JP2015232660A - 表示装置の製造方法及び表示装置 - Google Patents

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弘洋 森田
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Abstract

【課題】部接続端子と配線との位置ズレを抑制できる表示装置を提供する。【解決手段】放射状に延伸する複数の外部接続端子111と、放射状に延伸する複数の絶縁層壁112とが形成された表示パネル基板110を有する表示パネル100を準備する工程と、放射状に延伸する複数の配線220が形成されたフィルム基板210を有する配線基板200を準備する工程と、外部接続端子111と配線220とを対向させて、異方性導電接着剤400を介して表示パネル基板110とフィルム基板210とを重ね合わせて加熱する加熱工程とを含み、複数の外部接続端子111と複数の配線220とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されており、加熱工程中又は加熱工程後において、複数の配線220の各々が複数の絶縁層壁112の各々の間に位置する状態で表示パネル基板110及び配線基板の少なくとも一方をスライドさせる。【選択図】図2A

Description

本発明は、表示装置の製造方法および表示装置に関する。
近年、高品質表示が可能で且つ薄型化・低消費電力化が可能な表示装置として、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の開発が進められている。
特に、有機EL表示装置は、自発光型の有機EL素子を用いているのでバックライトが不要で且つ視野角が広く、薄型化及び低消費電力化が容易であり、さらに、応答速度が速い等の利点を持つ。したがって、有機EL表示装置の一例である有機EL表示パネルは、次世代の表示パネルとして大きな注目を集めている。
また、近年、従来の表示パネルで用いられているガラス基板をプラスチック基板(樹脂基板)に代えた構成の表示パネルも提案されている(特許文献1)。プラスチック基板は可撓性を有するので、プラスチック基板を用いることによって、容易に折り曲げや折り返しができるフレキシブル表示パネルを実現することができる。
ところで、表示パネルの画素部(表示部)と外部駆動用回路(ドライバIC)とを配線で接続するには様々な形態がある。従来の一般的な表示パネルの形態として、表示パネルの基板(表示パネル基板)に設けられた画素部と外部駆動用回路とをフレキシブル配線板(Flexible printed circuits:FPC)によって電気的に接続し、表示部に外部駆動用回路から信号(電圧)を与えて表示部を駆動する構造がある。
例えば、特許文献2には、表示パネルと外部駆動用回路とをフレキシブル配線板(以下、「FPC」と記載する)によって物理的及び電気的に接続する方法が知られている。この場合、表示パネルの表示パネル基板に形成された複数の外部接続端子と、FPCのフィルム基板に形成された複数の金属配線とを、ACF(Anisotropic Conductive Film)を介して熱圧着することにより接続する。このような接続方法を採用することによって、実装スペースに余裕がない場合であっても、外部接続端子の間隔を狭くすることができ、且つ、機械的強度を確保しつつ、外部接続端子と金属配線との高い導通信頼性を得ることができるとされている。
特開2003−280546号公報 特開2008−304493号公報
しかしながら、表示パネルの外部接続端子とFPCの金属配線とをACFによって熱圧着する場合、熱圧着前に外部接続端子と金属配線との位置合わせを精度良く行ったとしても、熱圧着時の熱によってFPCのフィルム基板が伸びて外部接続端子と金属配線との位置ズレが発生する。
本発明は、このような課題に解決するためになされたものであり、表示パネルの外部接続端子と配線基板の配線との位置ズレを抑制できる表示装置の製造方法及び表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、表示装置の製造方法の一態様は、放射状に延伸する複数の外部接続端子と、各々が隣り合う前記外部接続端子の間に位置して放射状に延伸する複数の絶縁層壁とが形成された第1の基板を有する表示パネルを準備する工程と、放射状に延伸する複数の配線が形成された第2の基板を有する配線基板を準備する工程と、前記複数の外部接続端子の各々と前記複数の配線の各々とを対向させて、異方性導電接着剤を介して前記第1の基板と前記第2の基板とを重ね合わせて加熱する加熱工程とを含み、前記複数の外部接続端子と前記複数の配線とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されており、前記加熱工程中又は前記加熱工程後において、前記複数の配線の各々が前記複数の絶縁層壁の各々の間に位置する状態で前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方をスライドさせることを特徴とする。
表示パネルの外部接続端子と配線基板の配線との位置ズレを抑制できる。
本発明の実施の形態に係る表示装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分を示す平面図(図1の破線で示される領域Xの拡大図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分を示す断面図(図1のA−A線における断面図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネル準備工程を示す図(熱圧着する前の表示パネルの実装端部の拡大平面図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における配線基板準備工程を示す図(熱圧着する前の配線基板の実装端部の拡大平面図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との重ね合わせ工程を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との重ね合わせ工程を示す断面図(図5AのA−A線における断面図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との熱圧着工程(スライド工程)を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との熱圧着工程(スライド工程)を示す断面図(図6AのA−A線における断面図)である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との熱圧着後の状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における表示パネルと配線基板との熱圧着後の状態を示す断面図(図7AのA−A線における断面図)である。 本発明の変形例に係る表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分を示す平面である。 表示パネルと配線基板とを熱圧着により貼り合わせたときの状態を示す図である。 熱圧着する前の一般的な表示パネルの実装端部の拡大平面図である。 熱圧着する前の一般的な配線基板の実装端部の拡大平面図である。 一般的な表示パネルと一般的な配線基板とをACFによって熱圧着することによって作製された表示装置の実装端部の平面図である。 一般的な表示パネルと一般的な配線基板とをACFによって熱圧着することによって作製された表示装置の実装端部の断面図(図12AのA−A線における断面図)である。
(本発明の一態様を得るに至った経緯)
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明するのに先立ち、本実施の形態の一態様を得るに至った経緯について説明する。
これまで、液晶表示装置や有機EL表示装置等のように、高品質表示が可能で薄型化・低消費電力化が可能な表示装置が広く利用されている。近年、さらに小型で高解像度の表示装置の実現が要望されている。
そこで、本願発明者らは、小型で高解像度の表示部を有する表示パネルと外部駆動用回路と配線基板(FPC等)とが高い導通信頼性及び高い機械的強度で接続された表示装置を提供することによって、この要請に応えようとした。
ここで、表示パネルとFPCとの一般的な接続方法について、図9を用いて説明する。図9は、一般的な表示パネルと一般的なFPCとの実装端部(接続部分)の拡大図であり、表示パネル100Aの実装部における外部接続端子111Aのパターンと配線基板200A(FPC)の実装部における配線220Aのパターンとを示している。
図9に示すように、表示パネル100Aと配線基板200Aとの一般的な接続方法は、複数の外部接続端子111Aが互いに平行に形成された表示パネル基板110Aと、複数の配線(金属配線)220Aが互いに平行に形成されたフィルム基板210Aとを、外部接続端子111Aと配線220Aとが対向するように配置して、異方性導電接着剤400A(ACF)を介して熱圧着するものであった。なお、隣り合う外部接続端子111Aの間には、外部接続端子111Aと同じ厚みの絶縁層113Aが形成されている。
しかしながら、この場合、熱圧着前に外部接続端子111Aと配線220Aとの位置合わせを精度良く行ったとしても、ACFを熱圧着する際のFPCの加熱によってフィルム基板210Aが伸びて外部接続端子111Aと配線220Aとの位置ズレが発生する。この位置ズレについて、図10、図11、図12A及び図12Bを用いて詳細に説明する。
図10は、熱圧着する前の一般的な表示パネルの実装端部の拡大平面図である。図11は、熱圧着する前の一般的な配線基板の実装端部の拡大平面図である。図12A及び図12Bは、一般的な表示パネルと一般的な配線基板とをACFによって熱圧着することによって作製された表示装置の実装端部を示しており、図12Aはその実装端部の平面図であり、図12Bは図12AのA−A線における断面図である。
図10に示すように、一般的な表示パネル100Aは、表示パネル基板110Aと、表示パネル基板110Aに形成された複数の外部接続端子111Aとを有する。複数の外部接続端子111Aは、基板端部から基板内部に向かう方向に延伸するように、かつ、全て平行に形成されている。なお、隣り合う外部接続端子111Aの間には、外部接続端子111Aと同じ厚みの絶縁層113Aが形成されている。
また、図11に示すように、一般的な配線基板200Aは、フィルム基板210Aと、フィルム基板210Aに形成された複数の配線220Aとを有する。複数の配線220Aは、基板端部から延伸するように、かつ、全て平行に形成されている。
図12A及び図12Bに示すように、表示パネル100Aと配線基板200Aとを異方性導電接着剤400A(ACF)を介して熱圧着することによって、複数の外部接続端子111Aの各々と複数の配線220Aの各々とが、異方性導電接着剤400Aに含まれる導電性粒子410Aを介して電気的に接続される。
具体的には、配線基板200Aのフィルム基板210Aの非配線側の面(配線220Aが形成されていない側の面)にヒータ(不図示)を押し当てて、ヒータを用いて加圧及び加熱することによって、表示パネル100Aと配線基板200Aとの間に挿入した異方性導電接着剤400Aを軟化させてフィルム基板210Aと表示パネル基板110Aとを熱圧着させる。
このとき、配線220Aと外部接続端子111Aとは、表示パネル100Aと配線基板200Aとの位置合わせズレに伴って位置ズレが発生する場合があるが、これ以外にも、製造プロセスに起因した位置ズレが発生する。以下、製造プロセスに起因する配線220A及び外部接続端子111Aの位置ズレについて説明する。
ACFである異方性導電接着剤400Aは、ヒータによる加熱によって軟化して柔軟性が大きくなる。これにより、ヒータの加圧によって、配線基板200Aの配線220Aは、表示パネル基板110Aの外部接続端子111Aに近づくように厚み方向に移動する。
ここで、配線基板200Aのフィルム基板210Aは、ヒータの熱によって熱膨張し、基板水平方向に延伸する。このため、フィルム基板210Aに形成された配線220Aの位置が移動する。
また、表示パネル100Aの表示パネル基板110Aも、ヒータの熱によって熱膨張して基板水平方向にも延伸し、外部接続端子111Aの位置も移動する。
このとき、フィルム基板210Aと表示パネル基板110Aとが同じ材料であっても、よりヒータに近いフィルム基板210Aにかかる熱量が表示パネル基板110Aにかかる熱量よりも大きくなるために、フィルム基板210Aと表示パネル基板110Aとで延伸量が異なる。
このため、配線220Aの位置の移動量と外部接続端子111Aの位置の移動量とが異なるので、図12A及び図12Bに示すように、配線220Aと外部接続端子111Aとの間に位置ズレが発生する。
特に、表示パネル100Aの表示パネル基板110Aが樹脂基板である場合、樹脂基板はガラス基板に比べて熱による伸びが大きいので、外部接続端子111Aと配線220Aとの位置ズレが発生しやすい。
また、フィルム基板210Aと表示パネル基板110Aとが異なる材料である場合には、フィルム基板210Aと表示パネル基板110Aとの線膨張係数の差の影響も受けて、外部接続端子111Aと配線220Aとの位置ズレ量が大きくなる。
さらに、表示パネル基板110Aとして樹脂基板を用いてフレキシブル表示パネルを作製する場合、ガラス基板上に形成した樹脂基板の上に表示部(有機EL素子等)を形成し、その後ガラス基板を剥離する方法が考えられるが、この場合、ガラス基板の剥離後に樹脂基板が収縮することによって、外部接続端子111Aと配線220Aとの位置ズレが発生することもある。
このように、外部接続端子111Aと配線220Aとの位置ズレが発生すると、外部接続端子111Aと配線220Aとの導通信頼性が低下する。例えば、外部接続端子111Aと配線220Aとの導通面積(導電性粒子410Aを介した接触面積)が減少して接続状態が不十分となったり、本来接続されるべきではない外部接続端子111Aと配線220Aとが導通してしまったりして、表示パネル100Aの表示不良が発生する。
しかも、近年は、高解像度化の要望によって隣り合う外部接続端子111A同士の間隔が狭くなっているので、上記位置ズレに伴う導通不良が発生しやすくなっている。また、有機EL表示装置では、有機EL材料の塗布量のバラツキや有機EL材料の劣化等に起因して有機EL素子ごとの輝度バラツキが発生するが、この輝度バラツキを解消させるために電圧や電流のフィードバック処理等が必要となり、表示部を駆動する駆動回路が複雑になりがちである。このため、有機EL表示装置では、液晶表示装置と比べて表示部を駆動する配線数が増大する傾向にあるので、上記位置ズレが導通信頼性に与える影響も増大する。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、表示パネルの外部接続端子と配線基板の配線との位置ズレを抑制できる表示装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様は、放射状に延伸する複数の外部接続端子と、各々が隣り合う前記外部接続端子の間に位置して放射状に延伸する複数の絶縁層壁とが形成された第1の基板を有する表示パネルを準備する工程と、放射状に延伸する複数の配線が形成された第2の基板を有する配線基板を準備する工程と、前記複数の外部接続端子の各々と前記複数の配線の各々とを対向させて、異方性導電接着剤を介して前記第1の基板と前記第2の基板とを重ね合わせて加熱する加熱工程とを含み、前記複数の外部接続端子と前記複数の配線とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されており、前記加熱工程中又は前記加熱工程後において、前記複数の配線の各々が前記複数の絶縁層壁の各々の間に位置する状態で前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方をスライドさせることを特徴とする。
本態様によれば、表示パネルと配線基板とを異方性導電接着剤で接着する際の加熱工程において配線基板の第2の基板が熱膨張して伸び、この結果、外部接続端子と配線との相対的な位置関係がずれようとしたとても、放射状に形成された絶縁層壁によって配線の位置の移動を規制することができる。これにより、複雑な制御を行わなくても第1の基板の外部接続端子と第2の基板の配線との位置ズレを抑制できるので、表示パネルと配線基板との導通信頼性の低下を抑制できる。
さらに、絶縁層壁が存在することによって、異方性導電接着剤の接合面積が拡大して密着性が向上するので、外部接続端子と配線との導通を良好なものとすることができる。しかも、第1の基板が屈曲する際、絶縁層壁が梁の役割を果たすので、外部接続端子にかかる応力を緩和することもできる。
このように、本態様によれば、導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示装置を作製することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記第1の基板及び前記第2の基板をスライドさせるときのスライド方向は、前記複数の外部接続端子が放射状に広がっていく方向であるとよい。
本態様によれば、第2の基板の熱膨張による外部接続端子と配線との位置ズレを効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記絶縁層壁の高さをhとし、前記配線の高さをhとし、前記異方性導電接着剤に含まれる導電性粒子の粒子径をdとすると、(h+d)/2≦h≦h+d/2の関係式を満たすとよい。
本態様によれば、第1の基板の絶縁層壁によって第2の基板の配線の移動を確実に規制することができるとともに、異方性導電接着剤に含有される導電性粒子を介して外部接続端子と配線とを確実に接合することができる。これにより、さらに導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示装置を作製することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記第1の基板は、封止層が形成された可撓性基板であってもよい。
本態様によれば、第1の基板が屈曲する際に、屈曲部において配線及び封止層の両方に応力が加わるとともに配線間の絶縁層壁が梁の役割を果たすので、配線にかかる応力を緩和することができる。これにより、導通信頼性及び接合信頼性が高い可撓性を有するフレキシブル表示パネルを作製することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記第2の基板は、フィルム基板であってもよい。
本態様によれば、FPCを用いて表示パネルの外部接続端子に配線接続を行うことができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記絶縁層壁は、無機材料もしくは有機材料からなる単層、又は、無機材料からなる層と有機材料からなる層との積層であってもよい。
本態様によれば、表示パネルの画素部を構成する材料を用いて絶縁層壁を形成することができるので、プロセスを増加させることなく絶縁層壁を形成することが可能となる。つまり、表示パネルの画素部を構成する層と絶縁層壁とを同じプロセスによって形成することが可能となる。これにより、製造コストを増加させることなく簡単なプロセスで絶縁層壁を形成することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記表示パネルは、前記第1の基板の上に形成された有機EL部を有し、前記絶縁層壁は、前記有機EL部を構成する、無機絶縁層、バンク層、又は、平坦化層でと同じ工程で形成されていてもよい。
本態様によれば、無機絶縁層、バンク層又は平坦化層を形成するときに絶縁層壁も形成することができる。つまり、無機絶縁層、バンク層又は平坦化層を形成すると同時に絶縁層壁も形成することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記複数の配線は、前記表示パネル側に向かって放射状に広がるように形成されており、前記外部接続端子と前記配線との導通領域は、前記スライド前よりも前記スライド後の方が大きいとよい。
本態様によれば、第1の基板又は第2の基板をスライドさせることによって、外部接続端子と配線との導通領域(接触面積)を大きくできるので、さらに導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示パネルを作製することができる。
また、本発明に係る表示装置の一態様は、放射状に延伸する複数の外部接続端子と、各々が隣り合う前記外部接続端子の間に位置する複数の絶縁層壁とが形成された第1の基板を有する表示パネルと、放射状に延伸する複数の配線が形成された第2の基板とを備え、前記複数の外部接続端子の各々と前記複数の配線の各々とが異方性導電接着剤を介して電気的に接続されており、前記複数の外部接続端子と前記複数の配線とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、表示パネルと配線基板とを異方性導電接着剤で熱圧着する際、第1の基板の絶縁層壁によって第2の基板の配線の移動を規制することができるので、第1の基板の外部接続端子と第2の基板の配線との位置ズレを抑制できる。
さらに、絶縁層壁が存在することによって、異方性導電接着剤の接合面積が拡大して密着性が向上し、外部接続端子と配線との導通を良好なものとすることができる。しかも、第1の基板が屈曲する際、絶縁層壁が梁の役割を果たすので、外部接続端子にかかる応力を緩和できる。
このように、本態様によれば、導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示装置を実現することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記絶縁層壁の高さをhとし、前記配線の高さをhとし、前記異方性導電接着剤に含まれる導電性粒子の粒子径をdとすると、(h+d)/2≦h≦h+d/2の関係式を満たすとよい。
本態様によれば、さらに導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示装置を実現できる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記第1の基板は、封止層が形成された可撓性基板であってもよい。
本態様によれば、第1の基板が屈曲する際に、屈曲部において外部接続端子及び封止層の両方に応力が加わるとともに外部接続端子間の絶縁層壁が梁の役割を果たすので、外部接続端子及び配線にかかる応力を緩和することができる。これにより、導通信頼性及び接合信頼性が高い可撓性を有するフレキシブル表示装置を実現できる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記第2の基板は、フィルム基板であってもよい。
本態様によれば、FPCを用いて表示パネルの外部接続端子に配線接続を行うことができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記絶縁層壁は、無機材料もしくは有機材料からなる単層、又は、無機材料からなる層と有機材料からなる層との積層であってもよい。
本態様によれば、表示パネルの画素部を構成する材料を用いて絶縁層壁を形成することができるので、プロセスを増加させることなく絶縁層壁を形成することが可能となる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、前記表示パネルは、前記第1の基板の上に形成された有機EL部を有し、前記絶縁層壁は、前記有機EL部を構成する、無機絶縁層、バンク層、又は、平坦化層と同層であってもよい。
本態様によれば、無機絶縁層、バンク層又は平坦化層を形成すると同時に絶縁層壁も形成することができる。
また、本発明に係る表示装置の製造方法の一態様において、さらに、前記第1の基板に延伸するように形成された延伸部材を有し、前記延伸部材は、前記外部接続端子と前記配線との接合領域の外側に形成されており、前記延伸部材の延伸方向は、前記外部接続端子の延伸方向と一致していてもよい。
本態様によれば、表示パネルと配線基板とを異方性導電接着剤で接合する際に、延伸部材をアライメントマークとして用いることができる。これにより、表示パネルと配線基板との位置合わせを精度良く行うことができる。また、第1の基板又は第2の基板を容易にスライドさせることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程(ステップ)、工程の順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(表示装置の全体構成)
まず、本発明の実施の形態に係る表示装置1の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置の平面図である。
図1に示すように、表示装置1は、画像を表示するための表示パネル100と、フレキシブルケーブル等の配線基板200とを備える。表示装置1は、さらに、配線基板200を介して表示パネル100に接続された回路基板(PCB)300を備える。表示装置1は、例えばテレビ受像機である。
表示パネル100は、例えば有機EL表示パネルであり、マトリクス状に配列された複数の画素からなる画素部(表示部)PXと、各画素に形成された自発光型の有機EL素子と、有機EL素子を駆動するために各画素に形成されたTFT(Thin Film Transistor)とを備えたアクティブマトリクス駆動方式の表示パネルである。
例えば、表示パネル100は、表示パネル基板110と、対向基板(封止基板)120と、表示パネル基板110と対向基板120との間に形成された有機EL部とを備える。表示パネル基板110には、TFTがアレイ状に形成されている。また、表示パネル基板110の上には、TFTを覆うように形成された平坦化層と、平坦化層の上に形成された、陽極、発光層及び陰極と、各画素に対応する発光層を規制するバンク層とが形成されている。これらの層は、無機材料からなる無機材料層又は有機材料からなる有機材料層によって構成されている。
また、本実施の形態における表示パネル100は、湾曲するように折り曲げや折り返しが可能な薄型のフレキシブル表示パネルであり、可撓性を有する樹脂基板(プラスチック基板)が用いられている。フレキシブル表示パネルを作製する場合、樹脂基板が形成されたガラス基板の上に画素部PX(有機EL素子等)を形成し、その後ガラス基板を剥離する方法がある。
配線基板200は、例えばFPCであり、表示パネル100と回路基板300とを電気的に接続する。配線基板200の一端部は、表示パネル100の端部に接続されており、配線基板200の他端部は回路基板300に接続されている。なお、本実施の形態における配線基板200は、駆動回路(IC)が実装されたCOF(Chip On Film)である。
回路基板300は、外部駆動用回路であり、複数の配線基板200によって表示パネル100に接続されている。回路基板300には、電子部品及びドライバICが実装されている。
(表示装置の実装端部の構成)
次に、本発明の実施の形態に係る表示装置1における実装端部(表示パネル100及び配線基板200の接続部分)の詳細な構成について、図2A及び図2Bを用いて説明する。図2Aは、図1の破線で示される領域Xの拡大図であり、本発明の実施の形態に係る表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分の平面構成を示している。図2Bは、図1のA−A線における断面図であり、同表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分の断面構成を示している。なお、図2A及び図2Bにおいて、表示パネル基板の外部接続端子及び配線基板の配線等は全体の一部を図示したものである。また、この点については、以下の図面においても同様である。
図2A及び図2Bに示すように、表示パネル100は、表示パネル基板(第1の基板)110と、表示パネル基板110に形成された外部接続端子111及び絶縁層壁112とを有する。本実施の形態における表示パネル100は、さらに、絶縁層113と、封止層114とを有する。
表示パネル基板110は、可撓性を有する可撓性基板であり、例えば、ポリイミド等の樹脂材料によって構成されたプラスチック基板である。表示パネル基板110の厚さは、10μm〜300μmであり、例えば20μmである。なお、表示パネル基板110として、薄いガラス基板を用いてもよい。
図2Aに示すように、表示パネル基板110の端部の所定位置には、複数の外部接続端子111からなる外部接続端子群が形成されている。複数本の外部接続端子111は、放射状に延伸するように形成されている。本実施の形態において、複数の外部接続端子111は、表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かう方向に沿って放射状に延伸している。具体的には、複数の外部接続端子111は、表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かう方向に沿って、外部接続端子群における中央の外部接続端子111を中心として左右に広がるような扇形状で形成されている。言い換えると、外部接続端子群は、最外に位置する外部接続端子111同士の幅が基板端部に向かって狭まるように形成されている。
この場合、外部接続端子群における複数の外部接続端子111は、隣り合う外部接続端子111の間隔(ピッチ)が外部接続端子群の中心から外側に向かって広がるように形成されている。さらに、隣り合う外部接続端子111の間隔は、表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かって変化していてもよく、例えば、隣り合う外部接続端子111の間隔が表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かって漸次広がるように構成されていてもよい。なお、隣り合う外部接続端子111の間隔は一定であってもよい。
外部接続端子群の扇形状の電極パターン(電極レイアウト)は、特に規定されるものではないが、熱圧着する際の表示パネル基板110の熱膨張を予め考慮した上で設計することが望ましい。
図2Bに示すように、外部接続端子111は、封止層114上に形成されている。外部接続端子111は、画素部PXにおける信号配線を表示パネル基板110の端部にまで延設して引き出された引き出し電極である。したがって、外部接続端子111は、画素部PXにおけるTFTを構成する電極の電極材料や画素部PXにおける信号配線の配線材料を用いて形成することができる。外部接続端子111は、これらの材料からなる単層又は積層とすることができる。このような外部接続端子111の材料としては、例えば、Al、Ti、Mo、Al合金、Mo合金、In酸化物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、外部接続端子111の膜厚は、100nm〜1μmであり、例えば500nmである。
外部接続端子111は、配線基板200の配線220と接続するための電極端子である。本実施の形態では、図2Bに示すように、複数の外部接続端子111の各々と複数の配線220の各々とが異方性導電接着剤400によって電気的に接続されている。つまり、外部接続端子111と配線220とは、異方性導電接着剤400に含まれる導電性粒子410を介して電気的に接続される。なお、外部接続端子111と配線220とは、導電性粒子410を介することなく直接接触していてもよい。
異方性導電接着剤400は、通常バインダーと呼ばれる熱硬化性接着剤の中に直径数ミクロンの導電性粒子を分散させたものである。本実施の形態では、異方性導電接着剤400として、フィルムテープ状の異方性導電接着剤である異方性導電フィルム(ACF)を用いているが、溶液状(ペースト状)の異方性導電接着剤を塗布することによって形成してもよい。
図2Aに示すように、外部接続端子群には、複数本の絶縁層壁112が放射状に延伸するように形成されている。複数本の絶縁層壁112の各々は、隣り合う外部接続端子111の間に位置するように形成されている。
本実施の形態において、複数の絶縁層壁112は、表示パネル基板110の基板端部から基板内側に向かう方向に沿って放射状に延伸している。具体的には、複数の絶縁層壁112は、外部接続端子111と同様に、表示パネル基板110の基板端部側から基板中心側に向かう方向に沿って、全ての絶縁層壁112のうち中央の絶縁層壁112を中心として左右に広がるような扇形状で形成されている。言い換えると、複数の絶縁層壁112は、最外に位置する絶縁層壁112同士の幅が基板端部に向かって狭まるように形成されている。
この場合、外部接続端子群における複数の絶縁層壁112は、外部接続端子111と同様に、隣り合う絶縁層壁112の間隔(ピッチ)が外部接続端子群の中心から外側に向かって広がるように形成されている。さらに、絶縁層壁112の間隔は、表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かって変化していてもよく、例えば、外部接続端子111と同様に、隣り合う外部接続端子111の間隔が表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かって漸次広がるように構成されていてもよい。なお、隣り合う絶縁層壁112の間隔は一定であってもよい。
図2Bに示すように、絶縁層壁112は、封止層114の上に形成されている。本実施の形態において、絶縁層壁112は、封止層114上に形成された絶縁層113上に形成されている。
また、絶縁層壁112は突条に形成されている。絶縁層壁112の厚み(高さ)は、外部接続端子111の厚みよりも厚くなっており、絶縁層壁112の上面は、少なくとも外部接続端子111の上面よりも配線基板200側の位置に存在する。つまり、各絶縁層壁112は、外部接続端子111よりも配線基板200側に突出しており、対向する2つの側面と上面とを有する。
本実施の形態において、表示パネル100における絶縁層壁112の高さ(厚さ)をhとし、配線基板200における配線220の高さ(厚さ)をhとし、異方性導電接着剤400に含まれる導電性粒子410の粒子径をdとすると、絶縁層壁112の高さhは、(h+d)/2≦h≦h+d/2の関係を満たすように構成されている。つまり、絶縁層壁112の高さhは、(配線220の高さ+導電性粒子410の粒子径)/2以上、かつ、(配線220の高さ+導電性粒子410の粒子径/2)以下としている。例えば、配線220の厚みが7μmで、導電性粒子410の直径が3μmである場合、絶縁層壁112の高さhは、5μm〜8.5μmである。
絶縁層壁112は、表示パネル100の画素部PXに用いられる無機絶縁材料又は有機絶縁材料を用いて形成することができる。例えば、無機絶縁材料もしくは有機絶縁材料からなる単層、又は、無機絶縁材料からなる層と有機絶縁材料からなる層との積層である。一例として、絶縁層壁112は、有機EL部を構成する平坦化層又はバンク層を構成する有機絶縁材料、例えば、アクリル系ポリマーやポリイミド等を用いて形成することができる。この場合、絶縁層壁112は、平坦化層又はバンク層と同層で形成することができる。これにより、バンク層又は平坦化層を形成すると同時に絶縁層壁も形成することができる。なお、絶縁層壁112の材料は、これらの材料に限定されるものではなく、例えば、有機EL部を構成する無機絶縁層(ゲート絶縁層、パッシベーション層、その他の層間絶縁層)の材料を用いてもよい。この場合、絶縁層壁112は、当該無機絶縁層と同層で形成することができる。
図2Bに示すように、絶縁層113は、隣り合う外部接続端子111の間を埋めるように形成される。絶縁層113は、図9における絶縁層113Aに相当する。本実施の形態において、絶縁層113は、封止層114の上に形成される。絶縁層113の厚みは、外部接続端子111の厚みと同程度である。なお、絶縁層113の幅は絶縁層壁112の幅と同じであるが、これに限るものではない。
絶縁層113は、表示パネル100の画素部PXにおけるTFTを構成する無機絶縁材料を用いて形成することができる。また、絶縁層113は、無機絶縁材料からなる単層又は積層とすることができる。絶縁層113を構成する無機絶縁材料は、例えば、SiN、SiO、AlO等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、絶縁層113の膜厚は、隣り合う外部接続端子111間の絶縁性を保持するのに十分な膜厚であればよく、本実施の形態では、外部接続端子111と同じ程度の膜厚にしている。絶縁層113の膜厚は、100nm〜1μm程度あればよく、例えば500nmである。
図2Bに示すように、封止層114は、表示パネル基板110の上に形成される。封止層114は、樹脂基板である表示パネル基板110からの水分の浸入を抑制するためのバリア膜である。つまり、表示パネル基板110は、封止層114が形成された可撓性基板である。
封止層114は、表示パネル100の画素部PXにおける封止膜(バリア膜)を構成する無機絶縁材料を用いて形成することができる。また、封止層114は、無機絶縁材料からなる単層又は積層とすることができる。封止層114を構成する無機絶縁材料は、例えば、SiN、SiO、AlO等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、封止層114の膜厚は、表示パネル基板110からの水分の浸入を抑制するための封止性を確保するのに十分な膜厚であればよい。封止層114の膜厚は、10nm〜5μmであり、例えば1μmである。
図2A及び図2Bに示すように、配線基板200は、フィルム基板(第2の基板)210と、フィルム基板210に形成された配線220とを有する。上述のとおり、配線基板200は、FPCであり、ベースフィルムとなるフィルム基板210上に複数の配線220が形成されたものである。フィルム基板210の材料は、例えばポリイミド等の絶縁樹脂材料である。つまり、フィルム基板210は、ポリイミド等の樹脂からなるフィルム状の樹脂基板である。
図2Aに示すように、フィルム基板210の端部の所定位置には、複数の配線220からなる配線群が形成されている。複数本の配線220は、放射状に延伸するように形成されている。本実施の形態において、複数の配線220は、フィルム基板210の一方の端部から他方の端部に向かう方向に沿って放射状に延伸している。具体的には、配線220は、フィルム基板210の一方の端部(回路基板300側の端部)から他方の端部(表示パネル100側の端部)に向かう方向に沿って、中央の配線220を中心として左右に広がるような扇形状で形成されている。言い換えると、配線群は、最外に位置する配線220同士の幅が回路基板側の端部から表示パネル側の端部に向かって狭まるように形成されている。
この場合、配線群における複数の配線220は、隣り合う配線220の間隔(ピッチ)が配線群の中心から外側に向かって広がるように形成されている。さらに、隣り合う配線群の間隔は、フィルム基板210の表示パネル側の端部から回路基板側の端部に向かって変化していてもよく、例えば、隣り合う配線220の間隔がフィルム基板210の表示パネル側の端部から回路基板側の端部に向かって漸次狭まるように構成されていてもよい。なお、隣り合う配線220の間隔は一定であってもよい。
なお、配線群の扇形状の配線パターン(配線レイアウト)は、特に規定されるものではないが、熱圧着する際のフィルム基板210の熱膨張を予め考慮した上で設計することが望ましい。
図2Bに示すように、配線220は、表示パネル基板110の外部接続端子111と接続される接続配線端子であって、フィルム基板210の接着面側に形成されている。本実施の形態において、複数の配線220と複数の外部接続端子111とは一対一で接続されるように、複数の配線220の各々と複数の外部接続端子111の各々とが対応するように形成されている。
図2Aに示すように、扇形状にパターン形成された複数の配線220の各々は、表示パネル基板110に扇形状にパターン形成された複数の外部接続端子111の各々と対向するように形成されている。したがって、対応する配線220の外部接続端子111とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されている。つまり、互いに接続される配線220と外部接続端子111とにおいて、配線220の延伸方向と外部接続端子111の延伸方向とは略一致している。これにより、複数の配線220のうち隣り合う配線220同士がなす角度は、配線220に対応する位置に配置された外部接続端子111のうち隣り合う外部接続端子111同士がなす角度と略同等となっている。
配線220は、FPC等で用いられる電極材料によって構成されている。本実施の形態において、配線220は、金属材料をベース材料とする金属配線である。例えば、配線220は、ベース材料として銅を用いて、銅の表面に錫がめっきされためっき配線である。配線220の膜厚は、表示パネル100の外部接続端子111の間隔(ピッチ)に対応できる膜厚であればよい。例えば、ファインピッチ用のFPCにおける配線220の膜厚は、7μmである。
(表示装置の製造方法)
次に、本発明の実施の形態に係る表示装置1の製造方法について、図3、図4、図5A、図5B、図6A、図6B、図7A及び図7Bを用いて説明する。図3〜図7Bは、本発明の実施の形態に係る表示装置の製造方法における各工程を説明するための図である。なお、図5A、図6A及び図7Aにおける破線で囲まれる領域は、異方性導電接着剤400が形成される領域であって、外部接続端子111の配線220との接合領域を示している。
図3は、熱圧着する前の表示パネル100の実装端部の拡大平面図であり、図4は、熱圧着する前の配線基板200の実装端部の拡大平面図である。
まず、図3に示すように、放射状に延伸する複数の外部接続端子111と放射状に延伸する絶縁層壁112とが形成された表示パネル基板110を有する表示パネル100を準備する。また、図4に示すように、放射状に延伸する複数の配線220が形成されたフィルム基板210を有する配線基板200としてFPCを準備する。
次に、図5A及び図5Bに示すように、ACFである異方性導電接着剤400を挟むように、表示パネル100の表示パネル基板110と配線基板200のフィルム基板210とを対向させて配置する。つまり、異方性導電接着剤400を介して表示パネル基板110とフィルム基板210とが重ね合わされる。例えば、表示パネル基板110上に異方性導電接着剤400(ACF)を配置して、異方性導電接着剤400の上に配線基板200を配置する。なお、このときに、異方性導電接着剤400は実際の圧着温度よりも低い温度で仮圧着してもよい。
また、表示パネル基板110とフィルム基板210とを対向させて配置する際、表示パネル基板110の複数の外部接続端子111の各々とフィルム基板210の複数の配線220の各々とが一対一で対向するように、表示パネル100と配線基板200との位置合わせが行われる。
次に、図6A及び図6Bに示すように、異方性導電接着剤400を介して表示パネル基板110とフィルム基板210とが重ね合わされた状態で加熱する。本実施の形態では、異方性導電接着剤400としてACFを用いているので、ヒータ500を用いて熱圧着を行う。
具体的には、配線基板200のフィルム基板210の非配線側の面(配線220が形成されていない側の面)にヒータ500を押し当てて、ヒータ500を用いて加圧及び加熱することによって、異方性導電接着剤400を介してフィルム基板210と表示パネル基板110とを熱圧着させる。
このとき、図10、図11、図12A及び図12Bを用いて説明したように、表示パネル基板110に絶縁層壁112が形成されていない場合は、外部接続端子111と配線220との間に位置ズレが発生する。
そこで、本実施の形態では、表示パネル基板110には、放射状に延伸する複数の外部接続端子111と放射状に延伸する絶縁層壁112とを形成し、フィルム基板210には、外部接続端子111の延伸方向と略一致するように放射状に延伸する複数の配線220を形成している。
そして、図6A及び図6Bに示すように、ヒータ500による加熱中に、複数の配線220の各々が複数の絶縁層壁112の各々の間に位置する状態で、配線基板200(フィルム基板210)を所定のスライド量でスライドさせている。
このとき、配線220及び絶縁層壁112が放射状に延伸しているので、ヒータ500による加熱中にフィルム基板210をスライドさせたときに、配線220が絶縁層壁112にならうように移動する。つまり、外部接続端子111の間に形成された絶縁層壁112がガイド部材として機能する。具体的には、配線220の一方の側面が絶縁層壁112の側面によって規制される。
このように、外部接続端子111と配線220との位置調整にあたっては、フィルム基板210をスライドさせる際に、ガイド部材である絶縁層壁112によって配線220の移動を規制することができる。これにより、フィルム基板210を絶縁層壁112の延伸方向に沿ってのみスライドさせることができるので、複雑な制御を行うことなく外部接続端子111と配線220との位置ズレを容易に抑制することができる。
なお、加熱時における表示パネル基板110及びフィルム基板210についての横方向の膨張率と縦方向の膨張率とは略同等である。そのため、加熱前における外部接続端子111の延伸方向と配線220の延伸方向とが等しければ(すなわち、対応する外部接続端子111と配線220とにおいて、隣り合う外部接続端子111同士がなす角度と隣り合う配線220同士がなす角度とが等しければ)、加熱による膨張後においても、対応する外部接続端子111と配線220とにおいて、外部接続端子111の中心軸と配線220の中心軸とは一致する。これにより、フィルム基板210が膨張した後においても、表示パネル基板110とフィルム基板210との位置をスライドさせて調節することによって、外部接続端子111と配線220とを精度良く重畳させることができる。
また、本実施の形態において、配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせるときのスライド方向は、複数の外部接続端子111が放射状に広がっていく方向としている。つまり、外部接続端子111と配線220との重なり領域が多くなっていくように、両最外に位置する外部接続端子111同士の幅が広がっていく方向に配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせている。これにより、フィルム基板210の熱膨張による外部接続端子111と配線220との位置ズレを効果的に抑制することができる。なお、配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせる際、スライド方向に前後させながらスライドさせてもよい。
図7A及び図7Bに示すように、フィルム基板210の熱膨張を経た後であっても配線220が外部接続端子111と重畳している。さらには、ヒータ加熱時にフィルム基板210が熱膨張することを考慮して配線基板200をスライドさせることにより、外部接続端子111と配線220との導通領域を大きく確保することができる。
また、ヒータ500を解除した後フィルム基板210が冷却される際に外部接続端子111の位置が変化したとしても、絶縁層壁112を有することによって外部接続端子111の大幅な位置ズレを抑制することができる。
(まとめ)
以上、本実施の形態に係る表示装置1の製造方法によれば、放射状に延伸する複数の外部接続端子111と放射状に延伸する絶縁層壁112とが形成された表示パネル基板110と、外部接続端子111の延伸方向と略一致するように放射状に延伸する複数の配線220が形成されたフィルム基板210とを用いて、ヒータ加熱中において、フィルム基板210(配線基板200)をスライドさせている。
これにより、表示パネル100と配線基板200とを異方性導電接着剤400で熱圧着する際、配線基板200のフィルム基板210の熱膨張による伸びによって外部接続端子111と配線220との相対的な位置関係がずれようとしたとても、絶縁層壁112によって配線220の移動を規制することができる。これにより、複雑な制御を行わなくても外部接続端子111と配線220との位置ズレを容易に抑制できる。
したがって、外部接続端子111と配線220とを正しい位置に調整することができるので、表示パネル100と配線基板200との導通信頼性が低下することを抑制できる。
さらに、絶縁層壁112が存在することによって、異方性導電接着剤400の接合面積が拡大して密着性が向上するので、外部接続端子111と配線220との導通を良好なものとすることができる。しかも、表示パネル100を湾曲させた場合に表示パネル基板110が屈曲するが、この際、絶縁層壁112が梁(補強材)の役割を果たすので、外部接続端子111にかかる応力を緩和することができる。これらにより、導通信頼性及び接合信頼性が高い表示パネルを歩留りよく作製することができる。
また、配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせることによって、外部接続端子111と配線220との導通領域を大きくすることもできる。つまり、本実施の形態のように、複数の配線220が表示パネル100側に向かって放射状に広がるように形成されている場合において、放射状に延伸する複数の外部接続端子111が広がっていく方向に配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせることによって、外部接続端子111と配線220との導通領域は、スライド前よりもスライド後の方が大きくなる。これにより、外部接続端子111と配線220との良好な導通状態を確保することができる。
また、本実施の形態では、配線220の一方の側面が絶縁層壁112の側面によって規制されるので、本来接続されるべきではない外部接続端子111と配線220とが導通することがなく、表示パネル100の表示不良を抑制できる。
また、本実施の形態では、絶縁層壁112の高さhは、(h+d)/2≦h≦h+d/2の関係を満たすように構成されている。これにより、フィルム基板210がスライドする際に、絶縁層壁112によって配線220の移動を確実に規制することができるとともに、異方性導電接着剤400に含有される導電性粒子410を介して外部接続端子111と配線220とを確実に接合することができる。したがって、導通信頼性及び接合信頼性に優れた表示装置を得ることができる。
また、本実施の形態に係る表示装置1は、フレキシブル表示装置であって、折り曲げや折り返しが可能である。この場合、表示パネル基板110が屈曲する際に、当該屈曲部において配線220及び封止層114の両方に応力が加わるとともに配線220間の絶縁層壁112が梁の役割を果たすので、配線220にかかる応力を緩和することができる。これにより、導通信頼性及び接合信頼性が高い可撓性を有するフレキシブル表示装置を実現できる。
このように、本実施の形態における表示装置1によれば、実装端部の機械的強度を確保しつつ、外部接続端子111と配線220との良好な導通状態を容易に確保することができる。
なお、本実施の形態では、ヒータ500による加熱中に配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせたが、表示パネル100(表示パネル基板110)をスライドさせてもよいし、表示パネル100(表示パネル基板110)及び配線基板200(フィルム基板210)の両方をスライドさせてもよい。つまり、加熱中において、複数の配線220の各々が複数の絶縁層壁112の各々の間に位置する状態で表示パネル100(表示パネル基板110)及び配線基板200(フィルム基板210)の少なくとも一方をスライドさせればよい。
また、本実施の形態では、ヒータ500による加熱中に配線基板200をスライドさせている。これは、ヒータ加熱中では異方性導電接着剤400が軟化して柔らかくなるので配線基板200を容易にスライドさせることができるからである。このため、フィルム基板210(配線基板200)をスライドさせるスライド工程は、異方性導電接着剤400の硬度が低くなっているヒータ加熱中に行う方が好ましいものの、ヒータ加熱後の余熱等によって異方性導電接着剤400の硬度が所定値よりも低くて、配線基板200をスライドさせることが可能であれば、上記スライド工程はヒータ加熱後であってもよい。例えば、ヒータ加熱後であっても、表示パネル基板110又はフィルム基板210の熱膨張は少なくとも一定時間起きているので、上記スライド工程をヒータ加熱後に行うことは可能である。
このように、本実施の形態では、加熱中又は加熱後において、複数の配線220の各々が複数の絶縁層壁112の各々の間に位置する状態で表示パネル100(表示パネル基板110)及び配線基板200(フィルム基板210)の少なくとも一方をスライドさせればよい。
また、本実施の形態において、表示パネル100又は配線基板200のスライド量(表示パネル100又は配線基板200の移動量)は、ヒータ加熱中における配線220の延伸量を観察しながら調節してもよい。あるいは、所定の加熱プロセスを経たときの外部接続端子111と配線220とのズレ量を予め算出しておいて、そのズレ量に応じて表示パネル100又は配線基板200のスライド量を予め決めておいてもよい。
また、本実施の形態において、表示パネル100又は配線基板200をスライドさせるスライド工程では、表示パネル100又は配線基板200に力を加えて表示パネル100又は配線基板200をスライドさせたが、力を加えることなく表示パネル100又は配線基板200が自動的にスライドするものであってもよい。例えば、ヒータ加熱中に、表示パネル100又は配線基板200が自由に移動可能であってもよい。この場合、扇形状に延伸する絶縁層壁112がガイド部材として機能するので、表示パネル基板110及びフィルム基板210が熱膨張して外部接続端子111及び配線220の位置が移動したとしても、配線220が絶縁層壁112にガイドされて自動的にスライドする。したがって、この場合も、外部接続端子111と配線220との位置ズレを抑制することができる。
また、本実施の形態において、絶縁層壁112は、隣り合う外部接続端子111の間の全てに配置されているが、間欠的に配置されていてもよい。また、絶縁層壁112の幅又は隣り合う外部接続端子111の間隔(幅)は、場所によらず一定であってもよいし、表示パネル100の基板端部から基板内部に向かって漸次広がるような構成であってもよい。絶縁層壁112の幅又は隣り合う外部接続端子111の間隔(幅)を、表示パネル100の基板端部から基板内部に向かって漸次広がるように構成することによって、配線220の可動域を効率的に制限することができる。これにより、外部接続端子111と配線220との導通面積(導電性粒子410を介した接触面積)を大きく確保することができる。
また、本実施の形態において、複数の外部接続端子111は、表示パネル基板110の基板端部から基板内部に向かう方向に放射状に広がるように形成されていたが、これに限るものではない。複数の外部接続端子111は、当該外部接続端子111の延伸方向が配線220の延伸方向と略一致していれば、例えば、本実施の形態とは逆に、表示パネル基板110の基板内部から基板端部に向かうように放射状に広がるように形成されていてもよい。この場合であっても、フィルム基板210をスライドさせるときのスライド方向は、複数の外部接続端子111が放射状に広がっていく方向にするとよい。これにより、フィルム基板210の熱膨張による外部接続端子111と配線220との位置ズレを効果的に抑制することができる。
(変形例)
図8は、本発明の変形例に係る表示装置における表示パネルと配線基板との接続部分の平面構成を示している。
図8に示すように、本変形例に係る表示装置における表示パネル100Xでは、異方性導電接着剤400が形成される領域(外部接続端子111の配線220との接合領域)の外側に、延伸部材115が形成されている。本変形例において、延伸部材115は、異方性導電接着剤400が形成される領域の左右の外側の両方に形成されている。つまり、異方性導電接着剤400が形成される領域を挟むように、一対の延伸部材115が形成されている。
延伸部材115は、表示パネル基板110に延伸するように形成されている。また、延伸部材115の延伸方向は、外部接続端子111及び配線220の延伸方向と一致している。つまり、延伸部材115は、外部接続端子111及び配線220の扇形状の一部をなすように形成されており、延伸部材115と外部接続端子111(又は配線220)とは、の同じ扇形状を構成するように放射状に延伸している。
本変形例において、扇形状の外部接続端子111をパターニングするときの最外の位置する外部接続端子111を延伸部材115として用いている。したがって、延伸部材115は、外部接続端子111と同じ材料となっている。
このように構成される延伸部材115は、アライメントマークとして用いることができる。例えば、所定の外部接続端子111と配線220とが対応するように表示パネル100(表示パネル基板110)と配線基板200(フィルム基板210)とを重ね合わせるときの位置合わせをする際に、延伸部材115をアライメントマークとして用いることができる。
また、延伸部材115は、延伸方向が外部接続端子111及び配線220の延伸方向と一致しており、外部接続端子111及び配線220の扇形状の一部をなすように形成されている。これにより、熱圧着中に配線基板200(フィルム基板210)をスライドさせる際にも適切な方向及び適切な範囲で配線基板200をスライドさせることができる。したがって、外部接続端子111と配線220との位置ズレを生じさせることなく熱圧着することができる。
(その他の変形例等)
以上、実施の形態に基づいて表示装置及び表示装置の製造方法の一態様を説明したが、本発明は、これらの実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、絶縁層壁112は、表示パネル基板110に形成したが、フィルム基板210に形成してもよい。
この場合、フィルム基板210には、隣り合う配線220同士の間に当該配線220よりも厚みの大きい絶縁層壁を形成し、かつ、表示パネル110における外部接続端子111の厚みを大きくして外部接続端子111が絶縁層113よりも突出するような形状にすればよい。
なお、この場合であっても、平面視においては上記の実施の形態と同様に、表示パネル基板110における外部接続端子111とフィルム基板210における配線220及び絶縁層壁とは放射状に延伸するように形成すればよい。
これにより、熱圧着時にフィルム基板210をスライドさせることによって、表示パネル基板110の外部接続端子111の移動がフィルム基板210の絶縁層壁によって規制されて、外部接続端子111と配線220との位置ズレを抑制できる。
その他、上記の実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本発明に係る表示装置は、テレビやパーソナルコンピュータ等に用いられるフルカラーディスプレイやセグメント表示装置等の画像表示装置、携帯端末等の情報表示装置、屈曲可能な可撓性を有するフレキシブル表示装置等に広く利用することができる。
1 表示装置
100、100X、100A 表示パネル
110、110A 表示パネル基板
111、111A 外部接続端子
112 絶縁層壁
113、113A 絶縁層
114 封止層
115 延伸部材
120 対向基板
200、200A 配線基板
210、210A フィルム基板
220、220A 配線
300 回路基板
400、400A 異方性導電接着剤
410、410A 導電性粒子
500 ヒータ

Claims (15)

  1. 放射状に延伸する複数の外部接続端子と、各々が隣り合う前記外部接続端子の間に位置して放射状に延伸する複数の絶縁層壁とが形成された第1の基板を有する表示パネルを準備する工程と、
    放射状に延伸する複数の配線が形成された第2の基板を有する配線基板を準備する工程と、
    前記複数の外部接続端子の各々と前記複数の配線の各々とを対向させて、異方性導電接着剤を介して前記第1の基板と前記第2の基板とを重ね合わせて加熱する加熱工程とを含み、
    前記複数の外部接続端子と前記複数の配線とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されており、
    前記加熱工程中又は前記加熱工程後において、前記複数の配線の各々が前記複数の絶縁層壁の各々の間に位置する状態で前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方をスライドさせる
    表示装置の製造方法。
  2. 前記第1の基板及び前記第2の基板をスライドさせるときのスライド方向は、前記複数の外部接続端子が放射状に広がっていく方向である
    請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記絶縁層壁の高さをhとし、前記配線の高さをhとし、前記異方性導電接着剤に含まれる導電性粒子の粒子径をdとすると、
    (h+d)/2≦h≦h+d/2
    の関係式を満たす
    請求項1又は2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記第1の基板は、封止層が形成された可撓性基板である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記第2の基板は、フィルム基板である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記絶縁層壁は、無機材料もしくは有機材料からなる単層、又は、無機材料からなる層と有機材料からなる層との積層である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  7. 前記表示パネルは、前記第1の基板の上に形成された有機EL部を有し、
    前記絶縁層壁は、前記有機EL部を構成する、無機絶縁層、バンク層、又は、平坦化層でと同じ工程で形成される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記複数の配線は、前記表示パネル側に向かって放射状に広がるように形成されており、
    前記外部接続端子と前記配線との導通領域は、前記スライド前よりも前記スライド後の方が大きい
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  9. 放射状に延伸する複数の外部接続端子と、各々が隣り合う前記外部接続端子の間に位置する複数の絶縁層壁とが形成された第1の基板を有する表示パネルと、
    放射状に延伸する複数の配線が形成された第2の基板とを備え、
    前記複数の外部接続端子の各々と前記複数の配線の各々とが異方性導電接着剤を介して電気的に接続されており、
    前記複数の外部接続端子と前記複数の配線とは、延伸方向が互いに略一致するように形成されている
    表示装置。
  10. 前記絶縁層壁の高さをhとし、前記配線の高さをhとし、前記異方性導電接着剤に含まれる導電性粒子の粒子径をdとすると、
    (h+d)/2≦h≦h+d/2
    の関係式を満たす
    請求項9記載の表示装置。
  11. 前記第1の基板は、封止層が形成された可撓性基板である
    請求項9又は10に記載の表示装置。
  12. 前記第2の基板は、フィルム基板である
    請求項9〜11のいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 前記絶縁層壁は、無機材料もしくは有機材料からなる単層、又は、無機材料からなる層と有機材料からなる層との積層である
    請求項9〜12のいずれか1項に記載の表示装置。
  14. 前記表示パネルは、前記第1の基板の上に形成された有機EL部を有し、
    前記絶縁層壁は、前記有機EL部を構成する、無機絶縁層、バンク層、又は、平坦化層と同層である
    請求項9〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. さらに、前記第1の基板に延伸するように形成された延伸部材を有し、
    前記延伸部材は、前記外部接続端子と前記配線との接合領域の外側に形成されており、
    前記延伸部材の延伸方向は、前記外部接続端子の延伸方向と一致している
    請求項9〜14のいずれか1項に記載の表示装置。
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