JP2023096575A - 投写方法及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な形状の投写面であっても画像の歪みを精度よく補正する投写方法を提供する。【解決手段】プロジェクター1の制御部60は、投写面7に投写された第1パターン画像(クイックコーナー補正に使用するパターン画像)の頂点の位置を変更する操作を受け付け、複数のドットを含む第2パターン画像(ポイント補正に使用するパターン画像)の形状を操作に基づいて変形することと、第2パターン画像を投写面7に投写することと、第2パターン画像が投写された投写面7を撮影した撮影画像に基づき、複数のドットの位置が補正されるように第2パターン画像を補正する第2補正データを生成し、生成した補正データにより補正した画像を投写面7に投写することと、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、投写方法及びプロジェクターに関する。
従来、投写面に表示される画像の歪みを補正する技術が知られている。
例えば、特許文献1は、投写面に投写された投写画像上に特定された4隅の補正点の変更に応じて、投写画像の歪みを補正した補正画像信号を生成し、生成した補正画像信号に基づいて画像の歪みを相似変形させる投写型映像表示装置を開示する。
例えば、特許文献1は、投写面に投写された投写画像上に特定された4隅の補正点の変更に応じて、投写画像の歪みを補正した補正画像信号を生成し、生成した補正画像信号に基づいて画像の歪みを相似変形させる投写型映像表示装置を開示する。
しかしながら、より複雑な形状の投写面であっても画像の歪みを精度よく補正したいという要望がある。
本開示の投写方法は、投写面に第1画像を投写することと、前記第1画像の頂点の位置を変更する操作を受け付けることと、複数の第1図形を含む第2画像の形状を、前記操作に基づいて変形することと、前記第2画像を前記投写面に投写することと、前記第2画像が投写された前記投写面を撮影した撮影画像を取得することと、前記撮影画像に基づき、前記複数の第1図形の位置が補正されるように前記第2画像を補正する補正データを生成することと、前記補正データにより補正した画像を前記投写面に投写することと、を含む投写方法である。
本開示のプロジェクターは、投写面に画像を投写する投写部と、操作を受け付ける受付部と、前記投写面に投写された第1画像の頂点の位置を変更する操作を前記受付部により受け付けると、複数の第1図形を含む第2画像の形状を、前記操作に基づいて変形することと、前記第2画像を前記投写部により前記投写面に投写させることと、前記第2画像が投写された前記投写面を撮影した撮影画像を取得することと、前記撮影画像に基づき、前記複数の第1図形の位置が補正されるように前記第2画像を補正する補正データを生成することと、前記補正データにより補正した画像を前記投写部により前記投写面に投写させることと、を実行する制御部とを含むプロジェクターである。
1.プロジェクターの構成
図1は、プロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、画像供給装置3から供給される画像データや、プロジェクター1が備える記憶部70に記憶した画像データに基づいて画像光を生成し、生成した画像光を投写面7に拡大投写する装置である。投写面7は、例えば、スクリーンであってもよいし、室内の壁やホワイトボードであってもよい。画像供給装置3から供給される画像データや、プロジェクター1の記憶部70に記憶した画像データを、以下では表示画像データという。
図1は、プロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、画像供給装置3から供給される画像データや、プロジェクター1が備える記憶部70に記憶した画像データに基づいて画像光を生成し、生成した画像光を投写面7に拡大投写する装置である。投写面7は、例えば、スクリーンであってもよいし、室内の壁やホワイトボードであってもよい。画像供給装置3から供給される画像データや、プロジェクター1の記憶部70に記憶した画像データを、以下では表示画像データという。
プロジェクター1は、リモコン受光部10、通信インターフェイス20、撮影部30、画像処理部41、フレームメモリー43、投写部50及び制御部60を備える。以下、インターフェイスをI/Fと略記する。
リモコン5及びリモコン受光部10は、受付部に相当する。リモコン受光部10は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光する。リモコン受光部10は、受光した赤外線信号をデコードして、赤外線信号に対応した操作信号を生成する。ここで生成される操作信号は、ユーザーにより操作されたリモコン5のボタンに対応した信号である。リモコン受光部10は、生成した操作信号を制御部60に出力する。
通信I/F20は、通信デバイスであり、画像供給装置3に有線接続される。本実施形態では、プロジェクター1と画像供給装置3とが有線により接続される場合について説明するが、プロジェクター1と画像供給装置3とを無線により接続してもよい。通信I/F20は、画像供給装置3から受信した表示画像データを画像処理部41に出力する。
撮影部30は、撮影レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)等の撮像素子と、データ処理回路とを備える。撮像部30は、例えば、カメラである。撮像光学系、撮像素子及びデータ処理回路の図示は省略する。撮影部30の画角には、投写面7の全体が含まれる。撮影部30は、投写面7を撮影して撮影画像を生成する。撮影部30は、生成した撮影画像を制御部60に出力する。制御部60は、入力された撮影画像を記憶部70に一時的に記憶させる。
画像処理部41には、フレームメモリー43が接続される。画像処理部41は、通信I/F20から入力される表示画像データを1フレームごとにフレームメモリー43に展開する。フレームメモリー43は、複数のバンクを備える。各バンクは、表示画像データの1フレームを展開可能な記憶容量を有する。フレームメモリー43は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成される。
画像処理部41は、フレームメモリー43に展開した表示画像データに対して、例えば、解像度変換処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや輝度の調整等の画像処理を行う。画像処理部41は、制御部60により指定された画像処理を実行し、必要に応じて、制御部60から入力されるパラメーターを使用して画像処理を行う。また、画像処理部41は、上記のうち複数の画像処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。画像処理部41は、画像処理の終了した表示画像データをフレームメモリー43から読み出して光変調装置52に出力する。
画像処理部41及びフレームメモリー43は、例えば、集積回路により構成される。集積回路には、LSI、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System-on-a-Chip)等が含まれる。また、集積回路の構成の一部にアナログ回路が含まれていてもよく、制御部60と集積回路とが組み合わされた構成であってもよい。
図2は、投写部50の構成を示す図である。
図2を参照しながら投写部50の構成について説明する。
投写部50は、光源51、光変調装置52及び光学ユニット59を備える。本実施形態の光変調装置52は、光変調素子として、赤色、緑色及び青色の3色に対応した3つの透過型液晶パネル53R、53G、53Bと、これらの液晶パネル53R、53G、53Bを駆動するパネル駆動部57と、を備える。パネル駆動部57は、例えば、駆動回路である。なお、RはRedを省略した表記であり、Gは、Greenを省略した表記であり、Bは、Blueを省略した表記である。以下、プロジェクター1が備える液晶パネル53R、53G、53Bを総称する場合、液晶パネル53と表記する。本実施形態の光変調装置52の備える光変調素子は透過型液晶パネル53R、53G、53Bに限定されず、例えば、反射型の液晶パネルでもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Micromirror Device)でもよい。
図2を参照しながら投写部50の構成について説明する。
投写部50は、光源51、光変調装置52及び光学ユニット59を備える。本実施形態の光変調装置52は、光変調素子として、赤色、緑色及び青色の3色に対応した3つの透過型液晶パネル53R、53G、53Bと、これらの液晶パネル53R、53G、53Bを駆動するパネル駆動部57と、を備える。パネル駆動部57は、例えば、駆動回路である。なお、RはRedを省略した表記であり、Gは、Greenを省略した表記であり、Bは、Blueを省略した表記である。以下、プロジェクター1が備える液晶パネル53R、53G、53Bを総称する場合、液晶パネル53と表記する。本実施形態の光変調装置52の備える光変調素子は透過型液晶パネル53R、53G、53Bに限定されず、例えば、反射型の液晶パネルでもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Micromirror Device)でもよい。
光源51は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型の光源ランプ、又は発光ダイオードや半導体レーザー等の固体光源を備える。光源51から射出された光は、液晶パネル53に入射される。液晶パネル53R、53G、53Bは、それぞれ一対の透明基板間に液晶が封入された透過型の液晶パネル等によって構成される。液晶パネル53Rは赤色光を変調し、液晶パネル53Gは緑色光を変調し、液晶パネル53Bは青色光を変調する。各液晶パネル53には、マトリクス状に配列された複数の画素からなるパネル領域55が形成されている。液晶パネル53Rに形成されたパネル領域55をパネル領域55Rと表記し、液晶パネル53Gに形成されたパネル領域55をパネル領域55Gと表記し、液晶パネル53Bに形成されたパネル領域55をパネル領域55Bと表記する。パネル領域55は、画像が描画される光変調装置52の描画領域に相当する。
パネル駆動部57には、画像処理部41が出力した表示画像データが入力される。パネル駆動部57は、入力された表示画像データに応じた駆動電圧を、パネル領域55の各画素に印加して、各画素を表示画像データに応じた光透過率に設定する。光源51から射出された光が液晶パネル53のパネル領域55を透過することで変調され、表示画像データに対応した画像光が、赤色光、緑色光及び青色光の色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって合成され、カラー画像を表す画像光となる。光学ユニット59は、投写レンズ等を備え、液晶パネル53により変調された画像光を投写面7に拡大投写する。
制御部60は、記憶部70と、プロセッサー80とを備えるコンピューター装置である。
記憶部70は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性のメモリーと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性のメモリーとを備える。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられ、ROMは、プロジェクター1の動作の制御に使用する制御プログラム71や各種設定情報を記憶する。設定情報には、例えば、ユーザーがリモコン5を操作して設定したドット数の情報や、パネル領域55のパネル解像度の情報等が含まれる。ドット数の情報、及びパネル解像度の情報については後述する。
プロセッサー80は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)により構成される演算処理装置である。プロセッサー80は、制御プログラム71を実行してプロジェクター1の各部を制御する。
制御部60は、通信I/F20により受信した表示画像データを画像処理部41に処理させる。このとき、制御部60は、画像処理部41に実行させる画像処理を画像処理部41に指示したり、画像処理部41が処理に使用するパラメーターを画像処理部41に出力したりする。また、制御部60は、投写部50の光源51や、パネル駆動部57を制御して、画像処理部41が処理した表示画像データに基づく画像光を投写部50に生成させ、生成された画像光を投写面7に投写させる。
図3は、投写面7の投写領域9を示す図である。
プロジェクター1が画像光を投写面7に投写することで、表示画像データに基づく表示画像が投写面7に表示される。画像光が投写される投写面7の領域を投写領域9という。図3には、液晶パネル53のパネル領域55の全面に表示画像データを描画した場合の投写領域9を示す。
プロジェクター1が画像光を投写面7に投写することで、表示画像データに基づく表示画像が投写面7に表示される。画像光が投写される投写面7の領域を投写領域9という。図3には、液晶パネル53のパネル領域55の全面に表示画像データを描画した場合の投写領域9を示す。
また、制御部60は、リモコン受光部10から歪み補正の開始を指示する操作信号が入力されると、クイックコーナー補正処理と、ポイント補正処理とを開始する。
クイックコーナー補正処理は、投写面7に表示される表示画像の4頂点の位置を調整し、表示画像の形状を矩形に補正する処理である。
ポイント補正処理は、投写面7の歪曲や凹凸等の歪みに起因して生じる表示画像の歪みを補正する処理である。
クイックコーナー補正処理は、投写面7に表示される表示画像の4頂点の位置を調整し、表示画像の形状を矩形に補正する処理である。
ポイント補正処理は、投写面7の歪曲や凹凸等の歪みに起因して生じる表示画像の歪みを補正する処理である。
まず、制御部60は、ポイント補正に使用する図形であるドットの半径rを決定する。ポイント補正では、複数のドットがマトリクス状に配置されたパターン画像を投写面7に表示させて処理を行う。また、クイックコーナー補正でもパターン画像を投写面7に表示させて処理を行う。以下、クイックコーナー補正に使用するパターン画像を第1パターン画像200といい、ポイント補正に使用するパターン画像を第2パターン画像300という。第1パターン画像200は第1画像に相当し、第2パターン画像300は第2画像に相当する。
ポイント補正では、複数のドットがマトリクス状に配置された第2パターン画像300を投写面7に表示し、表示された第2パターン画像300を撮影部30で撮影する。そして、この撮影で生成した撮影画像からドットを検出し、検出したドットの撮影画像での位置に基づいて表示画像の位置を補正する補正データを生成することから、ドットの半径rは値が大きいほうが好ましい。
まず、制御部60は、ユーザーがリモコン5を操作して設定したドット数の情報や、パネル領域55のパネル解像度の情報を記憶部70から読み出す。ドット数の情報は、ユーザーがリコモン5を操作して事前に設定してもよいし、第1パターン画像200や、第2パターン画像300が投写面7に表示された後に、ユーザーがリモコン5を操作してドット数の情報を変更することも可能である。この場合、制御部60は、ドットの半径rの算出から再度、処理を行う。
制御部60は、読み出したドット数の情報や、パネル解像度の情報に基づき第2パターン画像300に使用するドットの半径rを算出する。半径rの単位は、ピクセルである。
制御部60は、読み出したドット数の情報や、パネル解像度の情報に基づき第2パターン画像300に使用するドットの半径rを算出する。半径rの単位は、ピクセルである。
パネル領域55が、例えば、縦方向が1080、横方向が1920等の横長の領域であると仮定する。また、短辺である縦方向の解像度をSと仮定する。また、ユーザーにより設定されたドット数の情報が、縦方向がN個、横方向がM個である仮定する。N及びMは、任意の自然数である。
図4は、ドットの半径rの計算方法について説明するための図である。
図4は、半径rのドットを並べて配置した状態を示す。並べて配置された隣接するドット間の間隔は、ドットの半径rであると仮定する。縦方向の解像度Sは、直径2rのN個のドットと、N-1個の間隔rとの和に等しいため、以下の式(1)が成立する。
S=2rN+r(N-1)・・・(1)
従って、下記式(2)により半径rが求められる。
r=S/(3N-1)・・・(2)
図4は、半径rのドットを並べて配置した状態を示す。並べて配置された隣接するドット間の間隔は、ドットの半径rであると仮定する。縦方向の解像度Sは、直径2rのN個のドットと、N-1個の間隔rとの和に等しいため、以下の式(1)が成立する。
S=2rN+r(N-1)・・・(1)
従って、下記式(2)により半径rが求められる。
r=S/(3N-1)・・・(2)
図5は、第1パターン画像200を描画可能な液晶パネル53のパネル領域55の範囲を示す図である。
制御部60は、ドットの半径rを算出すると、第1パターン画像200を生成し、生成した第1パターン画像200を投写面7に表示させる。第1パターン画像200は、液晶パネル53のパネル領域55の上下左右の各端部から一定距離だけ内側に描画される。具体的には、パネル領域55の上下の両端からそれぞれ半径rだけ内側に形成される。同様に、第1パターン画像200は、パネル領域55の左右の両端からそれぞれ半径rだけ内側に形成される。
制御部60は、ドットの半径rを算出すると、第1パターン画像200を生成し、生成した第1パターン画像200を投写面7に表示させる。第1パターン画像200は、液晶パネル53のパネル領域55の上下左右の各端部から一定距離だけ内側に描画される。具体的には、パネル領域55の上下の両端からそれぞれ半径rだけ内側に形成される。同様に、第1パターン画像200は、パネル領域55の左右の両端からそれぞれ半径rだけ内側に形成される。
図6は、ドットを描画可能なパネル領域55の範囲について説明するための図である。
図6に示すドットC1は、ドットC1の中心が、パネル領域55の上端から半径rだけ内側に位置している。同様に、ドットC1は、ドットC1の中心が、図面視でパネル領域55の左端から半径rだけ内側に位置している。このため、液晶パネル53のパネル領域55内にドットC1の全体を描画することができ、投写面7に表示させたときに、ドットC1の全体が投写面7に表示される。
図6に示すドットC1は、ドットC1の中心が、パネル領域55の上端から半径rだけ内側に位置している。同様に、ドットC1は、ドットC1の中心が、図面視でパネル領域55の左端から半径rだけ内側に位置している。このため、液晶パネル53のパネル領域55内にドットC1の全体を描画することができ、投写面7に表示させたときに、ドットC1の全体が投写面7に表示される。
これに対して図6に示すドットC2は、ドットC2の中心とパネル領域55の上端との距離が半径rよりも小さい。また、ドットC2の中心と、図面視でパネル領域55の右端との距離は、半径rよりも小さい。このため、図6に網掛け線で示すドットC2の一部の範囲が、パネル領域55には描画されず、投写面7には表示されない。このため、制御部60は、ドットの半径rを算出すると、パネル領域55の上下左右の各端部から半径rだけ内側に第1パターン画像200を形成する。
図7及び図8は、第1パターン画像200を示す図である。
図7に示す第1パターン画像200には、頂点図形210と、操作図形230と、ガイド表示250と、が含まれる。ガイド表示250は、リモコン5の操作内容をユーザーにガイドする表示である。
頂点図形210は、第2図形に相当する。頂点図形210は、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の4つの頂点に対応する位置に配置される図形であり、第1頂点図形211、第2頂点図形212、第3頂点図形213及び第4頂点図形214の4つが含まれる。
操作図形230は、ユーザーが選択した頂点図形210を示す図形であり、第1操作図形231、第2操作図形232、第3操作図形233及び第4操作図形234の4つが含まれる。第1操作図形231は第1頂点図形211に対応し、第2操作図形232は第2頂点図形212に対応し、第3操作図形233は第3頂点図形213に対応し、第4操作図形234は第4頂点図形214に対応する。
図7に示す第1パターン画像200には、頂点図形210と、操作図形230と、ガイド表示250と、が含まれる。ガイド表示250は、リモコン5の操作内容をユーザーにガイドする表示である。
頂点図形210は、第2図形に相当する。頂点図形210は、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の4つの頂点に対応する位置に配置される図形であり、第1頂点図形211、第2頂点図形212、第3頂点図形213及び第4頂点図形214の4つが含まれる。
操作図形230は、ユーザーが選択した頂点図形210を示す図形であり、第1操作図形231、第2操作図形232、第3操作図形233及び第4操作図形234の4つが含まれる。第1操作図形231は第1頂点図形211に対応し、第2操作図形232は第2頂点図形212に対応し、第3操作図形233は第3頂点図形213に対応し、第4操作図形234は第4頂点図形214に対応する。
ユーザーは、投写面7に表示された第1パターン画像200を視認しながらリモコン5を操作し、表示位置を調整する頂点図形210の選択と、頂点図形210を移動させる移動方向及び移動量とを入力する。
ユーザーがリモコン5を操作して、位置を調整する対象となる頂点を選択すると、選択された頂点に対応する操作図形230の表示態様が、他の操作図形230の表示態様とは異なる態様で表示される。図7には、第1頂点図形211が選択され、第1頂点図形211に対応する第1操作図形231の表示態様が、他の操作図形230の表示態様とは態様で表示された状態を示す。
図8は、表示位置を調整する対象の頂点図形210が選択された後の第1パターン画像200の表示を示す図である。
制御部60は、表示位置を調整する対象の頂点図形210が選択されると、選択された頂点図形210に対応する操作図形230に、頂点図形が移動可能な方向を示す矢印画像260を表示させる。
図8には、第1操作図形231に、第1頂点図形211が移動可能な方向である右方向及び下方向を示す矢印画像260を表示した状態を示す。
制御部60は、表示位置を調整する対象の頂点図形210が選択されると、選択された頂点図形210に対応する操作図形230に、頂点図形が移動可能な方向を示す矢印画像260を表示させる。
図8には、第1操作図形231に、第1頂点図形211が移動可能な方向である右方向及び下方向を示す矢印画像260を表示した状態を示す。
図9は、投写面7に表示された第1パターン画像200を示す図である。
図7に示す4つの頂点図形210の中心をそれぞれ直線で結んだ矩形の図形を投写面7に表示させることで、図9に示す台形状に歪んだ図形が表示されたと仮定する。なお、説明を簡略化するため、図9において、操作図形230及びガイド表示250の表示を省略する。
プロジェクター1と投写面7とが正対しておらず、プロジェクター1が投写面7に対して傾いて設置されると、矩形の図形の形状に歪みが生じる。図9には、投写面7の垂直方向の半分よりも下側とプロジェクター1との距離が、投写面7の垂直方向の半分よりも上側とプロジェクター1との距離も離れており、表示された図形の上底の長さが下底の長さよりも長い場合を示す。
図7に示す4つの頂点図形210の中心をそれぞれ直線で結んだ矩形の図形を投写面7に表示させることで、図9に示す台形状に歪んだ図形が表示されたと仮定する。なお、説明を簡略化するため、図9において、操作図形230及びガイド表示250の表示を省略する。
プロジェクター1と投写面7とが正対しておらず、プロジェクター1が投写面7に対して傾いて設置されると、矩形の図形の形状に歪みが生じる。図9には、投写面7の垂直方向の半分よりも下側とプロジェクター1との距離が、投写面7の垂直方向の半分よりも上側とプロジェクター1との距離も離れており、表示された図形の上底の長さが下底の長さよりも長い場合を示す。
ユーザーは、投写面7を目視しながら、4つの頂点図形210の中心を直線で結んだ図形が矩形になるようにリモコン5を操作する。より詳細には、ユーザーは、リモコン5を操作して、第1頂点図形211~第4頂点図形214のいずれかを選択する操作と、選択した頂点図形210の位置を移動させる移動方向及び移動量とを入力する。
制御部60は、リモコン受光部10から入力される操作信号に基づいて頂点図形210のいずれか1つを選択し、選択した頂点図形210の位置を、操作信号が示す移動方向に、操作信号が示す移動量だけ移動させる。図9には、移動前の4つの頂点図形210の位置と、移動後の4つの頂点図形210の位置とをそれぞれ示す。
制御部60は、リモコン受光部10から入力される操作信号に基づいて頂点図形210のいずれか1つを選択し、選択した頂点図形210の位置を、操作信号が示す移動方向に、操作信号が示す移動量だけ移動させる。図9には、移動前の4つの頂点図形210の位置と、移動後の4つの頂点図形210の位置とをそれぞれ示す。
制御部60は、頂点図形210の表示位置を変更すると、リモコン5により入力された移動量及び移動方向に基づいて第1補正データを生成する。すなわち、制御部60は、変形前の頂点図形210の位置を、変形後の頂点図形210の位置に移動させる第1補正データを生成する。第1補正データは、ユーザーが操作して表示位置を移動させた頂点図形210の数だけ生成される。
図10は、第2パターン画像300を示す図である。
ここで、第2パターン画像300について説明する。第2パターン画像300は、複数のドットをマトリクス状に配置したドットパターン310を有する。各ドットの半径は、算出した半径rで形成される。図10に示す第2パターン画像300は、縦N行、横M列のドットパターン310を有する。N及びMは3以上の整数である。
ここで、第2パターン画像300について説明する。第2パターン画像300は、複数のドットをマトリクス状に配置したドットパターン310を有する。各ドットの半径は、算出した半径rで形成される。図10に示す第2パターン画像300は、縦N行、横M列のドットパターン310を有する。N及びMは3以上の整数である。
ドットパターン310の略中心には、表示態様が他のドットとは異なる4つのドットが2行2列で配置される。これら4つのドットは、位置の検出に使用され、検出された4つのドットの位置に基づいて他のドットの位置が特定される。
2行2列に配置された4つのドットのうち、図面視で左上に位置するドットを第1ドット331といい、図面視、第1ドット331の右側で第1ドット331に隣接するドットを第2ドット332という。また、図面視、第1ドット331の下側で、第1ドット331に隣接するドットを第3ドット333という。さらに、図面視、第2ドット332の下側で、第2ドット332に隣接するドットを第4ドット334という。第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドットを総称する場合、検出ドット330と表記する。
また、第2パターン画像300に形成されたドットパターン310のうち、検出ドット330以外のドットを黒ドット335という。検出ドット330及び黒ドット335は、第1図形に対応する。
2行2列に配置された4つのドットのうち、図面視で左上に位置するドットを第1ドット331といい、図面視、第1ドット331の右側で第1ドット331に隣接するドットを第2ドット332という。また、図面視、第1ドット331の下側で、第1ドット331に隣接するドットを第3ドット333という。さらに、図面視、第2ドット332の下側で、第2ドット332に隣接するドットを第4ドット334という。第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドットを総称する場合、検出ドット330と表記する。
また、第2パターン画像300に形成されたドットパターン310のうち、検出ドット330以外のドットを黒ドット335という。検出ドット330及び黒ドット335は、第1図形に対応する。
本実施形態では、第1ドット331は赤色で形成され、第2ドット332は青色で形成され、第3ドット333は、緑色で形成され、第4ドット334は黒地に白色で形成される。第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドット334は、黒ドット335の黒色以外の色であって、それぞれが異なる色で形成されていればよい。
また、本実施形態では、第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333、第4ドット334及び黒ドット335の色を変更することで、表示態様が異なるドットを形成した。第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333、第4ドット334及び黒ドット335をそれぞれ異なる形状で形成してもよい。
また、本実施形態では、第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333、第4ドット334及び黒ドット335の色を変更することで、表示態様が異なるドットを形成した。第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333、第4ドット334及び黒ドット335をそれぞれ異なる形状で形成してもよい。
図11は、変形後の第2パターン画像300を示す図である。また、図12は、投写面7に表示された変形後の第2パターン画像300を示す図である。
制御部60は、第1補正データを生成すると、生成した第1補正データに基づいて第2パターン画像300の形状を変形する。つまり、第2パターン画像300の頂点の位置を、対応する第1補正データにより補正する。これにより、第2パターン画像300の頂点に位置する黒ドット335の重心又は中心が、第1パターン画像200の対応する頂点に位置する頂点図形210の重心又は中心に位置するように第2パターン画像300が補正される。図11は、パネル領域55に描画された変形後の第2パターン画像300を示す。制御部60は、変形した第2パターン画像300を画像処理部41に出力する。この後、第2パターン画像300は、投写部50により投写面7に表示される。図12は、投写面7に表示された変形後の第2パターン画像300を示す。
制御部60は、第1補正データを生成すると、生成した第1補正データに基づいて第2パターン画像300の形状を変形する。つまり、第2パターン画像300の頂点の位置を、対応する第1補正データにより補正する。これにより、第2パターン画像300の頂点に位置する黒ドット335の重心又は中心が、第1パターン画像200の対応する頂点に位置する頂点図形210の重心又は中心に位置するように第2パターン画像300が補正される。図11は、パネル領域55に描画された変形後の第2パターン画像300を示す。制御部60は、変形した第2パターン画像300を画像処理部41に出力する。この後、第2パターン画像300は、投写部50により投写面7に表示される。図12は、投写面7に表示された変形後の第2パターン画像300を示す。
制御部60は、変形後の第2パターン画像300が投写面7に表示されると、撮影部30に撮影を指示する。撮影部30は、制御部60の指示に従って撮影を実行し、撮影画像を生成する。撮影部30は、生成した撮影画像を制御部60に出力する。
制御部60は、入力された撮影画像に基づいて、画像の歪みを補正する第2補正データを生成する。制御部60は、まず、撮影画像を画像解析して4つの検出ドット330を検出する。次に、制御部60は、2行2列に配置された検出ドット330に基づいて、射影変換の行列式を算出する。行列式は、変形後の第2パターン画像300の第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドット334の位置を、撮影画像の第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドット334の位置に変換する行列式である。
次に、制御部60は、算出した射影変換の行列式を用いて、変形後の第2パターン画像300に含まれる各ドットの位置を射影変換し、射影変換後のドットの位置に基づいて撮影画像のドットを特定する。つまり、第2パターン画像300に含まれる黒ドット235と、撮影画像に含まれる黒ドット235とを対応づける。
次に、制御部60は、撮影画像の各ドットに基づき、第2パターン画像300のドットの位置を補正する第2補正データを生成する。つまり、制御部60は、撮影画像におけるドットの位置のずれ量に基づき、対応づけられた第2パターン画像300のドットの位置を補正する第2補正データを生成する。
制御部60は、第2補正データを生成すると、生成した第1補正データ及び第2補正データを画像処理部41に出力する。画像処理部41は、通信I/F20から入力される表示画像データ、又は記憶部70から読み出した表示画像データを、入力された第1補正データ及び第2補正データに基づいて補正し、補正後の表示画像データを投写部50に出力する。投写部50は、第1補正データ及び第2補正データにより補正された表示画像データに基づく表示画像を液晶パネル53のパネル領域55に展開する。光源51から射出された光がパネル領域55を透過することで、表示画像データに対応した画像光が生成される。生成された画像光は、光学ユニット59により投写面7に拡大投写される。
図13は、第1パターン画像200の第1変形例を示す図である。
図7に示す第1パターン画像200は、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の4頂点を示す頂点図形210を表示した。
図13に示す第1パターン画像200の第1変形例では、頂点図形210の表示を省略し、第1パターン画像200が、パネル領域55の上下左右の各辺から半径rだけ内側の位置に表示されるように、パネル領域55に第1パターン画像200を描画する。すなわち、第1パターン画像200を構成する外枠205により、ドットを表示可能な投写領域9の範囲を示すようにした。外枠205は、枠の画像に相当する。
図7に示す第1パターン画像200は、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の4頂点を示す頂点図形210を表示した。
図13に示す第1パターン画像200の第1変形例では、頂点図形210の表示を省略し、第1パターン画像200が、パネル領域55の上下左右の各辺から半径rだけ内側の位置に表示されるように、パネル領域55に第1パターン画像200を描画する。すなわち、第1パターン画像200を構成する外枠205により、ドットを表示可能な投写領域9の範囲を示すようにした。外枠205は、枠の画像に相当する。
図14は、第1パターン画像200の第2変形例を示す図である。
図14に示す第1パターン画像200の変形例では、液晶パネル53のパネル領域55において、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の外側に黒画像を描画した。ドットを表示可能な投写領域9の範囲の外側に黒画像を描画することで、ドットを表示可能な投写領域9の範囲と、それ以外の領域とをユーザーに認識させることができる。
図14に示す第1パターン画像200の変形例では、液晶パネル53のパネル領域55において、ドットを表示可能な投写領域9の範囲の外側に黒画像を描画した。ドットを表示可能な投写領域9の範囲の外側に黒画像を描画することで、ドットを表示可能な投写領域9の範囲と、それ以外の領域とをユーザーに認識させることができる。
2.プロジェクターの動作
図15は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートである。
図15に示すフローチャートを参照しながらプロジェクター1の動作について説明する。
まず、制御部60は、歪み補正の開始を指示する操作信号がリモコン受光部10から入力されたか否かを判定する(ステップS1)。制御部60は、操作信号が入力されていないと判定した場合(ステップS1/NO)、ステップS1の判定に戻る。
図15は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートである。
図15に示すフローチャートを参照しながらプロジェクター1の動作について説明する。
まず、制御部60は、歪み補正の開始を指示する操作信号がリモコン受光部10から入力されたか否かを判定する(ステップS1)。制御部60は、操作信号が入力されていないと判定した場合(ステップS1/NO)、ステップS1の判定に戻る。
制御部60は、操作信号が入力されたと判定した場合(ステップS1/YES)、ドット数の設定を変更する操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS2)。制御部60は、ドット数の設定を変更する操作信号が入力された場合(ステップS2/YES)、記憶部70に記憶させたドット数の情報を、操作信号が示すドット数に変更する(ステップS3。
制御部60は、ドット数の設定を変更する操作信号が入力されていない場合(ステップS2/NO)、又は、ステップS3で記憶部70に記憶させたドット数の情報を変更すると、ポイント補正に使用するドットの半径rを算出する(ステップS4)。制御部60は、ドット数の情報や、パネル領域55のパネル解像度の情報を記憶部70から読み出す。制御部60は、読み出したドット数の情報や、パネル解像度の情報に基づき第2パターン画像300に使用するドットの半径rを上述した式(2)により算出する。
次に、制御部60は、第2パターン画像300を生成する(ステップS5)。制御部60は、半径が算出した半径rであって、ユーザーにより設定されたドット数のドットがマトリクス状に配置された第2パターン画像300を生成する。
次に、制御部60は、第1パターン画像200に含まれる頂点図形210を描画するパネル領域55の位置を決定する(ステップS6)。制御部60は、パネル領域55の上下左右の各端部から半径rだけ内側の位置を、頂点図形210の中心を描画するパネル領域55の位置として決定する。
制御部60は、頂点図形210を描画するパネル領域55の位置を決定すると、決定したパネル領域55の位置に頂点図形210が描画されるように第1パターン画像200を生成する(ステップS7)。制御部60は、生成した第1パターン画像200を投写部50により投写面7に表示させる(ステップS8)。
次に、制御部60は、リモコン受光部10から入力される操作信号に基づき、第1パターン画像200の頂点図形210の位置を変更する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS9)。制御部60は、頂点図形210の位置を変更する操作を受け付けていない場合(ステップS9/NO)、リモコン受光部10から入力される操作信号に基づき、操作を確定させる確定操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。制御部60は、確定操作を受け付けた場合(ステップS12/YES)、ステップS13の処理に移行する。また、制御部60は、確定操作を受け付けていない場合(ステップS12/NO)、ステップS9の判定に戻る。
また、ステップS9で、第1パターン画像200の頂点図形210の位置を変更する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS9/YES)、制御部60は、受け付けた操作により選択された頂点図形210の位置を、選択された移動量だけ移動させる。これにより、頂点図形210の位置が変更される(ステップS10)。そして、制御部60は、頂点図形210の位置を変更した第1パターン画像200を、投写部50により投写面7に表示させる(ステップS11)。その後、制御部60は、リモコン受光部10から入力される操作信号に基づき、操作を確定させる確定操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。
制御部60は、確定操作を受け付けていない場合(ステップS12/NO)、ステップS9の判定に戻る。また、制御部60は、確定操作を受け付けた場合(ステップS12/YES)、変更前の各頂点図形210のパネル領域55での座標を、変形後の各頂点図形210のパネル領域55での座標に移動させる第1補正データを生成する(ステップS13)。制御部60は、生成した第1補正データを記憶部70に記憶させる(ステップS13)
次に、制御部60は、生成した第1補正データを用いて第2パターン画像300の形状を変形する(ステップS14)。詳細には、制御部60は、第2パターン画像300の頂点に位置する黒ドット335の重心又は中心が、変型後の第1パターン画像200の各頂点図形210に重なるように、第2パターン画像300の形状を変形する。
次に、制御部60は、変形した第2パターン画像300を投写部50により投写面7に表示させる(ステップS15)。そして、制御部60は、撮影部30に撮影を実行させる(ステップS16)。撮影部30は、制御部60に指示に従って撮影を実行し、撮影により生成した撮影画像を制御部60に出力する。制御部60は、入力された撮影画像を記憶部70に一時的に記憶させる。制御部60は、記憶部70から撮影画像を読み出すことで取得する(ステップS16)。
次に、制御部60は、取得した撮影画像を画像解析して検出ドット330を検出する(ステップS17)。制御部60は、検出した検出ドット330に基づいて、射影変換の行列式を算出する(ステップS18)。制御部60は、第2パターン画像300の第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドット334の位置を、撮影画像の第1ドット331、第2ドット332、第3ドット333及び第4ドット334の位置に変換する行列式を算出する。
次に、制御部60は、算出した射影変換の行列式を用いて、変形後の第2パターン画像300に含まれる各ドットの位置を射影変換し、射影変換後の各ドットの位置に基づいて撮影画像に撮影された各ドットの位置を特定する(ステップS19)。次に、制御部60は、第2パターン画像300のドットと、撮影画像のドットとの対応づけが完了したか否かを判定する(ステップS20)。制御部60は、第2パターン画像300のドットと、撮影画像のドットとの対応づけが完了していない場合(ステップS20/NO)、ステップS19の処理に戻る。
また、制御部60は、第2パターン画像300のドットと、撮影画像のドットとの対応づけが完了した場合(ステップS20/YES)、撮影画像における各ドットの位置に基づいて、第2補正データを生成する(ステップS21)。つまり、制御部60は、撮影画像におけるドットの位置のずれに基づき、対応づけられた第2パターン画像300のドットの位置を補正する第2補正データを生成する。
次に、制御部60は、クイックコーナー補正及びポイント補正を実行する(ステップS22)。制御部60は、生成した第1補正データ及び第2補正データを画像処理部41に出力する。画像処理部41は、通信I/F20から入力される表示画像データを、制御部60から入力された第1補正データ及び第2補正データに基づいて補正し、補正後の表示画像データを投写部50に出力する。投写部50は、第1補正データ及び第2補正データにより補正された表示画像データに基づく表示画像を液晶パネル53のパネル領域55に展開する。光源51から射出された光がパネル領域55を透過することで、表示画像データに対応した画像光が生成される。生成された画像光は、光学ユニット59により投写面7に拡大投写される。
3.投写方法の効果
以上説明したように本実施形態の投写方法は、プロジェクター1の制御部60が実行する投写方法である。
制御部60は、投写面7に第1パターン画像200を投写することと、投写面7に投写された第1パターン画像200の頂点の位置を変更する操作を受け付けることとを実行する。
また、制御部60は、複数のドットを含む第2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することと、第2パターン画像300を投写面7に投写することと、を実行する。
さらに、制御部60は、第2パターン画像300が投写された投写面7を撮影した撮影画像を取得することと、撮影画像に基づき、複数のドットの位置が補正されるように第2パターン画像300を補正する第2補正データを生成することと、を実行する。
また、制御部60は、第2補正データにより補正した画像を投写面7に投写することを実行する。
以上説明したように本実施形態の投写方法は、プロジェクター1の制御部60が実行する投写方法である。
制御部60は、投写面7に第1パターン画像200を投写することと、投写面7に投写された第1パターン画像200の頂点の位置を変更する操作を受け付けることとを実行する。
また、制御部60は、複数のドットを含む第2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することと、第2パターン画像300を投写面7に投写することと、を実行する。
さらに、制御部60は、第2パターン画像300が投写された投写面7を撮影した撮影画像を取得することと、撮影画像に基づき、複数のドットの位置が補正されるように第2パターン画像300を補正する第2補正データを生成することと、を実行する。
また、制御部60は、第2補正データにより補正した画像を投写面7に投写することを実行する。
従って、投写面7に表示される第2パターン画像300の歪みであって、投写面7とプロジェクター1とが正対していないことに起因する歪みを補正することができる。
また、複数のドットを含む第2パターン画像300を撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像に基づき、第2パターン画像300に含まれる複数のドットの位置を補正する第2補正データが生成される。
このため、投写面7の形状が複雑な形状であっても、投写面7に表示される画像の歪みを精度よく補正することができる。
また、複数のドットを含む第2パターン画像300を撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像に基づき、第2パターン画像300に含まれる複数のドットの位置を補正する第2補正データが生成される。
このため、投写面7の形状が複雑な形状であっても、投写面7に表示される画像の歪みを精度よく補正することができる。
制御部60は、操作に基づき、投写面7に表示される第1パターン画像200の頂点の位置を変更することをさらに実行する。
2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することは、複数のドットのうち、第2パターン画像300の頂点に配置されるドットが、変更後の第1パターン画像200の頂点に位置するように第2パターン画像300の形状を変更することを含む。
2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することは、複数のドットのうち、第2パターン画像300の頂点に配置されるドットが、変更後の第1パターン画像200の頂点に位置するように第2パターン画像300の形状を変更することを含む。
従って、投写面7に表示された第1パターン画像200に対する操作により、投写面7に表示する第2パターン画像300の形状を補正することができる。
制御部60は、第2パターン画像300に含まれる複数のドットの数の設定を受け付けることと、投写面7に第2パターン画像300を投写するプロジェクターが備える光変調装置52の解像度の情報を取得することと、を実行する。さらに、制御部60は、ドットの数と、光変調装置52の解像度の情報とに基づき、ドットの大きさを決定することと、を実行する。
従って、設定されたドットの数と、光変調装置52の解像度とに基づいて、第2パターン画像300に含まれるドットの大きさを決定することができる。
投写面7に第1パターン画像200を投写することは、プロジェクター1が備える光変調装置52のパネル領域55に第1パターン画像200を描画することを含む。また、光変調装置52に入射される光をパネル領域55により変調して第1パターン画像200に対応した画像光を生成することと、画像光を投写面7に投写することと、を含む。
制御部60は、第2パターン画像300の解像度と、第2パターン画像300に含まれる複数のドットを構成するドットの数とに基づき、ドットの半径に対応するパネル領域55の画素数を算出する。また、制御部60は、パネル領域55が備える画素のうち、外側に位置する画素から画素数だけ内側の画素を中心として第1パターン画像200を描画する。
制御部60は、第2パターン画像300の解像度と、第2パターン画像300に含まれる複数のドットを構成するドットの数とに基づき、ドットの半径に対応するパネル領域55の画素数を算出する。また、制御部60は、パネル領域55が備える画素のうち、外側に位置する画素から画素数だけ内側の画素を中心として第1パターン画像200を描画する。
従って、第2パターン画像300に含まれるドットの一部が投写面7に表示されず、投写面7に表示される画像の歪みの補正精度が低下するのを防止することができる。
第1パターン画像200は、複数のドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を示す頂点図形210を含む。
従って、ドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を頂点図形210により示すことができ、ユーザーにドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を認識させることができる。
第1パターン画像200は、複数のドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を示す枠の画像である外枠205を含む。
従って、ドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を外枠205により示すことができ、ユーザーにドットを表示可能な投写面7の領域の範囲を認識させることができる。
4.プロジェクターの効果
以上説明したように本実施形態のプロジェクター1は、投写面7に画像を投写する投写部50と、操作を受け付ける受付部として機能するリコモン5と、制御部60と、を備える。
制御部60は、投写面7に投写された第1パターン画像200の頂点の位置を変更する操作をリコモン5により受け付けると、複数のドットを含む第2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することを実行する。
また、制御部60は、第2パターン画像300を投写部により投写面7に投写させることと、第2パターン画像300が投写された投写面7を撮影した撮影画像を取得することと、を実行する。
さらに、制御部60は、撮影画像に基づき、複数のドットの位置が補正されるように第2パターン画像300を補正する第2補正データを生成することと、第2補正データにより補正した画像を投写部により投写面7に投写させることと、を実行する。
以上説明したように本実施形態のプロジェクター1は、投写面7に画像を投写する投写部50と、操作を受け付ける受付部として機能するリコモン5と、制御部60と、を備える。
制御部60は、投写面7に投写された第1パターン画像200の頂点の位置を変更する操作をリコモン5により受け付けると、複数のドットを含む第2パターン画像300の形状を、操作に基づいて変形することを実行する。
また、制御部60は、第2パターン画像300を投写部により投写面7に投写させることと、第2パターン画像300が投写された投写面7を撮影した撮影画像を取得することと、を実行する。
さらに、制御部60は、撮影画像に基づき、複数のドットの位置が補正されるように第2パターン画像300を補正する第2補正データを生成することと、第2補正データにより補正した画像を投写部により投写面7に投写させることと、を実行する。
従って、投写面7に表示される第2パターン画像300の歪みであって、投写面7とプロジェクター1とが正対していないことに起因する歪みを補正することができる。
また、複数のドットを含む第2パターン画像300を撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像に基づき、第2パターン画像300に含まれる複数のドットの位置を補正する第2補正データが生成される。
このため、投写面7の形状が複雑な形状であっても、投写面7に表示される画像の歪みを精度よく補正することができる。
また、複数のドットを含む第2パターン画像300を撮影した撮影画像を取得し、取得した撮影画像に基づき、第2パターン画像300に含まれる複数のドットの位置を補正する第2補正データが生成される。
このため、投写面7の形状が複雑な形状であっても、投写面7に表示される画像の歪みを精度よく補正することができる。
上述した実施形態及び各変形例は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、第2パターン画像300に含まれる図形として、検出ドット330及び黒ドット335を含むドットパターン310を示した。図形の形状は、ドットに限定されるものではなく、例えば、正方形や長方形、菱形等の矩形であってもよい。また、第2パターン画像300が、検出ドット330及び黒ドット335を含む構成を例示したが、これに限定されない。例えば、検出ドット330に代えて黒ドット335のみで構成されるパターン画像を第2パターン画像300として用いてもよい。この場合、第2パターン画像300に含まれる各黒ドット335と、撮影画像に含まれる各黒ドット335との対応づけでは、各画像座標系において各黒ドット335が何行何列目に存在するかを判定し、各画像間で同じ行かつ同じ列に位置する黒ドット335同士を対応づければよい。
例えば、上述した実施形態では、第2パターン画像300に含まれる図形として、検出ドット330及び黒ドット335を含むドットパターン310を示した。図形の形状は、ドットに限定されるものではなく、例えば、正方形や長方形、菱形等の矩形であってもよい。また、第2パターン画像300が、検出ドット330及び黒ドット335を含む構成を例示したが、これに限定されない。例えば、検出ドット330に代えて黒ドット335のみで構成されるパターン画像を第2パターン画像300として用いてもよい。この場合、第2パターン画像300に含まれる各黒ドット335と、撮影画像に含まれる各黒ドット335との対応づけでは、各画像座標系において各黒ドット335が何行何列目に存在するかを判定し、各画像間で同じ行かつ同じ列に位置する黒ドット335同士を対応づければよい。
また、図15に示すフローチャートの処理単位は、プロジェクター1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図15のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、プロジェクター1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、図1に示すプロジェクター1の各機能部とは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、本開示の投写方法を、プロジェクター1に搭載されたコンピューターを用いて実現する場合、このコンピューターに実行させるプログラムを記録媒体の態様で構成することも可能である。また、コンピューターに実行させるプログラムは、プログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、サーバー装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。Blu-rayは、登録商標である。
また、上述した実施形態では、撮影部30がプロジェクター1に内蔵される構成を示したが、これに限定されない。撮影部30として、プロジェクター1とは別体のカメラや、撮影部30を内蔵する端末を用いる構成であってもよい。撮影部30を内蔵する端末としては、例えば、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末を用いることができる。この場合、ステップS16からステップS21までの処理をカメラ又は撮影部30を内蔵する端末に行わせ、生成した第2補正データをプロジェクターへ送信する構成としてもよい。
1…プロジェクター、3…画像供給装置、5…リモコン、7…投写面、9…投写領域、10…リモコン受光部、20…通信I/F、30…撮影部、41…画像処理部、43…フレームメモリー、50…投写部、51…光源、52…光変調装置、53、53R、53G、53B…液晶パネル、55、55R、55G、55B…パネル領域、57…パネル駆動部、59…光学ユニット、60…制御部、70…記憶部、71…制御プログラム、80…プロセッサー、200…第1パターン画像、205…外枠、210…頂点図形、211…第1頂点図形、212…第2頂点図形、213…第3頂点図形、214…第4頂点図形、230…操作図形、231…第1操作図形、232…第2操作図形、233…第3操作図形、234…第4操作図形、235…黒ドット、250…ガイド表示、260…矢印画像、300…第2パターン画像、310…ドットパターン、330…検出ドット、331…第1ドット、332…第2ドット、333…第3ドット、334…第4ドット、335…黒ドット。
Claims (7)
- 投写面に第1画像を投写することと、
前記第1画像の頂点の位置を変更する操作を受け付けることと、
複数の第1図形を含む第2画像の形状を、前記操作に基づいて変形することと、
前記第2画像を前記投写面に投写することと、
前記第2画像が投写された前記投写面を撮影した撮影画像を取得することと、
前記撮影画像に基づき、前記複数の第1図形の位置が補正されるように前記第2画像を補正する補正データを生成することと、
前記補正データにより補正した画像を前記投写面に投写することと、
を含む、投写方法。 - 前記操作に基づき、前記投写面に表示される前記第1画像の頂点の位置を変更することをさらに含み、
前記第2画像の形状を、前記操作に基づいて変形することは、
前記複数の第1図形のうち、前記第2画像の頂点に配置される第1図形が、変更後の前記第1画像の頂点に位置するように前記第2画像の形状を変更する、
請求項1記載の投写方法。 - 前記第2画像に含まれる前記複数の第1図形を構成する第1図形の数の設定を受け付けることと、
前記投写面に前記第2画像を投写するプロジェクターが備える光変調装置の解像度の情報を取得することと、
前記第1図形の数と、前記光変調装置の解像度の情報とに基づき、前記第1図形の大きさを決定することと、
を含む、請求項1又は2記載の投写方法。 - 前記投写面に前記第1画像を投写することは、
プロジェクターが備える光変調装置の描画領域に前記第1画像を描画することと、
前記光変調装置に入射される光を前記描画領域により変調して前記第1画像に対応した画像光を生成することと、
前記画像光を前記投写面に投写することと、
を含み、
前記第2画像の解像度と、前記第2画像に含まれる前記複数の第1図形を構成する第1図形の数とに基づき、前記第1図形の半径に対応する前記描画領域の画素数を算出し、
描画領域が備える画素のうち、外側に位置する画素から前記画素数だけ内側の画素を中心として前記第1画像を描画する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の投写方法。 - 前記第1画像は、前記複数の第1図形を表示可能な前記投写面の領域の範囲を示す第2図形を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の投写方法。
- 前記第1画像は、前記複数の第1図形を表示可能な前記投写面の領域の範囲を示す枠の画像を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の投写方法。
- 投写面に画像を投写する投写部と、
操作を受け付ける受付部と、
前記投写面に投写された第1画像の頂点の位置を変更する操作を前記受付部により受け付けると、複数の第1図形を含む第2画像の形状を、前記操作に基づいて変形することと、
前記第2画像を前記投写部により前記投写面に投写させることと、
前記第2画像が投写された前記投写面を撮影した撮影画像を取得することと、
前記撮影画像に基づき、前記複数の第1図形の位置が補正されるように前記第2画像を補正する補正データを生成することと、
前記補正データにより補正した画像を前記投写部により前記投写面に投写させることと、
を実行する制御部と、
を含むプロジェクター。
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