JP2015226661A - 医療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導線が筒状に多重に巻かれ被検体を囲むように設けられた複数のコイルの冷却を、省スペースの設備で効率的に行えるようにした医療装置を提供する。
【解決手段】この医療装置は、コイル2xが巻かれた筒状のボビン部4xと、ボビン部4xの軸方向の内側端部に連設されるボビン内側板部5xと、ボビン部4xの軸方向の外側端部に連設されるボビン外側板部6xと、コイル2xの最外層面2axとボビン内側板部5xとボビン外側板部6xととともに、冷却流体が流れる流路空間Pxを形成する空間形成板部7xと、流路空間Pxに連通し冷却流体が流入する冷却流体入口部8xと、流路空間Pxに連通し冷却流体が流出する冷却流体出口部9xと、を備えてなる
【選択図】図7

Description

本発明は、体内の検査等のために磁気を用いる医療装置であって、特に、コアを用いないコイルによって磁気を発生するものに関する。
近年、磁気を用いて体内の検査又は治療などを行う種々の医療装置が知られている。例えば、特許文献1には、スパイラルコイルからの磁気によって頭部を治療する医療装置(磁気刺激装置)が開示されている。また、特許文献2には、被検体を囲み得る6面に導線が筒状に多重に巻かれたコイルを設け、それらのコイルからの磁気によって体内のカプセル内視鏡の進行などを制御して体内を検査する医療装置が開示されている。
このような医療装置では、コイルが発熱するため、発熱量が多い場合は液冷又は空冷によってコイルを冷却する必要がある。特許文献1には、コイルの液冷及び空冷について記載されており、その中には、スパイラルコイルが収容されたケースに強制的に空気を流してスパイラルコイルの表面を空冷する形態が記載されている。
特開2012−125546号公報 特開2013−066694号公報
しかしながら、特許文献2の医療装置のように、導線が筒状に多重に巻かれ被検体を囲み得る6面のコイルは、それぞれが大きく、医療装置全体の大きさをほぼ決める。医療装置は、大病院に限らず小病院にも設置されるのが望ましいので、コイルの冷却に係る設備についても省スペースで、かつ、効率的に冷却できる構造が望ましい。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、導線が筒状に多重に巻かれ被検体を囲むように設けられた複数のコイルの冷却を、省スペースの設備で効率的に行えるようにした医療装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の医療装置は、コイルが巻かれた筒状のボビン部と、前記ボビン部の軸方向の内側端部に連設されるボビン内側板部と、前記ボビン部の軸方向の外側端部に連設されるボビン外側板部と、前記コイルの最外層面と前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部ととともに、冷却流体が流れる流路空間を形成する空間形成板部と、前記流路空間に連通し前記冷却流体が流入する冷却流体入口部と、前記流路空間に連通し前記冷却流体が流出する冷却流体出口部と、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、前記流路空間の冷却流体の流れを制御する少なくとも1個の仕切り板部を更に備えてなることを特徴とする。
請求項3に記載の医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部とは、それぞれ1個であり、前記仕切り板部の1つは前記冷却流体入口部の開口部の中央に、前記仕切り板部のもう1つは前記冷却流体出口部の開口部の中央に、それぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部とは、それぞれ1個であり、互いに近接して設けられており、前記仕切り板部は、前記冷却流体入口部の開口部と前記冷却流体出口部の開口部の間に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、前記冷却流体入口部は、2個であり、互いに近接して設けられており、前記冷却流体出口部は、2個であり、互いに近接して設けられており、前記仕切り板部の1つは前記2個の冷却流体入口部の開口部の間に、前記仕切り板部のもう1つは前記2個の冷却流体出口部の開口部の間に、それぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の医療装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療装置において、前記ボビン部、前記ボビン内側板部、前記ボビン外側板部、前記冷却流体入口部、前記冷却流体出口部、及び前記空間形成板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の医療装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療装置において、前記ボビン部、隣接する4面のボビン内側板部に接するように延びた前記ボビン内側板部、及び、隣接する4面のボビン外側板部に接するように延びた前記ボビン外側板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されており、前記冷却流体入口部及び前記冷却流体出口部は、前記6面のうち周回する4面に形成されており、前記空間形成板部は、前記周回する4面の角部の位置において前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部との間、かつ、残りの2面の前記コイルの最外層面の間を掛け渡すように設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、前記ボビン部、隣接する4面のボビン内側板部に接するように外周が面の端まで延びた前記ボビン内側板部、及び、隣接する4面のボビン外側板部に接するように外周が面の端まで延びた前記ボビン外側板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されており、前記冷却流体入口部及び前記冷却流体出口部は、前記6面のうち周回する4面に形成されており、前記空間形成板部は、前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部の各々の近傍において、前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部との間、かつ、前記周回する4面の前記コイルの最外層面と残りの2面の前記コイルの最外層面の間を掛け渡すように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、導線が筒状に多重に巻かれ被検体を囲むように設けられた複数のコイルの冷却を、省スペースの設備で効率的に行えるようにした医療装置を提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る医療装置の6面のコイルを示す斜視図である。 同上の医療装置の使用状態を示す模式図である。 同上の医療装置のコイルがボビン部に巻かれた状態を示す拡大斜視図である。 同上の医療装置の1面を示す拡大斜視図である。 同上の医療装置のA−Aで示す位置の切断面で切断した断面図である。 同上の医療装置を示す斜視図である。 同上の医療装置のB−Bで示す位置の切断面で切断した断面図である。 同上の医療装置の仕切り板部を設けた一例を示す断面図である。 同上の医療装置の仕切り板部を設けた他の例を示す断面図である。 同上の医療装置の仕切り板部を設けた更に他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別の医療装置を示す組立図である。 同上の別の医療装置の斜視図である。 同上の別の医療装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る更に別の医療装置を示す組立図である。 同上の更に別の医療装置の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る医療装置1は、図1に示すように、6面にコイル、すなわち、x軸方向の磁気を生成する一対のx軸コイル2x、2x’とy軸方向の磁気を生成する一対のy軸コイル2y、2y’とz軸方向の磁気を生成する一対のz軸コイル2z、2z’、が設けられている。この医療装置1は、これらのコイルが被検体Sを囲み得るものであり、被検体Sである患者がカプセル内視鏡3を口から飲み込むか肛門から挿入し、図2に示すように、6面のコイル(図2ではz軸コイル2z、2z’のみ示す。)からの磁気によって体内のカプセル内視鏡3の進行などを制御して体内を検査するものである。
x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’、z軸コイル2z、2z’はそれぞれ、図1等に示すように、コア(鉄芯など)を用いないコイルである。以下、x軸コイル2xのまわりの構成について説明する。医療装置1においてコイルを有する各面は、互いに同様であるので、特に説明がなければ、x軸コイル2x以外のコイル(他方のx軸コイル2x’、y軸コイル2y、2y’、z軸コイル2z、2z’)のまわりの構成は、x軸コイル2xのまわりの構成と同様である。また、x軸コイル2x以外のコイルのまわりの構成を示す符号は、x軸コイル2xのまわりの構成のxをx’、y、y’、z、又はz’に変えたものを用いている。
x軸コイル2xは、図3に示すように、長い導線20xが筒状の(中空孔40xを有する)ボビン部4xのまわり(外周面)に多重に巻かれることにより形成されるものである。導線20xは、表面が絶縁処理された通常のものである。導線20xの両端の端子20ax、20bxには、所定の電圧が印加される。なお、本実施形態のボビン部4xは、角を丸めた四角筒状であるが、円筒状や多角形の筒状などであってもよい。また、図3以外の図面では、導線20x及びその両端の端子20ax、20bxの図示は省略する。
x軸コイル2xの周辺には、ボビン部4xの他に、図4に示すように、ボビン内側板部5x、ボビン外側板部6x、及び、空間形成板部7xが設けられている。ボビン部4x、ボビン内側板部5x、ボビン外側板部6x、及び空間形成板部7xは、非磁性体であり、例えば、真鍮、アルミニウム、ステンレス鋼等の非磁性体金属や木材などを用いることができる。なお、ボビン部4xとボビン内側板部5xとボビン外側板部6xは、通常は一体的に形成されるが、別体に形成しておいて接合するようにしてもよい。また、非磁性体金属を用いる場合は、渦電流が流れないように筒状の形状に切れ目を設けてもよい。
ボビン内側板部5xは、図4及び図5に示すように、ボビン部4xの軸方向(x軸方向)の内側端部に連設される(連なるように設けられる)。ボビン内側板部5xは、軸方向に直交する外方に向かって延びており、ボビン部4xの中空孔40xに対応する部分は貫通孔となっている。また、ボビン内側板部5xの外周は、図6に示すように、隣接する4面のボビン内側板部5y、5y’、5z、5z’)に接する。なお、ボビン内側板部5xは、後述するボビン外側板部6xとほぼ同様な形状として、隣接する4面のボビン内側板部の間をフレーム材で接続してもよい。
ボビン外側板部6xは、図4及び図5に示すように、ボビン部4xの軸方向の外側端部に連設される。ボビン外側板部6xは、軸方向に直交する外方に向かって延びており、ボビン部4xの中空孔40xに対応する部分は貫通孔となっている。また、ボビン外側板部6xの外周は、この貫通孔の形状を比例拡大した形状であり、従って、ボビン外側板部6xは、形状が環状のものとなっている。すなわち、ボビン外側板部6xの外周は、図6に示すように、隣接する4面のボビン外側板部6y、6y’、6z、6z’)に接しない。
空間形成板部7xは、図5及び図7に示すように、x軸コイル2xの最外層面2axとボビン内側板部5xとボビン外側板部6xとともに、冷却流体が流れる流路空間Pxを形成するものである。冷却流体は、通常は空気であるが、その他の気体や水などの液体も可能である。空間形成板部7xは、x軸コイル2xの最外層面2axとボビン内側板部5xとボビン外側板部6xとともに閉空間の流路空間Pxを形成するように、ボビン内側板部5xとボビン外側板部6xの間を掛け渡すように設けられそれらに接合される。なお、接合においては、段差等の適宜の位置決め構造を採用することが好ましい。
また、流路空間Pxに連通し冷却流体が流入する1個の冷却流体入口部8xと、流路空間Pxに連通し冷却流体が流出する1個の冷却流体出口部9xと、が設けられている(図4等参照)。冷却流体入口部8xには、冷却流体が空気の場合はブロワーなどが接続される。流路空間Px内では、図7に示すように、冷却流体入口部8xの開口部(流路空間Px内への開口部)から冷却流体出口部9xの開口部(流路空間Px内への開口部)に向かって強制的に冷却流体が流れる。冷却流体出口部9xには、外部に吸引装置を接続してもよい。なお、図7(及びそれに対応する他の図面)においては、冷却流体の流れの概略を矢印付き破線で記している。
このような構成の医療装置1は、冷却流体が流れる流路空間Pxの形成にx軸コイル2xの最外層面2ax、・・・を用いている。被検体Sを囲み得る6面の他の面についても同様である。従って、被検体Sを囲むように設けた複数のコイルの冷却を、省スペースの設備で効率的に行える。なお、被検体Sを囲み得る6面について、任意の面だけ、例えば1個の面であるx軸コイル2xのまわりの構成だけを上記のようにすることも可能である。
また、図8に示すように、冷却流体入口部8xの開口部の中央に冷却流体の流れを制御する仕切り板部10ax、冷却流体出口部9xの開口部の中央に冷却流体の流れを制御する仕切り板部10bxをそれぞれ設けるのが好ましい。こうすると、冷却流体入口部8xの開口部から冷却流体出口部9xの開口部に向かって冷却流体が安定して、すなわち、流れの方向が異なる冷却流体の衝突などによる渦などを発生せずに流れ易くなる。
冷却流体入口部8xの開口部から冷却流体出口部9xの開口部に向かって冷却流体が安定して流れ易くするためには、以下のようにすることも可能である。すなわち、図9に示すように、冷却流体入口部8xと冷却流体出口部9xとは、それぞれ1個であり、互いに近接して設け、冷却流体入口部8xの開口部と冷却流体出口部9xの開口部の間に仕切り板部10cxを設けてもよい。こうすると、冷却流体が周回して流れるので、流れの方向が異なる冷却流体の衝突などもなく流れは安定する。また、図10に示すように、2個の冷却流体入口部8x、8xを互いに近接して設け、2個の冷却流体出口部9x、9xを互いに近接して設け、2個の冷却流体入口部8x、8xの開口部の間に仕切り板部10dx、2個の冷却流体出口部9x、9xの開口部の間に仕切り板部10exをそれぞれ設けてもよい。こうすると、仕切り板部10ax、10bxを用いた上記の形態と同様に流れの方向が異なる冷却流体の衝突などもなく、冷却流体入口部8x、8xの開口部から冷却流体出口部9x、9xの開口部に向かって冷却流体が安定して流れ易くなり、更にx軸コイル2xの左右でバランス良く流れ易くなる。
このように、流路空間Pxを仕切る少なくとも1個の仕切り板部を設けることで、流れの方向が異なる冷却流体の衝突などもなく、冷却流体入口部8x(、8x)の開口部から冷却流体出口部9x(、9x)の開口部に向かって冷却流体が安定して流れ易くすることができる。
なお、被検体Sを囲み得る6面のうち冷却流体入口部8x(、8x)以外の5面の冷却流体入口部については、独立して冷却流体を流入させてもよいし、冷却流体出口部9x(、9x)から排出された冷却流体を流入させてもよい。
次に、本発明を実施するための別の形態について図面を参照しながら説明する。この医療装置11は、上述した医療装置1と同様に被検体Sを囲み得る6面にコイルが設けられたものである。医療装置11のx軸コイル2x、ボビン部4x、ボビン内側板部5xは、医療装置1の場合と同様である。
ボビン外側板部6xは、図11に示すように、医療装置1のボビン外側板部6xと同様のボビン外側板部6Axにボビン外側板補助部6Bxが接合したものである。こうすることで、図12に示すように、ボビン外側板部6xが隣接する4面のボビン外側板部に接するようにしている。なお、x軸コイル2xを適正にボビン部4xのまわりに形成できるのならば、ボビン外側板部6Axを省略することも可能である。
医療装置11の6面の各面におけるコイル、ボビン部、ボビン内側板部、ボビン外側板部は、x軸コイル2x、ボビン部4x、ボビン内側板部5x、ボビン外側板部6xと同様である。
空間形成板部7Aは、4個有り、周回する4面(x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’の面)の各々の角部の位置において、ボビン内側板部5x、・・・とボビン外側板部6x、・・・との間(例えば、図11中の中央に示す空間形成板部7Aについては、ボビン内側板部(5xと5yの角部)、5z、5z’とボビン外側板部(6xと6yの角部)、6z、6z’との間)、かつ、残りの(周回する4面以外の)2面(z軸コイル2z、2z’の面)のコイルの最外層面2az、2az’の間を掛け渡すように設けられている。空間形成板部7Aは、ボビン内側板部5x、・・・とボビン外側板部6x、・・・とに接合される。
x軸コイル2xまわりの流路空間Pxでは、冷却流体は以下のようにして流れる。すなわち、図13に示すように、冷却流体入口部8xの近傍では、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、ボビン内側板部5z’、z軸コイル2z’の最外層面2az’、ボビン外側板部6z’、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れる。続いて、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、(両側の)空間形成板部7A、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れる。続いて、冷却流体出口部9xの近傍では、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、ボビン内側板部5z、z軸コイル2zの最外層面2az、ボビン外側板部6z、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れて冷却流体出口部9xから流出する。
他方のx軸コイル2x’、y軸コイル2y、2y’まわりの流路空間Px’、・・・(図示せず)は、x軸コイル2xまわりの流路空間Pxと同様にして形成される。
このような構成の医療装置11は、周回する4面について冷却流体入口部8x、・・・と冷却流体出口部9x、・・・を設けて流路空間Pxに冷却流体を流すことによって、周回する4面のコイル(x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’)を冷却すると同時に、残りの2面のコイル(z軸コイル2z、2z’)を冷却することができる。従って、被検体Sを囲むように設けた複数のコイルの冷却を、更に省スペースの設備で効率的に行える。
なお、医療装置11においても、医療装置1と同様に、冷却流体の流れを制御する仕切り板部10ax〜10exを設けることが可能である。
次に、本発明を実施するための更に別の形態について図面を参照しながら説明する。この医療装置11は、上述した医療装置11と同様に被検体Sを囲み得る6面にコイルが設けられたものである。医療装置12のx軸コイル2x、ボビン部4x、ボビン内側板部5x、ボビン外側板部6xは、医療装置11の場合と同様である。医療装置12の6面の各面におけるコイル、ボビン部、ボビン内側板部、ボビン外側板部は、x軸コイル2x、ボビン部4x、ボビン内側板部5x、ボビン外側板部6xと同様である。
冷却流体入口部8x、・・・と冷却流体出口部9x、・・・は、周回する4面(x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’の面)において、図14に示すように、略対角に配置されている。
空間形成板部7Bは、冷却流体入口部8x、・・・と冷却流体出口部9x、・・・の各々の近傍にあって、それらに対して同じ時計回り又は反時計回りの位置に、ボビン内側板部5x、・・・とボビン外側板部6x、・・・との間(例えば、図14中の中央右側に示す空間形成板部7Bについては、ボビン内側板部5x、5zとボビン外側板部6x、6zとの間)、かつ、周回する4面(x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’の面)のコイルの最外層面2ax、・・・と残りの2面(z軸コイル2z、2z’の面)のコイルの最外層面2az、2az’の間(例えば、図14中の中央右側に示す空間形成板部7Bについては、x軸コイル2xの最外層面2axとz軸コイル2zの最外層面2azの間)を掛け渡すように設けられている。空間形成板部7Bは、ボビン内側板部5x、・・・とボビン外側板部6x、・・・とに接合される。
x軸コイル2xまわりの流路空間Pxでは、冷却流体は以下のようにして流れる。すなわち、図15に示すように、冷却流体入口部8xの近傍では、冷却流体は、空間形成板部7Bが設けられていない向きに流れる。すなわち、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、ボビン内側板部5z’、z軸コイル2z’の最外層面2az’、ボビン外側板部6z’、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れる。続いて、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、ボビン内側板部5y’、y軸コイル2y’の最外層面2ay’、ボビン外側板部6y’、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れる。続いて、冷却流体出口部9xの近傍では、冷却流体は、空間形成板部7Bに遮られて空間形成板部7Bが設けられていない向きに流れ、隣接するy軸コイル2y’を冷却する流路空間Py’を流れることになる。
その一方、隣接するy軸コイル2yを冷却して来た冷却流体は、y軸コイル2yの最外層面2ay、ボビン内側板部5y、ボビン内側板部5x、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン外側板部6x、ボビン外側板部6yによって形成される流路空間Pxを流れる。続いて、冷却流体出口部9xの近傍では、冷却流体は、x軸コイル2xの最外層面2ax、ボビン内側板部5x、ボビン内側板部5z、z軸コイル2zの最外層面2az、ボビン外側板部6z、ボビン外側板部6xによって形成される流路空間Pxを流れて冷却流体出口部9xから流出する。
他方のx軸コイル2x’、y軸コイル2y、2y’まわりの流路空間Px’、・・・(図示せず)は、x軸コイル2xまわりの流路空間Pxと同様にして形成される。
このような構成の医療装置12は、周回する4面について冷却流体入口部8x、・・・と冷却流体出口部9x、・・・を設けて流路空間Pxに冷却流体を流すことによって、周回する4面のコイル(x軸コイル2x、2x’、y軸コイル2y、2y’)を冷却すると同時に、残りの2面のコイル(z軸コイル2z、2z’)を冷却することができる。従って、被検体Sを囲むように設けた複数のコイルの冷却を、更に省スペースの設備で効率的に行える。また、医療装置12は、空間形成板部7Bが医療装置12の空間形成板部7Aよりも簡単な構成である。
以上、本発明の実施形態に係る医療装置について説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内での様々な設計変更が可能である。
1 医療装置
2x、2x’、2y、2y’、2z、2z’ コイル
2ax x軸コイル2xの最外層面
20x コイルの導線
4x ボビン部
5x ボビン内側板部
6x ボビン外側板部
7x、7A、7B 空間形成板部
8x 冷却流体入口部
9x 冷却流体出口部
10ax、10bx、10cx、10dx、10ex 仕切り板部
Px 流路空間

Claims (8)

  1. コイルが巻かれた筒状のボビン部と、
    前記ボビン部の軸方向の内側端部に連設されるボビン内側板部と、
    前記ボビン部の軸方向の外側端部に連設されるボビン外側板部と、
    前記コイルの最外層面と前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部ととともに、冷却流体が流れる流路空間を形成する空間形成板部と、
    前記流路空間に連通し前記冷却流体が流入する冷却流体入口部と、
    前記流路空間に連通し前記冷却流体が流出する冷却流体出口部と、
    を備えてなることを特徴とする医療装置。
  2. 請求項1に記載の医療装置において、
    前記流路空間の冷却流体の流れを制御する少なくとも1個の仕切り板部を更に備えてなることを特徴とする医療装置。
  3. 請求項2に記載の医療装置において、
    前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部とは、それぞれ1個であり、
    前記仕切り板部の1つは前記冷却流体入口部の開口部の中央に、前記仕切り板部のもう1つは前記冷却流体出口部の開口部の中央に、それぞれ設けられていることを特徴とする医療装置。
  4. 請求項2に記載の医療装置において、
    前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部とは、それぞれ1個であり、互いに近接して設けられており、
    前記仕切り板部は、前記冷却流体入口部の開口部と前記冷却流体出口部の開口部の間に設けられていることを特徴とする医療装置。
  5. 請求項2に記載の医療装置において、
    前記冷却流体入口部は、2個であり、互いに近接して設けられており、
    前記冷却流体出口部は、2個であり、互いに近接して設けられており、
    前記仕切り板部の1つは前記2個の冷却流体入口部の開口部の間に、前記仕切り板部のもう1つは前記2個の冷却流体出口部の開口部の間に、それぞれ設けられていることを特徴とする医療装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療装置において、
    前記ボビン部、前記ボビン内側板部、前記ボビン外側板部、前記冷却流体入口部、前記冷却流体出口部、及び前記空間形成板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されていることを特徴とする医療装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療装置において、
    前記ボビン部、隣接する4面のボビン内側板部に接するように延びた前記ボビン内側板部、及び、隣接する4面のボビン外側板部に接するように延びた前記ボビン外側板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されており、
    前記冷却流体入口部及び前記冷却流体出口部は、前記6面のうち周回する4面に形成されており、
    前記空間形成板部は、前記周回する4面の角部の位置において前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部との間、かつ、残りの2面の前記コイルの最外層面の間を掛け渡すように設けられていることを特徴とする医療装置。
  8. 請求項1に記載の医療装置において、
    前記ボビン部、隣接する4面のボビン内側板部に接するように外周が面の端まで延びた前記ボビン内側板部、及び、隣接する4面のボビン外側板部に接するように外周が面の端まで延びた前記ボビン外側板部は、被検体を囲み得る6面の全てに形成されており、
    前記冷却流体入口部及び前記冷却流体出口部は、前記6面のうち周回する4面に形成されており、
    前記空間形成板部は、前記冷却流体入口部と前記冷却流体出口部の各々の近傍において、前記ボビン内側板部と前記ボビン外側板部との間、かつ、前記周回する4面の前記コイルの最外層面と残りの2面の前記コイルの最外層面の間を掛け渡すように設けられていることを特徴とする医療装置。
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