JP2015227913A - 画像処理装置、表示装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、表示装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理負荷を低減した画像処理技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、Omaxは表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、記憶部に記憶されているデータのうち第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をする補正部と、補正部により補正されたデータを出力する出力部と、画像のうち第2カウンターで指定される行のデータを、記憶部のうち対応する記憶領域に書き込む書き込み部とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を補正する技術に関する。
プロジェクターにおいては、スクリーンと投写系との位置関係が理想的な状態からずれると、スクリーンに投写される画像が歪む。この歪みを解消するため、入力映像に対してこれと逆の歪みを与える画像処理が用いられている。この画像処理は入力映像のデータに対しランダムアクセスを必要とする。そのため、一般にはフレームバッファー(フレームメモリー)に1フレーム分の入力映像を記憶させ、フレームバッファーに記憶されたデータを用いて画像処理が行われる。しかし、フレームバッファーを用いると、大容量のメモリーが必要になりコストが増加してしまうという問題がある。この問題に対処するため、フレームバッファーではなくラインバッファーを用いる技術が知られている(特許文献1)。
特開2013−66134号公報
特許文献1に記載の技術においては、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーに記憶しており、処理の負荷が大きいという問題があった。
これに対し本発明は、より処理負荷を低減した画像処理技術を提供する。
本発明は、r行c列の画素を有する表示部に表示される画像を処理する画像処理装置であって、前記画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、Omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部と、前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をする補正部と、前記補正部により補正されたデータを出力する出力部と、前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込む書き込み部とを有する画像処理装置を提供する。
この画像処理装置によれば、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーにデータを書き込む場合と比較して処理を軽減することができる。
前記表示部に対して、正方向側のオフセット最大値および負方向側のオフセット最大値がそれぞれ個別に設定されており、前記omaxは、前記正方向側のオフセット最大値および前記負方向側のオフセット最大値のうち大きい方の値を有してもよい。
この画像処理装置によれば、記憶部が正方向側のオフセット最大値および負方向側のオフセット最大値のうち大きい方よりも少ない行数の記憶領域を有する場合と比較して、より適切に補正を行うことができる。
前記所定値は、少なくとも前記正方向側のオフセット最大値より大きくてもよい。
この画像処理装置によれば、所定値が正方向側のオフセット最大値以下である場合と比較して、より適切に補正を行うことができる。
前記補正部は、前記オフセットベクトルで指定される位置関係にあるm行n列の画素のデータを用いて前記補正を行い、(Omax+m/2)<k<rであってもよい。
この画像処理装置によれば、m行n列の画素のデータを用いて補正を行うことができる。
前記補正部は、前記m行n列の画素のデータを補間したデータを用いて前記補正を行ってもよい。
この画像処理装置によれば、m行n列の画素のデータを補間したデータを用いて補正を行うことができる。
また、本発明は、r行c列の画素を有し、画像を表示する表示部と、前記画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部と、前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をする補正部と、前記補正部により補正されたデータを出力する出力部と、前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込む書き込み部とを有する表示装置を提供する。
この表示装置によれば、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーにデータを書き込む場合と比較して処理を軽減することができる。
さらに、本発明は、r行c列の画素を有する表示部と、前記表示部に表示される画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部とを有する表示装置における画像処理方法であって、前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をするステップと、前記補正されたデータを出力するステップと、前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込むステップとを有する画像処理方法を提供する。
この画像処理方法によれば、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーにデータを書き込む場合と比較して処理を軽減することができる。
さらに、本発明は、r行c列の画素を有する表示部と、前記表示部に表示される画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、Omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部とを有するコンピューターに、前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクターで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をするステップと、前記補正されたデータを出力するステップと、前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込むステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーにデータを書き込む場合と比較して処理を軽減することができる。
一実施形態に係る表示装置1の構成を示すブロック図。 コントローラー12の構成を示す図。 投写される画像の歪みを例示する図。 補正後の目標となる図形184を例示する図。 表示装置1の動作を示すフローチャート 補正に用いられる画素を例示する図。 Cr=1およびCw=121の状態を示す図。 Cr=120およびCw=241の状態を示す図。 Cr=200およびCw=321の状態を示す図。
1.構成
図1は、一実施形態に係る表示装置1の構成を示すブロック図である。表示装置1は、例えば、自動車、電車、または飛行機のフロントガラスに画像を投写する投写型の表示装置、いわゆるHUD(Head-Up Display)である。表示装置1が自動車に用いられる場合、投写される画像は、例えば、カーナビゲーションの画面または各種計器(例えば速度計や回転計)の測定結果を示す画像である。
表示装置1は、ホスト装置11と、コントローラー12と、投写ユニット13と、記憶部14と、IF部15と、操作パネル16とを有する。
ホスト装置11は、表示装置1の他の構成要素を制御する。ホスト装置11は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113とを有する。CPU111は、表示装置1の各部を制御する制御装置である。ROM112は、各種プログラムおよびデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。RAM113は、データを記憶する揮発性の記憶装置であり、CPU111が処理を実行する際のワークエリアとして機能する。
コントローラー12は、投写ユニット13を制御する装置である。この例で、コントローラー12は、入力された映像信号(以下「入力映像信号」という)に所定の画像処理を施す画像処理装置として機能する。コントローラー12は、画像処理を施した映像信号を、投写ユニット13に出力する。
投写ユニット13は、画像処理が施された映像信号に従って、スクリーンに画像を投写する。投写ユニット13は、光源、光変調器131、および光学系、並びにこれらの駆動回路を有する(光変調器131以外は図示略)。光源は、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、若しくはメタルハライドランプなどのランプ、またはLED(Light Emitting Diode)若しくはレーザーダイオードなどの固体光源である。光変調器131は、光源から照射された光を映像信号に応じて変調する装置であり、例えば液晶パネルまたはDMD(Digital Mirror Device)等の表示部を有する。光変調器131は、r行c列の画素を有し、画素毎に光を変調する。光学系は、光変調器により変調された光をスクリーンに投写する素子であり、例えばレンズおよびプリズムを有する。
記憶部14は、データおよびプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置、例えばHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)である。記憶部14は、例えば、カーナビゲーションを実行するためのプログラムおよび地図データを記憶している。ホスト装置11は、記憶部14に記憶されているプログラムおよびデータを用いてカーナビゲーションの画像を生成し、後段の回路に出力する。
IF部15は、外部装置(例えば各種計器)と信号またはデータの送受信を仲介するインターフェースである。IF部15は、外部装置と信号またはデータの送受信をするための端子を有する。
操作パネル16は、ユーザーが表示装置1に対し指示を入力するための入力装置であり、例えば、キーパッド、ボタン、またはタッチパネルを含む。
図2は、コントローラー12の構成を示す図である。コントローラー12は、VRAM(Video RAM)121と、アービター122と、映像入力部123と、書き込みIF124と、読み出しアドレス生成部125と、補正部126と、映像出力部127と、オフセットテーブル128とを有する。
VRAM121は、k行分の画像データを記憶する記憶領域を有するメモリー(記憶部)である。ここで、kは、
Omax<k<r …(1)
を満たす自然数である。Omaxは、用いられる光変調器131に応じてあらかじめ設定されたオフセット最大値である。オフセット最大値については後述する。
なおVRAM121は、必ずしもk行c列の記憶領域を有していなくてもよい。VRAM121はk行c列よりもより多くの記憶領域を有していてもよい。この場合、VRAM121の一部の記憶領域をブロック分割して用いることができる。また、図2ではコントローラー12がVRAM121を内蔵している例を示したが、VRAM121はコントローラー12の外部に設けられていてもよい。
アービター122は、VRAM121へアクセスする権利を調停する回路である。この例でVRAM121は4バンクに分割されており、最大で4つのアドレスに対し同時に書き込みまたは読み出しが可能である(図2でアービター122の入出力が4本の矢印で示されているのはこのためである)。
映像入力部123は、ホスト装置11から映像信号(「入力映像信号」という)を受け付ける。映像入力部123は、入力映像信号を、書き込みIF124に出力する。
書き込みIF124は、入力映像信号をデータとしてVRAM121に書き込む。このとき、書き込みIF124は、VRAM121の記憶領域のうち、ライトカウンターで指定される行に対応する記憶領域にデータを書き込む。ライトカウンターは、データの書き込みが行われる行を指定するパラメーターである。書き込みIF124は、ライトカウンターを記憶するためのレジスター(第2カウンター記憶部)を有している(図示略)。
読み出しアドレス生成部125は、処理対象画素のデータの補正に用いられるデータが記憶されている記憶領域を示すアドレス(以下「読み出しアドレス」という)を生成する。読み出しアドレス生成部125は、リードカウンターおよびオフセットベクトルを用いて読み出しアドレスを生成する。リードカウンターは、データ読み出しの基準となる行を指定するパラメーターである。読み出しアドレス生成部125は、リードカウンターを記憶するためのレジスター(第1カウンター記憶部)を有している(図示略)。オフセットベクトルは、オフセットテーブル128から得られる。オフセットテーブル128は、オフセットベクトルが記録されたテーブルを記憶したメモリーである。オフセットベクトルについては後述する。
補正部126は、データの補正を行う。補正部126は、VRAM121に記憶されているデータのうち読み出しアドレス生成部が生成したアドレスで指定される記憶領域に記憶されているデータを用いて補正する。補正の具体的方法については後述する。
映像出力部127は、補正部126により補正されたデータを、映像信号として、後段の投写ユニット13に出力する。
なお、図示は省略したが、コントローラー12はこれ以外にも、ホスト装置11との間でデータおよび命令の送受信をするインターフェースを有する。
2.歪み補正の概要
図3は、投写される画像の歪みを例示する図である。図3(A)は光変調器131に表示される画像を、図3(B)はスクリーンScに投写される画像を例示している。光変調器131は、表示領域181を有する。この例では、表示領域181に長方形182が表示されている。表示領域181に表示されている長方形182に応じて、スクリーンScには図形183が投写されている。投写ユニット13の光学系とスクリーンとの位置関係が理想的であれば図形183は長方形になるはずであるが、この例では光学系とスクリーンとの位置関係が理想状態からずれており、図形183は長方形から歪んでいるが、長方形182の頂点に対応する点1831、1832、1833、および1834を有する。以下、この歪みを解消する方法の概要を説明する。
図4は、補正後の目標となる図形184を例示する図である。図4(A)はスクリーンSc上における図形184を示している。スクリーンSc上において、図形184は、例えば、(i)所定の向き(例えば、鉛直方向および水平方向)の辺を有し、(ii)長方形182と同じ縦横比を有し、かつ(iii)図形184の基準位置と図形183の基準位置が所定の位置関係にある(例えば、図形184の重心と図形183の重心とが一致する)という条件を満たす図形である。図形184は、頂点1841、1842、1843、および1844を有する。なお図形184は、補正後の画像の面積を最大にする観点から、さらに(iv)図形183に内接する、という条件を満たすことが好ましい。図4の例では、図形183および図形184を見やすくするため、条件(iv)は満たしていない。
説明を簡単にするため、まず図形183の点1831、1832、1833、および1834だけを考える。補正後の形状を図形184とするには、これらの点を、それぞれ、頂点1841、1842、1843、および1844に移動すればよい。すなわち、補正後の頂点1841のデータ(例えば階調値)は、点1831のデータを参照すればよい。ここで、補正後の点(例えば頂点1841)を基準としたときに、参照すべき補正前の点(例えば点1831)を示すベクトルをオフセットベクトル(オフセットベクター)という。頂点1841、1842、1843、および1844は、それぞれ異なる点1831、1832、1833、および1834を参照するので、オフセットベクトルは各点で定義される。
この考え方は図形184の頂点だけでなく、表示領域181の全ての点(すなわち全ての画素)について適用できる。例えば、単なる長方形ではなく格子状のパターンを投写すれば、各格子のずれを用いてオフセットベクトルを定義することができる。
オフセットベクトルは、投写ユニット13の光学系とスクリーンとの位置関係が決まれば一意に定まる。例えば、投写ユニット13に所定のテストパターンを投写させ、投写された画像をカメラで撮影して解析することにより、オフセットベクトルを決定することができる。例えば自動車のHUDとして用いる場合のように、投写ユニット13を設置すればスクリーンとの位置関係がその後変わらないときは、決定されたオフセットベクトルをメモリーに記憶しておき、補正の時はこれを参照すればよい。
図4(B)は、光変調器131上における図形185を示している。このように、図形183と逆の歪みを与えた画像を表示すれば、歪みが補正された図形184がスクリーンScに表示される。
ここで、表示領域181上の画素P(x,y)におけるオフセットベクトルをVos(x,y)と表す。画素P(x,y)の補正後のデータDr(P)は、補正前のデータDoを用いて以下のように表される。
Dr(P(x,y))=Do(P(x,y)+Vos(x,y)) …(2)
なお画素P(x,y)は現実の画素なのでxおよびyは整数であるが、オフセットベクトルVosの成分は整数でなくてもよい。オフセットベクトルVosの成分が整数でない場合、オフセットベクトルVosが指す位置は画素そのものではなく、複数の画素の間の点である。この場合、オフセットベクトルVosが指す位置に最も近い画素のデータを用いて補正後のデータが得られる。なおオフセットベクトルVosが指す位置と補正に用いる画素との関係はこの限りではないが、これ以外の例は後述する。
オフセットベクトルの大きさをオフセット量という。x方向およびy方向のそれぞれにおけるオフセットベクトルの大きさを、x方向のオフセット量およびy方向のオフセット量という。オフセットベクトルの向きによって、オフセット量は正負いずれの値も取り得る。
オフセット量は光学系とスクリーンとの位置関係によって決まるが、例えば自動車向けのように用途が決められている場合、オフセット量の取り得る範囲はある程度限定される。想定されるオフセット量の最大値を、オフセット最大値という。オフセット最大値は正負両方向に対してそれぞれ個別に設定されてもよいし、単一のオフセット最大値が正負両方向に共通に設定されてもよい。
なおオフセット最大値がリードカウンターの進行方向に対して正方向および負方向の双方について個別に設定されていた場合、式(1)におけるOmaxは、これら2つの値のうち大きい方の値を有する。
3.動作
以下、表示装置1の動作例を説明する。ここでは、光変調器131が、WVGA相当の解像度を有する例を用いて説明する。すなわち、光変調器131は、画素が、480行800列に配置されている(r=480、c=800)。オフセット最大値は120に設定されている(Omax=120)。VRAM121は、241行分のデータを記憶するための記憶領域を有する。なお、241行分とは、オフセット最大値(この例では120行)の2倍に、処理対象画素(この例では1行)の記憶領域を加算した値である。オフセットベクトルメモリー166は、各画素のオフセットベクトルを記憶している。
3−1.概要
図5は、表示装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、書き込みIF124は、画像データの一部を、VRAM121に書き込む。ここで書き込まれるデータは、オフセット最大値の行数分のデータ、この例では、120行分のデータである。すなわち、書き込みIF124は、画像データのうち第1行から第120行までのデータを、VRAM121に書き込む。
VRAM121は、第1〜241行の記憶領域を有している。ステップS101においては、第1〜120行の記憶領域に画像データが書き込まれる。
ステップS102において、読み出しアドレス生成部125および書き込みIF124は、それぞれ、リードカウンターCrおよびライトカウンターCwを初期化する。この例では、Cr=1、Cw=Omax+Cr=121に初期化される。リードカウンターCrおよびライトカウンターCwは、画像データ上の行の位置を示すカウンターであり、この例では、いずれも1〜480の値をとる。なお、ライトカウンターCwとリードカウンターCrとの差は、少なくとも正方向側のオフセット最大値よりも大きい。
ステップS103において、読み出しアドレス生成部125および補正部126はxカウンターCxを初期化する。xカウンターCxは、処理対象の画素を特定するためのパラメーターである。読み出しアドレス生成部125および補正部126はそれぞれ個別にカウンターCxを保持しているが、これらは同期信号で同期している。この例では、Cx=1に初期化される。以下、補正対象の画素を画素Pcと表す。画素Pcの座標は、(Cx,Cr)である。
ステップS104において、読み出しアドレス生成部125は、読み出しアドレスを生成する。読み出しアドレスにより指定される画素すなわち補正に用いられる画素を、画素Pdと表す。画素Pdの座標は、次式(3)で表される。
Pd=Pc+Vos …(3)
画素Pd(xd,yd)のデータは、VRAM121において、第kd行の記憶領域に記憶されている。読み出しアドレス生成部125は、次式(4)を用いて読み出しアドレスkdを計算する。
kd=yd(mod k) …(4)
例えば、k=241の場合においてyd=1〜241のときは、kd=ydである。yd=243の場合、kd=2である。
読み出しアドレス生成部125は、データの読み出し要求を、アービター122を介してVRAM121に出力する。この読み出し要求には、第kd行xd列の記憶領域を指定するアドレスが含まれている。VRAM121は、指定されたアドレスの記憶領域からデータを読み出し、アービター122を介して補正部126に出力する。
ステップS105において、補正部126は、式(2)を用いて画素Pcのデータを補正する。
図6は、補正に用いられる画素を例示する図である。この例では、Pc=P(14,12)であり、Vos(14,12)=(−8,−10)である。式(3)から、
Pd=(6,2) …(5)
である。式(2)とあわせて、
Dr(14,12)=Do(6,2) …(6)
が得られる。
再び図5を参照する。ステップS106において、映像出力部127は、補正部126により補正された画素Pcのデータを後段の回路(例えば光変調器131の駆動回路)に出力する。
ステップS107において、読み出しアドレス生成部125および補正部126は、カウンターCxをインクリメントする。
ステップS108において、補正部126は、1行分の処理が完了したか、すなわち、Cx=801となったか判断する。まだ1行分の処理が完了していないと判断された場合(S108:NO)、補正部126は、処理をステップS104に移行する。1行分の処理が完了したと判断された場合(S108:YES)、補正部126は、処理をステップS109に移行する。
ステップS109において、書き込みIF124は、ライトカウンターCwで指定される行のデータを、VRAM121に書き込む。ライトカウンターCwで指定される行のデータは、VRAM121において第kw行の記憶領域に書き込まれる。kwは次式(7)により計算される。
kw=Cw(mod k) …(7)
例えば、k=241の場合においてCw=1〜241のときは、kw=Cwである。Cw=243の場合、kw=2である。
ステップS110において、読み出しアドレス生成部125および書き込みIF124は、カウンターCrおよびCwをインクリメントする。
ステップS111において、読み出しアドレス生成部125は、全ての行について処理が完了したか、すなわち、Cr=480となったか判断する。まだ全ての行について処理が完了していないと判断された場合(S111:NO)、読み出しアドレス生成部125は、処理をステップS103に移行する。全ての行について処理が完了したと判断された場合、コントローラー12は、図5の処理を終了する。
なおここでは1枚(1フレーム)の画像のみを処理する例を説明したが、動画を処理する場合、複数フレームの画像を連続して処理してもよい。例えば、第iフレームについて処理をしている場合において、Cw>rとなったときは、ライトカウンターCwを初期化し、第(i+1)フレームのデータをVRAM121に書き込んでもよい。この場合において、Cr>rとなったときは、リードカウンターCrを初期化し、第(i+1)フレームのデータの処理を開始する。
以上で説明したように、本実施形態によれば、補正に用いられる画素を含む行を選択してラインバッファーに記憶する構成と比較して、処理の負荷を低減することができる。また、リードカウンターとライトカウンターとは同じスピードで行送りされるので、リードがライトを追い越す(書き込みが終わる前の画像データを誤って読み出してしまう)ことはない。
また、本実施形態によれば、本発明を用いない構成(図1の例でコントローラー12を有さない構成)に対し、ホスト装置11と投写ユニット13(光変調器131)との間に本実施形態に係るコントローラー12を設ければよく、歪み補正に対応していないシステムに簡単に低コストで歪み補正の機能を導入することができる。
3−2.動作例
以下、より具体的な動作例を説明する。
図7は、Cr=1およびCw=121の状態(ステップS107)を示す図である。図は、VRAM121の状態を示している。ハッチングされた部分は、第1〜120行のデータが記憶されていることを示している。白抜きの部分は、データが記憶されていない(ヌル値が記憶されている)ことを示している。
この例で、オフセットベクトルVos(Pc)のx成分およびy成分はともに負である。すなわち、画素Pdは元の画像データにおいて存在しない画素である。この場合、補正部126は、補正後のデータを所定の値(例えばヌル値または黒に相当する階調)にする。図7では便宜的に、VosおよびPdを破線で示し、元の画像データにおいて存在しない画素を参照していることを示している。画素Pdが元の画像データにおいて存在しない画素である場合、補正部126は、自身が有するレジスター(図示略)内に記憶されている所定値のデータを読み出し、読み出したデータを補正後のデータとする。
図8は、Cr=120およびCw=241の状態(ステップS107)を示す図である。このとき、VRAM121の第1〜241行の記憶領域には、画像の第1〜241行のデータが記憶されている。この状態では、リードカウンターCrにより示される行に対して、リードカウンターCrの進行方向(y方向)の正側および負側の双方に、最大オフセット分のデータが記憶されている。したがって、オフセットベクトルVosのy成分が正であっても負であっても、また、たとえオフセットベクトルのy成分が最大オフセットであっても、画素PdのデータはVRAM121に記憶されている。この場合、次の図9で説明するような計算をしなくても、画素Pdのデータを読み出すことができる。
図9は、Cr=200およびCw=321の状態(ステップS107)を示す図である。このとき、VRAM121の第1〜80行の記憶領域には、画像の第242〜321行のデータが記憶されている。VRAM121の第81〜241行の記憶領域には、画像の第81〜241行のデータが記憶されている。この例で、Pc=(300,200)、Vos(Pc)=(20,100)である。これらを式(3)に代入して
Pd=(320,300) …(8)
が得られる。式(4)から
kd=59 …(9)
であるので、画素Pdのデータは、VRAM121の第59行の記憶領域に記憶されている。VRAM121は、常に、ライトカウンターCwが示す行からカウンターの進行方向の負方向に241行分のデータしか記憶できない。画素PcにおいてオフセットベクトルVosのy成分が、カウンターの進行方向におけるVRAM121の残り記憶領域の行数よりも大きい場合、すなわち、y>(k−kd)である場合、VRAM121の残り記憶領域の行数を超える画素のデータは、VRAM121の第1行の記憶領域から順に記憶されている。したがって、画素Pdのy座標が300の場合、そのデータは、VRAM121の第59行の記憶領域に記憶されている。なお、VRAM121はx方向においては光変調器131と同じ画素数を有しているので、x座標にはそのまま320である。
VRAM121においては、リードカウンターの進行方向に対し正方向および負方向の双方において、オフセット最大値分の行数のデータが記憶されているので、補正に用いるデータを読み出すことができる。
また、特許文献1の技術ではバッファーメモリーの構成が複雑であるところ、本実施形態のフレームバッファーはより簡単な構成を有している。さらに、特許文献1ではレンズ歪みのみを補正の対象としているところ、本実施形態では、レンズ歪み以外の歪みも補正することができる。さらに、特許文献1では回路規模が大きく処理負荷が重くなるところ、補実施形態ではより負荷の軽い処理で補正を行うことができる。
4.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
4−1.変形例1
オフセットベクトルVosは、理論的には全ての画素P(x,y)について定義することが可能であるが全ての画素P(x,y)についてオフセットベクトルを記憶すると多くのメモリー容量が必要になる場合には、記憶しておくオフセットベクトルを間引いてもよい。例えば、行方向および列方向ともに2画素毎にオフセットベクトルをオフセットテーブル128に記憶しておくと、3行3列の9個の画素のうち4隅の画素のみオフセットベクトルが記憶されていることになる。このとき、オフセットベクトルが記憶されていない画素に関しては、近接する、オフセットベクトルが記憶されている画素のオフセットベクトルを用いた補間により、その画素のオフセットベクトルを算出する。
例えば、Vos(1,1)=(p1,q1)およびVos(1,3)=(p2,q2)がオフセットテーブル128に記憶されており、Vos(1,2)がオフセットテーブル128に記憶されていないときは、
Vos(1,2)={Vos(1,1)+Vos(1,3)}/2
=[{(p1+p2)/2},{(q1+q2)/2}] …(10)
によりVos(1,2)が算出される。
4−2.変形例2
オフセットベクトルVosの成分が整数でない場合の処理は実施形態で説明したものに限定されない。オフセットベクトルVosの成分が整数でない場合、オフセットベクトルVosが指す位置の周辺の複数の画素(m行n列の画素)のデータを用いて(例えば補間により)補正後のデータを得てもよい。なおこの場合において、kは次式(11)を満たしてもよい。
(Omax+m/2)<k<r …(11)
4−4.変形例4
VRAM121の記憶容量は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、オフセット最大値がリードカウンターの進行方向に対して正方向および負方向の双方について個別に設定されていた場合、正方向のオフセット最大値、負方向のオフセット最大値、および処理対象画素の記憶領域を加算した値に相当する行数の記憶領域を有していてもよい。具体的には、正方向のオフセット最大値O+max=120、負方向のオフセット最大値Oーmax=80、処理対象の画素数が1の場合、VRAM121は、201(=120+80+1)行分の記憶領域を有していればよい。このとき、ライトカウンターCwの値は、次式(12)のように、リードカウンターCrに対して、負方向のオフセット最大値分ずらしておけばよい。
Cw=Cr+Oーmax …(12)
4−5.他の変形例
表示装置1はHUDに限定されない。表示装置1は、いわゆる通常のプロジェクターであってもよい。この場合において、プロジェクターのキーストーン補正に本発明が適用されてもよい。特に、いわゆるピコプロジェクターのような小型のプロジェクターにおいて有効である。
表示装置1および表示装置1の各部の構成は、図1および図2で例示したものに限定されない。実施形態では、ハードウェア(コントローラー12)が図5のフローを実行する例を説明したが、ホスト装置11のCPU111が、プログラムに従って図5のフローを実行してもよい。この場合、コントローラー12は無くてもよい。また、実施形態においてはリードカウンターおよびライトカウンターが読み出しアドレス生成部125および書き込みIF124のレジスターに記憶される例を説明したが、これらのカウンターはVRAM121等、他の記憶装置に記憶されてもよい。
CPU111が実行するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピューター読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
本発明は、表示装置以外の電子機器、例えば撮像装置に適用されてもよい。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ドライブレコーダーにおける補正に、本発明が適用されてもよい。
1…表示装置、11…ホスト装置、12…コントローラー、13…投写ユニット、14…記憶部、15…IF部、16…操作パネル、111…CPU、112…ROM、113…RAM、131…光変調器、121…VRAM、122…アービター、123…映像入力部、124…書き込みIF、125…読み出しアドレス生成部、126…補正部、127…映像出力部、128…オフセットテーブル、181…表示領域、182…長方形、1821〜1824…頂点、183…図形、1831〜1834…点、184…図形、1841〜1844…点、185…図形、1851〜1854…点

Claims (8)

  1. r行c列の画素を有する表示部に表示される画像を処理する画像処理装置であって、
    前記画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、Omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、
    前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、
    前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部と、
    前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をする補正部と、
    前記補正部により補正されたデータを出力する出力部と、
    前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込む書き込み部と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記表示部に対して、正方向側のオフセット最大値および負方向側のオフセット最大値がそれぞれ個別に設定されており、
    前記omaxは、前記正方向側のオフセット最大値および前記負方向側のオフセット最大値のうち大きい方の値を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定値は、少なくとも前記正方向側のオフセット最大値より大きい
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正部は、前記オフセットベクトルで指定される位置関係にあるm行n列の画素のデータを用いて前記補正を行い、
    (Omax+m/2)<k<rである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正部は、前記m行n列の画素のデータを補間したデータを用いて前記補正を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. r行c列の画素を有し、画像を表示する表示部と、
    前記画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、
    前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、
    前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部と、
    前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をする補正部と、
    前記補正部により補正されたデータを出力する出力部と、
    前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込む書き込み部と
    を有する表示装置。
  7. r行c列の画素を有する表示部と、前記表示部に表示される画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部とを有する表示装置における画像処理方法であって、
    前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクトルで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をするステップと、
    前記補正されたデータを出力するステップと、
    前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込むステップと
    を有する画像処理方法。
  8. r行c列の画素を有する表示部と、前記表示部に表示される画像のうちk行分のデータ(kは、Omax<k<rを満たす自然数であり、Omaxは前記表示部に対してあらかじめ設定されたオフセット最大値である)に相当する記憶領域を有する記憶部と、前記記憶領域のうちデータ読み出しの基準となる行を指定する第1カウンターを記憶する第1カウンター記憶部と、前記記憶領域のうちデータ書き込みの基準となる行を指定するカウンターであって、前記第1カウンターの値に所定値を加算した値を有する第2カウンターを記憶する第2カウンター記憶部とを有するコンピューターに、
    前記記憶部に記憶されているデータのうち前記第1カウンターにより指定される行に属する画素のデータに対して、当該画素に対応するオフセットベクターで指定される位置関係にある画素のデータを用いた補正をするステップと、
    前記補正されたデータを出力するステップと、
    前記画像のうち前記第2カウンターで指定される行のデータを、前記記憶部のうち対応する記憶領域に書き込むステップと
    を実行させるためのプログラム。
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