JP2015232236A - 型枠支持具及び型枠支持構造 - Google Patents

型枠支持具及び型枠支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】型枠を設置する場所に応じて迅速かつ簡単に取り付けることができる型枠支持具及び型枠支持構造を提供すること。【解決手段】本発明の型枠支持具1は、せき板11に少なくとも上部フランジ部12及び下部フランジ部13が設けられた型枠10を、設置場所Gに配置した状態で支持するものである。型枠支持具1は、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に上部フランジ部12を上下から保持する上下片211を有する上側保持部21が設けられ、他端側に設置場所Gと固定される第1固定部22が設けられた第1支持部材2と、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に下部フランジ部13を上下から保持する上下片311を有する下側保持部31が設けられ、他端側に第1支持部材2と固定される第2固定部32が設けられた第2支持部材3と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートなどを流し込むために設置された型枠を支持するための型枠支持具及びこの型枠保持具を用いた型枠支持構造に関する。
コンクリートの施工では、施工する箇所に型枠を設置しておき、型枠内にコンクリートを流し込んで固めた後に型枠を外すという作業を行っている。型枠には、流し込まれるコンクリートの漏れを防ぐとともに、コンクリートの側面形状を形成するためのせき板が設けられる。型枠を設置する場合には、2枚のせき板をコンクリートの厚さに応じた分だけ離して対向配置する。そして、せき板が倒れないように支持具によって固定している。
一般に、設置した型枠を支持具で固定するには、型枠の上部から設置面にかけて斜めに棒材を立て掛け、この棒材を、地面に差し込んだ杭に固定している。このような棒材を用いた支持では、型枠を設定する場所に応じてその都度棒材を切断し、長さを調整して取り付ける作業が必要になる。
特許文献1及び2には、型枠支持具において棒材の長さを調整できるものが記載されている。また、特許文献3及び4には、型枠支持具において棒材の取り付け角度を調整できるものが記載されている。
特開2013−159932号公報 特開2012−102460号公報 実開昭49−41028号公報 特開2010−31463号公報
しかしながら、いずれの引用文献に記載の支持具においても、型枠を設置する現場の状況に応じて支持具の大きさを迅速に調整し、型枠に簡単に取り付けられる構造にはなっていない。すなわち、型枠を設置する場所の地面高さや地形は様々であり、1つの支持具でこのような様々な状況に対応するのは困難である。
本発明の目的は、型枠を設置する場所に応じて迅速かつ簡単に取り付けることができる型枠支持具及び型枠支持構造を提供することである。
本発明の型枠支持具は、せき板に少なくとも上部フランジ部及び下部フランジ部が設けられた型枠を、設置場所に配置した状態で支持するものである。型枠支持具は、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に上部フランジ部を上下から保持する上下片を有する上側保持部が設けられ、他端側に設置場所と固定される第1固定部が設けられた第1支持部材と、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に下部フランジ部を上下から保持する上下片を有する下側保持部が設けられ、他端側に第1支持部材と固定される第2固定部が設けられた第2支持部材と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、型枠は第1支持部材及び第2支持部材の2つの支持部材によって支持される。第1支持部材及び第2支持部材のそれぞれは長さ方向に伸縮可能であるため、2つの支持部材の長さを調整することで取り付け位置の選択が可能である。また、第1支持部材の一端側に上側保持部の上下片が設けられ、第2支持部材の一端側に下側保持部の上下片が設けられているため、型枠の上部フランジ部及び下部フランジ部のそれぞれに上下片を嵌め込むだけで、支持部材を型枠に取り付けて支持することができる。
本発明の型枠支持具において、第2固定部は、第1支持部材の長さ方向の固定位置を調整する調整機構を有していてもよい。このような構成によれば、調整機構によって第2固定部の第1支持部材への固定位置を調整することで、設置場所の様々な地形に応じた固定を行うことができる。
本発明の型枠支持具において、第1支持部材と上側保持部との間、第1支持部材と第1固定部との間、第2支持部材と下側保持部との間、および第2支持部材と第2固定部との間には、回転機構が設けられていてもよい。このような構成によれば、第1支持部材及び第2支持部材の様々な角度に応じて上部フランジ部と上側保持部との取り付け角度、下部フランジ部と下側保持部との取り付け角度、及び第2固定部と第1支持部材との取り付け角度を調整することができる。
本発明の型枠支持構造は、せき板に少なくとも上部フランジ部及び下部フランジ部が設けられ、上部フランジ部に上側孔が設けられ、下部フランジ部に下側孔が設けられた型枠を、設置場所に配置した状態で型枠支持具により支持する構造である。型枠支持具は、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に前記上部フランジ部を上下から保持する上下片と、上下片に設けられた第1孔とを有する上側保持部が設けられ、他端側に前記設置場所と固定される第1固定部が設けられた第1支持部材と、長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に下部フランジ部を上下から保持する上下片と、上下片に設けられた第2孔とを有する下側保持部が設けられ、他端側に第1支持部材と固定される第2固定部が設けられた第2支持部材と、を備える。そして、上側保持部の上下片を上部フランジ部に嵌め込み、下側保持部の上下片を下部フランジ部に嵌め込んだ状態で、第1孔、上側孔、第2孔及び下側孔に固定棒を貫通させて設置場所に差し込むことで型枠を設置場所に固定することを特徴とする。
このような構成によれば、上側保持部の上下片を上部フランジ部に嵌め込み、下側保持部の上下片を下部フランジ部に嵌め込み、この状態で固定棒を第1孔、上側孔、第2孔及び下側孔に貫通させるだけで、第1支持部材及び第2支持部材の型枠への固定と、型枠の設置場所への固定とを行うことができる。
本発明の型枠支持構造において、第2固定部は、第1支持部材の長さ方向の固定位置を調整する調整機構を有し、第1支持部材と上側保持部との間、第1支持部材と第1固定部との間、第2支持部材と下側保持部との間、および第2支持部材と第2固定部との間に回転機構が設けられていてもよい。そして、第1固定部の固定位置と下側保持部の固定位置との高さの差に応じて調整機構及び回転機構を調整して、型枠を設置場所に固定する。このような構成によって、第1固定部の固定位置と下側保持部の固定位置との間に高さの差があっても、簡単に調整して固定することができる。
本発明によれば、型枠を設置する場所に応じて迅速かつ簡単に取り付けることができる型枠支持具及び型枠支持構造を提供可能になる。
(a)は本実施形態に係る型枠支持具を例示する斜視図、(b)は上下片の拡大斜視図である。 型枠支持具の取り付け位置について例示する斜視図であり、(a)は取り付け位置が近い状態、(b)は取り付け位置が遠い状態を示す図である。 型枠支持具の取り付け態様を例示する斜視図であり、(a)は設置場所が広い場合、(b)は設置場所が狭い場合の図である。 型枠支持具の具体例な取り付け例を示す斜視図である。 他の型枠支持構造を例示する斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(型枠支持具の構成)
図1(a)の斜視図に表したように、本実施形態に係る型枠支持具1は、コンクリートなどを流し込み成型するための型枠10を、設置場所Gで支持するためのものである。型枠10は、せき板11と、上部フランジ部12と、下部フランジ部13とを有する。せき板11は、流し込まれたコンクリートの流出を防止するための枠である。
上部フランジ部12は、せき板11の上側に設けられ、せき板11の外側に張り出した部分である。下部フランジ部13は、せき板11の下側に設けられ、せき板11の外側に張り出した部分である。上部フランジ部12には複数の上側孔12hが設けられ、下部フランジ部13に複数の下側孔13hが設けられる。上側孔12hと下側孔13hとは、上からみて互いに重なる位置に設けられる。
下部フランジ部13は、せき板11を立てて配置する際の土台になる。上部フランジ部12は、型枠10を縦に積み重ねる際に、上に重ねられる型枠10の下部フランジ部13を受けるための部分として用いられる。型枠10を縦に積みかさねた際には、上部フランジ部12に設けられた上側孔12hと、上側の型枠10の下部フランジ部13に設けられた下側孔13hとを用いてボルトなどで固定される。
コンクリートなどの施工を行う場合には、2つのせき板11が所定の間隔で向かい合わせになるように型枠10を配置する。施工長さに応じて型枠10は横方向に連続して配置される。また、施工高さに応じて型枠10は縦方向に重ねられる。そして、向かい合うせき板11の間にコンクリートなどが流し込まれ、固められる。
本実施形態に係る型枠支持具1は、このような型枠10を設置場所Gに支持するための補助器具である。型枠支持具1は、第1支持部材2と、第2支持部材3とを備えている。第1支持部材2は、長さ方向に伸縮可能に設けられる。例えば、第1支持部材2は、2本の板材を蝶ねじによって固定する構造になっている。この蝶ねじを緩めることで2本の板材の長さを変えられる。また、任意の長さで蝶ねじを締めると、長さが固定される。蝶ねじを用いることで、手で簡単に長さ調整、長さ固定を行うことができる。
第1支持部材2の一端側(型枠10側)には上側保持部21が設けられる。上側保持部21は、型枠10の上部フランジ部12を上下から保持する上下片211を有する。図1(b)の拡大斜視図に表したように、上下片211の間には、上部フランジ部12が嵌め込まれる隙間が設けられる。隙間は上部フランジ部12の肉厚よりも僅かに広く設けられる。この隙間に上部フランジ部12を差し込むことで、第1支持部材2の一端側が上側保持部21を介して上部フランジ部12に取り付けられる。
第1支持部材2の他端側(型枠10とは反対側)には第1固定部22が設けられる。第1固定部22は、第1支持部材2の他端側を設置場所Gに固定する部分である。第1固定部22には、孔22hが設けられる。この孔22hに固定棒S2を挿入して設置場所Gに差し込むことで、第1固定部22が設置場所Gに固定される。
第2支持部材3は、長さ方向に伸縮可能に設けられる。例えば、第2支持部材3は、2本の板材を蝶ねじによって固定する構造になっている。この蝶ねじを緩めることで2本の板材の長さを変えられる。また、任意の長さで蝶ねじを締めると、長さが固定される。蝶ねじを用いることで、手で簡単に長さ調整、長さ固定を行うことができる。
第2支持部材3の一端側(型枠10側)には下側保持部31が設けられる。下側保持部31は、型枠10の下部フランジ部13を上下から保持する上下片311を有する。下側保持部31及び上下片311の構造は、図1(b)の拡大斜視図に表した上側保持部21及び上下片211と同様である。下側保持部31の上下片311の隙間に下部フランジ部13を差し込むことで、第2支持部材3の一端側が下側保持部31を介して下部フランジ部13に取り付けられる。
第2支持部材3の他端側(型枠10とは反対側)には第2固定部32が設けられる。第2固定部32は、第2支持部材3の他端側を第1支持部材2に固定する部分である。第2固定部32は、例えば蝶ねじによって第1支持部材2に固定される。この蝶ねじを緩めることで第2固定部32の固定位置を、第1支持部材2の長さ方向に沿って変えることができる。また、任意の固定位置で蝶ねじを締めると、第2固定部32の固定位置が決定される。蝶ねじを用いることで、手で簡単に固定位置の調整及び位置固定を行うことができる。
(型枠支持構造)
型枠支持具1においては、第1支持部材2の上側保持部21の上下片211に第1孔21hが設けられ、第2支持部材3の下側保持部31の上下片311に第2孔31hが設けられる。本実施形態に係る型枠支持具1によって型枠10を支持するには、第1支持部材2の上側保持部21の上下片211を型枠10の上部フランジ部12に嵌め込み、第2支持部材3の下側保持部31の上下片311を型枠10の下部フランジ部13に嵌め込む。
そして、第1孔21h、上側孔12h、第2孔31h及び下側孔13hに固定棒S1を貫通させて設置場所Gに差し込む。これにより、第1支持部材2の一端側及び第2支持部材3の一端側が、固定棒S1によって上部フランジ部12及び下部フランジ部13に固定されるとともに、設置場所Gに固定される。
次に、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを適宜調整する。そして、第1支持部材2の第1固定部22の孔22hに固定棒S2を貫通させ、設置場所Gに差し込む。これにより、第1支持部材2の他端側が固定棒S2によって設置場所Gに固定される。
本実施形態では、第1支持部材2及び第2支持部材3の一端側を上部フランジ部12及び下部フランジ部13に差込、固定棒S1及S2によって串刺しするといった簡単な手順で、型枠支持具1を型枠10に固定し、型枠10を設置場所Gで確実に支持できるようになる。また、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さが調整可能に設けられているため、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを設置場所Gの状況に応じて適宜調整することができる。
(取り付け位置の調整)
本実施形態に係る型枠支持具1において、第1支持部材2と上側保持部21との間、第1支持部材2と第1固定部22との間、第2支持部材3と下側保持部31との間、および第2支持部材3と第2固定部32との間には、例えば蝶番による回転機構が設けられていることが望ましい。
このような回転機構が設けられていると、上側保持部21、下側保持部31、第1固定部22及び第2固定部32の角度の自由度が増すため、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを調整した場合や、設置場所Gの高さや角度などの状況に対応して確実な固定を行うことができるようになる。
図2(a)の斜視図には、型枠支持具1を型枠10の近くに固定した例が表される。また、図2(b)の斜視図には、型枠支持具1を型枠10から離れた位置に固定した例が表される。いずれの例においても、第1支持部材2及び第2支持部材3の一端側は上部フランジ部12及び下部フランジ部13に固定される。
図2(a)に表したように、型枠支持具1を型枠10の近くに固定したい場合には、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを短めに調整する。また、必要に応じて第2支持部材3の第2固定部32の位置を調整する。第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを短くすると、第1固定部22の位置が型枠10に近づく。この際、蝶番等の回転機構によって、上側保持部21、下側保持部31及び第1固定部22の角度を維持することができる。
また、図2(b)に表したように、型枠支持具1を型枠10から離れた位置に固定したい場合には、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを長めに調整する。必要に応じて第2支持部材3の第2固定部32の位置を調整する。第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを長くすると、第1固定部22の位置が型枠10から離れる。この際、蝶番等の回転機構によって、上側保持部21、下側保持部31及び第1固定部22の角度を維持することができる。
このような蝶番等の回転機構が設けられていても、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを固定した状態で、固定棒S1及びS2によって一端側及び他端側の位置を固定すれば、回転機構の角度が変わることなく、型枠10を確実に支持することができる。
(型枠支持具の取り付け態様)
図3(a)及び(b)には、型枠支持構造における2つの取り付け態様が表される。図3(a)及び(b)では、説明を分かりやすくするため、型枠支持具1として第1支持部材2及び第2支持部材3のみを表し、細かい構成は省略している。また、型枠10は1つのみが表され、固定棒S1及びS2は一点鎖線で表される。
図3(a)には、型枠10の周囲に広い設置場所Gがある場合の取り付け態様が表される。例えば、型枠10の設置場所Gが幅広の溝内の場合である。この場合、第1支持部材2は、型枠10の上部フランジ部12の位置から斜め下方の設置場所Gまで延びる。第2支持部材3は、型枠10の下部フランジ部13の位置から設置場所Gの面に沿うように横方向に延びる。型枠10の周囲に広いスペースがある場合には、第1支持部材2をなるべく長くすることで、型枠10に対する対抗力を得やすくなる。
図3(b)には、型枠10の周囲に広い設置場所Gがない場合の取り付け態様が表される。例えば、型枠10の設置場所Gが幅の狭い溝内の場合である。この場合、第1支持部材2は、型枠10の上部フランジ部12の位置から溝の縁まで横方向に延びる。第2支持部材3は、型枠10の下部フランジ部13の位置から第1支持部材2の中間付近まで斜め上方に延びる。このように、型枠10の周囲に広いスペースがない場合でも、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さや角度を調整することで、型枠10を支持することができる。
また、本実施形態に係る型枠支持具1では、第1支持部材2の他端側に設けられた第1固定部22の固定高さを自由に設定することができる。したがって、第1固定部22を固定する場所の選択の幅が拡がる。
このように、本実施形態に係る型枠支持具1では、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さ、第2支持部材3の第1支持部材2との連結位置の調整によって、様々な設置場所Gの状況にも容易に対応することが可能になる。また、いずれも場合でも、固定棒S1及びS2を差し込むだけの簡単な作業で、型枠支持具1を型枠10に取り付け、設置場所Gに固定できるようになる。
(型枠支持具の取り付け例)
次に、図4の斜視図に基づき、型枠支持具1の具体例な取り付け例を説明する。なお、図4では、説明を分かりやすくするため、図3と同様に、型枠支持具1として第1支持部材2及び第2支持部材3のみを表し、細かい構成は省略している。また、型枠10は1つのみが表され、固定棒S1及びS2は一点鎖線で表される。
図4に表した例では、所定の間隔で対向する型枠10が長さ方向に複数連続して配置されている。型枠10の設置場所Gは溝内になっている。この溝の幅は、場所によって異なっている。図4に表した例では、1つの型枠10に対して2つの型枠支持具1が取り付けられる。型枠10が長い場合には、3つ以上の型枠支持具1を取り付けてもよい。
型枠10の外側から溝の壁までの距離が長い場合には、第1支持部材2を上部フランジ部12から設置場所Gまで斜め下方に延ばして固定する。すなわち、図3(a)に表したような態様で取り付ける。
一方、型枠10の外側から溝の壁までの距離が短い場合には、第1支持部材2を上部フランジ部12から溝の縁まで横方向に延ばして固定する。すなわち、図3(b)に表したような態様で取り付ける。
このように、本実施形態に係る型枠支持具1では、型枠10が設置される場所の状況に応じて、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さや角度を調整し、最適な取り付け態様を選択することができる。また、第1支持部材2及び第2支持部材3を上部フランジ部12及び下部フランジ部13に取り付ける際には、上下片211及び311の隙間に上部フランジ部12及び下部フランジ部13を嵌め込み、固定棒S1によって串刺しするだけでよい。また、第1固定部22も、固定棒S2を差し込むだけで固定することができる。
一般に、コンクリートなどの施工では、数多くの型枠10を並べる必要がある。これら多くの型枠10において型枠支持具1の取り付け可能なスペースは様々である。本実施形態に係る型枠支持具1を用いることで、このような様々なスペースに対応して型枠支持具1の長さや角度を調整して、固定棒S1及びS2の差し込みで簡単かつ確実に固定できるようになる。
(他の型枠支持構造)
図5の斜視図には、型枠10を上下に重ねた例が表される。上下の型枠10は、重ね合わされた上部フランジ部12及び下部フランジ部13をボルトBによって締結固定される。ボルトBによる締結固定は、重ね合わされた上部フランジ部12及び下部フランジ部13の間で行われるため、上側の型枠10の上部フランジ部12と、下側の型枠10の下部フランジ部13は、重ね合わせにおいて利用されない。
本実施形態に係る型枠支持具1は、この重ね合わせに利用されない上側の型枠10の上部フランジ部12と、下側の型枠10の下部フランジ部13とに取り付けられる。すなわち、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを調整し、上側の型枠10の上部フランジ部12に第1支持部材2の上側保持部21を嵌め込み、下側の型枠10の下部フランジ部13に第2支持部材3の下側保持部31を嵌め込む。そして、固定棒S1を、上側保持部21、上側の型枠10、下側の型枠10及び下側保持部31まで貫通させて、設置場所Gに差し込む。また、第1固定部22の孔22hに固定棒S2を差し込む。これにより、上下に重ねられた型枠10に、型枠支持具1を固定することができる。
本実施形態に係る型枠支持具1では、第1支持部材2及び第2支持部材3の長さを調整できるため、図5に示したような重ね合わされた型枠10に取り付ける場合や、様々な大きさの型枠10についても対応することができる。このため、型枠10の設置場所Gに合わせて現場で棒材を切断する手間が不要になる。また、1つの型枠支持具1を使い回すことができ、非常に経済的である。また、上下片211及び311の隙間に上部フランジ部12及び下部フランジ部13を嵌め込むことで簡単に取り付けることができ、さらに固定棒S1及びS2の差し込みによって簡単に固定することができる。これにより、利便性の高い型枠支持具1を提供することが可能になる。
以上説明したように、実施形態に係る型枠支持具1及び型枠支持構造によれば、型枠10を設置する場所に応じて迅速かつ簡単に型枠支持具1を取り付けることが可能になる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
1…型枠支持具
2…第1支持部材
3…第2支持部材
10…型枠
11…せき板
12…上部フランジ部
12h…上側孔
13…下部フランジ部
13h…下側孔
21…上側保持部
21h…第1孔
22…第1固定部
31…下側保持部
31h…第2孔
32…第2固定部
211…上下片
311…上下片
G…設置場所
S1,S2…固定棒

Claims (5)

  1. せき板に少なくとも上部フランジ部及び下部フランジ部が設けられた型枠を、設置場所に配置した状態で支持する型枠支持具であって、
    長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に前記上部フランジ部を上下から保持する上下片を有する上側保持部が設けられ、他端側に前記設置場所と固定される第1固定部が設けられた第1支持部材と、
    長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に前記下部フランジ部を上下から保持する上下片を有する下側保持部が設けられ、他端側に前記第1支持部材と固定される第2固定部が設けられた第2支持部材と、
    を備えたことを特徴とする型枠支持具。
  2. 前記第2固定部は、前記第1支持部材の長さ方向の固定位置を調整する調整機構を有することを特徴とする請求項1記載の型枠支持具。
  3. 前記第1支持部材と前記上側保持部との間、前記第1支持部材と前記第1固定部との間、前記第2支持部材と前記下側保持部との間、および前記第2支持部材と前記第2固定部との間には、回転機構が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の型枠支持具。
  4. せき板に少なくとも上部フランジ部及び下部フランジ部が設けられ、前記上部フランジ部に上側孔が設けられ、前記下部フランジ部に下側孔が設けられた型枠を、設置場所に配置した状態で型枠支持具により支持する型枠支持構造であって、
    前記型枠支持具は、
    長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に前記上部フランジ部を上下から保持する上下片と、前記上下片に設けられた第1孔とを有する上側保持部が設けられ、他端側に前記設置場所と固定される第1固定部が設けられた第1支持部材と、
    長さ方向に伸縮可能に設けられ、一端側に前記下部フランジ部を上下から保持する上下片と、前記上下片に設けられた第2孔とを有する下側保持部が設けられ、他端側に前記第1支持部材と固定される第2固定部が設けられた第2支持部材と、
    を備え、
    前記上側保持部の前記上下片を前記上部フランジ部に嵌め込み、前記下側保持部の前記上下片を前記下部フランジ部に嵌め込んだ状態で、前記第1孔、前記上側孔、前記第2孔及び前記下側孔に固定棒を貫通させて前記設置場所に差し込むことで前記型枠を前記設置場所に固定することを特徴とする型枠支持構造。
  5. 前記第2固定部は、前記第1支持部材の長さ方向の固定位置を調整する調整機構を有し、
    前記第1支持部材と前記上側保持部との間、前記第1支持部材と前記第1固定部との間、前記第2支持部材と前記下側保持部との間、および前記第2支持部材と前記第2固定部との間に回転機構が設けられ、
    前記第1固定部の固定位置と前記下側保持部の固定位置との高さの差に応じて前記調整機構及び前記回転機構を調整して、前記型枠を前記設置場所に固定することを特徴とする請求項4記載の型枠支持構造。
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