JP5199014B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像領域に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイル装置を有する磁気共鳴イメージング(以下、MRIと称す)装置に関する。
MRI装置は、均一な静磁場中に置かれた被検体に高周波パルスを照射したときに生じる核磁気共鳴現象を利用して、被検体の物理的、化学的性質を表す断面画像を得る装置であり、特に、医療用として用いられている。MRI装置は、主に、被検体が挿入される撮像領域に均一な静磁場を生成する静磁場コイルと、撮像領域に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイルと、被検体に高周波パルスを照射するRFコイルと、被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、受信した磁気共鳴信号を処理して前記断面画像を表示するコンピュータシステムとを有している。
MRI装置の性能向上のためには、撮像領域に極めて均一度が高い静磁場を発生させる必要がある。しかしながら、前記静磁場コイルだけでは、必要とされる静磁場の均一度を達成できないので、静磁場の強度分布を微調整(補正)し均一度を高めるためにシムトレイやシムコイルが一般に用いられている。なお、前記静磁場コイルだけで必要とされる静磁場の均一度が達成できないのは、静磁場コイルの寸法誤差や設置位置のずれに起因して静磁場が歪むためであり、MRI装置毎にシムトレイに嵌める磁性体の楔の配置を変えて、歪を補正している。
シムコイルは、シムトレイの替わりに用いられ、静磁場コイルで生成される静磁場に、シムコイルで生成される静磁場を重ね合わせることで歪を補正し、撮像領域での磁場の均一性を向上させる。このような静磁場を発生させるために、シムコイルには時間的に電流値の変化しない定常電流が流されることになる。このようなシムコイルとしては、周方向の変位に対して正弦関数で軸方向に変位するシムコイルや、鞍型形状のシムコイルが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−6689号公報(図1と図11)
また、MRI装置の性能向上の別の手段として、傾斜磁場の磁場強度の向上と傾斜磁場のパルス状の高速駆動が提案されている。これらの手段は、高速撮像法として、撮像時間の短縮と断面画像の画質の向上に寄与し、近年盛んに使用されるようになっている。これは、傾斜磁場コイルの駆動電源の性能向上により、高速なスイッチングと大電流の通電が可能になったことによっている。
しかし、傾斜磁場コイルには高速でオン・オフするパルス状の大電流が通電されるため、撮像領域外に漏れる漏れ磁場も増大し、静磁場コイルを構成する真空容器などに大きな渦電流が発生する。この増大した渦電流は、時間的に変化する過渡的な電流であり、撮像領域に傾斜磁場に同期する過渡的な磁場を発生させる。このような渦電流に起因する不要な磁場が傾斜磁場に重ね合わされると、傾斜磁場を歪め、傾斜勾配の精度を悪化させ、断面画像の画質を悪化させる場合があった。なお、この渦電流は、傾斜磁場コイルの寸法誤差や設置位置のずれに起因して、その電流値や発生箇所が変化することが分かった。
ここで、断面画像の画質を向上させるためには、傾斜磁場コイルの寸法誤差や設置位置ずれに起因して生じている渦電流の歪みを補正し、傾斜磁場の歪みを補正することが有効であると考えられる。なお、前述のシムトレイでは、撮像領域での時間的に変化しない静磁場の歪みを補正することができるが、渦電流に起因して発生する傾斜磁場の歪みを補正することは困難である。また、前述のシムコイルでは、傾斜磁場コイルの寸法誤差や設置位置のずれ等に基づいて渦電流の電流値やその発生箇所が変化した場合、これに起因する傾斜磁場の歪みを補正することが困難である。
そこで、本発明の目的は、傾斜磁場の歪みを補正し、断面画像の画質を向上できる磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、容器内に収納され、撮像領域に静磁場を形成する静磁場コイルと、前記撮像領域に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルと、前記傾斜磁場が前記撮像領域の外部に漏れるのを抑制する傾斜磁場シールドコイルと、前記漏れた磁場に起因する渦電流によって生成された磁場を補正する8個の渦電流補正コイルと、前記静磁場コイルが前記静磁場を形成しているときに、前記8個の渦電流補正コイルを流れる電流の電流値を時間的に変化させるように制御する制御装置とを有し、前記静磁場コイルの対称軸に一致するようにz軸を設定し、前記z軸と直角になり互いに直角になるようにy軸とx軸を設定するxyz座標系において、前記8個の渦電流補正コイルは、前記xyz座標系の8つの象限に1つずつ配置されている磁気共鳴イメージング装置であることを特徴とする。
また、本発明は、容器内に収納され、撮像領域に静磁場を形成する静磁場コイルと、前記撮像領域に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルと、前記傾斜磁場が前記撮像領域の外部に漏れるのを抑制する傾斜磁場シールドコイルと、前記漏れた磁場に起因する渦電流によって生成された磁場を補正する8個の渦電流補正コイルと、前記傾斜磁場コイルに流れるパルス電流に同期させて、前記8個の渦電流補正コイルに電流を流すように制御する制御装置とを有し、前記静磁場コイルの対称軸に一致するようにz軸を設定し、前記z軸と直角になり互いに直角になるようにy軸とx軸を設定するxyz座標系において、前記8個の渦電流補正コイルは、前記xyz座標系の8つの象限に1つずつ配置されている磁気共鳴イメージング装置であることを特徴とする。
本発明によれば、傾斜磁場の歪みを補正し、断面画像の画質を向上できる磁気共鳴イメージング装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係るMRI(磁気共鳴イメージング)装置1の斜視図を示す。MRI装置1は、ベッド6に横たわった被検体5が挿入される撮像領域8に均一な静磁場を生成する静磁場コイル装置2と、撮像領域8に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイル装置3と、撮像領域8に挿入された被検体5に高周波パルスを照射するRFコイル4と、被検体5からの磁気共鳴信号を受信する受信コイル(図示省略)と、受信した磁気共鳴信号を処理して被検体5の断面画像を表示するコンソール(図示省略)とを有している。静磁場コイル装置2と、傾斜磁場コイル装置3と、RFコイル4とは、対称軸10を共通の軸とする円筒形状をしており、静磁場コイル装置2の内側面に対向するように、傾斜磁場コイル装置3の外側面が配置され、傾斜磁場コイル装置3の内側面に対向するように、RFコイル4の外側面が配置されている。
RFコイル4の内側面で囲まれた対称軸10の側に撮像領域8が設けられている。この撮像領域8に挿入される被検体5に閉所感を与えないように、また、できるだけ大きな撮像領域8が得られるように、RFコイル4の内径はできるだけ大きいことが求められ、また、MRI装置1の設置面積をできるだけ小さくできるように、静磁場コイル装置2の外径はできるだけ小さいことが求められている。このため、傾斜磁場コイル装置3は、静磁場コイル装置2とRFコイル4とともに、できるだけ薄くなるように形成されている。また、後記の説明のために、xyz座標系を設定している。対称軸10と平行さらには一致するようにz軸を設定し、鉛直方向にy軸を設定し、z軸とy軸とに直角の方向にx軸を設定している。
図2に、本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1を対称軸(z軸)10を含むy−z平面で切断した断面図を示す。前記静磁場コイル装置2には、撮像領域8に均一で強力な静磁場7を生成するために、超伝導コイルである静磁場(メイン)コイル2aと静磁場シールドコイル2bとが用いられている。一対の静磁場(メイン)コイル2aは、撮像領域8に強力で均一な静磁場7を生成し、一対の静磁場シールドコイル2bは、静磁場7を生成したことに起因し静磁場コイル装置2の外周側に漏れる漏れ磁場を抑制している。一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bはそれぞれ、前記対称軸10を中心軸とする円環形状をしている。
一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、図2に示すように、3層構造の容器内に収納されている。まず、一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、冷媒の液体ヘリウム(He)と共に冷媒容器2e内に収容されている。冷媒容器2eは内部への熱輻射を遮断する熱輻射シールド2dに内包されている。そして、真空容器2cは、冷媒容器2e及び熱輻射シールド2dを収容しつつ、内部を真空に保持している。真空容器2cは、普通の室温の室内に配置されても、真空容器2c内が真空になっているので、室内の熱が伝導や対流で、冷媒容器2eに伝わることはない。また、熱輻射シールド2dは、室内の熱が輻射によって真空容器2cから冷媒容器2eに伝わることを抑制している。このため、一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、冷媒の温度である極低温に安定して設定することができ、超伝導電磁石として機能させることができる。
傾斜磁場コイル装置3は、撮像領域8において、任意の方向、例えば、x方向、y方向、z方向のそれぞれにおいて、静磁場7と同じ方向の磁場強度が傾斜した傾斜磁場9をパルス状に発生させる。通常、静磁場7の方向をz方向としてz方向と直交する2方向にx方向とy方向をとり、傾斜磁場コイル装置3は、x方向、y方向、z方向の3方向に独立な傾斜磁場9を、静磁場7に重ねて発生させる。図2では、y方向に傾斜した傾斜磁場9を示している。
図3に、傾斜磁場コイル装置3の断面図を示す。傾斜磁場コイル装置3は、傾斜磁場(メイン)コイルGMCと、傾斜磁場メインコイルGMCの外周に配置される傾斜磁場シールドコイルGSCと、傾斜磁場シールドコイルGSCの外周に配置される8つの渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111とを有している。傾斜磁場(メイン)コイルGMCと、傾斜磁場シールドコイルGSCと、8つの渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111とは、支持部材3aを介して、互いに支持し合っている。
傾斜磁場メインコイルGMCは、x方向に線形に変化する傾斜磁場を作るx方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、y方向に線形に変化する傾斜磁場を作るy方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、z方向に線形に変化する傾斜磁場を作るz方向傾斜磁場メインコイルzGMCとを有している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCとは、それぞれが層をなし、この3層の傾斜磁場メインコイルxGMC、yGMC、zGMCが、半径方向(y方向、x方向)に支持部材3aの絶縁層を挟んで積層されている。
傾斜磁場シールドコイルGSCは、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの形成する磁場(傾斜磁場)が撮像領域の外部等の周囲に漏れるのを抑制するx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCと、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCの形成する磁場(傾斜磁場)が撮像領域の外部等の周囲に漏れるのを抑制するy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCと、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCの形成する磁場(傾斜磁場)が撮像領域の外部等の周囲に漏れるのを抑制するz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCとを有している。x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCと、y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCと、z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCとは、それぞれが層をなし、この3層の傾斜磁場シールドコイルxGSC、yGSC、zGSCが、半径方向(y方向、x方向)に支持部材3aの絶縁層を挟んで積層されている。
渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は、それぞれ鞍型の形状をしている。渦電流補正コイルC000、C001は、y座標が負であり(y<0)、x座標も負である(x<0)xy平面座標系の第3象限に設けられている。渦電流補正コイルC000は、紙面に対して、渦電流補正コイルC001の手前に配置されている。渦電流補正コイルC010、C011は、y座標が正であり(y>0)、x座標は負である(x<0)第2象限に設けられている。渦電流補正コイルC010は、紙面に対して、渦電流補正コイルC011の手前に配置されている。渦電流補正コイルC100、C101は、y座標が負であり(y<0)、x座標が正である(x>0)第4象限に設けられている。渦電流補正コイルC100は、紙面に対して、渦電流補正コイルC101の手前に配置されている。渦電流補正コイルC110、C111は、y座標が正であり(y>0)、x座標も正である(x>0)第1象限に設けられている。渦電流補正コイルC110は、紙面に対して、渦電流補正コイルC111の手前に配置されている。
図4(a)に、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCの配置図を示す。y方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計4つ配置されている。4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCはそれぞれ、周方向に約半円分弱湾曲した渦巻状の鞍型コイルであるが、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、2つずつに、z軸−x軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。なお、矢印は、コイルに流れる電流の向きを示しており、後記も同様である。
y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計4つ配置されている。4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCはそれぞれ、周方向に約半円分弱湾曲した渦巻状の鞍型コイルであり、対応するy方向傾斜磁場メインコイルyGMCを覆うように配置されている。なお、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、2つずつに、z軸−x軸平面で分けられとともにその平面に面対称の構造をしている。
図4(b)に、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCの配置図を示す。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計4つ配置されている。4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCはそれぞれ、周方向に約半円分弱湾曲した渦巻状の鞍型コイルであるが、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、2つずつに、y軸−z軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計4つ配置されている。4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCはそれぞれ、周方向に約半円分弱湾曲した渦巻状の鞍型コイルであり、対応するx方向傾斜磁場メインコイルxGMCを覆うように配置されている。なお、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、2つずつに、y軸−z軸平面で分けられとともにその平面に面対称の構造をしている。
図4(c)に、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCと、z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCの配置図を示す。z方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計2つ配置されている。2つのz方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、同心円筒状に複数巻き巻かれたソレノイド形状のコイルであるが、複数巻きの図示は省略している。2つのz方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、1つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に、計2つ配置されている。2つのz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、同心円筒状に複数巻き巻かれたソレノイド形状のコイルであり、対応するz方向傾斜磁場メインコイルzGMCを覆うように配置されている。なお、複数巻きの図示は省略している。2つのz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、1つずつに、x軸−y軸平面で分けられとともにその平面に面対称の構造をしている。
図5に、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111の配置図を示す。8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は、z軸を中心軸とする円筒形状の層(図示省略)に配置されている。8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111はそれぞれ、周方向に約4分の1周分弱湾曲した鞍型コイルであり、xyz立体座標系の8つの象限に1つずつ配置されている。第1象限(x>0,y>0,z>0)には、渦電流補正コイルC111が配置されている。第2象限(x<0,y>0,z>0)には、渦電流補正コイルC011が配置されている。第3象限(x<0,y<0,z>0)には、渦電流補正コイルC001が配置されている。第4象限(x>0,y<0,z>0)には、渦電流補正コイルC101が配置されている。第5象限(x>0,y>0,z<0)には、渦電流補正コイルC110が配置されている。第6象限(x<0,y>0,z<0)には、には、渦電流補正コイルC010が配置されている。第7象限(x<0,y<0,z<0)には、渦電流補正コイルC000が配置されている。第8象限(x>0,y<0,z<0)には、渦電流補正コイルC100が配置されている。
図6に、本発明の第1の実施形態に係るMRI装置1のブロック図を示す。MRI装置1は、コンソール13と、メイン電流制御装置14と、傾斜磁場メインコイル電源15と、補正電流制御装置11と、補正コイル電源12と、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111と、電流計16とを有している。
コンソール13は、傾斜磁場メインコイルに流すパルス電流のパルス発生条件をオペレータが決定するためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を有し、オペレータを支援してパルス発生条件を決定させ、決定したパルス発生条件をメイン電流制御装置14に送信する。
メイン電流制御装置14は、パルス発生条件に基づいて、パルス信号を発生させ、傾斜磁場メインコイル電源15に送信する。
傾斜磁場メインコイル電源15は、パルス信号に応じて、パルス電流Igxをx方向傾斜磁場メインコイルxGMCに流す。なお、x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCと直列に接続されており、x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCには、パルス電流Igxが逆向きに流れる。同様に、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCとy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCには、パルス信号に応じたパルス電流Igyが流れ、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCとz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCには、パルス信号に応じたパルス電流Igzが流れる。パルス電流Igx、Igy、Igzが流れることにより、x方向とy方向とz方向に傾斜し勾配を有する傾斜磁場を撮像領域8に生成することができる。
補正電流制御装置11は、渦電流の特性に応じて8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に個別に電流の制御ができるように、8チャンネルの電流出力が可能な補正コイル電源12に接続されている。このため、補正電流制御装置11は、複数の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に、異なる大きさの電流を供給することができる。
補正電流制御装置11は、静磁場コイル装置2が静磁場を撮像領域8に形成し、かつ、傾斜磁場コイル装置3が傾斜磁場を撮像領域8に形成しているときに、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111の少なくとも1つを流れる補正電流の電流値を時間的に変化させるように制御する。そして、補正電流制御装置11は、パルス電流Igx、Igy、Igzのパルス電流波形を受信しており、このパルス電流波形に同期させて、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に、補正電流を流すように制御する。渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111によれば、撮像領域8の外部に漏れた磁場(傾斜磁場)に起因する渦電流によって生成された磁場を補正することができる。
電流計16は、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111を流れる電流が計測できるようになっている。この電流計16は、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に流す補正電流の電流値を決定するために用いることができる。8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に、補正コイル電源12から電流を供給せずに、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111を誘導コイル(アンテナ)として用いて、x方向傾斜磁場メインコイルxGMC等から発信される傾斜磁場による誘導電流(渦電流)を発生させる。電流計16は、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111毎にこの誘導電流を計測する。補正電流制御装置11は、計測された誘導電流に基づいて、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111毎に流す補正電流値を決定する。決定された補正電流値で、補正電流は、パルス電流Igx、Igy、Igzのパルス電流波形に同期させて、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111に、補正電流制御装置11によって流される。
図7に、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCに通電してx方向に傾斜した傾斜磁場を発生させたときに真空容器2cに発生する、渦電流の発生状況の例を示す。なお、図7において、傾斜磁場コイル装置3やRFコイル4等は記載を省略している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMC等の全ての傾斜磁場コイルが、寸法誤差や設置位置のずれがなく、精度良く製造されている場合でも、図7に示すように、ある程度の渦電流Iex1、Iex2、Iex3、Iex4が発生している。真空容器2cの渦電流の発生箇所を見ると、一般に、真空容器2cの端部での渦電流Iex1、Iex4は、真空容器2cの内周部の中央での渦電流Iex2、Iex3より、大きくなっている。ただ、精度良く製造されていれば、真空容器2cの端部での渦電流Iex1とIex4とで等しい電流値になり、真空容器2cの内周部の中央での渦電流Iex2とIex3とでも等しい電流値になる。ところが、寸法誤差や設置位置のずれが有る場合には、渦電流Iex1、Iex2、Iex3、Iex4が非対称になる。例えば、渦電流Iex1とIex4との電流値が異なったり、渦電流Iex2とIex3との電流値が異なったりする。そして、この非対称の渦電流が、撮像領域8の傾斜磁場を歪める磁場を発生させ、断面画像の画質を劣化させる原因となる。寸法誤差や設置位置のずれの許容値は一般的に1mm以下と小さく、許容値前後の寸法誤差等は生じうると考えられる。また、傾斜磁場コイル装置3には、図4(a)、図4(b)、図4(c)に示すように、渦電流補正コイルC000等を除いて、計20個のコイルが配置されているので、これら全ての設置位置をずれなく配置することは、困難なことである。
そこで、第1の実施形態では、非対称な渦電流に対して、8つの渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111を用いて渦電流を増減させるような補正を行うことで、いわゆる見かけ上の渦電流を対称にする。渦電流が対称にできれば、撮像領域8の傾斜磁場が歪むことはなく、断面画像の画質を劣化させることはない。このように、渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111によれば、渦電流Iex1、Iex2、Iex3、Iex4によって生成される磁場を補正することができる。
そして、渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は、8つあれば、8象限に1つずつ配置でき、どの象限で渦電流の非対称が生じていても確実に補正を行うことができる。また、詳細は後記するが、複数の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111を組み合わせることで、x方向傾斜磁場メインコイルxGMC等の傾斜磁場メインコイルや、x方向傾斜磁場シールドコイルxGSC等の傾斜磁場シールドコイルと等価な効果を奏するコイルを仮想的に構成することができる。このため、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は互いに近接させ、逆方向の電流が流れると、磁場の発生がキャンセルされるように設計されている。例えば、渦電流補正コイルC011とC001を用いれば、図4(b)に示すx座標が負であり(x<0)z座標が正である(z>0)領域に配置されるx方向傾斜磁場メインコイルxGMCと等価な効果を奏するコイルを仮想的に構成することができる。そして、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCにおける寸法誤差等に対しては、この仮想的に構成されるコイル、さかのぼれば、渦電流補正コイルC011とC001を用いて補正を行うことになる。
次に、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの設置位置がずれた場合を例に、4つの例をあげ、補正の方法を具体的に説明する。
まず、図8では、第1のずれの例について説明する。図8(a)の斜視図と、図8(b)の平面図とにより、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの設置位置のずれを模式的に示している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCのx座標が負であり(x<0)かつz座標が正である(z>0)領域が、他の領域に比べてz方向の正方向に設置位置がずれている場合を示している。このような場合には、図8(c)に示すように、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001とに補正電流を流せばよい。補正電流の方向は、x方向の正方向を向いて時計回りの方向である。渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001の互いに近接して対向する配線部では、補正電流の方向がz方向の正方向と負方向とで逆であるので、等価的にこの配線部の補正電流をキャンセルできる。そして、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001とは、この2つのコイルの面積を合わせた1つの大きなコイル、すなわち、図4(b)に示すx座標が負であり(x<0)z座標が正である(z>0)領域に配置されるx方向傾斜磁場メインコイルxGMCと等価な効果を奏するコイルとして機能することになる。
後記では、補正電流の発生状況について説明する。
図9(a)はx方向傾斜磁場メインコイルxGMCに流れるパルス電流Igxの波形図であり、いわゆる矩形波が周期的にオン・オフしていることがわかる。図9(b)は真空容器2c(図7参照)に発生する渦電流Iexの非対称分ΔIexの波形図である。渦電流Iexの非対称分ΔIexは、パルス電流Igxのオン・オフのタイミングに同期して発生していることがわかる。なお、パルス電流Igxのオンのタイミングに同期して発生する渦電流Iexの非対称分ΔIexの電流の向きは、パルス電流Igxのオフのタイミングに同期して発生する渦電流Iexの非対称分ΔIexの電流の向きの逆向きになっている。渦電流Iexの非対称分ΔIexの増減のカーブは、渦電流の流れる真空容器2cのLCRすなわちインダクタンス成分、容量成分、抵抗成分等で決定される真空容器2c固有の時定数に従って増減している。
図9(c)に、渦電流補正コイルC011、C001に流す補正電流Icxの波形図を示す。この波形図は、理解を容易にするための観念図であるが、渦電流Iexの非対称分ΔIexを打ち消す渦電流を真空容器2cに発生できるように、磁場を発生させる補正電流Icxを、パルス電流Igxのオン・オフのタイミングに同期させて発生させている。なお、渦電流Iexの非対称分ΔIexに対応させて、パルス電流Igxのオンのタイミングに同期して発生する補正電流Icxの向きは、パルス電流Igxのオフのタイミングに同期して発生する補正電流Icxの向きの逆向きになっている。また、補正電流Icxの増減のカーブは、渦電流Iexの非対称分ΔIexの増減のカーブに対応して、渦電流の流れる真空容器2c固有の時定数に従って増減している。前記によれば、渦電流Iexの非対称分ΔIexを打ち消し、渦電流の補正を行うことができる。補正電流Icxは、設置位置のずれや、真空容器2c固有の時定数によって決まり、撮像条件などでは変化しないので、製造時などに一度設定すればよい。また、補正電流Icxは、渦電流Iexの非対称分ΔIexを補正できる程度の電流値があればでよいので、傾斜磁場コイルのメインコイルGMCとシールドコイルGSCの位置精度が1mm程度あれば、補正電流値は傾斜磁場メインコイルGMCを流れる電流値の数十分の1(数十A)以下、さらには、百分の1(数A)以下であり、大掛かりな電源装置や冷却構造は必要ない。数十Aの電流値が必要な場合は、渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111のターン数を複数にすることで電流値を小さくすればよい。
次に、図10に示すような第2のずれの例について説明する。図10(a)の斜視図と、図10(b)の正面図とにより、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの設置位置のずれを模式的に示している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCのz座標が正である(z>0)領域が、他の領域に比べてx軸周りに回転してずれている場合を示している。このような場合には、図10(c)に示すように、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001とに補正電流を流せばよい。補正電流の方向は、渦電流補正コイルC011にはx方向の正方向を向いて時計回りの方向であり、渦電流補正コイルC001にはx方向の正方向を向いて反時計回りの方向である。また、図示は省略したが、渦電流補正コイルC111と渦電流補正コイルC101とにも補正電流を流せばよい。補正電流の方向は、渦電流補正コイルC111にはx方向の正方向を向いて時計回りの方向であり、渦電流補正コイルC101にはx方向の正方向を向いて反時計回りの方向である。
次に、図11に示すような第3のずれの例について説明する。図11(a)の斜視図と、図11(b)の平面図とにより、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの設置位置のずれを模式的に示している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCのx座標が負である(x<0)領域が、他の領域に比べてz方向の負方向にずれている場合を示している。このような場合には、図11(c)に示すように、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001と渦電流補正コイルC010と渦電流補正コイルC000とに補正電流を流せばよい。補正電流の方向は、すべて、x方向の正方向を向いて反時計回りの方向である。
次に、図12に示すような第4のずれの例について説明する。図12(a)の斜視図と、図12(b)の正面図とにより、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの設置位置のずれを模式的に示している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCのx座標が負である(x<0)領域が、他の領域に比べてx方向の負方向にずれている場合を示している。このような場合には、図12(c)に示すように、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001と渦電流補正コイルC010と渦電流補正コイルC000とに補正電流を流せばよい。補正電流の方向は、渦電流補正コイルC011と渦電流補正コイルC001とにはx方向の正方向を向いて反時計回りの方向であり、渦電流補正コイルC010と渦電流補正コイルC000とにはx方向の正方向を向いて時計回りの方向である。
4つの例では、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCについて説明したが、y方向傾斜磁場メインコイルyGMC等の他の傾斜磁場コイルについても同様に考えることができる。また、4つの例のずれが重複して発生している場合には、対応する補正電流を重ね合わせて流せばよい。渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111には、それぞれ異なる大きさの補正電流値を時間的に変化させながら流すことができるので、前記のさまざまな場合(例)に対応する補正電流を供給することができる。
(第2の実施形態)
図13に、本発明の第2の実施形態に係るMRI装置1の斜視図を示す。図2に示す第1の実施形態のMRI装置1は静磁場7の向きが水平方向である水平磁場型MRI装置であったのに対し、図13に示す第2の実施形態のMRI装置1は静磁場7の向きが垂直方向である垂直磁場型MRI装置になっている。
MRI装置1は、ベッド6に横たわった被検体5が挿入される撮像領域8に対して上下から挟むように配置され、撮像領域8に均一な静磁場7を生成する上下一対の静磁場コイル装置2と、この上下一対の静磁場コイル装置2を離間して支持する連結柱17と、撮像領域8に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイル装置3と、撮像領域8に挿入された被検体5に高周波パルスを照射するRFコイル4と、被検体5からの磁気共鳴信号を受信する受信コイル(図示省略)と、受信した磁気共鳴信号を処理して被検体5の断面画像を表示するコンピュータシステム(図示省略)とを有している。上下一対の静磁場コイル装置2と、傾斜磁場コイル装置3と、RFコイル4とは、対称軸10を共通の軸とする円板(円柱)形状をしている。被検体5は可動式のベッド6によって撮像領域8まで運ばれるが、上下一対の静磁場コイル装置2をつなぐのは細い連結柱17のみであるので、被検体5は周囲を見渡せ閉所感を軽減することができる。また、対称軸10と平行さらには一致する鉛直方向にz軸を設定し、水平方向で互いに直角になるようにx軸とy軸とを設定している。
図14に、本発明の第2の実施形態に係るMRI装置1を対称軸10(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図を示す。上下一対の静磁場コイル装置2には、上下一対の静磁場メインコイル2aと、上下一対の静磁場シールドコイル2bとが用いられている。上下一対の静磁場メインコイル2aと上下一対の静磁場シールドコイル2bはそれぞれ、前記対称軸10を共通の中心軸とする円環形状をしている。また、上下一対の静磁場メインコイル2aと上下一対の静磁場シールドコイル2bは、第1の実施形態と同様に、冷媒容器2eと熱輻射シールド2dと真空容器2cとからなる3層構造の容器内に収納されている。
傾斜磁場コイル装置3も上下一対有し、上下一対の傾斜磁場コイル装置3は、撮像領域8を挟んで上下に配置されている。RFコイル4も上下一対有し、上下一対のRFコイル4は、撮像領域8を挟んで上下に配置されている。上下一対の傾斜磁場コイル装置3は、任意の方向に静磁場7と同じ方向の磁場強度が傾斜した傾斜磁場9をパルス状に発生させる。傾斜磁場コイル装置3は、x方向、y方向、z方向の3方向に独立な傾斜磁場9を、静磁場7に重ねて発生できるような機能を持っている。図14ではy方向に傾斜した傾斜磁場9を示している。
図15に、傾斜磁場コイル装置3の断面図を示す。傾斜磁場コイル装置3は、傾斜磁場(メイン)コイルGMCと、傾斜磁場メインコイルGMCの外側に挟むように配置される傾斜磁場シールドコイルGSCと、傾斜磁場シールドコイルGSCの外側に挟むように配置される8つの渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111とを有している。傾斜磁場(メイン)コイルGMCと、傾斜磁場シールドコイルGSCと、8つの渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111とは、支持部材3aを介して、互いに支持し合っている。
傾斜磁場メインコイルGMCは、x方向に線形に変化する傾斜磁場を作るx方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、y方向に線形に変化する傾斜磁場を作るy方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、z方向に線形に変化する傾斜磁場を作るz方向傾斜磁場メインコイルzGMCとを有している。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCとは、それぞれが、1対の傾斜磁場コイル装置3毎に層をなし、この3層の傾斜磁場メインコイルxGMC、yGMC、zGMCが1対となり、対毎にこの3層がz方向に支持部材3aの絶縁層を挟んで積層されている。
傾斜磁場シールドコイルGSCは、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCの形成する磁場が周囲に漏れるのを抑制するx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCと、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCの形成する磁場が周囲に漏れるのを抑制するy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCと、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCの形成する磁場が周囲に漏れるのを抑制するz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCとを有している。x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCと、y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCと、z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCとは、それぞれが、1対の傾斜磁場コイル装置3毎に層をなし、この3層の傾斜磁場シールドコイルxGSC、yGSC、zGSCが1対となり、対毎にこの3層がz方向に支持部材3aの絶縁層を挟んで積層されている。
渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は、複数の8個からなっている。4個の渦電流補正コイルC001、C011、C101、C111は、1対の上側の傾斜磁場コイル装置3内のz軸を法線とする平板状の1層(図示省略)に配置されている。4個の渦電流補正コイルC000、C010、C100、C110は、1対の下側の傾斜磁場コイル装置3内のz軸を法線とする平板状の1層(図示省略)に配置されている。
図16(a)に、y方向傾斜磁場メインコイルyGMCと、y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCの配置図を示す。y方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、z軸を中心軸とする2つ円板形状の層(図示省略)に、2つずつ計4つ配置されている。4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCはそれぞれ、約半円形で渦巻状の扇型コイルであるが、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのy方向傾斜磁場メインコイルyGMCは、2つずつに、z軸−x軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
y方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に、2つずつ計4つ配置されている。4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCはそれぞれ、約半円形で渦巻状の扇型コイルであり、対応するy方向傾斜磁場メインコイルyGMCを覆うように配置されている。なお、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのy方向傾斜磁場シールドコイルyGSCは、2つずつに、z軸−x軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
図16(b)に、x方向傾斜磁場メインコイルxGMCと、x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCの配置図を示す。x方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に、2つずつ計4つ配置されている。4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCはそれぞれ、約半円形で渦巻状の扇型コイルであるが、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのx方向傾斜磁場メインコイルxGMCは、2つずつに、y軸−z軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
x方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に、2つずつ計4つ配置されている。4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCはそれぞれ、約半円形で渦巻状の扇型コイルであり、対応するx方向傾斜磁場メインコイルxGMCを覆うように配置されている。なお、渦巻きの形状の図示は省略している。4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、2つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。また、4つのx方向傾斜磁場シールドコイルxGSCは、2つずつに、y軸−z軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
図16(c)に、z方向傾斜磁場メインコイルzGMCと、z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCの配置図を示す。z方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に、1つずつ計2つ配置されている。2つのz方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、円形状で渦巻状の円型コイルであるが、複数巻きの図示は省略している。2つのz方向傾斜磁場メインコイルzGMCは、1つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
z方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に、1つずつ計2つ配置されている。2つのz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、円形状で渦巻状の円型コイルであり、対応するz方向傾斜磁場メインコイルzGMCを覆うように配置されている。なお、複数巻きの図示は省略している。2つのz方向傾斜磁場シールドコイルzGSCは、1つずつに、x軸−y軸平面で分けられるとともにその平面に面対称の構造をしている。
図17に、8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111の配置図を示す。8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111は、z軸を中心軸とする2つの円板形状の層(図示省略)に配置されている。8個の渦電流補正コイルC000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111はそれぞれ、約4分の1円の扇型コイルであり、第1の実施形態と同様に、xyz立体座標系の8つの象限に1つずつ配置されている。第1象限(x>0,y>0,z>0)には、渦電流補正コイルC111が配置されている。第2象限(x<0,y>0,z>0)には、渦電流補正コイルC011が配置されている。第3象限(x<0,y<0,z>0)には、渦電流補正コイルC001が配置されている。第4象限(x>0,y<0,z>0)には、渦電流補正コイルC101が配置されている。第5象限(x>0,y>0,z<0)には、渦電流補正コイルC110が配置されている。第6象限(x<0,y>0,z<0)には、には、渦電流補正コイルC010が配置されている。第7象限(x<0,y<0,z<0)には、渦電流補正コイルC000が配置されている。第8象限(x>0,y<0,z<0)には、渦電流補正コイルC100が配置されている。
このように、第1の実施形態と同様に配置することができるので、図6に示した補正電流制御装置11や補正コイル電源等の構成をそのまま利用することができる。そして、第1の実施形態と同様の補正を実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るMRI(磁気共鳴イメージング)装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るMRI装置を対称軸(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図である。 傾斜磁場コイル装置の断面図である。 (a)はy方向傾斜磁場メインコイルとy方向傾斜磁場シールドコイルの配置図であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルとx方向傾斜磁場シールドコイルの配置図であり、(c)はz方向傾斜磁場メインコイルとz方向傾斜磁場シールドコイルの配置図である。 8個の渦電流補正コイルの配置図である。 本発明の第1の実施形態に係るMRI装置のブロック図である。 真空容器に発生する渦電流の発生状況を示す図である。 (a)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す斜視図(第1のずれの例)であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す平面図(第1のずれの例)であり、(c)はそのずれに対応して渦電流補正コイルに流れる補正電流のパターンを模式的に示す渦電流補正コイルの配置図(第1のずれの例)である。 (a)はx方向傾斜磁場メインコイルに流れるパルス電流の波形図であり、(b)は真空容器に発生する渦電流の非対称分の波形図であり、(c)は渦電流補正コイルに流す補正電流の波形図である。 (a)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す斜視図(第2のずれの例)であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す正面図(第2のずれの例)であり、(c)はそのずれに対応して渦電流補正コイルに流れる補正電流のパターンを模式的に示す渦電流補正コイルの配置図(第2のずれの例)である。 (a)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す斜視図(第3のずれの例)であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す平面図(第3のずれの例)であり、(c)はそのずれに対応して渦電流補正コイルに流れる補正電流のパターンを模式的に示す渦電流補正コイルの配置図(第3のずれの例)である。 (a)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す斜視図(第4のずれの例)であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルの配置のずれを模式的に示す平面図(第4のずれの例)であり、(c)はそのずれに対応して渦電流補正コイルに流れる補正電流のパターンを模式的に示す渦電流補正コイルの配置図(第4のずれの例)である。 本発明の第2の実施形態に係るMRI装置の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るMRI装置を対称軸(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図である。 傾斜磁場コイル装置の断面図である。 (a)はy方向傾斜磁場メインコイルとy方向傾斜磁場シールドコイルの配置図であり、(b)はx方向傾斜磁場メインコイルとx方向傾斜磁場シールドコイルの配置図であり、(c)はz方向傾斜磁場メインコイルとz方向傾斜磁場シールドコイルの配置図であろ。 8個の渦電流補正コイルの配置図である。
符号の説明
1 磁気共鳴イメージング(MRI)装置
2 静磁場コイル装置
2a 静磁場コイル(静磁場メインコイル)
2b 静磁場コイル(静磁場シールドコイル)
2c 容器(真空容器)
2d 熱輻射シールド
2e 冷媒容器
3 傾斜磁場コイル装置
3a 支持部材
4 RFコイル
5 被検体(患者)
6 ベッド
7 静磁場の向き
8 撮像領域(中央領域)
9 傾斜磁場
10 対称軸
11 補正電流制御装置
12 補正コイル電源
13 コンソール
14 メイン電流制御装置
15 傾斜磁場メインコイル電源
16 電流計
17 連結柱
C000、C001、C010、C011、C100、C101、C110、C111 渦電流補正コイル
GMC 傾斜磁場メインコイル
xGMC x方向傾斜磁場メインコイル
yGMC y方向傾斜磁場メインコイル
zGMC z方向傾斜磁場メインコイル
GSC 傾斜磁場シールドコイル
xGSC x方向傾斜磁場シールドコイル
yGSC y方向傾斜磁場シールドコイル
zGSC z方向傾斜磁場シールドコイル

Claims (7)

  1. 容器内に収納され、撮像領域に静磁場を形成する静磁場コイルと、
    前記撮像領域に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場が前記撮像領域の外部に漏れるのを抑制する傾斜磁場シールドコイルと、
    前記漏れた磁場に起因する渦電流によって生成された磁場を補正する8個の渦電流補正コイルと、
    前記静磁場コイルが前記静磁場を形成しているときに、前記8個の渦電流補正コイルを流れる電流の電流値を時間的に変化させるように制御する制御装置とを有し、
    前記静磁場コイルの対称軸に一致するようにz軸を設定し、前記z軸と直角になり互いに直角になるようにy軸とx軸を設定するxyz座標系において、
    前記8個の渦電流補正コイルは、前記xyz座標系の8つの象限に1つずつ配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記制御装置は、前記傾斜磁場コイルに流れる電流に同期させて、前記渦電流補正コイルに電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 容器内に収納され、撮像領域に静磁場を形成する静磁場コイルと、
    前記撮像領域に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場が前記撮像領域の外部に漏れるのを抑制する傾斜磁場シールドコイルと、
    前記漏れた磁場に起因する渦電流によって生成された磁場を補正する8個の渦電流補正コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに流れるパルス電流に同期させて、前記8個の渦電流補正コイルに電流を流すように制御する制御装置とを有し、
    前記静磁場コイルの対称軸に一致するようにz軸を設定し、前記z軸と直角になり互いに直角になるようにy軸とx軸を設定するxyz座標系において、
    前記8個の渦電流補正コイルは、前記xyz座標系の8つの象限に1つずつ配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記制御装置は、前記8個の渦電流補正コイルに、異なる大きさの電流を供給できることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記8個の渦電流補正コイルは、前記z軸を中心軸とする円筒形状の層に配置され、周方向に約4分の1周分弱湾曲した鞍型であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記8個の渦電流補正コイルは、扇型であり、前記z軸を中心軸とする2つの円板形状の層に4つずつ配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記8個の渦電流補正コイルを流れる電流を計測する電流計を有し、
    前記制御装置は、
    前記8個の渦電流補正コイルに、電流を供給せずに誘導コイルとして用いて、傾斜磁場コイルから発信される傾斜磁場による誘導電流を発生させ、前記電流計に前記誘導電流を計測させ、
    計測された前記誘導電流に基づいて、前記8個の渦電流補正コイルに流す電流の電流値を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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