続して形成され、
出力ポート設定における第1のトランジスタのオン抵抗
は、プルアップ付き入力ポート設定におけるプルアップ
抵抗をなす第2のトランジスタのオン抵抗よりも小さく
設定され、第2のカウンタのカウント値は、第1のコン
パレータの出力のうち出力ポート設定時の出力パルスで
リセットされる間は第3の異常判定値に達しないように
設定されたものである。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明は、入出力ポートの設定
を切り換えられる汎用の演算処理ユニットのポート端子
の電位を基準電圧と比較し、プルアップ抵抗成分の温度
による抵抗値変化に基づいて、プルアップ付き入力ポー
ト設定時の比較手段の出力から演算処理ユニットの温度
状態を判断するので、別途の温度検出素子を演算処理ユ
ニットを形成する半導体チップに作り込み、またその出
力信号を外部に引き出すために専用の端子を設けること
が不要となるから、大型化とコスト増大を招かずに演算
処理ユニットの温度状態を把握することができる。
【0012】請求項2の発明は、第1のコンパレータで
ポート端子の電位と基準電圧を比較し、第1のカウンタ
をコンパレータの出力パルスごとにリセットするものと
して、カウント値が第1の異常判定値に達すると温度異
常と判断するので、簡単な構成で演算処理ユニットが異
常温度になったことを検知できる。
【0013】請求項3の発明は、ポート端子の電位を第
1、第2の基準電圧と比較する2つコンパレータの出力
から、第1のコンパレータの出力のうちプルアップ付き
入力ポート設定時の出力パルスを識別し、ポート端子の
電位を保持するサンプルホールド回路をこの出力パルス
でリセットするものとして、サンプルホールド回路の出
力が第2の異常判定値に達すると温度異常と判断するの
で、カウンタなしでも請求項2の発明と同様に演算処理
ユニットが異常温度になったことを検知できる。
【0014】請求項4の発明は、とくにプルアップ付き
入力ポート設定におけるプルアップ抵抗成分を第1のコ
ンパレータに接続したプルダウン抵抗と同レベルにした
ので、演算処理ユニットの温度によるプルアップ抵抗成
分の変化がポート端子の電位に大きく反映され、演算処
理ユニットの温度状態が精度良く検知できる。
【0015】請求項5の発明は、さらに演算処理ユニッ
トの故障を判断する第2のカウンタのリセット信号とし
て第1のコンパレータの出力パルスを用いるので、ポー
ト端子の出力をPRUN信号として利用することにな
り、演算処理ユニットに新たな端子を設けることなく温
度の監視と故障判断の双方が実現される。
【0016】請求項6の発明では、出力ポート設定にお
ける抵抗はプルアップ付き入力ポート設定におけるプル
アップ抵抗よりも小さく設定されることにより、温度の
影響が小さく、出力ポート設定時のポート端子の電位は
第1の基準電圧より常に高いから、故障でない限り第1
のコンパレータは出力ポート設定時にパルスを出力す
る。そして、このパルスで第2のカウンタはカウント値
が第3の異常判定値に達する前にリセットされるが、パ
ルスが欠けると第3の異常判定値に達するので、温度異
常とは明確に区別して演算処理ユニットの故障が直ちに
検知される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は、第1の実施例にかかる温度
モニタを組み込んだCPU監視装置を示すブロック図で
ある。汎用のCPU100におけるBUSライン103
に接続された入出力ポート101は、そのポートの入出
力を制御するポートデータディレクションレジスタ(以
下、PDDR)104と、ポートデータレジスタ(以
下、PDR)105を備える。なお、CPU100は複
数の入出力ポートを備えているが、図には1つの入出力
ポート101のみを示している。
【0018】PDDR104とPDR105はそれぞれ
のデータ入力端子DをBUSライン103に接続し、P
DR105は出力データを格納する。PDDR104の
クロック端子CKには、そのデータラツチタイミングを
制御するクロック信号PDDR_CKが入力され、PD
R105のクロック端子CKには、そのデータラツチタ
イミングを制御するクロック信号PDR_CKが入力さ
れる。
【0019】PDDR104とPDR105にはAND
回路107が接続されている。AND回路107は一方
の入力端子を反転入力とし、反転出力端子を有する。P
DDR104の出力端子QはAND回路107の反転入
力端子に接続され、PDR105の出力端子QはAND
回路107の非反転入力端子に接続されている。AND
回路107の反転出力端子は、ドレインが電源電圧VD
D1に接続されてプルアップ抵抗を形成するpMOSト
ランジスタ111のゲートに接続されている。pMOS
トランジスタ111のソースは、CPU100の出力端
子としての入出力ポートのポート端子114に接続され
ている。
【0020】PDR105の出力端子Qはさらに、PD
DR104の出力端子Qからの出力信号で制御されるバ
ッファ108に接続され、このバッファ108の出力側
はポート端子114に接続されている。ポート端子11
4には逆にバッファ109が接続され、バッファ109
の出力はさらにバッファ110を経てBUSライン10
3に接続されている。バッファ110はその反転制御端
子にPDDR104の出力信号を入力されて制御され
る。
【0021】入出力ポート101のポート端子114
は、ASIC(専用集積回路)として構成された監視回
路200の入力端子201と接続される。監視回路20
0には、プルダウン抵抗202と、コンパレータ203
と、ウォッチドックタイマ(WDT)205とが設けら
れている。プルダウン抵抗202は入力端子201とグ
ラウンド間に設けられている。コンパレータ203は、
反転入力端子と非反転入力端子を有し、非反転入力端子
は入力端子201に接続され、反転入力端子には基準電
圧VTH1が入力される。
【0022】コンパレータ203の出力はウォッチドッ
クタイマ205に入力される。ウォッチドックタイマ2
05は、異常を検知した場合に異常信号を出力する出力
端子207と出力端子208を有している。ウォッチド
ックタイマ205の出力は監視回路200に接続される
警報部300に入力される。すなわち、警報部300は
それぞれ電源電圧VDD2からグラウンド方向に順次接
続された抵抗301、発光ダイオード302およびnM
OSトランジスタ303と、抵抗305、発光ダイオー
ド306およびnMOSトランジスタ307とからな
り、nMOSトランジスタ303のゲートはウォッチド
ックタイマ205の出力端子207に接続され、nMO
Sトランジスタ307のゲートはウォッチドックタイマ
205の出力端子208に接続されている。
【0023】図2は、PDDR104とPDR105か
らウォッチドックタイマ205の出力端子207、20
8までの回路の詳細を示す。入出力ポート101におけ
るバッファ108は、電源電圧VDD1からグラウンド
方向に順次接続されたnMOSトランジスタ121、p
MOSトランジスタ122、nMOSトランジスタ12
3およびpMOSトランジスタ124のトランジスタ列
を有している。
【0024】PDR105の出力は、トランジスタ列中
間のpMOSトランジスタ122とnMOSトランジス
タ123の各ゲートに入力される。また、pMOSトラ
ンジスタ122とnMOSトランジスタ123の接続点
がバッファ108の出力として、pMOSトランジスタ
111のソースとともにポート端子114に接続されて
いる。電源電圧VDD1側のnMOSトランジスタ12
1のゲートにはPDDR104の出力が直接入力され、
グラウンド側のpMOSトランジスタ124のゲートに
はPDDR104の出力がインバータ125を介して入
力される。
【0025】監視回路200におけるウォッチドックタ
イマ205は、ラッチ回路221を介して出力端子20
7に接続されたカウンタ220と、ラッチ回路224を
介して出力端子208に接続されたカウンタ223を有
する。カウンタ220にはクロックCLKが直接入力さ
れ、カウンタ223にはクロックCLKが分周回路22
2を経て入力される。また、それぞれコンパレータ20
3の出力側に接続された互いに並列の立下りエッジ検出
回路210と立上りエッジ検出回路212を有し、両エ
ッジ検出回路210、212の出力はOR回路214を
経てカウンタ220とカウンタ223の各リセット端子
R、Rに入力されている。
【0026】つぎに、この図2を参照して、入出力ポー
ト101のポート設定について説明する。まず、PDD
R104の出力がH、PDR105の出力がLのとき、
入出力ポート101は「出力ポート設定」となる。この
とき、バッファ108ではnMOSトランジスタ12
1、pMOSトランジスタ122およびpMOSトラン
ジスタ124がオンし、nMOSトランジスタ123が
オフする。また、AND回路107により制御されるp
MOSトランジスタ111はオフとなる。これにより、
入出力ポート101のポート端子114は、nMOSト
ランジスタ121およびpMOSトランジスタ122を
経て電源電圧VDD1に接続した状態となる。
【0027】この結果、コンパレータ203の非反転入
力端子には、電源電圧VDD1のnMOSトランジスタ
121およびpMOSトランジスタ122の抵抗とプル
ダウン抵抗202による分圧値が入力されることにな
る。例えば、nMOSトランジスタ121およびpMO
Sトランジスタ122の通常時の雰囲気温度27℃での
オン抵抗をR27a、R27bとし、プルダウン抵抗2
02の抵抗をR1とすると、コンパレータ203の非反
転入力端子に入力される電位は、VCMPa=VDD1
×R1/(R1+R27a+R27b)となる。よっ
て、トランジスタの合成抵抗をR27a+R27b=1
kΩ、電源電圧をVDDl=5V、プルダウン抵抗20
2の抵抗をR1=50kΩとしたときには、VCMPa
は約4.90Vとなる。
【0028】つぎに、PDDR104の出力がL、PD
R105の出力がHのとき、「プルアップ付き入力ポー
ト設定」となる。このとき、バッファ108ではnMO
Sトランジスタ121およびpMOSトランジスタ12
4がオフする。また、AND回路107により制御され
るpMOSトランジスタ111はオンとなる。これによ
り、入出力ポート101のポート端子114は、プルア
ップ抵抗としてのpMOSトランジスタ111を経て電
源電圧VDD1に接続した状態となる。
【0029】pMOSトランジスタ111の雰囲気温度
27℃におけるオン抵抗をR27cとすると、コンパレ
ータ203の非反転入力端子に入力される電位は、VC
MPc=VDD1×R1/(R1+R27c)となる。
pMOSトランジスタ111の雰囲気温度27℃におけ
るオン抵抗をR27c=50kΩ、電源電圧をVDD1
=5V、プルダウン抵抗202の抵抗をR1=50kΩ
としたときには、VCMPcは約2.50Vとなる。
【0030】さらに、PDDR104の出力がL、PD
R105の出力がLのとき、「プルアップなし入力ポー
ト設定」となる。このとき、バッファ108ではnMO
Sトランジスタ121およびpMOSトランジスタ12
4がオフする。また、AND回路107により制御され
るpMOSトランジスタ111はオフとなる。これによ
り、入出力ポート101のポート端子114は、電源電
圧VDD1から遮断された状態となり、ポート端子11
4はプルダウン抵抗202を介してグラウンドにつなが
る。このため、コンパレータ203の非反転入力端子に
入力される電位は、 VCMPb=0(V) となる。
【0031】入出力ポート101では、PDDR104
に対するクロック信号PDDR_CK、PDR105に
対するクロック信号PDR_CKによって、プルアップ
なし入力ポート設定を挟んで出力ポート設定とプルアッ
プ付き入力ポート設定を交互に繰り返す。すなわち、
「出力ポート設定」、「プルアップなし入力ポート設
定」、「プルアップ付き入力ポート設定」、「プルアッ
プなし入力ポート設定」、「出力ポート設定」、−−−
の順で繰り返す。入出力ポート101の出力信号は、こ
の規則的な繰り返しによって、通常のウォッチドックタ
イマが監視対象とするPRUN信号を形成しており、ウ
ォッチドックタイマ205でも監視対象とする。
【0032】ここで、MOSトランジスタのオン抵抗は
絶対温度の(3/2)乗に比例することが知られてい
る。このため、例えば27℃(300°K)から127
℃(400°K)へ雰囲気温度が変化した場合には、オ
ン抵抗は約1.53倍となる。そこで、雰囲気温度が1
27℃になると、コンパレータ203の非反転入力端子
に入力される電位は、上記の「出力ポート設定」ではV
CMPe=約4.85V、「プルアップ付き入力ポート
設定」ではVCMPg=約1.98Vとなる。また、
「プルアップなし入力ポート設定」では127℃でもV
CMPf=0Vである。
【0033】図3は、コンパレータ203の反転入力端
子に入力される基準電圧VTH1を1.98Vとして、
雰囲気温度が127℃より低いときの各信号の状態を示
す。「出力ポート設定」および「プルアップ付き入力ポ
ート設定」では、コンパレータ203の非反転入力電位
a(=VCMPa)、c(=VCMPc)がいずれも基
準電圧VTH1より高くなり、コンパレータ203の出
力はそれぞれHとなって、「プルアップなし入力ポート
設定」時のb(=VCMPb)によるLを交互に挟んだ
a、b、c、a、b、…の規則的な繰り返しパルスとな
る。したがって、立上りエッジ検出回路210および立
下がりエッジ検出回路212では各パルスの立上りエッ
ジおよび立下がりエッジが検出され、これらの出力信号
を入力するOR回路214は出力信号j、k、m、n、
…を発する。
【0034】カウンタ220とカウンタ223はそれぞ
れクロック信号CLKをカウントするが、それらのカウ
ント値はOR回路214からの各出力信号j、k、m、
n、…でリセットされる。コンパレータ203が繰り返
しパルス出力を継続している間は、カウンタ220とカ
ウンタ223のカウント値が異常判定値Z1、Z2を越
えないように、各異常判定値が設定されている。
【0035】このため、各カウンタに接続されたラッチ
回路221、ラッチ回路224からはいずれもLの出力
信号が出力端子207、出力端子208に送出される。
したがって警報部300においては、nMOSトランジ
スタ303とnMOSトランジスタ307はオンせず、
発光ダイオード302および発光ダイオー306は点灯
しない。
【0036】図4は、雰囲気温度が127℃以上へ変化
したときの各信号の状態を示す。「出力ポート設定」で
は、コンパレータ203の非反転入力電位e(=VCM
Pe)は約4.85Vで基準電圧VTH1より高いが、
「プルアップ付き入力ポート設定」ではg(=VCMP
g)が約1.98V以下へ変化するので、このときコン
パレータ203の出力は「プルアップなし入力ポート設
定」時のf(=VCMPf=0)によるLに続いてLの
ままとなる。
【0037】したがって、OR回路214からの出力信
号がなく、カウンタ220とカウンタ223はリセット
されないままそれぞれクロック信号CLKのカウントを
継続する。そして、カウンタ220で、時刻t1におい
てカウント値が異常判定値Z1を越えると、ラッチ回路
221の出力信号がHとなる。これにより、警報部30
0ではnMOSトランジスタ303がオンして、発光ダ
イオード302が点灯し、CPU100の温度が異常高
温になっていることを報知する。
【0038】なお、次の「出力ポート設定」により時刻
t2でコンパレータ203の出力がHとなると、カウン
タ223はカウンタ220とともにリセットされるの
で、分周回路222を経たクロック信号をカウントする
カウンタ223のカウント値は異常判定値Z2には達し
ない。
【0039】図5は、CPU100が故障したときの各
信号の状態を示す。CPU100が故障してPDDR1
04およびPDR105の出力がいずれもLに固定され
た状態になると、その後時刻t3以降は基準電圧VTH
1を越える非反転入力電位VCMPa、VCMPcが入
力しないので、コンパレータ203の出力はLのままと
なる。したがって、立上りエッジ検出回路210および
立下がりエッジ検出回路212でのエッジ検出がなくな
り、OR回路214からの出力信号j、k、m、nも途
絶える。
【0040】この結果、カウンタ220とカウンタ22
3はリセットされないままそれぞれクロック信号CLK
のカウントを継続する。そして、カウンタ220で、時
刻t4においてカウント値が異常判定値Z1を越える
と、ラッチ回路221の出力信号がHとなり、またカウ
ンタ223で、時刻t5においてカウント値が異常判定
値Z2を越えると、ラッチ回路224の出力信号がHと
なる。これにより、警報部300ではnMOSトランジ
スタ303がオンして、発光ダイオード302が点灯す
るとともに、nMOSトランジスタ307がオンして、
発光ダイオー306も点灯して、CPU100が故障し
ていることを報知する。
【0041】本実施例では、バッファ108のnMOS
トランジスタ121とpMOSトランジスタ122とが
発明における第1のトランジスタを構成し、pMOSト
ランジスタ111がプルアップ抵抗を形成する第2のト
ランジスタに該当する。また、コンパレータ203が比
較手段としての第1のコンパレータに該当し、基準電圧
VTH1が第1の基準電圧を構成する。そして、立下り
エッジ検出回路210および立上りエッジ検出回路21
2からOR回路214を経て、カウンタ220、ラッチ
回路221が、温度判断手段を構成し、とくに、カウン
タ220が第1のカウンタに、クロック信号CLKが第
1のクロック信号に、そして異常判定値Z1が第1の異
常判定値に該当する。また、立下りエッジ検出回路21
0および立上りエッジ検出回路212からOR回路21
4を経て、カウンタ223、ラッチ回路224が、故障
判断手段を構成し、とくに、カウンタ223が第2のカ
ウンタに、分周回路222の出力が第2のクロック信号
に、そして異常判定値Z2が第3の異常判定値に該当す
る。
【0042】本実施例は以上のように構成され、CPU
100のポート端子114を、pMOSトランジスタ1
11のオン抵抗をプルアップ抵抗とした「プルアップ付
き入力ポート設定」に設定可能とし、上記オン抵抗の変
化に基づいてCPU100の温度状況を検出するものと
したので、半導体チップへの専用の温度検出素子の作り
込みが不要で、温度検出信号の取り出しのための専用の
端子も設ける必要がないから、小型のチップでかつ低コ
ストの汎用のCPUをそのまま利用できる。
【0043】また、より具体的には、CPU100のポ
ート端子114を「プルアップ付き入力ポート設定」、
「プルアップなし入力ポート設定」、および「出力ポー
ト設定」の各設定に繰り返し切り換えるとともに、クロ
ック信号CLKをカウントするカウンタ220とクロッ
ク信号CLKを分周回路222を通してカウントするカ
ウンタ223とを設け、上記ポート端子114の電位を
コンパレータ203で基準電圧VTH1と比較して生成
したH、Lの繰り返しパルスの立上がり、立下がりごと
に両カウンタ220、223をリセットするようにし
て、プルアップ抵抗の変化により繰り返しパルスが欠け
て、カウンタ220のカウント値が異常判定値Z1を越
えたとき温度異常を報知し、継続してパルスの生成がな
くなってカウンタ223のカウント値も異常判定値Z2
を越えたときCPU故障を報知するものとしたので、1
つの在来のポート端子114を用いて温度異常とCPU
故障とを監視することができる。
【0044】つぎに第2の実施例について説明する。図
6は第2の実施例にかかる温度モニタを組み込んだCP
U監視装置を示すブロック図、図7はPDDRとPDR
からウォッチドックタイマの出力端子までの回路の詳細
を示す図である。CPU100は前実施例のものと同じ
である。CPU100に接続される監視回路200Aに
は、プルダウン抵抗202が接続された入力端子201
とウォッチドックタイマ205Aの間に、2つのコンパ
レータ203と204が設けられている。
【0045】コンパレータ203は、反転入力端子と非
反転入力端子を有し、非反転入力端子は入力端子201
に接続され、反転入力端子には基準電圧VTH2が入力
される。基準電圧VTH2は前実施例におけるVTH1
よりも大幅に低く、0レベル近傍に設定されている。コ
ンパレータ204も、反転入力端子と非反転入力端子を
有し、非反転入力端子は入力端子201に接続され、反
転入力端子には基準電圧VTH3が入力される。
【0046】ウォッチドックタイマ205Aには、それ
ぞれコンパレータ203に接続された互いに並列の立下
りエッジ検出回路210と立上りエッジ検出回路212
が設けられ、両エッジ検出回路210、212の出力は
OR回路214を経てカウンタ223のリセット端子R
に入力されている。カウンタ223にはクロックCLK
が分周回路222を経て入力され、ラッチ回路224を
介して出力端子208に接続されている。
【0047】また、一方の入力端子に立上りエッジ検出
回路212の出力が入力されるAND回路232が設け
られ、AND回路232の他方の入力端子には、コンパ
レータ204の出力側に接続された立上りエッジ検出回
路230の出力が反転入力される。さらに、入力端子2
01に接続されAND回路232の出力で制御されるサ
ンプルアンドホールド回路233が設けられ、A/D変
換器235を介して温度データ端子236に温度データ
を出力するようになっている。
【0048】サンプルアンドホールド回路233の出力
はさらにコンパレータ237の反転入力端子に入力さ
れ、コンパレータ237の非反転入力端子には、基準電
圧VTH4が入力されている。そして、コンパレータ2
37の出力はラッチ回路238を介して出力端子207
に送出される。基準電圧VTH4は前実施例におけるV
TH1と同レベルに設定されている。監視回路の出力端
子207、208に接続される警報部300は、前実施
例のものと同じである。
【0049】コンパレータ203、204の各反転入力
端子には、前実施例と同様に、PDDR104の出力が
Hで、PDR105の出力がLの「出力ポート設定」時
には、VCMPa=VDD1×R1/(R1+R27a
+R27b)が、PDDR104の出力がLで、PDR
105の出力がHの「プルアップ付き入力ポート設定」
時には、VCMPc=VDD1×R1/(R1+R27
c)が、そして、PDDR104の出力がLで、PDR
105の出力がLの「プルアップなし入力ポート設定」
時には、VCMPb=0の電位が入力される。
【0050】雰囲気温度27℃でのnMOSトランジス
タ121およびpMOSトランジスタ122のオン抵抗
R27a、R27bの合成抵抗を1kΩ、pMOSトラ
ンジスタ111のオン抵抗R27cを50kΩ、電源電
圧VDD1を5V、プルダウン抵抗202の抵抗値R1
を50kΩとしたときには、「出力ポート設定」時のV
CMPaは約4.90V、「プルアップ付き入力ポート
設定」時のVCMPcは約2.50Vとなる。また、雰
囲気温度127℃では、「出力ポート設定」時のVCM
Peは約4.85V、「プルアップ付き入力ポート設
定」時のVCMPgは約1.98V、「プルアップなし
入力ポート設定」時のVCMPfは0Vとなる。
【0051】図8は、コンパレータ237の非反転入力
端子に入力される基準電圧VTH4を1.98V、コン
パレータ204の反転入力端子に入力される基準電圧V
TH2を4.80Vとして、雰囲気温度が127℃より
低いときの各信号の状態を示す。入出力ポート101で
は、上記のポート設定を「出力ポート設定」、「プルア
ップなし入力ポート設定」、「プルアップ付き入力ポー
ト設定」、「プルアップなし入力ポート設定」の順で繰
り返す。したがって、入出力ポート101からは出力信
号としてa、b、c、a、b、…の繰り返しがコンパレ
ータ203、204の非反転入力端子入力)に入力す
る。
【0052】CPU100の雰囲気温度が127℃より
低いときには、「出力ポート設定」および「プルアップ
付き入力ポート設定」時の出力信号a(=VCMP
a)、c(=VCMPc)はいずれも基準電圧VTH2
より高くなり、コンパレータ203の出力はそれぞれH
となって、「プルアップなし入力ポート設定」時の出力
信号b(=VCMP)によるLを交互に挟んだ繰り返し
パルスとなる。また、「出力ポート設定」時の出力信号
aは基準電圧VTH3より高く、コンパレータ204の
出力は「出力ポート設定」時の出力aごとにHとなるこ
とを繰り返す。
【0053】コンパレータ203に立上りエッジ検出回
路210および立下がりエッジ検出回路212を介して
接続されたOR回路214からは、a、b、c、a、
b、…の繰り返しパルスに基づく出力信号j、k、m、
n、…が出力され、カウンタ223は分周回路222を
介したクロック信号CLKのカウント値をリセットされ
る。これにより、ラッチ回路224の出力信号はLに維
持される。
【0054】AND回路232の出力は「プルアップ付
き入力ポート設定」時の出力信号cの立上りエッジでの
みHとなり、このH信号を受けてサンプルアンドホール
ド回路233はその時点での入力端子201の電位を
u、v、wのように保持する。サンプルアンドホールド
回路233の出力はコンパレータ237で基準電圧VT
H4と比較され、u、v、wがVTH4より高いため
に、ラッチ回路238から出力端子207への出力信号
はLに維持される。なお、サンプルアンドホールド回路
233の出力はA/D変換器235を介して温度データ
端子236にデジタルデータとして送出されるので、リ
アルタイムでの温度計測が可能となる。
【0055】図9は、雰囲気温度が上昇してゆき、12
7℃以上に変化するときの各信号の状態を示す。「出力
ポート設定」では、コンパレータ203の非反転入力電
位e(=VCMPe)、すなわちサンプルアンドホール
ド回路233で保持される入力端子201の電位は約
4.85Vで基準電圧VTH4より高いが、「プルアッ
プ付き入力ポート設定」ではg(=VCMPg)が約
1.98V以下となるので、時刻t6でサンプルアンド
ホールド回路233の出力yは基準電圧VTH4より小
さくなって、コンパレータ237の出力がHとなる。こ
れにより、ラッチ回路238の出力信号がHとなり、警
報部300ではnMOSトランジスタ303がオンし
て、発光ダイオード302が点灯し、CPU100の温
度が異常高温になっていることを報知する。
【0056】なお、この間OR回路214からのパルス
が消えてカウンタ223がカウントを継続しても、次の
「出力ポート設定」によりOR回路214からのパルス
が発生したときにリセットされるので、CPU100が
正常であればカウンタ223のカウント値が異常判定値
Z2に達することはない。
【0057】図10は、CPU100が故障したときの
各信号の状態を示す。CPU100が故障してPDDR
104およびPDR105の出力がいずれもLに固定さ
れた状態になると、コンパレータ203、204の出力
はLのままとなり、時刻t7以降OR回路214からの
出力信号j、k、m、nも途絶える。この結果、前実施
例におけると同じく、カウンタ223はリセットされな
いまま分周回路222を介したクロック信号CLKのカ
ウントを継続する。そして、カウンタ223で、時刻t
8においてカウント値が異常判定値Z2を越えると、ラ
ッチ回路224の出力信号がHとなる。これにより、警
報部300では発光ダイオー306が点灯して、CPU
100が故障していることを報知する。
【0058】なお、コンパレータ203の出力がLのま
まとなると、AND回路232からH信号が出力される
こともなくなるが、サンプルアンドホールド回路233
はその出力vとして、前回のAND回路232からの信
号出力時における入力端子201の電位、すなわち「プ
ルアップ付き入力ポート設定」によるg(=VCMP
g)を保持したままとなる。gの電位はコンパレータ2
37の基準電圧VTH4より大きい。したがってこの実
施例では、CPU100が故障したときは出力端子20
7はLを保持するから、発光ダイオー306のみが点灯
し発光ダイオー302の方は点灯しない。
【0059】本実施例では、また、第1のコンパレータ
としてのコンパレータ203と第2のコンパレータとし
てのコンパレータ204とが比較手段を構成し、基準電
圧VTH2が第1の基準電圧に、基準電圧VTH3が第
2の基準電圧に該当する。そして、立上りエッジ検出回
路212および立上りエッジ検出回路230からAND
回路232を経てサンプルアンドホールド回路233、
コンパレータ237、ラッチ回路238が温度判断手段
を構成し、基準電圧VTH4が第2の異常判定値に該当
する。
【0060】本実施例によっても、CPU100のポー
ト端子114を、pMOSトランジスタ111のオン抵
抗をプルアップ抵抗とした「プルアップ付き入力ポート
設定」に設定可能とし、上記オン抵抗の変化に基づいて
CPU100の温度状況を検出して温度異常を報知する
ものとしたので、半導体チップへの専用の温度検出素子
の作り込みが不要で、温度検出素子専用の端子も設ける
必要がないから、小型のチップでかつ低コストの汎用の
CPUをそのまま利用できる。
【0061】また、CPU100のポート端子114を
「プルアップ付き入力ポート設定」、「プルアップなし
入力ポート設定」、および「出力ポート設定」の各設定
に繰り返し切り換えて、ポート端子114の電位をコン
パレータ203で基準電圧VTH2と比較して生成した
H、Lの繰り返しパルスのうち、「プルアップ付き入力
ポート設定」時の入力ポート201の電位をサンプルホ
ールドして、これをコンパレータ237で基準値VTH
4と比較することにより温度異常を検知するので、温度
異常検知のためのカウンタが不要となる。また、サンプ
ルアンドホールド回路233を備えるので、これを利用
してその出力を引き出すことによりリアルタイムの温度
を計測することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】実施例の詳細回路図である。
【図3】CPUの雰囲気温度が通常温度時の回路各部位
の信号状態を示す図である。
【図4】CPUの雰囲気温度が異常高温に変化したとき
の回路各部位の信号状態を示す図である。
【図5】CPUが故障したときの回路各部位の信号状態
を示す図である。
【図6】第2の実施例を示すブロック図である。
【図7】第2の実施例の詳細回路図である。
【図8】CPUの雰囲気温度が通常温度時の回路各部位
の信号状態を示す図である。
【図9】CPUの雰囲気温度が異常高温に変化したとき
の回路各部位の信号状態を示す図である。
【図10】CPUが故障したときの回路各部位の信号状
態を示す図である。
【符号の説明】
100 CPU 101 入出力ポート 103 BUSライン 104 ポートデータディレクションレジスタ 105 ポートデータレジスタ 107 AND回路 108、109、110 バッファ 111 pMOSトランジスタ 114 ポート端子 121、123 nMOSトランジスタ 122、124 pMOSトランジスタ 125 インバータ 200、200A 監視回路 201 入力端子 202 プルダウン抵抗 203、204、237 コンパレータ 205、205A ウォッチドックタイマ 207、208 出力端子 210 立下りエッジ検出回路 212、230 立上りエッジ検出回路 214 OR回路 221、224、238 ラッチ回路 220、223 カウンタ 222 分周回路 232 AND回路 233 サンプルアンドホールド回路 235 A/D変換器 236 温度データ端子 300 警報部 301、305 抵抗 302、306 発光ダイオード 303、307 nMOSトランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算処理ユニットの、少なくもプルアッ
    プ付き入力ポート設定とプルアップなし入力ポート設定
    とに切換えるように設定した入出力ポートに接続され
    て、該入出力ポートのポート端子の電位を基準電圧と比
    較する比較手段と、プルアップ付き入力ポート設定にお
    けるプルアップ抵抗成分の温度による抵抗値変化に基づ
    いて、プルアップ付き入力ポート設定時の前記比較手段
    の出力から演算処理ユニットの温度状態を判断する温度
    判断手段とを有することを特徴とする演算処理ユニット
    の温度モニタ。
  2. 【請求項2】 前記入出力ポートは、プルアップなし入
    力ポート設定を挟んで出力ポート設定とプルアップ付き
    入力ポート設定を交互に繰り返すよう設定され、前記比
    較手段は、プルダウン抵抗を接続した非反転入力端子に
    前記ポート端子の電位を入力し、反転入力端子に前記基
    準電圧を入力する第1のコンパレータからなり、前記温
    度判断手段は、第1のクロック信号をカウントし前記第
    1のコンパレータの出力パルスでリセットされる第1の
    カウンタを有して、そのカウント値が第1の異常判定値
    に達すると温度異常と判断するものであることを特徴と
    する請求項1記載の演算処理ユニットの温度モニタ。
  3. 【請求項3】 前記入出力ポートは、プルアップなし入
    力ポート設定を挟んで出力ポート設定とプルアップ付き
    入力ポート設定を交互に繰り返すよう設定され、前記比
    較手段は、プルダウン抵抗を接続した非反転入力端子に
    前記ポート端子の電位を入力し、反転入力端子に第1の
    基準電圧を入力した第1のコンパレータと、前記プルダ
    ウン抵抗を接続した非反転入力端子に前記ポート端子の
    電位を入力し、反転入力端子に第2の基準電圧を入力し
    た第2のコンパレータとからなり、前記温度判断手段
    は、前記第1および第2のコンパレータの出力に基づい
    て、第1のコンパレータの出力のうちプルアップ付き入
    力ポート設定時の出力パルスでリセットされ前記ポート
    端子の電位を保持するサンプルホールド回路を有して、
    該サンプルホールド回路の出力が第2の異常判定値に達
    すると温度異常と判断するものであることを特徴とする
    請求項1記載の演算処理ユニットの温度モニタ。
  4. 【請求項4】 前記プルアップ抵抗成分が前記プルダウ
    ン抵抗と同レベルであることを特徴とする請求項2また
    は3記載の演算処理ユニットの温度モニタ。
  5. 【請求項5】 第2のクロック信号をカウントし前記第
    1のコンパレータの出力パルスでリセットされる第2の
    カウンタを有して、そのカウント値が第3の異常判定値
    に達すると演算処理ユニットの故障と判断する故障判断
    手段を有することを特徴とする請求項2、3または4記
    載の演算処理ユニットの温度モニタ。
  6. 【請求項6】 前記出力ポート設定およびプルアップ付
    き入力ポート設定は、それぞれ、前記ポート端子の入出
    力を制御するポートデータディレクションレジスタと出
    力データを保持するポートデータレジスタとで制御され
    る第1および第2のトランジスタを介して前記ポート端
    子を電源電圧に接続して形成され、出力ポート設定にお
    ける前記第1のトランジスタのオン抵抗は、プルアップ
    付き入力ポート設定におけるプルアップ抵抗をなす前記
    第2のトランジスタのオン抵抗よりも小さく設定され、
    前記第2のカウンタのカウント値は、前記第1のコンパ
    レータの出力のうち出力ポート設定時の出力パルスでリ
    セットされる間は前記第3の異常判定値に達しないよう
    に設定されていることを特徴とする請求項5記載の演算
    処理ユニットの温度モニタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232766A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 矢崎総業株式会社 定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路

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