JP2002110441A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP2002110441A
JP2002110441A JP2000298314A JP2000298314A JP2002110441A JP 2002110441 A JP2002110441 A JP 2002110441A JP 2000298314 A JP2000298314 A JP 2000298314A JP 2000298314 A JP2000298314 A JP 2000298314A JP 2002110441 A JP2002110441 A JP 2002110441A
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coil
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iron core
ignition coil
ignition
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JP2000298314A
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Hiroshi Nakamura
拓 中村
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化と出力向上の対応が可能な内燃機関用点
火コイルを提供する。 【解決手段】1次コイル15の長手方向の長さを、2次
コイル17の長手方向の長さよりも短くし、2次コイル
とほぼ同等の長さを有する中心鉄芯18の、1次コイル
15の長手方向の長さよりはみ出した部分の中心鉄芯1
8aの直径を小さくし、小さくして生じたスペースを2
次コイル17の巻きスペースに拡充したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのプラグ
ホール内に装着され、点火プラグに高電圧を供給する内
燃機関用点火コイルに関し、特に小型化を目的とする点
火コイルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火コイルは、内燃機関の小
型化に伴って小型で高特性のものが要求されている。従
来よりダブルオーバーヘッドカム型内燃機関では、シリ
ンダヘッド間に作られる空間にディストリビュータを必
要としないプラグ直付けタイプの点火コイルが実用化さ
れている。しかしながらこのような点火コイルにおいて
も更に出力特性の向上やイグナイタ内蔵化などの付加価
値が要求され、実際には点火コイル本体の小型化は困難
になっており、従ってこのような高付加価値の点火コイ
ルを内燃機関、特にシリンダヘッドの限られたスペース
に配置することは困難になってきている。
【0003】以上のような状況の中で、点火プラグが取
り付けられるプラグホールに形成される空間に点火コイ
ルの一部もしくは全部を配置するタイプのものがいくつ
か提案されている。一般に自動車用内燃機関の点火プラ
グの外径寸法は16ミリメートルから20ミリメートル
程度であり、これが挿入されるプラグホールは、内径が
20ミリメートルから35ミリメートル程度で、奥行き
は100ミリメートル前後である。
【0004】従来の技術を適用した点火プラグに高電圧
を直接供給する点火コイルの縦断面図を図2に示す。図
2において、点火プラグに高電圧を直接供給する点火コ
イルは、ケース11の上部収納部11bに1次コネクタ
12や、場合によっては1次電流をオン−オフするイグ
ナイタ13を収納している。中心鉄芯18と同軸的に、
2次ボビン16に2次銅線を巻回した2次コイル17
と、1次ボビン14に1次銅線を巻回した1次コイル1
5と、円筒形状に形作られその円周の一部に切り欠き部
を有する外装鉄芯19とを順に配置し、ケース11底部
に2次高圧端子22を備え、当該2次高圧端子22は、
2次コイル17とケース11に備えた高圧タワー部11
a内のスプリング23と電気的に接続され、ケース11
上部の開口部からエポキシ樹脂を注入充填して硬化さ
せ、絶縁封止している。さらに前記高圧タワー部11a
には、図示しないプラグホール等の金属部に高電圧がリ
ークしないようにプロテクタ25を備える。
【0005】点火コイル動作時にはイグナイタ13のス
イッチングにより、1次電流入力部12から1次電流が
入力され、1次コイル15に通電され、1次コイル15
で磁気エネルギーが発生する。発生した磁気エネルギー
は、中心鉄芯18と外装鉄芯19を伝搬し、保持され
る。さらに中心鉄芯18の両端に永久磁石21を配置し
て、磁気エネルギーを増大させている。点火のタイミン
グで前記イグナイタ13のスイッチングにより1次電流
が遮断されると、先の保持されていた磁界のエネルギー
は、鉄芯を介した1次コイル15と2次コイル17の電
磁誘導により高電圧となって2次コイル17で発生す
る。発生した高電圧は前記2次コイル17から 2次高
圧端子22を通り前記スプリング23を通して図示しな
い点火プラグに送りこまれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような点火プラ
グに高電圧を直接供給する点火コイルは、エンジンのプ
ラグホール内に収納でき、エンジンに対し点火コイルの
占めるスペースを縮小出来るものである。しかし、低燃
費・低公害の自動車が要求される中、点火コイルにおい
ては更なる小型化と出力向上が要求されている。点火コ
イルの1次側に蓄えられるエネルギーは、1次コイル1
5に流れる電流値と、1次コイル15の巻き数の積であ
るAT(アンペアターン)で表すことができるが、点火
コイルの小型化の方法として1次コイル15の巻数を減
らした分、駆動電流を上昇させることで同等のATを確
保することができる。よって、電流値を上昇することで
1次コイル15の巻数を低減することが出来るため、1
次コイル15の長手方向の長さを短くすることで点火コ
イル全体の小型化が行える。しかしながら、2次コイル
17より出力されるエネルギーを向上する為には2次イ
ンダクタンスを向上しなければならない。2次インダク
タンスは2次コイル17の巻数と比例関係であり、2次
コイル17の巻数を増加する事は2次コイルの大型化を
招いてしまう。従って、1次コイル15の巻数を減らし
ても、2次コイル17の長手方向の長さが長いので、結
局点火コイル全体の小型化と出力向上が困難であった。
【0007】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
で、エンジンのプラグホール内に装着され、点火プラグ
に高電圧を供給する内燃機関用点火コイルにおいて、エ
ンジンのプラグホールに搭載し、小型化と出力向上の対
応が可能な点火コイルを提供することを目的とし、特に
小型化においては、点火コイルの長手方向の長さを短く
する事が可能な点火コイルを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、1次ボビンの長手方向の長さを、2次ボビ
ンの長手方向の長さよりも短くし、1次ボビンの長手方
向の長さは、2次ボビンの長手方向の長さの60〜90
%とし、2次コイルとほぼ同等の長さを有する中心鉄芯
は、前記1次コイルの長手方向よりはみ出した部分の前
記中心鉄芯の直径を、1次コイル内に収容される中心鉄
芯の直径よりも小さくし、前記1次コイルの長手方向よ
りはみ出した部分の前記中心鉄芯の直径は、1次コイル
内に収容される中心鉄芯の直径の60〜90%とし、さ
らに前記中心鉄芯の直径を小さくして生じたスペース
を、2次コイルの巻回スペースに拡充することで点火コ
イルの小型化と出力向上ができることを特徴とする内燃
機関用点火コイルとする。
【0009】
【作用】1次コイルより発生した磁束を中心鉄芯及び外
装鉄芯に保持させるが、前記1次コイルの長手方向の長
さよりはみだした部分の中心鉄芯の磁束密度が小さいこ
とが知られている。前記中心鉄芯の直径を小さくし、こ
れにより生じたスペースを2次コイルの巻回スペースに
拡充できる。
【0010】
【実施例】図1に本発明の技術を適用した実施例を表す
点火コイルの略式縦断面図を示す。点火コイルは、プラ
グホールの筒軸上に配置される中心鉄芯18と、この中
心鉄芯18の外周であって且つ中心鉄芯18の長手方向
に対して垂直方向に巻き線される2次コイル17と、こ
の外周に2次コイル17と同軸的に巻き線される1次コ
イル15と、これらコイル類とケース11との間には外
層鉄芯19と、前記2次コイル17からの出力を図示し
ない点火プラグに出力する高圧タワー部11aとをプラ
グホール内に埋設し、また、プラグホール外にはパワー
トランジスタ等のイグナイタ13、1次電圧を入力する
1次コネクタ12が設けられており、上記の点火コイル
を形成する部品はケース11により一体化されている。
また、中心鉄芯18の両端、もしくは一方に磁石21を
装着しても良い。
【0011】本発明の技術を適用した実施例を表す点火
コイルは、点火コイルに供給する駆動電流を従来の約
7.5Aから約15Aの高電流とする。例えば1次コイ
ル15の巻数が従来を200T(ターン)であったとす
ると1500ATとなり、駆動電流を15Aとし同じA
Tとしたのならば1次コイル15の巻数は100Tとな
るので、点火コイルの1次コイル15の巻き数を減らす
ことができ、1次コイル15の長手方向の長さが50%
まで短くできる。
【0012】前記1次コイル15内に収容され配置され
る中心鉄芯18は、2次コイル17と同等の長さを有
し、前記1次コイル15の長手方向よりはみ出した部分
の前記中心鉄芯18aの直径を、1次コイル15内に収
容される中心鉄芯18bの直径よりも小さくし、中心鉄
芯を小さくして生じたスペースを2次コイル17の巻き
スペースに拡充できる。本発明の目的が、エンジンのプ
ラグホールに搭載し、小型化と出力向上の対応が可能な
点火コイルを提供することであるので、前記1次コイル
15の長手方向の長さよりはみ出した部分の直径を小さ
くした中心鉄芯18a分のスペースを前記2次コイル1
7の巻回スペースへ拡充することで、2次コイル17の
長さを短くすることができる。
【0013】また前記実施例においては中心鉄芯18の
外周に2次コイル17、この外周に1次コイル15を備
えているが、この構成は中心鉄芯18、1次コイル1
5、2次コイル17といったような構成としてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のようにして点火コイルに本発明の
技術を適用すれば、点火コイルに供給する駆動電流を従
来の約7.5Aから約15Aの高電流とすることで1次
コイルの巻数の低減により長手方向を短し、1次コイル
からはみ出した部分の中心鉄芯18bの磁束密度は小さ
いので直径を小さくし、この部分の2次コイルの巻回ス
ペースに拡充したので、2次コイル17長さを短くする
ことと巻数を増すことができ、点火コイルの全長を短縮
し小型高性能化の点火コイルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の技術を適用した実施例を表す点火コ
イルの略式縦断面図である。
【図2】 従来技術を適用した点火プラグに高電圧を直
接供給する点火コイルの縦断面図である。
【符号の説明】
図において同一符号は同一、又は相当部分を示す。 1 点火コイル 11 ケース 11a 高圧タワー部 11b 上部収納部 12 1次コネクタ 13 イグナイタ 14 1次ボビン 15 1次コイル 16 2次ボビン 17 2次コイル 18 中心鉄芯 18a 1次コイルよりはみ出した部分の中心鉄芯 18b 1次コイルに収容された部分の中心鉄芯 19 外装鉄芯 21 磁石 22 2次高圧端子 23 スプリング 25 プロテクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】点火プラグに直結しプラグホール内に収容
    される円筒型点火コイルであって、点火コイルの中心に
    中心鉄芯と、中心鉄芯と同軸的に2次コイルを巻回した
    2次ボビンと、1次コイルを巻回した1次ボビンとを備
    えた内燃機関用点火コイルにおいて、1次ボビンの長手
    方向の長さを、2次ボビンの長手方向の長さよりも短く
    したことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 【請求項2】請求項1において、1次ボビンの長手方向
    の長さは、2次ボビンの長手方向の長さの60〜90%
    としたことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】請求項1において、2次コイルとほぼ同等
    の長さを有する中心鉄芯は、前記1次コイルの長手方向
    よりはみ出した部分の前記中心鉄芯の直径を、1次コイ
    ル内に収容される中心鉄芯の直径よりも小さくしたこと
    を特徴とする内燃機関用点火コイル。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記1次コイルの長手
    方向よりはみ出した部分の前記中心鉄芯の直径は、1次
    コイル内に収容される中心鉄芯の直径の60〜90%と
    したことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記中心鉄芯の直径を
    小さくして生じたスペースを、2次コイルの巻回スペー
    スに拡充したことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008258291A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Hitachi Ltd 内燃機関用点火コイル及びその製造方法
JP2009238906A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Denso Corp 点火コイルおよびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03506104A (ja) * 1989-05-12 1991-12-26 コンバスチョン・エレクトロマグネティクス・インコーポレイテッド 高効率で高出力のコンパクトcd用点火コイル

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