JP2015230687A - サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷ジョブで設定された検品レベルに適応した画像形成装置、あるいは各検品レベルに適応して複数の画像形成装置に当該印刷ジョブを割り振る。【解決手段】それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置において、複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶させておく。そして、いずれかの情報処理装置から検品レベルが設定された印刷ジョブを受信した際に、取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される検品レベルと、設定情報とから、当該印刷ジョブをいずれかの画像形成装置に割り振って送信することを特徴とする。【選択図】 図13
Description
本発明は、サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
画像形成装置よりコピー出力された印刷物やPCよりLAN経由で印刷ジョブを送信した印刷物の印刷状態をページ毎に行う検品技術が知られている。
背景として、オフィス内で軽印刷システムとして多量,高速出力を特色とした画像形成システムが増えつつある。検品技術は、このような画像形成システムにおいては人間の目で行われていた大量ページ数印刷物の検品を、正確に高速で行う必要が出てきており重要な技術になりつつある。
上記検品処理過程は、印刷された印刷物をリニアイメージセンサ等の画像読取装置において読み取り,電子データに変換し,メモリに保持する。次に、コピー時にイメージセンサで読み取った原稿データやPCより送信された印刷ジョブを画像形成装置で印刷のために展開したデータをあらかじめメモリに保持しておく。そして、印刷物を読み取ったデータと、コピーや送信データの前記電子データに変換した印刷物のデータと比較を行う。そして、印刷物の内容の良否を判定し,良品なら次ページの判定を行う。ここで、不良時には同じページを再印刷して、再検品を行い、良品になるまで検品を行うなど、いろんな制御で、各ページの検品を行っていく。例えば文字原稿の印刷物の検品において、検品開始時に全ページ原稿共通の検品のレベルを設定する。
例えば検品レベルを1から10までの10段階として、1が緩い検品レベルとし、10が厳しい検品レベルであると想定する。
背景として、オフィス内で軽印刷システムとして多量,高速出力を特色とした画像形成システムが増えつつある。検品技術は、このような画像形成システムにおいては人間の目で行われていた大量ページ数印刷物の検品を、正確に高速で行う必要が出てきており重要な技術になりつつある。
上記検品処理過程は、印刷された印刷物をリニアイメージセンサ等の画像読取装置において読み取り,電子データに変換し,メモリに保持する。次に、コピー時にイメージセンサで読み取った原稿データやPCより送信された印刷ジョブを画像形成装置で印刷のために展開したデータをあらかじめメモリに保持しておく。そして、印刷物を読み取ったデータと、コピーや送信データの前記電子データに変換した印刷物のデータと比較を行う。そして、印刷物の内容の良否を判定し,良品なら次ページの判定を行う。ここで、不良時には同じページを再印刷して、再検品を行い、良品になるまで検品を行うなど、いろんな制御で、各ページの検品を行っていく。例えば文字原稿の印刷物の検品において、検品開始時に全ページ原稿共通の検品のレベルを設定する。
例えば検品レベルを1から10までの10段階として、1が緩い検品レベルとし、10が厳しい検品レベルであると想定する。
上記画像形成システムにおいて、検品レベルを上記のように厳しく設定すれば、印刷物の全ページを厳しく検品し、出来上がりの複数ページから成る印刷物は各ページ内の内容はかすれ、トナー飛び、等が殆ど無いきれいな印刷物が作成できる。
一方、検品レベルを緩くして検品印刷を行うと、かすれやトナー飛び、等が発生するが、それなりに読める印刷物が作成される。
一方、検品レベルを緩くして検品印刷を行うと、かすれやトナー飛び、等が発生するが、それなりに読める印刷物が作成される。
設定された検品レベルと印刷物内の汚れ、かすれなどの対応関係は検品システム設計メーカが開発中に関連をとっており、検品レベルと対応した印刷サンプルが作成され、ユーザへの情報として示されることがある。
ユーザはその情報を基にして、印刷物の重要性により、検品レベルを設定して印刷物を作成する。オフィス内での軽印刷システムにおいて、会社の規模が大きくなると印刷物は複数種、大量印刷になり、複数の画像形成装置が必要になる。
ユーザはその情報を基にして、印刷物の重要性により、検品レベルを設定して印刷物を作成する。オフィス内での軽印刷システムにおいて、会社の規模が大きくなると印刷物は複数種、大量印刷になり、複数の画像形成装置が必要になる。
そこで、ネットワークに複数の検品機能を備えた画像形成装置が接続された画像形成システムが構築されることが一般的である。ここで各々の画像形成装置が印刷を行っていくうちに、印刷物の量や、印刷物内容によって、画像形成装置の印刷状況が変わってくることがある。
例えば文字がかすれてしまったり、トナー飛散が多くなり文字の汚れが増えてきたりという症状が顕著になってしまうことがある。基本的には画像形成装置の印刷状態を注意しながら異常が発生すれば、当該画像形成装置のサービス部門に依頼して、画像形成装置の印刷状態を問題が発生しないように保守管理すべきである。
例えば文字がかすれてしまったり、トナー飛散が多くなり文字の汚れが増えてきたりという症状が顕著になってしまうことがある。基本的には画像形成装置の印刷状態を注意しながら異常が発生すれば、当該画像形成装置のサービス部門に依頼して、画像形成装置の印刷状態を問題が発生しないように保守管理すべきである。
しかし、大量の印刷物を作成しなければならない依頼タイミングとサービス部門の都合が合わずに、画像形成装置の調整を行いたい時に行えず、印字状態の調子が良くない画像形成装置でも印刷を行わせなければならない時が発生することが考えられる。
一方、複数の画像形成装置から印刷データを割り振る制御として、画像形成装置の色再現範囲情報と印刷物の色情報より画像形成装置を選択する制御や、印刷データの属性に従って印刷可能な画像形成装置に出力するという上記特許文献1,2に関する技術がある。
また、画像形成システムにおいては、画質を良好に保持できる画像形成装置に検品レベルの厳しい印刷ジョブを割り振り、画質を良好に保持できない画像形成装置に検品レベルの緩い印刷ジョブを割り振るという配慮が必要になる。
しかし、操作者全てが複数の画像形成装置の状態を把握するのは難しく、印刷ジョブをホストPCから送付する複数の操作者が、画像形成システムを構成する各画像形成装置の印刷状態を管理して適切なレベルの検品印刷を割り振るのは困難である。
また、画像形成システムにおいては、画質を良好に保持できる画像形成装置に検品レベルの厳しい印刷ジョブを割り振り、画質を良好に保持できない画像形成装置に検品レベルの緩い印刷ジョブを割り振るという配慮が必要になる。
しかし、操作者全てが複数の画像形成装置の状態を把握するのは難しく、印刷ジョブをホストPCから送付する複数の操作者が、画像形成システムを構成する各画像形成装置の印刷状態を管理して適切なレベルの検品印刷を割り振るのは困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷ジョブで設定された検品レベルに適応した画像形成装置、あるいは各検品レベルに適応して複数の画像形成装置に当該印刷ジョブを割り振ることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明のサーバ装置は以下に示す構成を備える。
それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置であって、複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、いずれかの情報処理装置から検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信手段と、シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得手段と、取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブをいずれかの画像形成装置に割り振って送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置であって、複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、いずれかの情報処理装置から検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信手段と、シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得手段と、取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブをいずれかの画像形成装置に割り振って送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブで設定された検品レベルに適応した画像形成装置、あるいは各検品レベルに適応して複数の画像形成装置に当該印刷ジョブを割り振ることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すサーバ装置、画像形成装置、情報処理装置を含む画像形成システムの一例を示す図である。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すサーバ装置、画像形成装置、情報処理装置を含む画像形成システムの一例を示す図である。
図1において、303はファイアーウォール303で、ローカルエリアネットワーク(LAN)40内部と外部通信網(インターネット通信網304)とをセキュリティーを保持した状態で接続し、各種のセキュリティー管理を行う。
LAN40には、機器管理サーバ302、画像形成装置10、ホストPC20、21、ファイルサーバ301が接続される。ファイルサーバ301はLAN40で接続されたホストPC20、21等を操作する複数のユーザが共有するファイルを管理している。なお、ファイルサーバ301には、所定のログイン処理等を実行して、特定のファイルへのアクセスを個別に管理できるように構成されている。10はデジタル複写機であり、主に画像の入出力機能を有する。
LAN40には、機器管理サーバ302、画像形成装置10、ホストPC20、21、ファイルサーバ301が接続される。ファイルサーバ301はLAN40で接続されたホストPC20、21等を操作する複数のユーザが共有するファイルを管理している。なお、ファイルサーバ301には、所定のログイン処理等を実行して、特定のファイルへのアクセスを個別に管理できるように構成されている。10はデジタル複写機であり、主に画像の入出力機能を有する。
デジタル複写機10において、180は操作部で、ユーザが行う各種の操作を受け付けるとともに、機能設定や本体の状態を表示する表示部を備える。スキャナ140は操作ユニット180やホストPC20、21からの指示にしたがって画像を読み取る。120はプリンタで、ホストPC20、21やファイルサーバ301からのデータを用紙に印刷する。
100はコントローラユニット(コントローラ)であり、操作ユニット180やホストPC20、21からの指示に基づいてスキャナ140、プリンタ120に対する画像データの入出力の制御を行う。
例えば、スキャナ140が取り込んだ画像データをコントローラ内部のメモリに蓄積したり、ホストPC20、21に出力したり、あるいはプリンタ120で印刷するなどの制御を行う。
100はコントローラユニット(コントローラ)であり、操作ユニット180やホストPC20、21からの指示に基づいてスキャナ140、プリンタ120に対する画像データの入出力の制御を行う。
例えば、スキャナ140が取り込んだ画像データをコントローラ内部のメモリに蓄積したり、ホストPC20、21に出力したり、あるいはプリンタ120で印刷するなどの制御を行う。
また、デジタル複写機10は省電力モード及び、電源ON時もしくはスリープモードからの復帰時に、デジタル複合機が持っているコピー・FAX・SEND・プリンタ等複数の機能のうちのある機能を優先的に立ち上げる手段を有する。
図2は、図1に示したデジタル複写機10の内部構成を説明するブロック図である。デジタル複写機10は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部201と、イメージリーダ部201で読み取った画像データを再現するプリンタ部202とに大きく分けられる。
図2において、イメージリーダ部201は、400dpi(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部202は、イメージリーダ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像を1200dpiの解像度で指定用紙にフルカラープリント出力する部分である。
図2において、イメージリーダ部201は、400dpi(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部202は、イメージリーダ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像を1200dpiの解像度で指定用紙にフルカラープリント出力する部分である。
イメージリーダ部201において、原稿台ガラス(以下、プラテン)203上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラー206,207,208に導かれる。そして、原稿の反射光がレンズ209によって集光された後、反射光を電気信号に変換する3ラインセンサ(以下、CCD)210上に像を結ぶ。そして、CCD210が原稿画像に対応するフルカラー情報レツド(R)、グリーン(G),ブルー(B)成分の画像信号として信号処理部211に送られる。
なお、ランプ205,ミラー206を固定しているキヤリツジは速度vで、ミラー207,208は速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。このように構成されたキャリッジが走査されると、原稿から読み取られた画像データは、不図示のメモリ内部に格納されていく。
次にメモリ内部から再び画像データが読み出され、信号処理部211においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラツク(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部202に送る。
また、イメージリーダ部201における一回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうちひとつの成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成する。
イメージリーダ部201より送られてくるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214,f−θレンズ215,ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査する。
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラツク現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された潜像現像をトナーで現像する。
223は転写ドラムであり、用紙カセツト224または225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。この様にして、M、C、Y、Bkの4色が順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラツク現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された潜像現像をトナーで現像する。
223は転写ドラムであり、用紙カセツト224または225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。この様にして、M、C、Y、Bkの4色が順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
図3は、図1に示したコントローラユニットの構成を示すブロック図である。なお、図1と同一のものには、同じ符号を付してある。
図3において、100はコントローラユニットであり、スキャナ140,プリンタ120を接続し、画像情報の入出力を行う。1100はCPUで、コントローラの各部の制御を行うためのものである。1110はRAMで、CPU1100が演算した結果や、プリンタ120が扱う画像データなどを一時的に記憶しておく。
1120はROMであり、CPU1100が動作するためのプログラムや、画像データを生成するためのフォントデータなどが格納されている。1000はデータバスで、CPU1100、RAM1110、ROM1120、その他機能が接続される。120はプリンタで、紙などの記録媒 体に画像を形成するための部分である。電子写真方式やバブルジェット(商標登録)方式など様々な形式が存在する。
図3において、100はコントローラユニットであり、スキャナ140,プリンタ120を接続し、画像情報の入出力を行う。1100はCPUで、コントローラの各部の制御を行うためのものである。1110はRAMで、CPU1100が演算した結果や、プリンタ120が扱う画像データなどを一時的に記憶しておく。
1120はROMであり、CPU1100が動作するためのプログラムや、画像データを生成するためのフォントデータなどが格納されている。1000はデータバスで、CPU1100、RAM1110、ROM1120、その他機能が接続される。120はプリンタで、紙などの記録媒 体に画像を形成するための部分である。電子写真方式やバブルジェット(商標登録)方式など様々な形式が存在する。
1300はプリンタインタフェース部であり、プリンタ部とI/Oバスを接続するためのものであり、CPU1100の指示に従ってRAM1110に格納されている画像データをプリンタ120へ転送することが可能である。
1130はハードディスクドライブ(HDD)であり、画像データのスプールを行ったり、1100のCPUが様々の処理を行うためのプログラムなどを格納させたりする際に使用される。また、ハードディスクドライブ(HDD)1130には、後で述べる共有ホルダーとして情報を蓄えておく、エリアとしが確保される。
1200はネットワークインターフェースコントローラであり、ローカルエリアLAN40へ接続するために使用される。1210はローカルインタフェースであり、ホストPC30などとCPU1100が通信などを行うためのインタフェース回路である。なお、ローカルインタフェース1210の通信形態はシリアル通信や、バイセントロインターフェース、またはBluetooth(商標登録)などの無線通信などの形式がある。
1200はネットワークインターフェースコントローラであり、ローカルエリアLAN40へ接続するために使用される。1210はローカルインタフェースであり、ホストPC30などとCPU1100が通信などを行うためのインタフェース回路である。なお、ローカルインタフェース1210の通信形態はシリアル通信や、バイセントロインターフェース、またはBluetooth(商標登録)などの無線通信などの形式がある。
操作ユニット180における入力操作によってネットワーク上のホストPC20や図示しない出力用画像データ管理装置から操作ユニット180による入力操作に応じた出力用画像データを受信して画像出力を行う。Modem1220は公衆回線60に接続し、データの入出力を行う。カードリーダI/F1230は、ICカード等の認証カード70からデータの読み出し可能な外部I/Fである。
図示しないがリムーバルメディアI/Fにし、ユーザデータ等の読み出しができればなんでも良く、カードに限る必要はない。
550は検品部で、コントローラ100とデータバス1000を介して接続して稼動する。検品機能はコントローラ100内のスキャナ140、操作部2000、プリンタ120、検品部550から構成される。
600は後述するが、本発明で述べる検品レベルが違う印刷物を仕分けて排出する排紙ユニットである。140はスキャナ部で、不図示の原稿台に置かれた原稿から読み取った光学的な信号を、CCDなどを用いて電子データに変換し、その電子データを転送するための部分である。
図示しないがリムーバルメディアI/Fにし、ユーザデータ等の読み出しができればなんでも良く、カードに限る必要はない。
550は検品部で、コントローラ100とデータバス1000を介して接続して稼動する。検品機能はコントローラ100内のスキャナ140、操作部2000、プリンタ120、検品部550から構成される。
600は後述するが、本発明で述べる検品レベルが違う印刷物を仕分けて排出する排紙ユニットである。140はスキャナ部で、不図示の原稿台に置かれた原稿から読み取った光学的な信号を、CCDなどを用いて電子データに変換し、その電子データを転送するための部分である。
スキャナ140は、原稿を読取り電子化し、コントローラ100へデータを送信する。操作部2000は、多機能装置の機能など、本発明に置いては操作者が検品印刷の諸設定などを行う。プリンタ120は、スキャナ140で読取ったデータやHDD1130に格納されるデータ、またはLANC1200で受信したデータを印刷する。
画像処理部1140は、スキャナ140で読取ったデータや外部I/F1200で受信したデータをプリンタ120へ送信するために画像処理し、HDD1130へ送信する。また、画像処理部1140は、外部I/F1200から受信した画像データを画像処理し、リファレンスデータとしてHDD1130に格納する。
このリファレンスデータは、複数ページのジョブの場合、複数ページで構成されている。HDD1130は、スキャナ140で読取ったデータや外部I/Fで受信したデータ、また検品システムで使用した設定等を格納する。
操作部I/F1500は操作ユニット(UI)180とのインタフェース部で、操作ユニット180に表示する画像データを操作ユニット180に対して出力する。また、操作ユニット180から本システム使用者が入力した情報を、CPU1100に伝える役割をする。
操作ユニット180は、操作部(表示部含む)2000と機能選択部2010より成る。機能選択部2010は、デジタル複合機が持っているコピー・FAX・SEND・プリンタ機能のうち、どの機能を優先的に立ち上げるかをユーザに選択させる。操作ユニット180は、電源をONする仕組みを有する電源部200と操作部IF1500に接続されている。
1400はスキャナインタフェース部であり、スキャナ140とI/Oバスを接続するためのものであり、CPU1100の指示に従って、スキャナ140から転送される原稿を読み取った電子データを、RAM1110に転送することが可能である。
(検品装置の全体構成)
図4は、図3に示した検品装置500の構成を説明する図である。
図4において、504は搬送路で、画像形成装置10から出力されたシートを受け取る。この搬送路504は、排紙トレイあるいは仕分けユニットへ印刷ページを受け渡す排紙口520へとつながっている。
図4は、図3に示した検品装置500の構成を説明する図である。
図4において、504は搬送路で、画像形成装置10から出力されたシートを受け取る。この搬送路504は、排紙トレイあるいは仕分けユニットへ印刷ページを受け渡す排紙口520へとつながっている。
515はシート上面の画像、色、外形等のシート情報(画像不良、画像の斜行、シートのしわや耳折れ、濃度不良や色ずれ等)を読み取る読取手段である。516はシート下面の画像、色、外形等のシート情報を読み取る読取手段である。それぞれの読取手段515,516内には、CCD等が内蔵されている。なお、読取手段515,516の読取幅は、供給される最大シート幅以上あり、シートの外形をも読み取るのに十分である。
読取手段515,516はそれぞれ画像の記録を制御する画像記録信号と、それにより記録され出力された画像を読み取った読取画像信号とを比較することにより、画像形成装置本体内部の不具合による画像の乱れを検出する。そして、シートの外形情報や色情報などを読取画像信号とともに読み取ることにより、シートの斜行等の搬送状態や、画像のレジ、シートの色違い等を検出することができるものである。読取手段515,516は後に説明する検品部550と接続し、画像読取部554と接続し,検品制御部551に読み取りデータを送信する。
506はシート搬送方向を切り替える仕分け部で(フラッパ)で、シートを分岐パス513に案内するためのものであり、読取手段515,516から少なくとも供給される最大シート長以上離れた位置に配置されている。
分岐パス513へ送られるページは不良と判定されたページのシートであり、分岐パス513を経て不良ページを受け取る排紙トレイ505へ排紙される。
一方、良品と判定されたページのシートは排紙トレイ521へ印刷ページを受け渡す排紙口520へ送られる。
分岐パス513へ送られるページは不良と判定されたページのシートであり、分岐パス513を経て不良ページを受け取る排紙トレイ505へ排紙される。
一方、良品と判定されたページのシートは排紙トレイ521へ印刷ページを受け渡す排紙口520へ送られる。
図5は、図4に示した検品装置500内の検品部550の構成を示すブロック図である。
図5において、検品部550は、検品制御部551と画像処理部555と比較判定部553と画像読取部554と記憶装置552より構成される。
検品制御部551は、データバス1000によりコントローラ100と接続される。検品制御部551は、コントローラ100から、原稿データとリファレンスデータ、検品の閾値の設定等を受信する。画像読取部554は、プリンタ120で印字された用紙を検品制御部551へ送信する。
記憶装置552は、コントローラ100から受信したリファレンスデータや画像読取部554で読取った画像データを格納する。画像処理部555は、プリンタ120で印字された用紙を画像読取部554で読取り、比較判定部553でリファレンス画像と比較できるように画像処理を行う。比較判定部553では、コントローラ100から受信した検品の閾値をもとに、画像読取部554で読取ったデータとリファレンスデータを比較する。
図5において、検品部550は、検品制御部551と画像処理部555と比較判定部553と画像読取部554と記憶装置552より構成される。
検品制御部551は、データバス1000によりコントローラ100と接続される。検品制御部551は、コントローラ100から、原稿データとリファレンスデータ、検品の閾値の設定等を受信する。画像読取部554は、プリンタ120で印字された用紙を検品制御部551へ送信する。
記憶装置552は、コントローラ100から受信したリファレンスデータや画像読取部554で読取った画像データを格納する。画像処理部555は、プリンタ120で印字された用紙を画像読取部554で読取り、比較判定部553でリファレンス画像と比較できるように画像処理を行う。比較判定部553では、コントローラ100から受信した検品の閾値をもとに、画像読取部554で読取ったデータとリファレンスデータを比較する。
(検品装置500の動作)
次に、検品装置500の概略の動作を、図4を用いて説明する。
画像形成装置本体より出力されたシートが、搬送路504を通過する。その直後に読取手段515によりシート上面の情報を、また読取手段516によりシート下面の情報をそれぞれ読み込む。出力されたシートは仕分け部506で一旦止まる。検品部550による比較判定結果により、次工程の排紙口520または、不良出力用に使用されう排紙トレイ505へ仕分けて搬送される。読み込んだ情報はデータに変換されて、比較判定部553で予め記憶装置に保存された元データと比較される。比較判定部553による比較の結果、OKであると判断された場合、シートは搬送路504をそのまま通過し、図4に示す排紙口520に搬送され、排紙トレイ521に送られる。なお、シート後処理が接続される構成を採用する場合には、当該シートは、シート後処理装置で所定の後処理(ステイプル、折り、パンチ、糊付け等)が実行される。
次に、検品装置500の概略の動作を、図4を用いて説明する。
画像形成装置本体より出力されたシートが、搬送路504を通過する。その直後に読取手段515によりシート上面の情報を、また読取手段516によりシート下面の情報をそれぞれ読み込む。出力されたシートは仕分け部506で一旦止まる。検品部550による比較判定結果により、次工程の排紙口520または、不良出力用に使用されう排紙トレイ505へ仕分けて搬送される。読み込んだ情報はデータに変換されて、比較判定部553で予め記憶装置に保存された元データと比較される。比較判定部553による比較の結果、OKであると判断された場合、シートは搬送路504をそのまま通過し、図4に示す排紙口520に搬送され、排紙トレイ521に送られる。なお、シート後処理が接続される構成を採用する場合には、当該シートは、シート後処理装置で所定の後処理(ステイプル、折り、パンチ、糊付け等)が実行される。
次に、比較判定部553での比較の結果がNGだった場合について説明する。
比較判定部553からのNGの信号を受けて、検品制御部551は仕分け部506を切り替え、不良と判断されたシート(以下、不良シート)を分岐パス513へ案内する。その結果、不良シートは検品用の排紙トレイ505に排出される。
排紙トレイ505は検品装置外部に露出されており、排出されたシートはすぐに人が視認できるようになっている。検品制御部551はコントローラ100のCPU1100に、指令を送り、そして、再度不良シートの代替シートを印刷して、給送させ、検品を行うよう指示する。
比較判定部553からのNGの信号を受けて、検品制御部551は仕分け部506を切り替え、不良と判断されたシート(以下、不良シート)を分岐パス513へ案内する。その結果、不良シートは検品用の排紙トレイ505に排出される。
排紙トレイ505は検品装置外部に露出されており、排出されたシートはすぐに人が視認できるようになっている。検品制御部551はコントローラ100のCPU1100に、指令を送り、そして、再度不良シートの代替シートを印刷して、給送させ、検品を行うよう指示する。
その後、不良シートの代替シートに再出力されたシートが検品装置500に送られ、読取手段515,516を通過して情報を読み取られてOKならば、検品制御部551は仕分け部506を切り替え、排紙口方向へ搬送されるように切り替える。そしてシートは520を経て排紙トレイ521へ排紙される。
〔差分抽出アルゴリズム〕
以下、検品を行う原理となる差分抽出アルゴリズムについて説明する。
検品の処理として、原稿文字と印刷した文字の差分を検出し,判定レベルのしきい値で比較して行う。
図6、図7は、本実施形態を示す画像形成装置における検品処理のアルゴリズムを示す図である。図6に正解データの画像をし、図7に検品する出力データの画像を示す。なお、注目(比較)する画素に対して3×3マトリックスで周りの画素と比較して値が最も小さい画素との差がしきい値を超えないか比較する。
以下、検品を行う原理となる差分抽出アルゴリズムについて説明する。
検品の処理として、原稿文字と印刷した文字の差分を検出し,判定レベルのしきい値で比較して行う。
図6、図7は、本実施形態を示す画像形成装置における検品処理のアルゴリズムを示す図である。図6に正解データの画像をし、図7に検品する出力データの画像を示す。なお、注目(比較)する画素に対して3×3マトリックスで周りの画素と比較して値が最も小さい画素との差がしきい値を超えないか比較する。
図6において、注目画素の点線で囲った正解データ"255"の濃度の画素に対して、比較する出力データは点線で囲ったデータ"0"である。このデータを中心とした3×3マトリックス内での画素で差分が最も小さいデータ"5"を正解データ"255"との比較画素の濃度とする。
正解データとの差としては255−5で"250"になり、この時、しきい値"150"で設定されている場合、検品結果としては不良になる。この差は"0"の黒い部分が欠けてしまい白くなってしまっているのが原因である。
この時の"しきい値"の値を小さくすると、検品レベルを厳しくでき、大きくすると厳しくない検品レベルになる。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷されたシートに印刷された画像を比較検証して検品する処理例である。なお、各ステップは、検品制御部551が備えるCPU551AがROM等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
CPU551Aがシートに印刷された画像を検品するための検品レベルを設定する(S801)。ここでの検品レベルは、厳しい出来上がりがきれいな印刷物を作成するために設定される。
正解データとの差としては255−5で"250"になり、この時、しきい値"150"で設定されている場合、検品結果としては不良になる。この差は"0"の黒い部分が欠けてしまい白くなってしまっているのが原因である。
この時の"しきい値"の値を小さくすると、検品レベルを厳しくでき、大きくすると厳しくない検品レベルになる。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷されたシートに印刷された画像を比較検証して検品する処理例である。なお、各ステップは、検品制御部551が備えるCPU551AがROM等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
CPU551Aがシートに印刷された画像を検品するための検品レベルを設定する(S801)。ここでの検品レベルは、厳しい出来上がりがきれいな印刷物を作成するために設定される。
ホストPC20等より、プリンタドライバを介して送信される印刷情報をネットワークを介して受信する(S802)。次に、プリンタ120がコントローラ100でレンダリングや画像処理された印刷データに基づいて選択された給紙部から給紙されたシートに1ページの印刷を行う(S803)。
次に、当該印刷されたシートが搬送され、検品装置500でシートの両面に印刷されている画像を読取り、比較対象の画像データと比較処理して検品処理を行う(S804)。
ここで、検品制御部551のCPU551Aが、検品結果が設定された検品レベルと同等以上の良品印刷結果が得られたと判断した場合(S805−Y(検品金品OK))、S808へ進む。そして、コントローラ100は、検品が済んだシートの搬送先を制御して、排紙口520から排紙トレイ521へ排出する(S808)。
一方、S805で、検品結果が不良であるとCPU551Aが判断した場合(S805−N)、コントローラ100は、検品が済んだシートの搬送先を制御して、不良ページに対応するシートを排紙トレイ505へ排出する(S806)。そして、コントローラ100は、HDD1130に格納されたジョブから展開される印刷データ、あるいはRAM1110上に展開された印刷データに基づいて一度同じページをプリンタ120で印刷する(S807)。
そして、CPU551Aは、S804に示す印刷されたシートの印刷情報を検品する処理を設定された検品部数分が終了するまで繰り返し(S809)、検品部数分の印刷処理が完了したら、本処理を終了する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置を適用する画像形成システムの一例を示す図である。なお、606〜610は画像形成装置であって、それぞれに対応する検品装置901〜905を備えている。なお、ハードウエアの構成は、図1〜図5に示した構成と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図9において、601、603はホストコンピュータ(PC)で、LAN40を介して、いずれかの画像形成装置に印刷ジョブを送信する。605はサーバで、複数の画像形成装置の検品処理を制御するため、画像形成装置606〜610と通信可能に構成されている。
そして、CPU551Aは、S804に示す印刷されたシートの印刷情報を検品する処理を設定された検品部数分が終了するまで繰り返し(S809)、検品部数分の印刷処理が完了したら、本処理を終了する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置を適用する画像形成システムの一例を示す図である。なお、606〜610は画像形成装置であって、それぞれに対応する検品装置901〜905を備えている。なお、ハードウエアの構成は、図1〜図5に示した構成と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図9において、601、603はホストコンピュータ(PC)で、LAN40を介して、いずれかの画像形成装置に印刷ジョブを送信する。605はサーバで、複数の画像形成装置の検品処理を制御するため、画像形成装置606〜610と通信可能に構成されている。
606は画像形成装置で、LAN40に接続され、検品処理を行う検品装置901を備える。607は画像形成装置で、LAN40に接続され、検品処理を行う検品装置902を備える。608は画像形成装置で、LAN40に接続され、検品処理を行う検品装置903を備える。609は画像形成装置で、LAN40に接続され、検品処理を行う検品装置904を備える。610は画像形成装置で、LAN40に接続され、検品処理を行う検品装置905を備える。なお、画像形成装置606〜610のスループット(印刷速度)は全て50枚/分であるものとする。しかしながら、各画像形成装置のスループットが異なるシステムであっても、本発明は適用可能に構成されている。印刷ジョブは、PC601、603から検品処理を伴う画像形成装置に対してプリンタドライバを介して投入される。
602、604は検品設定画面で、PC601、603のプリンタドライバにより表示装置にUI画面として表示される。
602、604は検品設定画面で、PC601、603のプリンタドライバにより表示装置にUI画面として表示される。
検品設定画面602において、検品レベル「8」で部数を「A」と設定する。レベル「8」は1から10段階の「10」が最も厳しい仕様において、厳しいレベルが設定された状態に対応する。検品設定画面604において、検品レベル「5」で部数を「B」と設定する。当該検品レベルは、10段階レベルで、中くらいの検品レベルで緩い検品印刷が設定された状態に対応する。
611は不良ページ発生率の記録で、画像形成装置606で印刷されたシートに対する検品処理で得られた検品情報である。本例では、各検品レベルにおいての不良ページ発生率を示しており、当該検品情報は、画像形成装置606の検品装置901の記憶装置552に記憶される。なお、記憶装置552に記憶された検品情報は、サーバ605が画像形成装置606から定期的にあるいは直接要求して取得して管理できる情報である。また、画像形成装置606での検品処理では、検品レベル8での不良発生率が0.3%,検品レベル5では0.02%になっている状態に対応する。
612は不良ページ発生率の記録で、画像形成装置607で印刷されたシートに対する検品処理で得られた検品情報である。本例では、各検品レベルにおいての不良ページ発生率を示しており、当該検品情報は、画像形成装置607の検品装置902の記憶装置552に記憶される。なお、記憶装置552に記憶された検品情報は、サーバ605が画像形成装置607から定期的にあるいは直接要求して取得して管理できる情報である。また、画像形成装置607での検品処理では、検品レベル8での不良発生率が0.4%,検品レベル5では0.04%になっている状態に対応する。
613は不良ページ発生率の記録で、画像形成装置608で印刷されたシートに対する検品処理で得られた検品情報である。本例では、各検品レベルにおいての不良ページ発生率を示しており、当該検品情報は、画像形成装置608の検品装置903の記憶装置552に記憶される。なお、記憶装置552に記憶された検品情報は、サーバ605が画像形成装置608から定期的にあるいは直接要求して取得して管理できる情報である。また、画像形成装置608での検品処理では、検品レベル8での不良発生率が0.8%,検品レベル5では0.2%になっている状態に対応する。
614は不良ページ発生率の記録で、画像形成装置609で印刷されたシートに対する検品処理で得られた検品情報である。本例では、各検品レベルにおいての不良ページ発生率を示しており、当該検品情報は、画像形成装置609の検品装置904の記憶装置552に記憶される。なお、記憶装置552に記憶された検品情報は、サーバ605が画像形成装置609から定期的にあるいは直接要求して取得して管理できる情報である。また、画像形成装置609での検品処理では、検品レベル8での不良発生率が5%,検品レベル5では0.5%になっている状態に対応する。
615は不良ページ発生率の記録で、画像形成装置610で印刷されたシートに対する検品処理で得られた検品情報である。本例では、各検品レベルにおいての不良ページ発生率を示しており、当該検品情報は、画像形成装置610の検品装置905の記憶装置552に記憶される。なお、記憶装置552に記憶された検品情報は、サーバ605が画像形成装置610から定期的にあるいは直接要求して取得して管理できる情報である。また、画像形成装置610での検品処理では、検品レベル8での不良発生率が8%,検品レベル5では1%になっている状態に対応する。
なお、本実施形態において、不良発生率は各検品レベルにおける印刷ページ数を分母、発生した不良ページ数を分子にした除算によって求められる。印刷ページ数と不良発生数の推移により変更して記憶されていく。
なお、本実施形態において、不良発生率は各検品レベルにおける印刷ページ数を分母、発生した不良ページ数を分子にした除算によって求められる。印刷ページ数と不良発生数の推移により変更して記憶されていく。
なお、不良発生率データは検品部550よりの、各検品レベルにおいての良、不良結果と各レベル検品印刷ページ総数より、各検品レベル毎のデータが、画像形成装置10の記憶装置に記憶される。ここで、記憶装置は、コントローラ100内のRAM1110、またはHDD1130に記憶される構成であってもよい。その際、サーバ605は、検品装置からではなく、画像形成装置のコントローラ100と通信して、当該検品情報を取得する構成となる。
図10は、本実施形態を示すサーバ装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。本例は、サーバ605が設定可能な不良発生率(しきい値)を設定する画面に対応する。本UI画面では、各検品レベルで印刷可能と判定する不良発生率を個別に設定する例を示す。サーバ605は、画像形成装置606〜610に対して印刷可能な各レベルでの不良発生率を設定する。ここで、不良発生率とは、各画像形成装置で検品した際に、許容される不良率に対応づけた設定情報であり、サーバ605のユーザが各検品レベルに対して意図する不良率を%で設定することが可能に構成されている。
図10に示す例では、検品レベル10,9では3%、検品レベル8から4までは1%、検品レベル3から1までは0.5%に設定している。
ここで、画像形成装置606の不良発生率の記録(検品情報)611と比較すると、レベル10、9の不良発生率が2%、1%であり、しきい値としての3%以下なので、継続して印刷処理を行うことが可能な状態であると判断できる。
同様に、画像形成装置606の不良発生率の記録(検品情報)611と比較すると、検品レベル8,7,6,5は0.3、0.08、0.04、0.02%(検品レベル4以下の説明は省略)で1%以下となる。このため、継続して印刷処理を行うことが可能な状態であると判断できる。
ここで、画像形成装置606の不良発生率の記録(検品情報)611と比較すると、レベル10、9の不良発生率が2%、1%であり、しきい値としての3%以下なので、継続して印刷処理を行うことが可能な状態であると判断できる。
同様に、画像形成装置606の不良発生率の記録(検品情報)611と比較すると、検品レベル8,7,6,5は0.3、0.08、0.04、0.02%(検品レベル4以下の説明は省略)で1%以下となる。このため、継続して印刷処理を行うことが可能な状態であると判断できる。
同様に、画像形成装置609の不良発生率の記録614と比較すると、検品レベル10,9は8、6%で3%以上なので、継続して印刷処理を行うことが好ましくない印刷不可な状態であると判断できる。また、検品レベル8、7、6、5は5、3、1、0.5%で検品レベル8、7は1%以上なので、継続して印刷処理を行うことが好ましくない印刷不可な状態であると判断できる。しかし、検品レベル6、5は1%以下なので、継続して印刷処理を行うことが可能な状態であると判断できる。
なお、図9に示したサーバ605はLAN40経由で各画像形成装置606〜610と通信を行い、それぞれが記憶して管理している検品情報に対応する不良発生率データを参照したり、取得したりすることができる。また、サーバ605よりLAN40経由で各画像形成装置606〜610への印刷指示を出すことができる。
サーバ605の設定した各レベルの印刷可能不良発生率と、画像形成装置609の不良発生記録より、画像形成装置609では印刷できないレベルの検品印刷ジョブを判別して、割り振り不可能なジョブを認識することが可能になる。
サーバ605は、画像形成装置5においても同様な判定が行われ、検品レベル10から5までで、印刷可能なのは検品レベル5のジョブだけと判定できる。したがって、サーバ605は、画像形成装置5に対しては、検品レベル5よりも厳しいジョブは割り振らないように制御することができる。
サーバ605は、画像形成装置5においても同様な判定が行われ、検品レベル10から5までで、印刷可能なのは検品レベル5のジョブだけと判定できる。したがって、サーバ605は、画像形成装置5に対しては、検品レベル5よりも厳しいジョブは割り振らないように制御することができる。
図9に示したPC601から検品レベル8、PC603から検品レベル5の印刷ジョブがサーバ605に対して投入されている。サーバ605は各印刷ジョブを不揮発性の記憶装置に記憶し、印刷ジョブの検品レベルとその検品レベルで現在印刷が可能な画像形成装置を各画像形成装置の不良発生率より判定する処理を行う。
検品レベル8で印刷可能なのは、図10内の検品レベル8の印刷可能不良発生率1%で現在不良発生率が1パーセント以下の状態にある画像形成装置606,607,608の3台である。
ここで、サーバ605により印刷ジョブを投入する画像形成装置の選択、割り振り制御について説明する。なお、サーバ605は、各画像形成装置の不良発生率の履歴管理に加えて、画像形成装置の状態について複数の項目をサーバ605は管理する。
以下に、サーバ605が管理する項目の情報を示す。
サーバ605は、各画像形成装置606〜610が備える給紙カセット内の印刷紙(シート)の残量を管理する。なお、詳しく何枚残っているという管理は難しいが、同じサイズの紙を複数カセットに入れているときに、空のカセットが存在している方を残りが少ないと判定できる。
また、サーバ605は、各画像形成装置606〜610が備えるカートリッジの各色トナーの残量を管理する。これは、後述する印刷可能な枚数を管理する必要があるからである。
さらに、サーバ605は、各画像形成装置606〜610が印刷中の時のジョブの残状態、残件数、残印刷枚数等を管理する。
以下、画像形成装置606〜608が不良発生率1パーセント以下で検品印刷が可能である。
具体的には、現在、サーバ605が画像形成装置606の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置606は紙の残りが普通で、かつトナーの残りも普通である状態を管理している。サーバ605が画像形成装置607の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置607は紙の残りが多く、かつトナーの残りも多い状態であることを管理している。
さらに、サーバ605が画像形成装置608の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置607は紙の残りが少なく、かつトナーの残りも少ない状態であることを管理している。
検品レベル8で印刷可能なのは、図10内の検品レベル8の印刷可能不良発生率1%で現在不良発生率が1パーセント以下の状態にある画像形成装置606,607,608の3台である。
ここで、サーバ605により印刷ジョブを投入する画像形成装置の選択、割り振り制御について説明する。なお、サーバ605は、各画像形成装置の不良発生率の履歴管理に加えて、画像形成装置の状態について複数の項目をサーバ605は管理する。
以下に、サーバ605が管理する項目の情報を示す。
サーバ605は、各画像形成装置606〜610が備える給紙カセット内の印刷紙(シート)の残量を管理する。なお、詳しく何枚残っているという管理は難しいが、同じサイズの紙を複数カセットに入れているときに、空のカセットが存在している方を残りが少ないと判定できる。
また、サーバ605は、各画像形成装置606〜610が備えるカートリッジの各色トナーの残量を管理する。これは、後述する印刷可能な枚数を管理する必要があるからである。
さらに、サーバ605は、各画像形成装置606〜610が印刷中の時のジョブの残状態、残件数、残印刷枚数等を管理する。
以下、画像形成装置606〜608が不良発生率1パーセント以下で検品印刷が可能である。
具体的には、現在、サーバ605が画像形成装置606の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置606は紙の残りが普通で、かつトナーの残りも普通である状態を管理している。サーバ605が画像形成装置607の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置607は紙の残りが多く、かつトナーの残りも多い状態であることを管理している。
さらに、サーバ605が画像形成装置608の印刷紙、トナー残状況として、画像形成装置607は紙の残りが少なく、かつトナーの残りも少ない状態であることを管理している。
ここで、サーバ605が図9に示す検品設定画面602内の印刷ジョブを受け付けた場合における画像形成装置の選択例を説明する。なお、検品レベル8で部数Aと表示させているが、このA部を20部とし、1部のページ数を10ページとする。これより今回の印刷の総ページ数は10ページ×20部で200ページである。
現在、画像形成装置606〜608は、3台とも印刷を行っていない空き状態とした時、サーバ605は、最初に割り振る画像形成装置として選択する。
具体的には、PC601から受け付けた検品を行う印刷ジョブの印刷総ページ数と、上記状況より、紙、トナー共に普通に残っている画像形成装置606を最初に割り振る画像形成装置として選択する。
具体的には、PC601から受け付けた検品を行う印刷ジョブの印刷総ページ数と、上記状況より、紙、トナー共に普通に残っている画像形成装置606を最初に割り振る画像形成装置として選択する。
〔第2実施形態〕
図11は、本実施形態を示すサーバ装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図10と同一のものには同じ符号を付してある。
図11において、701は印刷ジョブを送信するホストPCである。702は印刷ドライバ画面で、ホストPC701よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。同じ印刷物において、検品レベル"8"で部数"N"を設定し、厳しい検品できれいな印刷物を作成する。加えて、検品レベル"5"で部数"M"を設定して、少し汚れが入っても良い緩いレベルで同じ内容の印刷物を作成する。その他の装置構成は図9で示したのと同じで、説明は省略する。
図11は、本実施形態を示すサーバ装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図10と同一のものには同じ符号を付してある。
図11において、701は印刷ジョブを送信するホストPCである。702は印刷ドライバ画面で、ホストPC701よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。同じ印刷物において、検品レベル"8"で部数"N"を設定し、厳しい検品できれいな印刷物を作成する。加えて、検品レベル"5"で部数"M"を設定して、少し汚れが入っても良い緩いレベルで同じ内容の印刷物を作成する。その他の装置構成は図9で示したのと同じで、説明は省略する。
サーバ605は、ホストPC701よりのジョブを受け付けて、同じ印刷物を2通りの検品レベルで印刷要求しているのに対し、図9で説明したのと同様に検品レベル8、検品レベル5で印刷可能な装置を各装置の不良発生率記録を参照する。そして、サーバ605は、参照した記録より各レベルの印刷ジョブを印刷可能ないずれかの画像形成装置に割り振る。
図11に示す例では、サーバ605が検品レベル8でN部の印刷を画像形成装置606へ、検品レベル5でM部の印刷を画像形成装置609に割り振っている。ここで複数の画像形成装置に空きがなく、単品装置で対応しなければならないこともあり、両方の検品レベルに対応できる画像形成装置606で検品レベル8、5の両方の印刷を行うこともありうる。
〔第3実施形態〕
図12は、本実施形態を示すサーバ装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図10と同一のものには同じ符号を付してある。
図12において、901はホストPCで、印刷ジョブをサーバ605に送信する。903はホストPCで、サーバ605に送信する。
902は印刷ドライバ画面で、ホストPC901よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。本画面では、検品レベル"8"で部数を"E"と設定した状態に対応する。
904は印刷ドライバ画面で、ホストPC903よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。本画面では、検品レベル"5"で部数を"F"と設定した状態に対応する。その他の装置構成は図9で示したのと同じで、説明は省略する。
ここで、印刷ジョブに要する時間は、印刷部数X、ページ数/1部よりの総印刷ページ数を画像形成装置の印刷速度*/分で除算することで求められる。
図11に示す例では、サーバ605が検品レベル8でN部の印刷を画像形成装置606へ、検品レベル5でM部の印刷を画像形成装置609に割り振っている。ここで複数の画像形成装置に空きがなく、単品装置で対応しなければならないこともあり、両方の検品レベルに対応できる画像形成装置606で検品レベル8、5の両方の印刷を行うこともありうる。
〔第3実施形態〕
図12は、本実施形態を示すサーバ装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図10と同一のものには同じ符号を付してある。
図12において、901はホストPCで、印刷ジョブをサーバ605に送信する。903はホストPCで、サーバ605に送信する。
902は印刷ドライバ画面で、ホストPC901よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。本画面では、検品レベル"8"で部数を"E"と設定した状態に対応する。
904は印刷ドライバ画面で、ホストPC903よりの検品印刷を行う際の印刷ドライバ画面の例である。本画面では、検品レベル"5"で部数を"F"と設定した状態に対応する。その他の装置構成は図9で示したのと同じで、説明は省略する。
ここで、印刷ジョブに要する時間は、印刷部数X、ページ数/1部よりの総印刷ページ数を画像形成装置の印刷速度*/分で除算することで求められる。
したがって、画像形成装置が単体で30分かかる印刷を同等の処理能力を備える画像形成装置2台で同じ印刷ジョブを処理すれば、所用時間は1/2、3台なら1/3で済む。このように各画像形成装置の稼働時間を減らすことにより、画像形成装置の印刷状態の劣化を遅らすことができるのは容易に予測できる。
そこで、サーバ605は、単体の画像形成装置の最大連続稼働時間を単体印刷時間として設定し、いずれかのホストPCより受け付けた印刷ジョブが事前に総印刷ページ数よりの印刷時間を予測した際に、単体印刷時間を超える印刷ジョブかを判定する。ここで、サーバ605が単体印刷時間を超えると判定したら、サーバ605は、各画像形成装置の空き状態、ジョブが要求している検品レベルで印刷が可能な複数の装置の判別を行って、にジョブを割り振って印刷を行わせる制御を行う。
PC4よりの印刷部数Eが総ページ数2000ページ、各印刷装置の印刷速度が各々50ページ/分の時、単体装置での印刷時間は2000/50で約40分かかる。
そこで、サーバ605は、単体の画像形成装置の最大連続稼働時間を単体印刷時間として設定し、いずれかのホストPCより受け付けた印刷ジョブが事前に総印刷ページ数よりの印刷時間を予測した際に、単体印刷時間を超える印刷ジョブかを判定する。ここで、サーバ605が単体印刷時間を超えると判定したら、サーバ605は、各画像形成装置の空き状態、ジョブが要求している検品レベルで印刷が可能な複数の装置の判別を行って、にジョブを割り振って印刷を行わせる制御を行う。
PC4よりの印刷部数Eが総ページ数2000ページ、各印刷装置の印刷速度が各々50ページ/分の時、単体装置での印刷時間は2000/50で約40分かかる。
なお、本実施形態では、詳細な図示しないがサーバ605は、各画像形成装置の単体印刷時間を30分と設定している。ホストPC901からのE部の印刷ジョブが40分かかるのを事前に判定して、印刷ジョブを検品レベル8で可能な複数の画像形成装置に割り振る。
図12に示す例では、検品レベル8の印刷可能な画像形成装置606と画像形成装置607にE1、E2部に分散して処理させる。これにより、印刷ジョブが20分で済むように、画像形成装置606,607に対して半分ずつに割り振れる。
図12に示す例では、検品レベル8の印刷可能な画像形成装置606と画像形成装置607にE1、E2部に分散して処理させる。これにより、印刷ジョブが20分で済むように、画像形成装置606,607に対して半分ずつに割り振れる。
しかし、画像形成システムの運用上、複数の画像形成装置に空きがなく、単品の画像形成装置で対応しなければならないこともある。この場合は、いずれかの画像形成装置の単体印刷時間を超えてしまっても、画像形成装置606だけでE部の印刷を行うこともあり得る。
同様に、サーバ605がホストPC903より受信した印刷ジョブが、検品レベル5の印刷部数Fが同様に総ページ2000ページで、単体では40分かかる印刷量なのを判別したとする。
同様に、サーバ605がホストPC903より受信した印刷ジョブが、検品レベル5の印刷部数Fが同様に総ページ2000ページで、単体では40分かかる印刷量なのを判別したとする。
この場合、サーバ605は、検品レベル5の印刷可能で、それより厳しいレベルでは印刷不可状態の画像形成装置609、610に印刷部数F1、F2に割り振って印刷させるように制御する。
しかし、画像形成システムの運用上、複数の画像形成装置の空きがなく、単品の画像形成装置で対応しなければならないこともある。この場合、サーバ605は、単体印刷時間を超えてしまっても、画像形成装置609だけでF部の印刷を行うように制御する場合もある。
しかし、画像形成システムの運用上、複数の画像形成装置の空きがなく、単品の画像形成装置で対応しなければならないこともある。この場合、サーバ605は、単体印刷時間を超えてしまっても、画像形成装置609だけでF部の印刷を行うように制御する場合もある。
図13は、本実施形態を示すサーバ装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、サーバ605がホストPC601、701,901、903、603から印刷ジョブを適正な検品率を満たす画像形成装置を選択して印刷制御を行う例である。なお、各ステップは、サーバ605のCPU605Aが記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
サーバ605は、LAN40に接続される複数のホストPCの中の任意のホストPCから検品処理が設定された印刷ジョブを受信する(S1301)。サーバ605のCPU605Cは検品印刷ジョブ内に複数の検品レベルが設定されているかを判定する(S1302)。ここで、検品レベルが設定されていないとCPU605Aが判断した場合(S1302−N)、CPU605Aは、さらに印刷ジョブを終了するまでに要する印刷時間が設定している単体印刷時間を超えるかを判定する(S1305)。
サーバ605は、LAN40に接続される複数のホストPCの中の任意のホストPCから検品処理が設定された印刷ジョブを受信する(S1301)。サーバ605のCPU605Cは検品印刷ジョブ内に複数の検品レベルが設定されているかを判定する(S1302)。ここで、検品レベルが設定されていないとCPU605Aが判断した場合(S1302−N)、CPU605Aは、さらに印刷ジョブを終了するまでに要する印刷時間が設定している単体印刷時間を超えるかを判定する(S1305)。
ここで、印刷時間が単体印刷時間を越えていないとCPU605Aが判断した場合(S1305−N)、S1306へ進む。そして、サーバ605はこれまで説明してきた印刷ジョブの検品レベルと各画像形成装置の不良発生率記録より、LAN40に接続される1台の画像形成装置に受け取った印刷ジョブを割り振る(S1306)。
そして、割り振られた画像形成装置に受信した印刷ジョブを送信して印刷を開始させ(S1307)、処理を終了する。
そして、割り振られた画像形成装置に受信した印刷ジョブを送信して印刷を開始させ(S1307)、処理を終了する。
一方、S1305で、印刷処理時間が単体印刷時間(制限時間)を超えているとCPU605Aが判定した場合(S1305−Y)、S1308へ進む。そして、サーバ605は印刷ジョブが要求する検品レベルに対応して印刷可能な画像形成装置が複数空いているかを判定する(S1308)。
ここせ、複数の画像形成装置が空いていないとCPU605Aが判断した場合(S1308−N)、単体の画像形成装置へ印刷ジョブを割り振り(S1306)、S1307へ進む。そして、割り振った画像形成装置に受信した印刷ジョブを送信して印刷を開始させ(S1307)、処理を終了する。
ここせ、複数の画像形成装置が空いていないとCPU605Aが判断した場合(S1308−N)、単体の画像形成装置へ印刷ジョブを割り振り(S1306)、S1307へ進む。そして、割り振った画像形成装置に受信した印刷ジョブを送信して印刷を開始させ(S1307)、処理を終了する。
一方、検品印刷が可能な画像形成装置が複数空いているとCPU605Aが判断した場合(S1308−Y)、CPU605Aは、LAN40に接続される複数の画像形成装置に印刷ジョブを分散して振り分ける(S1309)。そして、振り分けられた印刷ジョブを各画像形成装置に送信して印刷を開始させ(S1307)、処理を終了する。
一方、1ジョブ内に検品レベルが複数設定されているとCPU605Aが判断した場合(S1302−Y)、サーバ605は検品レベル毎に印刷可能な画像形成装置が空いているかを判定する(S1303)。ここで、レベル毎に複数の画像形成装置が空いていないとCPU605Aが判断した場合(S1303−N)、単体の画像形成装置へ印刷ジョブを振り分け、S1305に進み、上記同様の処理を実行させる。なお、印刷ジョブを振り分けるため、サーバ605は各画像形成装置から当該画像形成装置が検品レベル毎に算出している不良率に対応する検品情報を取得して管理している。
また、検品レベル毎に印刷可能な画像形成装置が空いているとCPU605Aが判断した場合(S1303−Y)、S1304へ進む。そして、サーバ605は印刷ジョブの検品レベル毎に印刷可能な画像形成装置に印刷ジョブを割り振る(S1304)。次に割り振った各々の画像形成装置の印刷時間が単体印刷時間を超えるかを判定する(S1305)。その後の流れは前述とおなじになる。
図14は、本実施形態を示す情報処理装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図14の(A)は、ホストPC602の印刷ドライバ画面に対応し、図14の(B)は、ホストPC702の印刷ドライバ画面に対応し、図14の(C)は、ホストPC902の印刷ドライバ画面に対応する。
本実施形態では、サーバ605が受信した印刷ジョブを割り振った画像形成装置での処理内容を要求元のホストPCのプリンタドライバに通知することで、上記画面が表示される。
図14は、本実施形態を示す情報処理装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、図14の(A)は、ホストPC602の印刷ドライバ画面に対応し、図14の(B)は、ホストPC702の印刷ドライバ画面に対応し、図14の(C)は、ホストPC902の印刷ドライバ画面に対応する。
本実施形態では、サーバ605が受信した印刷ジョブを割り振った画像形成装置での処理内容を要求元のホストPCのプリンタドライバに通知することで、上記画面が表示される。
これにより、ユーザは、自分がサーバ605に印刷依頼した印刷ジョブの処理結果が分散処理されたか、単体で処理されたか確認できる。さらに、同一の印刷ジョブに検品レベルが複数設定された場合には、その検品レベルに対応する画像形成装置の分散先を確認することができる。
上記実施形態によれば、ネットワークに接続している複数の画像形成装置が各々検品レベル毎の不良率を記憶しておき、装置の印刷状況をサーバ装置が把握することができる。
また、複数の情報処理装置からの検品印刷ジョブの各々の設定された検品レベルと印刷装置の状況より、各々の印刷ジョブを検品レベルに対応できる状態の装置にジョブを割り振ることができる。
したがって、画像形成システムとして、調子の良くない画像形成装置で検品レベルの厳しい印刷ジョブを印刷し、不良ページを多く発生させてしまうというアンマッチングを防ぎ、検品印刷の効率を向上させることが可能になる。
上記実施形態によれば、ネットワークに接続している複数の画像形成装置が各々検品レベル毎の不良率を記憶しておき、装置の印刷状況をサーバ装置が把握することができる。
また、複数の情報処理装置からの検品印刷ジョブの各々の設定された検品レベルと印刷装置の状況より、各々の印刷ジョブを検品レベルに対応できる状態の装置にジョブを割り振ることができる。
したがって、画像形成システムとして、調子の良くない画像形成装置で検品レベルの厳しい印刷ジョブを印刷し、不良ページを多く発生させてしまうというアンマッチングを防ぎ、検品印刷の効率を向上させることが可能になる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
10 デジタル複合機
20、21 ホストPC
301 ファイルサーバ
20、21 ホストPC
301 ファイルサーバ
Claims (7)
- それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置であって、
複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
いずれかの情報処理装置から検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信手段と、
シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得手段と、
取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブをいずれかの画像形成装置に割り振って送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置であって、
複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
いずれかの情報処理装置から複数の検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信手段と、
シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得手段と、
取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される各検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブを複数の画像形成装置に割り振って送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 前記送信手段は、前記設定情報と前記検品情報とから、前記検品レベルを満たさない画像形成装置に前記印刷ジョブを送信しないことを特徴とする請求項1または2記載のサーバ装置。
- 割り振られた画像形成装置で前記印刷ジョブを処理する処理時間を算出する算出手段と、
算出された処理時間が単体で処理すべき制限時間を超えているかどうかを判断する判断手段と、を備え、
前記送信手段は、前記制限時間を超えていると判断した場合、前記検品レベルを満たすいずれかの画像形成装置に前記印刷ジョブを分散して送信する請求項1または2記載のサーバ装置。 - それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置の制御方法であって、
複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
いずれかの情報処理装置から検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信工程と、
シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得工程と、
取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブをいずれかの画像形成装置に割り振って送信する送信工程と、
を備えることを特徴とするサーバ装置の制御方法。 - それぞれ検品機能を備える複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバ装置の制御方法であって、
複数の検品レベルに従いシートに印刷された画像の印刷状態を検品した際に許容される不良率を対応づけた設定情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
いずれかの情報処理装置から複数の検品レベルが設定された印刷ジョブを受信する受信工程と、
シートに印刷された画像を検品して算出される不良率を示す検品情報を各画像形成装置から取得する取得工程と、
取得した各画像形成装置の検品情報と、受信した印刷ジョブに設定される各検品レベルと、前記設定情報とから、当該印刷ジョブを複数の画像形成装置に割り振って送信する送信工程と、
を備えることを特徴とするサーバ装置の制御方法。 - 請求項5または6に記載のサーバ装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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