JP6302377B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電磁ポンプに関する。
従来、電磁力を用いて液体金属等の導電性流体を流動させる電磁ポンプが実用化されている。電磁ポンプは、例えば原子炉の循環ポンプとして使用される。図10は、従来のダブルステータ型の電磁ポンプ100の概略的な構成を示す断面図である。電磁ポンプ100は、導電性流体の流路が内部に形成された環状のダクト102と、このダクト102の周囲に設けられた鉄心103と、この鉄心103に覆われた励磁コイル111,112,113とを有している。
三相交流を励磁コイル111,112,113に流すことで、励磁コイルの周囲に移動磁場が発生する。この移動磁場がダクト102内の導電性流体を通過することで誘導電流が生じる。この誘導電流と磁場の相互作用によって生じる電磁力を用いて、導電性流体を電磁ポンプの軸方向に沿って流入口から流出口に向けて駆動する。
鉄心103の透磁率は大気に比べて極めて大きい(数千倍程度)ため、鉄心103内に磁束が集中し、鉄心103中の磁束密度B1は大気中の磁束密度B2に比べて大幅に高くなる。これにより、多数の磁束がダクト102中の導電性流体を通過し、導電性流体の駆動力が大きくなる。その一方で、いわゆる「端部効果」により電磁ポンプの効率が低下することが知られている。
ダクト102内を流動する導電性流体が、磁束密度が急激に変化する鉄心103の境界面Sに差し掛かると、境界面S前後の磁束密度の変化を打ち消すために誘導電流が流れる。この誘導電流と磁場との相互作用により、導電性流体の駆動方向とは逆向きの電磁力(以下、「負の電磁力」ともいう。)が生じる。この負の電磁力による導電性流体の駆動力の低下が端部効果であり、電磁ポンプの効率を低下させるものとして知られていた。
特開平8−98503号公報
本発明が解決しようとする課題は、負の電磁力を低減することが可能な電磁ポンプを提供することである。
実施形態に係る電磁ポンプは、導電性流体を軸方向に沿って流通させるための環状の流路が内部に形成されたダクトと、前記ダクトの周面に軸方向に沿って設けられた環状の複数の励磁コイルと、前記ダクトの周面を覆うように設けられた鉄心とを備える。前記複数の励磁コイルのうち前記ダクトの端部に最も近い励磁コイルである端部励磁コイルの少なくとも一部が前記鉄心から露出し、その他の励磁コイルは前記鉄心内に配置されている。
第1の実施形態に係る電磁ポンプ1の概略的な構成を示す断面図である。 電磁ポンプ1を流れる導電性流体に作用する電磁力を二次元解析により求めたシミュレーション結果を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る電磁ポンプ1Aの概略的な構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る電磁ポンプ1Bの概略的な構成を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例に係る電磁ポンプ1Cの概略的な構成を示す断面図である。 第3の実施形態に係る電磁ポンプ1Dの概略的な構成を示す断面図である。 第4の実施形態に係る電磁ポンプ1Eの概略的な構成を示す断面図である。 第4の実施形態の変形例に係る電磁ポンプ1Fの概略的な構成を示す断面図である。 第5の実施形態に係る電磁ポンプ1Gの概略的な構成を示す断面図である。 従来の電磁ポンプ100の概略的な構成を示す断面図である。
以下、実施形態に係る電磁ポンプについて図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電磁ポンプ1について説明する。
電磁ポンプ1は、図1に示すように、導電性流体を流通させる流路を有するダクト2と、移動磁場を発生させてダクト2内の導電性流体を電磁力により流動させる複数の励磁コイル(三相交流コイル)11a〜19a,11b〜19bと、移動磁場を効率的にダクト2内に導くための鉄心3とを備えている。
このように電磁ポンプ1は、ダクト2の外側の励磁コイル11a〜19a、およびダクト2の内側の11b〜19bを有するダブルステータ型の電磁ポンプである。なお、電磁ポンプ1は、シングルステータ型の電磁ポンプであってもよい。
ダクト2は、図1に示すように、導電性流体をダクト2の軸方向に沿って流通させるための環状の流路が内部に形成されている。導電性流体は、例えば、液体ナトリウムや水銀等の液体金属である。ダクト2の端部2cは電磁ポンプ1の出口側(流出口)であり、ダクト2の端部2dは電磁ポンプ1の入口側(流入口)である。
励磁コイル11a〜19a,11b〜19bは、ダクト2の周面に設けられた環状のコイルである。より詳しくは、励磁コイル11a〜19aは、ダクト2の外側周面2aにダクト2の軸方向に沿って設けられ、励磁コイル11b〜19bは、ダクト2の内側周面2bにダクト2の軸方向に沿って設けられている。
励磁コイル11a〜19a,11b〜19bには三相交流が流され、移動磁場が励磁コイルの周囲に発生する。より詳しくは、励磁コイル11a,11b,14a,14b,17a,17bにはU相の交流電圧が印加され、励磁コイル12a,12b,15a,15b,18a,18bにはV相の交流電圧が印加され、励磁コイル13a,13b,16a,16b,19a,19bにはW相の交流電圧が印加される。
なお、電磁ポンプ1に設けられる励磁コイルの数は、図1に示す数に限られるものではない。また、三相以外の多相交流を用いて移動磁場を発生させてもよい。
以下の説明において、励磁コイル11a〜19a,11b〜19bのうち、ダクト2の端部2cに最も近い励磁コイル(即ち、励磁コイル11a,11b)、および端部2dに最も近い励磁コイル(即ち、励磁コイル19a,19b)のことを「端部励磁コイル」ともいう。
鉄心3は、ダクト2の周面を覆うように設けられている。より詳しくは、図1に示すように、鉄心3は、外側鉄心3aおよび内側鉄心3bから構成される。外側鉄心3aはダクト2の外側周面2aを覆い、内側鉄心3bはダクト2の内側周面2bを覆う。なお、図1において、仮想線Vは、従来の電磁ポンプの鉄心の外形線を示している。
第1の実施形態に係る電磁ポンプ1では、図1に示すように、端部励磁コイルである励磁コイル11a,11bが鉄心3から露出し、その他の励磁コイルは鉄心3内に配置されている。即ち、励磁コイル11a,11bのみが、鉄心3で覆われず、鉄心3の端面3cに露出している。これにより、図1に示すように、磁束が電磁ポンプ1の流出口近傍の鉄心3内に収束せず、電磁ポンプ1の流出口に向けて拡散する。このため、磁束密度は、鉄心3の端面3cから離れるにつれて徐々に低下する。即ち、ダクト2を貫通する磁束密度が電磁ポンプの軸方向に沿って緩やかに変化する。よって、第1の実施形態によれば、負の電磁力を低減することができる。
図2は、電磁ポンプ1を流れる導電性流体に作用する電磁力を二次元解析により求めた結果を示している。電磁ポンプ1の出口側において負の電磁力が大幅に低減されていることがわかる。
また、第1の実施形態によれば、従来の電磁ポンプに比べて鉄心の重量が減少するため、電磁ポンプを軽量化することができる。
なお、励磁コイル11a,11bは図1に示すように全て鉄心3から露出する場合に限らず、励磁コイル11a,11bの少なくとも一部を鉄心3から露出させてもよい。例えば、励磁コイル11a,11bの下側半分が鉄心3内に配置されてもよいし、あるいは、励磁コイル11a,11bの上面のみが鉄心3から露出するようにしてもよい。
また、上記の説明では、電磁ポンプ1の出口側の端部励磁コイル(励磁コイル11a,11b)が鉄心3から露出していたが、入口側の端部励磁コイル(励磁コイル19a,19b)が鉄心3から露出していてもよい。また、電磁ポンプ1の出口側および入口側の両方の端部励磁コイルが鉄心3から露出していてもよい。
また、ダブルステータ型の電磁ポンプの場合、端部励磁コイルのうち片方の励磁コイルは鉄心3で覆われていてもよい。例えば、励磁コイル11aおよび11bのうちいずれか一方は鉄心3の内部に配置されていてもよい。この場合、内側鉄心3bよりも外側鉄心3aを削除する方が鉄心3全体の重量削減に寄与するため、励磁コイル11bが鉄心3に覆われるようにすることが好ましい。
次に、第1の実施形態に係る変形例について図3を参照して説明する。
(変形例)
変形例に係る電磁ポンプ1Aでは、図3に示すように、励磁コイル11aは鉄心3から延長された延長鉄心3a1内に配置されている。延長鉄心3a1を設けることにより、図3に示すように、鉄心3の端面3cから大気に放出された磁束は、延長鉄心3a1に向けて収束するため、電磁ポンプの効率の低下を抑制することができる。また、延長鉄心3a1の軸方向長さを変えることで、磁場の広がりを制御することができる。
よって、本変形例によれば、磁束密度を緩やかに変化させて負の電磁力を低減するとともに、電磁ポンプの外部に漏出する磁束を低減することで電磁ポンプの効率の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電磁ポンプ1Bについて、図4を参照して説明する。図4では図1と同様の構成については同じ符号を付している。第2の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、鉤爪鉄心4の有無である。以下、相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る電磁ポンプ1Bは、図4に示すように、ダクト2、励磁コイル11a〜19a,11b〜19bおよび鉄心3に加えて、鉤爪鉄心4をさらに備えている。鉤爪鉄心4は、外側鉄心3aおよび内側鉄心3bの各々に設けられている。なお、鉤爪鉄心4は、鉄心3と一体的に形成されてもよいし、あるいは、別体として形成された後、鉄心3に固定されたものであってもよい。
鉤爪鉄心4は、図4に示すように、励磁コイル11a,11bが露出した端面3cから立ち上がる第1の鉄心部4aと、第1の鉄心部4aからダクト2に向かって延在する第2の鉄心部4bとを有している。
第1の鉄心部4aは、励磁コイル11a,11bの径方向に沿って環状に形成されている。第2の鉄心部4bは、励磁コイル11a,11bを全て覆うことのないように形成される。即ち、第2の鉄心部4bは励磁コイル11a,11bの一部を覆うようにしてもよい。
なお、第2の鉄心部4bの先端部は、図4に示すように、角部を有しない曲面状に形成されることが好ましい。
また、鉤爪鉄心4は、励磁コイル11a,11bの径方向に沿って連続的に環状に形成される場合に限らず、部分的にダクト2の半径方向に途切れるように形成されていてもよい。
鉄心3上に鉤爪鉄心4を設けることにより、図4に示すように、鉤爪鉄心4の先端から磁束が放出され、大気を通過することで拡散したのち、もう一方の第2の鉄心部4bに収束する。このように磁束が一度拡散することにより、ダクト2を貫通する磁束密度を電磁ポンプの軸方向に沿って緩やかに変化させつつ、電磁ポンプ1Bの外部に漏出する磁束を低減することができる。
よって、第2の実施形態によれば、電磁ポンプの効率の低下を抑制しつつ、負の電磁力を低減することができる。
次に、第2の実施形態に係る変形例について図5を参照して説明する。
(変形例)
変形例に係る電磁ポンプ1Cは、図5に示すように、外側鉄心3aに鉤爪鉄心4が設けられ、内側鉄心3bは励磁コイル11bを覆っている。このような構成であっても、第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、図5に示す構成とは反対に、内側鉄心3bに鉤爪鉄心4を設け、外側の励磁コイル11aが外側鉄心3aに覆われるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電磁ポンプ1Dについて、図6を参照して説明する。図6では図1と同様の構成については同じ符号を付している。第3の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、低透磁率鉄心5の有無である。以下、相違点を中心に第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に係る電磁ポンプ1Dは、図6に示すように、励磁コイル11a,11bが露出した鉄心3の端面3c上に設けられ、端面3cを被覆する低透磁率鉄心5をさらに備えている。この低透磁率鉄心5は、透磁率が空気よりも大きく且つ鉄心3よりも小さい材料からなる。
なお、低透磁率鉄心5は、鉄心3の端面3cを部分的に被覆してもよい。
鉄心3上に低透磁率鉄心5を設けることにより、磁束は低透磁率鉄心5内において鉄心3内よりも拡散し易くなる。このため、低透磁率鉄心5の磁束密度は鉄心3の磁束密度よりも低下する。一方、低透磁率鉄心5の透磁率は空気よりも大きいため、低透磁率鉄心5の磁束密度は空気中の磁束密度よりも高い。低透磁率鉄心5を設けることで、鉄心3の端面3cの前後における磁束密度の急激な変化を防ぐことができる。即ち、ダクト2を貫通する磁束密度を電磁ポンプの軸方向に沿って緩やかに変化させることができる。
よって、第3の実施形態によれば、負の電磁力を低減することができる。
さらに、第3の実施形態によれば、低透磁率鉄心5を設けることで、電磁ポンプの外部に漏出する磁束が第1の実施形態に比べて低減するため、電磁ポンプの効率の低下を抑制することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る電磁ポンプ1Eについて、図7を参照して説明する。図7では図1と同様の構成については同じ符号を付している。第4の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、鉄心入りケース6の有無である。以下、相違点を中心に第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態に係る電磁ポンプ1Eは、図7に示すように、励磁コイル11a,11bが露出した鉄心3の端面3c上に設けられた鉄心入りケース6をさらに備えている。この鉄心入りケース6は、セラミック等の非磁性の材料からなる。また、鉄心入りケース6の内部には、複数の球状鉄心7が詰められている。なお、図7においては、鉄心入りケース6を透視して図示している。
球状鉄心7の透磁率が鉄心3と同程度であっても、球状鉄心7間に空隙が存在するため、鉄心入りケース6の実質的な透磁率は鉄心3よりも小さくなる。球状鉄心7の形状・大きさ(直径等)や、鉄心入りケース6内の空隙率を変えることにより、鉄心入りケース6の実質的な透磁率を制御することも可能である。
鉄心3上に鉄心入りケース6を設けることにより、第3の実施形態で説明した低透磁率鉄心5を用いなくとも、第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。即ち、図7に示すように、鉄心入りケース6の実質的な透磁率が鉄心3よりも小さいため、鉄心入りケース6において磁束は拡散し易くなり、鉄心3よりも磁束密度が低下する。これにより、鉄心3の端面3cの前後における磁束密度の急激な変化を防ぎ、ダクト2を貫通する磁束密度を電磁ポンプの軸方向に沿って緩やかに変化させることができる。
よって、第4の実施形態によれば、負の電磁力を低減することができる。
さらに、第4の実施形態によれば、鉄心入りケース6を設けることで、電磁ポンプの外部に漏出する磁束が第1の実施形態に比べて低減するため、電磁ポンプの効率の低下を抑制することができる。
なお、電磁ポンプ1Eは、図7に示すように、鉄心入りケースを厚さ方向に貫通し、かつダクト2に巻き付けられた管状鉄心8をさらに備えてもよい。これにより、電磁ポンプの外部に漏出する磁束がさらに減少するため、電磁ポンプの効率の低下をより抑制することができる。管状鉄心8の透磁率は、鉄心3と同程度であってもよい。
また、鉄心入りケース6を複数積層させて鉄心3上に設けてもよい。例えば、実質的な透磁率が異なる鉄心入りケースを用意し、鉄心3の端面3cから離れた位置に設けられる鉄心入りケースほど実質的な透磁率が小さくなるように、これらの鉄心入りケースを積層してもよい。
次に、第4の実施形態に係る変形例について図8を参照して説明する。
(変形例)
変形例に係る電磁ポンプ1Fでは、図8に示すように、鉄心入りケース6の内部に、複数の板状鉄心9が積層された状態で内部に詰められている。なお、鉄心入りケース6の実質的な透磁率を所望の値に調整するために、板状鉄心9を千鳥状に積層したり(図8参照)、あるいは階段状に積層してもよい。
本変形例の構成によっても、第4の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、本変形例によれば、板状鉄心9の特性(平面形状、面積、厚み等)や積層方法を変えることにより、比較的容易に透磁率を調整することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る電磁ポンプ1Gについて、図9を参照して説明する。図9では図1と同様の構成については同じ符号を付している。第5の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、励磁コイル間の間隔である。以下、相違点を中心に第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態に係る電磁ポンプ1Gでは、図9に示すように、間隔L1は間隔L2よりも大きい。ここで、間隔L1は、励磁コイル11aと、この励磁コイル11aにダクト2の長手方向に隣接する第1の隣接励磁コイル12aとの間の間隔である。間隔L2は、第1の隣接励磁コイル12aと、この第1の隣接励磁コイル12aに長手方向に隣接する第2の隣接励磁コイル13aとの間の間隔である。
間隔L1を間隔L2よりも大きくすることにより、間隔L1における磁束密度が低減する。これにより、鉄心3の端面3cの前後における磁束密度の変化をさらに緩和することができる。
よって、第5の実施形態によれば、負の電磁力を低減することができる。
なお、上記各実施形態においては、ダブルステータ型の電磁ポンプについて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ダクトの外側および内側のいずれか一方に励磁コイルが設けられたシングルステータ型の電磁ポンプにも適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,100 電磁ポンプ
2,102 ダクト
2a (ダクトの)外側周面
2b (ダクトの)内側周面
2c,2d 端部
3,103 鉄心
3a 外側鉄心
3b 内側鉄心
3a1 延長鉄心
3c 端面
4 鉤爪鉄心
4a 第1の鉄心部
4b 第2の鉄心部
5 低透磁率鉄心
6 鉄心入りケース
7 球状鉄心
8 管状鉄心
9 板状鉄心
11a,11b,12a,12b,13a,13b 励磁コイル
14a,14b,15a,15b,16a,16b 励磁コイル
17a,17b,18a,18b,19a,19b 励磁コイル
111,112,113 励磁コイル
L1,L2 (励磁コイル間の)間隔
S (従来の電磁ポンプの)境界面
V 仮想線

Claims (8)

  1. 導電性流体を軸方向に沿って流通させるための環状の流路が内部に形成されたダクトと、
    前記ダクトの周面に軸方向に沿って設けられた環状の複数の励磁コイルと、
    前記ダクトの周面を覆うように設けられた鉄心と、
    を備え、
    前記複数の励磁コイルのうち前記ダクトの端部に最も近い励磁コイルである端部励磁コイルの少なくとも一部が前記鉄心から露出し、その他の励磁コイルは前記鉄心内に配置されていることを特徴とする電磁ポンプ。
  2. 前記ダクトの外側周面に設けられた第1の端部励磁コイル、および前記ダクトの内側周面に設けられた第2の端部励磁コイルのうちいずれか一方は、前記鉄心から延長された延長鉄心内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  3. 前記端部励磁コイルが露出した前記鉄心の端面から立ち上がる第1の鉄心部と、前記第1の鉄心部から前記ダクトに向かって延在する第2の鉄心部とを有する鉤爪鉄心をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  4. 透磁率が空気よりも大きく且つ前記鉄心よりも小さい材料からなり、前記端部励磁コイルが露出した前記鉄心の端面を被覆する低透磁率鉄心をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  5. 前記端部励磁コイルが露出した前記鉄心の端面上に設けられ、複数の球状鉄心が内部に詰められた非磁性の鉄心入りケースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  6. 前記鉄心入りケースを厚さ方向に貫通し、かつ前記ダクトに巻き付けられた管状鉄心をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の電磁ポンプ。
  7. 前記端部励磁コイルが露出した前記鉄心の端面上に設けられ、複数の板状鉄心が積層された状態で内部に詰められた非磁性の鉄心入りケースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  8. 前記端部励磁コイルと、前記端部励磁コイルに前記ダクトの長手方向に隣接する第1の隣接励磁コイルとの間の第1の間隔は、前記第1の隣接励磁コイルと、前記第1の隣接励磁コイルに前記長手方向に隣接する第2の隣接励磁コイルとの間の第2の間隔よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電磁ポンプ。
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