JP2018182934A - 電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造 - Google Patents

電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】配索作業の作業性を向上できる電気接続箱を提供する。【解決手段】電気接続箱は、電子部品を収容する収容部と、収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部5と、を有するフレームを備え、通路部の断面形状は、深さ方向Dの寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状であり、通路部の先端部5aは、通路部を幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部60を有し、係合部は、通路部の側壁部51から突出し、かつ深さ方向に沿って延在しており、拡幅部材を深さ方向に沿って案内する案内部61を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造に関する。
従来、電気接続箱がある。特許文献1には、ワイヤハーネスの端末が取り付けられる箱本体と、箱本体に取り付けられるとともに、該箱本体に取り付けられるとワイヤハーネスの端末を覆うカバー部材と、を備えた電気接続箱の技術が開示されている。箱本体は、ワイヤハーネスの端末が取り付けられる本体部と、本体部から該本体部の外方向に延び、かつワイヤハーネスを収容するハーネス導出部と、を備える。カバー部材は、本体部に取り付けられるカバー本体と、カバー本体と別体でかつハーネス導出部に取り付けられる導出カバーと、を備える。
特許文献1の電気接続箱によれば、ハーネス導出部がより細くなっても、箱本体とカバー部材とを容易に組み付けることができる。
特開2006−166620号公報
電気接続箱において、電線を導出する通路部の幅が狭くなると、通路部に電線を挿入するための開口幅も狭くなる。開口幅が狭いと、通路部に電線を配索する作業性が低下してしまう。配索作業の作業性を向上できることが望まれている。
本発明の目的は、配索作業の作業性を向上できる電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造を提供することである。
本発明の電気接続箱は、電子部品を収容する収容部と、前記収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部と、を有するフレームを備え、前記通路部の断面形状は、深さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状であり、前記通路部の先端部は、前記通路部を前記幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部を有し、前記係合部は、前記通路部の側壁部から突出し、かつ前記深さ方向に沿って延在しており、前記拡幅部材を前記深さ方向に沿って案内する案内部を含むことを特徴とする。
本発明の電気接続箱とプロテクタとの接続構造は、電子部品を収容する収容部と、前記収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部と、を有し、電気接続箱を構成するフレームと、前記通路部の先端部に接続され、前記電線を保護するプロテクタと、を備え、前記通路部の断面形状は、深さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状であり、前記通路部の先端部は、前記通路部を前記幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部を有し、前記係合部は、前記通路部の側壁部から突出し、かつ前記深さ方向に沿って延在しており、前記拡幅部材を前記深さ方向に沿って案内する案内部を含み、前記プロテクタは、前記案内部によって案内されながら前記フレームに接続されることを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱は、電子部品を収容する収容部と、収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部と、を有するフレームを備える。通路部の断面形状は、深さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状である。通路部の先端部は、通路部を幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部を有する。係合部は、通路部の側壁部から突出し、かつ深さ方向に沿って延在しており、拡幅部材を深さ方向に沿って案内する案内部を含む。
本発明に係る電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造によれば、案内部は、拡幅部材に係合するだけでなく、拡幅部材を深さ方向に沿って案内する。よって、拡幅部材によって通路部を拡幅する工程の作業性が向上する。よって、本発明に係る電気接続箱は、電線を配索する配索作業の作業性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る電気接続箱およびプロテクタの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るフレームの下面図である。 図4は、第1実施形態に係るフレームの側面図である。 図5は、第1実施形態に係る通路部の平面図である。 図6は、第1実施形態に係る通路部の断面図である。 図7は、第1実施形態に係るプロテクタの分解斜視図である。 図8は、第1実施形態に係るプロテクタの下面図である。 図9は、第1実施形態に係る押圧部の下面図である。 図10は、第1実施形態に係る押圧部の側面図である。 図11は、第1実施形態に係る押圧部の正面図である。 図12は、フレームとプロテクタとの接続工程を示す図である。 図13は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す下面図である。 図14は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す側面図である。 図15は、第2実施形態に係るフレームの斜視図である。 図16は、第2実施形態に係るフレームの平面図である。 図17は、第2実施形態に係るプロテクタの斜視図である。 図18は、第2実施形態に係るプロテクタの断面図である。 図19は、フレームとプロテクタとの接続工程を示す図である。 図20は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す下面図である。 図21は、第2実施形態に係る治具の斜視図である。 図22は、治具に対するフレームの挿入工程を示す図である。 図23は、治具による通路部の拡幅を示す図である。 図24は、通路部に電線が配索された状態を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図14を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、電気接続箱、および電気接続箱とプロテクタとの接続構造に関する。図1は、第1実施形態に係る電気接続箱およびプロテクタの斜視図、図2は、第1実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図、図3は、第1実施形態に係るフレームの下面図、図4は、第1実施形態に係るフレームの側面図、図5は、第1実施形態に係る通路部の平面図、図6は、第1実施形態に係る通路部の断面図、図7は、第1実施形態に係るプロテクタの分解斜視図、図8は、第1実施形態に係るプロテクタの下面図、図9は、第1実施形態に係る押圧部の下面図、図10は、第1実施形態に係る押圧部の側面図、図11は、第1実施形態に係る押圧部の正面図、図12は、フレームとプロテクタとの接続工程を示す図、図13は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す下面図、図14は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す側面図である。図6には、図3のVI−VI断面が示されている。
図1に示すように、本実施形態に係る電気接続箱1およびプロテクタ10は、以下に説明する電気接続箱とプロテクタとの接続構造50によって互いに接続される。接続された電気接続箱1およびプロテクタ10は、構造物に対して固定される。本実施形態の電気接続箱1およびプロテクタ10は、自動車等の車両の車体に取り付けられる。
電気接続箱1は、電子部品を収容し、電線Wと共にワイヤハーネスWHを構成する。ワイヤハーネスWHは、自動車等の車両に搭載され、車両に搭載される各装置間を接続する。ワイヤハーネスWHは、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを有する。各電線Wの一端は、電気接続箱1内に収納されている電子部品と接続される。各電線Wの他端は、コネクタ等を介してバッテリや電装部品等の各装置(外部機器)と接続される。電気接続箱1は、収容する電子部品の種類に応じてジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して「電気接続箱」と呼ぶ。
電気接続箱1は、図2に示すように、フレーム2およびロアカバー3を有する。フレーム2は、本体4および通路部5を有する。本体4および通路部5は、合成樹脂等によって一体に成型されている。本体4は、筒状の構成部である。ロアカバー3は、フレーム2の開口部を閉塞する。本実施形態の電気接続箱1は、フレーム2に対してロアカバー3が車両上下方向Zの下側に位置する姿勢で車体に対して取り付けられる。従って、ロアカバー3は、フレーム2における車両上下方向Zの下側の開口部を下側から閉塞する。なお、電気接続箱1は、更に、フレーム2における上側の開口部を閉塞するアッパーカバーを有していてもよい。
フレーム2の本体4は、電子部品を収容する収容部4aを有する。収容部4aは、電子部品を直接保持しても、電子部品を保持するブロック等を保持してもよい。収容部4aは、内部で仕切られていてもよい。通路部5は、収容部4aから引き出される電線Wが内部に配索される構成部である。通路部5は、本体4の側面から延出している半筒状の構成部である。フレーム2は、収容部4aの内部空間と通路部5の内部空間とを連通する開口部を有している。
図3には、フレーム2を車両上下方向Zの下側から見た状態が示されている。通路部5は、車両における電線Wの配索経路に沿った形状に形成されている。図4および図5に示すように、通路部5は、第一側壁部51、第二側壁部52、および底壁部53を有する。一対の側壁部51,52および底壁部53は、一体に成型されている。一対の側壁部51,52および底壁部53は、断面形状がU字形状をなすように互いにつながっている。より具体的には、一対の側壁部51,52は、互いに対向している。一対の側壁部51,52が対向する方向は、例えば、車両上下方向Zと直交する方向である。本明細書では、一対の側壁部51,52が対向する方向を「幅方向Wd」と称する。
底壁部53は、一対の側壁部51,52をつないでおり、側壁部51,52と共に電線Wが配索される空間部を形成している。底壁部53は、側壁部51,52にける車両上下方向Zの上側の端部同士をつないでいる。言い換えると、第一側壁部51は、底壁部53における幅方向Wdの一端から車両下側に向けて延出しており、第二側壁部52は、底壁部53における幅方向Wdの他端から車両下側に向けて延出している。本明細書では、通路部5等の説明において、通路部5におけるU字形状の高さ方向を「深さ方向D」と称する。つまり、深さ方向Dは、通路部5の断面形状において、一対の側壁部51,52が対向する幅方向Wdに対して直交する方向である。本実施形態の深さ方向Dは、電気接続箱1が車両に搭載された状態における車両上下方向Zである。
本実施形態の通路部5では、図4に示すように、深さ方向Dの寸法D1が幅方向Wdの寸法Wd1よりも大きい。以下の説明では、通路部5の深さ方向Dの寸法D1を単に「深さD1」と称し、幅方向Wdの寸法Wd1を単に「幅Wd1」と称する。本実施形態の電気接続箱1は、通路部5の幅Wd1を狭くすることで、狭い空間内に電線Wを配索可能としている。通路部5には、複数の電線Wが深さ方向Dに並べて配索される。例えば、図4に示すように、複数の電線Wが一列に配列されて通路部5の内部に配索される。各電線Wは、側壁部51,52の自由端側の隙間54から底壁部53に向けて通路部5の内部に挿入される。
ここで、通路部5がこのように幅Wd1よりも深さD1が大きい形状に形成された場合、隙間54が狭くなりやすいという問題がある。樹脂成型の特性により、金型から取り出された後に通路部5に変形が生じてしまい、隙間54の幅(以下、「開口幅」と称する。)Wd2が成型時よりも狭くなることがある。開口幅Wd2が狭くなってしまうと、通路部5に電線Wを挿入する作業の作業性が低下する。
これに対して、本実施形態では、プロテクタ10によって通路部5が幅方向Wdに押し広げられる。電線Wは、プロテクタ10によって押し広げられた通路部5に挿入される。よって、本実施形態の電気接続箱とプロテクタとの接続構造50は、電線Wを配索する作業の作業性を向上させることができる。
図5および図6に示すように、通路部5の先端部5aは、係合部60を有する。先端部5aは、通路部5における本体4側と反対側の端部である。係合部60は、通路部5を幅方向Wdに広げる拡幅部材と係合する部分である。本実施形態では、プロテクタ10が拡幅部材として機能する。係合部60は、案内部61および係合穴62を有する。案内部61は、通路部5の第一側壁部51から突出し、かつ深さ方向Dに沿って延在している。本実施形態の案内部61は、第一側壁部51の内側面から第二側壁部52に向けて突出している。
案内部61は、第一リブ63、第二リブ64、および第三リブ65を有する。第一リブ63、第二リブ64、および第三リブ65は、深さ方向Dにおける開口部の近傍から底壁部53に向けて深さ方向Dに延在している。三つのリブ63,64,65は、図6に示すように、底壁部53の近傍において互いにつながっている。第一リブ63および第三リブ65は、深さ方向Dと直交する断面形状がL字形状のリブである。より具体的には、第一リブ63および第三リブ65は、基部63a,65aと、対向部63b,65bと、を有する。基部63a,65aは、第一側壁部51から第二側壁部52に向けて幅方向Wdに突出している。対向部63b,65bは、基部63a,65aの先端から突出しており、幅方向Wdにおいて第一側壁部51の内側面と対向している。第一リブ63の対向部63bは、第三リブ65側に向けて突出している。第三リブ65の対向部65bは、第一リブ63側に向けて突出している。
第二リブ64は、深さ方向Dと直交する断面形状がT字形状のリブである。第二リブ64は、基部64aと、第一対向部64bと、第二対向部64cと、を有する。基部64aは、第一側壁部51から第二側壁部52に向けて幅方向Wdに突出している。第一対向部64bおよび第二対向部64cは、基部64aの先端から突出しており、幅方向Wdにおいて第一側壁部51の内側面と対向している。第一対向部64bは、第一リブ63側に向けて突出しており、第二対向部64cは、第三リブ65側に向けて突出している。
第一リブ63の対向部63bの先端と、第二リブ64の第一対向部64bの先端とは、隙間をあけて互いに対向している。また、第二リブ64の第二対向部64cの先端と、第三リブ65の対向部65bの先端とは、隙間をあけて互いに対向している。
係合穴62は、底壁部53に設けられた貫通孔である。本実施形態の係合穴62の形状は、円形である。係合穴62は、幅方向Wdにおける第二リブ64と第二側壁部52との間の位置に設けられている。
図7に示すように、プロテクタ10は、本体11およびカバー12を有する。本体11は、主部13、保護壁部14、導出部15、および押圧部16を有する。主部13、保護壁部14、導出部15、および押圧部16は、合成樹脂等によって一体に成型されている。主部13は、半筒状の構成部である。電線Wは、保護壁部14から主部13の内部を通過し、導出部15から引き出されるように配索される。主部13の断面形状は、通路部5の断面形状と同様に、深さ方向Dの寸法が幅方向Wdの寸法よりも大きいU字形状である。主部13は、取付部13a,13bを有する。プロテクタ10は、取付部13a,13bにおいて車体に対してネジ等によって固定される。
保護壁部14は、主部13から電線Wの配索方向に沿って延出している平板状の構成部である。電線Wは、保護壁部14と車体との間の隙間に配索される。保護壁部14は、電線Wと車両に搭載された装置との間を仕切り、電線Wを保護する。導出部15は主部13における保護壁部14側とは反対側の端部につながっている。電線Wは、主部13から導出部15を経由して引き出される。複数の電線Wは、例えば、導出部15において同心状に束ねられる。束ねられた電線束は、結束部材等によって導出部15に固定される。導出部15に電線Wが固定されることで、電気接続箱1の収容部4aから導出部15までの電線Wの長さが保証可能となる。カバー12は、主部13に係合して電線Wを覆う。
保護壁部14の先端部には、押圧部16が設けられている。押圧部16は、保護壁部14の先端部から保護壁部14の板厚方向に向けて延出している。言い換えると、押圧部16は、保護壁部14から幅方向Wdに向けて延出している。押圧部16は、係合突起17を有する。係合突起17は、通路部5の係合穴62に係合し、係合穴62と共にロック機構を構成する。係合突起17の先端部には、一対の係合爪17a,17aが設けられている。係合爪17aは、撓み変形可能なように片持ち状に支持されている。係合爪17a,17aは、係合突起17の基端側へ向かうに従って互いの間隔が広がるように傾斜している。
図8には、プロテクタ10の本体11を車両上下方向Zの下側から見た状態が示されている。押圧部16は、下面視した場合の形状が矩形の板状の構成部である。図8から図10に示すように、保護壁部14には、被案内部18が設けられている。被案内部18は、保護壁部14における押圧部16側とは反対側の壁面に配置されている。被案内部18は、第一リブ21、第二リブ22、第三リブ23、および第四リブ24を有する。第一リブ21、第二リブ22、第三リブ23、および第四リブ24は、この順序で保護壁部14の先端に向けて並んでいる。リブ21,22,23,24は、それぞれ深さ方向Dに延在している。リブ21,22,23,24は、保護壁部14における深さ方向Dの一端から他端まで延在している。
第一リブ21および第四リブ24は、線状の突起である。第一リブ21および第四リブ24は、深さ方向Dと直交する断面形状が矩形のリブである。第二リブ22および第三リブ23は、深さ方向Dと直交する断面形状がT字形状のリブである。第二リブ22および第三リブ23は、基部22a,23aと、第一支持部22b,23bと、第二支持部22c,23cと、を有する。基部22a,23aは、保護壁部14から幅方向Wdに突出している。第一支持部22b,23bおよび第二支持部22c,23cは、基部22a,23aの先端から突出しており、幅方向Wdにおいて保護壁部14と対向している。第一支持部22b,23bは、第一リブ21側に向けて突出している。第二支持部22c,23cは、第四リブ24側に向けて突出している。
第二リブ22の第二支持部22cの先端と、第三リブ23の第一支持部23bの先端とは、隙間をあけて互いに対向している。第二リブ22の第一支持部22bによって、溝部22dが形成されている。第二リブ22の第二支持部22cによって、溝部22eが形成されている。第三リブ23の第一支持部23bによって、溝部23dが形成されている。第三リブ23の第二支持部23cによって、溝部23eが形成されている。
溝部22dは、フレーム2の対向部63b(図5参照)に対応している。溝部22eは、フレーム2の第一対向部64bに対応している。溝部23dは、フレーム2の第二対向部64cに対応している。溝部23eは、フレーム2の対向部65bに対応している。各溝部22d,22e,23d,23eは、各対向部63b,64b,64c,65bによって案内される。また、プロテクタ10の第一リブ21(図9参照)は、フレーム2の基部63a(図5参照)によって案内される。プロテクタ10の第四リブ24(図9参照)は、フレーム2の基部65a(図5参照)によって案内される。
図11に示すように、押圧部16における保護壁部14側とは反対側には、支持壁部25が設けられている。支持壁部25は、幅方向Wdにおける押圧部16の先端において深さ方向Dに向けて隆起している。支持壁部25は、後述するように第二側壁部52を支持し、第二側壁部52の倒れ込みを抑制する。
図12に示すように、プロテクタ10の押圧部16は、深さ方向Dに沿って通路部5の先端部5aに挿入される。より詳しくは、押圧部16は、係合突起17側を底壁部53に向けて、第一側壁部51と第二側壁部52との間に挿入される。押圧部16は、第一側壁部51と第二側壁部52との間に入り込み、第一側壁部51および第二側壁部52を互いに離間する方向に向けて幅方向Wdに押圧する。つまり、押圧部16は、通路部5を幅方向Wdに押し広げる。
図13に示すように、押圧部16は、フレーム2の案内部61によって案内される。より具体的には、フレーム2の対向部63b,64b,64c,65bは、それぞれプロテクタ10の溝部22d,22e,23d,23eを案内する。これにより、幅方向Wdや通路部5の延出方向において押圧部16が位置決めされる。押圧部16が深さ方向Dに沿って奥部まで挿入されると、図14に示すように係合突起17がフレーム2の係合穴62に係合する。係合突起17が係合穴62に係合することで、フレーム2とプロテクタ10との接続が完了し、フレーム2とプロテクタ10とが連結される。係合突起17は、フレーム2とプロテクタ10との相対位置を位置決めする。図13に示すように、支持壁部25は、第二側壁部52の基端部52bに当接して第二側壁部52を支持する。支持壁部25は、第二側壁部52に対して、外側へ向かう力F1を付与する。よって、支持壁部25は、第二側壁部52が第一側壁部51側に倒れ込むことを規制して、開口幅Wd2が適切な幅よりも狭くなることを抑制する。
通路部5とプロテクタ10とが接続された後に電線Wが通路部5およびプロテクタ10に配索される。電線Wは、通路部5の隙間54から深さ方向Dに沿って第一側壁部51と第二側壁部52との間に挿入される。押圧部16によって開口幅Wd2が適切な大きさとなるように通路部5が押し広げられていることから、通路部5への電線Wの挿入作業が容易となる。よって、本実施形態の電気接続箱とプロテクタとの接続構造50は、電線Wの配索作業の作業性を向上させることができる。
電線Wは、通路部5からプロテクタ10の保護壁部14を通り、主部13を経由して、導出部15から引き出される。電線Wの配索が完了すると、フレーム2にロアカバー3が組み付けられ、プロテクタ10の本体11にカバー12が組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態の電気接続箱1は、電子部品を収容する収容部4aと、収容部4aから引き出される電線Wが内部に配索される通路部5と、を有するフレーム2を備える。通路部5の断面形状は、深さ方向Dの寸法D1が幅方向Wdの寸法Wd1よりも大きいU字形状である。通路部5の先端部5aは、通路部5を幅方向Wdに広げる拡幅部材と係合する係合部60を有する。係合部60は、通路部5の第一側壁部51から突出し、かつ深さ方向Dに沿って延在しており、拡幅部材を深さ方向Dに沿って案内する案内部61を含む。本実施形態では、プロテクタ10が拡幅部材として機能する。より具体的には、プロテクタ10の押圧部16が拡幅部材として機能する。
本実施形態の電気接続箱1では、拡幅部材としてのプロテクタ10が係合部60と係合してフレーム2に接続される。プロテクタ10の押圧部16は、係合部60の案内部61によって深さ方向Dに沿って案内される。案内部61は、通路部5に対する押圧部16の位置決めおよび挿入を容易とする。その結果、通路部5を拡幅する拡幅作業の効率が向上し、電線Wの配索効率が向上する。
本実施形態の電気接続箱とプロテクタとの接続構造50は、電気接続箱1を構成するフレーム2と、プロテクタ10とを有する。電気接続箱1は、電子部品を収容する収容部4aと、収容部4aから引き出される電線Wが内部に配索される通路部5とを有する。プロテクタ10は、通路部5の先端部5aに接続され、電線Wを保護する。通路部5の断面形状は、深さD1が幅Wd1よりも大きいU字形状である。通路部5の先端部5aは、通路部5を幅方向Wdに広げる拡幅部材と係合する係合部60を有する。
係合部60は、通路部5の第一側壁部51から突出し、かつ深さ方向Dに沿って延在しており、拡幅部材を深さ方向Dに沿って案内する案内部61を含む。プロテクタ10は、案内部61によって案内されながらフレーム2に接続される。案内部61は、拡幅部材およびプロテクタ10をそれぞれ案内することができる。例えば、プロテクタ10とは別の拡幅部材が用いられる場合、案内部61は、通路部5を拡幅する拡幅工程において拡幅部材を案内する。電線Wは、拡幅部材によって拡幅された通路部5に配索される。また、案内部61は、通路部5にプロテクタ10が接続される際に、プロテクタ10を案内する。このように共通の案内部61によって拡幅部材およびプロテクタ10が案内されることで、通路部5の複雑化が抑制される。
本実施形態の電気接続箱とプロテクタとの接続構造50において、案内部61は、第一側壁部51の内側面に設けられる。プロテクタ10は、案内部61によって案内されながら深さ方向Dに沿って通路部5に挿入されて通路部5を幅方向Wdに押し広げる押圧部16を有する。このようにプロテクタ10が拡幅部材を兼ねることで、配索作業の作業性が向上する。
[第2実施形態]
図15から図24を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図15は、第2実施形態に係るフレームの斜視図、図16は、第2実施形態に係るフレームの平面図、図17は、第2実施形態に係るプロテクタの斜視図、図18は、第2実施形態に係るプロテクタの断面図、図19は、フレームとプロテクタとの接続工程を示す図、図20は、フレームとプロテクタとの接続構造を示す下面図である。図18には、図17のXVIII−XVIII断面が示されている。本実施形態において、上記第1実施形態と異なる点は、例えば、プロテクタ10が通路部5の外側に嵌合する点である。
図15に示すように、第2実施形態の通路部5は、拡幅部材と係合する係合部70を有する。係合部70は、案内部71および係合突起74を有する。本実施形態では、フレーム2側に係合突起74が設けられている。案内部71は、図15および図16に示すように、第一側壁部51および第二側壁部52の両方に設けられている。案内部71は、側壁部51,52の外側面51a,52aに配置されており、深さ方向Dに沿って延在している。案内部71は、側壁部51,52の外側面51a,52aから幅方向Wdに向けて突出している。
案内部71は、第一リブ72および第二リブ73を有する。第一リブ72および第二リブ73は、側壁部51,52の深さ方向Dにおける一端部から他端部まで連続的に設けられている。第一リブ72は、第二リブ73よりも通路部5の先端側に配置されている。第一リブ72および第二リブ73は、深さ方向Dと直交する断面形状がT字形状のリブである。より具体的には、第一リブ72および第二リブ73は、基部72a,73a、第一対向部72b,73b、および第二対向部72c,73cを有する。
基部72a,73aは、側壁部51,52の外側面51a,52aから幅方向Wdに突出している。第一対向部72b,73bは、基部72a,73aの先端から通路部5の先端側に向けて突出している。第二対向部72c,73cは、基部72a,73aの先端から第一対向部72b,73bとは反対側に向けて突出している。第一対向部72b、73bおよび第二対向部72c,73cは、それぞれ側壁部51,52の外側面51a,52aと幅方向Wdにおいて対向している。第二対向部72cの先端と、第一対向部73bの先端とは、隙間をあけて互いに対向している。
係合突起74は、底壁部53の外側面に設けられている。係合突起74は、底壁部53から深さ方向Dに突出している。係合突起74の形状は、上記第1実施形態の係合突起17の形状と同様である。
図17に示すように、第2実施形態のプロテクタ10は、拡幅部材として機能する嵌合部30を有する。嵌合部30は、通路部5の先端部5aと嵌合して先端部5aを内部に収容する。嵌合部30は、第一保持壁部31、第二保持壁部32、および底壁部33を有する。第一保持壁部31と第二保持壁部32とは、幅方向Wdにおいて互いに対向している。保持壁部31,32は、それぞれ通路部5の側壁部51,52の外側面51a,52aと対向する壁部である。底壁部33は、通路部5の底壁部53と対応している。保持壁部31,32における深さ方向Dの端部は、底壁部33によって互いに接続されている。
図17および図18に示すように、保持壁部31,32は、それぞれ被案内部40を有する。被案内部40は、第一リブ41、第二リブ42、および第三リブ43を有する。第一リブ41、第二リブ42、および第三リブ43は、この順序で保護壁部14の先端に向けて並んでいる。リブ41,42,43は、第一保持壁部31および第二保持壁部32の内側面に設けられている。リブ41,42,43は、深さ方向Dに沿って延在している。リブ41,42,43は、例えば、保持壁部31,32における深さ方向Dの一端から他端まで延在している。
第一リブ41および第三リブ43は、深さ方向Dと直交する断面形状がL字形状のリブである。第二リブ42は、深さ方向Dと直交する断面形状がT字形状のリブである。第一リブ41および第三リブ43は、基部41a,43aおよび支持部41b,43bを有する。基部41a,43aは、保持壁部31,32から幅方向Wdに突出している。支持部41b,43bは、基部41a,43aの先端から幅方向Wdと直交する方向に向けて突出している。支持部41b,43bは、幅方向Wdにおいて保持壁部31,32の内側面と対向している。底壁部33には、係合穴45が設けられている。係合穴45は、フレーム2の係合突起74と係合する貫通孔である。
第二リブ42は、基部42a、第一支持部42b、および第二支持部42cを有する。基部42aは、保持壁部31,32から幅方向Wdに突出している。第一支持部42bは、基部42aの先端から第一リブ41側に向けて突出している。第二支持部42cは、基部42aの先端から第三リブ43側に向けて突出している。支持部42b,42cは、それぞれ幅方向Wdにおいて保持壁部31,32の内側面と対向している。
図19に示すように、プロテクタ10は、嵌合部30を深さ方向Dに沿って通路部5の先端部5aに被せるようにしてフレーム2に接続される。通路部5の先端部5aは、係合突起74を底壁部33に向けて深さ方向Dに沿って嵌合部30に挿入される。通路部5の第一リブ72および第二リブ73は、嵌合部30の被案内部40を案内する。図20に示すように、嵌合部30の第一リブ41および第二リブ42は、通路部5の第一リブ72によって案内される。嵌合部30の第二リブ42および第三リブ43は、通路部5の第二リブ73によって案内される。つまり、嵌合部30の被案内部40(リブ41,42,43)は、通路部5の案内部71(リブ72,73)によって案内される。
リブ41,42,43の支持部41b,42b,42c,43bは、通路部5を拡幅させることができる。支持部41b,42b,42c,43bは、それぞれリブ72,73の対向部72b,72c,73b,73cと側壁部51,52の外側面51a,52aとの間に入り込み、対向部72b,72c,73b,73cを支持する。例えば、支持部41bは、側壁部51,52の外側面51a,52aと対向部72bとの間に位置し、かつ対向部72bと幅方向Wdにおいて対向しており、対向部72bを側壁部51,52の側から支持する。支持部42b,42c,43bについても同様であり、対向部72c,73b,73cを側壁部51,52側から支持する。
従って、側壁部51,52が互いに近づくように傾斜している場合、支持部41b,42b,42c,43bが対向部72b,72c,73b,73cに対して外側へ向かう力F2を付与する。よって、嵌合部30は、通路部50を幅方向Wdに広げる拡幅部材として機能する。外側へ向かう力F2によって側壁部51,52が幅方向Wdに向けて離間することで、開口幅Wd3(図15参照)が適切な広さとなる。よって、本実施形態に係る電気接続箱とプロテクタとの接続構造50は、電線Wの配索作業の作業性を向上させることができる。
なお、通路部5の拡幅は、図21に示す治具80によってなされてもよい。治具80は、上記の嵌合部30と同様の形状を有する拡幅部材である。治具80は、金属等の高い剛性を有する素材で成型されている。治具80は、嵌合部30の壁部31,32,33と同様の第一保持壁部81、第二保持壁部82、および底壁部83を有する。各保持壁部81,82は、被案内部90を有する。被案内部90は、保持壁部81,82の内側面に設けられている。被案内部90は、上記被案内部40の第一リブ41、第二リブ42、および第三リブ43と同様の第一リブ91、第二リブ92、および第三リブ93を有する。具体的には、第一リブ91は、支持部41bと同様の支持部91bを有する。第二リブ92は、第一支持部42bおよび第二支持部42cと同様の第一支持部92bおよび第二支持部92cを有する。第三リブ93は、支持部43bと同様の支持部93bを有する。被案内部90は、通路部5のリブ72,73(図16参照)によって案内される。
治具80は、治具盤等に固定される。図22に示すように、治具80は、底壁部83を下方に向けて固定されている。通路部5の先端部5aは、係合突起74を底壁部83に向けて治具80に挿入される。図23に示すように、治具80は、通路部5の側壁部51,52に対して拡幅方向の力F3を付与する。拡幅方向の力F3によって、通路部5が拡幅される。電線Wは、図24に示すように、治具80によって拡幅された通路部5に配索される。通路部5に電線Wが配索されると、フレーム2にロアカバー3が組み付けられる。その後、通路部5が治具80から取り出され、通路部5にプロテクタ10が接続される。
なお、治具80によって通路部5が拡幅される場合、プロテクタ10が用いられずに電線Wが車体に配索されてもよい。言い換えると、プロテクタ10が拡幅部材を兼ねない場合には、電線Wの配索においてプロテクタ10は省略されてもよい。
以上説明したように、第2実施形態の電気接続箱とプロテクタとの接続構造50では、案内部71は、両側の側壁部51,52の外側面51a,52aに設けられる。案内部71は、外側面51a,52aから幅方向Wdに突出する基部72a,73aと、基部72a,73aから突出し、かつ外側面51a,52aと対向する対向部72b,72c,73b,73cとを有する。
プロテクタ10は、拡幅部材であって、両側の外側面51a,52aにそれぞれ対向する一対の保持壁部31,32と、保持壁部31,32に設けられ、対向部72b,72c,73b,73cと外側面51a,52aとの間に入り込んで対向部72b,72c,73b,73cを支持する支持部41b,42b,42c,43bとを有する。通路部5は、対向部72b,72c,73b,73cによって支持部41b,42b,42c,43bを案内しながら深さ方向Dに沿って一対の保持壁部31,32の間に挿入されることで幅方向に広げられる。このようにプロテクタ10が通路部5の外側面51a、52aを保持しながら通路部5を拡幅することで、通路部5に対する電線Wの配索作業の作業性が向上する。
また、第2実施形態の電気接続箱1は、拡幅部材としての治具80によって通路部5が拡幅されてもよい。治具80は、外側面51a,52aに対向する一対の保持壁部81,82と、保持壁部81,82に設けられ、対向部72b,72c,73b,73cと外側面51a,52aとの間に入り込んで対向部72b,72c,73b,73cを支持する支持部91b,92b,92c,93bとを有する。通路部5は、対向部72b,72c,73b,73cによって支持部91b,92b,92c,93bを案内しながら深さ方向Dに沿って一対の保持壁部81,82の間に挿入されることで幅方向Wdに広げられる。
通路部5が治具80によって幅方向に広げられることで、電線Wの配索作業の作業性が向上する。また、プロテクタ10が案内部71によって深さ方向Dに案内されながら通路部5に接続されるようにすれば、電気接続箱1とプロテクタ10との組み付け工程の作業性が向上する。
[上記実施形態の変形例]
係合部60,70の各リブの形状や配置は、例示した形状や配置には限定されない。また、被案内部18,40,90の各リブの形状や配置は、例示した形状や配置には限定されない。案内部40,61,71は、互いに対向する一対の側壁部51,52の一方に設けられても、両方に設けられてもよい。例えば、案内部61は、第一側壁部51の内側面だけでなく、第二側壁部52の内側面に設けられてもよい。この場合、プロテクタ10は、第二側壁部52の案内部61によって案内される被案内部を有するようにすればよい。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 電気接続箱
2 フレーム
3 ロアカバー
4 本体
4a 収容部
5 通路部
5a 先端部
10 プロテクタ
11 本体
13 主部
14 保護壁部
15 導出部
16 押圧部
17 係合突起
17a 係合爪
18,40,90 被案内部
21,41,91 第一リブ
22,42,92 第二リブ
23,43,93 第三リブ
22b,23b 第一支持部
22c,23c 第二支持部
22d,22e,23d,23e 溝部
24 第四リブ
25 支持壁部
30 嵌合部
31 第一保持壁部
32 第二保持壁部
33 底壁部
41b,43b,91b、93b 支持部
42b,92b 第一支持部
42c,92c 第二支持部
50 電気接続箱とプロテクタとの接続構造
51 第一側壁部
52 第二側壁部
51a,52a 外側面
53 底壁部
54 隙間
60 係合部
61 案内部
62 係合穴
63 第一リブ
64 第二リブ
64b 第一対向部
64c 第二対向部
65 第三リブ
63b,65b 対向部
70 係合部
71 案内部
72 第一リブ
73 第二リブ
72b,73b 第一対向部
72c,73c 第二対向部
74 係合突起
80 治具
81 第一保持壁部
82 第二保持壁部
83 底壁部
W 電線
WH ワイヤハーネス
D 深さ方向
D1 深さ(深さ方向の寸法)
Wd 幅方向
Wd1 幅(幅方向の寸法)
Wd2 開口幅
Z 車両上下方向

Claims (5)

  1. 電子部品を収容する収容部と、前記収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部と、を有するフレームを備え、
    前記通路部の断面形状は、深さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状であり、
    前記通路部の先端部は、前記通路部を前記幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部を有し、
    前記係合部は、前記通路部の側壁部から突出し、かつ前記深さ方向に沿って延在しており、前記拡幅部材を前記深さ方向に沿って案内する案内部を含む
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記案内部は、両側の前記側壁部の外側面に設けられ、
    前記案内部は、前記外側面から前記幅方向に突出する基部と、前記基部から突出し、かつ前記外側面と対向する対向部と、を有し、
    前記拡幅部材は、両側の前記外側面にそれぞれ対向する一対の保持壁部と、前記保持壁部に設けられ、前記対向部と前記外側面との間に入り込んで前記対向部を支持する支持部と、を有する治具であり、
    前記通路部は、前記対向部によって前記支持部を案内しながら前記深さ方向に沿って一対の前記保持壁部の間に挿入されることで前記幅方向に広げられる
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 電子部品を収容する収容部と、前記収容部から引き出される電線が内部に配索される通路部と、を有し、電気接続箱を構成するフレームと、
    前記通路部の先端部に接続され、前記電線を保護するプロテクタと、
    を備え、
    前記通路部の断面形状は、深さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きいU字形状であり、
    前記通路部の先端部は、前記通路部を前記幅方向に広げる拡幅部材と係合する係合部を有し、
    前記係合部は、前記通路部の側壁部から突出し、かつ前記深さ方向に沿って延在しており、前記拡幅部材を前記深さ方向に沿って案内する案内部を含み、
    前記プロテクタは、前記案内部によって案内されながら前記フレームに接続される
    ことを特徴とする電気接続箱とプロテクタとの接続構造。
  4. 前記案内部は、前記側壁部の内側面に設けられ、
    前記プロテクタは、前記案内部によって案内されながら前記深さ方向に沿って前記通路部に挿入されて前記通路部を前記幅方向に押し広げる押圧部を有する
    請求項3に記載の電気接続箱とプロテクタとの接続構造。
  5. 前記案内部は、両側の前記側壁部の外側面に設けられ、
    前記案内部は、前記外側面から前記幅方向に突出する基部と、前記基部から突出し、かつ前記外側面と対向する対向部と、を有し、
    前記プロテクタは、前記拡幅部材であって、両側の前記外側面にそれぞれ対向する一対の保持壁部と、前記保持壁部に設けられ、前記対向部と前記外側面との間に入り込んで前記対向部を支持する支持部と、を有し、
    前記通路部は、前記対向部によって前記支持部を案内しながら前記深さ方向に沿って一対の前記保持壁部の間に挿入されることで前記幅方向に広げられる
    請求項3に記載の電気接続箱とプロテクタとの接続構造。
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