JP2015224883A - 電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置 Download PDF

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敏明 葛西
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Abstract

【課題】簡単且つ確実にバスバーをハウジングに固定し、容易にバスバーをハウジングから取り外す。
【解決手段】電流検出装置は、貫通孔状のバスバー収容部が形成され、バスバー収容部にバスバーを挿通させることによりバスバーに装着されるハウジングと、バスバーに電流が流れることにより発生する磁束を検出する検出素子が実装され、検出素子がバスバーの近傍に配置されるようにハウジングに装着された実装基板とを備え、ハウジングに形成されたバスバー収容部には、バスバーの挿入方向と直交しバスバーの側面と対向する一対の壁部のうちの一方の壁部に弾性押付部が設けられ、弾性押付部は、バスバー収容部に収容されたバスバーを一対の壁部のうちの他方の壁部に向けて押さえ付ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、バスバーに流れる電流を検出する電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置に関する。
従来より、電気自動車等のバッテリーに接続されたハーネスに流れる電流から発生する磁束を検出することで、バッテリーと各種補機等との間を流れる電流値を検出するための電流検出装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この電流検出装置は、例えば検出素子の実装基板を検出素子とバスバーとが対向するようにハウジングに設置した上で、検出素子及びバスバーを内包するように磁気シールドが配置された構造を備えている。
バスバーのハウジングへの固定は、例えばバスバーの上側に位置する固定台に設けられた凸部を、バスバーに設けられた孔に嵌め込んだ上で、この凸部の先端を熱溶融させてバスバーの下面に折り返すように溶着し、自然冷却させることにより行われている。
特開2010−223868号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の電流検出装置では、バスバーをハウジングに固定するためにバスバーに孔を開ける必要があると共に、ハウジングの凸部を熱溶融させる必要があるので、これらの加工に手間がかかるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、簡単且つ確実にバスバーをハウジングに固定し、容易にバスバーをハウジングから取り外すことができる電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電流検出装置は、貫通孔状のバスバー収容部が形成され、前記バスバー収容部にバスバーを挿通させることにより、前記バスバーに装着されるハウジングと、前記バスバーに電流が流れることにより発生する磁束を検出する検出素子が実装され、前記検出素子が前記バスバーの近傍に配置されるように前記ハウジングに装着された実装基板とを備え、前記ハウジングに形成されたバスバー収容部には、前記バスバーの挿入方向と直交し前記バスバーの側面と対向する一対の壁部のうちの一方の壁部に弾性押付部が設けられ、前記弾性押付部は、前記バスバー収容部に収容された前記バスバーを前記一対の壁部のうちの他方の壁部に向けて押さえ付けることを特徴とする。
本発明に係る電流検出装置によれば、ハウジングのバスバー収容部におけるバスバーの挿入方向と直交しバスバーの側面と対向する一対の壁部のうちの一方の壁部に、バスバーを一対の壁部のうちの他方の壁部に向けて押さえ付ける弾性押付部が設けられているので、バスバーをハウジングのバスバー収容部に挿入するだけで、バスバーの側面が一方の壁部から他方の壁部に向けて押さえ付けられる。これにより、簡単且つ確実にバスバーをハウジングに固定することができる。また、弾性押付部の復元力による押付力に抗してバスバーを引き抜くだけで、容易にバスバーをハウジングから取り外すことができる。
本発明の一実施形態においては、前記弾性押付部は、前記バスバー収容部のバスバー挿入方向の中間近傍を基部として前記バスバー挿入方向の両端に向かって延びる変位可能な複数の弾性押付片と、前記バスバー収容部のバスバー挿入方向の両端近傍において前記複数の弾性押付片から前記バスバーの側面に向かって突出し、前記複数の弾性押付片の復元力によって前記バスバーの側面を押圧する第1押圧部とを有する。
本発明の他の実施形態においては、前記ハウジングは、前記一方の壁部に、前記弾性押付部の各弾性押付片と当接して前記各弾性押付片の前記バスバーから離れる向きの変位を規制する弾性補助押付部を有する。
本発明の更に他の実施形態においては、前記ハウジングは、前記バスバー収容部に隣接させて前記実装基板を装着する基板装着部を有し、前記実装基板は、前記ハウジングの基板装着部に、前記バスバー収容部に収容されるバスバーの主面と平行配置されるように装着され、前記ハウジングは、前記バスバー収容部における前記実装基板側とは反対側の壁面に、前記バスバーを前記実装基板側に向けて押さえ付ける第2押圧部を有する。
本発明に係るバスバー付き電流検出装置は、上記電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置であって、前記バスバーは、前記バスバー収容部の一方の壁部と対向する側の側面に設けられた第1固定用凸部と、前記バスバー収容部の前記一対の壁部の少なくとも一つと対向する側の側面に設けられた第2固定用凸部とを有し、前記第1及び第2固定用凸部は、前記弾性押付部及び前記バスバー収容部のバスバー導入側の開口周縁壁とそれぞれ係合する位置に設けられており、前記バスバーの前記ハウジングに対する挿入方向の位置決め機能を有することを特徴とする。
本発明に係るバスバー付き電流検出装置によれば、バスバー収容部の一方の壁部と対向する側のバスバーの側面に設けられた第1固定用凸部と、バスバー収容部の一対の壁部の少なくとも一つと対向する側のバスバーの側面に設けられた第2固定用凸部とが、バスバーの弾性押付部及びバスバー収容部のバスバー導入側の開口周縁壁とそれぞれ係合する位置に設けられており、バスバー自体がハウジングに対する挿入方向の位置決め機能を備えているので、簡単且つ確実にバスバーをハウジングに対して挿入方向及びこれと直交する方向において位置決め固定することができ、上記電流検出装置の作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態においては、前記第2固定用凸部は、前記バスバーの前記他方の壁部と対向する側の側面に、前記第1固定用凸部に対して前記バスバー収容部を挟んで斜向い配置となるように形成されている。
本発明の他の実施形態においては、前記弾性押付部及び前記第1固定用凸部は、前記バスバー挿入時に両者が当接する部位に、前記第1固定用凸部を乗り越えるように前記弾性押付部を徐々に変形させる第1テーパ面及び第2テーパ面をそれぞれ有する。
本発明によれば、簡単且つ確実にバスバーをハウジングに固定し、容易にバスバーをハウジングから取り外すことができる。
本発明の一実施形態に係る電流検出装置を示す斜視図である。 同電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置を示す斜視図である。 同バスバー付き電流検出装置の他の斜視図である。 同バスバー付き電流検出装置の側方外観図である。 図4のA−A’断面図である。 図4のB−B’断面図である。 図2のC−C’断面図である。 図2のD−D’断面図である。 同バスバー付き電流検出装置の一部変形例を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電流検出装置を示す斜視図、図2は、電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置を示す斜視図、図3は、バスバー付き電流検出装置の他の斜視図である。また、図4は、バスバー付き電流検出装置の側方外観図、図5は、図4のA−A’断面図、図6は、図4のB−B’断面図である。更に、図7は、図2のC−C’断面図、図8は、図2のD−D’断面図である。
図1〜図8に示すように、本発明の一実施形態に係る電流検出装置1Aは、ハウジング10と、このハウジング10に装着された実装基板20(図6参照)と、実装基板20を挟むように配置された第1及び第2の磁気シールド板38,39と、ハウジング10に装着されたカバー50とを備えて構成されている。また、電流検出装置1Aをバスバー30に装着することにより、バスバー付き電流検出装置1を構成する。
ハウジング10は、非磁性及び非導電性の合成樹脂等を一体成形した樹脂成形部材からなる。ハウジング10は、ほぼ立方体形状である。ハウジング10は、両側面を貫通して形成された貫通孔状のバスバー収容部11を有する。バスバー収容部11は、バスバー30がその長手方向である図2中矢印Iで示す挿入方向に挿入され、その一部(中央部)を収容する。バスバー収容部11は、上記挿入方向Iから見て、横長の矩形貫通孔状に形成されている。
また、ハウジング10は、バスバー収容部11を挟む両側位置のうちの一方の側(例えば、図6中下方側)に、実装基板20及び第2の磁気シールド板39が装着される基板装着部12を有する。ハウジング10は、バスバー収容部11の他方の側(例えば、図6中上方側)にバスバー収容部11と平行に、第1の磁気シールド板38を収容する磁気シールド板収容部13を有する。
更に、ハウジング10は、矩形貫通孔状のバスバー収容部11におけるバスバー30の挿入方向と水平方向に直交しバスバー30の側面30a,30bと対向する一対の壁部11a,11bのうちの一方の壁部11aに、バスバー30を一対の壁部11a,11bのうちの他方の壁部11bに向けて押さえ付ける弾性押付部40を有する。
弾性押付部40は、例えばバスバー収容部11におけるバスバー30の挿入方向中間辺りに設けられた支持軸部41を基部として、バスバー挿入方向の両端に向かってそれぞれ延びる片状の弾性を備えた変位可能な複数のアーム部(弾性押付片)42,43を有する。また、弾性押付部40は、バスバー収容部11のバスバー挿入方向の両端近傍において各アーム部42,43の先端側からバスバー30の一方の側面30aに向かってそれぞれ突出し、各アーム部42,43の復元力によってバスバー30の一方の側面30aを押圧する第1押圧部としての押圧凸部42a,43bを有する。なお、バスバー挿入方向の先端側のアーム部43の押圧凸部43bの先端側には、指や治具等で弾性押付部40のアーム部43を撓ませる際に操作するための操作片43aが形成されている。弾性押付部40は、各アーム部42,43がバスバー30の一方の側面30aから離れる方向に撓むことにより生じる復元力によって、バスバー収容部11に収容されたバスバー30を押さえ付ける。
なお、本例のハウジング10は、バスバー収容部11の一方の壁部11aに、弾性押付部40の各アーム部42,43と当接して各アーム部42,43のバスバー30から離れる向きの変位を規制する弾性補助押付部46を有する。すなわち、弾性補助押付部46は、各アーム部42,43の上記撓みを自身の復元力により生じる反発力によって規制することにより、各アーム部42,43によるバスバー30の押し付けを補助する機能を備えている。
弾性補助押付部46は、上述した弾性押付部40の支持軸部41から各アーム部42,43と平行にそれぞれバスバー収容部11のバスバー挿入方向の両端に向けて延び、且つ先端部46a,46bが押圧凸部42a,43bの近傍のアーム部42,43を裏側から補助的に支持するようにL字状断面にそれぞれ形成されたアーム部48,49からなる。
また、ハウジング10は、基板装着部12に装着された実装基板20側とは反対側のバスバー収容部11の上方壁面11c(図6参照)に、バスバー収容部11内でバスバー30を基板装着部12に平行配置された実装基板20側に向けて押さえ付けるための第2押圧部である押圧凸部11dを有する。押圧凸部11dは突起又は突条である。
従って、バスバー収容部11に挿入されたバスバー30は、弾性押付部40により側面30aが一方の壁部11aから他方の壁部11bに向けて押さえ付けられる。これと共に、バスバー30は、押圧凸部11dにより実装基板20に向けて押さえ付けられる。これにより、バスバー30がハウジング10に固定される。また、弾性押付部40によるバスバー30の押し付けは、弾性補助押付部46により補助されているので、バスバー30が確実にハウジング10に固定される。
実装基板20は、ハウジング10のバスバー収容部11に装着されたバスバー30の一方の接続孔37に接続されたバッテリー等の図示しない電源から、他方の接続孔37に取り付けられた図示しない補機等に対して電流を流すことにより、バスバー30に発生する磁束を検出するホール素子等の検出素子21と、この検出素子21が実装された基板本体22とを有する。
実装基板20の基板本体22には、例えばハウジング10の上方に向かって延びる接続端子19aが取り付けられている。また、基板本体22には、この接続端子19aと隣接する位置の検出素子21の実装側と反対側に、検出素子21のキャリブレーションを行う際に検査装置(図示せず)と接続される電極等の図示しないキャリブレーション用接続部が設けられている。なお、ハウジング10は、接続端子19aの周囲四方向を立壁で囲んだコネクタ部19を有する。
実装基板20は、検出素子21がバスバー30の近傍に配置されるように、すなわち図示の例ではバスバー30の直下にバスバー30との間隔が所定の距離をおいてバスバー30の主面と平行配置されるように、第2の磁気シールド板39と共にハウジング10の基板装着部12に装着されている。このように、磁気シールド板39は、実装基板20を挟んでバスバー30と対向配置される。
第1の磁気シールド板38は、磁気シールド板収容部13に対しバスバー挿入方向と同方向から挿入され、磁気シールド板収容部13の上方壁部を撓ませながら進行した上で爪部13aで引っ掛けられる。これと共に、磁気シールド板38は、磁気シールド板収容部13の内壁上面に形成された凸部13bによって、バスバー30側に押圧された状態でハウジング10に収容される。凸部13bは突起又は突条である。このように、第1及び第2の磁気シールド板38,39は、バスバー30及び実装基板20を挟んで対向配置されてハウジング10に装着される。
基板装着部12は、例えば周壁部12a(図6,図7参照)の内側に突出するロック爪12bを複数有する。実装基板20及び磁気シールド板39は、ロック爪12bを外側に押し広げるように周壁部12aを撓ませながら基板装着部12に押し込まれた後に、磁気シールド板39の上から複数のロック爪12bで押さえられることで、基板装着部12に押圧固定される。基板装着部12は、実装基板20及び磁気シールド板39を装着した後に、カバー50を被せることにより閉塞される。カバー50は、装着時に基板装着部12の外壁の一部に形成された係合凹み12cに係合する係合爪51を有する。
一方、電流検出装置1Aが装着されるバスバー30は、ハウジング10のバスバー収容部11の一方の壁部11aと対向する側の側面30aに設けられた台形状の第1固定用凸部31と、バスバー収容部11の一対の壁部11a,11bの少なくとも一つ(ここでは、壁部11b)と対向する側の側面30bに設けられた台形状の第2固定用凸部32とを有する。
なお、バスバー30に設けられたこれら第1及び第2固定用凸部31,32のうち、例えば第2固定用凸部32は、バスバー30の壁部11bと対向する側の側面30bに、第1固定用凸部31に対してバスバー収容部11を挟んで斜向い配置となるように形成されている。
バスバー30の側面30aの第1固定用凸部31は、図5に示すように、バスバー収容部11のバスバー導入側と反対側の端部側において、バスバー30のバスバー収容部11への完全収容時に弾性押付部40のアーム部43の押圧凸部43bと係合する位置に設けられている。また、バスバー30の側面30bの第2固定用凸部32は、バスバー30のバスバー収容部11への完全収容時にバスバー収容部11のバスバー導入側の開口周縁壁11eと係合する位置に設けられている。従って、バスバー30の第1及び第2固定用凸部31,32は、バスバー30のハウジング10に対する挿入方向の位置決め機能を有している。
なお、弾性押付部40及び第1固定用凸部31は、バスバー30のバスバー収容部11への挿入時に、弾性押付部40及び第1固定用凸部31が互いに当接する部位である各アーム部42,43の押圧凸部42a,43bのバスバー導入側の側面、及び第1固定用凸部31の少なくともバスバー挿入方向の先端側の側面に、第1固定用凸部31を乗り越えるようにアーム部42,43をそれぞれ徐々に変形させる第1テーパ面及び第2テーパ面としてのアーム部側テーパ面44a,44b及び凸部側テーパ面31aをそれぞれ有している。
また、弾性押付部40の各アーム部42,43の押圧凸部42a,43bのバスバー挿入方向の先端側の側面には、例えばバスバー30の取外し時に第1固定用凸部31が当接し、この第1固定用凸部31を乗り越えるように各アーム部43,42をそれぞれ徐々に変形させるアーム部側補助テーパ面45a,45bが形成されている。
このように構成されたバスバー付き電流検出装置1においては、バスバー30を装着しない状態での出荷が容易になる。すなわち、検出素子21のキャリブレーション実行時には、例えば実装基板20及び磁気シールド板39を基板装着部12に装着し、第1及び第2固定用凸部31,32を備えないストレート形状のキャリブレーション用バスバー(図示せず)をバスバー収容部11に挿入して弾性押付部40等で固定する。
この状態でカバー50を装着する前に実装基板20のキャリブレーション用接続部をハウジング10の下方に露出させているので、検出素子21のキャリブレーションを行うことができる。そして、例えばカバー50を装着して基板装着部12を閉塞し、キャリブレーション用バスバーをバスバー収容部11から取り外した上で、キャリブレーション済みの電流検出装置1Aを出荷することができる。そして、出荷先では、電流検出装置1Aをバスバー30に装着すれば、バスバー30がハウジング10の正規の位置に位置決め固定される。
すなわち、バスバー30は、図5に示すように、ハウジング10のバスバー収容部11に図5中矢印Iで示す挿入方向から挿入を始めると、まず、弾性押付部40のバスバー導入側のアーム部42の押圧凸部42aとバスバー30の第1固定用凸部31とが当接する。そして、そのままバスバー30を挿入し続けると、押圧凸部42aのアーム部側テーパ面44aと第1固定用凸部31の凸部側テーパ面31aとが摺接し、第1固定用凸部31を押圧凸部42aが乗り越えるようにアーム部42及び弾性補助押付部46のアーム部48を図中下側に撓ませながらバスバー30が進行する。
第1固定用凸部31がバスバー導入側の押圧凸部42aを乗り越えた後は、アーム部42,48が撓んだ状態から元の状態に戻り、アーム部42の押圧凸部42aがバスバー30の側面30aを押さえ付ける。そして、弾性押付部40のバスバー導入側と反対側のアーム部43の押圧凸部43bと第1固定用凸部31とが当接し、アーム部側テーパ面44bと凸部側テーパ面31aとが摺接して、同様にアーム部43及び弾性補助押付部46のアーム部49を撓ませながらバスバー30が更に進行する。
第1固定用凸部31がアーム部43の押圧凸部43bを乗り越えたら、アーム部43,49が撓んだ状態から元の状態に戻り、アーム部43の押圧凸部43bがバスバー30の側面30aをアーム部42の押圧凸部42aと共に押さえ付けた状態で、アーム部43の押圧凸部43bのアーム部側補助テーパ面45の一部と第1固定用凸部31の段差面31bとが係合する。
また同時に、バスバー30の側面30bの第2固定用凸部32の段差面32bと、バスバー収容部11のバスバー導入側の開口周縁壁11eとが係合する。これにより、バスバー30のハウジング10に対する挿入方向の位置決めがなされる。また、このとき、バスバー30は、弾性補助押付部46によって補助的に支持される弾性押付部40により、バスバー収容部11の壁部11b側に押さえ付けられ、且つバスバー収容部11の上方壁面11cの押圧凸部11dにより実装基板20に向けて押さえ付けられている。
従って、本実施形態によれば、バスバー収容部11にバスバー30を挿入するだけで、挿入されたバスバー30が、バスバー挿入方向(例えば、X方向)、壁部11aから壁部11bへの方向(例えば、Y方向)及び上方壁面11cから実装基板20への方向(例えば、Z方向)の三軸方向において位置決めされハウジング10に固定されるので、簡単且つ確実にバスバー30をハウジング10に固定することができる。
なお、バスバー付き電流検出装置1においてバスバー30を装着した状態で出荷前の検出素子21のキャリブレーションを実行し、このバスバー30を取り外してから電流検出装置1Aのみを出荷する場合に、第1及び第2固定用凸部31,32を有する特殊形状のバスバー30であっても、容易に取り外すことができる。すなわち、バスバー30をバスバー収容部11から取り外すときは、上記操作片43を操作して第1固定用凸部31の段差面31bと弾性押付部40のアーム部43の押圧凸部43bにおけるアーム部側補助テーパ面45との係合状態を解除しつつ、挿入時とは逆の手順でアーム部43,49及び42,48を撓ませてバスバー30を挿入方向と反対方向に引き抜けばよい。
この場合、弾性押付部40のバスバー導入側のアーム部42の押圧凸部42aにもアーム部側補助テーパ面45が設けられているので、この位置において第1固定用凸部31の段差面31bと押圧凸部42aとが当接しても、上述したようにアーム部42,48をスムーズに撓ませることが可能となる。従って、容易にバスバー30をハウジング10から取り外すことも可能である。
なお、バスバー付き電流検出装置1の一部変形例として、図9に示すように、上述した弾性補助押付部46を省き、弾性押付部40のみでバスバー30を壁部11aから壁部11bに向けて押さえ付けるようにしてもよい。このようにすれば、ハウジング10を形成する際の金型構造を簡素化しつつも、同様にバスバー30を簡単且つ確実にハウジング10に固定することができる構造を実現することができる。
1 バスバー付き電流検出装置
1A 電流検出装置
10 ハウジング
11 バスバー収容部
11a,11b 壁部
11c 上方壁面
11d 押圧凸部
12 基板装着部
12a 周壁部
12b ロック爪
12c 係合凹み
13 磁気シールド板収容部
13a 爪部
13b 凸部
19 コネクタ部
19a 接続端子
20 実装基板
21 検出素子
22 基板本体
30 バスバー
30a,30b 側面
31 第1固定用凸部
31a 凸部側テーパ面
31b,32b 段差面
32 第2固定用凸部
37 接続孔
38,39 磁気シールド板
40 弾性押付部
41 支持軸部
42,43 アーム部
42a,43b 押圧凸部
43a 操作片
44a,44b アーム部側テーパ面
45a,45b アーム部側補助テーパ面
46 弾性補助押付部
46a,46b 先端部
48,49 アーム部
50 カバー
51 係合爪

Claims (7)

  1. 貫通孔状のバスバー収容部が形成され、前記バスバー収容部にバスバーを挿通させることにより、前記バスバーに装着されるハウジングと、
    前記バスバーに電流が流れることにより発生する磁束を検出する検出素子が実装され、前記検出素子が前記バスバーの近傍に配置されるように前記ハウジングに装着された実装基板と
    を備え、
    前記ハウジングに形成されたバスバー収容部には、
    前記バスバーの挿入方向と直交し前記バスバーの側面と対向する一対の壁部のうちの一方の壁部に弾性押付部が設けられ、
    前記弾性押付部は、前記バスバー収容部に収容された前記バスバーを前記一対の壁部のうちの他方の壁部に向けて押さえ付ける
    ことを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記弾性押付部は、前記バスバー収容部のバスバー挿入方向の中間近傍を基部として前記バスバー挿入方向の両端に向かって延びる変位可能な複数の弾性押付片と、
    前記バスバー収容部のバスバー挿入方向の両端近傍において前記複数の弾性押付片から前記バスバーの側面に向かって突出し、前記複数の弾性押付片の復元力によって前記バスバーの側面を押圧する第1押圧部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  3. 前記ハウジングは、前記一方の壁部に、前記弾性押付部の各弾性押付片と当接して前記各弾性押付片の前記バスバーから離れる向きの変位を規制する弾性補助押付部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の電流検出装置。
  4. 前記ハウジングは、前記バスバー収容部に隣接させて前記実装基板を装着する基板装着部を有し、
    前記実装基板は、前記ハウジングの基板装着部に、前記バスバー収容部に収容されるバスバーの主面と平行配置されるように装着され、
    前記ハウジングは、前記バスバー収容部における前記実装基板側とは反対側の壁面に、前記バスバーを前記実装基板側に向けて押さえ付ける第2押圧部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電流検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置であって、
    前記バスバーは、前記バスバー収容部の一方の壁部と対向する側の側面に設けられた第1固定用凸部と、前記バスバー収容部の前記一対の壁部の少なくとも一つと対向する側の側面に設けられた第2固定用凸部とを有し、
    前記第1及び第2固定用凸部は、前記弾性押付部及び前記バスバー収容部のバスバー導入側の開口周縁壁とそれぞれ係合する位置に設けられており、前記バスバーの前記ハウジングに対する挿入方向の位置決め機能を有する
    ことを特徴とするバスバー付き電流検出装置。
  6. 前記第2固定用凸部は、前記バスバーの前記他方の壁部と対向する側の側面に、前記第1固定用凸部に対して前記バスバー収容部を挟んで斜向い配置となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載のバスバー付き電流検出装置。
  7. 前記弾性押付部及び前記第1固定用凸部は、前記バスバー挿入時に両者が当接する部位に、前記第1固定用凸部を乗り越えるように前記弾性押付部を徐々に変形させる第1テーパ面及び第2テーパ面をそれぞれ有する
    ことを特徴とする請求項5又は6記載のバスバー付き電流検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023090226A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社デンソー 電流センサ
WO2024157806A1 (ja) * 2023-01-27 2024-08-02 株式会社デンソー 電流センサ

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