JP2019007679A - 燃焼システム - Google Patents

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Abstract

【課題】停電から復帰した場合に、より的確に燃焼装置の動作を継続させるべきか否かを判断できる技術を提供する。【解決手段】本明細書は、商用電源から電力の供給を受ける燃焼システムを開示する。燃焼システムは、燃焼装置と燃焼装置の動作を制御する燃焼制御手段と、燃焼装置の動作履歴を記憶する記憶手段、または動作履歴を管理する第一サーバと通信可能な第一通信手段と、商用電源から電力の供給が開始された場合に、動作履歴に基づき停電からの復帰であるか否かを判断する第一判断手段と、燃焼システムが設置されている地域の地域情報を管理する第二サーバと通信可能な第二通信部と、停電からの復帰である場合に、地域情報に基づき停電の原因が特定危険事象であったか否かを判断する第二判断手段を備える。制御装置は、停電の原因が特定危険事象でなかったと判断した場合、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させる。【選択図】図3

Description

本明細書に開示する技術は、燃焼システム、特に商用電源から電力の供給を受ける燃焼システムに関する。
商用電源から電力の供給を受ける燃焼システムにおいては、たとえば、一時的な停電が発生した場合であれば、停電からの復帰後、燃焼装置を自動復帰させて使い勝手をよくした方がよい場合がある。一方では、停電の原因が、例えば、地震などの特定危険事象である場合には、停電からの復帰後、燃焼装置を自動復帰させると危険が生じる可能性があるので、燃焼装置を自動復帰させない方がよい場合もある。
特許文献1に開示されている燃焼制御装置では、停電の検出からの経過時間を計測するタイマと、炎の有無を検知するセンサを設けて、停電の検出からの経過時間が一定時間以内であれば、炎無しを検知した場合に再着火を行って、停電前の動作状態を継続させ、停電の検出からの経過時間が一定時間を超えると、炎の有無に関わらず運転を停止させる。
特開平8−240313号公報
特許文献1の燃焼制御装置では、停電の原因を判別することなく、停電の検出からの経過時間に基づいて燃焼装置の自動復帰の判断を行っており、停電からの復帰後、燃焼装置を自動復帰させるべきか否かの判断を的確に行うことができない場合がある。そこで本明細書では、燃焼システムにおいて、停電から復帰した場合に、的確に燃焼装置の動作を継続させるべきか否かを判断できる技術を提供する。
本明細書に開示する燃焼システムは、商用電源から電力の供給を受ける燃焼システムであって、燃焼装置と、燃焼装置の動作を制御する燃焼制御手段と、燃焼装置の動作履歴を記憶する記憶手段または動作履歴を管理する第一サーバと通信可能な第一通信手段と、商用電源から電力の供給が開始された場合に、動作履歴に基づき停電からの復帰であるか否かを判断する第一判断手段と、燃焼システムが設置されている地域の地域情報を管理する第二サーバと通信可能な第二通信手段と、停電からの復帰である場合に、地域情報に基づき、停電の原因が特定危険事象であったか否かを判断する第二判断手段と、を備える。制御装置は、第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象でなかったと判断した場合、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるように構成されている。
上記の燃焼システムによれば、商用電源からの電力の供給が開始された場合に、動作履歴に基づいて、停電からの復帰であるか否かを判断し、停電からの復帰である場合に、地域情報に基づいて、停電の原因が特定危険事象、たとえば、地震、雷などの自然災害であったか否かを判断する。停電の原因が特定危険事象であった場合、燃焼装置を作動させると危険である。そして、上記の燃焼システムでは、停電からの復帰であり、かつ停電の原因が特定危険事象でなかった場合には、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させる。上記の燃焼システムによれば、停電から復帰した場合に、的確に燃焼装置の動作を継続させるべきか否かを判断することができる。
上記の燃焼システムは、さらにユーザ端末を備え、第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象であったと判断した場合、ユーザ端末により、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認するように構成されてもよい。
停電の原因が特定危険事象であった場合でも、特定危険事象の影響がそれほど大きなものではなく、燃焼装置を自動復帰させても危険が生じない場合には、停電からの復帰後、燃焼装置を自動復帰させて使い勝手をよくした方がよい。上記の燃焼システムによれば、停電からの復帰であり、かつ停電の原因が特定危険事象であった場合に、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認することで、ユーザの判断により燃焼装置を自動復帰させることが可能となり、ユーザの利便性を高めることができる。
上記第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象でなかったと判断した場合でも、停電の開始から停電からの復帰までの停電継続時間が所定時間を超えた場合には、ユーザ端末により、上記燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認するように構成されてもよい。
停電の原因が特定危険事象でなかった場合でも、停電継続時間が長時間にわたる場合には、何らかの予想外の出来事が停電の原因となっているおそれがあり、燃焼装置を自動復帰させると危険が生じる可能性がある。上記の燃焼システムによれば、停電からの復帰であり、かつ停電の原因が特定危険事象でなかった場合であっても、停電継続時間が長時間にわたる場合に、燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認することで、ユーザの判断により燃焼装置を自動復帰させないことが可能となり、安全性をより向上させることができる。
実施例の給湯暖房システム1の概略構成を示す図である。 実施例の給湯暖房システム1における給湯暖房器10の概略構成を示す図である。 実施例の給湯暖房システム1に商用電源の供給が開始された場合の動作を説明するフローチャートである。 実施例の給湯暖房システム1において、スマートフォン33に表示するポップアップ画面の例を示す図である。
(実施例)
(給湯暖房システム1)
図面を参照しながら、実施例の燃焼システムについて説明する。本実施例の燃焼システムは、一般家庭に設置され、給湯と暖房を行う給湯暖房システム1である。図1には、給湯暖房システム1の概略構成を示す。給湯暖房システム1は、水を加熱して台所や浴室への給湯を行うとともに、暖房用熱媒を加熱して居室の暖房を行う給湯暖房器10と、給湯暖房器10を遠隔操作するための複数のリモコン(台所リモコン21、浴室リモコン22、サブリモコン23)を備えている。これらのリモコン21,22,23と給湯暖房器10は、通信回線24によりに接続され、互いに通信することができる。つまり、ユーザは、リモコン21,22,23を操作して、給湯暖房器10に対し、動作指令を送ることができる。また、リモコン21,22,23では、給湯暖房器10から、給湯暖房器10の動作状態等様々な情報を受信して、これをユーザに対して表示することができる。給湯暖房器10と、リモコン21,22,23は、商用電源から電力の供給を受けて動作する。
さらに、本実施例の給湯暖房システム1では、台所リモコン21が、ルータ26に接続されており、インターネットを介して外部のサーバ(給湯暖房器運転履歴管理サーバ31および地域情報管理サーバ32)と通信可能である。台所リモコン21は、これらのサーバ31,32から情報を取得することができる。また、台所リモコン21が取得した情報は、通信回線24を介して給湯暖房器10に送信される。さらに、台所リモコン21は、スマートフォン33と近距離無線通信を介して通信可能である。スマートフォン33は、インターネットを介して上記のサーバ(給湯暖房器運転履歴管理サーバ31および地域情報管理サーバ32)と通信可能であり、スマートフォン33がこれらのサーバ31,32から取得した情報を、台所リモコン21に送信することもできる。また、必要な場合には、ユーザはスマートフォン33を操作して、給湯暖房器10に指令を送ることができる。
(給湯暖房器10)
図2を参照して、上記給湯暖房器10の構成について説明する。給湯暖房器10は、主に、ヒートポンプ40と、給湯暖房ユニット50と、タンク41と、暖房端末(床暖房)70と、制御部90と、を備えている。制御部90は、給湯暖房器10の動作を制御し、燃焼制御手段である燃焼制御部として機能する。
タンク41は、温水を貯める密閉容器である。タンク41には、タンク41へ上水を供給する給水管42と、タンク41から温水を出湯する出湯管43が接続されている。出湯管43は、給湯暖房ユニット50に接続されており、タンク41からの温水を給湯暖房ユニット50に送る。タンク41には、複数の温度センサ(図示省略)が高さ方向に沿って配置されている。複数の温度センサは制御部90に接続されており、それらの検出結果に基づいて、制御部90はタンク41内の温水温度及び温水量(即ち蓄熱量)を把握することができる。
出湯管43には、給水バイパス管44を通じて、給水管42が接続されている。給水バイパス管44は、出湯管43を流れる温水に、給水管42からの上水を混合する。給水バイパス管44と出湯管43の接続位置には、給湯側混合弁45が設けられている。給湯側混合弁45は、制御部90に接続されており、その動作は制御部90によって制御される。制御部90は、給湯側混合弁45を制御することにより、タンク41からの出湯温度を、ユーザの指定した給湯設定温度まで低下させることができる。
ヒートポンプ40は、大気中から採熱して、水や暖房用熱媒を加熱する。ヒートポンプ40は、タンク41に接続されおり、タンク41の温水は、ヒートポンプ40において加熱された後、再びタンク41へ戻される。それにより、タンク41に温水が貯えられる。
給湯暖房ユニット50は、都市ガス等の可燃性ガス(単にガスとも称する)を燃焼させて、水や暖房用熱媒を加熱する。前述したように、給湯暖房ユニット50には、出湯管43を通じて、タンク41からの温水が送られる。ユーザの指定した給湯設定温度に対して、タンク41からの出湯温度が低い場合、給湯暖房ユニット50は、バーナ(図示省略)を点火して当該温水を加熱する。加熱された温水は、給湯管46を通じて給湯箇所に供給される。または、風呂管47を通して、浴槽51に供給される。
給湯管46には、給湯バイパス管49を通じて、出湯管43が接続されている。給湯バイパス管49は、出湯管43の温水を、給湯管46へ直接送ることができる。また、給湯バイパス管49には、バイパス制御弁52が設けられている。バイパス制御弁52は、制御部90に接続されており、その動作は制御部90によって制御される。給湯暖房ユニット50での加熱が不要であれば、制御部90はバイパス制御弁52を開弁し、給湯暖房ユニット50をバイパスさせることができる。それにより、給湯暖房ユニット50での無用な放熱を避けることができる。また、制御部90は、バイパス制御弁52の開度を調節し、温水の一部を給湯暖房ユニット50に送るとともに、他の部分は給湯暖房ユニット50をバイパスさせることで、給湯温度を細かに調整することもできる。
給湯暖房ユニット50は、浴槽51の温水を循環加熱(追い焚き)することもできる。給湯暖房ユニット50は、風呂管47を介して、浴槽51に接続されている。浴槽51の温水は、給湯暖房ユニット50へ送られ加熱された後、浴槽51に戻される。温水の循環は、給湯暖房ユニット50の風呂ポンプ(図示省略)によって行われる。なお、給湯暖房器10の内部において、浴槽51の温水を循環させる経路は、衛生面を考慮して、前述した給湯管46に繋がる経路とは独立して設けられている。
給湯暖房ユニット50は、暖房端末70(本実施例では床暖房)に接続されており、加熱した暖房用熱媒を暖房端末70に送る。暖房用熱媒は、一例であるが、不凍液である。暖房用熱媒は、給湯暖房ユニット50のバーナ(図示省略)により加熱された後、暖房送り管60を通じて、暖房端末70に送られる。暖房端末70で放熱した暖房用熱媒は、第1暖房戻り管62を通ってヒートポンプ40に送られた後、第2暖房戻り管64を通って給湯暖房ユニット50に戻される。即ち、ヒートポンプ40において暖房用熱媒の一次加熱が行われる。なお、第2暖房戻り管64には、暖房バイパス管66を通じて、第1暖房戻り管62が接続されている。暖房バイパス管66と第2暖房戻り管64の接続位置には、暖房側混合弁68が設けられている。暖房側混合弁68は、制御部90に接続されており、その動作は制御部90によって制御される。例えばヒートポンプ40の運転が停止している場合、制御部90は、暖房側混合弁68を制御することにより、暖房端末70からの暖房用熱媒を給湯暖房ユニット50へ直接的に送り戻すことができる。
上述したように、制御部90は、各部に配置されたセンサからの情報を得て、給湯暖房器10の動作状態を把握している。また、制御部90は、通信回線24を介して、リモコン21,22,23と通信可能である。制御部90は、リモコン21,22,23からの指令に従って、各種の弁(給湯側混合弁45、バイパス制御弁52、暖房側混合弁68)、ヒートポンプ40、給湯暖房ユニット50のバーナなどを制御して、リモコン21,22,23からの指令に従った条件で、給湯や暖房が行われるように給湯暖房器10の動作を制御する。また、制御部90は、上記のように把握された給湯暖房器10の動作状態など様々な情報をリモコン21,22,23に送信し、これらのリモコン21,22,23ではユーザにとって必要な情報が表示される。
また、制御部90は、後述するように、必要な場合には台所リモコン21に対し、外部のサーバ(給湯暖房器運転履歴管理サーバ31、地域情報管理サーバ32)にアクセスして、情報を得るように指令する。そして、台所リモコン21を介してこれらのサーバ31,32から得た情報に基づいて、給湯暖房器10の動作状態をどう制御すべきかを判断する。そして、判断結果に基づいて、給湯暖房器10の動作状態を制御する。詳細は後述するように、制御部90は、商用電源から電力の供給が開始された場合に、給湯暖房器10の動作履歴に基づき停電からの復帰であるか否かを判断する第一判断部として機能するとともに、停電からの復帰である場合に、給湯暖房システム1が設置されている地域の地域情報に基づき、停電の原因が地震であったか否かを判断する第二判断部として機能する。
さらに、制御部90は、バックアップ電源(図示せず)により動作するタイマ91を備えている。タイマ91は、商用電源からの電力の供給の有無に関わらず、現在の時刻を計時することができる。
(リモコン21,22,23)
台所リモコン21は、台所に設置されており、浴室リモコン22は、浴室に設置されており、サブリモコン23は暖房端末70により暖房される室内に設置されている。リモコン21,22,23は、ユーザが様々な指示を入力可能な操作部(図示せず)と、操作部で入力された指令や様々な情報を表示可能な表示部(図示せず)と、これらを制御するリモコン制御部(図示せず)と、を備える。ユーザは、リモコン21,22,23を操作することで、給湯暖房器10の電源のオンオフ、給湯設定温度の指定、浴槽51への給湯(いわゆる湯張り)の開始、浴槽51の温水の加熱(いわゆる追い焚き)の開始、暖房端末70での暖房の開始および終了などの、各種操作を行うことができる。ユーザが操作部を操作して指令を入力すると、これに対応する制御信号が給湯暖房器10の制御部90に送信される。制御部90は受信された信号に基づいて、給湯暖房器10の動作を制御する。
さらに、上述したように、台所リモコン21は、ルータ26もしくはスマートフォン33を介して、外部に設置された給湯暖房器運転履歴管理サーバ31および地域情報管理サーバ32と通信可能であり、これらのサーバ31,32から得た情報を、通信回線24を介して給湯暖房器10の制御部90に送信することができる。
(給湯暖房器運転履歴管理サーバ31)
給湯暖房器運転履歴管理サーバ31は、給湯暖房器10の製造会社によって管理されるサーバであり、給湯暖房器10の動作履歴を時刻とともに記憶保管している。給湯暖房器運転履歴管理サーバ31は、台所リモコン21を介して給湯暖房システム1と定期的に通信している。給湯暖房器運転履歴管理サーバ31では、給湯暖房器10から送られる動作情報(動作開始時刻、終了時刻、故障の発生など)を、データベース(図示せず)に記録する。このデータベースは、給湯暖房器10の製造会社の保守修理部門からアクセス可能であり、給湯暖房器10に故障が生じた場合、故障原因等を特定するために利用される。さらに、ユーザも給湯暖房器10の動作履歴を、必要な場合に、スマートフォン33やパーソナルコンピュータ(図示せず)等の端末からアクセスして取得可能である。本実施例では、台所リモコン21が、商用電源からの電力の供給が開始された場合に、給湯暖房器10の制御部90からの指令を受けて、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31から動作履歴を取得する。
(地域情報管理サーバ32)
地域情報管理サーバ32は、電力会社が管理する地域ごとの停電に関する情報を保管したサーバである。地域情報管理サーバ32では、各地から停電に関する情報を受信して、地域ごとの停電に関する情報を保管する。ユーザは、停電等が起きた場合、スマートフォン33やパーソナルコンピュータ(図示せず)等の端末によりこのサーバと通信して、給湯暖房器10が設置された地域での停電発生時刻、停電原因、復帰の有無等、停電に関する情報を得ることができる。本実施例では、台所リモコン21が、給湯暖房器10の制御部90からの指令を受けて、地域情報管理サーバ32と通信し、給湯暖房器10が設置された地域での停電に関する情報を取得する。なお、地域情報管理サーバ32は、気象庁が管理する地域ごとの気象、地震、台風などの自然災害に関する情報を保管したサーバであってもよい。
(スマートフォン33)
上述したように、スマートフォン33には、インターネットを通じて、外部のサーバ(給湯暖房器運転履歴管理サーバ31、地域情報管理サーバ32)と通信可能となっている。後述するように、このスマートフォン33には、必要な場合に、給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認するポップアップ画面を表示することができる。
(商用電源の供給が開始された時の給湯暖房システム1の制御フロー)
以下では、商用電源の供給が開始された場合の、給湯暖房システム1の動作制御フローについて、図3を参照して説明する。図3では、給湯暖房器10が、浴槽51の自動運転(湯張り)、追い焚き、または床暖房を行っている状態、または運転待機の状態(ステップS10)から、停電が発生し(ステップS11)、その後に商用電源からの電力の供給が開始された場合(ステップS12)を例として説明する。
ステップS13では、給湯暖房器10の制御部90は、商用電源からの電力の供給が開始された時に給湯暖房器10が通常行う確認動作(イニシャル動作ともいう)を行う。
続いてステップS14では、給湯暖房器10の制御部90は、台所リモコン21に対し、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31にアクセスして、給湯暖房器10の動作履歴を取得するように指令を出す。台所リモコン21は、この指令に基づき給湯暖房器運転履歴管理サーバ31と通信を行い、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31から給湯暖房器10の動作履歴を受信する。台所リモコン21で受信された動作履歴は、給湯暖房器10の制御部90へ送信される。
ステップS15において、給湯暖房器10の制御部90では、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31から取得した給湯暖房器10の動作履歴から、現在の状態が停電からの復帰であるか否かを判断する。例えば、給湯暖房器10の動作履歴における最後の動作が、給湯暖房器10の電源オフ動作でない場合には、現在の状態が停電からの復帰であると判断することができ、給湯暖房器10の動作履歴における最後の動作が、給湯暖房器10の電源オフ動作である場合には、現在の状態が停電からの復帰ではなく、ユーザによる電源オン操作によるものと判断することができる。制御部90において、停電からの復帰ではないと判断された場合には(ステップS15でNo)、ステップS16に進み、給湯暖房器10は運転待機状態となる。ステップS15において、停電からの復帰であると判断された場合には(ステップS15でYes)、ステップS17に進む。
ステップS17において、制御部90は、台所リモコン21に対し、地域情報管理サーバ32にアクセスして、給湯暖房器10が設置された地域の停電に関する情報を取得するように指令を出す。台所リモコン21は、これに従い、地域情報管理サーバ32と通信して、給湯暖房器10が設置されている地域における停電に関する情報を、地域情報管理サーバ32から受信する。台所リモコン21は、受信した地域情報を給湯暖房器10の制御部90に送信する。
ステップS18では、給湯暖房器10の制御部90は、地域情報管理サーバ32から取得した停電に関する情報に基づいて、停電の原因が特定危険事象である地震であったか否かを判断する。制御部90において、停電の原因が地震であったと判断した場合(ステップS18でYes)、ステップS20に進む。ステップS20では、例えば、図4に示すようなポップアップ画面がスマートフォン33の表示画面に表示されて、給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認する。なお、このポップアップ画面と同様の内容を台所リモコン21の表示部に表示してもよい。スマートフォン33を介して、給湯暖房器10に停電前にサーバに記憶された動作状態を継続させることをユーザが指示した場合には(ステップS20でYes)、ステップS21に進み、制御部90は給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させる。給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させることをユーザが指示しなかった場合(ステップS20でNo)、ステップS22に進み、制御部90は安全のために給湯暖房器10を停止させる。
また、ステップS18において、停電の原因が地震ではなかった場合(ステップS18でNo)は、ステップS19に進む。ステップS19では、停電の開始から停電の復帰までの時間(停電継続時間)が所定時間(たとえば10分)以上であったか否かを判断する。制御部90では、タイマ91により計時される現在時刻と、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31から取得した動作履歴における最後の動作の時刻から、停電継続時間を特定することができる。あるいは、制御部90は、タイマ91により計時される現在時刻と、地域情報管理サーバ32から取得した停電発生時刻から、停電継続時間を特定することができる。停電継続時間が10分に満たない場合(ステップS19でNo)には、ステップS21に進み、制御部90は、給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させる。停電継続時間が10分以上であった場合(ステップS19でYes)には、ステップS20に進む。ステップS20では、スマートフォン33のポップアップ画面により、給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認する。なお、このポップアップ画面と同様の内容を台所リモコン21の表示部に表示してもよい。給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させることをユーザが指示した場合には(ステップS20でYes)、ステップS21に進み、制御部90は給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させる。給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させることをユーザが指示しなかった場合(ステップS20でNo)、ステップS22に進み、制御部90は安全のために給湯暖房器10を停止させる。
上記の給湯暖房システム1によれば、商用電源からの電力の供給が開始された場合に、動作履歴に基づいて、停電からの復帰であるか否かを判断し(ステップS15)、停電からの復帰である場合に(ステップS17)、地域情報に基づいて、停電の原因が地震であったか否かを判断する(ステップS18)。そして、上記の給湯暖房システム1では、停電からの復帰であり、かつ停電の原因が地震でなかった場合には、給湯暖房器10に停電前の動作状態を継続させる。上記の給湯暖房システム1によれば、停電から復帰した場合に、的確に給湯暖房器10の動作を継続させるべきか否かを判断することができる。
(対応関係)
上記実施例における、給湯暖房システム1、給湯暖房器10は、それぞれ請求項の「燃焼システム」、「燃焼装置」の一例である。制御部90は、「燃焼制御手段」、「第一判断手段」、「第二判断手段」の一例である。台所リモコン21は「第一通信手段」、「第二通信手段」の一例である。リモコン21,22,23、スマートフォン33は、それぞれ請求項の「ユーザ端末」の一例である。また、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31、地域情報管理サーバ32は、それぞれ請求項の「第一サーバ」、「第二サーバ」の一例である。
(変形例)
上記実施例では、給湯暖房器10の動作履歴は、外部の給湯暖房器運転履歴管理サーバ31に保管されていた。しかし、給湯暖房器10の動作履歴は、給湯暖房器10内の制御部90等に不揮発性のメモリ92(図2参照)を設け、これに保管してもよい。この場合、給湯暖房器10は給湯暖房器運転履歴管理サーバ31との通信をせず、メモリ92から、給湯暖房器10の動作履歴を取得することができる。
(変形例)
上記実施例では、タイマ91によって、停電継続時間を計測していた。しかし、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31は、給湯暖房システム1と定期的に通信しているので、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31において、給湯暖房システム1の最後の動作履歴の時刻と停電復帰時刻により、停電継続時間を特定してもよい。
上記実施例では、燃焼制御手段、第一判断手段、第二判断手段はすべて制御部90内に備えられていたが、燃焼制御手段、第一判断手段、第二判断手段は、異なる場所に備わっていてもよい。たとえば、第一判断手段は、リモコン21,22,23、スマートフォン33等の携帯端末、または給湯暖房器運転履歴管理サーバ31等に備わっていてもよい。また、第一通信部、第二通信部は、制御部90に設けられ、給湯暖房器10が直接、給湯暖房器運転履歴管理サーバ31、地域情報管理サーバ32と通信してもよい。
上記実施例では、燃焼装置は給湯暖房器10であったが、燃焼装置はガスコンロ、ガス暖房機、ガス衣類乾燥機等であってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:給湯暖房システム
10:給湯暖房器
21:台所リモコン
22:浴室リモコン
23:サブリモコン
24:通信回線
26:ルータ
31:給湯暖房器運転履歴管理サーバ
32:地域情報管理サーバ
33:スマートフォン
40:ヒートポンプ
41:タンク
42:給水管
43:出湯管
44:給水バイパス管
45:給湯側混合弁
46:給湯管
47:風呂管
49:給湯バイパス管
50:給湯暖房ユニット
51:浴槽
52:バイパス制御弁
60:暖房送り管
62:第1暖房戻り管
64:第2暖房戻り管
66:暖房バイパス管
68:暖房側混合弁
70:暖房端末
90:制御部
91:タイマ
92:メモリ

Claims (3)

  1. 商用電源から電力の供給を受ける燃焼システムであって、
    燃焼装置と、
    前記燃焼装置の動作を制御する燃焼制御手段と、
    前記燃焼装置の動作履歴を記憶する記憶手段、または前記動作履歴を管理する第一サーバと通信可能な第一通信手段と、
    前記商用電源から電力の供給が開始された場合に、前記動作履歴に基づき停電からの復帰であるか否かを判断する第一判断手段と、
    前記燃焼システムが設置されている地域の地域情報を管理する第二サーバと通信可能な第二通信手段と、
    停電からの復帰である場合に、前記地域情報に基づき、停電の原因が特定危険事象であったか否かを判断する第二判断手段と、を備え、
    前記第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、前記第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象でなかったと判断した場合、前記燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるように構成されていることを特徴とする燃焼システム。
  2. ユーザ端末をさらに備えており、
    前記第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、前記第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象であったと判断した場合、
    前記ユーザ端末により、前記燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認するように構成されている、請求項1に記載の燃焼システム。
  3. 前記第一判断手段において、停電からの復帰であると判断し、かつ、前記第二判断手段において、停電の原因が特定危険事象でなかったと判断した場合でも、停電の開始から停電からの復帰までの停電継続時間が所定時間を超えた場合には、前記ユーザ端末により、前記燃焼装置に停電前の動作状態を継続させるか否かをユーザに確認するように構成されている、請求項2に記載の燃焼システム。
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