JP5311868B2 - 磁気共鳴イメージングシステムにおける実質的に環状の撮像領域の作成装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージングシステムにおける実質的に環状の撮像領域の作成装置 Download PDF

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Description

本発明は、軸対称マグネットを備えた磁気共鳴イメージング(MRI)装置において磁気共鳴イメージングを可能にするのに十分な均一度のトロイダル磁場ボリュームを形成するための装置、および、そうしなければ実質的に円筒形の撮像ボリュームを生じるMRI装置にこのようなトロイダルボリュームを形成するための装置に関する。
以下の説明では、とりわけソレノイドマグネット装置を用いた軸対称の円筒形システムに言及する。「半径方向」、「軸方向」等の用語は、文脈において別の要求がない限り、然るべく解釈すべきである。
MRIイメージングシステムの撮像ボリュームのサイズおよび形状は、このようなシステムの設計およびコストに関する重要な要因である。視野(FOV)としても知られる撮像ボリュームのサイズおよび形状は、必要とされる撮像のタイプに基づいて、3ppmのピークツーピーク等高線のような均一度等高線によって定めることが可能である。撮像ボリュームに必要とされる半径方向の直径は、肩および胸部の撮像に関する要件によって決まる場合が多い。半径方向幅が十分である撮像ボリュームを実現するため、マグネット設計者は、一般にその設計において半径方向に拡張した偏平楕円形撮像ボリュームを形成することを目標とする。
しかしながら、腹部のような大きい部位の撮像に有利な円筒形状の撮像ボリュームに対する要求もある。現在のところ、撮像法の後処理段階で、患者をマグネットの軸に沿って移動させて撮影したそれぞれ偏平楕円形撮像ボリュームから得られた2つの画像を接合することで、このような円形撮像ボリュームを有効に実現することが知られている。実質的に円筒形の撮像領域の利用には、ある特定のFOVボリュームに関して、より一般的な楕円形状のFOVの場合よりも患者テーブルの移動を少なくして人間の腹部領域の合成画像を形成することができるという利点がある。
図1には、それぞれ適切な均一度等高線内に形成されている現在実現可能な偏平楕円撮像ボリューム10と、同じ容積の現在実現可能な円筒形撮像領域12との断面例が示されている。患者の脊椎がマグネットのZ軸16に対して平行になるように位置合わせされている点に留意されたい。楕円形撮像ボリューム10は約35cmの軸方向長さzおよび約44cmの半径方向の直径xを有する。円筒形撮像領域12は約28cmの軸方向長さzおよび約40cmの半径方向の直径xを有する。
このような円筒形FOV12の可能性のある欠点は、円筒形FOV12および楕円形FOV10に関して撮像可能であることが必要とされるトロイダルボリューム14を示した図2Aおよび2Bと比較すると明らかになるように、人間の肩領域が少なくとも部分的に円筒形FOV外に出ることがある点にある。これはFOVの半径方向幅を制限されたマグネットの場合にとりわけ問題になる。
図1、2の円筒形撮像ボリューム12のように、FOVの半径方向幅が制限されたMRIシステムで肩の画像が必要とされる場合、局所パッシブシムによって均一度を回復することが可能である。これは有効であることが分かっているが、面倒であり、パッシブシムの取付けおよび取り外しには手動介入が必要になる。
トロイダルボリューム内で撮像可能な公称上楕円形の撮像ボリューム10を楕円形撮像ボリューム10と同じ容積を持ち腹部の撮像に役立つ円筒形撮像ボリューム12に変換するように、電動シムコイルを切換え可能に構成することが理論的には可能であることが分かっている。しかしながら、図1に例示のように、この結果として同等の楕円形撮像ボリューム10より半径方向幅xが狭い円筒形撮像ボリューム12を生じることになる。楕円形撮像ボリューム10およびそれを生じさせるマグネットは、一般に患者の肩を収容するのに十分な半径方向の最大直径xを有するように設計される。楕円形撮像ボリューム10から改変された円筒形撮像ボリューム12は、半径方向の直径xが縮小されるので、円筒形撮像ボリュームは楕円形撮像ボリューム10内に含まれる肩体積のかなりの部分を失うことになる。理論的には可能であるが、この現場調整を実現するのに必要なシムコイルは、非現実的なほど大きくなることが分かっている。
本発明の課題は、上述の問題に対処して、公称では実質的に円筒形の撮像領域を改変することにより、ある特定のMRIイメージングシステムのために半径方向の最大直径が増した撮像ボリュームを生成するための実用的な装置を提供することにある。
撮像ボリュームを、公称では円筒形のボリューム(空間)からトロイダルボリュームの撮像に適した楕円形ボリュームに変化させるアクティブ抵抗シムコイルが検討されてきたが、このようなシムは、必要な電力量のために非実用的と考えられる。本発明によれば、公称では実質的に円筒形の撮像領域の変形によって特にトロイダルボリュームを目標とする抵抗シムは実用的であることが分かっている。本明細書において、このようなシムコイルはトロイダルシムと称されている。
従って、本発明によれば、軸に対して対称に配置された一次マグネットコイルを含むソレノイドマグネット装置が含まれている、磁気共鳴イメージングシステム内に実質的に環状の撮像領域を作成する装置において
シム装置が設けられ、磁気共鳴イメージングシステムは、シム装置が作用していない場合には半径方向の第1の最大直径を有する第1の撮像領域を生じ、シム装置が第1の方向に電流を流す場合には実質的に環形状で半径方向の第1の最大直径を超える半径方向の第2の最大直径を有する第2の撮像領域を生じ、第2の撮像領域内における磁場均一度がシム装置の作用によって高められ、第2の撮像領域の中心における磁場均一度がシム装置の作用によって低下させられる磁気共鳴イメージングシステムにおける実質的に環状の撮像領域の作成装置が提供される。(請求項1)
本発明による優れた実施態様は次の通りである
・第1の撮像領域は、シム装置が作用していない場合には第1の軸方向最大長を有し、シム装置が前記第1の方向とは逆の第2の方向に電流を流す場合には第1の軸方向最大長を超える第2の軸方向最大長を有する第3の撮像領域を生じ、第3の撮像領域内における磁場均一度がシム装置の逆方向の作用によって高められる(請求項2)
・第1の撮像領域は実質的に円筒形状である(請求項3)
・シム装置は、シム装置の機能とは異なる機能を実行するコイルに追加電流を流す装置を含む(請求項4)
・シム装置は、軸に対して対称に配置された複数のシムコイルを備えるシムコイルセットを含む(請求項5)
・シム装置の動作時に、シムコイルセットの少なくとも1つのコイルに、シムコイルセットの少なくとも1つの他のコイルに流れる電流とは逆方向の電流が流れる(請求項6)
・シムコイルセットは少なくとも2つの異なる内半径のコイルを含む(請求項7)
・さらに円筒形の傾斜磁場コイルアセンブリが設けられ、異なる内半径が傾斜磁場コイルアセンブリの半径方向の内面および外面にそれぞれのシムコイルを配置する(請求項8)
・シムコイルセットは少なくとも1つの鞍型コイルを含む(請求項9)
・一次マグネットコイルが中空の円筒形クライオスタット内に配置され、シムコイルセットがクライオスタットの内腔内に配置される(請求項10)
・クライオスタット内の巻型に能動遮蔽コイルが配置されている(請求項11)
本発明の以上のおよびその他の目的、特徴、および、利点については、付属の図面に関連してただ例証だけを目的として示されたそのいくつかの実施形態に関する下記の説明から明らかになるであろう。
本発明によれば、半径方向に制限された撮像ボリューム(撮像空間)を有する円筒形マグネット内で肩の撮像を可能にする装置が提供される。これは、公称では実質的に円筒形の撮像領域を、動作時に半径方向の最大直径が増し撮像に十分な均一度を有する実質的にトロイダル(toroidal)撮像領域を生じるように改変するシム装置によって構成される。
本発明のいくつかの望ましい実施形態によれば、公称では円筒形のFOVを備える円筒形マグネットに適用されると、FOVのトロイダルボリューム14の均一度を改善するのに役立つ1つ又は複数の抵抗シムコイルから構成されたアクティブトロイダルシムが提供される。いくつかの実施形態では、トロイダルボリュームの撮像に用いられる場合と比べて逆方向の電流がシムに流れると、同じシムが脊椎領域における磁場均一度を高めるのに役立つ。
図4には、本発明による改良に適した従来の磁気共鳴イメージング(MRI)システムのマグネット装置に関する簡略化された軸方向半断面図が示されている。マグネットシステムの主要な構成部品だけしか示されておらず、当該技術者には明らかなようにこのような装置には他の多くの構成部品が含まれるが、分かりやすくするため例示されていない。
軸A−Aに対して対称なソレノイドマグネット装置30が示されている。一次マグネットコイル32および能動遮蔽コイル34がクライオスタット36内の巻型(図示されていない)に配置されている。クライオスタット36の内腔内には円筒形傾斜磁場コイルアセンブリ38が設けられている。傾斜磁場コイルアセンブリには、一般に複数の傾斜磁場コイルが含まれており、一次コイルおよび遮蔽コイルによって生じる磁場に最適な均一度をもたらすのに必要なアクティブシムまたはパッシブシムが収容される場合が多い。撮像のためにボディコイルまたはRFコイル40が設けられている。それは一般に円筒形であり、傾斜磁場コイルアセンブリ38の外面とクライオスタット内腔の外面との間に配置される。
図3には、本発明に従って生じさせることができる±2ppmの均一度等高線内に形成されたトロイダル撮像領域14が示されている。撮像領域14はZ軸16に対して回転対称をなす環状である。図1および3の比較から明らかなように、図3の本発明によるトロイダル撮像領域14における半径方向の最大直径xは、従来技術による楕円形撮像領域10によって得られるのと同じであり、従来技術による実質的に円筒形の撮像領域12のものより大きい。これは図2Aおよび2Bにおいてより明確に示されている。本発明のトロイダルシムによって磁場均一度が高まるので、トロイダルボリューム全体にわたって撮像の実施に十分な均一度の磁場が生じる。
本発明のトロイダルシムを用いて公称では円筒形の均一領域を改変すると、均一領域の半径方向の最大直径が、その中心18における均一度の低下という犠牲を払って図3に例示のトロイダルボリューム14を含むのに十分なほど増大する。しかしながら、これは人間の肩および軸16から半径方向に離れて配置された他の被検体の撮像にとって重要ではない。
図5には、本発明に従って改良された磁気共鳴イメージング(MRI)システムの軸対称マグネット装置に関する簡略化された軸方向半断面図が示されている。マグネットシステムの主要な構成部品だけしか示されておらず、当該技術者には明らかなようにこのような装置には他の多くの構成部品が含まれるが、分かりやすくするため例示されていない。図4と共通の特徴は共通の参照番号を有している。
本発明によって提供される装置例は、傾斜磁場コイルアセンブリ38の内径に位置し、一部が傾斜磁場コイルアセンブリの外側に巻き付けられた複数の軸対称シムコイル42から構成されている。
本発明の1つの実施形態によれば、図示のように複数のシムコイル42が設けられている。各コイルには、使用時のそれぞれのコイルにおける電流の流れ方向を示す極性表示+または−が付されている。例示の実施形態は交流コイル電流極性のコイルを備えている。しかし、これは必ずしもそうとは限らず、他の実施形態には、交流コイル電流極性を備えないものもある。しかし一般的には、順方向電流と逆方向電流の両方が流れるコイルが必要とされる。
例示のコイル位置および極性は概略でしかないが、当該技術者であれば、当該技術において一般に用いられる最適化コンピュータプログラムの1つを利用してコイルのサイズ、位置、および、電流極性の最適な組合せを決定することが可能であろう。
しかしながら、発明者によって、本発明による動作は少なくとも2つの異なる内半径r1,r2のコイル42を用いることによって促進されることが分かった。図5に例示のように、これら半径の異なるコイルは、傾斜磁場コイルアセンブリ38の半径方向の内面および外面に配置することが可能である。その代替として、本発明のアクティブシムコイルは、できればそれぞれ半径方向の内面および外面に向かって変位させて傾斜磁場コイルアセンブリ内に組み込むことも可能である。
図5に示す例には、軸対称ソレノイドコイルだけしか示されていないが、他の実施形態には、いわゆる鞍型コイル、すなわち、当該技術者には既知のように平行な直線部片によって接合されて鞍形状をなす弓状部片から形成された三次元コイルを用いるものもある。しかしながら、軸対称ソレノイドコイルは、傾斜磁場コイルアセンブリの製造工程の一部として容易に製造することができるので望ましい。
図6には、本発明の1つの実施形態に関する電流分布が示されている。以下では、このような分布に到達するのに用いられた方法例について詳述する。この分布には、高い正電流点と低い負電流点が含まれている。対応する位置にコイルを配置し、対応する電流をコイルに流すことによって、このような実施形態を実現することが可能になる。
図7には、マグネットによって生じる実質的に円筒形の撮像ボリューム12を例示した、本発明のシムコイルが作動していない状態にあるマグネットの中心における磁場均一度の等高線が示されている。トロイダル撮像ボリューム14内に現れるいくつかの等高線から分かるように、磁場は、人間の肩の撮像に必要な撮像ボリュームと、図3に関連して既述の他の半径方向に変位したアーチファクトとを表すトロイダルボリューム14全体の撮像に十分なほど均一ではない。
図8には、動作時にトロイダルボリューム14内の撮像のために十分な均一度の磁場を発生する、本発明のシムコイル42を備えた図5のマグネットによって生じる磁場均一度が示されている。図7および8の比較によって認めることができるように、トロイダルボリューム14における磁場均一度は、その領域全体にわたる撮像が可能になるように改善されるが、その中心18における磁場均一度は低下する。
図9には、トロイダル撮像ボリューム14の表面における磁場均一度が示されている。曲線54は、本発明のシムコイルが作動していない場合の、図7に14で示す円のまわりで観測された磁場誤差(公称値からの偏差)を表わしている。曲線56は、本発明のシムコイルが作動している場合の、図8に14で示す円のまわりで観測された磁場誤差(公称値からの偏差)を表わしている。これらの値は角度thの関数として示されており、ここで、0度は、図7および8に示す円の右側の点58(x=22cmおよびz=0cm)に相当し、90度は、図7および8に示す円の上側の点60(x=13cmおよびz=9cm)に相当し、180度は、図7および8に示す円の左側の点62(x=4cmおよびz=0cm)に相当する。
トロイダルボリューム14における改変されていない磁場54(図9にピークを切断して示された)の不均一度の理論的ピークツーピーク値は、約7ppmの値に達する。これは撮像を実施するには不十分な質の磁場であることを表わしている。しかしながら、本発明のシムコイルを利用すると、図9に56で例示の磁場の改変によって、理論的ピークツーピーク不均一度が2ppm未満になるが、これはトロイダルボリューム14全体にわたる撮像の実施に十分な質の磁場であることを表わしている。
本明細書に記載の実施形態には、約3000アンペア/メータが必要であり、目標となるトロイダルボリューム14の理論的なピークツーピーク均一度が1.8ppmになる。このようなシムコイル装置は、比較的控えめな電力量(約100W)を消費する抵抗コイルによって実施することが可能であり、1つの実施形態では断面積が約700mm2の適度なボリューム量を占めることになる。
すなわち、本発明によれば、半径方向の最大直径がより小さい実質的に円筒形の撮像ボリュームを調整することによってトロイダルボリューム14内に画像を生成可能にするのに十分な均一度の磁場が生じるように最適化された、少なくとも1つのシムコイルを含むシムコイルセットが提供される。その結果、実質的に円筒形の撮像ボリュームにシムコイルセットを用いて、必要とされる半径方向の最大直径が増した撮像領域が得られるようにすることで、トロイダルボリューム14内に既述の均一な磁場が比較的簡単に形成されることが分かった。このような構成には、半径方向の最大直径が同じである実質的に円筒形の撮像ボリュームを生成するのに十分な主マグネットを設ける場合よりも少なくかつ小さいかあるいはそのいずれかであるコイル巻線で十分であり、その結果よりコンパクトな設計になる。本発明のシムコイルセットは、実質的に円筒形の撮像領域を、本発明によって得られるトロイダル撮像ボリューム14と同じ半径方向の最大直径を持つ偏平楕円形撮像ボリュームに改変するシムコイルセットよりコンパクトでより実用的である。トロイダル撮像ボリューム14の利用は、肩、腰、胸部、および、人間、動物、または、無生物の被検体における他の半径方向に偏位した特徴の画像生成に役立ち、ボリュームの中心18における磁場均一度の低下化は必要な撮像にとって重要ではない。本発明のシムコイルは、必要な撮像に応じて、起動すると既述のトロイダル撮像ボリューム14を形成し、停止すると従来の円筒形撮像ボリューム12を形成することが可能である。
従って、本発明によれば、1つ又は複数の比較的コンパクトなシムコイル42を追加することによって特定のMRIイメージングシステムの設計された撮像ボリュームの半径方向における最大直径を超える人体または他の物体の部分を撮像することが可能になる。
電磁シム(eシムとしても知られる)が知られている。このようなeシムは、MRIシステムの全撮像領域を改変し、MRIシステムの主マグネットによって生じる均一な磁場における欠陥の影響を弱め、撮像される被検体の反磁性による磁場の歪を補正するために設けられる。例えば、超伝導マグネットは、通常、例えば温度変動またはZ2ドリフトによるいくつかの低次不均一性を有している。このような変動は時変であり、従ってパッシブシミングによる粗調整には適さない。より正確には、eシムを流れる電流を調整して、電流磁場不均一性が補正される。このようなeシムは通常抵抗導体であり、イメージングシステムの使用時には必ず電源に接続される。
一方、本発明によって提供されるシムコイルは、マグネットの基本的均一性を改善しようとするものではない。実際、本発明のシムコイルの作用は、おそらく磁場全体の均一度を低下させることになるであろう。より正確には、本発明によれば、均一度が撮像のために十分である領域を、本発明のシムコイルの働きがない場合に得られる撮像ボリュームの外にある被検体の一部を収容するに十分である半径方向のより大きい最大直径に拡大することが可能になる。撮像領域の中心における均一度は結果として低下することがある。本発明のシムコイルは、磁場の高次調波を調整するが、基本的な磁場均一度に関与する低次調波は調整しない。本発明の一例では、人間の大人の肩関節を撮像するのに十分なトロイダル撮像ボリュームを設けることを意図したシムコイルは、撮像ボリュームの先端を切り取って、その設計ボリュームの半径方向の外側に拡大するのに必要なZ18を超える極めて高い調波次数だけを目標にしている。
実際には、本発明のシムコイルの設計は下記のように進めることが可能である。
設計者はMRIシステムの寸法および磁場特性を入手可能である。とりわけ、設計者はシステムによって生じる磁場の高調波成分を入手可能になる。この情報は、当該技術者に良く知られている条件付き線形オプティマイザのようなオプティマイザプログラムに供給される。従って、設計者は、必要なトロイダル撮像ボリュームの位置および寸法と本発明のシムコイルの配置に利用可能な位置(傾斜磁場コイル38の内面および外面の半径および利用可能な軸方向位置)をオプティマイザプログラムに供給する。設計者は、オプティマイザプログラムに、トロイダル撮像ボリューム内における最大に許容可能な不均一度と、本発明のシムコイルの最大に許容可能な電流密度とをも供給する。オプティマイザは、この情報を全て利用して、既述のMRIシステム内に必要な寸法および質のトロイダル撮像領域を形成するのに最適化されたコイル位置および寸法を導き出す。
本発明のシムコイルの最適位置およびサイズは、各システム毎におよびトロイダル撮像領域に必要とされる寸法および質に応じて異なることになる。しかしながら、次の例には、有効に機能し、役に立つトロイダル撮像ボリューム14を生じさせると判断された本発明による1組の最適化シムコイルの設計方法が例示されている。
1つの特定の例において、本発明のトロイダルシムは傾斜磁場コイルアセンブリに巻き付けられた軸対称の1組のコイルである。コイル巻線は傾斜磁場コイルアセンブリにはめ込まれるのが望ましく、一般に半径方向のスペースは極めて少ない。これによってその設計および構成が大幅に単純化される。
例えば、トロイダルボリューム14の外半径は190mmとし、内半径は80mmとすることが可能であるが、意図する用途に適した他の寸法を選択することも可能である。
いくつかの実施形態では、トロイダルシムの損失は1kW未満が望ましく、動作電流は10Aが望ましい。というのは、これらの制限内で動作するとアクティブシム用の既存の電源ユニットを確実に利用することができるからである。もちろん、異なる電源ユニットが設けられる場合には、これらの制限外の動作パラメータを備えた他の実施形態を開発することも可能である。
次に、本発明のトロイダルシムを設計するための設計手順の一例について述べる。トロイダルシムを設計するために、MATLAB(登録商標)ソフトウェア(3 apple Hill Drive,Natick MA,USAのMathWorks Inc. www.mathworks.comから入手可能な)を利用していくつかの設計ツールが書かれているが、当該技術者によく知られた他のソフトウェアパッケージを用いることも可能である。
設計は、半径方向幅が広くないコイルの設計として開始されるので、トロイダルシムはその半径よりはるかに小さい半径方向幅を有するコイルから構成される。
マグネットの設計高調波を設定し、ボディコイルまたは傾斜磁場コイルアセンブリの内半径および外半径とトロイダルシムに利用可能な軸方向スペースを設定すると、それぞれ半径と軸方向座標によって決まる一連の重心が定まる。これは、そのために書かれたレイアウトツールであるMATLAB(登録商標)ツールによって実施可能である。最大電流密度は直接定められるが、それは、利用可能な電源ユニットの電流定格、ワイヤの軸方向幅、および、利用可能なスペース内に収容できる層数によって決まる。
そのために書かれた設計ツールである別のMATLAB(登録商標)ツールでは、目標としてのトロイダルボリュームの表面におけるいくつかの目標点が定められる。例えば2ppmに設定することができる磁場における目標ピークツーピーク変動も定められる。
設計ツールは、利用可能な電源ユニットによって決まる最大電流限度の制約を受ける必要なアンペア回数の総量が最小限に抑えられるように、重心毎に電流を計算する。この特定ツールは線形最適化法を用いるが、代わりに当該技術者によく知られた他の方法を用いることも可能である。
設計ツールによって実行可能な解決法は、一般に最大に許容可能な正電流および/または最大に許容可能な負電流における電流密度群から構成される。この設計ツール解決法によれば、コイルブロックは、半径方向寸法および軸方向寸法が選択された線材の半径方向幅および軸方向幅の倍数になり、設計ツールによる結果にできる限り近似するように手動で定めることが可能である。
これらのブロックの寸法は、最適なb1(中央平面に最も近いコイルブロック側面の軸方向座標)およびb2(各コイルブロックについて中央平面から最も遠いコイルブロック側面の軸方向座標)を見つける働きをするように書かれたオプティマイザツールに入力される。次に、各コイルの巻数が整数値に丸められ、各コイルブロックの軸方向位置が、軸方向高調波に関して設計ツールによる結果に最もぴったり一致する結果をもたらすように最適化されることになる。
次に、ある特定の円筒形マグネット用のトロイダルシムの設計に関してこの設計プロセスの説明を行う。いくつかの重心が定められたが、その一部は、傾斜磁場コイルアセンブリの内面への取付けに適しておりマグネットの中央平面に対して対称であってもよい第1の軸方向範囲内にある第1の半径に位置し、一部は、傾斜磁場コイルアセンブリの外面への取付けに適しておりマグネットの中央平面に対して対称であってもよく、第1の軸方向範囲に重なってもよい第2の軸方向範囲内にある第2の半径上に間隔をあけて位置している。
設計ツールの実行において、130mmの外半径および95mmの内半径を有するトロイダルボリュームが目標にされたが、意図する用途に応じて他の半径を選択することが可能である。実現可能な最適ピークツーピーク不均一度は、本発明のトロイダルシムが存在しない同じ領域に関する7.3ppmに比べて2.1ppmであった。
図10A〜10Cにおいて明らかなように、本例で結果として得られる設計によってトロイダルボリュームの均一度が十分に改善されることが分かる。本例のトロイダルボリュームは、マグネットの中心線からZ方向にオフセットしている。図11Bには、トロイダルシムが作用していない状態で図11Aの磁場を生じるマグネットをそれぞれ+10Aの正電流および−10Aの負電流で動作させた場合に予想される、このトロイダルシム例の性能が示されている。
本発明のトロイダルシムのこの特定実施形態に関する別の利点は、負の励磁すなわちトロイダルシムの各コイルにおける電流方向の逆転によって、図12示すように脊椎撮像ボリューム15における磁場均一度が著しく改善される点である。
従って、本発明によれば、公称では円筒形の撮像領域より大きい最大直径の軸対称トロイダル領域の磁場均一性を改善する働きをすることによって、円筒形の撮像ボリュームを持つマグネット設計の半径方向幅が制限されるという欠点に対処するアクティブシムコイル、好ましくは軸対称シムコイルが提供される。本発明のトロイダルシムコイルは、設計された実質的に円筒形の撮像領域12に撮像を制限することと、設計された円筒形撮像ボリューム12から全体的に楕円形の撮像ボリューム10を生成するのに十分なシムを設けることとの間における妥協案に相当する。このようなシムは、非現実的なほど大きくなることが分かった。人体構造によれば、肩のような半径方向の端部は撮像ボリュームの中心の撮像を必要とすることなく撮像することができる。従って、本発明のトロイダルシムによって生じるトロイダル撮像ボリュームは、従来撮像領域内に配置するのが困難であった半径方向に偏位した各種特徴の撮像を可能ならしめるのに有効であることが分かる。
本発明のシムコイルは、所望の撮像法に従って簡単にオン/オフする抵抗コイルとして実現するのが望ましい。
本発明のシム装置は、本発明の目的のために設けられる個別シムコイルとして解説されたが、1つ又は複数のシムコイルとして実現される上述のシミング装置は、実際には、他の理由からMRIシステム内に設けられた1つ又は複数のコイルに追加電流を流すことによって実施することが可能である。
MRIイメージングシステムの従来の半径方向に拡張した偏平楕円形撮像領域および従来の円筒形撮像領域を示す図 撮像に必要なトロイダルボリュームに関連して従来の円筒形の撮像領域および楕円形の撮像領域を示す図 撮像に必要なトロイダルボリュームに関連して従来の円筒形の撮像領域および楕円形の撮像領域を示す図 本発明によるMRIイメージングシステムの目標となるトロイダル撮像ボリュームを示す図 MRIイメージングのための軸対称円筒形マグネットを示す半断面図 本発明の1つの実施形態によって改変された図4のマグネットを示す図 本発明の1つの実施形態によるアクティブシムの設計プロセスにおけるある段階に基づく電流分布を示す図 図3の目標となるトロイダル撮像ボリュームと共に実質的に円筒形の撮像ボリュームを例示した磁場均一度の等高線を示す図 本発明の1つの実施形態によるトロイダル撮像ボリュームを例示した磁場均一度の等高線を示す図 撮像領域が実質的に円筒形の従来のMRIイメージングシステムおよび本発明に従って改変されたMRIイメージングシステムにおける図3の目標となるトロイダル撮像ボリュームの表面における理論上の磁場均一度のグラフ 本発明の1つの実施形態によるアクティブシムを用いることによるトロイダルボリューム内における磁場均一度の改善を示す図 本発明の1つの実施形態によるアクティブシムを用いることによるトロイダルボリューム内における磁場均一度の改善を示す図 別のフォーマットで本発明の1つの実施形態によるアクティブシムを用いることによるトロイダルボリューム内における磁場均一度の改善を示す図 本発明の別の実施形態によるアクティブシムを用いることによるトロイダルボリューム内における磁場均一度の改善を示す図 本発明の別の実施形態によるアクティブシムを用いることによるトロイダルボリューム内における磁場均一度の改善を示す図 本発明によるアクティブシムを逆方向に用いることによる軸方向に細長いボリューム内における磁場均一度の改善を示す図
符号の説明
12 円筒形撮像領域
14 トロイダル撮像領域
15 脊椎撮像領域
18 トロイダル撮像領域の中心
30 ソレノイドマグネット装置
32 一次マグネットコイル
34 能動遮蔽コイル
36 クライオスタット
38 傾斜磁場コイルアセンブリ
42 軸対称シムコイル

Claims (11)

  1. 軸(A−A)に対して対称に配置された一次マグネットコイル(32)を含むソレノイドマグネット装置(30)が含まれている、磁気共鳴イメージングシステム内に実質的に環状の撮像領域を作成する装置において、
    シム装置(42)が設けられ、磁気共鳴イメージングシステムは、シム装置が作用していない場合には半径方向の第1の最大直径を有する第1の撮像領域(12)を生じ、シム装置が第1の方向に電流を流す場合には実質的に環形状で半径方向の第1の最大直径を超える半径方向の第2の最大直径を有する第2の撮像領域(14)を生じ、第2の撮像領域内における磁場均一度がシム装置の作用によって高められ、第2の撮像領域の中心(18)における磁場均一度がシム装置の作用によって低下させられることを特徴とする磁気共鳴イメージングシステムにおける実質的に環状の撮像領域の作成装置。
  2. 第1の撮像領域(12)は、シム装置が作用していない場合には第1の軸方向最大長を有し、シム装置が前記第1の方向とは逆の第2の方向に電流を流す場合には第1の軸方向最大長を超える第2の軸方向最大長を有する第3の撮像領域(15)を生じ、第3の撮像領域内における磁場均一度がシム装置の逆方向の作用によって高められることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 第1の撮像領域は実質的に円筒形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. シム装置は、シム装置の機能とは異なる機能を実行するコイルに追加電流を流す装置を含むことを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の装置。
  5. シム装置は、軸に対して対称に配置された複数のシムコイル(42)を備えるシムコイルセットを含むことを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の装置。
  6. シム装置の動作時に、シムコイルセットの少なくとも1つのコイルに、シムコイルセットの少なくとも1つの他のコイルに流れる電流とは逆方向の電流が流れることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. シムコイルセットは少なくとも2つの異なる内半径(r1,r2)のコイル(42)を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の装置。
  8. さらに円筒形の傾斜磁場コイルアセンブリ(38)が設けられ、異なる内半径(r1,r2)が傾斜磁場コイルアセンブリの半径方向の内面および外面にそれぞれのシムコイルを配置することによって得られることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. シムコイルセットは少なくとも1つの鞍型コイルを含むことを特徴とする請求項5乃至8の1つに記載の装置。
  10. 一次マグネットコイル(32)が中空の円筒形クライオスタット(36)内に配置され、シムコイルセットがクライオスタット(36)の内腔内に配置されることを特徴とする請求項5乃至9の1つに記載の装置。
  11. クライオスタット(36)内の巻型に能動遮蔽コイル(34)が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
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