JP2008258291A - 内燃機関用点火コイル及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関用点火コイル及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、点火コイル外形を大型化させずに出力エネルギを増大させることのできる内燃機関用点火コイルを提供することにある。具体的には、主継鉄部が局部的な磁気飽和を起し難くするものである。
【解決手段】
上記目的を達成するために本発明では、コイルが装着された主継鉄部の一端と連結継鉄部の一方との間に空隙部が設けられており、主継鉄部は空隙部に近い部分の断面積より反空隙側の断面積が大きく形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は内燃機関の点火プラグに火花放電を発生させるために高電圧を供給する内燃機関用点火コイルに関し、ことに主継鉄部と、この主継鉄部に並行に配置された側継鉄部と、主継鉄部の両端を側継鉄部と連結する一対の連結継鉄部からなる閉磁路を有し、主継鉄部の周りに一次,二次コイルからなる点火コイルが装着されているタイプの内燃機関用点火コイルに関する。
従来の内燃機関用点火コイルはドイツ特許第3428763号公報の第7図あるいは、特開昭59−78516号公報(USP435787号明細書)に示すように、閉磁路を形成するように主継鉄部と、その主継鉄部に並行に配置された側継鉄部と、主継鉄部の両端を側継鉄部と連結する一対の連結継鉄部が設けられている。
また、主継鉄部の外周には、バッテリに接続された一次巻線を一次ボビンに巻回して構成された一次コイルが装着されている。
その一次コイルの外周には、プラグに接続された二次巻線を二次ボビンに巻回して構成された二次コイルが装着されている。
そして、これらはコイルケース内に収納され、コイルケース内には絶縁用樹脂を注入して絶縁されている。
上記主継鉄部の片端には連結継鉄部との間に空隙部が設けられている。
ドイツ特許第3428763号公報 特開昭59−78516号公報(USP435787号明細書)
このような内燃機関用点火コイルにおいてさらに出力エネルギを増大させるためには、継鉄部の断面積を拡大させるもしくは一次コイル巻数を増大させる必要がある。しかしこれらの手法では点火コイル外形の大型化という問題を有している。
また単に巻数を増大したり、供給電力を高くしても主継鉄部が磁束飽和を起すとそれ以上磁束は流れなくなる。
本発明の目的は、点火コイル外形を大型化させずに出力エネルギを増大させることのできる内燃機関用点火コイルを提供することにある。具体的には、主継鉄部が局部的な磁気飽和を起し難くするものである。
上記目的を達成するために本発明では、コイルが装着された主継鉄部の一端と連結継鉄部の一方との間に空隙部が設けられており、主継鉄部は空隙部に近い部分の断面積より反空隙側の断面積が大きく形成されている。
本発明によれば、点火コイル外形を拡大せずに、出力エネルギを増大させることができる。
以下図面に示す実施例に基づき本発明を詳説する。
図1,図2には、本発明に係る内燃機関用点火コイルの一実施例が示されている。図1は内燃機関用点火コイルの断面構成図、図2は図1に図示の内燃機関用点火コイルのX−X線断面図である。
図1において、内燃機関用点火コイル1は、内燃機関の各シリンダのプラグホールに装着されて点火プラグに直結し使用される独立点火形の内燃機関用点火コイルである。この内燃機関用点火コイル1は、継鉄部6を有し、この継鉄部6は、図2に示す如く、中心に太い主継鉄部6Aを備え、その両側に主継鉄部の約1/2の幅の側継鉄部6D1,6D2を備える。これら3本の継鉄部は両端が連結継鉄部6B1,6B2により連結され結果的に側継鉄部と連結系鉄部は矩形の継鉄部を形成している。主継鉄部の一端には連結継鉄部6B1との間に空隙が形成されている。
主継鉄部の周りにはバッテリに接続された一次巻線を一次ボビンに巻回して構成された一次コイルが装着されている。
その一次コイルの外周には、プラグに接続された二次巻線を二次ボビンに巻回して構成された二次コイルが装着されている。
そして、これらはコイルケース7内に収納され、コイルケース7内には絶縁用樹脂10が注入され内部が絶縁されている。
上記主継鉄部6Aの片端には連結継鉄部6B1との間に空隙部が設けられている。
一般には図2の破線で示す連結継鉄部6B1と側継鉄部6D1,6D2との繋がり部で、例えば特開昭59−78516号公報(USP435787号明細書)に示すように継鉄部が分離形成されており、主継鉄部に、コイルを装着した後、両継鉄部を接合している。この分離する場所はいくつかの例があり、例えばドイツ特許第3428763号公報に示されるように、図7に示されるような分離の方法もある。
この継鉄部6は、0.2〜0.7mmの珪素鋼板をプレス積層して閉磁路をなす磁路を形成している。そして、この継鉄部6は、主継鉄部6Aと、側継鉄部6D1,6D2、連結継鉄部6B1,6B2とによって構成されている。この側継鉄部6D,連結継鉄部6B全体は、図2に示す如く、矩形の枠状に形成され、閉磁路を形成している。
そして、この主継鉄部6Aは、図2に示す如く、一端が矩形の枠状に形成される連結継鉄部6Bの一側6B2に固着され、他端が矩形の枠状に形成される連結継鉄部6Bの他側6B1と空隙部6Cを隔てて対面している。この主継鉄部6Aは、図1に示す如く、一次ボビン2に収納されている。この継鉄部6の外周側に配設され主継鉄部6Aが収納されている一次ボビン2は、熱可塑性合成樹脂により形成されている。この一次ボビン2の上には、一次巻線3Aが巻回され、一次巻線3Aが形成されている。この一次巻線3Aは、線径0.3〜1.0mm程度のエナメル線を一層当たり数十回ずつ、数層にわたり合計百ないし三百回程度一次ボビン2に積層巻されて形成されている。
また、この一次巻線3Aの外周には、空隙をもって、二次ボビン4が配設されている。この二次ボビン4は、一次ボビン2と同様に熱可塑性合成樹脂によって成形されており、この二次ボビン4には複数個の巻溝4Aが形成されている。この二次ボビン4の上には、二次巻線5Aが巻装され、二次コイル5を形成している。この二次巻線5Aは、線径0.03〜0.1mm 程度のエナメル線を用いて合計五千ないし三万回程度二次ボビン4の巻溝4Aに分割巻されて形成されている。このように、一次ボビン2は、二次ボビン4の内側に挿入された状態となっている。また、矩形の枠状に形成される連結継鉄部6B2側に固着される主継鉄部6Aの他端と、連結継鉄部6B1との間の空隙部6Cには、一次巻線3Aの通電によって継鉄部6を励磁する方向と逆方向に磁化された図示していない永久磁石を挿入してもよい。この一次ボビン2に一次巻線3Aを巻回して構成された一次コイル3,二次ボビン4に二次巻線5Aを巻回して構成した二次コイル5、及び継鉄部6は、コイルケース7に収納されている。
また、一次巻線3Aに供給する電力は、端子8及び巻線端8Aを介して供給され、この端子8には、図示していないが、外部コネクタが接続されるようになっている。一方、二次コイル5には、高圧端子9が接続されている。この二次コイル5には、一次巻線3Aの通電によって点火プラグに火花放電を発生させるための高電圧が誘起される。この二次コイル5に誘起された高電圧は、高圧端子9を介して点火プラグに供給され、この二次コイル5に誘起された高電圧の供給を受け、点火プラグは、火花放電を発生させる。
そして、この一次ボビン2に巻装された一次巻線3A,二次ボビン4に巻装された二次巻線5A及び継鉄部6が収容されているコイルケース7には、熱硬化性樹脂材である絶縁用樹脂(具体的には、エポキシ樹脂)10が封入されている。この絶縁用樹脂10は、コイルケース7の内側と、一次ボビン2に巻装された一次巻線3A,二次ボビン4に巻装された二次巻線5Aとの隙間に充填され、この絶縁用樹脂10を硬化させて一次巻線3A,二次巻線5Aとの絶縁を行っている。このようにコイルケース7内には、この絶縁用樹脂(具体的には、エポキシ樹脂)10によって一次巻線3A,二次巻線5A,一次ボビン2,二次ボビン4が絶縁され、固定されて一体化して収容されている。
継鉄部6には、図3(a)に示す如きE字状に形成されるものと、図3(b)に示す如きC字状に形成されるものとがある。そして、継鉄部6は、一次巻線3Aに通電することによって継鉄部6が励磁され、図3(a)に示す如きE字状に形成される継鉄部6の場合は、磁束の流れが図5(a)に示す如くなる。また、図3(b)に示す如きC字状に形成される継鉄部6の場合は、磁束の流れが図5(b)に示す如くなる。
次に継鉄部6の形状について説明する。通常主継鉄部6Aの形状は図4に示す如くストレート形状とし断面積はどこの位置でも均一に形成することが一般的である。ところが、主継鉄部6Aの片端に空隙部6Cを設けた継鉄部の場合、一次コイルの通電によって励磁された継鉄部の磁束密度は位置により異なる。図6に一次電流を通電した際にE字状に形成された継鉄部6に発生する磁束密度分布を磁場解析によって計算した結果を、図5(a)に一次電流を通電した際にE字状に形成された継鉄部6に発生した磁束の流れを示す。このように空隙部6C近傍の主継鉄部6Aの磁束密度は空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの磁束密度に比べて約60%しか発生していない。さらに空隙部6C反対側の主継鉄部6Aでは珪素鋼板の飽和磁束密度(約1.6T〜2.0T)まで磁束密度が高くなっており、このように局部的に継鉄部6が磁気飽和していると継鉄部6全体に発生する磁束量は低減してしまう。
これは空隙部6Cの磁気抵抗が継鉄部材料である珪素鋼板の100倍以上大きく、その影響により通常磁束は継鉄部6内を流れるのに対し、磁束が継鉄部6内を通らずに空隙部
6Cで磁束が漏洩し、連結継鉄部6Bから主継鉄部6Aに短絡して流れている。このため、空隙部6C近傍の主継鉄部6Aの磁束密度に対し空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの磁束密度が大きくなるのである。したがって、通常ストレート形状である主継鉄部6Aは磁束密度分布の違いから、本来必要断面積は形成位置によって異なり、さらに出力エネルギをUPさせるには空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの断面積を拡大させることが有効である。
また、一次巻線3Aを一次ボビン2に巻回する場合、数層重ねて巻回するが通常の点火コイル1は図7(a)に示すように始めの一層目は一次ボビン2の巻線部全体を利用し巻回を行い、上層になると一次巻線3Aの巻数と一次ボビン2の巻線部との全長の関係、一次巻線3Aを接続する端子8との位置関係から一次ボビン2全体に巻回するのではなく、一次ボビン2の空隙側に巻線部全体の約1/3〜2/3程度の部分に一次巻線3Aを2乃至3段余計に重ね巻きすることで、磁気飽和しにくい空隙部側に巻線を多く巻回し、磁気飽和しやすい反空隙側の巻線の巻数を少なくすることで、主継鉄部全体として見たときに磁気飽和しにくい構成とすることができる。
図1,図2,図7(a),図8及び図8に示す実施例においては、一次コイル3の巻線が巻かれていない空間部を有効利用するために一次ボビン2の形状を変更し、また一次巻線3Aの巻回方法を図7(b)に示す如く変更している。
具体的には一次巻線3Aを巻回しない空間を上層に設けるのではなく、始めの一層目,二層目の一次コイル巻数を少なくさせることで主継鉄部6A側に空間を配設する。ここで設ける空間は一次巻線3Aを巻回した一次ボビン2を主継鉄部6Aに配設した時に継鉄部6の空隙部6Cに対し反対側の内側に一次巻線3Aを巻回しない空間が形成されるように一次ボビン2の巻線部を段付形状とする。このように空間を設けることで主継鉄部6Aの空隙部6C反対側に空間ができ、主継鉄部6Aの断面積をこの部分において部分的に拡大させることが可能となる。
ここで上記のように主継鉄部6Aの空隙部6Cの反対側の断面積を拡大させた場合、一次電流を通電した際に継鉄部6に発生する磁束密度分布を磁場解析によって計算した結果を図8に示す。
図6に示す一般的な点火コイル1では空隙部6C反対側の主継鉄部6Aでは磁気飽和していたが、図8に示すように本実施例においては空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの断面積を拡大させることでその箇所では磁気飽和していないことが確認できる。
さらに主継鉄部6Aの形状を通常のストレート形状にした場合と本実施例のように空隙部6C反対側の断面積を拡大させた場合の出力エネルギを求めてみる。この出力エネルギの算出方法は、図9に示す斜線部Sの面積を求めることにより算出することができ、具体的には、磁場解析により数式1に示す演算式を用いて計算する。
Figure 2008258291
計算を行うと出力エネルギWは主継鉄部6Aを通常のストレート形状にした場合に対し約8%程度出力が大きくなっていた。また、実測においても磁場解析と同様の結果が得られた。このように出力が大きくなった理由として以下のことから説明ができる。
数式1において一次巻線3Aの磁束Φは数式2に示す関係がある。
Figure 2008258291
さらに数式2において磁気抵抗は数式3に示す関係がある。
Figure 2008258291
この数式3は磁路内の平均透磁率,磁路長を用いるが、実際には空隙部があるために磁気抵抗Qが磁路内で一定ではなく、磁気抵抗Qは以下の数式4に示す関係がある。
Figure 2008258291
また、図10に一般的な珪素鋼板の磁気特性を示す。
ここで例えば一次巻線3Aに通電させたときに数式4の第三項目の部分が磁気飽和していると仮定した場合、磁気飽和している箇所では図10に示すようにμ3 の透磁率は
0.001 以下と小さく磁気抵抗Qは大きくなる。そこでこの磁気飽和している箇所の断面積S3 を拡大させると、磁気飽和が緩和され、透磁率μ3 も約5倍程度大きくなる。したがって、磁気飽和している箇所の継鉄部6の断面積を拡大させることで断面積S3 が大、透磁率μ3 が大、となることから磁気抵抗Qを小さくさせることができ、一次巻線3Aの磁束Φを拡大させ、出力エネルギWをUPさせることが可能となる。
一次巻線3Aの巻回方法を上記のように変更し、主継鉄部を拡大させたことで出力エネルギが約8%向上しており、これは通常の点火コイル1において、継鉄部6の断面積を変えずに一次巻線3Aの巻数だけ増やした場合、一次巻線3Aの巻数を約20%巻足した点火コイル1の出力と同等である。しかし、一次巻線3Aを20%巻足す場合には一次コイル抵抗が増大となり、点火コイル1の発熱が懸念されるため、一次巻線3Aの線径を大きくする必要があり、結局点火コイル1の平面投影面積が拡大してしまう。また、一次巻線3Aの巻数の増加に伴い、二次巻線5Aの巻数も増加させる必要があり、さらなる点火コイル1の形状拡大、また、一次巻線3A,二次巻線5Aの巻数増大によるコストの増加が考えられる。一方、本実施例における点火コイル1では点火コイル外形の拡大,点火コイル1のコスト増大をせずに出力エネルギを約8%向上させることが可能となる。さらに一次ボビン2及び主継鉄部6Aに段付形状を設けたことで、一次ボビン2を主継鉄部6Aに配設する場合に挿入方向をすぐに判断することができ、誤組の防止にもなる。
次に主継鉄部6Aの拡大部の必要幅について説明する。主継鉄部6Aの拡大幅は図11に示すような関係がある。図11は磁場解析により計算した結果であり、空隙部反対側の主継鉄部6Aの幅を徐々に広げていった時の空隙部6C側の主継鉄部6Aに対する主継鉄部6A拡大幅(%)と出力エネルギの関係を表している。これより、空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの断面積を拡大させることで出力エネルギが向上していくが、あるところまで増加するとその増加率は低下し、約10%増加したところで出力エネルギは増加しなくなることが確認できる。これは主継鉄部6Aの幅を広げたことでこの箇所の磁束密度が低下していき、磁気飽和しなくなったためである。したがって図11より空隙部6C反対側の主継鉄部6A幅の拡大は空隙部6C側の主継鉄部6Aに対し、出力エネルギ向上率が低下してくる約20%〜40%が必要である。本実施例においては一次巻線3Aの二層巻回した高さ分が主継鉄部6A拡大幅の約20%であり、点火コイル1外形を拡大せずに必要主継鉄部6A断面積を確保することが可能である。
次に主継鉄部6Aの拡大部がどの程度必要であるかを説明する。主継鉄部6Aの拡大位置は図12に示すような関係がある。図12は磁場解析により計算した結果であり、空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの拡大させた幅の位置を空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの片端から徐々にずらしていった時の主継鉄部6A全長に対する拡大位置(%)と出力エネルギの関係を表している。拡大位置においても拡大幅と同様に拡大部を広げていくことで出力エネルギが向上するが40%以上では徐々に出力エネルギの向上率は低下し、拡大位置が70%以上になると拡大部を広げてもさらなる出力エネルギ向上には効果がないことが確認できる。これは上記の主継鉄部6Aの拡大幅と同様に空隙部6C近傍まで拡大部を広げても空隙部6C近傍では磁気飽和していないためである。したがって主継鉄部6Aの拡大部は主継鉄部全長の40%〜70%が必要であり、本実施例では50%としている。
本実施例では図13のように主継鉄部6Aの拡大部に広がる段付部においては主継鉄部6Aの長手方向に対し20°〜80°のテーパを設け、角部にはR0.2 〜R2mmのR処理を施している。これは段付部からの絶縁用樹脂(具体的には、エポキシ樹脂)11のクラックを防止させるためである。また、段付部をテーパにすることで一次ボビン2形状も合わせてテーパ形状となり、通常一次巻線3Aの巻回を行う場合、図13のように一次巻線3Aの2層目は1層面のコイルとコイルの間にコイルが配置される。つまり1層目と2層目ではコイルが配列する位置がコイルの半径分ずれている。したがって、一次ボビン2の段付部をテーパにしておけば、2層目は1層目と同数巻回することが可能である。
さらに点火コイル1の外形を大きくさせずに出力エネルギを向上させたい場合には図
14のように空隙部側の断面積が小さい主継鉄部6A部を除いた形状をした珪素鋼板を一次ボビン2が収納できる範囲で継鉄部6の上下両側に1〜3枚程度積層させることで継鉄部6の断面積が大きくなり出力エネルギが可能である。
また、継鉄部6の材質を鉄系の粉体により圧着させて図15のように空隙部6C反対側の主継鉄部6Aの断面積を拡大させてもよい。
次に、図2,図3(a),(b),図5(a),(b)を用いて、継鉄部6の主継鉄部aの断面積と側継鉄部b(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d
(d1,d2)の断面積の関係について説明する。図5(a),(b)において一次コイル3,二次コイル5を巻回しない側継鉄部b(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d(d1,d2)の断面積は、一次コイル3,二次コイル5を装着した主継鉄部aの断面積の約80%とし、側継鉄部b(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d(d1,d2)の断面積は、どこの位置でも均一に形成する。
ところが、実際の継鉄部6に一次巻線3Aの通電によって励磁される磁束量は、側継鉄部b(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d(d1,d2)の位置によって異なり、具体的には継鉄部6に設けた空隙部6Cの位置によって変化している。この一次巻線3Aに通電すると、継鉄部6が励磁され、この継鉄部6には、図5(a),(b)に示す如く、磁束が流れる。すなわち、空隙部6Cの磁気抵抗が継鉄部6の100倍以上であるため、図5(a)に示されるE字状に形成される継鉄部6の場合は、空隙部6Cで磁束が漏洩し、連結継鉄部c1,c2から主継鉄部aに短絡したように図5(a)に示される如く一部の磁束が流れる。また、磁気抵抗が継鉄部6の100倍以上であるため、図5(b)に示されるC字状に形成される継鉄部6の場合は、空隙部6Cで磁束が漏洩し、連結継鉄部cから主継鉄部aに短絡したように図5(b)に示される如く一部の磁束が流れる。
このように一部の磁束が空隙部6Cの近傍で短絡したように流れるため、空隙部6Cの付近の側継鉄部b(b1,b2)に流れる磁束量Φ1は、空隙部6Cの反対側の連結継鉄部d(d1,d2)に流れる磁束量Φ2よりも少なくなる。したがって、側継鉄部b
(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d(d1,d2)のそれぞれの側継鉄部及び連結継鉄部の必要断面積は、側継鉄部の各形成位置によって異なり、断面積をそれぞれの位置で変えることにより、内燃機関用点火コイルの形状を小さくし、出力エネルギを向上させることができる。
本実施例においては、内燃機関用点火コイルの形状を高出力・小型・軽量化させるために継鉄部6の側継鉄部b(b1,b2),連結継鉄部c(c1,c2),連結継鉄部d
(d1,d2)の断面積をそれぞれの位置によって変化させ、側継鉄部及び連結継鉄部の断面積を必要最小限とした構造に形成している。具体的な比率に関しては下記に示すように磁場解析により計算し求めた。
この図16に図示の解析結果は、図2のX方向において主継鉄部と側継鉄部bの最適幅比率を算出するために主継鉄部aの断面積を1と、図3(b),図5(b)に示されるC字形状の場合の側継鉄部b(継鉄部6の形状が図3(a),図5(a)に示されるE字形状の場合にはb1+b2)部分を変化させて解析した結果を示したものである。解析を行う際には図2のX方向に対し点火コイル外形の制限を設け、その範囲内で主継鉄部と側継鉄部bの幅比率を変化させているので、解析結果より主継鉄部と側継鉄部bの最適幅を求めることが可能である。この結果より側継鉄部bの断面積は主継鉄部の断面積(平均断面積)に対し、70%〜100%とする必要がある。さらに側継鉄部bの断面積を拡大させれば若干出力は増加するが、点火コイル外形が余計に拡大し磁気変換効率は劣るため、本実施例は側継鉄部bの幅は上記の範囲内とした。
図17に図示の解析結果は、図2のY方向において連結継鉄部cと連結継鉄部dの最適幅比率を算出するために図3(b),図5(b)に示されるC字形状の場合の連結継鉄部c(継鉄部6の形状が図3(a),図5(a)に示されるE字形状の場合にはc1+c2)と、図3(b),図5(b)に示されるC字形状の場合の連結継鉄部d(継鉄部6の形状が図3(a),図5(a)に示されるE字形状の場合にはd1+d2)部分を変化させて解析した結果を示したものである。上記と同様に解析を行う際には図2のY方向に対し点火コイル外形の制限を設け、その範囲内で連結継鉄部cと連結継鉄部dの幅比率を変化させているので、解析結果より連結継鉄部cと連結継鉄部dの最適幅を求めることが可能である。この結果より連結継鉄部cの断面積は連結継鉄部dの断面積(平均断面積)に対し、120%〜150%とする必要がある。さらに連結継鉄部cは主継鉄部aに直結しており、空隙部からも離れていることから、主継鉄部aの断面積とほぼ同等の断面積を設けたほうがよい。したがって、本実施例においては、連結継鉄部cの断面積は主継鉄部の断面積に対し90%〜120%とし、連結継鉄部dの断面積は主継鉄部の断面積に対し60%〜90%とした。
図18に示すように主継鉄部6Aの高さ方向は全長に亘って同じ厚みに構成し、幅だけを反空隙部側の40%〜60%の範囲に亘って残りの部分より幅広に構成することで、本発明の作用効果の一部を得ることができる。
本実施例の特徴は以下の通りである。内燃機関の各シリンダのプラグホールに装着されて点火プラグに直結し使用される独立点火形の内燃機関用点火コイルであって、側継鉄部と主継鉄部とによって閉磁気回路を構成し、主継鉄部は一端が連結継鉄部に固着され、他端が連結継鉄部と空隙部を設けて配置されて閉磁路が形成され、主継鉄部が収納された一次ボビンの上に一次コイルを巻装して収納し、一次ボビンと空隙をもって配置される二次ボビンの上に二次コイルを巻装して収納され、一次ボビンと二次ボビンを間隔をもって配置してコイルケース内に収容し、コイルケース内に絶縁用樹脂を封入して一体化してなる内燃機関用点火コイルにおいて,主継鉄部をストレート形状ではなく、一次コイルを2層巻回した高さ分だけ空隙部反対側の主継鉄部を幅方向に拡大させ段付形状とし、さらに側継鉄部及び連結継鉄部の形状を主継鉄部と側継鉄部及び連結継鉄部とに流れる磁束の量に比例する側継鉄部及び連結継鉄部の断面積を側継鉄部及び連結継鉄部のそれぞれの位置で変化させ、磁束の量に比例した断面積に形成したものである。
本発明は、継鉄部の形状が中心に主継鉄部を備えその両側に側継鉄部が一本乃至二本並行に設けられた閉磁路型の継鉄部を備えたものに利用できる。
また、内燃機関だけでなく、一般的なトランスにも適用できる。
本発明に係る内燃機関点火コイルの一実施例を示す断面図。 図1に図示の内燃機関点火コイルのX−X線の断面図。 図1に図示の内燃機関用点火コイルの主継鉄部と側継鉄部の形状を示す図。 一般的な内燃機関用点火コイルを示す断面図。 図1に図示の一次コイルに通電して励磁される継鉄部における磁束の流れを示す図。 一般的な内燃機関用点火コイルの磁束密度分布を示す図。 (a)一般的な内燃機関用点火コイルの一次コイルの巻回した形状を示す図、(b)本実施例の一次コイルの巻回した形状を示す図。 本実施例形状の磁束密度分布を示す図。 出力エネルギを計算する説明図。 一般的な珪素鋼板の磁気特性を示す図。 主継鉄部の拡大幅率と出力エネルギの関係を示す図。 主継鉄部の拡大位置と出力エネルギの関係を示す図。 図3のA部における拡大図を示す図。 本実施例においてさらに出力を向上させるための手法を示す図(1)。 本実施例においてさらに出力を向上させるための手法を示す図(2)。 側継鉄部b(b1+b2)と主継鉄部aの幅比に対する出力エネルギの関係を示す図。 連結継鉄部c(c1+c2)と連結継鉄部d(d1+d2)の幅比に対する出力エネルギの関係を示す図。 他の実施例になる継鉄部を示す図面。
符号の説明
1 内燃機関用点火コイル
2 一次ボビン
3 一次コイル
3A 一次巻線
4 二次ボビン
5 二次コイル
5A 二次巻線
6 継鉄部
6A 主継鉄部
6B1,6B2 連結継鉄部
6C 空隙部
6D1,6D2 側継鉄部
7 コイルケース
8 端子
8A 一次巻線端
9 高圧端子
9A 二次巻線端
10 絶縁用樹脂

Claims (11)

  1. 外周を一次コイル,二次コイルの順でコイルが取巻く主継鉄部と、
    この主継鉄部に並行に配置された側継鉄部と、
    両継鉄部の端部を連結する一対の連結継鉄部とを備え、
    前記主継鉄部の一端と前記連結継鉄部の一方との間に空隙部が設けられており、
    前記主継鉄部分は前記空隙部に近い部分に反空隙側よりも細くて断面積が小さい部分が形成されている
    内燃機関用点火コイル。
  2. 請求項1に記載したものにおいて、
    前記一次コイルは前記主継鉄部分の前記細くて断面積の小さい部分の外周において、前記主継鉄部分の前記反空隙側の太くて断面積の大きい部分に比べて前記一次コイルの最小巻き径が小さく形成されており、且つ前記巻数が前記反空隙部側より前記空隙部側の方が多くなるよう構成されている
    内燃機関用点火コイル。
  3. 請求項1若しくは2のいずれかに記載したものにおいて、
    前記主継鉄部は前記空隙部側の幅より前記反空隙部側の幅を広くして前記主継鉄の断面積が前記空隙部側に対し、1.1〜1.5倍に構成されている
    内燃機関用点火コイル。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載したものにおいて、前記主継鉄部の前記反空隙部側の幅は、前記空隙部側の幅より片側の幅が前記一次コイルの巻線の線径の2倍分だけ大きい
    内燃機関用点火コイル。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載したものにおいて、前記主継鉄部の前記断面積の大きい部分の長手方向長さは前記空隙部側の前記主継鉄部端部から前記主継鉄部の長さの約
    40〜60%の範囲までとした
    内燃機関用点火コイル。
  6. 請求項4に記載したものにおいて、前記主継鉄部の断面積小部分と断面大部分の繋がり部に形成された断面拡大部が、前記主継鉄部長手方向に対し20〜80°のテーパ面で構成されている内燃機関用点火コイル。
  7. 請求項6に記載したものにおいて、前記主継鉄部の断面積拡大部のエッジ部には半径
    0.2〜2の面取りが施されている内燃機関用点火コイル。
  8. 請求項1に記載したものにおいて、前記一次ボビンの内側断面が主継鉄部の断面積の変化に対応して空隙部側で小さく、反対側で大きく形成され、その結果一次コイルの巻数が空隙部側で多く、反対側で少なくなっている内燃機関用点火コイル。
  9. 請求項8に記載した内燃機関用点火コイルの前記一次コイルの巻線方法において、前記一次ボビン空隙部側の断面積が小さい部分に始め2段巻き、3段目からは前記一次ボビンの巻線部全体を利用して前記一次巻線を巻回する内燃機関用点火コイルの製造方法。
  10. 請求項7に記載したものにおいて、前記主継鉄部の前記空隙側に位置する連結継鉄部が別体に形成されており、前記一次ボビンの内側断面積が大きい側から前記主継鉄部に挿入して、コイルを組付け、しかる後に前記連結継鉄部を主継鉄部及び側継鉄部に固定する内燃機関用点火コイルの製造方法。
  11. 前記継鉄部の側継鉄部b(b1+b2)部の断面積は前記主継鉄部断面積(平均断面積)に対し0.7〜1.0倍、連結継鉄部c(c1+c2)部の断面積は前記主継鉄部断面積
    (平均断面積)に対し0.9〜1.2倍、連結継鉄部d(d1+d2)部の断面積は前記主継鉄部断面積(平均断面積)に対し0.6〜0.9とし、一次電流を通電した際に継鉄部に発生する磁束密度の値が継鉄部材料の飽和磁束密度を超えないように継鉄部の断面積を設定した内燃機関用点火コイル。
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