JP2015228857A - 愛玩動物用の吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性コアの端部の身体に対するフィット性に優れた愛玩動物用の吸収性物品の提供。【解決手段】腹側域11において横方向Xへ延びる腹側弾性体35をさらに有し、吸収性コア51は、中間域13に位置する愛玩動物5の尾部6が挿通される開口よりも腹側域11側にのみ配置されており、腹側域11側に位置する第1端部51aを有し、吸収性コア51の第1端部51aが腹側弾性体35と平面視において重なっている。【選択図】図2

Description

本発明は、犬や猫等の愛玩動物(ペット)の排泄物を吸収するための吸収性物品に関する。
従来、犬や猫等の愛玩動物の身体に着用させるための愛玩動物用の吸収性物品は公知である。例えば、特許文献1には、縦方向と横方向とを有し、腹側域と、背側域と、背側域と腹側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、内外層シート間に介在された吸収性コアとを有する吸収シャーシと、腹側域と背側域とを連結するための止着テープとを含む愛玩動物用の吸収性物品が開示される。吸収性コアの前後端部の縦方向の外側において、少なくとも横方向へ伸縮可能な弾性体が配置される。
特開2007−167007号公報(P2007−167007A)
特許文献1に開示された愛玩動物用の吸収性物品においては、止着テープを介して背側域と腹側域とを連結するときに、弾性体と吸収性コアとが縦方向において所与寸法離間していることから、弾性体の収縮が吸収性コアに作用されることはなく、愛玩動物の動き等によって着用中に吸収性コアがよれて身体にフィットしないおそれがある。特に、腹側域に位置する吸収性コアの端部は、愛玩動物の身体の動きによって身体から離間し易く、排泄物の漏れを生じる原因となるおそれがある。
本発明は、従来の愛玩動物用の吸収性物品の改良であって、吸収性コアの端部の身体に対するフィット性に優れた愛玩動物用の吸収性物品の提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、本発明は、縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品に関する。
本願に係る愛玩動物用の吸収性物品は、前記腹側域において前記横方向へ延びる腹側弾性体をさらに有し、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっていることを特徴とする前記吸収性物品であることを特徴とする。
本発明の1つ以上の実施の形態に係る愛玩動物用の吸収性物品は、腹側弾性体と吸収性コアの第1端部とが平面視において重なっていることから、着用状態において吸収性コアの第1端部が身体にフィットされ、第1端部が身体から離間することによる排泄物の漏れを抑制することができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る愛玩動物用の吸収性物品の一例として示す、第1実施形態に係る愛玩動物用の吸収性物品の使用状態における斜視図。 各弾性体の最大伸長時(弾性材料の収縮作用によるギャザーがなくなる程度)まで縦方向及び横方向に伸展した吸収性物品の一部破断展開平面図。 (a)図2のIIIa−IIIa線に沿う模式的断面図。(b)図7のIIIb−IIIb線に沿う模式的断面図。 図2のIV−IV線に沿う模式的断面図。 吸液層の一部破断平面図。 図2と同様の態様で展開された吸収性物品の腹側域の拡大平面図。 自然状態(各弾性体が収縮した状態)における吸収性物品を内面側から視た腹側域の拡大平面図。 (a)吸収性物品の着用操作の様子を示す図。(b)着用操作において、愛玩動物の後肢間に吸収物品の一部を差し入れたときの吸収性コアの様子を示す図。 着用操作時において、操作者が吸収性物品を把持した様子を示す図。 第2実施形態における図5と同様の吸液層の一部破断平面図。 第2実施形態における図6と同様の吸収性物品における腹側域の拡大平面図。
下記の各実施の形態は、図1〜11に示す愛玩動物用の吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
<第1実施形態>
図1〜4を参照すると、愛玩動物(ペット)用の吸収性物品10は、縦方向Y及び横方向Xを有し、愛玩動物の身体と対向する身体側対向面とその反対側に位置する非身体側対向面と、腹側域11と、背側域12と、縦方向Yにおいて腹側域11と背側域12と間に位置する中間域13とを有する吸収シャーシ14と、腹側域11の両側縁から横方向Xの外方へ延びる一対のファスニングタブ15(係止手段)とを含む。腹側域11と背側域12とは、それぞれ、愛玩動物5の後肢7よりも前方に位置する腹部、腰部を被覆する領域であって、中間域13は、
後肢7の大腿部間を含めて尻部全体を被覆する領域を意味する。吸収性物品10は、その横方向Xにおける寸法を2等分する縦軸Pと、その縦方向Yにおける寸法を2等分する横軸Qとを有する。
ファスニングタブ15の身体側対向面には、メカニカルファスナのフック群から形成された第1ファスニング要素18が配置されている。また、背側域12の外面には、ファスニングタブ15の第1ファスニング要素18を脱離可能に止着するための、横方向Xへ延びるメカ二カルファスナのループ群から形成された第2ファスニング要素19を有する受止部20がホットメルト接着剤(図示せず)を介して取り付けられている。
<吸収シャーシ>
吸収シャーシ14は、互いに縦方向Yにおいて対向して横方向Xへ延びる第1及び第2端縁14a,14bと、第1及び第2端縁14a,14b間に位置して凹曲状に縦方向へ延びる両側縁(レッグ開口縁)14cとを有する。吸収シャーシ14は、さらに、繊維不織布、多孔プラスチックフィルム、それらのラミネートシート等から形成され、身体対向面側に位置する透液性の内層シート22と、吸収シャーシ14の外形をなし、透湿性プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネートシート等から形成され、非身体対向面側に位置する不透液性の外層シート23と、内外層シート22,23間の間に介在された吸液層25とを含む。内層シート22と外層シート23とは、吸液層25の周縁部から延出しており、該延出部位における両シート22,23のうちの少なくともいずれか一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合されている。
内層シート22と外層シート23との間であって吸液層25の非身体対向面側には、不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムから形成された防漏シート26が配置されており、両シート22,23のうちのいずれか一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して固定されている。また、内層シート22の肌対向面における吸液層25の横方向Xの外方には、縦軸Pに関して対称に位置する一対のバリアカフシート28が取り付けられている。
吸収シャーシ14は、縦方向Yに対向して横方向Xへ延びる第1及び第2端部31,32と、互いに横方向Xに対向して縦方向Yへ延びる両側部34とをさらに含む。吸収性物品10の着用時において、一対のファスニングタブ15の第1ファスニング要素18と背側域12の外面に位置する第2ファスニング要素19とを係合することによって、ウエスト開口及び一対のレッグ開口が画成される(図1参照)。
図2及び図3(a)を参照すると、吸収シャーシ14の第1端部31には、外層シート23と防漏シート26との間において横方向Xへ延びる腹側帯状弾性体(腹側弾性体)35が配置される。腹側帯状弾性体35は、天然又は合成ゴム製や発泡性のポリウレタン製の糸ゴム、平ゴム(ウレタンフォーム)やリボン状の弾性体から形成されるものであって、本実施形態においては、発泡性ポリウレタン製の平ゴムが配置されている。腹側帯状弾性体35は、腹側域11の比較的に広い範囲に収縮力を作用して身体にフィットさせるために、所要の幅寸法(縦方向Yの寸法)を有するものであることが好ましい。図6を参照すると、具体的には、腹側帯状弾性体35の長さ寸法(横方向Xの寸法)L1は約180〜220mm、中央部の幅寸法(縦方向Yの寸法)W1は約20〜40mmである。
図3(b)及び図6を参照すると、腹側帯状弾性体35と後記の吸収性コア51の第1端部51aとが平面視において互いに重なっており、腹側帯状弾性体35の収縮作用によって吸収性コア51の非身体対向面側の部分が身体対向面側に部分に比して縮められ、吸収性コア51の第1端部51aが凸曲した形状を有する。本実施形態においては、腹側帯状弾性体35は、横方向Xへ離間して不連続に配置されたホットメルト接着剤を塗布してなる接合部40を介して防漏シート26に固定されており、かかる場合には、接合部40が横方向Xへ連続的に配置される場合に比して、接合部40間に位置する吸収性コア51の非身体対向面側の部分が収縮して、より吸収性コア51の第1端部51aを凸曲させることができる。
図2を参照すると、外層シート23とバリアカフシート28とは、腹背側域11,12において、両側部34を形成する内層シート22と防漏シート26との両側縁からさらに横方向Xの外方へ延出して互いに重なり合い、腹側サイドフラップ38と背側サイドフラップ39が形成されている。腹側サイドフラップ38を形成する外層シート23とバリアカフシート28との両側縁部間には、一対のファスニングタブ15の固定部15aが介在されており、両シート23,28の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して固定されている。
第1ファスニング要素18と第2ファスニング要素19とからなるファスニングシステムにおいて、それが所要の剥離強度を有するものであれば、第1ファスニング要素18をフック群に替えて接着剤を塗布して形成してもよい。この場合には、第1ファスニング要素18を保護するために、第1ファスニング要素18の表面をシリコンを塗布したセパレータで被覆してもよい。ファスニングタブ15を形成する基材シートは、例えば、プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネートやクラフト紙等の比較的に剛性及び引張強度の高いシート材料から形成することが好ましい。また、本発明の所要の効果を奏する限りにおいて、ファスニングタブ15を用いることなく、腹側サイドフラップ38に設けられた第1ファスニング要素18を直接第2ファスニング要素19に脱離可能に係合してもよい。
バリアカフシート28は、両側部34の一部を形成する近位部と、腹背側域11,12において内層シート22及び外層シート23の肌対向面に固定された前端固定部(固定部)41と後端固定部と、前後固定端部間において縦方向Yへ延びる、バリアカフシート28の内側縁を内方へ折り返すことによって形成された遠位部(自由縁部)42とを有する。防漏シート26の両側縁の横方向Xの外方には、縦方向Yへ延びる3条のストランド状又はストリング状のサイド弾性体43がバリアカフシート28の近位部と外層シート23の両側部との間にホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能に取り付けられている。また、遠位部42には、縦方向Yへ延びる2条のストランド状又はストリング状のカフ弾性体44が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。遠位部42は、吸収性物品10の着用状態において、カフ弾性体44の収縮作用によって内層シート22の身体対向面から離間し、排泄物の横漏れを防止するための一対の防漏カフが形成される。
図2を参照すると、バリアカフシート28の腹側域11側の前端固定部41は、吸収性コア51の第1端部51aよりも縦方向Yの外側に位置している。前端固定部41が、吸収性コア51の第1端部51aの端縁と吸収シャーシ14の第1端縁14aとの間に位置することによって、前端固定部41の伸縮作用が吸収性コア51の剛性による影響を受けることはない。したがって、防漏カフの起立性が阻害されることはなく、排泄物の漏れを防止することができるともに、後記の着用操作において、シート部材のみから形成された吸収シャーシ14の第1端部31と第2端部32とが伸長されて形崩れし難くなり、吸収性物品10の展開された形態が安定的に維持される。
本実施形態において、サイド弾性体43とカフ弾性体44とは、繊度280〜500dtexのストリング状又はストランド状の弾性材料を約2.0〜3.0倍、好ましくは、2.2〜2.5倍に伸長して収縮可能に取り付けられたものであって、各弾性体43,44に求められる所要の収縮力によって、複数条の弾性体における離間寸法(ピッチ)を適宜設定することができる。また、各弾性体43,44を構成する弾性材料の繊度や伸長倍率を均一にせずに互いに異なるように設定することもできる。具体的には、例えば、サイド弾性体43を構成する複数条の弾性材料のうち、最も横方向Xの外側に位置する弾性材料の繊度を最も横方向Xの内側に位置する弾性材料の繊度に比して大きくしたり、又は、前者を後者よりも小さくしたり、さらには、横方向Xの内側から外側へ向かって各弾性材料の繊度又は伸長倍率を大きく(又は小さく)してもよい。
本実施形態においては、サイド弾性体43は、吸収シャーシ14の縦方向Yの全域、すなわち、第1端縁14aと第2端縁14bとの間において縦方向Yへ一連に延びている。一方、カフ弾性体44は、第1端縁14aから吸液層25よりも背側域12側まで延在している。サイド弾性体43及びカフ弾性体44は、実質的に伸縮性を発現する伸縮機能部分と、実質的に伸縮性を発現しない、いわゆるスナップバック(弾性部材のうちシートに固着されていない非固着部分が、自らの収縮によりシートに固着されている接合端部近傍まで戻ること)した非伸縮機能部分とを有する。サイド弾性体43とカフ弾性体44とは、それらの端部が腹側帯状弾性体35の両端部と平面視において互いに重なって位置しており、該端部が実質的に伸縮性を発現する伸縮機能部分であることが好ましい。かかる場合には、両弾性体43,44の収縮力によって吸収シャーシ14の第1端部31に対してそれを背側域12側へ引っ張ろうとする力が作用して両側部34全体が緊張状態となり、吸収性物品10の展開された形態が維持されるので、後記のとおり、着用時において、吸収性物品10の一部を愛玩動物5の後肢7間に通過させるときに、吸収性物品10が大きく型崩れすることなくスムーズに着用操作を行うことができる。
<吸液層>
吸液層25は、腹側域11と中間域13とに位置し、不水溶性かつ自己質量の10倍以上の吸水力を有するいわゆる高吸収性ポリマー(SAP)粒子、木材フラッフパルプ、オプションとして熱可塑性繊維を僅かに含む混合物から形成された半剛性の吸収性コア51と、それを包被する、親水性かつ液拡散性を有する不織布又はティッシュペーパから形成されたコアラップシート52とから構成される。コアラップシート52は、内層シート22及び/又は防漏シート26とホットメルト接着剤を介して接合されており、腹側域11において吸収性コア51の側縁から横方向Xの外側に延在する。
図5を参照すると、吸収性コア51は、縦長の矩形であって、互いに縦方向Yにおいて離間対向して横方向Xへ直状に延びる第1及び第2端部51a,51bと、第1及び第2端部51a,51b間において直状に延びる両側縁部51c、51dとを有する。既述のとおり、吸収性コア51の第1端部51aと腹側帯状弾性体35とは、平面視において互いに重なっている。本実施形態において、コアラップシート52と吸収性コア51とは、ほぼ同形同大であるところ、後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、互いに異なる形状であってもよいし、コアラップシート52の一部が吸収性コア51の周縁から延出してフラップを形成していてもよい。また、吸収性コア51は、本実施形態で示した形状に限らず、各種公知の形状であってもよく、前後端縁が全体的に曲状であってもよいし、両側縁全体が直状又は曲状であってもよい。
本実施形態において、吸液層25は、腹側域11及び中間域13にのみ配置され、背側域12には配置されていない。雄雌問わず愛玩動物5の排尿器は尾部6よりも腹側に位置していることから、通常の直立状態において尿が背側に回り込むことはなく、吸液層25は少なくとも排尿器と対向する中間域13と腹側域11とに配置されていればよい。したがって、このように吸液層25の特異な配置態様を採用することによって、尿が排泄されない背側域12に吸液層25を延在させる場合に比して、吸液層25による吸収効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減できる。
吸液層25よりも背側域12側には、愛玩動物の尾部6を挿通する開口(挿通孔)を形成するための切断ライン(ミシン目)55が配置される。切断ライン55は、略U字状であって、平面視において互いに重なる内層シート22、防漏シート26及び外層シート23を貫通する。該切断ライン55に沿って吸収シャーシ14の一部を切断し、各シート22,23,26が接合又は非接合された状態における舌片56を外側へ向けて折り曲げることによって開口が形成される。開口は、尾部を挿通するだけでなく、尾部6の真下に位置する肛門から排泄される排泄物(糞)を外部に排出できるように、肛門と対向することができる程度の大きさを有することが好ましい。このように、開口に尾部6を挿通するとともに肛門を露出させることによって、吸収シャーシ14内に収容された排泄物が被毛に絡んでしまうことを防止することができる。また、舌片56は、吸収シャーシ14から分離(切り取り)可能であって、舌片56を分離することによって、舌片56に肛門から排泄された排泄物がそれに付着するのを防止することができる。
図5〜7を参照すると、腹側帯状弾性体35は、外端縁35bと、内端縁35aと、中央部68と、中央部68の横方向Xの両側に位置して、中央部68よりも幅広(縦方向Yの寸法が大きい)の両側部69とを有し、中央部68において吸収性コア51の第1端部51aと平面視において重なって位置している。通常、繊維不織布等の他の構成部材に比して剛性が高い半剛性の吸収性コア51の両端部は、愛玩動物の動き等によって着用中に身体から離間する方向へ移動して排泄物の漏れの誘因となるような隙間が形成されるおそれがあるところ、このように、吸収性コア51と外層シート23との間に伸長状態で収縮可能に取り付けられた腹側帯状弾性体35が吸収性コア51の第1端部51aと平面視において重なっていることによって、腹側帯状弾性体35の伸長応力によって吸収性コア51の第1端部51aが身体へ押し当てられ、第1端部51aが身体にフィットされる。なお、腹側帯状弾性体38は、本実施形態と異なり、中央部68から両側部69にかけて全体的に幅寸法が等しい矩形状であってもよい。
かかる吸収性コア51の身体に対するフィット性が実現されるためには、吸収性コア51の第1端部51aの中央部の幅寸法(横方向Xにおける寸法)W2が少なくとも80〜150.0mm以上であることが好ましい。80mm以下の場合には、第1端部51aと腹側帯状弾性体35とが平面視において重なっていたとしても、その浮き上がりを防止することができないからである。また、吸収性物品がプルオン型ではなくオープン型である場合において、ファスニングタブ15と腹側帯状弾性体35とが横方向Xにおいて並んで位置していることが好ましい。具体的には、一対のファスニングタブ15のうち少なくとも一方のファスニングタブ15の内端縁(背側域12側の端縁)15cよりも吸収性コア51の第1端部51aの端縁が縦方向Yの外側に位置する場合には、着用時に一対のファスニングタブ15を互いに反対方向へ引っ張ったときに、腹側帯状弾性体35が横方向Xへ伸長されて吸収性コア51の第1端部51aがよりフィットされる。
また、図8(a)及び図9を参照すると、吸収性物品10を直立した愛玩動物5に着用させるときには、まず、操作者が中間域13の一部を切断ライン55に沿って切断して開口を形成し、開口に愛玩動物5の尾部6を挿通させるとともに、背側域12を背部の適切な位置に配置する。次に、操作者は、愛玩動物5の背面において垂れ下がっている腹側域11を把持して背側域12と対向する位置まで前方へ引っ張って、ファスニングタブ15の摘持部15bを摘持し、第1ファスニング要素18と第2ファスニング要素19とが係合されるように背側域12の外面に位置する受止部20に重ねる。このような操作方法であれば、愛玩動物5を仰向け又は横臥させなくても、直立した状態で吸収性物品10を着用させることができる。かかる着用操作において、腹側域11を後肢7間を通過させて前方へ引っ張るときに、繊維不織布製の腹側サイドフラップ38は下方へ垂れ下がり、吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7の内側に間接的に当接される。したがって、吸収性コア51が比較的に幅広の場合には、すなわち、その横方向Xの寸法W2が後肢7間の寸法Rよりも大きい場合には、後肢7に第1端部51aの一部が引っ掛かって折れ曲がって着用操作をスムーズに行うことができない。一方、かかる問題を避けるために、吸収性コア51の幅寸法W2を比較的に小さくして全体として幅狭とした場合には、吸収性コア51全体の面積が減少するので所要の吸収容量を備えることができない。
また、吸収シャーシ14の第1端部31を後肢7間に通過させるときに、吸収性コア51の両側縁部51c,51dが間接的に当接されることによって、操作者が腹側域11を把持していなくてもそれを安定的に前進させることができるところ、吸収性コア51が比較的に幅狭の場合には、両側縁部51c,51dが後肢7の内側に当接せず、それが腹側域11をスムーズに前進させるための案内としての機能を果たすことができない。
既述のとおり、腹側帯状弾性体35の収縮力によって吸収性コア51の第1端部51aの幅寸法W2は縮められるので、その幅寸法W2が後肢7間の離間寸法Rよりも僅かに大きい場合であっても、第1端部31を前進させるときに吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7に引っ掛かることを抑制することができる。また、吸収性コア51の第1端部51aは収縮によって曲げ剛性が他の部分に比して高くなるので、後肢7間を通過させるときにそれを折曲しようとする力が作用した場合であっても、よれて大きく変形することはない。
また、吸収性物品10は、自然状態において、腹側帯状弾性体35が収縮し、かつ、それと交差する方向へ延びるサイド弾性体43又はカフ弾性体44が収縮していることによって、吸収性コア51は、第1端部51aだけではなく、全体的に愛玩動物5の身体へ向かって凸曲した立体形状を呈する。図8(b)を参照すると、このように、吸収性コア51が凸曲した立体形状をなすことによって、着用時に吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7の内側に当接されるとともに、その中央部51eが股下に当接されるので、両側縁部51c,51dのみが身体に当接される場合に比して、吸収性物品10の折れ曲がりやよれをより抑制することができる。
吸収性コア51は、各弾性体35,43,44の収縮作用によって愛玩動物5の身体へ向かって凸曲させることができる一方、吸収性コア51全体を身体と離間する方向へ押圧することによって、反対側へ凸曲させることもできる。かかる場合には、雄犬に対して着用操作するときに、吸収性コア51が身体に対して凹曲しているので、排尿器が吸収性物品10の一部に引っ掛かることを抑制することができる。着用対象の性別等によって、本実施形態のように身体に対して吸収性コア51を凸曲させて着用させるか、はたまた、身体に対して凹曲させて着用させるのかは適宜選択しうるものであるところ、本実施形態のように、吸収性コア51を身体側へ凸曲させたときには、相対的に腹側サイドフラップ38は自重によって吸収性コア51よりも下方へ垂れ下がったような状態となるので、ファスニングタブ15の摘持部15bを摘持し易くなる。
以上のように、腹側帯状弾性体35と吸収性コア51の第1端部51aとが平面視において重なっていることから、着用時において第1端部51aの横方向Xの寸法を小さくして、かつ、その曲げ剛性を比較的に高くすることによって、着用操作時において愛玩動物5の背面から後肢7間にスムーズに腹側域11を通過させることができる。また、着用状態においては、腹側帯状弾性体35が胴周り方向へ伸長されることによって、第1端部51aが拡げられた状態で身体にフィットされる。なお、本実施形態に係る吸収性物品10は、雌雄問わずに、四肢のある全ての愛玩動物に使用することができるが、例えば、雌犬や雌猫の場合には、排尿器が腹側域11と対向して位置するので、排尿器が腹側帯状弾性体35によって締め付けられて不快感を与えるおそれがあるので、雌犬や雌猫に好適に使用される。
<第2実施形態>
図10を参照すると、本実施形態における吸収性物品10の基本構成は、第1実施形態の基本構成と同様であって、相違する点についてのみ以下に説明する。
本実施形態にかかる吸収性コア51は、互いに縦方向Yへ離間して横方向Xへ延びる第1及び第2端部51a,51bと、第1及び第2端部51a,51b間において縦方向Yへ延びる両側縁部51c,51dとを有し、説明の便宜上、第1端部51a側に位置する比較的に幅狭の幅狭域71と、横軸Qと交差して中間域13側に位置する比較的に幅広の幅広域72とに区分される。幅狭域71の両側縁は凹曲状である一方、幅広域72の両側縁は直状であって、第2端部51bの端縁は、第1端部51aの端縁と対向して位置する直状部分と直状部分の横方向Xの両側に位置して直状部分から前方へ向かって斜めに延びる傾斜部分とを有する。第1端部51aの横方向Xの寸法と第2端部51bの端縁における直状部分の横方向Xの寸法とはほぼ同一である。幅狭域71は、中間域13側から腹側域11側へ向かって次第に幅狭になっている。
排尿器と対向する中間域13側に幅広域72が位置することによって、比較的に多量の尿が排泄された場合であっても尿を速やかに吸収することができ、排尿器と対向しない腹側域11側に幅狭域71が位置することによって、吸収性コア51において拡散された尿を効率的に吸収、保持することができる。また、雄犬等の場合には、排尿器の排泄口が前方に向かって位置しているので、腹側域11側に吸液層25が位置することによって、尿を確実に吸収することができる。
また、吸収性コア51の幅狭域71を前方へ配置することによって、歩行する際の後肢7の前方への動きが吸収性コア51の剛性によって阻害されることはない。中間域13側において尿を確実に吸収、保持し、かつ、腹側域11側において拡散された尿を効率的に保持するためには、幅広域72の縦方向Yの寸法L3が吸収性コア51全体の縦方向の寸法L2の約30〜70%であることが好ましく、また、幅狭域71の最も幅寸法の小さい最狭部分における横方向Xの寸法(幅寸法)W3が、幅広域72の最も幅寸法の大きい最広部分における横方向Xの寸法(幅寸法)W4の約30〜70%の大きさであることが好ましい。
図11を参照すると、吸収性コア51(幅狭域71)の第1端部51aは、腹側帯状弾性体35と平面視において重なって位置していることから、第1実施形態と同様に、その収縮作用によって第1端部51aが縮められ、愛玩動物5の後肢7間に挿入し易くなる。また、幅狭域71は、腹側域11へ向かって次第にテーパとなる形状を有しているので、後肢7間の離間寸法Rが比較的に小さい場合であっても挿入し易く、さらに、その幅寸法が急激に変化して段差が形成される態様に比べて、後肢7間を通過させるときに一部が後肢7に引っ掛かることなくスムーズに着用操作を行うことができる。
吸収性物品10を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」および「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品において、前記腹側域において前記横方向へ延びる腹側弾性体をさらに有し、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっていることを特徴とする前記吸収性物品。
上記段落に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記腹側弾性体が、前記吸収性コアと前記外層シートとの間に伸長状態で収縮可能に配置されて、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体の収縮によって前記非身体対向面側から前記身体対向面側へ凸曲される。
(2)前記腹側弾性体が、前記横方向へ延びる帯状の弾性材料から形成される。
(3)前記腹側域の両側縁から延出する一対のファスニングタブを有し、前記一対のファスニングタブのうちの少なくとも一方のファスニングタブの前記背側域側の端縁よりも、前記第1端部の端縁が前記縦方向の外側に位置する。
(4)前記内層シートの前記身体対向面に取り付けられたバリアカフシートをさらに有し、前記バリアカフシートは、前記内層シートに固定された近位部と、前記縦方向へ延びるカフ弾性体の収縮作用によって前記内層シートから離間する遠位部とを有し、前記遠位部の前記腹側域側の固定部が前記吸収性コアと平面視において重なっていない。
(5)前記内層シートと前記近位部との間に取り付けられたサイド弾性体をさらに有し、前記腹側弾性体による収縮作用と、前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方の収縮作用とによって、前記吸収性コアが前記身体対向側又は前記非身体対向側へ凸曲される。
(6)前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方において、収縮力が実質的に機能する部分が前記腹側弾性体と前記平面視において重なる。
(7)前記吸収性コアは、前記背側域側に位置する第2端部をさらに有し、前記第1端部の前記横方向における寸法が前記第2端部における前記横方向の寸法よりも小さい。
(8)前記吸収性コアは、前記第1端部を有する幅狭域と、前記第2端部を有する幅広域とに区分されており、前記幅狭域において前記中間域側から前記腹側域側へ次第に幅狭となる。
5 愛玩動物
10 愛玩動物用の吸収性物品
11 腹側域
12 背側域
13 中間域
15 ファスニングタブ
22 内層シート
23 外層シート
35 腹側帯状弾性体(腹側弾性体)
28 バリアカフシート
42 遠位部
43 サイド弾性体
44 カフ弾性体
51 吸収性コア
51a 吸収性コアの第1端部51a
51b 吸収性コアの第2端部51b
71 幅狭域
72 幅広域
X 横方向
Y 縦方向
開示は、犬や猫等の愛玩動物(ペット)の排泄物を吸収するための吸収性物品に関する。
従来、犬や猫等の愛玩動物の身体に着用させるための愛玩動物用の吸収性物品は公知である。例えば、特許文献1には、縦方向と横方向とを有し、腹側域と、背側域と、背側域と腹側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、内外層シート間に介在された吸収性コアとを備える吸収パネルと、腹側域と背側域とを連結するための連結テープとを含む愛玩動物用の吸収性物品が開示される。吸収性コアの前後端部の縦方向の外側において、少なくとも横方向へ伸縮可能な弾性体が配置される。
特開2007−167007号公報(P2007−167007A)
特許文献1に開示された愛玩動物用の吸収性物品においては、連結テープを介して背側域と腹側域とを連結するときに、弾性体と吸収性コアとが縦方向において所与寸法離間していることから、弾性体の収縮が吸収性コアに作用されることはなく、愛玩動物の動き等によって着用中に吸収性コアがよれて身体にフィットしないおそれがある。特に、腹側域に位置する吸収性コアの端部は、愛玩動物の身体の動きによって身体から離間し易く、排泄物の漏れを生じる原因となるおそれがある。
本発明は、従来の愛玩動物用の吸収性物品の改良であって、吸収性コアの端部の身体に対するフィット性に優れた愛玩動物用の吸収性物品の提供を課題にしている。
本発明は、縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域とを有する吸収パネルを含み、前記吸収パネルは、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品の改良にある。
本発明に係る愛玩動物用の吸収性物品は、前記吸収パネルは、前記腹側域において、前記横方向へ延びる第1端縁と、前記横方向へ延びる腹側弾性体とをさらに有し、前記腹側弾性体は、前記第1端縁と前記縦方向において対向して所与寸法離間する外端縁を有し、前記第1端縁と前記外端縁との間には、前記腹側弾性体が配置されていない非弾性域が画定されており、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっている。
本発明の1つ以上の実施の形態に係る愛玩動物用の吸収性物品は、腹側弾性体と吸収性コアの第1端部とが平面視において重なっていることから、着用状態において吸収性コアの第1端部が身体にフィットされ、第1端部が身体から離間することによる排泄物の漏れを抑制することができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る愛玩動物用の吸収性物品の一例として示す、第1実施形態に係る愛玩動物用の吸収性物品の使用状態における斜視図。 各弾性体の最大伸長時(弾性材料の収縮作用によるギャザーがなくなる程度)まで縦方向及び横方向に伸展した吸収性物品の一部破断展開平面図。 (a)図2のIIIa−IIIa線に沿う模式的断面図。(b)図7のIIIb−IIIb線に沿う模式的断面図。 図2のIV−IV線に沿う模式的断面図。 吸液層の一部破断平面図。 図2と同様の態様で展開された吸収性物品の腹側域の拡大平面図。 自然状態(各弾性体が収縮した状態)における吸収性物品を内面側から視た腹側域の拡大平面図。 (a)吸収性物品の着用操作の状態を示す図。(b)着用操作において、愛玩動物の後肢間に吸収性物品の一部を差し入れたときの吸収性コアの状態を示す図。 着用操作時において、操作者が吸収性物品を把持した状態を示す図。 第2実施形態における図5と同様の吸液層の一部破断平面図。 第2実施形態における図6と同様の吸収性物品における腹側域の拡大平面図。
下記の各実施の形態は、図1〜11に示す愛玩動物用の吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
<第1実施形態>
図1〜4を参照すると、愛玩動物(ペット)用の吸収性物品10は、縦方向Y及び横方向Xを有し、愛玩動物の身体と対向する身体側対向面とその反対側に位置する非身体側対向面と、腹側域11と、背側域12と、縦方向Yにおいて腹側域11と背側域12と間に位置する中間域13とを有する吸収パネル14と、腹側域11の両側縁から横方向Xの外方へ延びるファスニングシステムを構成する一対のファスニングタブ15とを含む。腹側域11と背側域12とは、それぞれ、愛玩動物5の後肢7よりも前方に位置する腹部、腰部を被覆する領域であって、中間域13は、後肢7の大腿部間を含めて尻部全体を被覆する領域を意味する。吸収性物品10は、その横方向Xにおける寸法を2等分する縦軸Pと、その縦方向Yにおける寸法を2等分する横軸Qとを有する。
ファスニングタブ15の身体側対向面には、メカニカルファスナのフック群から形成された第1ファスニング要素18が設けられている。また、背側域12の外面には、ファスニングタブ15の第1ファスニング要素18を解放可能に掛け留めるための、横方向Xへ延びるメカ二カルファスナのループ群から形成された第2ファスニング要素19を有するランディング部20が例えばホットメルト接着剤(図示せず)を介して設けられている。
吸収パネル
吸収パネル14は、互いに縦方向Yにおいて対向して横方向Xへ延びる第1及び第2端縁14a,14bと、第1及び第2端縁14a,14b間に位置して凹曲状に縦方向へ延びる両側縁(レッグ開口縁)14cとにより輪郭が画定されている吸収パネル14は、さらに、繊維不織布、多孔プラスチックフィルム、それらのラミネートシート等から形成され、身体対向面側に位置する透液性の内層シート22と、吸収パネル14の外面に配置され、透湿性プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネートシート等から形成され、非身体対向面側に位置する不透液性の外層シート23と、内外層シート22,23間の間に介在された吸液層25とを含む。内層シート22と外層シート23とは、吸液層25の周縁部から延出しており、該延出部位における両シート22,23のうちの少なくともいずれか一方の内面に塗布された例えばホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合されている。
内層シート22と外層シート23との間であって吸液層25の非身体対向面側には、不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムから形成された防漏シート26が配置されており、両シート22,23のうちのいずれか一方の内面に塗布された例えばホットメルト接着剤(図示せず)を介して固定されている。また、内層シート22の肌対向面における吸液層25の横方向Xの外方には、縦軸Pに関して対称に位置する一対のバリアカフシート28が配置されている。
吸収パネル14は、縦方向Yに対向して横方向Xへ延びる第1及び第2端部31,32と、互いに横方向Xに対向して縦方向Yへ延びる両側部34とにより輪郭が画定されている。吸収性物品10の着用時において、一対のファスニングタブ15の第1ファスニング要素18と背側域12の外面に位置する第2ファスニング要素19とを互いに掛け留めることによって、ウエスト開口及び一対のレッグ開口が形成される(図1参照)。
図2及び図3(a)を参照すると、吸収パネル14の第1端部31には、外層シート23と防漏シート26との間において横方向Xへ延びる腹側帯状弾性体(腹側弾性体)35が配置されている。腹側帯状弾性体35は、天然又は合成ゴム製や発泡性のポリウレタン製のストリング、平ゴム(ウレタンフォーム)や帯状状の弾性体から形成され、本実施形態においては、発泡性ポリウレタン製の弾性体が配置されている。腹側帯状弾性体35は、腹側域11の比較的に広い範囲に収縮力を作用して身体にフィットさせるために、所要の幅寸法(縦方向Yの寸法)を有するものであることが好ましい。図6を参照すると、具体的には、腹側帯状弾性体35の長さ寸法(横方向Xの寸法)L1は約180〜220mm、中央部の幅寸法(縦方向Yの寸法)W1は約20〜40mmである。
図3(b)及び図6を参照すると、腹側帯状弾性体35と後記の吸収性コア51の第1端部51aとが平面視において互いに重なっており、腹側帯状弾性体35の収縮作用によって吸収性コア51の非身体対向面側の部分が身体対向面側に部分に比して縮められ、吸収性コア51の第1端部51aが凸曲した形状を有する。本実施形態においては、腹側帯状弾性体35は、横方向Xへ離間して不連続に配置された例えばホットメルト接着剤を塗布してなる接合部40を介して防漏シート26に固定されており、かかる場合には、接合部40が横方向Xへ連続的に配置される場合に比して、接合部40間に位置する吸収性コア51の非身体対向面側の部分が収縮して、より吸収性コア51の第1端部51aを凸曲させることができる。
図2を参照すると、外層シート23とバリアカフシート28とは、腹背側域11,12において、両側部34を形成する内層シート22と防漏シート26との両側縁からさらに横方向Xの外方へ延出して互いに重なり合い、腹側サイドフラップ38と背側サイドフラップ39が形成されている。腹側サイドフラップ38を形成する外層シート23とバリアカフシート28との両側縁部間には、一対のファスニングタブ15の近位部15aが一体的に介在しており、両シート23,28の内面に塗布された例えばホットメルト接着剤(図示せず)を介して固定されている。
第1ファスニング要素18と第2ファスニング要素19とから構成されるファスニングシステムにおいて、それが所要の剥離強度を有するものであれば、第1ファスニング要素18をフック群に替えて感圧性接着剤が用いられてもよい。このときには、第1ファスニング要素18を保護するために、第1ファスニング要素18の表面をシリコンを塗布したセパレータで被覆することが好ましい。ファスニングタブ15を形成する基材シートは、例えば、プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネートやクラフト紙等の比較的に剛性及び引張強度の高いシート材料から形成することが好ましい。また、本発明の所要の効果を奏する限りにおいて、ファスニングタブ15を用いることなく、腹側サイドフラップ38に設けられた第1ファスニング要素18を直接第2ファスニング要素19に解放可能に掛け留められるようにしてもよい。
バリアカフシート28は、両側部34の一部を形成する近位部と、腹背側域11,12において内層シート22及び外層シート23の肌対向面に固定された前端固定部(固定部)41及び後端固定部と、前後固定端部間において縦方向Yへ延びる、バリアカフシート28の内側縁を内方へ折り返すことによって形成された遠位部42とを有する。防漏シート26の両側縁の横方向Xの外方には、縦方向Yへ延びる例えば3条のストランド状又はストリング状のサイド弾性体43がバリアカフシート28の近位部と外層シート23の両側部との間にホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能に取り付けられている。また、遠位部42には、縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状のカフ弾性体44が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。遠位部42は、吸収性物品10の着用状態において、カフ弾性体44の収縮作用によって内層シート22の身体対向面から離間し、排泄物の横漏れを防止するための一対の防漏カフが形成される。
図2を参照すると、バリアカフシート28の腹側域11側の前端固定部41は、吸収性コア51の第1端部51aよりも縦方向Yの外側に位置している。前端固定部41が、吸収性コア51の第1端部51aの端縁と吸収パネル14の第1端縁14aとの間に位置することによって、前端固定部41の伸縮作用が吸収性コア51の剛性による影響を受けることはない。したがって、防漏カフの起立性が阻害されることはなく、排泄物の漏れを防止することができるともに、後記の着用操作において、シート部材のみから形成された吸収パネル14の第1端部31と第2端部32とが伸長されて形崩れし難くなり、吸収性物品10の展開された形態が安定的に維持される。
本実施形態において、サイド弾性体43とカフ弾性体44とは、例えば繊度280〜500dtexのストリング状又はストランド状の弾性材料を約2.0〜3.0倍、好ましくは、2.2〜2.5倍に伸長して収縮可能に取り付けられたものであって、各弾性体43,44に求められる所要の収縮力によって、複数条の弾性体における離間寸法(ピッチ)を適宜設定することができる。また、各弾性体43,44を構成する弾性材料の繊度や伸長倍率を均一にせずに互いに異なるように設定することもできる。具体的には、例えば、サイド弾性体43を構成する複数条の弾性材料のうち、最も横方向Xの外側に位置する弾性材料の繊度を最も横方向Xの内側に位置する弾性材料の繊度に比して大きくしたり、又は、前者を後者よりも小さくしたり、さらには、横方向Xの内側から外側へ向かって各弾性材料の繊度又は伸長倍率を大きく(又は小さく)してもよい。
本実施形態においては、サイド弾性体43は、吸収パネル14の縦方向Yの全域、すなわち、第1端縁14aと第2端縁14bとの間において縦方向Yへ一連に延びている。一方、カフ弾性体44は、第1端縁14aから吸液層25よりも背側域12側まで延在している。サイド弾性体43及びカフ弾性体44は、実質的に伸縮性を発現する伸縮機能部分と、実質的に伸縮性を発現しないそれら弾性体を取り付けるとき、いわゆるスナップバック(弾性部材のうちシートに固着されていない非固着部分が、自らの収縮によりシートに固着されている接合端部近傍まで戻ること)した非伸縮機能部分とを有する。サイド弾性体43とカフ弾性体44とは、それらの端部が腹側帯状弾性体35の両端部と平面視において互いに重なって位置しており、該端部が実質的に伸縮性を発現する伸縮機能部分であることが好ましい。かかる場合には、両弾性体43,44の収縮力によって吸収パネル14の第1端部31に対してそれを背側域12側へ引っ張ろうとする力が作用して両側部34全体が緊張状態となり、吸収性物品10の展開された形態が維持されるので、後記のとおり、着用時において、吸収性物品10の一部を愛玩動物5の後肢7間に通過させるときに、吸収性物品10が大きく型崩れすることなくスムーズに着用操作をすることができる。
<吸液層>
吸液層25は、腹側域11と中間域13とに位置し、不水溶性かつ自己質量の10倍以上の吸水力を有するいわゆる高吸収性ポリマー(SAP)粒子、木材フラッフパルプ、オプションとして熱可塑性繊維を僅かに含む混合物から形成された半剛性の吸収性コア51と、それを包被する、親水性かつ液拡散性を有する不織布又はティッシュペーパから形成されたコアラップシート52とを含む。コアラップシート52は、内層シート22及び/又は防漏シート26と例えばホットメルト接着剤を介して接合されており、腹側域11において吸収性コア51の側縁から横方向Xの外側に延在する。
図5を参照すると、吸収性コア51は、縦長の矩形であって、互いに縦方向Yにおいて離間対向して横方向Xへ直状に延びる第1及び第2端部51a,51bと、第1及び第2端部51a,51b間において直状に延びる両側縁部51c,51dとから輪郭が画定されている。既述のとおり、吸収性コア51の第1端部51aと腹側帯状弾性体35とは、平面視において互いに重なっている。本実施形態において、コアラップシート52と吸収性コア51とは、ほぼ同形同大であるところ、後記の本発明の効果を奏する限りにおいて、互いに異なる形状であってもよいし、コアラップシート52の一部が吸収性コア51の周縁から延出してフラップ形成されていてもよい。また、吸収性コア51は、本実施形態で示した形状に限らず、各種公知の形状であってもよく、前後端縁が全体的に曲状であってもよいし、両側縁全体が直状又は曲状であってもよい。
本実施形態において、吸液層25は、腹側域11及び中間域13にのみ配置され、背側域12には配置されていない。雄雌問わず愛玩動物5の排尿器は尾部6よりも腹側に位置していることから、通常の直立状態において尿が背側に回り込むことはなく、吸液層25は少なくとも排尿器と対向する中間域13と腹側域11とに配置されていればよい。したがって、このように吸液層25の特異な配置態様を採用することによって、尿が排泄されない背側域12に吸液層25を延在させる場合に比して、吸液層25による吸収効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減できる。
吸液層25よりも背側域12側には、愛玩動物の尾部6を挿通する開口(挿通孔)を形成するためのスリット55が形成される。スリット55は、略U字状であって、平面視において互いに重なる内層シート22、防漏シート26及び外層シート23を貫通する。該スリット55に沿って吸収パネル14の一部を切断し、各シート22,23,26が接合又は非接合された状態における舌片56を外側へ向けて折り曲げることによって開口が形成される。開口は、尾部を挿通するだけでなく、尾部6の真下に位置する肛門から排泄される排泄物(糞)を外部に排出できるように、肛門と対向することができる程度の大きさを有することが好ましい。このように、開口に尾部6を挿通するとともに肛門を露出させることによって、吸収パネル14内に収容された排泄物が被毛に絡んでしまうことを防止することができる。また、舌片56は、吸収パネル14から分離(切り取り)可能であって、舌片56を分離することによって、舌片56に肛門から排泄された排泄物がそれに付着するのを防止することができる。
図5〜7を参照すると、腹側帯状弾性体35は、外端縁35bと、内端縁35aと、中央部68と、中央部68の横方向Xの両側に位置して、中央部68よりも幅広(縦方向Yの寸法が大きい)の両側部69とを有し、中央部68において吸収性コア51の第1端部51aと平面視において重なって位置している。通常、繊維不織布等の他の構成部材に比して剛性が高い半剛性の吸収性コア51の両端部は、愛玩動物の動き等によって着用中に身体から離間する方向へ移動して排泄物の漏れの誘因となるような隙間が形成されるおそれがあるところ、このように、吸収性コア51と外層シート23との間に伸長状態で収縮可能に取り付けられた腹側帯状弾性体35が吸収性コア51の第1端部51aと平面視において重なっていることによって、腹側帯状弾性体35の伸長応力によって吸収性コア51の第1端部51aが身体へ押し当てられ、第1端部51aが身体にフィットされる。なお、腹側帯状弾性体35は、本実施形態と異なり、中央部68から両側部69にかけて全体的に幅寸法が等しい矩形状であってもよい。
かかる吸収性コア51の身体に対するフィット性が実現されるためには、例えば、吸収性コア51の第1端部51aの中央部の幅寸法(横方向Xにおける寸法)W2が少なくとも80〜150.0mm以上であることが好ましい。80mm以下の場合には、第1端部51aと腹側帯状弾性体35とが平面視において重なっていたとしても、その浮き上がりを防止することができないからである。また、吸収性物品がプルオン型ではなくオープン型である場合において、ファスニングタブ15と腹側帯状弾性体35とが横方向Xにおいて並んで位置していることが好ましい。具体的には、一対のファスニングタブ15のうち少なくとも一方のファスニングタブ15の内端縁(背側域12側の端縁)15cよりも吸収性コア51の第1端部51aの端縁が縦方向Yの外側に位置する場合には、着用時に一対のファスニングタブ15を互いに反対方向へ引っ張ったときに、腹側帯状弾性体35が横方向Xへ伸長されて吸収性コア51の第1端部51aがよりフィットされる。
また、図8(a)及び図9を参照すると、吸収性物品10を直立した愛玩動物5に着用させるときには、まず、操作者が中間域13の一部をスリット55に沿って切り離して開口を形成し、開口に愛玩動物5の尾部6を挿通させるとともに、背側域12を背部の適切な位置に配置する。次に、操作者は、愛玩動物5の背面において垂れ下がっている腹側域11を把持して背側域12と対向する位置まで前方へ引っ張って、ファスニングタブ15の摘持部15bを摘持し、第1ファスニング要素18と第2ファスニング要素19とが互いに掛け留められるように背側域12の外面に位置する受止部20に重ねる。このような操作方法であれば、愛玩動物5を仰向け又は横臥させなくても、直立した状態で吸収性物品10を着用させることができる。かかる着用操作において、腹側域11を後肢7間を通過させて前方へ引っ張るときに、繊維不織布製の腹側サイドフラップ38は下方へ垂れ下がり、吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7の内側に間接的に当てられる。したがって、吸収性コア51が比較的に幅広の場合には、すなわち、その横方向Xの寸法W2が後肢7間の寸法Rよりも大きいときには、後肢7に第1端部51aの一部が引っ掛かって折れ曲がって着用操作をスムーズに行うことができない。一方、かかる問題を避けるために、吸収性コア51の幅寸法W2を比較的に小さくして全体として幅狭とした場合には、吸収性コア51全体の面積が減少するので所要の吸収容量を備えることができない。
また、吸収パネル14の第1端部31を後肢7間に通過させるときに、吸収性コア51の両側縁部51c,51dが間接的に当てられることによって、操作者が腹側域11を把持していなくてもそれを安定的に前進させることができるところ、吸収性コア51が比較的に幅狭のときには、両側縁部51c,51dが後肢7の内側に当接せず、それが腹側域11をスムーズに前進させるための案内としての機能を果たすことができない。
既述のとおり、腹側帯状弾性体35の収縮力によって吸収性コア51の第1端部51aの幅寸法W2は縮められるので、その幅寸法W2が後肢7間の離間寸法Rよりも僅かに大きい場合であっても、第1端部31を前進させるときに吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7に引っ掛かることを抑制することができる。また、吸収性コア51の第1端部51aは収縮によって曲げ剛性が他の部分に比して高くなるので、後肢7間を通過させるときにそれを折曲しようとする力が作用したときであっても、よれて大きく変形することはない。
また、吸収性物品10は、自然状態において、腹側帯状弾性体35が収縮し、かつ、それと交差する方向へ延びるサイド弾性体43又はカフ弾性体44が収縮していることによって、吸収性コア51は、第1端部51aだけではなく、全体的に愛玩動物5の身体へ向かって凸曲した立体形状を呈する。図8(b)を参照すると、このように、吸収性コア51が凸曲した立体形状をなすことによって、着用時に吸収性コア51の両側縁部51c,51dが後肢7の内側に当接されるとともに、その中央部51eが股下に当たるので、両側縁部51c,51dのみが身体に当接される場合に比して、吸収性物品10の折れ曲がりやよれをより抑制することができる。
吸収性コア51は、各弾性体35,43,44の収縮作用によって愛玩動物5の身体へ向かって凸曲させることができる一方、吸収性コア51全体を身体と離間する方向へ押圧することによって、反対側へ凸曲させることもできる。かかる場合には、雄犬に対して着用操作するときに、吸収性コア51が身体に対して凹曲しているので、排尿器が吸収性物品10の一部に引っ掛かることを抑制することができる。着用対象の性別等によって、本実施形態のように身体に対して吸収性コア51を凸曲させて着用させるか、はたまた、身体に対して凹曲させて着用させるのかは適宜選択しうるものであるところ、本実施形態のように、吸収性コア51を身体側へ凸曲させたときには、相対的に腹側サイドフラップ38は自重によって吸収性コア51よりも下方へ垂れ下がったような状態となるので、ファスニングタブ15の摘持部15bを摘持し易くなる。
以上のように、腹側帯状弾性体35と吸収性コア51の第1端部51aとが平面視において重なっていることから、着用時において第1端部51aの横方向Xの寸法を小さくして、かつ、その曲げ剛性を比較的に高くすることによって、着用操作時において愛玩動物5の背面から後肢7間にスムーズに腹側域11を通過させることができる。また、着用状態においては、腹側帯状弾性体35が胴周り方向へ伸長されることによって、第1端部51aが拡げられた状態で身体にフィットされる。なお、本実施形態に係る吸収性物品10は、雌雄問わずに、四肢のある全ての愛玩動物に使用することができるが、例えば、雌犬や雌猫の場合には、排尿器が腹側域11と対向して位置するので、排尿器が腹側帯状弾性体35によって締め付けられて不快感を与えるおそれがあるので、雌犬や雌猫に好適に使用される。
<第2実施形態>
図10を参照すると、本実施形態における吸収性物品10の基本構成は、第1実施形態の基本構成と同様であって、相違する点についてのみ以下に説明する。
本実施形態にかかる吸収性コア51は、互いに縦方向Yへ離間して横方向Xへ延びる第1及び第2端部51a,51bと、第1及び第2端部51a,51b間において縦方向Yへ延びる両側縁部51c,51dとを有し、説明の便宜上、第1端部51a側に位置する比較的に幅狭の幅狭域71と、横軸Qと交差して中間域13側に位置する比較的に幅広の幅広域72とに区分される。幅狭域71の両側縁は凹曲状である一方、幅広域72の両側縁は直状であって、第2端部51bの端縁は、第1端部51aの端縁と対向して位置する直状部分と直状部分の横方向Xの両側に位置して直状部分から前方へ向かって斜めに延びる傾斜部分とを有する。第1端部51aの横方向Xの寸法と第2端部51bの端縁における直状部分の横方向Xの寸法とはほぼ同一である。幅狭域71は、中間域13側から腹側域11側へ向かって次第に幅狭になっている。
排尿器と対向する中間域13側に幅広域72が位置することによって、比較的に多量の尿が排泄された場合であっても尿を速やかに吸収することができ、排尿器と対向しない腹側域11側に幅狭域71が位置することによって、吸収性コア51において拡散された尿を効率的に吸収、保持することができる。また、雄犬等の場合には、排尿器の排泄口が前方に向かって位置しているので、腹側域11側に吸液層25が位置することによって、尿を確実に吸収することができる。
また、吸収性コア51の幅狭域71を前方へ配置することによって、歩行する際の後肢7の前方への動きが吸収性コア51の剛性によって阻害されることはない。中間域13側において尿を確実に吸収、保持し、かつ、腹側域11側において拡散された尿を効率的に保持するためには、幅広域72の縦方向Yの寸法L3が吸収性コア51全体の縦方向の寸法L2の約30〜70%であることが好ましく、また、幅狭域71の最も幅寸法の小さい最狭部分における横方向Xの寸法(幅寸法)W3が、幅広域72の最も幅寸法の大きい最広部分における横方向Xの寸法(幅寸法)W4の約30〜70%の大きさであることが好ましい。
図11を参照すると、吸収性コア51(幅狭域71)の第1端部51aは、腹側帯状弾性体35と平面視において重なって位置していることから、第1実施形態と同様に、その収縮作用によって第1端部51aが縮められ、愛玩動物5の後肢7間に挿入し易くなる。また、幅狭域71は、腹側域11へ向かって次第にテーパとなる形状を有しているので、後肢7間の離間寸法Rが比較的に小さい場合であっても挿入し易く、さらに、その幅寸法が急激に変化して段差が形成される態様に比べて、後肢7間を通過させるときに一部が後肢7に引っ掛かることなくスムーズに着用操作を行うことができる。
吸収性物品10を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」および「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域とを有する吸収パネルを含み、前記吸収パネルは、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品において、前記吸収パネルは、前記腹側域において、前記横方向へ延びる第1端縁と、前記横方向へ延びる腹側弾性体とをさらに有し、前記腹側弾性体は、前記第1端縁と前記縦方向において対向して所与寸法離間する外端縁を有し、前記第1端縁と前記外端縁との間には、前記腹側弾性体が配置されていない非弾性域が画定されており、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっている。
上記段落に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記腹側弾性体が、前記吸収性コアと前記外層シートとの間に伸長状態で収縮可能に配置されて、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体の収縮によって前記非身体対向面側から前記身体対向面側へ凸曲される。
(2)前記腹側弾性体が、前記横方向へ延びる帯状の弾性材料から形成される。
(3)前記腹側域の両側縁から延出する一対のファスニングタブを有し、前記一対のファスニングタブのうちの少なくとも一方のファスニングタブの前記背側域側の端縁よりも、前記第1端部の端縁が前記縦方向の外側に位置する。
(4)前記内層シートの前記身体対向面に取り付けられたバリアカフシートをさらに有し、前記バリアカフシートは、前記内層シートに固定された近位部と、前記縦方向へ延びるカフ弾性体の収縮作用によって前記内層シートから離間する遠位部とを有し、前記遠位部の前記腹側域側の固定部が前記吸収性コアと平面視において重なっていない。
(5)前記内層シートと前記近位部との間に取り付けられたサイド弾性体をさらに有し、前記腹側弾性体による収縮作用と、前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方の収縮作用とによって、前記吸収性コアが前記身体対向側又は前記非身体対向側へ凸曲される。
(6)前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方において、収縮力が実質的に機能する部分が前記腹側弾性体と前記平面視において重なる。
(7)前記吸収性コアは、前記背側域側に位置する第2端部をさらに有し、前記第1端部の前記横方向における寸法が前記第2端部における前記横方向の寸法よりも小さい。
(8)前記吸収性コアは、前記第1端部を有する幅狭域と、前記第2端部を有する幅広域とに区分されており、前記幅狭域において前記中間域側から前記腹側域側へ次第に幅狭となる。
5 愛玩動物
10 愛玩動物用の吸収性物品
11 腹側域
12 背側域
13 中間域
14 吸収パネル
15 ファスニングタブ
22 内層シート
23 外層シート
35 腹側帯状弾性体(腹側弾性体)
28 バリアカフシート
42 遠位部
43 サイド弾性体
44 カフ弾性体
51 吸収性コア
51a 吸収性コアの第1端部51a
51b 吸収性コアの第2端部51b
71 幅狭域
72 幅広域
X 横方向
Y 縦方向
本発明に係る愛玩動物用の吸収性物品は、前記吸収パネルは、前記腹側域において、前記横方向へ延びる第1端縁と、前記横方向へ延びる腹側弾性体とをさらに有し、前記腹側弾性体は、前記吸収性コアと前記外層シートとの間に伸長状態で収縮可能に配置されており、前記第1端縁と前記縦方向において対向して所与寸法離間する外端縁を有し、前記第1端縁と前記外端縁との間には、前記腹側弾性体が配置されていない非弾性域が画定されており、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっており、前記腹側弾性体の収縮によって前記非身体対向面側から前記身体対向面側へ凸曲される
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域とを有する吸収パネルを含み、前記吸収パネルは、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品において、前記吸収パネルは、前記腹側域において、前記横方向へ延びる第1端縁と、前記横方向へ延びる腹側弾性体とをさらに有し、前記腹側弾性体は、前記吸収性コアと前記外層シートとの間に伸長状態で収縮可能に配置されており、前記第1端縁と前記縦方向において対向して所与寸法離間する外端縁を有し、前記第1端縁と前記外端縁との間には、前記腹側弾性体が配置されていない非弾性域が画定されており、前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっており、前記腹側弾性体の収縮によって前記非身体対向面側から前記身体対向面側へ凸曲される

Claims (9)

  1. 縦方向及びそれに直交する横方向を有し、愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面と、腹側域と、背側域と、前記縦方向において前記腹側域と前記背側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、それらの間に介在された吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品において、
    前記腹側域において前記横方向へ延びる腹側弾性体をさらに有し、
    前記吸収性コアは、前記中間域に位置する前記愛玩動物の尾部が挿通される開口よりも前記腹側域側にのみ配置されており、前記腹側域側に位置する第1端部を有し、
    前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体と平面視において重なっていることを特徴とする前記吸収性物品。
  2. 前記腹側弾性体が、前記吸収性コアと前記外層シートとの間に伸長状態で収縮可能に配置されて、前記吸収性コアの前記第1端部が前記腹側弾性体の収縮によって前記非身体対向面側から前記身体対向面側へ凸曲される請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記腹側弾性体が、前記横方向へ延びる帯状の弾性材料から形成される請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記腹側域の両側縁から延出する一対のファスニングタブを有し、前記一対のファスニングタブのうちの少なくとも一方のファスニングタブの前記前記背側域側の端縁よりも、前記第1端部の端縁が前記縦方向の外側に位置する請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記内層シートの前記身体対向面に取り付けられたバリアカフシートをさらに有し、前記バリアカフシートは、前記内層シートに固定された近位部と、前記縦方向へ延びるカフ弾性体の収縮作用によって前記内層シートから離間する遠位部とを有し、前記遠位部の前記腹側域側の固定部が前記吸収性コアと平面視において重なっていない請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記内層シートと前記近位部との間に取り付けられたサイド弾性体をさらに有し、前記腹側弾性体による収縮作用と、前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方の収縮作用とによって、前記吸収性コアが前記身体対向側又は前記非身体対向側へ凸曲される請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記カフ弾性体及び前記サイド弾性体のうちの少なくとも一方において、収縮力が実質的に機能する部分が前記腹側弾性体と前記平面視において重なる請求項6に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性コアは、前記背側域側に位置する第2端部をさらに有し、前記第1端部の前記横方向における寸法が前記第2端部における前記横方向の寸法よりも小さい請求項1〜7のいずれかに記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収性コアは、前記第1端部を有する幅狭域と、前記第2端部を有する幅広域とに区分されており、前記幅狭域において前記中間域側から前記腹側域側へ次第に幅狭となる請求項8に記載の吸収性物品。
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