JP5829600B2 - ペット用使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
特に、ペットの胴周りに対するフィット性に優れたペット用使い捨ておむつに関する。
ペット用使い捨ておむつ1000は、液透過性シート9910と、液抵抗性シート(図示せず)と、この液透過性シート9910と液抵抗性シートの間に配置された吸収性コア2000とにより構成される。
液透過性シート9910は液透過性の不織布により形成される。液抵抗性シートは液不透過性プラスチックフィルムにより形成される。吸収性コア2000は、パルプなどの
吸液性繊維と、高吸収性ポリマーとの混合物により形成される。
ペット用使い捨ておむつ1000は、腹側胴周り域1110と股下域1120と背側胴周り域1130に連続されるおむつ長手方向を有する。また、おむつ長手方向と交差するおむつ長手交差方向を有する。
腹側胴周り域1110には腹側フラップ1150が形成される。腹側フラップ1150は背側端部1150Bを有する。この背側端部1150Bは、腹側フラップ1150におけるおむつ長手交差方向の端部から、吸収性コア2000の端部2220におけるおむつ長手交差方向上の位置にわたり連続して設けられる。
ペット用使い捨ておむつ1000をペットに装着した場合、腹側フラップ1150はペットの脚Α1に対して比較的長い距離にて接する。
腹側フラップ1150には多数のフックを備えた止着部3000が配置される。
背側胴周り域1190の所定位置にはターゲットテープからなる止着領域9000が構成される。ペット用使い捨ておむつ1000をペットに着用する場合、止着部3000のフックを、止着領域9000へ係合させる。
背側胴周り域1130には背側フラップ部1160が設けられる。
なお、防漏シート用伸縮性弾性部材6000の腹側胴周り域側の端部は、使い捨てペット用おむつ1000の長手方向端部1110Aまで達していない。また、防漏シート用伸縮性弾性部材6000の背側端部は、尻尾挿通開口1190を超えて配置される。
特に、腹側胴周り域1110の端部1110Aがめくれたままペットがペット用使い捨ておむつ1000の着用を行った状態において、ペットが排泄を行った場合は、排泄物が漏れてしまう虞があった。
さらに、前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットへ装着する状態においては、前記背側胴周り域が前記ペットの背に密接されつつ、前記股下域および前記腹側胴周り域が前記ペットの股間乃至腹に被覆されるとともに、前記止着部が前記止着領域に止着される。
さらに、前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着している状態においては、排泄時の前記吸収性コアの重量が前記止着部の長手方向で受けられる。
さらに、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮力と前記胴周り用伸縮性弾性部材の伸縮力とが交差する収縮力交差領域を有し、前記おむつ長手方向上の端部には、前記ペット用使い捨ておむつ装着時における外側方向に湾曲した第1の湾曲部が形成され、前記収縮力交差領域には、前記ペット用使い捨ておむつ装着時における内側方向に湾曲した第2の湾曲部が形成され、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により前記おむつ長手方向上の端部が起立して起立部が形成される。
以下に、本発明の第1の実施形態を図1〜図15により説明する。
この腹側胴周り域110、背側胴周り域130、股下域120が、本発明に係る「背側胴周り域と、腹側胴周り域と、該背側胴周り域と腹側胴周り域の間に位置する股下域」のそれぞれ一例である。
このおむつ長手方向Yと、おむつ長手交差方向Xとが、本発明に係る「前記ペット用使い捨ておむつがペットに装着されていない状態において、前記背側胴周り域と前記股下域と前記腹側胴周り域が連続する方向であるおむつ長手方向と、該おむつ長手方向と交差する方向であるおむつ長手交差方向」の一例である。
なお、本実施の形態において、内側表面100Z1をペット側表面、ペット装着面と記す場合がある。
この端部110Aと130Aが、本発明に係る「前記おむつ長手方向上における両端部」の一例である。
この端部100Aが本発明に係る「おむつ長手交差方向上における両端部」の一例である。
なお、この第1の実施形態においては弧状の開口用切込み191により尻尾挿通開口190を形成したが、環状の切込みにより円形の開口を設けることもできる。
この尻尾挿通開口190が、本発明における「おむつ長手方向の所定領域に設けられた尻尾挿通開口」の一例である。
吸収性コア200は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物や、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性剛性樹脂繊維との混合物により形成される。また、その型崩れや高吸収性ポリマーの脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートで被覆されることが好ましい。また、吸収性コア200を、所定の厚みとすべく製造工程により圧縮することが好ましい。なお、高吸収性ポリマーは、合成ポリマー系、デンプン系、セルロース系などのものを適宜使用することができる。
この吸収性コア200が、本発明に係る「おむつ長手方向において尻尾挿通開口の一方側に形成され、股下域と前記腹側胴周り域の所定領域に配置される吸収性コア」の一例である。
この吸収性コア非配置領域170が、本発明に係る「該吸収性コアが配置されていない領域である吸収性コア非配置領域」の一例である。
吸収性コア非配置領域170において、吸収性コア200の腹側端部210と、背側端部220と、ペット用使い捨ておむつ100の背側端部130Aと隣り合うそれぞれの領域は、後に説明する起立部700を構成するための起立領域とされる。起立領域の内、吸収性コア200の腹側端部210と隣り合う領域は、腹側起立領域171とされる。また、吸収性コア200の背側端部220と隣り合う領域は、股下起立領域173とされる。また、ペット用使い捨ておむつ100の背側端部130Aと隣り合う領域は、背側起立領域172とされる。
図3に示す通り、止着部300は止着部長手方向300Xと、止着部長手交差方向300Yとを有する。止着部長手方向300Xにおいては、止着部300がペット用使い捨ておむつ100に固定されている領域である固定部320と、止着領域900に止着される自由部310とを有する。
この止着部300が、本発明に係る「前記腹側胴周り域に設けられるとともに所定の長さを有する止着部」の一例である。
また、腹側フラップ部150の背側端部150Bは弧状であり、腹側フラップ部150のおむつ長手交差方向上の端部150Aから脚周り端部120Aにわたり連続する。
図4において、おむつ長手方向中心線100Y2は、ペット用使い捨ておむつ100におけるおむつ長手交差方向Xの中心を通過する。つまり、おむつ長手方向中心線100Y2は、ペット用使い捨ておむつ100の腹側端部110Aを2分した位置である腹側端部中心点110APと、背側端部130Aを2分した位置である背側中心点130APとを結ぶ線上に位置する。
さらに、おむつ長手方向中心線100Y2上における、腹側端部110Aと背側端部130Aとを結んだ長さがおむつ長手方向長さD1とされる。
さらに、おむつ長手方向長さD1を2分した位置が、おむつ中心点100Pとされる。
特に、止着部300の止着部中心点300P1からおむつ長手方向中心線100Y2に伸ばした直線の内、腹側フラップ部150の背側端部150Bを経由した最短の直線距離300Lと、おむつ長手方向中心線100Y2とが交わる点である最短直線点300P2との関係に着目した。
その結果、最短直線点300P2が、おむつ中心点100Pよりもペット用使い捨ておむつ100の腹側端部110A方向にある場合、腹側フラップ150として好適な構成となることを見出した。
この点、最短直線点300Pがおむつ中心点よりも背側胴周り域130側に位置する場合を仮定する。この場合、腹側フラップ部150の背側端部150Bと脚周り端部120Aとの接続位置は、本発明に係る構成よりも背側胴周り域130側となる。この結果、腹側フラップ部150の面積は大きくなる。よって、ペット用使い捨ておむつ100をペットαに着用した場合、腹側フラップ部150がペットの脚Α1に接触する長さが長くなる。
一方、本発明に係る最短直線点300P2の位置であると、図5に示す通り、腹側フラップ150の面積を小さくすることができ、腹側フラップ部150の背側端部150Bとペットの脚α1とが接触する長さを減ずることができる。
止着領域900は、背側胴周り域130の外側表面100Z2に接着される。止着領域900は、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維から形成された繊維不織布またはポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂から形成されたプラスチックフィルムに、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂からなる多数のループ(図示せず)を取り付けたターゲットテープにより構成される。一方、止着部300の自由部310におけるフックの構成次第では、ターゲットテープを使用せずに、おむつ外側表面100Z2を構成する不織布に、直接的に止着部300を止着する構成とすることができる。この場合、止着領域900は、おむつ外側表面100Z2を構成する不織布における、止着部300を止着し得る領域とされる。また、止着部300の自由部310に粘着剤が使用された場合は、止着領域900としてプラスチックフィルムが使用される。
この止着領域900が、本発明における「前記背側胴周り領域に設けられるとともに前記止着部を受ける止着領域」の一例である。
この脚周り用伸縮性弾性部材400は伸長状態にて配置される。一方、ペット用使い捨ておむつ100を使用する場合、収縮して後述する脚周りギャザー410を形成する。
この脚周り用伸縮性弾性部材400は、ペット用使い捨ておむつ100の腹側胴周り域110の所定位置から背側端部130Aに亘り、おむつ長手方向Yに沿って配置される。
脚周り用弾性部材400は、糸状の合成ゴムや天然ゴムにより構成される。
この胴周り用弾性部材500が、本発明に係る「胴周り用伸縮性弾性部材」の一例である。
胴周り用伸縮性弾性部材500は伸長状態にて配置される。一方、ペット用使い捨ておむつ100を使用する場合、収縮して胴周りギャザー530を形成する。
この胴周りギャザー530が、本発明に係る「前記胴周り用伸縮性弾性部材が、前記吸収性コアと前記おむつ長手方向上の端部との間に伸長状態にて配置され、収縮時に胴周りギャザーを構成する」の一例である。
胴周り用弾性部材500は、ウレタン製の発泡シート材により構成される。
なお、腹側胴周り用伸縮性弾性部材510と、止着部300の固定部320とは重ねられている。
この際、前記腹側胴周り用伸縮性弾性部材510は、止着部300の固定部320よりもペット用使い捨ておむつ100における内側表面100Z1方向に配置されている。この結果、止着部300が、腹側胴周り用伸縮性弾性部材510をペットαに押し当てることができるため、より胴周りをフィットさせることができる。また、腹側胴回り端部110Aのめくれを防止することができる。
この防漏シート800が、本発明に係る「前記おむつ長手方向に配置される防漏シート」の一例である。
防漏シート800には、防漏シート用伸縮性弾性部材600が伸長状態にて配置されている。
この防漏シート用伸縮性弾性部材600が、本発明に係る「該防漏シートに伸長状態にて配置された防漏シート用伸縮性弾性部材」の一例である。
防漏シート800は、ペット用使い捨ておむつ100の長手交差方向上の端部100Aからペット用使い捨ておむつ100の本体部140Bに亘る所定の領域に配置される。
防漏シート用伸縮性弾性部材600は、吸収性コア200とおむつ長手交差方向X上の端部100Aとの間におけるおむつ長手方向Yの所定領域に配置される。これが、本発明に係る「前記防漏シート用伸縮性弾性部材は、前記吸収性コアと前記おむつ長手交差方向上の端部との間におけるおむつ長手方向の所定領域に配置される」の一態様である。
なお、防漏シート用伸縮性弾性部材600が「吸収性コア200とおむつ長手交差方向X上の端部100Aとの間」に配置されるとは、防漏シート用伸縮性弾性部材600の全てが「吸収性コア200とおむつ長手交差方向X上の端部100Aとの間」に配置されることを意味するものではない。すなわち、防漏シート用伸縮性弾性部材600の少なくとも一部が「吸収性コア200とおむつ長手交差方向X上の端部100Aとの間」に配置されればよい。
防漏シート用伸縮性弾性部材600は、防漏シート800の内側端部の折り返し部810により生ずる空間内に配置され、おむつ長手方向Yに沿って延在される。
一方、吸収性コア200のおむつ長手交差方向X側の端部230と重なるおむつ長手方向Y上の領域には固定部830が形成されていない。この固定部830が形成されていない領域は、防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮により起立され、後述する防漏壁820が形成される。また、防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮により、防漏シート600には防漏ギャザー840が形成される。
この防漏ギャザー840が、本発明に係る「該防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により形成される防漏ギャザー」の一例である。
この内、背側収縮力固定部630は、吸収性コア200の背側端部220と尻尾挿通開口190との間に設けられる。すなわち、この構成によって、防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により吸収性コア200の背側端部220と尻尾挿通開口190間の吸収性コア非配置領域170が起立され、起立部700が形成される。
また、腹側収縮力固定部620の腹側端部は、前記腹側胴周り用伸縮性弾性部材510と重ねられる。そして防漏シート用伸縮性弾性部材600の腹側端部は、腹側収縮力固定部の腹側端部にまで配置されている。よって、防漏シート用伸縮性弾性部材600の腹側端部は、前記腹側胴周り用伸縮性弾性部材510と重ねられる。
この構成によって、後述する通り、防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮により吸収性コア200の腹側端部210とペット用使い捨ておむつ100の腹側端部110Aとの間の吸収性コア非配置領域170が起立され、起立部700が形成される。
図7〜9に示す通り、液透過性シート910は、ペット用使い捨ておむつ100の内側表面100Z1側に配置される。また、吸収性コア200は、液透過性シート910と液抵抗性シート920との間に配置される。液抵抗性シート920の外側表面100Z2側には外層シート930が配置される。防漏シート800は、おむつ長手交差方向Xにおいて液透過性シート910と、液抵抗性シート920と、外層シート930とに亘り配置される。この結果、腹側フラップ部150および背側フラップ部160は、防漏シート800と外層シート930とにより構成される。
脚周り用伸縮性弾性部材400は、防漏シート800と液抵抗性シート920との間に配置される。
防漏シート用伸縮性弾性部材600は、防漏シート800における端部に形成された折り返し部810内の空間に配置される。
図7および8に示す通り、固定部830が形成されていない防漏シート800は、防漏シート用伸縮性弾性部材600の伸縮により起立され、防漏壁820を形成する。この際、防漏シート800には多数の皺である防漏ギャザー840が形成される。
図9に示す通り、止着領域900は外層シート930の外側表面100Z2方向に設けられる。
図示しないが、胴周り用伸縮性弾性部材500は、液透過性シート910と液抵抗性シート920との間に配置される。
図示しないが、液透過性シート910、液抵抗性シート920、外層シート930、防漏シート800同士の固定や、脚周り用伸縮性弾性部材400、防漏シート用弾性伸縮性弾性部材600、胴周り用伸縮性弾性部材500の固定にあっては、接着剤が使用される。接着剤は、ホットメルト型接着剤を使用することが好ましい。その他の接着剤として、アクリル系接着剤や、ゴム系接着剤を使用することもできる。
接着剤は、スパイラル状、波状、ドット状、縞状のうち、いずれかの態様で塗布されることが好ましい。
図10に示す通り、脚周り用伸縮性弾性部材400および防漏シート用伸縮性弾性部材600は、そのおむつ長手方向Y上の端部方向から内側方向へ向かい収縮する。すなわち、脚周り用伸縮性弾性部材400および防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮力F1はおむつ長手方向Yに沿って内側方向へ向かい働く。
胴周り用伸縮性弾性部材500は、そのおむつ長手交差方向X上の端部方向から内側方向へ向かい収縮する。すなわち、胴周り用伸縮性弾性部材500の収縮力F2は、おむつ長手交差方向Xに沿って内側方向へ向かい働く。
収縮力交差領域180は、脚周り用伸縮性弾性部材400および防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮力F1と、胴周り用伸縮性弾性部材500の収縮力F2が交差する領域である。よって、収縮力交差領域180の収縮力F3は、おむつ長手方向Yとおむつ長手交差方向Xの双方に交差する方向に沿って、内側方向へ向かい働く。
収縮力交差領域180は、ペット用使い捨ておむつ100の腹側端部110A方向に形成された第1の収縮力交差領域181と、背側端部130A方向に形成された第2の収縮力交差領域182とからなる。
第1の湾曲部540は、ペット用使い捨ておむつ100の腹側端部110Aに形成された第1の腹側湾曲部541と、背側端部130Aにされた第1の背側湾曲部542とを有する。
第2の湾曲部183は、第1の収縮力交差領域181に形成された第2の腹側湾曲部184と、第2の収縮力交差領域182に形成された第2の背側湾曲部185とを有する。
図12において、脚周り用伸縮性弾性部材400と、防漏シート用伸縮性弾性部材600とは収縮した状態である。この結果、脚周り用伸縮性弾性部材400と、防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮力に影響され起立部700が形成される。すなわち、吸収性コア非配置領域170における腹側起立領域171、背側起立領域172、股下起立領域173、がそれぞれ起立され、起立部700が形成される。
起立部700は、腹側起立部710と、背側起立部720と、股下起立部730とからなる。
なお、本発明において起立部700を形成する「起立する」とは、単一種類の伸縮性弾性部材による収縮力、もしくは複数の伸縮性弾性部材のそれぞれの収縮力が合わせられた収縮力によって、吸収性コア非配置領域170が変形されることを示すものである。
この腹側起立部710が、本発明に係る「前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により前記おむつ長手方向上の端部が起立される起立部が形成される」の一例である。
胴周り伸縮性弾性部材500は、おむつ長手交差方向上に所定の長さで配置されている。そのため、腹側起立部710は腹側胴周り用伸縮性弾性部材510を、背側起立部720は背側胴周り用伸縮性弾性部材520をそれぞれ起立させる。よって、腹側起立領域171と背側起立領域172とは、それぞれ安定した起立状態とされる。すなわち、この腹側胴周り用伸縮性弾性部材510と、背側胴周り用伸縮性弾性部材520は、起立部700の起立状態を確実なものとするための起立シート740とされる。
この起立シート740が、本発明に係る「前記おむつ長手方向上の前記吸収性コア非形成領域には起立シートが設けられ」の一例である。
この起立シート740が胴周り伸縮性弾性部材500により構成されることが、本発明に係る「前記起立シートが胴周り用伸縮性弾性部材である」の一例である。
この防漏シート用伸縮性弾性部材600と起立シート740の関係が、本発明に係る「前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により起立シートが起立し、前記起立部が形成される」の一例である。
なお、上述の如く、防漏シート用伸縮性弾性部材600の収縮により、防漏壁820が形成される。この防漏壁820と、腹側起立部710と、股下起立部730と、吸収性コア(図12では図示せず)に囲まれた空間が、排泄物収容空間850とされる。
この防漏壁820が、本発明に係る「該防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により形成される防漏壁」の一例である。
なお腹側起立部710の起立状態によっては、防漏壁820と、股下起立部730と、吸収性コア(図12では図示せず)に囲まれた空間を、排泄物収容空間850とすることもできる。
なお、この排泄物収容空間850には、吸尿パッドを配置することができる。
吸尿パッドは、使い捨ておむつに配置される構造として周知のものを使用することができる。
ペット用使い捨ておむつ100の尻尾挿通口190から背側端部130Aに亘る領域には、主に脚周り用伸縮性弾性部材400の収縮力F1により、ペット用使い捨ておむつ100の内側表面100Z1から外側表面100Z2方向に向かい突出する第4の湾曲部187が形成される。
使用者は使用に際し、この折り畳まれている構成を解放する。すると、脚周り用伸縮性弾性部材400と、胴周り用弾性伸縮性弾性部材500と、防漏シート伸縮性弾性部材600とが収縮する。この結果、起立部700として腹側起立部710と、背側起立部720と、股下起立部730が形成される。また、防漏壁820が形成される。さらに、第1の湾曲部540と、第2の湾曲部183と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187が形成される。さらに、脚周りギャザー410と胴周りギャザー530と防漏ギャザー840が形成される。そして、ペット用使い捨ておむつ100は脚周り用伸縮性弾性部材400と、胴周り用弾性伸縮性弾性部材500と、防漏シート伸縮性弾性部材600の収縮により、形状が安定化される。
この使用者の使用に際する起立部700の状態が、本発明に係る「前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記起立部が形成されている」の一例である。
次に使用者は、背側胴周り域110をペットαの背に密接させつつ、股下域120および腹側胴周り域130でペットαの股間乃至腹を被覆するとともに、止着部300の自由部310を止着領域900に止着する。これにより、ペットαへのペット用使い捨ておむつ100の装着がなされる。
このペット用使い捨ておむつ100のペットαの装着に係る事項が、本発明に係る「前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットへ装着する状態においては、前記背側胴周り域が前記ペットの背に密接されつつ、前記股下域および前記腹側胴周り域が前記ペットの股間乃至腹に被覆されるとともに、前記止着部が前記止着領域に止着され」の一例である。
背側端部130Aには、おむつ外側表面100Z2方向に突出されている第1の湾曲部540が形成されている。また、第4の湾曲部187により背側端部110Aから尻尾挿通口190に亘る領域の形状が安定している。また、第2の湾曲部183により、第2の収縮力交差領域182とともに背側フラップ部160がペット用使い捨ておむつ100の内側表面100Z1方向に湾曲される。
すなわち、背側端部130Aをペットαの背の湾曲に容易に配置することができる。
また、背側端部130Aがめくれる可能性が低い。
腹側端部110Aには、おむつ外側表面100Z2方向に突出されている第1の湾曲部540が形成されている。また、第3の湾曲部186により腹側端部110Aから尻尾挿通口190に亘る領域の形状が安定している。
また、第2の湾曲部183により、第1の収縮力交差領域181とともに腹側フラップ部150がペット用使い捨ておむつ100の内側方向100Z1に湾曲される。一方、腹側フラップ部150は止着部300を有しているため、腹側フラップ部150は、本体部140Bとの境界部分よりも、長手交差方向側端部150Bの方が重い。よって、腹側フラップ部150における本体140Bとの境界部分は第2の湾曲部183とともに内側方向100Z1へ向けて湾曲する。一方、腹側フラップ部150における長手交差方向側端部150Aは、その自重により外側方向100Z2へ向けて湾曲する。この結果、止着部300は真下に垂れ下がらない状態で腹側フラップ部150に支持される。
すなわち、使用者は、腹側端部110Aをペットαの腹の湾曲に容易に配置することができる。
また、腹側端部110Aがめくれる可能性が低い。
また、使用者は止着部300を容易に把持しやすい。
さらに、止着部300を使用者が止着領域900へ向けて移動させる際、第1の収縮力交差領域180の影響を受ける。よって、使用者が、止着部300をどのような位置に移動させても収縮力が働く。この結果、使用者は容易に止着部300を止着領域900の所望の位置に移動することができる。
また、止着部300の自由部310を操作した際に、直接的に腹側胴周り用伸縮性弾性部材510を伸縮させることができる。よって、使用者が止着部300の自由端310を操作した際においては、腹側胴周り域用伸縮性弾性部材510の伸縮状況が直接的に指先に伝わる。よって、使用者にとって使い勝手が良いペット用使い捨ておむつ100となる。
ペット用使い捨ておむつ100をペットに装着した後でも、脚周り用伸縮性弾性部材400と、胴周り用弾性伸縮性弾性部材500と、防漏シート伸縮性弾性部材600との収縮状態は継続する。この結果、起立部700として形成された腹側起立部710と、背側起立部720と、股下起立部730はその起立状態を継続する。また、防漏壁820の形成状態は継続する。さらに、第1の湾曲部540と、第2の湾曲部183と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187の湾曲状態は継続する。さらに、脚周りギャザー410と胴周りギャザー530と防漏ギャザー840の形成状態は継続する。
このペット用使い捨ておむつ100がペットに装着されている状態において、起立部700の起立状態が継続していることが、本発明に係る「前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記起立部が形成されている」の一例である。
排泄物がいずれの場合であっても、吸収性コア200の重量は、止着部300の自由部310における止着部長手方向300Xで受けられる。
これが、本発明に係る「前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、排泄時の前記吸収性コアの重量が前記止着部の長手方向で受けられ」の一例である。
この内、係止領域900から係止部300を取り外し、尻尾挿通開口190からペット用使い捨ておむつ100を引き抜く工程において、腹側端部130Aは、ペットαの斜め
下側方向に向けられる。この場合であっても、腹側起立部710により、便が転落する可能性を減少させることができる。
本発明に係る第2の実施形態を、図16に基づき説明する。第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101は、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、脚周り用伸縮性弾性部材を有さないものである。一方、防漏シート用伸縮性弾性部材601が、ペット用使い捨ておむつ101の腹側端部から背側端部に亘り配置されている。この際、防漏シートの固定部において、腹側固定部および背側固定部は、それぞれペット用使い捨ておむつ101の腹側端部および背側端部に形成されている。また、防漏シート用伸縮性弾性部材601は胴周り用伸縮性弾性部材の内、腹側胴周り用伸縮性弾性部材と背側胴周り用弾性部材のそれぞれと重ねられている。
この第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101と、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100とを比較する。第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101は、防漏シート用伸縮性弾性部材601により、起立部700として腹側起立部710と背側起立部720と、防漏壁820と、防漏ギャザー840と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187が形成される。
胴周り伸縮性弾性部材として、腹側胴周り用伸縮性弾性部材により第1の腹側湾曲部541が、背側胴周り用伸縮性弾性部材により第1の背側湾曲部542がそれぞれ形成される。
防漏シート用伸縮性弾性部材601の収縮力と、腹側胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力により第1の収縮力交差領域181が形成され、第2の腹側湾曲部184が形成される。
防漏シート用伸縮性弾性部材601の収縮力と、背側胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力により第2の収縮力交差領域182が形成され、第2の背側湾曲部185が形成される。
すなわち、第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101においては、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、股下側起立部730と、脚周りギャザー410が形成されない。
よって、この第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101は、上述した第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100が奏する作用および効果の内、脚周りギャザー410と、股下側起立部730とが奏する以外の作用および効果を奏する。
さらに、この第2の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ101にあっては、脚周り用伸縮性弾性部材が形成されていないため、ペット用使い捨ておむつ101の長手交差方向上の端部を、吸収性コアに近づけることができる。この結果、ペット用使い捨ておむつ101において、ペットの脚周りに接触する部分をより減少させることができる。
また、脚周りを形成するシートが無いため、ペット用使い捨ておむつを装着した際に、脚周りをすっきりさせることができる。
本発明に係る第3の実施形態を、図17に基づき説明する。第3の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ102は、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、脚周り用伸縮性弾性部材401が腹側胴周り域と背側胴周り域に配置されていないものである。また、防漏シート用弾性伸縮性弾性部材の収縮力は、ペット用使い捨ておむつ102の腹側端部には影響を及ぼさないものである。
この第3の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ102と、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100とを比較する。第3の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ102は、脚周り用伸縮性弾性部材401が配置された領域にのみ脚周りギャザー410が形成される。また、起立部700の内の腹側起立部710と背側起立部720が形成されない。第2の湾曲部183の内の第2の腹側湾曲部184と第2の背側湾曲部185とが形成されない。第4の湾曲部187は、脚周り用伸縮性弾性部材401が配置されている領域にのみ形成される。
一方、起立部700として、股下起立部730が形成される。また、防漏壁820が形成される。また、第1の湾曲部540として第1の腹側湾曲部541と第1の背側湾曲部185と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187の一部とが形成される。脚周りギャザー410の一部と、防漏ギャザー840が形成される。
よって、この第3の実施形態のペット用使い捨ておむつ102は、上述した第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100が奏する作用および効果の内、股下起立部730と、防漏壁820と、第1の腹側湾曲部541と、第1の背側湾曲部185と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187の一部と、脚周りギャザー410の一部と、防漏ギャザー840に基づく作用、効果を奏する。
さらに、腹側胴周り用伸縮性弾性部材511が係止部301と重なっている。よって、ペット用使い捨ておむつ106を装着するにあたり、腹側胴周り域をペットの腹に当接した場合、係止部301が腹側胴周り用伸縮性弾性部材511の収縮力の影響を受け、おむつ内面方向へ湾曲する。よって、使用者が止着部301を把持しやすくなる。
本発明に係る第4の実施形態を、図18に基づき説明する。第4の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ103は、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、脚周り用伸縮性弾性部材402がペット用使い捨ておむつ103の腹側胴周り域および背側胴周り域に形成されていないものである。一方、防漏シート用伸縮性弾性部材603が、ペット用使い捨ておむつ103の腹側端部から背側端部に亘り配置されている。この際、防漏シートの固定部において、腹側固定部および背側固定部は、それぞれペット用使い捨ておむつ103の腹側端部および背側端部に形成されている。また、防漏シート用伸縮性弾性部材603は胴周り用伸縮性弾性部材の内、腹側胴周り用伸縮性弾性部材512と背側胴周り用弾性部材のそれぞれと重ねられている。また、腹側胴周り用伸縮性弾性部材512は、係止部302と重ねられている。
この第4の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ103と、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100とを比較する。第4の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ103は、防漏シート用伸縮性弾性部材603により、起立部700として腹側起立部710と背側起立部720と、防漏壁820と、防漏ギャザー840と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187が形成される。
胴周り伸縮性弾性部材として、腹側胴周り用伸縮性弾性部材512により第1の腹側湾曲部541が、背側胴周り用伸縮性弾性部材により第1の背側湾曲部542がそれぞれ形成される。
防漏シート用伸縮性弾性部材603の収縮力と、腹側胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力により第1の収縮力交差領域181が形成され、第2の腹側湾曲部184が形成される。
防漏シート用伸縮性弾性部材603の収縮力と、背側胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力により第2の収縮力交差領域182が形成され、第2の背側湾曲部185が形成される。
すなわち、第4の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ103においては、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、股下側起立部730と、脚周りギャザー410の一部が形成されない。
よって、この第4の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ103は、上述した第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100が奏する作用および効果の内、脚周りギャザー410の全部と、股下側起立部730とが奏する以外の作用および効果を奏する。
さらに、腹側領域および背側領域に胴周り用伸縮性弾性部材を有さないことにより、ペットの胴周りに沿わせて、止着部材を係合させることができる。
また、吸収性コアにおけるおむつ長手方向の両端部にポケットを形成することできる。
さらに、腹側胴周り用伸縮性弾性部材512が係止部302と重なっている。よって、ペット用使い捨ておむつ103を装着するにあたり、腹側胴周り域をペットの腹に当接した場合、係止部302が腹側胴周り用伸縮性弾性部材512の収縮力の影響を受け、おむつ内面方向へ湾曲する。よって、使用者が止着部302を把持しやすくなる。
本発明に係る第5の実施形態を、図19に基づき説明する。第5の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ104は、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、防漏シート用伸縮性弾性部材604が、ペット用使い捨ておむつ104の腹側端部から背側端部に亘り配置されている。この際、防漏シートの固定部において、腹側固定部および背側固定部は、それぞれペット用使い捨ておむつ104の腹側端部および背側端部に形成されている。また、防漏シート用伸縮性弾性部材604は胴周り用伸縮性弾性部材の内、腹側胴周り用伸縮性弾性部材513と背側胴周り用弾性部材のそれぞれと重ねられている。また、腹側胴周り用伸縮性弾性部材513は、係止部303と重ねられている。
この第5の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ104と、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100とを比較する。第5の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ104は、脚周り用伸縮性弾性部材403と防漏シート用伸縮性弾性部材604とにより、起立部700として腹側起立部710と背側起立部720と、脚周りギャザー410と、防漏壁820と、防漏ギャザー840と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187が形成される。
胴周り伸縮性弾性部材として、腹側胴周り用伸縮性弾性部材513により第1の腹側湾曲部541が、背側胴周り用伸縮性弾性部材により第1の背側湾曲部542がそれぞれ形成される。
第1の収縮交差領域181としては、脚周り用伸縮性弾性部材403の収縮力と腹側胴周り用伸縮性弾性部材513の収縮力の交差によるものと、防漏シート用伸縮性弾性部材604の収縮力と腹側胴周り用伸縮性弾性部材513の収縮力によるものとの2つの構成が形成される。よって、第2の腹側湾曲部184としても、この2つの第1の収縮力交差領域181に伴い2つの構成が形成される。
第2の収縮交差領域182としては、脚周り用伸縮性弾性部材403の収縮力と背側胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力の交差によるものと、防漏シート用伸縮性弾性部材604の収縮力と背側胴周り用伸縮性弾性部材収縮力によるものとの2つの構成が形成される。よって、第2の背側湾曲部185としても、この2つの第2の収縮力交差領域182に伴い2つの構成が形成される。
すなわち、第5の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ104においては、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、股下側起立部730が形成されない。
よって、この第5の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ104は、上述した第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100が奏する作用および効果の内、股下側起立部730が奏する以外の作用および効果を奏する。
さらに、腹側胴周り用伸縮性弾性部材513が係止部303と重なっている。よって、ペット用使い捨ておむつ104を装着するにあたり、腹側胴周り域をペットの腹に当接した場合、係止部303が腹側胴周り用伸縮性弾性部材513の収縮力の影響を受け、おむつ内面方向へ湾曲する。よって、使用者が止着部303を把持しやすくなる。
また、おむつ長手方向全体に収縮力が働くため、排泄物の漏れを生じにくい。よって、特に寝たきり状態のペットに適したものである。
本発明に係る第6の実施形態を、図20に基づき説明する。第6の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ105は、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、脚周り用伸縮性弾性部材404が背側胴周り域に形成されていない。さらに、防漏シート用伸縮性弾性部材605が、ペット用使い捨ておむつ105の腹側端部にまで形成されている。この際、防漏シートの固定部において、腹側固定部はペット用使い捨ておむつ105の腹側端部に形成されている。また、防漏シート用伸縮性弾性部材605は胴周り用伸縮性弾性部材の内、腹側胴周り用伸縮性弾性部材514と重ねられている。また、腹側胴周り用伸縮性弾性部材514は、係止部304と重ねられている。
この第6の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ105と、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100とを比較する。第6の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ105は、脚周り用伸縮性弾性部材404と防漏シート用伸縮性弾性部材605とにより、起立部700として腹側起立部710と股下側起立部730と、脚周りギャザー410の一部と、防漏壁820と、防漏ギャザー840と、第3の湾曲部186と、第4の湾曲部187の一部が形成される。
胴周り伸縮性弾性部材として、腹側胴周り用伸縮性弾性部材514により第1の腹側湾曲部541が形成される。
第1の収縮交差領域181としては、脚周り用伸縮性弾性部材404の収縮力と腹側胴周り用伸縮性弾性部材514の収縮力の交差によるものと、防漏シート用伸縮性弾性部材605の収縮力と腹側胴周り用伸縮性弾性部材514の収縮力によるものとの2つの構成が形成される。よって、第2の腹側湾曲部184としても、この2つの第1の収縮力交差領域181に伴い2つの構成が形成される。
すなわち、第6の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ105においては、第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100に比して、背側起立部720と、脚周りギャザー410の一部と、第1の背側湾曲部541と、第2の背側湾曲部542と、第4の湾曲部187の一部とが構成されない。
よって、この第6の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ105は、上述した第1の実施形態に係るペット用使い捨ておむつ100が奏する作用および効果の内、背側起立部720と、脚周りギャザー410の全部と、第1の背側湾曲部541と、第2の背側湾曲部542と、第4の湾曲部187の全部が奏する以外の作用および効果を奏する。
腹側領域にのみ収縮力が強く働く構成であり、吸収性コアの腹側領域方向にポケットを形成しやすい、よって、雄用のペット用使い捨ておむつとして好適である。
さらに、腹側胴周り用伸縮性弾性部材514が係止部304と重なっている。よって、ペット用使い捨ておむつ105を装着するにあたり、腹側胴周り域をペットの腹に当接した場合、係止部304が腹側胴周り用伸縮性弾性部材514の収縮力の影響を受け、おむつ内面方向へ湾曲する。よって、使用者が止着部304を把持しやすくなる。
ペット用使い捨ておむつ100、101、102、103、104、105は、本発明に係る「ペット用使い捨ておむつ」の一例である。背側胴周り域130は、本発明に係る「背側胴周り域」の一例である。腹側胴周り域110は、本発明に係る「腹側胴周り域」の一例である。股下域120は、本発明に係る「股下域」の一例である。おむつ長手方向Yは、本発明に係る「おむつ長手方向」の一例である。おむつ長手交差方向Xは、本発明に係る「おむつ長手交差方向」の一例である。端部110Aおよび端部130Aは、本発明に係る「おむつ長手方向上における両端部」の一例である。端部100Aは、本発明に係る「おむつ長手交差方向上における両端部」の一例である。尻尾挿通開口190は、本発明に係る「尻尾挿通開口」の一例である。吸収性コア200は、本発明に係る「吸収性コア」の一例である。吸収性コア非配置領域170は、本発明に係る「吸収性コア非配置領域」の一例である。止着部300、301、302、303、304は、本発明に係る「止着部」の一例である。止着領域900は、本発明に係る「止着領域」の一例である。防漏シート800は、本発明に係る「防漏シート」の一例である。防漏シート用伸縮性弾性部材600、601、602、603、604、605は、本発明に係る「防漏シート用伸縮性弾性部材」の一例である。防漏ギャザー840は、本発明に係る「防漏ギャザー」の一例である。防漏壁820は、本発明に係る「防漏壁」の一例である。起立部700は、本発明に係る「起立部」の一例である。腹側起立部710は、本発明に係る「第1の起立部」の一例である。背側起立部720は、本発明に係る「第2の起立部」の一例である。胴周り用伸縮性弾性部材500は、本発明に係る「起立シート」の一例である。胴周り用伸縮性弾性部材500は、本発明に係る「胴周り用伸縮性弾性部材」の一例である。胴周りギャザー530は、本発明に係る「胴周りギャザー」の一例である。収縮力固定部610は、本発明に係る「固定部」の一例である。股下側起立部730は、本発明に係る「第3の起立部」の一例である。排泄物収容空間850は、本発明に係る「排泄物収容空間」の一例である。収縮力交差領域180は、本発明に係る「収縮力交差領域」の一例である。第1の収縮力交差領域181は、本発明に係る「第1の収縮力交差領域」の一例である。第2の収縮力交差領域182は、本発明に係る「第2の収縮力交差領域」の一例である。第1の湾曲部540は、本発明に係る「第1の湾曲部」の一例である。第2の湾曲部183は、本発明に係る「第2の湾曲部」の一例である。
(態様1)
ペット用使い捨ておむつであって、
背側胴周り域と、腹側胴周り域と、該背側胴周り域と腹側胴周り域の間に位置する股下域と、
前記ペット用使い捨ておむつがペットに装着されていない状態において、前記背側胴周り域と前記股下域と前記腹側胴周り域が連続する方向であるおむつ長手方向と、該おむつ長手方向と交差する方向であるおむつ長手交差方向と、
前記おむつ長手方向上における両端部と、前記おむつ長手交差方向上における両端部と、
前記おむつ長手方向の所定領域に設けられた尻尾挿通開口と、
前記おむつ長手方向において前記尻尾挿通開口の一方側に形成され、前記股下域と前記腹側胴周り域の所定領域に配置される吸収性コアと、
該吸収性コアが配置されていない領域である吸収性コア非配置領域と、
前記腹側胴周り域に設けられるとともに所定の長さを有する止着部と、
前記背側胴周り領域に設けられるとともに前記止着部を受ける止着領域と、
前記おむつ長手方向に配置される防漏シートと、
該防漏シートに伸長状態にて配置された防漏シート用伸縮性弾性部材と、
を有し、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットへ装着する状態においては、前記背側胴周り域が前記ペットの背に密接されつつ、前記股下域および前記腹側胴周り域が前記ペットの股間乃至腹に被覆されるとともに、前記止着部が前記止着領域に止着され
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、排泄時の前記吸収性コアの重量が前記止着部の長手方向で受けられ、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材は、前記吸収性コアと前記おむつ長手交差方向上の端部との間におけるおむつ長手方向の所定領域に配置され、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により前記おむつ長手方向上の端部が起立される起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様2)
態様1に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
該防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により防漏ギャザーが形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様3)
態様1または2のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
該防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により防漏壁が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様4)
態様1〜3のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部が、前記側腹胴周り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成される第1の起立部であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様5)
態様1〜3のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部が、前記背側胴周り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成される第2の起立部であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様6)
態様1〜3のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部が、前記腹側胴周り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成された第1の起立部と、
前記背側胴周り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成された第2の起立部と、により構成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様7)
態様1〜6までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記おむつ長手方向上の前記吸収性コア非形成領域には起立シートが設けられ、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により起立シートが起立し、前記起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様8)
態様7に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立シートが胴周り用伸縮性弾性部材であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様9)
態様8に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記胴周り用伸縮性弾性部材が、前記吸収性コアと前記おむつ長手方向上の端部との間に伸長状態にて配置され、収縮時に胴周りギャザーを構成することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様10)
態様1〜9までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様11)
態様1〜10までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様12)
態様1〜11までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮力を前記吸収性コア非配置領域に固定する固定部を有し、該固定部と前記防漏シート用伸縮性弾性部材との間における前記吸収性コア非配置領域が起立され、前記起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様13)
態様1〜12までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記固定部と前記吸収性コアとの間である前記股下領域における前記吸収性コア非配置領域が、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により起立される第3の起立部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様14)
態様13に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏壁と、前記第3の起立部と、前記吸収性コアで囲まれた排泄物収容空間を構成することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様15)
態様13に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏壁と、前記第1の起立部と、前記第3の起立部と、前記吸収性コアで囲まれた排泄物収容空間を構成することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様16)
態様14または15のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記排泄物収容空間には、吸尿パッドが配置されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様17)
態様13〜16のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記第3の起立部が、前記股下域における前記吸収性コアのおむつ長手方向上の端部と、前記尻尾挿通開口との間に形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様18)
態様13〜17までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記第3の起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様19)
態様12〜18までのいずれか1項に記載のペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記第3の起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様20)
態様1〜19までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮力と前記胴周り用伸縮性弾性部材の伸縮力とが交差する収縮力交差領域を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様21)
態様20に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材と、前記胴周り用伸縮性弾性部材とが重ねられていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様22)
態様20に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記おむつ長手方向上の端部には前記ペット用使い捨ておむつ装着時における外側方向に湾曲した第1の湾曲部が形成され、
前記収縮力交差領域には前記ペット用使い捨ておむつ装着時における内側方向に湾曲した第2の湾曲部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様23)
態様20〜22のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記収縮力交差領域は、前記腹側胴周り域に形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様24)
態様20〜22までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記収縮力交差領域は、前記背側胴周り域に形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様25)
態様20〜22までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記収縮力交差領域は、前記腹側胴周り域に形成された第1の収縮力交差領域と、前記背側胴周り域に形成された第2の収縮力交差領域とにより構成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様26)
請求20〜25までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材および前記胴周り用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記収縮力交差領域が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
(態様27)
態様20〜26までのいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットが装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮および胴周り用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記収縮力交差領域が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
100A おむつ長手交差方向上の端部
100P おむつ中心点
100Y1 フラップ境界線
100Y2 おむつ長手方向中心線
100Z1 内側表面
100Z2 外側表面
110、1110 腹側胴周り域
110Α、1110A 腹側端部
110AP 腹側端部中心点
120、1120 股下域
120A 脚周り端部
130、1130 背側胴周り域
130Α、1130A 背側端部
130AP 背側端部中心点
140A フラップ部
140B 本体部
150、1150 腹側フラップ部
150A おむつ長手方向交差方向上端部
150B、1150B 背側端部
160、1160 背側フラップ部
170 吸収性コア非配置領域
171 腹側起立領域
172 背側起立領域
173 股下起立領域
180 収縮力交差領域
181 第1の収縮力交差領域
182 第2の収縮力交差領域
183 第2の湾曲部
184 第2の腹側湾曲部
185 第2の背側湾曲部
190、1190 尻尾挿通開口
191 開口用切込み
200、2000 吸収性コア
210 腹側端部
220 背側端部
230 おむつ長手交差方向側端部
300、301、302、303、304、3000 止着部
310 自由部
320 固定部
300P1 止着部中間点
300P2 最短直線点
300L 最短直線距離
300X 止着部長手方向
300Y 止着部長手交差方向
400、401、402、403、404 脚周り用伸縮性弾性部材
410、4410 脚周りギャザー
420 第4の湾曲部
500 胴周り用伸縮性弾性部材
510、511、512、513、514 腹側胴周り用伸縮性弾性部材
520 背側胴周り用伸縮性弾性部材
530 胴周りギャザー
540 第1の湾曲部
541 第1の腹側湾曲部
542 第1の背側湾曲部
600、601、602、603,604、605、6000 防漏シート用伸縮性弾性部材
610 収縮力固定部
620 腹側収縮力固定部
630 背側収縮力固定部
640 第3の湾曲部
700 起立部
710 腹側起立部
720 背側起立部
730 股下側起立部
740 起立シート
800、8000 防漏シート
810 折り返し部
820 防漏壁
830 防漏シート固定部
840 防漏ギャザー
850 排泄物収容空間
900、9000 止着領域
910 液透過性シート
920 液抵抗性シート
930 外層シート
D1 おむつ長手方向長さ
D2 測定長さ
F1 脚周り用伸縮性弾性部材もしくは防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮力
F2 胴周り用伸縮性弾性部材の収縮力
F3 収縮力交差領域にかかる収縮力
X おむつ長手交差方向
Y おむつ長手方向
α ペット
α1 ペットの脚
α2 ペットの背
α3 ペットの腹
X おむつ長手交差方向
Y おむつ長手方向
Claims (19)
- ペット用使い捨ておむつにおいて、
背側胴周り域と、腹側胴周り域と、前記背側胴周り域と前記腹側胴周り域の間に位置する股下域と、
前記ペット用使い捨ておむつがペットに装着されていない状態において、前記背側胴周り域と前記股下域と前記腹側胴周り域が連続する方向であるおむつ長手方向と、前記おむつ長手方向と交差する方向であるおむつ長手交差方向と、
前記おむつ長手方向上における両端部と、前記おむつ長手交差方向上における両端部と、
前記おむつ長手方向の所定領域に設けられた尻尾挿通開口と、
前記おむつ長手方向において前記尻尾挿通開口の一方側に形成され、前記股下域と前記腹側胴周り域の所定領域に配置される吸収性コアと、
前記吸収性コアが配置されていない領域である吸収性コア非配置領域と、
前記腹側胴周り域に設けられるとともに所定の長さを有する止着部と、
前記背側胴周り域に設けられるとともに前記止着部を受ける止着領域と、
前記おむつ長手方向に配置される防漏シートと、
前記防漏シートの、前記吸収性コアと前記おむつ長手交差方向上の端部との間における前記おむつ長手方向の所定領域に、前記おむつ長手方向に伸長状態にて配置された防漏シート用伸縮性弾性部材と、
前記吸収性コアと前記おむつ長手方向上の端部との間に、前記おむつ長手交差方向に伸長状態にて配置された胴回り用伸縮性弾性部材と、
を有し、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着する状態においては、前記背側胴周り域が前記ペットの背に密接されつつ、前記股下域および前記腹側胴周り域が前記ペットの股間乃至腹に被覆されるとともに、前記止着部が前記止着領域に止着され、
前記ペット用使い捨ておむつを前記ペットに装着している状態においては、排泄時の前記吸収性コアの重量が前記止着部の長手方向で受けられ、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮力と前記胴周り用伸縮性弾性部材の伸縮力とが交差する収縮力交差領域を有し、
前記おむつ長手方向上の端部には、前記ペット用使い捨ておむつ装着時における外側方向に湾曲した第1の湾曲部が形成され、
前記収縮力交差領域には、前記ペット用使い捨ておむつ装着時における内側方向に湾曲した第2の湾曲部が形成され、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により前記おむつ長手方向上の端部が起立して起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により前記胴周り用伸縮性弾性部材が起立して前記起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1または2に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材と前記胴周り用伸縮性弾性部材とが重ねられていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により防漏ギャザーが形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮により防漏壁が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記胴周り用伸縮性弾性部材の収縮により胴周りギャザーが形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記収縮力交差領域は、前記腹側胴周り域に形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材および前記胴周り用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記収縮力交差領域が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮および前記胴周り用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記収縮力交差領域が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部が、前記腹側胴周り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成される腹側起立部であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材を前記吸収性コア非配置領域に固定する固定部を有し、前記固定部と前記防漏シート用伸縮性弾性部材との間における前記吸収性コア非配置領域が起立して前記起立部が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項13に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部が、前記固定部と前記股下領域の前記吸収性コア非配置領域との間に形成される股下起立部であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項14に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記股下起立部が、前記股下域における前記吸収性コアのおむつ長手方向上の端部と前記尻尾挿通開口との間に形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項14または15に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着する状態においては、すでに前記防漏シート用伸縮性弾性部材が収縮しており、前記股下起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項14〜16のいずれか1項に記載のペット用使い捨ておむつにおいて、
前記ペット用使い捨ておむつをペットに装着している状態においては、前記防漏シート用伸縮性弾性部材の収縮が継続しており、前記股下起立部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項5に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記防漏シート用伸縮性弾性部材を前記吸収性コア非配置領域に固定する固定部を有し、
前記起立部は、前記固定部と前記股下領域の防漏シート用伸縮部材との間における前記吸収性コア非配置領域が起立して形成される股下起立部を含み、
前記防漏壁と、前記股下起立部と、前記吸収性コアで囲まれた排泄物収容空間を構成することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。 - 請求項18に記載されたペット用使い捨ておむつにおいて、
前記起立部は、前記腹側胴回り域における前記おむつ長手方向上の端部に形成される腹側起立部を含み、
前記防漏壁と、前記腹側起立部と、前記股下起立部と、前記吸収性コアで囲まれた排泄物収容空間を構成することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
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