JPH05135966A - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH05135966A JPH05135966A JP3300502A JP30050291A JPH05135966A JP H05135966 A JPH05135966 A JP H05135966A JP 3300502 A JP3300502 A JP 3300502A JP 30050291 A JP30050291 A JP 30050291A JP H05135966 A JPH05135966 A JP H05135966A
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- JP
- Japan
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- transformer
- spark plug
- coil
- diameter
- connector
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの点火プラグに高圧を供給するトラ
ンスを、エンジンに最も効率的に組込むことができるよ
うにする。 【構成】 低圧入力コイル3及び高圧出力コイル4がコ
ア10に同軸的に配置され、この軸方向に点火プラグ8
と結合されるコネクタ9を有するトランスにおいて、こ
のトランスの最大部の直径Dを点火プラグ8の最大部の
直径Lのほぼ1.3倍乃至1.7倍に設定する。
ンスを、エンジンに最も効率的に組込むことができるよ
うにする。 【構成】 低圧入力コイル3及び高圧出力コイル4がコ
ア10に同軸的に配置され、この軸方向に点火プラグ8
と結合されるコネクタ9を有するトランスにおいて、こ
のトランスの最大部の直径Dを点火プラグ8の最大部の
直径Lのほぼ1.3倍乃至1.7倍に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火プラグに高圧を供
給する点火コイルとして使用されるトランスに関する。
給する点火コイルとして使用されるトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンに取付けられる点火プラ
グに高圧を供給するために使用されるトランスとして
は、従来2つ以上のコイルにEE型,EI型,UU型,
UI型などの形状の閉磁路形のコアを組み合せ、巻軸方
向と直交する方向に点火プラグを装着するコネクタを設
けた構造が知られている。
グに高圧を供給するために使用されるトランスとして
は、従来2つ以上のコイルにEE型,EI型,UU型,
UI型などの形状の閉磁路形のコアを組み合せ、巻軸方
向と直交する方向に点火プラグを装着するコネクタを設
けた構造が知られている。
【0003】図6及び図7は従来のこの種のトランスを
示す正面部分断面図及び側面図で、1,2はフェライト
材料などから成るE型コア,3は低圧入力コイル,4は
高圧出力コイル,5は全体を覆う絶縁ケースである。6
は低圧入力コイル3を巻回したボビン,7は高圧出力コ
イル4を巻回したボビン,8は点火プラグである。
示す正面部分断面図及び側面図で、1,2はフェライト
材料などから成るE型コア,3は低圧入力コイル,4は
高圧出力コイル,5は全体を覆う絶縁ケースである。6
は低圧入力コイル3を巻回したボビン,7は高圧出力コ
イル4を巻回したボビン,8は点火プラグである。
【0004】ホビン7は軸方向に沿って適当な間隔で設
けられたつば部51によって区画されたコイル巻回部を
有し、各コイル巻回部に高圧出力コイル4を連続して巻
回してある。また、高圧出力コイル4を巻回したボビン
7の内径孔52内に、低圧入力コイル3を巻回したボビ
ン6を同軸的に挿入配置すると共に、ボビン6の内径孔
41を通り軸方向の両側から2つのEE型,EI型,U
U型,UI型などのコア1,2を組み合わせて閉磁路を
構成している。
けられたつば部51によって区画されたコイル巻回部を
有し、各コイル巻回部に高圧出力コイル4を連続して巻
回してある。また、高圧出力コイル4を巻回したボビン
7の内径孔52内に、低圧入力コイル3を巻回したボビ
ン6を同軸的に挿入配置すると共に、ボビン6の内径孔
41を通り軸方向の両側から2つのEE型,EI型,U
U型,UI型などのコア1,2を組み合わせて閉磁路を
構成している。
【0005】絶縁ケース5の外周部には、コイル巻軸方
向に対して直交する方向に点火プラク接続用のコネクタ
9を設けてあって、このコネクタ9に点火プラグ8を装
着してある。従って、点火プラグ8はコイル巻軸に対し
て直交する方向に接続される。
向に対して直交する方向に点火プラク接続用のコネクタ
9を設けてあって、このコネクタ9に点火プラグ8を装
着してある。従って、点火プラグ8はコイル巻軸に対し
て直交する方向に接続される。
【0006】ところで前記の構造のトランスでは、EE
型,EI型,UU型,UI型などのコア1,2によって
閉磁路を形成してあるので、低圧入力コイル3及び高圧
出力コイル4の磁気結合は高くなるという利点を有する
ものの、次のような欠点がある。
型,EI型,UU型,UI型などのコア1,2によって
閉磁路を形成してあるので、低圧入力コイル3及び高圧
出力コイル4の磁気結合は高くなるという利点を有する
ものの、次のような欠点がある。
【0007】(1)低圧入力コイル3及び高圧出力コイ
ルの巻軸方向に対して直交する方向に、点火プラグ8を
接続する構造であるため、全体形状が複雑になると共
に、占有面積も大きくなるので取付け作業が困難に成
る。
ルの巻軸方向に対して直交する方向に、点火プラグ8を
接続する構造であるため、全体形状が複雑になると共
に、占有面積も大きくなるので取付け作業が困難に成
る。
【0008】(2)EE型,EI型,UU型,UI型な
どから成るコア1,2が絶縁ケース5の外に突出してい
るので全体の形状が大きくなるため小型化が困難になる
と共に、外径形状が複雑になる。
どから成るコア1,2が絶縁ケース5の外に突出してい
るので全体の形状が大きくなるため小型化が困難になる
と共に、外径形状が複雑になる。
【0009】(3)小型化や形状の簡素化のために、I
型のような開磁路型コアを使用することも試みられた
が、コイル間の磁気結合が悪くなりトランスの効率が低
い。
型のような開磁路型コアを使用することも試みられた
が、コイル間の磁気結合が悪くなりトランスの効率が低
い。
【0010】このような各欠点を除去するために本出願
人は、先に、実開昭64−6027号公報に開示される
ような改良されたトランスを提供した。この改良構造に
よればトランスは、低圧入力コイル及び高圧出力コイル
が棒状型コアに同軸的に配置されているので、特に小型
化を図ることができるようになる。これに伴いコアの棒
方向の端部に点火プラグを接続することができるので、
トランスを直接エンジンブロックに組込むことが可能に
なる。
人は、先に、実開昭64−6027号公報に開示される
ような改良されたトランスを提供した。この改良構造に
よればトランスは、低圧入力コイル及び高圧出力コイル
が棒状型コアに同軸的に配置されているので、特に小型
化を図ることができるようになる。これに伴いコアの棒
方向の端部に点火プラグを接続することができるので、
トランスを直接エンジンブロックに組込むことが可能に
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のトラン
スでは、その小型化を図ることにより直接エンジンブロ
ックへの組込みが可能になるものの、点火プラグの寸法
との関係でその全体の寸法が特定されないために、最も
効率的に組込むのが困難であるという問題がある。
スでは、その小型化を図ることにより直接エンジンブロ
ックへの組込みが可能になるものの、点火プラグの寸法
との関係でその全体の寸法が特定されないために、最も
効率的に組込むのが困難であるという問題がある。
【0012】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、エンジンブロックに直接に最も効率的に組
込みが可能なトランスを提供することを目的とするもの
である。
れたもので、エンジンブロックに直接に最も効率的に組
込みが可能なトランスを提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、同軸的に配置された低圧入力コイル及び高
圧出力コイルと、前記両コイルを磁気結合させるコアと
を有し点火プラグに高圧を供給する点火コイルとして使
用されるトランスにおいて、このトランスの最大部の直
径が前記点火プラグの最大部の直径に対してそのほぼ
1.3倍乃至1.7倍の外径を有するように形成された
ことを特徴とするものである。
に本発明は、同軸的に配置された低圧入力コイル及び高
圧出力コイルと、前記両コイルを磁気結合させるコアと
を有し点火プラグに高圧を供給する点火コイルとして使
用されるトランスにおいて、このトランスの最大部の直
径が前記点火プラグの最大部の直径に対してそのほぼ
1.3倍乃至1.7倍の外径を有するように形成された
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】トランスの最大部の直径を点火プラグの最大部
の直径のほぼ1.3倍乃至1.7倍に設定することによ
り、トランスをエンジンブロックに直接に最も効率的に
組込むことが可能となる。すなわち、点火プラグをエン
ジンブロックに組込むのに使用される工具との関連で、
工具の挿脱を容易にする工具ガイド孔の寸法の許容範囲
に一致するようにトランスの外側ケースの寸法を規定す
ることにより、トランスを最も効率的に組込むことが可
能となる。
の直径のほぼ1.3倍乃至1.7倍に設定することによ
り、トランスをエンジンブロックに直接に最も効率的に
組込むことが可能となる。すなわち、点火プラグをエン
ジンブロックに組込むのに使用される工具との関連で、
工具の挿脱を容易にする工具ガイド孔の寸法の許容範囲
に一致するようにトランスの外側ケースの寸法を規定す
ることにより、トランスを最も効率的に組込むことが可
能となる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0016】図1乃至図3は本発明のトランスの実施例
を示すもので、図1は分解斜視図、図2は断面図、図3
は点火プラグに接続した状態の部分断面図である。3は
低圧入力トランス,4は高圧出力トランス,5は絶縁ケ
ース,6は低圧入力トランスのボビン,7は高圧出力ト
ランスのボビン,8は点火プラグである。
を示すもので、図1は分解斜視図、図2は断面図、図3
は点火プラグに接続した状態の部分断面図である。3は
低圧入力トランス,4は高圧出力トランス,5は絶縁ケ
ース,6は低圧入力トランスのボビン,7は高圧出力ト
ランスのボビン,8は点火プラグである。
【0017】10はフェライト材料などから成るコア,
11はシールドケースである。コア10は棒状部12
と、この棒状部12の軸方向の一端部に突出して設けら
れたつば部14とを有する断面T字状となっており、棒
状部12をつば部14のない端部側からボビン6の内径
孔41内に挿入して組み立ててある。これにより、コア
10の大部分がボビン6の内径部41内に位置するよう
になるので、全体形状が小型化されると共に簡単化され
る。また、つば部14のない端部側から棒状部12をボ
ビン6の内径孔41内に挿入して組み立てることができ
るので、組立作業が容易になる。
11はシールドケースである。コア10は棒状部12
と、この棒状部12の軸方向の一端部に突出して設けら
れたつば部14とを有する断面T字状となっており、棒
状部12をつば部14のない端部側からボビン6の内径
孔41内に挿入して組み立ててある。これにより、コア
10の大部分がボビン6の内径部41内に位置するよう
になるので、全体形状が小型化されると共に簡単化され
る。また、つば部14のない端部側から棒状部12をボ
ビン6の内径孔41内に挿入して組み立てることができ
るので、組立作業が容易になる。
【0018】つば部14はボビン7の外径とほぼ同じ形
状にされ、ボビン7の軸方向の端面を沿うように配置さ
れている。つば部14の形状は、例えば円弧状から成っ
ている。I型コアによる開磁路の場合、磁気効率が悪く
なるが、つば部14によってこれを補うことができる。
21,22はコイル3のコイル端末、16,18はコイ
ル端末21,22の導出孔である。
状にされ、ボビン7の軸方向の端面を沿うように配置さ
れている。つば部14の形状は、例えば円弧状から成っ
ている。I型コアによる開磁路の場合、磁気効率が悪く
なるが、つば部14によってこれを補うことができる。
21,22はコイル3のコイル端末、16,18はコイ
ル端末21,22の導出孔である。
【0019】コア10の挿入側とは反対側のボビン7の
軸方向の端面53には、接続方向がコイル巻軸方向に一
致するコネクタ9を接着又はねじ止めなどによって取付
けてある。このコネクタ9には高圧出力コイル4の一端
が接続されている。
軸方向の端面53には、接続方向がコイル巻軸方向に一
致するコネクタ9を接着又はねじ止めなどによって取付
けてある。このコネクタ9には高圧出力コイル4の一端
が接続されている。
【0020】絶縁ケース5はボビン7の外側を覆うよう
に同軸的に挿着すると共に、コネクタ9と対向する端面
側を開口部31として、この開口部31を通して点火プ
ラグを挿入することにより、コネクタ9に接続されるよ
うなっている。図示していないが、絶縁ケース5内に絶
縁樹脂を充填封止するようにしてもよい。
に同軸的に挿着すると共に、コネクタ9と対向する端面
側を開口部31として、この開口部31を通して点火プ
ラグを挿入することにより、コネクタ9に接続されるよ
うなっている。図示していないが、絶縁ケース5内に絶
縁樹脂を充填封止するようにしてもよい。
【0021】シールドケース11は点火プラグをコネク
タ9に接続した場合、その接続部分から発生する電磁波
ノイズを防止するために設けたもので、鉄,ニッケルな
どの磁性導電材料又は銅などの非磁性導電材料を用いて
いる。これを両端を開口させた筒状に形成して、少なく
ともコネクタ9の部分を包囲するように絶縁ケース5に
装着される。このシールドケース11の先端部にはスリ
ット13によって分割された複数のバネ片15が形成さ
れている。
タ9に接続した場合、その接続部分から発生する電磁波
ノイズを防止するために設けたもので、鉄,ニッケルな
どの磁性導電材料又は銅などの非磁性導電材料を用いて
いる。これを両端を開口させた筒状に形成して、少なく
ともコネクタ9の部分を包囲するように絶縁ケース5に
装着される。このシールドケース11の先端部にはスリ
ット13によって分割された複数のバネ片15が形成さ
れている。
【0022】本実施例トランスの最大部の直径Dは、後
述のようにコネクタ9に接続される点火プラグ8の最大
部の直径(又は長さ)Lのほぼ1.3倍乃至1.7倍の
値を有するように設定される。
述のようにコネクタ9に接続される点火プラグ8の最大
部の直径(又は長さ)Lのほぼ1.3倍乃至1.7倍の
値を有するように設定される。
【0023】図4に示すように、点火プラグ8が取付け
られるべきエンジンブロック20の上方には予め工具ガ
イド孔21が設けられ、点火プラグ8はレンチのような
工具によってそのねじ部18が回されることにより、取
付け又は取外しが行われる。このトランスの組込みの
際、エンジンの小型化,軽量化を図るには、その工具ガ
イド孔21内にトランスを装着することによって、直接
エンジンブロック20に最も効率的に組込むことが望ま
しい。
られるべきエンジンブロック20の上方には予め工具ガ
イド孔21が設けられ、点火プラグ8はレンチのような
工具によってそのねじ部18が回されることにより、取
付け又は取外しが行われる。このトランスの組込みの
際、エンジンの小型化,軽量化を図るには、その工具ガ
イド孔21内にトランスを装着することによって、直接
エンジンブロック20に最も効率的に組込むことが望ま
しい。
【0024】この最も効率的にトランスを組込む条件
は、工具ガイド孔21の寸法を最小の値に設定すること
によって得られる。工具は点火プラグ8を取付け又は取
外しのためにそのねじ部18を外側から保持するように
工具ガイド孔21に挿脱されるので、工具ガイド孔21
の寸法Mは必ず点火プラグ8のねじ部18の直径Lより
も大きく形成しなければならない。
は、工具ガイド孔21の寸法を最小の値に設定すること
によって得られる。工具は点火プラグ8を取付け又は取
外しのためにそのねじ部18を外側から保持するように
工具ガイド孔21に挿脱されるので、工具ガイド孔21
の寸法Mは必ず点火プラグ8のねじ部18の直径Lより
も大きく形成しなければならない。
【0025】ここで、通常使用されている点火プラグの
直径と対応したレンチの外形との関係は次のようになっ
ている。
直径と対応したレンチの外形との関係は次のようになっ
ている。
【0026】 レンチ外形のかっこ内の数字は点火プラグ直径に対する
比を示している。
比を示している。
【0027】前記関係を基に検討結果によれば、その点
火プラグ8の取付けにおける許容誤差の範囲(10乃至
20%)を考慮すると、工具ガイド孔21の最小寸法M
は、点火プラグ8のねじ部18の直径Lのほぼ1.3倍
乃至1.7倍に設定すると、差支えなく点火プラグ8を
エンジンブロック20に取付けられることが確かめられ
た。従ってこの工具ガイド孔21に装着されるトランス
の直径も、前記工具ガイド孔21の最小寸法にほぼ等し
い値に設定することにより、点火プラグ8の寸法との関
係で最も効率的にエンジンブロック20に直接トランス
を組込むことができるように成るので、エンジンの小型
化,軽量化の目的を達成することが可能に成る。
火プラグ8の取付けにおける許容誤差の範囲(10乃至
20%)を考慮すると、工具ガイド孔21の最小寸法M
は、点火プラグ8のねじ部18の直径Lのほぼ1.3倍
乃至1.7倍に設定すると、差支えなく点火プラグ8を
エンジンブロック20に取付けられることが確かめられ
た。従ってこの工具ガイド孔21に装着されるトランス
の直径も、前記工具ガイド孔21の最小寸法にほぼ等し
い値に設定することにより、点火プラグ8の寸法との関
係で最も効率的にエンジンブロック20に直接トランス
を組込むことができるように成るので、エンジンの小型
化,軽量化の目的を達成することが可能に成る。
【0028】図3は本実施例トランスに点火プラグ8を
接続した状態を示す断面図である。点火プラグ8はコネ
クタ9によってコイル巻軸方向から直接挿着されること
により結合される。すなわち、図4において予めシリン
ダブロック20の工具ガイド孔21から工具によってね
じ部18が保持された状態でエンジンの燃焼室22の頭
部のプラグ取付孔23に点火プラグ8がねじ込まれた
後、本実施例トランスが予め取付けられている点火プラ
グ8に対してコネクタ9が結合されるように工具ガイド
孔21内に装着されることになる。なお、図4において
25は吸気用バルブ,26は排気用バルブ,27はピス
トンヘッドを示している。
接続した状態を示す断面図である。点火プラグ8はコネ
クタ9によってコイル巻軸方向から直接挿着されること
により結合される。すなわち、図4において予めシリン
ダブロック20の工具ガイド孔21から工具によってね
じ部18が保持された状態でエンジンの燃焼室22の頭
部のプラグ取付孔23に点火プラグ8がねじ込まれた
後、本実施例トランスが予め取付けられている点火プラ
グ8に対してコネクタ9が結合されるように工具ガイド
孔21内に装着されることになる。なお、図4において
25は吸気用バルブ,26は排気用バルブ,27はピス
トンヘッドを示している。
【0029】これにより点火プラグ8の接続方向がトラ
ンスのコイル巻軸方向と略一致するようになり、点火プ
ラグ8の接続作業が容易になると共に、点火プラグ8を
取付けた状態での全体形状が小型化,簡素化され、取付
けに要する占有面積が小さくなる。
ンスのコイル巻軸方向と略一致するようになり、点火プ
ラグ8の接続作業が容易になると共に、点火プラグ8を
取付けた状態での全体形状が小型化,簡素化され、取付
けに要する占有面積が小さくなる。
【0030】また本実施例の構造によれば、コネクタ9
と点火プラグ8との接続部分を、シールドケース11で
包囲してあるので、接続部分から発生する電磁ノイズを
阻止することができる。図示のように、トランス全体を
シールドケース11で覆った場合は、トランスから発生
するノイズも防止することができる。しかも点火プラグ
8の外周面に対して、シールドケース11のバネ片15
を圧接させて支持する構造となっているので、点火プラ
グ8の支持安定性が高くなり、トランスの脱落事故など
を確実に防止できる。
と点火プラグ8との接続部分を、シールドケース11で
包囲してあるので、接続部分から発生する電磁ノイズを
阻止することができる。図示のように、トランス全体を
シールドケース11で覆った場合は、トランスから発生
するノイズも防止することができる。しかも点火プラグ
8の外周面に対して、シールドケース11のバネ片15
を圧接させて支持する構造となっているので、点火プラ
グ8の支持安定性が高くなり、トランスの脱落事故など
を確実に防止できる。
【0031】図5は使用状態での電気回路を示してい
る。従来の一般的な点火回路では、点火プラグ8と高圧
出力コイル4の一端との間で、電流変化を制御する抵抗
を挿入するか、抵抗内蔵型の点火プラグを使用してノイ
ズの発生を抑制するのが普通である。しかし本実施例に
よれば、点火プラグ8とトランスのコネクタ9との間を
包囲するシールドケース11によるノイズ阻止作用が得
られるので、図5に示すように高圧出力コイル4の一端
とアースとの間に点火プラグ8を直接に接続した回路と
することが可能である。
る。従来の一般的な点火回路では、点火プラグ8と高圧
出力コイル4の一端との間で、電流変化を制御する抵抗
を挿入するか、抵抗内蔵型の点火プラグを使用してノイ
ズの発生を抑制するのが普通である。しかし本実施例に
よれば、点火プラグ8とトランスのコネクタ9との間を
包囲するシールドケース11によるノイズ阻止作用が得
られるので、図5に示すように高圧出力コイル4の一端
とアースとの間に点火プラグ8を直接に接続した回路と
することが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、トラ
ンスの最大部の直径を点火プラグの最大部の直径との関
係で特定範囲の寸法に設定するようにしたので、トラン
スを最も効率的にエンジンに直接組込むことが可能とな
り、エンジンの小型化,軽量化に寄与することができ
る。
ンスの最大部の直径を点火プラグの最大部の直径との関
係で特定範囲の寸法に設定するようにしたので、トラン
スを最も効率的にエンジンに直接組込むことが可能とな
り、エンジンの小型化,軽量化に寄与することができ
る。
【図1】本発明のトランスの実施例を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明のトランスの実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本実施例トランスに点火プラグを接続した状態
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図4】本実施例トランスが組込まれるべきエンジンの
概略構造を示す断面図である。
概略構造を示す断面図である。
【図5】本実施例トランスの使用状態を示す電気回路図
である。
である。
【図6】従来のトランスを示す正面部分断面図である。
【図7】従来のトランスを示す側面図である。
3 低圧入力コイル 4 高圧出力コイル 8 点火プラグ 9 コネクタ 10 コア 18 ねじ部 20 エンジンブロック 21 工具ガイド孔
Claims (1)
- 【請求項1】 同軸的に配置された低圧入力コイル及び
高圧出力コイルと、前記両コイルを磁気結合させるコア
とを有し点火プラグに高圧を供給する点火コイルとして
使用されるトランスにおいて、このトランスの最大部の
直径が前記点火プラグの最大部の直径に対してそのほぼ
1.3倍乃至1.7倍の外径を有するように形成された
ことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300502A JPH05135966A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300502A JPH05135966A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135966A true JPH05135966A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17885591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300502A Withdrawn JPH05135966A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05135966A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218160A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 多重放電型点火装置の点火コイル |
US7266003B2 (en) | 1994-04-26 | 2007-09-04 | Comarco Wireless Technologies, Inc. | Programmable power supply |
JP2009127533A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンの電波シールド装置 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3300502A patent/JPH05135966A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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