JP2015228560A - 設備機器及び設備機器管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 設備機器管理システムに接続して使用可能な設備機器を提供する。
【解決手段】 設備機器である浴室暖房換気乾燥装置1は、設備機器管理システム100と接続される通信制御部10と、電源の供給及び遮断に関連する電源情報と、電源遮断前の運転情報を取得して、通信回線に接続された外部端末装置105に通知する制御部16を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅に設置される設備機器及び設備機器が接続された設備機器管理システムに関する。
近年、ホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS)と称される住宅に設置される家電機器等の設備機器の管理システムが提案されている。このような設備機器管理システムでは、スマートフォン等の外部の端末装置で設備機器を操作できるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、停電後の復電の際に、復旧を促す通知を端末側で行えるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−128532号公報 特許5425282号公報
外部端末装置で設備機器の遠隔操作をできるようにした構成では、停電等で電源が遮断されて運転が停止されることで、外部端末装置の利用者が意図した運転が実行されていないということを認識することができなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、設備機器管理システムに接続して使用される設備機器及び設備機器が接続された設備機器管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、通信回線と接続される通信制御手段と、電源の遮断に関連する電源情報を取得して、通信回線に接続された外部端末装置に通知する制御手段とを備えた設備機器である。
また、本発明は、上述した設備機器と、通信回線と接続された主制御手段とを備えた設備機器管理システムである。
本発明によれば、停電等で電源が遮断されて、外部端末装置の利用者が意図した運転が実行されていないということを認識することができる。
本実施の形態の設備機器の一例を示す浴室暖房換気乾燥装置の機能ブロック図である。 本実施の形態の設備機器管理システムの一例を示す構成図である。 操作部の一例を示す正面図である。 外部端末装置の画面表示例を示す正面図である。 停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートである。 外部端末装置での表示例を示す説明図である。 停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートである。 外部端末装置での表示例を示す説明図である。 停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートである。 外部端末装置での表示例を示す説明図である。 停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートである。 停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の設備機器及び設備機器管理システムの実施の形態について説明する。
<本実施の形態の設備機器及び設備機器管理システムの構成例>
図1は、本実施の形態の設備機器の一例を示す浴室暖房換気乾燥装置の機能ブロック図、図2は、本実施の形態の設備機器管理システムの一例を示す構成図である。
本実施の形態の設備機器としての空調装置の一例である浴室暖房換気乾燥装置1は、スマートフォン等、情報の入出力が可能な外部端末装置105と接続され、浴室暖房換気乾燥装置1の状態が外部端末装置105で取得されて、外部端末装置105での遠隔操作が可能に構成される。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器を外部端末装置105で操作可能とする構成として、ホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS)と称される設備機器管理システム100を備えることとしても良い。
設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1及び他の設備機器が接続され、浴室暖房換気乾燥装置1及び他の設備機器の状態が外部端末装置105で取得されて、外部端末装置105での浴室暖房換気乾燥装置1及び他の設備機器の遠隔操作が可能に構成される。
設備機器管理システム100は、住宅200に宅内ネットワーク101が構成される。設備機器管理システム100は、ホームゲートウエイと称される主制御機器102が住宅200に設置され、主制御機器102が宅内ネットワーク101に接続される。
また、設備機器管理システム100は、主制御機器102で取得、生成された情報等、各種情報が表示される表示機器103が住宅200に設置され、表示機器103が宅内ネットワーク101に接続される。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1は、宅内ネットワーク101に接続されることで、設備機器管理システム100に組み込まれ、宅内ネットワーク101に接続された主制御機器102との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1の他の設備機器として、例えば、床暖房装置、熱交換型換気装置等の換気装置等が、宅内ネットワーク101に接続される。更に、設備機器としては、エアコンディショナー、洗濯機等の家電機器2、太陽光発電装置、ヒートポンプ式の給湯器等のエネルギー機器3等が宅内ネットワーク101に接続され、各設備機器が、宅内ネットワーク101に接続された主制御機器102との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、公衆回線網等の外部ネットワーク104と接続される。設備機器管理システム100は、宅内ネットワーク101に接続される主制御機器102、浴室暖房換気乾燥装置1、家電機器2及びエネルギー機器3等が、外部ネットワーク104に接続されるスマートフォン等の外部端末装置105、サーバ等の外部システム106等との通信機能を備える。
設備機器管理システム100は、外部端末装置105を設備機器管理システム100に接続して使用するアプリケーションが外部端末装置105にインストールされる。
設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器の状態を示す情報として、運転に関連する運転情報、障害の発生の有無及び障害の内容に関連する障害情報、電源の供給及び遮断に関連する電源情報等の状態情報が設備機器から出力され、外部端末装置105に通知される。
設備機器管理システム100では、主制御機器102からの要求、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器での状態の変化の検出等の所定のタイミングで設備機器から出力される状態情報が主制御機器102で取得され、状態情報が所定のタイミングで外部端末装置105に通知される。
設備機器管理システム100は、設備機器の状態情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定等の情報が外部端末装置105に通知される。また、停電等による電源の遮断の有無、障害の発生等による運転の可否等の情報が外部端末装置105に通知される。
そして、設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の状態情報が、外部端末装置105にインストールされたアプリケーションにより、外部端末装置105で例えば目視可能な情報として出力される。
設備機器管理システム100は、外部端末装置105にインストールされたアプリケーションにより、浴室暖房換気乾燥装置1、家電機器2及びエネルギー機器3等の設備機器の所定の操作が、外部端末装置105で行われる。
すなわち、設備機器管理システム100は、外部端末装置105から出力された浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器を操作する外部制御情報が、操作対象の設備機器で取得され、外部制御情報に基づき設備機器が制御される。
また、設備機器管理システム100は、外部端末装置105から取得した外部制御情報による操作に関連した操作設定情報が、外部端末装置105での操作対象とされた浴室暖房換気乾燥装置1等で設定される。設備機器管理システム100は、設備機器の操作設定情報として、外部端末装置105から取得した外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1等の操作を制限する設定、すなわち、操作を有効とするか無効とするか等が設定される。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器は、運転に伴う運転管理情報を取得して、保守、点検時期等の通知を行えるようにしても良い。設備機器の運転管理情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1の電源投入時等の所定の起算日、起算日からの運用時間等が取得され、運用時間に基づき点検時期を通知するようにしても良い。
また、設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理を行う機器メーカのサーバ等の外部システム106に接続される構成でも良い。設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の保守、管理に必要な管理情報が外部システム106で取得される。
また、浴室暖房換気乾燥装置1等の運転に伴う運転管理情報が外部システム106で取得される。設備機器管理システム100は、浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器から取得された管理情報及び運転管理情報が外部システム106で保存され、浴室暖房換気乾燥装置1等で保守、管理に利用される機器管理情報が、外部システム106から浴室暖房換気乾燥装置1に出力される。
設備機器管理システム100は、設備機器の管理情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1を特定する機器情報、浴室暖房換気乾燥装置1の使用者情報等が、外部システム106で取得される。
また、設備機器管理システム100は、設備機器の運転管理情報として、例えば浴室暖房換気乾燥装置1では、浴室暖房換気乾燥装置1の電源投入時等の所定の起算日、起算日からの運用時間、運用時間に伴う点検時期等が外部システム106で取得される。更に、設備機器管理システム100は、設備機器の機器管理情報として、設備機器の運用時間の累積値、運用時間に伴う点検時期、障害情報等が設備機器に出力される。
次に、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1の機能について説明する。本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1は、宅内ネットワーク101及び宅内ネットワーク101を介して外部ネットワーク104と接続される通信制御部10を備え、設備機器管理システム100に接続されて使用される。
浴室暖房換気乾燥装置1は、住宅200の浴室201に設置され、浴室201及び他室の換気、浴室201の暖房、浴室201内にある被乾燥物の乾燥等を行う機能を備える。
浴室暖房換気乾燥装置1は、上述した機能を実現するため、本例では、浴室201の空気を吸い込んで、屋外に排気する換気ファン11と、浴室201から空気を吸い込み、浴室201から吸い込んだ空気を循環させて浴室201に吹き出す循環ファン12と、循環ファン12で吹き出される空気を加熱するヒータ13を備える。
また、浴室暖房換気乾燥装置1は、運転モードの選択、運転の停止等の利用者の操作を受け、利用者の操作に基づく制御情報を出力する操作部14を備える。
更に、浴室暖房換気乾燥装置1は、操作部14から入力された制御情報等に基づき、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13等を制御する制御部16を備える。
通信制御部10は、設備機器管理システム100を構成する宅内ネットワーク101に接続された浴室暖房換気乾燥装置1と主制御機器102との通信機能、浴室暖房換気乾燥装置1と、外部ネットワーク104に接続された外部端末装置105及び外部システム106との通信機能を実現する通信手段の一例である。
通信制御部10は、浴室暖房換気乾燥装置1から主制御機器102へ、浴室暖房換気乾燥装置1の状態情報等の各種情報の出力、主制御機器102から浴室暖房換気乾燥装置1への外部制御情報等の各種情報の入力が行われる。
また、通信制御部10は、宅内ネットワーク101と外部ネットワーク104が接続されることで、浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器へ、浴室暖房換気乾燥装置1の状態情報等の各種情報の出力、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器から浴室暖房換気乾燥装置1への外部制御情報等の各種情報の入力が行われる。ここで、通信制御部10は、浴室暖房換気乾燥装置1に予め実装されている装置であっても良いし、浴室暖房換気乾燥装置1とは独立した装置を、着脱可能に設ける構成としても良い。
換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13は、制御部16に制御される被制御手段の一例で、換気ファン11及び循環ファン12は、図示しない羽根車を回転させるモータの駆動の有無、回転数等が制御される。また、ヒータ13は、駆動の有無、出力等が制御される。
操作部14は操作手段の一例で、専用線を介して浴室暖房換気乾燥装置1と接続され、浴室201への入口となる洗面脱衣所等、浴室暖房換気乾燥装置1の設置場所の近傍に設置される。
なお、浴室201内に人が居るか否か、浴室201内での人の動きを検出するため、浴室201内での人の動きを検出する人感センサを備えても良い。また、浴室201の照明スイッチの状態を検出するセンサを備えても良い。
制御部16は制御手段の一例で、操作部14での操作で選択された運転モードで運転を実行する制御情報、運転を停止させる制御情報、運転モードにおける設定を変更する制御情報等に基づき、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御する。
制御部16は、予め設定された所定のプログラムに従って実行される運転モードとして、換気ファン11を駆動することで、所定の換気風量で常時の換気運転を行う24時間換気運転モードを備える。
また、制御部16は、循環ファン12とヒータ13を駆動することで、浴室201に温風を吹き出す暖房運転を行う暖房運転モードと、換気ファン11を駆動することで、24時間換気運転モードでの換気風量より多い所定の換気風量で主に浴室201の換気運転を行う換気運転モードを備える。
更に、制御部16は、循環ファン12とヒータ13と換気ファン11を駆動して、浴室201内の換気動作を行いながら、浴室内に温風を吹き出して乾燥運転を行う乾燥運転モードと、循環ファン12を駆動して、浴室201内に浴室201の温度に応じて風を吹き出す涼風運転を行う涼風運転モードを備える。
また、制御部16は、宅内ネットワーク101及び外部ネットワーク104と接続されることで、浴室暖房換気乾燥装置1で実行中の運転モードの種別、風量等、浴室暖房換気乾燥装置1の各種運転状態を示す運転情報、障害の発生の有無及び障害の内容に関連する障害情報、電源の供給及び遮断に関連する電源情報等の各種情報を、外部の装置に出力する。
すなわち、制御部16は、主制御機器102からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、障害情報及び電源情報等を主制御機器102に出力する。また、制御部16は、操作部14での操作に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、障害情報及び電源情報等を主制御機器102に出力する。
更に、制御部16は、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、障害情報及び電源情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器に出力する。
すなわち、制御部16は、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101に接続された外部端末装置105あるいは外部システム106からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、障害情報及び電源情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106に出力する。
また、制御部16は、所定時間毎等の任意のタイミング、あるいは、操作部14での操作に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報、障害情報及び電源情報等を、外部端末装置105あるいは外部システム106に出力する。
制御部16は、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器からの要求に基づき、浴室暖房換気乾燥装置1を制御する外部制御情報等が入力される。
また、制御部16は、主制御機器102、外部端末装置105あるいは外部システム106等の外部機器から入力された外部制御情報による操作に関連した操作設定情報が設定される。
制御部16は、操作部14から入力された制御情報、及び、外部端末装置105等から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作の制限として、操作を有効とするか無効とするかを、操作設定情報に基づき判断する。また、制御部16は、外部端末装置105等から入力された外部制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作と、操作部14から入力された制御情報による浴室暖房換気乾燥装置1の操作のどちらを優先するかを、操作設定情報に基づき判断する。
更に、制御部16は、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、操作部14等で通知情報を出力する。また、制御部16は、操作部14から制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、主制御機器102に通知情報を出力して、外部端末装置105で通知情報を出力させる。
<操作部の構成例>
図3は、操作部の一例を示す正面図である。操作部14は、運転モードを選択する運転モード選択ボタン14aと、運転を停止する停止ボタン14bと、運転時間を設定する運転時間設定ボタン14cを備える。
また、操作部14は、運転モード選択ボタン14aで選択された運転モード、及び、各運転モードでの設定等を目視可能に出力する運転状態ランプ14dを備える。更に、操作部14は、外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する外部運転通知ランプ14eを備える。
操作部14は、運転モード選択ボタン14aが押されると、選択された運転モードに対応する運転状態ランプ14dが点灯する。また、選択された運転モードに対応する制御情報が制御部16に出力される。操作部14は、制御部16に外部端末装置105から外部制御情報が入力されたことを通知する通知情報が入力されると、外部運転通知ランプ14eが点灯する。
<外部端末装置の構成例>
図4は、外部端末装置の画面表示例を示す正面図である。外部端末装置105は、タッチパネル等と称される入力装置を有した表示部105aを備え、浴室暖房換気乾燥装置1を操作する運転モード選択画面105bとして、運転モードを選択する運転モード選択ボタン105cが表示される。外部端末装置105は、運転モード選択ボタン105cの部位に触れられると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が出力される。
<本実施の形態の設備機器及び設備機器管理システムの動作例>
図5は、停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャート、図6は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、停電が発生し、復電した後の外部端末装置105及び浴室暖房換気乾燥装置1の動作について説明する。
図5のステップSA1で、操作部14で所望の運転モード選択ボタン14aが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する制御情報が浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
あるいは、外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
操作部14での操作で運転が開始される場合、選択された運転モードに対応する運転状態ランプ14dが点灯する。また、操作部14での操作で選択された運転モードで浴室暖房換気乾燥装置1の運転が実行されていることを通知する通知情報が外部端末装置105で取得され、例えば目視可能な情報として出力される。
住宅200に居る人が操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用しているときに、外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行えるようにすると、在宅の人が浴室暖房換気乾燥装置1を使用中であるにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、操作部14の操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が行われていることを外部端末装置105で通知することで、外出先等から外部端末装置105で浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認することができ、浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認した上で、操作が可能になる。
外部端末装置105での操作で運転が開始される場合、浴室暖房換気乾燥装置1では、外部制御情報に基づき操作部14の外部運転通知ランプ14eが点灯する。
外部端末装置105を所有する人が外出先等から浴室暖房換気乾燥装置1の操作を行って浴室暖房換気乾燥装置1の運転を行わせているときに、住宅200に居る人が操作部14を操作して浴室暖房換気乾燥装置1を使用できるようにすると、外出先等から運転を行ったにも関わらず、意図しない運転に切り替わる可能性がある。
そこで、外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1の運転が行われることを操作部14で通知することで、外出先等から外部端末装置105の操作で浴室暖房換気乾燥装置1が運転されていることを操作部14で確認することができ、浴室暖房換気乾燥装置1の使用状況を確認した上で、操作が可能になる。なお、操作部14での通知は、表示出力に限らず、音声、警告音等でも良い。
ここで、外部端末装置105からの操作を行う場合は、パスコード等の認証情報の入力を外部端末装置105で要求することで、認証情報を知らない人の操作を防ぐ。
図5のステップSA1で、操作部14での操作あるいは外部端末装置105での操作で運転が開始され、図5のステップSA2で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転が継続されると、図5のステップSA3で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報等が記憶される。
すなわち、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定、操作部14での操作で運転を開始しているか、外部端末装置105での操作で運転を開始しているか等の運転情報が、浴室暖房換気乾燥装置1に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
図5のステップSA4で、停電により電源の供給が遮断すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。図5のステップSA5で、停電が復旧して電源の供給が再開されると、図5のステップSA6で、停電直前に記憶した運転情報が取得される。
制御部16は、停電直前に記憶した運転情報を読み出し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成する。また、制御部16は、図5のステップSA7で、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものか、外部端末装置105での操作で開始したものであるか判断する。
停電直前の運転が外部端末装置105での操作で開始したものであると判断すると、図5のステップSA8で、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を外部端末装置105に通知する。また、図5のステップSA9で、電源情報に基づき、外部端末装置105で図6に示す通知画面105dを表示する。
通知画面105dでは、現在の運転状況を示す運転状況情報105eを表示させる。これにより、外部端末装置105の操作者に、停電が発生したこと、及び、停電により運転が停止して復旧後に待機していることを通知することができ、停電の発生で設備機器の運転が停止したことを、設備機器の設置場所に居なくても認識することができる。
本実施の形態では、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合、外部端末装置105への通知は行わない。別の実施の形態としては、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合でも、電源の供給が再開された後、外部端末装置105へ電源情報を通知し、外部端末装置105で通知画面105dを表示することとしても良い。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が、停電等による電源遮断時に所定時間、電源を供給できる構成であれば、停電により電源の供給が遮断したことを検知すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。一方、電源遮断後に供給される電源を利用して、停電直前に記憶した運転情報を取得し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知することとしても良い。これにより、外部端末装置105では、停電等が発生した時点で、停電が発生したことを外部端末装置105から通知することができる。また、停電直前に記憶した運転情報から、浴室暖房換気乾燥装置1が停電前に運転していなくても、停電となった際には、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知することとしても良い。
図7は、停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャート、図8は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、停電が発生し、復電した後の外部端末装置105及び浴室暖房換気乾燥装置1の動作の他の例について説明する。
図7のステップSB1で、操作部14で所望の運転モード選択ボタン14aが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する制御情報が浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
あるいは、外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
図7のステップSB1で、操作部14での操作あるいは外部端末装置105での操作で運転が開始され、図7のステップSB2で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転が継続されると、図7のステップSB3で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報等が記憶される。
すなわち、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定、操作部14での操作で運転を開始しているか、外部端末装置105での操作で運転を開始しているか等の運転情報が、浴室暖房換気乾燥装置1に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
また、運転情報が宅内ネットワーク101を介して主制御機器102で取得され、主制御機器102に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。更に、運転情報が宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104を介して外部端末装置105で取得され、外部端末装置105に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が不揮発性のメモリ等の記憶手段を備える構成では、運転情報等を設備機器に記憶しても良い。設備機器で運転情報を記憶するタイミングは一定時間毎としても良く、また、運転開始時、運転終了時及び状態の変化を検出した時等の操作毎に記憶しても良い。
設備機器が不揮発性のメモリを備えていない構成では、外部端末装置105あるいは主制御機器102に運転情報等を記憶しても良い。設備機器が外部ネットワーク104との通信を制御する機能を備えていれば、設備機器と外部端末装置105との間で通信制御を行って情報の送受を行っても良い。また、主制御機器102が外部ネットワーク104との通信を制御する機能を備えていれば、設備機器と主制御機器102、主制御機器102と外部端末装置105との間で通信制御を行って情報の送受を行っても良い。
設備機器が不揮発性のメモリを備える構成でも、設備機器で記憶した運転情報等を、外部端末装置105あるいは主制御機器102に記憶しても良い。
なお、外部端末装置105で運転情報を取得するタイミングは一定時間毎としても良く、また、外部端末装置105の負荷を軽減するため、外部端末装置105あるいは主制御機器102からの要求に応じて取得することとしても良い。
更に、外部端末装置105が主制御機器102に情報取得を要求し、主制御機器102が各設備機器を監視して一定時間毎等に取得、記憶している該当設備機器の運転情報等を取得しても良い。また、運転開始時、運転終了時及び状態の変化を検出した時に取得しても良い。
図7のステップSB4で、停電により電源の供給が遮断すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。図7のステップSB5で、停電が復旧して電源の供給が再開されると、図7のステップSB6で、停電直前に記憶した運転情報が取得される。
制御部16は、停電直前に記憶した運転情報を読み出し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成する。また、制御部16は、図7のステップSB7で、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものか、外部端末装置105での操作で開始したものであるか判断する。
停電直前の運転が外部端末装置105での操作で開始したものであると判断すると、図7のステップSB8で、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を外部端末装置105に通知する。また、図7のステップSB9で、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、電源の供給が再開された後に浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器で運転をするか、運転を停止させるか、また、どの運転モードで運転させるか等の運転状態を選択させる運転判断情報を取得し、外部端末装置105で図8に示す復旧画面105fを表示する。
すなわち、運転情報を浴室暖房換気乾燥装置1で記憶し、外部端末装置105で記憶しない構成では、電源の供給が再開された後、電源情報と運転情報が浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知される。
運転情報を外部端末装置105で記憶している構成では、電源の供給が再開された後、電源情報が浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知される。なお、運転情報を外部端末装置105で記憶している構成でも、電源情報と運転情報を浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知し、浴室暖房換気乾燥装置1と外部端末装置105で記憶している運転情報を比較して、外部端末装置105で記憶している運転情報が最新のものであるか判断し、運転情報を更新できるようにしても良い。
そして、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、復旧画面105fとして、停電前に実行されていた運転モードの種別を示す停電前運転情報105g、現在の運転状況を示す運転状況情報105h、運転を再開するか否かを選択させる操作ボタン105iを表示させる。
これにより、外部端末装置105の操作者に、停電により運転が停止して復旧後に待機していること、停電前に実行していた運転モードが通知され、運転を再開するか否かを、運転再開の判断基準を提供して、利用者の意図で選択させることができる。
図7のステップSB10で、外部端末装置105の操作者は、復旧画面105fの内容を確認し、運転を再開するか否かを選択する操作を行う。復旧画面105fでの操作に基づく外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択された操作に基づき、運転の再開あるいは運転停止を継続する。
本実施の形態では、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合、外部端末装置105への通知は行わない。別の実施の形態としては、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合でも、電源の供給が再開された後、外部端末装置105へ電源情報等を通知し、外部端末装置105で復旧画面105fを表示することとしても良い。
また、運転モード毎に外部端末装置105での操作の可否が予め設定され、停電直前に記憶した運転情報に基づき、停電前に実行していた運転モードが、外部端末装置105で操作可能なものであれば、停電の復旧後に外部端末装置105へ電源情報等を通知し、外部端末装置105で復旧画面105fを表示しても良い。更に、停電前に実行していた運転モードが、外部端末装置105で操作不可能なものであれば、外部端末装置105での操作が不可であることを通知しても良い。
また、設備機器管理システム100において、設備機器毎に外部端末装置105での操作の可否が予め設定され、停電直前に記憶した運転情報に基づき、停電前に運転していた設備機器が、外部端末装置105で操作可能なものであれば、停電の復旧後に外部端末装置105へ電源情報等を通知し、外部端末装置105で復旧画面105fを表示しても良い。更に、停電前に運転していた設備機器が、外部端末装置105で操作不可能なものであれば、外部端末装置105での操作が不可であることを通知しても良い。
また、人の有無で外部端末装置105での操作の可否が予め設定され、設備機器の周辺の人の有無を人感センサや照明スイッチの状態から判断して、人が居ない場合は、外部端末装置105での操作が不可能であると判断して、外部端末装置105での操作が不可であることを通知しても良い。これにより、停電復旧後でも、設備機器を点検した後でないと運転が再開できないようにすることができ、安全性が向上する。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が、停電等による電源遮断時に所定時間、電源を供給できる構成であれば、停電により電源の供給が遮断したことを検知すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。一方、電源遮断後に供給される電源を利用して、停電直前に記憶した運転情報を取得し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知することとしても良い。
また、停電直前に記憶した運転情報から、浴室暖房換気乾燥装置1が停電前に運転していなくても、停電となった際には、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知すると共に、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、復旧画面として、停電前は運転停止中であったことを外部端末装置105で通知することとしても良い。
図9は、停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャート、図10は、外部端末装置での表示例を示す説明図で、次に、各図を参照して、停電が発生し、復電した後の外部端末装置105及び浴室暖房換気乾燥装置1の動作の他の例について説明する。
図9のステップSC1で、操作部14で所望の運転モード選択ボタン14aが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する制御情報が浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
あるいは、外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
図9のステップSC1で、操作部14での操作あるいは外部端末装置105での操作で運転が開始され、図9のステップSC2で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転が継続されると、図9のステップSC3で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報等が記憶される。
すなわち、予め設定される時間情報、時間情報に基づく運転の実行の有無、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定、操作部14での操作で運転を開始しているか、外部端末装置105での操作で運転を開始しているか等の運転情報が、浴室暖房換気乾燥装置1に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
予め設定される時間情報としては、所謂タイマ運転を行うため、操作部14あるいは外部端末装置105の操作で運転開始前に設定される運転開始時刻、運転停止時刻、運転時間等が記憶される。また、運転開始後に設定が変更される運転停止時刻、運転時間等が記憶される。更に、所定の運転モードに対して予め設定されている運転時間が記憶される。
また、運転情報が宅内ネットワーク101を介して主制御機器102で取得され、主制御機器102に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。更に、運転情報が宅内ネットワーク101から外部ネットワーク104を介して外部端末装置105で取得され、外部端末装置105に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
図9のステップSC4で、停電により電源の供給が遮断すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。図9のステップSC5で、停電が復旧して電源の供給が再開されると、図9のステップSC6で、停電直前に記憶した運転情報が取得される。
制御部16は、停電直前に記憶した運転情報を読み出し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成する。また、制御部16は、図9のステップSC7で、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものか、外部端末装置105での操作で開始したものであるか判断する。
停電直前の運転が外部端末装置105での操作で開始したものであると判断すると、図9のステップSC8で、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を外部端末装置105に通知する。また、図9のステップSC9で、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、外部端末装置105で図10に示す復旧画面105jを表示する。
すなわち、運転情報を浴室暖房換気乾燥装置1で記憶し、外部端末装置105で記憶しない構成では、電源の供給が再開された後、電源情報と運転情報が浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知される。
運転情報を外部端末装置105で記憶している構成では、電源の供給が再開された後、電源情報が浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知される。なお、運転情報を外部端末装置105で記憶している構成でも、電源情報と運転情報を浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105へ通知し、浴室暖房換気乾燥装置1と外部端末装置105で記憶している運転情報を比較して、外部端末装置105で記憶している運転情報が最新のものであるか判断し、運転情報を更新できるようにしても良い。
そして、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、復旧画面105jとして、停電前に実行あるいはタイマ運転で予約されていた運転モードの種別を示す停電前運転情報105k、停電前に実行されていた運転モードがタイマ運転であった場合の残り運転時間、停電前にタイマ運転で予約されていた運転開始時刻等の時間情報105m、現在の運転状況を示す運転状況情報105n、運転を再開するか否かを選択させる操作ボタン105pを表示させる。
これにより、外部端末装置105の操作者に、停電により運転が停止して復旧後に待機していること、停電前に実行していた運転モード、及び、時間情報が設定されている運転モードである場合は、残りの運転時間、あるいは、停電前にタイマ運転で予約されていた運転開始時刻等が通知され、運転を再開するか否かを、運転再開の判断基準を提供して、利用者の意図で選択させることができる。なお、タイマ運転による運転開始時刻、運転終了時刻、運転時間を、復旧画面105jで変更できるようにしても良い。
例えば、停電前に乾燥運転を行っていた場合、停電の時間が短ければ、停電前の運転時間に継続して、残りの運転時間分乾燥運転を再開すれば、所期の目的を達成できると判断でき、このような場合は、残りの運転時間分乾燥運転を実行するとの選択が可能である。
一方、停電前に暖房運転を行っていた場合、停電の時間が長ければ、浴室内の温度が低下し、残りの運転時間分暖房運転を再開しても、所期の目的を達成できないと判断でき、このような場合は、最初から暖房運転を実行するとの選択が可能である。
図9のステップSC10で、外部端末装置105の操作者は、復旧画面105fの内容を確認し、運転を再開するか否かを選択する操作を行う。復旧画面105fでの操作に基づく外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択された操作に基づき、運転の再開あるいは運転停止を継続する。
本実施の形態では、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合、外部端末装置105への通知は行わない。別の実施の形態としては、停電直前の運転が操作部14での操作で開始したものであると判断した場合でも、電源の供給が再開された後、外部端末装置105へ電源情報等を通知し、外部端末装置105で復旧画面105jを表示することとしても良い。
浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が、停電等による電源遮断時に所定時間、電源を供給できる構成であれば、停電により電源の供給が遮断したことを検知すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止する。一方、電源遮断後に供給される電源を利用して、停電直前に記憶した運転情報を取得し、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知することとしても良い。
また、停電直前に記憶した運転情報から、浴室暖房換気乾燥装置1が停電前に運転していなくても、停電となった際には、停電等による電源の遮断があったことを示す電源情報を生成して外部端末装置105に通知すると共に、電源情報と停電直前に記憶した運転情報に基づき、外部端末装置105で所定の復旧画面を表示することとしても良い。
例えば、タイマの設定で運転が予約された状態で停電が発生した場合に、停電した時間帯より後に運転開始の時刻が設定されていた運転の予約がリセットされているか否か等の状態の確認を、復旧画面で行えるようにする。
図11は、停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、停電復旧後の運転再開で必要な情報を外部端末装置105で取得する動作例について説明する。
図11のステップSD1で、外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
図11のステップSD1で、外部端末装置105での操作で運転が開始され、図11のステップSD2で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転が継続されると、図11のステップSD3で、所定の一定時間が経過したか判断する。
所定の一定時間が経過したと判断されると、図11のステップSD4で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転情報が浴室暖房換気乾燥装置1から外部端末装置105に送信される。
すなわち、実行中の運転モード、運転モードにおける風量の設定等の運転情報が、浴室暖房換気乾燥装置1から送信され、図11のステップSD5で。外部端末装置105に備えられた不揮発性のメモリに記憶される。
これにより、浴室暖房換気乾燥装置1で運転情報を記憶せずとも、一定時間毎に外部端末装置105へ運転情報が通知され、外部端末装置105で運転情報を取得、記憶することができる。従って、停電の復旧後に、運転情報に基づき上述した復旧画面を表示して、操作を可能とすることができる。
なお、運転情報を通知するタイミングは一定時間毎としたが、外部端末装置105あるいは主制御機器102からの要求に応じて通知することとしても良い。また、運転開始時、運転終了時及び状態の変化を検出した時に通知しても良い。
運転情報としては、タイマ運転等で予め設定される時間情報、時間情報に基づく運転の実行の有無等が記憶されてもよい。
また、上述した実施の形態では、外部端末装置105の操作で運転が開始されると、一定時間毎に運転情報が外部端末装置105に通知されることとしたが、操作部14の操作で運転が開始された場合も、運転情報が外部端末装置105に通知されることとしてもよい。この場合、運転情報としては、操作部14での操作で運転を開始しているか、外部端末装置105での操作で運転を開始しているか等が記憶されても良い。
図12は、停電に関連する浴室暖房換気乾燥装置の動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、停電が発生した後に外部端末装置105での操作を無効とする動作例について説明する。
図12のステップSE1で、操作部14で所望の運転モード選択ボタン14aが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する制御情報が浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
あるいは、外部端末装置105で所望の運転モード選択ボタン105cが操作されて運転モードが選択されると、選択された運転モードに対応する外部制御情報が、外部ネットワーク104から宅内ネットワーク101を介して浴室暖房換気乾燥装置1の制御部16で取得される。そして、制御部16は、外部制御情報で選択されている運転モードに基づき換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、運転を開始する。
図12のステップSE1で、操作部14での操作あるいは外部端末装置105での操作で運転が開始され、図12のステップSE2で、浴室暖房換気乾燥装置1の運転が継続される、
図12のステップSE3で、停電等により電源の供給が遮断すると、浴室暖房換気乾燥装置1の運転を停止すると共に、図12のステップSE4で、電源遮断時間の計時を開始する。浴室暖房換気乾燥装置1等の設備機器が、バッテリ等の補助電源を備える等、停電等による電源遮断後も電源を供給できる構成であれば、停電により外部からの電源の供給が遮断されても、計時動作が可能である。
停電が継続している間は、図12のステップSE5で、電源遮断時間の計時が継続される。そして、図12のステップSE6で、電源遮断時間が外部端末装置105での操作を無効とする設定変更時間を経過したと判断すると、図12のステップSE7で、操作設定情報において外部端末装置105での操作を無効とする。電源遮断時間が外部端末装置105での操作を無効とする設定変更時間を経過する前に、停電が復旧すれば、操作設定情報において外部端末装置105での操作が有効のまま維持される。
停電が長期間に亘る場合は、復旧後に設備機器の点検が必要な場合がある。このような場合に、作業者や利用者の操作によらず、外部端末装置105からの操作を無効とすることで、設備機器の設置場所に居ない利用者による操作を行えないようにすることができる。災害等による長期間の停電では、設備機器の状態のみならず、周囲の状況を確認する必要があり、設備機器の周囲の状況が不明なまま、遠隔操作で設備機器の運転が再開されるということが防止され、二次災害の発生を防止することができる。
ここで、設備機器管理システム100、あるいは、主制御機器102がバッテリ等の補助電源を備える等、停電等による電源遮断後も電源を供給できる構成であれば、各設備機器が補助電源を備えていなくても、主制御機器102で計時動作を実行することが可能である。そして、電源遮断時間が外部端末装置105での操作を無効とする設定変更時間を経過したと判断すると、操作設定情報において外部端末装置105での操作を無効とする。補助電源としては、エネルギー機器3の太陽光発電装置を利用しても良い。
なお、設備機器の出荷前に試験を行った後、設備機器が出荷され設置されるまでは電源が供給されない。このため、電源が遮断された後、電源遮断時間を計時して設定変更時間が経過すると、外部端末装置105での操作を無効となり、初期状態で、外部端末装置105での操作を無効とすることができる。また、外部端末装置105からの操作を有効とする場合は、利用者による設定変更が必要となり、利用者の意図を確認して、遠隔操作の有効、無効の設定が可能となる。
<設備機器及び設備機器管理システムの他の例>
設備機器が宅内ネットワーク101、外部ネットワーク104から切り離されると、外部端末装置105での操作が不可能になるが、設備機器がネットワークから切り離されたことを外部端末装置105で認識できないと、外部端末装置105で操作しても設備機器が動作せず、利用者が意図した運転にならない。
そこで、設備機器がネットワークから切り離されたことを外部端末装置105へ通知できるようにする。主制御機器102は、定期的に各設備機器のステータスを取得しており、このステータスが読み込めない場合は、設備機器がネットワークから切り離されたと判断して、外部端末装置105に設備機器を特定して通知する。
また、設備機器側から、所定の操作で主制御機器102に対してネットワークから切り離されることを通知し、この通知を外部端末装置105に設備機器を特定して通知しても良い。例えば、浴室暖房換気乾燥装置1では、宅内ネットワーク101から切り離す動作の際に、操作部14で所定の操作が必要となる。そこで、操作部14での所定の操作で、宅内ネットワーク101から切り離されることを主制御機器102に通知する。
更に、設備機器がネットワークから切り離されるという事象は、有線あるいは無線による接続を遮断する以外にも、設備機器自体の故障、ネットワークの故障、電源の遮断等の異なる要因で発生する。そこで、通知方法を障害の要因毎に異ならせて通知しても良い。
設備機器管理システム100では、複数の設備機器が接続されており、関連する複数の設備機器を連動する運転が可能である。しかし、連動する設備機器の何れかが故障等の障害で動作不可能な状態では、外部端末装置105で操作しても一部の設備機器が動作せず、設備機器の連動による所定の運転が行えない。
そこで、設備機器が動作しないことを外部端末装置105に通知する。設備機器は、定期的に他の設備機器のステータスを取得しており、ステータスで障害の発生を検知すると、外部端末装置105に設備機器を特定して通知する。また、主制御機器102は、定期的に各設備機器のステータスを取得しており、ステータスで障害の発生を検知すると、外部端末装置105に設備機器を特定して通知する。
例えば、設備機器として浴室暖房換気乾燥装置1とミスト発生装置が連動する構成では、外部端末装置105での操作で運転が開始されると、浴室暖房換気乾燥装置1は、定期的にミスト発生装置のステータスを取得し、水の供給が止まる、装置自体が故障する等、ステータスでミスト発生装置の障害の発生を検知すると、外部端末装置105にミスト発生装置が故障したことを通知すると共に、操作を無効とする。また、ミスト発生装置の運転を停止する。
主制御機器102で管理する構成では、外部端末装置105での操作で運転が開始されると、主制御機器102は、定期的に浴室暖房換気乾燥装置1とミスト発生装置のステータスを取得し、水の供給が止まる、装置自体が故障する、停電等の電源遮断により、ステータスで浴室暖房換気乾燥装置1あるいはミスト発生装置の障害の発生を検知すると、外部端末装置105に浴室暖房換気乾燥装置1あるいはミスト発生装置が故障したことを通知すると共に、操作を無効とする。また、浴室暖房換気乾燥装置1あるいはミスト発生装置の運転を停止する。
設備機器管理システム100で連動する設備機器としては、他に、温水型の床暖房装置とヒートポンプ式の給湯器があり、例えば、給湯器での障害を検知すると、外部端末装置105に故障したことを通知すると共に、操作を無効とする。また、運転を停止する。また、浴槽への湯または水の供給と暖房を連動させる場合に、例えば、給湯器での障害を検知すると、外部端末装置105に故障したことを通知すると共に、操作を無効とする。
外部端末装置105での遠隔操作を可能とすると、運転に適さない状況で運転が開始される可能性がある。そこで、外部端末装置105での操作の有効、無効の設定を、時間、日付、曜日等の日時情報で設定できるようにする。
浴室暖房換気乾燥装置1では、例えば、消費電力が大きい乾燥運転モードに関しては、深夜電力を利用する時間帯は外部端末装置105での操作を有効とし、他の時間帯では無効とする。
浴室暖房換気乾燥装置1に時計機能を備える構成では、深夜電力を使用する開始時刻と終了時刻等、深夜電力を使用する時間帯を特定する日時情報が、操作部14あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、浴室暖房換気乾燥装置1で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、深夜時間帯のみ外部端末装置105での操作を有効とする。
主制御機器102に時計機能を備える構成では、深夜電力を使用する開始時刻と終了時刻等、深夜電力を使用する時間帯を特定する日時情報が、所定の設備機器の操作部、主制御機器102の操作部あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、主制御機器102で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、深夜時間帯のみ外部端末装置105での操作を有効とする。
また、浴室暖房換気乾燥装置1では、入浴中は外部端末装置105での操作を無効とし、他の時間帯では有効とする。浴室暖房換気乾燥装置1に時計機能を備える構成では、想定される入浴の開始時刻と終了時刻等、入浴する時間帯を特定する日時情報が、操作部14あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、浴室暖房換気乾燥装置1で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、入浴時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。
主制御機器102に時計機能を備える構成では、想定される入浴の開始時刻と終了時刻等、入浴する時間帯を特定する日時情報が、所定の設備機器の操作部、主制御機器102の操作部あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、主制御機器102で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、入浴時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。
計画的な停電が予定されている場合は、停電中は外部端末装置105での操作を無効とし、他の時間帯では有効とする。浴室暖房換気乾燥装置1に時計機能を備える構成では、計画された停電の開始時刻と終了時刻等、停電する時間帯を特定する日時情報が、操作部14あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、浴室暖房換気乾燥装置1で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、停電時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。また、停電が開始されるより所定時間前に、停電の開始時刻及び終了時刻と、操作が無効となることを外部端末装置105に通知しても良い。
主制御機器102に時計機能を備える構成では、計画された停電の開始時刻と終了時刻等、停電する時間帯を特定する日時情報が、所定の設備機器の操作部、主制御機器102の操作部あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、主制御機器102で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、停電時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。また、停電が開始されるより所定時間前に、停電の開始時刻及び終了時刻と、操作が無効となることを外部端末装置105に通知しても良い。
メンテナンスが実行される場合は、メンテナンス中は外部端末装置105での操作を無効とし、他の時間帯では有効とする。浴室暖房換気乾燥装置1に時計機能を備える構成では、メンテナンスの開始時刻と終了時刻等、メンテナンスを実行する時間帯を特定する日時情報が、操作部14あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、浴室暖房換気乾燥装置1で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、メンテナンスの時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。また、メンテナンスが開始されるより所定時間前に、メンテナンスの開始時刻及び終了時刻と、操作が無効となることを外部端末装置105に通知しても良い。
主制御機器102に時計機能を備える構成では、メンテナンスの開始時刻と終了時刻等、メンテナンスを実行する時間帯を特定する日時情報が、所定の設備機器の操作部、主制御機器102の操作部あるいは外部端末装置105等での操作で設定される。
そして、主制御機器102で計時した時間情報と予め設定された日時情報に基づき外部端末装置105での操作の有効、無効を切り換えて、メンテナンスの時間帯は外部端末装置105での操作を無効とする。また、メンテナンスが開始されるより所定時間前に、メンテナンスの開始時刻及び終了時刻と、操作が無効となることを外部端末装置105に通知しても良い。
本発明は、住宅に設置される熱源を有する浴室暖房換気乾燥装置、レンジフード、熱交換型換気装置等の他の換気装置、エアコンディショナー等の空調装置、空気清浄装置、熱源を有する床暖房装置等に適用される。
1・・・浴室暖房換気乾燥装置、10・・・通信制御部、14・・・操作部、16・・・制御部、100・・・設備機器管理システム、101・・・宅内ネットワーク、102・・・主制御機器、105・・・外部端末装置

Claims (8)

  1. 通信回線と接続される通信制御手段と、
    電源の遮断に関連する電源情報を取得して、前記通信回線に接続された外部端末装置に通知する制御手段と
    を備えたことを特徴とする設備機器。
  2. 前記制御手段は、電源遮断前の運転情報を取得して、前記外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備機器。
  3. 前記制御手段は、電源遮断前の運転情報を取得して、電源の供給が再開されると、運転情報を前記外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備機器。
  4. 前記制御手段は、電源遮断前の運転情報を取得して、電源の供給が再開されるより前に運転情報を前記外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備機器。
  5. 前記制御手段は、電源遮断前の運転情報に基づき、電源の供給が再開された後の運転状態を選択させる運転判断情報を前記外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の設備機器。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の設備機器と、
    通信回線と接続された主制御手段とを備えた
    ことを特徴とする設備機器管理システム。
  7. 前記主制御手段は、電源の遮断に関連する電源情報を取得して、前記通信回線に接続された外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の設備機器管理システム。
  8. 前記主制御手段は、電源遮断前の前記設備機器の運転情報を取得して、電源の供給が再開されると、前記設備機器の運転情報を前記外部端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の設備機器管理システム。
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