JP2015228732A - 永久磁石の固定構造ならびに固定方法、モータおよび永久磁石 - Google Patents

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【課題】モータに用いられるマグネットをハウジングに固定する際に用いる接着剤が所望の領域からはみ出ることを抑制する技術を提供する。【解決手段】永久磁石の固定構造100は、モータに用いられる永久磁石24をヨークハウジング12に固定する。この固定構造は、環状の永久磁石24と、永久磁石が挿入される開口部12aを有し、永久磁石を内部に収容する円筒状のヨークハウジング12と、ヨークハウジング12の内周面12bと永久磁石24の外周面24aとを接着する接着剤26と、を備える。永久磁石24は、ヨークハウジング12の内周面12bより外径の小さい筒部24bと、筒部24bの外周面24aに形成され、ヨークハウジング12の内周面12bに当接する環状のリブ24cと、を有する。接着剤26は、ヨークハウジング12の内周面12bと永久磁石24の筒部24bとの間の隙間に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、モータに用いられる永久磁石をハウジングに固定する技術に関する。
自動車等の電装機器や音響・映像機器、あるいは家電機器から玩具・模型、電動工具に至るまで、DCモータはあらゆる分野および用途に使用されている。
このようなDCモータは、筒状のヨークハウジング内に永久磁石を備えている。また、この永久磁石は、ヨークハウジング内で固定されている必要がある。そこで、永久磁石の固定方法として、永久磁石の外周面に接着剤を塗布し、ヨークと接着固定する接着構造が考案されている(特許文献1参照)。
実開平2−146953号公報
上述の接着構造は、永久磁石の外周面に、軸方向に長い一対の凹溝が所定の間隔を空けて形成されており、その一対の凹溝に挟まれた領域をヨークとの接着部とし、かつ凹溝は接着剤の流出防止部として機能する構成である。
しかしながら、この接着構造は、永久磁石の外周面の周方向への接着剤の流出については考慮されているが、外周面の軸方向への接着剤の流出については考慮されていない。そのため、円筒状ヨークの開口部に向かって接着剤が流出する可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータに用いられるマグネットをハウジングに固定する際に用いる接着剤が所望の領域からはみ出ることを抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の永久磁石の固定構造は、モータに用いられる永久磁石をハウジングに固定する永久磁石の固定構造であって、環状の永久磁石と、永久磁石が挿入される開口部を有し、永久磁石を内部に収容する円筒状のハウジングと、ハウジングの内周面と永久磁石の外周面とを接着する接着剤と、を備える。永久磁石は、ハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、筒部の外周面に形成され、ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、を有する。接着剤は、ハウジングの内周面と永久磁石の筒部との間の隙間に設けられている。
この態様によると、永久磁石の筒部は、ハウジングの内周面と接着剤を介して結合している。そのため、モータ駆動時の各部の振動がハウジングに伝達しにくくなる。また、仮に接着剤がハウジングの開口部に向けてはみ出しそうになっても、リブにより堰き止められる。ここで、環状のリブとは、必ずしも連続していなくてもよく、一部が切り欠かれたりして不連続な部分があってもよい。また、直線状でなくてもよく、一部が湾曲していたり曲線状の部分があったりしてもよい。
リブは、接着剤が設けられている領域よりもハウジングの開口部側に位置していてもよい。これにより、接着剤が開口部側へはみ出ることを抑制できる。
リブは、永久磁石の軸方向の中央よりもハウジングの開口部側に形成されていてもよい。これにより、永久磁石のハウジングへの挿入方向先端からリブまでの領域が広くなるため、接着剤の分布領域を増やすことができる。
リブは、永久磁石の端部にフランジ状に形成されていてもよい。これにより、例えば、永久磁石を射出成型等で製造する場合、金型の簡素化、寸法精度や歩留りの向上が可能となる。
リブは、筒部の外周面の全周にわたり連続して形成されていてもよい。これにより、接着剤が開口部側へはみ出ることがより確実に抑制できる。
リブは、ハウジングの内周面に当接した状態で永久磁石を所定の位置で保持する保持部として機能してもよい。これにより、永久磁石をハウジング内で固定する治具を用いずに、接着剤が固まるまで放置することができる。また、永久磁石の位置が保持されているので、例えば、接着剤を短時間で固めるために加熱するといった処理が必要なく、設備費の削減や磁石特性の低下、軸受油の揮発の懸念を回避できる。
本発明の他の態様はモータである。このモータは、永久磁石の固定構造と、永久磁石の中心に配置されたロータと、を備えている。
本発明の別の態様は、永久磁石の固定方法である。この方法は、モータに用いられる永久磁石をハウジングに固定する永久磁石の固定方法であって、ハウジングの内周面の所定領域に接着剤を塗布する工程と、ハウジングの開口部から環状の永久磁石を挿入する工程と、挿入された永久磁石を所定の位置で保持した状態で接着剤によりハウジングの内周面と永久磁石の外周面とを接着する工程と、を含む。永久磁石は、ハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、筒部の外周面に形成され、ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、を有する。接着剤は、ハウジングの内周面と永久磁石の筒部との間の隙間に分布している。
この態様によると、接着剤を、ハウジングの内周面と永久磁石の筒部との間の隙間に設けることができるため、永久磁石の筒部は、ハウジングの内周面と接着剤を介して結合される。そのため、モータ駆動時の各部の動作による振動がハウジングに伝達しにくくなる。また、永久磁石をハウジング内へ挿入する際には、リブがハウジングの内周面と当接しながら移動するため、仮に接着剤がハウジングの開口部に向けてはみ出しそうになっても、リブにより堰き止められる。
本発明の更に別の態様は、永久磁石である。この永久磁石は、モータのハウジング内に固定される環状の永久磁石であって、固定されるハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、筒部の外周面に形成され、ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を部品、製造方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、モータに用いられるマグネットをハウジングに固定する際に用いる接着剤が所望の領域からはみ出ることを抑制できる。
本実施の形態に係るDCモータの全体側面図である。 本実施の形態に係るDCモータに用いられるロータの側面図である。 図3(a)は、実施例1に係るヨークハウジングの断面図、図3(b)は、図3(a)に示すヨークハウジングを矢印A方向から見た正面図である。 図4(a)は、比較例1に係るヨークハウジングの断面図、図4(b)は、図4(a)に示すヨークハウジングを矢印B方向から見た正面図である。 図5(a)、図5(b)は、実施例1および比較例1に係るモータの駆動時の振動値を比較したグラフを示す図である。 実施例2に係る永久磁石を側方から見た半断面図である。 図6のF領域の拡大図である。 図8(a)は、実施例3に係る永久磁石の外観を模式的に示した図、図8(b)は、実施例4に係る永久磁石の外観を模式的に示した図である。 図9(a)は、実施例5に係る永久磁石の外観を模式的に示した図、図9(b)は、実施例6に係る永久磁石の外観を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。以下では、DCモータを例に説明する。
(DCモータ)
図1は、本実施の形態に係るDCモータの全体側面図である。図2は、本実施の形態に係るDCモータに用いられるロータの側面図である。
図1に示すように、DCモータ10は、後述する永久磁石やロータ等の部品を収納するヨークハウジング12と、ブラシやターミナルを収納するエンドベル14と、シャフト16と、を備える。ロータ18は、図2に示すように、中心にシャフト16が貫通しているコア20と、コア20に巻き回されたコイル22と、を有する。
[実施例1]
図3(a)は、実施例1に係るヨークハウジング12の断面図、図3(b)は、図3(a)に示すヨークハウジング12を矢印A方向から見た正面図である。
ヨークハウジング12は、環状の永久磁石24が挿入される開口部12aを有する円筒状の部材である。永久磁石24の中心には、図2に示すロータ18が、ヨークハウジング12とエンドベル14が各々有する軸受(図示せず)によって回転可能に支持されている。また、接着剤26は、ヨークハウジング12の内周面12bと永久磁石24の外周面24aとを接着する。このように、ヨークハウジング12、永久磁石24および接着剤26により、DCモータ10に用いられる永久磁石24をヨークハウジング12に固定する永久磁石の固定構造100が構成される。
永久磁石24は、固定されるヨークハウジング12の内周面12bより外径の小さい筒部24bと、筒部24bの外周面24aに形成され、ヨークハウジング12の内周面12bに当接する環状のリブ24cと、を有する。永久磁石24には、様々な種類のものが適用可能であるが、モータ性能を考慮すると、例えば、サマリウム−鉄−窒素系磁石、サマリウム−コバルト系磁石、ネオジウム系磁石等の最大エネルギー積の大きい磁石が好ましい。製造方法としては、例えば、粉末焼結方法や、磁性体粉末と樹脂とを混合したコンパウンド原料を射出成形する方法等が適宜用いられる。
接着剤26は、ヨークハウジング12の内周面12bと永久磁石24の筒部24bとの間の隙間に設けられている。接着剤26としては、様々な種類のものが適用可能であるが、例えば、エポキシ樹脂系接着剤が利用できる。特に、硬化の際に加熱を必要としない2液性のエポキシ樹脂系接着剤が好ましい。
これにより、永久磁石24のリブ24cは、ヨークハウジング12の内周面12bと接着剤26を介して結合している。そのため、モータ駆動時のロータ18等の各部の振動がヨークハウジング12に伝達しにくくなる。また、仮に接着剤26がヨークハウジング12の開口部12aに向けて移動してはみ出しそうになっても、リブ24cにより堰き止められる。
また、実施例1に係るリブ24cは、接着剤26が設けられている領域Rよりもヨークハウジング12の開口部12a側に位置している。これにより、接着剤26が開口部12a側へはみ出ることを抑制できる。
また、リブ24cは、永久磁石24の軸方向の中央(位置C)よりもヨークハウジング12の開口部12a側に形成されている。これにより、永久磁石24のヨークハウジング12への挿入方向先端Eからリブ24cまでの領域Xが広くなるため、接着剤26の分布領域を増やすことができる。
また、リブ24cは、永久磁石24の端部24dにフランジ状に形成されている。これにより、例えば、永久磁石24を射出成型等で製造する場合、金型の簡素化、寸法精度や歩留りの向上が可能となる。なお、フランジ状のリブ24cは、図3に示すように、永久磁石24の開口部12a側の端面24eと一部が共通である場合だけでなく、永久磁石の成型性や公差、材質に応じて端面24eからわずかに離れた位置に形成されていてもよい。
また、リブ24cは、筒部24bの外周面24aの全周にわたり連続して形成されている(図3(b)参照)。これにより、接着剤26が開口部12a側へはみ出ることがより確実に抑制できる。
また、リブ24cは、ヨークハウジング12の内周面12bに当接した状態で永久磁石24を所定の位置で保持する保持部として機能する。これにより、永久磁石24をハウジング内で固定する治具を用いずに、接着剤が固まるまで放置することができる。そのため、硬化まで時間がかかるが加熱の必要がない2液性のエポキシ樹脂系接着剤を接着剤として用いることができる。その結果、接着剤を硬化させる工程で加熱処理が不要となり、設備費の削減や磁石特性の低下、軸受油の揮発の懸念を回避できる。
[比較例1]
図4(a)は、比較例1に係るヨークハウジング12の断面図、図4(b)は、図4(a)に示すヨークハウジング12を矢印B方向から見た正面図である。なお、図4(a)に示す断面図は、図4(b)に示すヨークハウジングのD−D断面である。
比較例1に係る永久磁石28は、固定されるヨークハウジング12の内周面12bより外径の小さい筒部28bと、筒部28bの外周面28aに形成され、ヨークハウジング12の内周面12bに当接する4つのリブ28cと、を有する。リブ28cは、ヨークハウジング12の軸方向に延びており、筒部の一方の端部から他方の端部まで形成されている。また、リブ28cは、周方向には延びていない。なお、比較例1に係るモータは、永久磁石28以外の構成は、DCモータ10と同様である。
比較例1では、ヨークハウジング12、永久磁石28および接着剤26により、DCモータ10に用いられる永久磁石28をヨークハウジング12に固定する永久磁石の固定構造200が構成される。そのため、ヨークハウジング12に永久磁石28が接着固定された状態では、隣接するリブ28c同士の間に貫通部30が形成される。つまり、接着剤26は、貫通部30を経由して比較的容易に開口部12aまではみ出す可能性があり、不具合の一因となりうる。
また、接着剤26を用いてヨークハウジング12に永久磁石28を固定する固定構造では、永久磁石28は、4つのリブ28cによりヨークハウジング12の軸方向の長い領域においてヨークハウジング12と接触した状態で接着固定されている。そのため、永久磁石28の筒部28bは、非常に強固にヨークハウジング12に連結されており、モータ駆動時のロータ18等の各部の振動がヨークハウジング12に伝達されやすくなっている。
(振動比較)
図5(a)、図5(b)は、実施例1および比較例1に係るモータの駆動時の振動値を比較したグラフを示す図である。図5(a)は基本次数の振動、図5(b)は2倍の基本次数の振動を比較したものである。図5(a)、図5(b)に示すように、実施例1に係る固定構造100は、比較例1に係る固定構造200と比較して、振動値が大きく減少している。なお、永久磁石の極数やロータの極数により、比較に適した振動の基本次数は変わりうる。しかしながら、いずれの極構成であっても、実施例1に係るモータの振動低減効果は同様の傾向を示す。
[実施例2]
図6は、実施例2に係る永久磁石32を側方から見た半断面図である。図7は、図6のF領域の拡大図である。直径が35mm程度の円筒状の永久磁石32の一方の端面32aには、複数の凹部32bが形成されている。凹部32bの深さGは、2mm程度である。永久磁石32の外周部を一周するように形成された環状のリブ32cは、凹部32bの形状に沿って、一部がクランク状に形成されている。リブ32cの幅Wは、0.8〜1.0mm程度である。また、リブ32cの高さは、0.045〜0.105mm程度である。リブ32cが低すぎると、ヨークハウジング12と永久磁石32との隙間に接着剤26が十分に塗布されない。一方、リブ32cが高すぎると、筒部の直径を小さくする必要があり磁石としての性能が低下するととともに、ヨークハウジング12に永久磁石32を挿入した際に、永久磁石32が傾きやすくなる。
[実施例3、実施例4]
図8(a)は、実施例3に係る永久磁石の外観を模式的に示した図、図8(b)は、実施例4に係る永久磁石の外観を模式的に示した図である。
図8(a)に示す永久磁石34は、一方の端面34a近傍に環状のリブ34cが全周にわたり形成されている点において前述の永久磁石24と同様である。一方、永久磁石34の他方の端面34dは、一方の端面34aよりも直径が小さくなっており、筒部34bの直径は、他方の端面34dに近づくにつれて徐々に小さくなっている。これにより、ヨークハウジング12に永久磁石34をY方向に挿入する際に、接着剤26が他方の端面34dで掻き取られにくくなる。
図8(b)に示す永久磁石36は、一方の端面36a近傍に環状のリブ36cが全周にわたり形成されていることに加え、リブ36cから軸方向Axに向けて形成された複数の軸方向リブ36eが形成されている。これにより、永久磁石36をヨークハウジング12の内部に挿入した際に筒部36bが傾きにくくなる。
[実施例5、実施例6]
図9(a)は、実施例5に係る永久磁石の外観を模式的に示した図、図9(b)は、実施例6に係る永久磁石の外観を模式的に示した図である。
図9(a)に示す永久磁石38は、一方の端面38a近傍に環状のリブ38cが全周にわたり形成されている点において前述の永久磁石24と同様である。リブ38cは、直線ではなく、一部が折れ線のように形成されたU字部、V字部あるいはW字部(折れ線部38e)を有している。これにより、永久磁石38をヨークハウジング12の内部に挿入した際に筒部38bが傾きにくくなる。
図9(b)に示す永久磁石40は、一方の端面40aから他方の端面40dに向かって、リブ40cが螺旋状に形成されている。また、リブ40cは複数周にわたり形成されている。これにより、接着剤26のはみ出しがリブ40cで抑制される。
(永久磁石の固定方法)
上述の各実施例に記載の永久磁石をヨークハウジング12に固定する方法について説明する。はじめに、所定の形状のヨークハウジング12や永久磁石を準備する。次に、ヨークハウジング12の内周面12bの所定領域に接着剤26を塗布する。接着剤26が塗布される所定領域は、ヨークハウジング12内で最終的に永久磁石が接着固定される位置を考慮して設定される。具体的には、固定された永久磁石のリブよりも挿入方向側の領域に接着剤を塗布する。その後、ヨークハウジング12の開口部12aから環状の永久磁石を挿入する。そして、挿入された永久磁石を所定の位置で保持した状態で接着剤26によりヨークハウジング12の内周面12bと永久磁石の外周面とを接着する。
以上、本発明を上述の実施の形態や実施例を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態や実施例に限定されるものではなく、実施の形態や実施例の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて実施の形態や実施例における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 DCモータ、 12 ヨークハウジング、 12a 開口部、 12b 内周面、 18 ロータ、 24 永久磁石、 24a 外周面、 24b 筒部、 24c リブ、 24d 端部、 24e 端面、 26 接着剤、 100 固定構造。

Claims (9)

  1. モータに用いられる永久磁石をハウジングに固定する永久磁石の固定構造であって、
    環状の永久磁石と、
    前記永久磁石が挿入される開口部を有し、前記永久磁石を内部に収容する円筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内周面と前記永久磁石の外周面とを接着する接着剤と、を備え、
    前記永久磁石は、
    前記ハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、
    前記筒部の外周面に形成され、前記ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、を有し、
    前記接着剤は、前記ハウジングの内周面と前記永久磁石の前記筒部との間の隙間に設けられていることを特徴とする永久磁石の固定構造。
  2. 前記リブは、前記接着剤が設けられている領域よりも前記ハウジングの開口部側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石の固定構造。
  3. 前記リブは、前記永久磁石の軸方向の中央よりも前記ハウジングの開口部側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石の固定構造。
  4. 前記リブは、前記永久磁石の端部にフランジ状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の永久磁石の固定構造。
  5. 前記リブは、前記筒部の外周面の全周にわたり連続して形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の永久磁石の固定構造。
  6. 前記リブは、前記ハウジングの内周面に当接した状態で前記永久磁石を所定の位置で保持する保持部として機能することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の永久磁石の固定構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の永久磁石の固定構造と、
    前記永久磁石の中心に配置されたロータと、
    を備えたモータ。
  8. モータに用いられる永久磁石をハウジングに固定する永久磁石の固定方法であって、
    前記ハウジングの内周面の所定領域に接着剤を塗布する工程と、
    前記ハウジングの開口部から環状の永久磁石を挿入する工程と、
    挿入された前記永久磁石を所定の位置で保持した状態で前記接着剤により前記ハウジングの内周面と前記永久磁石の外周面とを接着する工程と、を含み、
    前記永久磁石は、
    前記ハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、
    前記筒部の外周面に形成され、前記ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、を有し、
    前記接着剤は、前記ハウジングの内周面と前記永久磁石の前記筒部との間の隙間に分布していることを特徴とする永久磁石の固定方法。
  9. モータのハウジング内に固定される環状の永久磁石であって、
    固定されるハウジングの内周面より外径の小さい筒部と、
    前記筒部の外周面に形成され、前記ハウジングの内周面に当接する環状のリブと、
    を有することを特徴とする永久磁石。
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