JP3884375B2 - ペット用おむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペット用おむつに関する。具体的には、おむつをペットに着用した際に、おむつ内部の蒸れが少ない通気性に優れるペット用おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペットに着用するペット用おむつとして、各種のものが市販されているが、これらのペット用おむつとしては、例えば、特許文献1に開示されているように液透過性の不織布などからなるトップシートと、液不透過性プラスチックフィルムなどからなるバックシートと、これらのトップシート及びバックシートに内包されトップシートを透過した液体を吸収する吸収体とが配置されたもので、ペットの尻尾に対応する位置には、所定の形状及び大きさの孔が設けられ、この孔からペットの尻尾を外部に出すようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−236380号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そして、この従来のペット用おむつにおいては、人間用のおむつの機械を使用して製造されることが多く、吸収体が吸収した尿等の液体を外部に漏らさないために吸収体とおむつの最外部のバックシートとの間に防漏フィルムがおむつの長さの全体に亘って設けられていた。また、おむつを構成するバックシート自体の素材にフィルムを使っている商品もある。
【0005】
しかしながら、この防漏フィルム等のフィルムは通気性に劣るため、おむつを着用した際に、ペットの背中側も防漏フィルムで覆われると通気ができずにおむつ内部が蒸れるという不都合があった。ところで、犬等のペットの体型を考えると、吸収体を長くして背中側に存在していても、尿等の液体が背中側で吸収されることはなく、また尿道口が尻尾の付近にある雌犬等の雌のペットが大量に小便をした際に、背中側に拡散することもあるがその確率は低く、このまれな時のために吸収体とこの吸収体の裏側に設けられる防漏フィルムを長くして背中側にまで設けることは材料コスト等を無駄に増加させることになる。
【0006】
そこで、通気性を改善するために防漏フィルムやバックシ−トを構成するフィルムとして通気性を有するフィルムも使われることがあるが、通気度を高くすると尿等の液体が漏れやすくなるという問題が生ずる。また、通気できるといっても不織布などに比べると通気度は低いものであった。また、価格も高いものとなるという不都合がある。
【0007】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、尻尾通し孔が形成されたペット用おむつにおいて、ペットの背中側からの通気度を高め、おむつ内部の蒸れが少ないペット用おむつを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明においては以下のようなものを提供する。
【0009】
(1) ペットの背中付近に当設される背当部と、該ペットの股付近に当設される股当部と、該ペットの腹付近に当設される腹当部と、を有し、着用時に前記ペットの尻尾の位置に、該尻尾を通すための尻尾通し孔が設けられているペット用おむつにおいて、前記ペット用おむつのおむつ本体が、トップシートと、バックシートと、これら両シート間に配設されている吸収体と、から構成され、前記吸収体が、前記股当部の所定領域から前記腹当部に亘って連続して配置されると共に、前記吸収体と前記バックシートとの間に、前記吸収体の全域を覆う防漏フィルムが備えられてなることを特徴とするペット用おむつを提供する。
【0010】
本発明によれば、ペットの尿等の液体は吸収体に吸収され、吸収された吸収体とバックシートとの間に設けられた防漏フィルムによっておむつの外部に漏れるのが防止される。この際、犬等のペットの体型を考慮すると、尿等の液体を吸収する吸収体は、雄のペットの性器(尿道口)位置にあたる腹側の端部付近と雌のペットの性器位置にあたる尻尾の下部部分に設けられていれば十分であり、吸収体が背当部に在っても尿等の液体が背中側に回ることが少ないので背中側で吸収されることはない。また、雌のペットが大量に小便をした際に、背中側に拡散することもあるがその確率は低く、このまれな時のために吸収体を長くして背中側にまで設けたとしても、尿等の液体を吸収するということに対しては意味をなさず、材料等のコストを無駄にすることとなる。
【0011】
また、おむつの背当部には、通気を阻害する防漏フィルム等のフィルムがないので、ペットの背中側が通気されておむつ内部の蒸れを低減できる。更に、背中側が柔らかくなる。これにより、ペットに変な違和感を与えないので着用を嫌がることが少なくなる。また、身体との密着性を高めることもできる。
【0012】
(2) 前記股当部の所定領域は、前記尻尾通し孔よりも腹当部側寄りの股当部であることを特徴とする(1)に記載のペット用おむつを提供する。
【0013】
本発明によれば、おむつを着用した際に、吸収体はペットの尿道口を覆う形になるので、尿等の液体は確実に吸収されることになり、外に漏れることがない。
【0014】
(3) 前記防漏フィルムは、前記尻尾通し孔が設けられる領域を含んで配置されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のペット用おむつを提供する。
【0015】
本発明によれば、吸収体とバックシートとの間に設けられた防漏フィルムによって、吸収体に吸収された尿等の液体がバックシート側に移行するのが遮断されて、おむつの外部に漏れるのが防止される。特に、尻尾の側に尿道口がある雌のペットが大量に小便をした際に、尿が背中側に拡散することがあっても、尻尾通し孔近傍の背当部側部分を覆っている防漏フィルムによって尿等の液体がおむつの外部に漏れるのが防止される。
【0016】
(4) 前記防漏フィルムは、前記尻尾通し孔が設けられる領域を除いて配置されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のペット用おむつを提供する。
【0017】
本発明によれば、吸収体とバックシートとの間に設けられた防漏フィルムによって、吸収体に吸収された尿等の液体がバックシート側に移行するのが遮断されて、おむつの外部に漏れるのが防止される。特に、尿道口の位置が腹側の端部付近にある雄のペットにおいては、尻尾通し孔部分を覆っていなくても、尿等の液体が漏れるおそれがなく、フィルムを短くすることによりおむつ内部の蒸れが一層低減されると共に、コストの低減が可能となる。
【0018】
(5) 前記バックシートは、撥水性を有する不織布で構成されていることを特徴とする(4)に記載のペット用おむつを提供する。
【0019】
本発明によれば、尻尾通し孔近傍の背当部から防漏フィルムが配置されていない場合において、尻尾の下部に尿道口が位置する雌のペットが大量に小便をした際に、バックシートを伝って背中側に拡散されるのが防止されることになり、背中側が濡れるおそれが少ない。
【0020】
【発明を実施するための形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照しつつ説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。
【0021】
図1は本発明に係るペット用おむつの第1の実施形態の構成説明図であり、(a)は本実施形態の表面側(身体側)を広げたときの状態を示す平面図で、(b)は(a)のX−X'断面を示す断面図である。また、図2はおむつをペットに着用した際にペットの身体に当設する部位を説明する説明図である。この図1において、符番100で示される本発明のおむつは、おむつ本体101と、このおむつ本体101に着設された止着テープ113a,113bと被接着部114を主要素として構成してある。
【0022】
おむつ本体101は、図2に示すように、室内犬の腹付近に当設される腹当部102と、室内犬の股付近に当設される股当部103と、室内犬の背中付近に当設される背当部104からなり、図1(b)に示すように、液透過性の不織布などからなるトップシート105(身体側面のシート)と、透湿性の不織布などからなるバックシート106(反身体側面のシート)と、トップシート105とバックシート106の間に設けられた、トップシート105を透過した液体を吸収する吸収体107および液不透過性の防漏フィルム109から構成される。また、おむつ本体101には、着用した際にペットの尻尾が位置する部分(おむつ本体101の股当部103の背当部104側近傍)には、ペットの尻尾を通すための尻尾通し孔108が切れ込みとして設けられている。また、おむつ本体101の幅方向の側縁近傍には、大・小便の横漏れを防ぐ襞状の立体ギャザー110a,110bが互いに一定距離を隔てるようにしながらおむつ本体101のトップシート105に長手方向に着設されている。また、この立体ギャザー110a,110bの長手方向に沿って立体ギャザー110a,110bに伸縮性を付与する弾性体111a,111bが配置されている。また、股当部103の幅方向側縁には伸縮性を付与するための弾性体112a,112bが配置され、おむつ本体101のほぼ中央部分の幅方向側縁(股当部103の幅方向側縁)には湾曲形切欠部115a,115bが形成されている。そして、腹当部102の幅方向側縁に、おむつ100を止めるための止着テープ113a,113bがおむつ本体101の外方(図中のおむつ本体101の上方向および下方向)に延伸してバックシート106に着設されており、また、背当部104の側縁近傍には止着テープ113a,113bに対応して止着される被接着部114がおむつ本体101の長手方向の側縁に沿ってバックシート106面に着設されている。
【0023】
上記吸収体107は、尻尾通し孔108よりも腹当部102側寄りの股当部103からおむつ100の腹当部102側の長手方向側縁(おむつ本体101の長手方向の側縁)近傍に亘って、トップシート105の裏面側(バックシート106側)に配置されている。この吸収体107は尿等の液体を吸収して保持する機能を有するもので、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。一般にはパルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合成繊維を単独又はこれらを混合した物が使用できる。尚、吸収体107の形状、構造、吸収能力等は、必要に応じて変えることができ、子犬から成犬までの着用対象のペットに対応して変動される。
【0024】
上記防漏フィルム109は、吸収体107に吸収された尿等の液体が外に漏れ出すのを防止するものであって、液不透過性のフィルムからなり、吸収体107の幅より広いほぼ矩形状を呈し、尻尾通し孔108が設けられている領域を含むようにして、尻尾通し孔108近傍の背当部104部から腹当部102の側縁(おむつ本体101の長手方向側縁)に亘って、吸収体107とバックシート106との間に吸収体107の全域を覆うようにして配置されている。この防漏フィルム109は、この実施例のように吸収体107の幅より広いほぼ矩形状であって、その幅方向は、おむつ本体101の腹当部102および股当部103の両側縁(おむつ本体101の幅方向側縁)までに亘って配置されていない方が、腹当部102および股当部103の両側縁近傍でも通気性が得られるので好ましいが、トップシート105とほぼ同じ形状としておむつ本体101の腹当部102および股当部103の両側縁(おむつ本体101の幅方向側縁)まで防漏フィルム109が設けられていてもよい。また、この防漏フィルム109は、通気性でも非通気性のいずれであってもよい。通気性にすることで、おむつ100全体の通気度をより一層上げることができる。また、非通気性にすることで、ペットの大・小便等の排泄物の臭いがおむつ100の外部に放出されるのを低減でき、飼い主にとって快適なおむつ100を作ることができる。尚、通気性を有するフィルムとしては、例えば、合成樹脂を膜化したシート状フィルム、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことにより得られる通気フィルム、10〜30%の開孔を有し孔径が0.1〜0.6mmの範囲で毛細管を吸収性体側に向かうように配置することにより得られる通気性液遮断フィルム等が挙げられる。
【0025】
上記おむつ本体101を構成するトップシート105は、親水性であり、肌に刺激を与えない材料が使用される。このようなものとしては、メルトブローン、スパンボンド、スルーエアー、ポイントボンド、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。また、繊維状シートとしては、レーヨン、アセテート、コットン、パルプ又は合成樹脂を成分としたものを単独又は芯鞘構造を成すように複合したものを単独又は混合した繊維をシート化したものが挙げられる。
【0026】
また、上記おむつ本体101を構成するバックシート106は、透湿性の不織布であって、トップシート105と同様な材料が使用できる。これによって、おむつ100を着用した際に、防漏フィルム109が配設されていない背当部104は通気性が確保され、着用した際、おむつ100内部の蒸れを低減できることになる。尚、このバックシート106は撥水性に有するものであってもよい。撥水性を有することにより、ペットが大量の小便をした際に吸収体107に大量の尿等の液体が吸収され、万一、防漏フィルム109から染み出したとしてもバックシート106が濡れるおそれが少ない。
【0027】
図3は本発明に係るペット用おむつを使用している状態の使用例構成説明図である。図中、図1と同一符号は同一の意味で使用し、ここでの重複説明は省略する。
【0028】
符番200は生まれて間もない子犬あるいは老衰や事故等により大・小便を飼い主に依存するようになった室内犬、符番201は室内犬の尻尾、符番202は室内犬の腹部、符番203a,203bは室内犬の後足、符番204は室内犬の背中部である。
【0029】
以下、図1と図3を用いて本発明に係るペット用おむつ100の具体的な使用例について詳しく説明する。先ず、図1に示すおむつ100を持ち、その尻尾通し孔108に図3に示す室内犬200の尻尾201を貫通させる。次に、図1に示すおむつ本体101の背当部104を図3に示す室内犬200の背中部204に当設する。その後、図1に示すおむつ本体101の湾曲形切欠部115a,115bが図3に示す室内犬200の後足203a,203bの太もも部分にそれぞれ当たるようにしながら、図1に示すおむつ本体101の股当部103を図3に示す室内犬200の股などに当設する。次いで、図1に示すおむつ本体101の腹当部102を図3に示す室内犬200の腹部202に当設させ、その後、図1に示すおむつ本体101に着設された止着テープ113a,113bをおむつ本体101の背当部104のバックシート106に設けられた被接着部114に止着して、おむつ100を固定する。
【0030】
このようにして、生まれて間もない子犬あるいは老衰や事故などにより大・小便を飼い主に依存するようになった室内犬200に、本発明の第1の実施例のペット用おむつ100が図3に示すようにして着用される。また、このおむつ100を室内犬200からはずす場合には、上述の着用動作と逆の手順で室内犬200からはずされる。
【0031】
次に、本発明に係るペット用おむつの第2の実施形態について図4により説明する。
【0032】
図4は、本発明に係るペット用おむつの第2の実施形態を示す構成説明図であり、本実施形態の表面側(身体側)を広げたときの状態を示す平面図である。この実施形態は、第1の実施形態のおむつ100において、防漏フィルム109の長さを短く変更したものである。すなわち、防漏フィルム109を尻尾通し孔108が設けられている領域を除くようにして、尻尾通し孔108近傍の股当部103部から腹当部102の側縁(おむつ本体101の長手方向側縁)に亘って配置したものである。また、バックシート106は、撥水性を有する不織布で構成されているのが好ましい。これによって、尻尾の下部に尿道口が位置する雌のペットが大量に小便をしても、背中側に尿等の液体が拡散するのを防止される。また、吸収体107に大量の尿等の液体が吸収され、万一、防漏フィルム109から染み出したとしてもバックシート106が濡れるおそれが少ない。尚、このおむつ100を構成するその他の要素や材料等は、図1のおむつ100と同様であるので、説明を省略する。
【0033】
次に、本発明に係るペット用おむつの第3の実施形態について図5により説明する。
【0034】
図5は、本発明に係るペット用おむつの第3の実施形態を示す斜視図であって、本発明のペット用おむつ300はパンツ型のおむつである。このパンツ型のペット用おむつ300は図1に示す構成のオープン型のペット用おむつ100の背当部104および腹当部102の幅方向端縁がそれぞれ接合されて、おむつ300の両側に接合部316aが形成され、これによって、背当部104と腹当部102とが連接され胴回り部317が形成されて、パンツ型のおむつとなる。また、オープン型のペット用おむつ100の背当部104と腹当部102の幅方向側縁どうしをそれぞれ接合することにより、図1に示すおむつ本体101の湾曲形切欠部115a,115bはペットの足を通す一対の脚開口部315aとして形成される。そして、このパンツ型のペット用おむつ300の股当部303には、背当部304側近傍にペットの尻尾を通すための尻尾通し孔308が切れ込みとして形成されている。パンツ型のペット用おむつ300の背当部304の側縁部分および腹当部302の側縁部分には、伸縮性を付与するための弾性体318a,318bが側縁に沿って配置されている。これらの弾性体318a,318bでパンツ型のペット用おむつ300の胴回り部317は着用した際に、ペットの胴体に密着することになる。
【0035】
以下、図3を参照して図5の本発明に係るペット用おむつの第3の実施形態の具体的な使用例について詳しく説明する。先ず、図5に示すペット用おむつ300を持ち、一対の脚開口部315aに図3に示す室内犬200の左右の後足203a,203bを通した後、ペット用おむつ300を室内犬200の左右の後足203a,203bの太もも部分まで引っ張り上げる。次に、ペット用おむつ300の尻尾通し孔308に尻尾201を貫通させる。次いで、ペット用おむつ300の胴回り部317を引っ張り上げで、図3に示す室内犬200の背中部204と腹部202に密着するように着用する。
【0036】
このようにして、生まれて間もない子犬あるいは老衰や事故などにより大・小便を飼い主に依存するようになった室内犬200に、本発明の第3の実施形態のペット用おむつ300が着用される。また、このパンツ型のペット用おむつ300を室内犬200からはずす場合には、上述の着用動作と逆の手順で室内犬200からはずされる。
【0037】
このパンツ型のペット用おむつ300は、背当部304に防漏フィルム109が存在しないので、背中側での通気が可能であり、おむつ300内部の蒸れを低減されることになる。
【0038】
以上、上記のパンツ型のペット用おむつ300は、図1に示すペット用おむつ100をパンツ型にしたものについて説明したが、図2に示すペット用おむつ100をパンツ型にしたものであってもよい。
【0039】
以上の様に本発明に係るおむつに関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0040】
例えば、止着テープ113a,113bの係合をメカニカル係合として雄側係合片をフック部材とし、これに対応する雌側係合片を不織布の表面のループ繊維として、被接着部114を特に設けない構成にしてもよい。また、ペットの尻尾を通す尻尾通し孔108は、切れ込みとしないで、切り抜いた孔としてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、ペット用おむつをペットに着用した際に、ペットの背中側には防漏フィルム等のフィルムが存在しないので、背中側で通気が可能となり、オムツ全体の通気性を上げることができる。このため、着用中におけるおむつ内の蒸れが低減される。また、背中側が柔らかくなるので、着用時にペットに変な違和感を与えないので、着用を嫌がることが少なくなる。また、身体との密着性を高めることができる。
【0042】
さらに、防漏フィルム等のフィルムや吸収体が短いもので尿等の液体の漏れを防止できるので、材料費の低減等が可能となり低コストで生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るペット用おむつの第1の実施形態の構成説明図であり、(a)は本実施形態の表面側を広げたときの状態を示す平面図で、(b)は(a)のX−X'断面を示す断面図である。
【図2】 おむつをペットに着用した際にペットの身体に当設する部位を説明する説明図である。
【図3】 本発明に係るペット用おむつを使用する状態を説明するための使用例構成説明図である。
【図4】 本発明に係るペット用おむつの第2の実施形態を示す構成説明図である。
【図5】 本発明に係るペット用おむつの第3の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 ペット用おむつ(オープン型のペット用おむつ)
101 おむつ本体
102 腹当部
103 股当部
104 背当部
105 トップシート
106 バックシート
107 吸収体
108 尻尾通し孔
109 防漏フィルム
110a,110b 立体ギャザー
111a,111b,112a,112b 弾性体
113a,113b 止着テープ
114 被接着部
115a,115b 切欠部
200 室内犬
201 室内犬の尻尾
202 室内犬の腹部
203a,203b 室内犬の後足
204 室内犬の背中部
300 ペット用おむつ(パンツ型のペット用おむつ)
302 腹当部
303 股当部
304 背当部
307 吸収体
308 尻尾通し孔
309 防漏フィルム
315a 脚開口部
316a 接合部
317 胴回り部
318a,318b 弾性体
Claims (4)
- ペットの背中付近に当設される背当部と、該ペットの股付近に当設される股当部と、該ペットの腹付近に当設される腹当部と、を有し、着用時に前記ペットの尻尾の位置に、該尻尾を通すための尻尾通し孔が設けられているペット用おむつにおいて、
前記ペット用おむつのおむつ本体が、トップシートと、バックシートと、これら両シート間に配設されている吸収体と、から構成され、
前記バックシートは、撥水性を有する不織布で構成された領域を有し、
前記吸収体が、前記股当部の所定領域から前記腹当部に亘って連続して配置されると共に、
前記吸収体と前記バックシートとの間に、前記吸収体の全域を覆う防漏フィルムが備えられてなることを特徴とするペット用おむつ。 - 前記股当部の所定領域は、前記尻尾通し孔よりも前記腹当部側寄りの股当部であることを特徴とする請求項1に記載のペット用おむつ。
- 前記防漏フィルムは、前記尻尾通し孔が設けられる領域を含んで配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のペット用おむつ。
- 前記防漏フィルムは、前記尻尾通し孔が設けられる領域を除いて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のペット用おむつ。
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