JP7118562B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来、フレームとカバーとを有する電気接続箱がある。特許文献1には、開口部を有するフレームと、フレームと嵌合する側壁を有し、開口部を閉塞するカバーと、を備えた電気接続箱が開示されている。
特開2019-103215号公報
電気接続箱には、フレームおよびカバーのそれぞれに配置された係合部によるロック構造が設けられることがある。電気接続箱の組み立て工程において、係合部を係合させる作業の効率を向上できることが望まれている。例えば、作業者は、カバーの押圧面に対して押圧力を加えることで係合部を係合させる。作業者が押圧力を加えやすいように押圧面が構成されていれば、係合作業の効率向上を図ることができる。
本発明の目的は、係合作業の効率を向上させることができる電気接続箱を提供することである。
本発明の電気接続箱は、開口部を有するフレーム本体と、前記フレーム本体に配置された第一係合部と、を有するフレームと、前記開口部を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体に配置され、前記第一係合部と係合する第二係合部と、を有するカバーと、を備え、前記カバー本体の外側面は、前記フレームと前記カバーとが嵌合する嵌合方向から見た場合に前記第二係合部に隣接している押圧面を有し、前記第一係合部および前記第二係合部は、前記嵌合方向に沿って相対移動することにより係合し、前記押圧面の法線は、前記嵌合方向に沿って前記押圧面から前記フレームへ向かうに従って前記第二係合部へ近づくように前記嵌合方向に対して傾斜していることを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱のカバーは、嵌合方向から見た場合に第二係合部に隣接している押圧面を有し、押圧面の法線は、嵌合方向に沿って押圧面からフレームへ向かうに従って第二係合部へ近づくように嵌合方向に対して傾斜している。押圧面に作業者の指が掛かりやすいため、作業者が第二係合部に対して十分な押圧力を加えることができる。よって、本発明に係る電気接続箱によれば、係合作業の効率を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態の電気接続箱を示す斜視図である。 図2は、実施形態の電気接続箱の分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るフレームの斜視図である。 図4は、実施形態の電気接続箱の下面図である。 図5は、実施形態に係るロアカバーの斜視図である。 図6は、実施形態に係るロアカバーの側面図である。 図7は、実施形態に係るロアカバーの断面図である。 図8は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図である。 図9は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図である。 図10は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る電気接続箱につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図10を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、電気接続箱に関する。図1は、実施形態の電気接続箱を示す斜視図、図2は、実施形態の電気接続箱の分解斜視図、図3は、実施形態に係るフレームの斜視図、図4は、実施形態の電気接続箱の下面図、図5は、実施形態に係るロアカバーの斜視図、図6は、実施形態に係るロアカバーの側面図、図7は、実施形態に係るロアカバーの断面図、図8は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図、図9は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図、図10は、実施形態に係るロアカバーの拡大断面図である。
図7には、図4のVII-VII断面が示されている。図9には、図4のIX-IX断面が示されている。図10には、図4のX-X断面が示されている。
図1および図2に示すように、実施形態に係る電気接続箱1は、フレーム2、アッパカバー3、およびロアカバー4を有する。フレーム2、アッパカバー3、およびロアカバー4は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって形成されている。本実施形態の電気接続箱1は、自動車等の車両に搭載される。
図2および図3に示すように、フレーム2は、フレーム本体20および複数の第一係合部21を有する。フレーム本体20は、電子部品5を収容する収容空間2aを有する。本実施形態のフレーム本体20は、筒状の部材である。図2および図3に示すように、本実施形態のフレーム本体20は、断面形状が略矩形となるように形成されている。
フレーム本体20は、第一開口部20aおよび第二開口部20bを有する。第一開口部20aは、フレーム2における軸方向の一端に配置された開口部である。第二開口部20bは、フレーム2における軸方向の他端に配置された開口部である。すなわち、第一開口部20aおよび第二開口部20bは、互いに逆の方向に向けて開放している。アッパカバー3は、第一開口部20aを閉塞するカバー部材である。ロアカバー4は、第二開口部20bを閉塞するカバー部材である。
第一係合部21は、フレーム本体20の外側面に配置されている。第一係合部21は、ロアカバー4の第二係合部41と係合し、第二係合部41を係止する。第一係合部21は、角筒形状に形成されており、係止片21aを有する。第一係合部21の軸方向は、フレーム本体20の軸方向と一致している。係止片21aは、可撓性を有する片部であり、フレーム本体20の軸方向に沿って延在している。係止片21aの内側面には、第二係合部41を係止する爪部21bが設けられている。
図4から図6に示すように、ロアカバー4は、カバー本体40および複数の第二係合部41を有する。カバー本体40は、第二開口部20bを閉塞する部分であり、凹形状に形成されている。カバー本体40は、底壁部42および側壁部43を有する。底壁部42は、平板形状の構成部であり、フレーム本体20の軸方向において第二開口部20bと対向する。側壁部43は、底壁部42を囲む壁部である。側壁部43は、底壁部42の縁部から、底壁部42に対して交差する方向に立設されている。側壁部43の先端部は、フレーム本体20と嵌合する。
第二係合部41は、側壁部43に配置されている。第二係合部41は、第一係合部21と対応する位置に設けられている。第二係合部41は、第一係合部21に挿入される板状の構成部である。第二係合部41の外側面には、凹部41dが形成されている。凹部41dは、第一係合部21の爪部21bと係合する。
図7に示すように、フレーム2に対してロアカバー4が取り付けられる場合、フレーム2の軸方向に沿って、カバー本体40がフレーム本体20に対して嵌合される。以下の説明では、フレーム2とロアカバー4とが嵌合する方向を「嵌合方向Z」と称する。本実施形態の嵌合方向Zは、フレーム本体20の軸方向である。また、ロアカバー4を嵌合方向Zから平面視した場合のロアカバー4の短手方向を「第一方向X」と称し、ロアカバー4の長手方向を「第二方向Y」と称する。第一方向Xと第二方向Yとは直交している。また、第一方向Xおよび第二方向Yは、何れも嵌合方向Zと直交している。
ロアカバー4がフレーム2に対して嵌合するときに、第二係合部41は、嵌合方向に沿って第一係合部21に対して挿入される。各第二係合部41が対応する第一係合部21に押し込まれることにより、爪部21bが凹部41dと係合する。これにより、第一係合部21と第二係合部41とがロック状態となる。ロック状態において、爪部21bが凹部41dを係止して、フレーム2に対するロアカバー4の相対移動を規制する。
カバー本体40には、車体側の形状等に応じて、傾斜部や段部が形成されている。図5に示すように、実施形態のカバー本体40は、傾斜部44、第一段部45、および第二段部46を有する。傾斜部44は、側壁部43の一部である。第一段部45および第二段部46は、側壁部43に形成された段部である。
第一段部45は、底壁部42に隣接しており、かつ底壁部42に対して一段浅い位置に形成されている。言い換えると、第一段部45は、底壁部42と比較して、カバー本体40の開口部40aに近い位置にある。図4に示すように、平面視における第一段部45の形状は、第一方向Xが長手方向の矩形である。
第二段部46は、カバー本体40の開口部40aに隣接しており、かつ開口部40aに対して一段深い位置に形成されている。言い換えると、第二段部46は、開口部40aと比較して、底壁部42に近い位置にある。図4に示すように、平面視における第二段部46の形状は、第一方向Xが長手方向の矩形である。
本実施形態のカバー本体40は、第一押圧面45b、第二押圧面46b、および第三押圧面47aを有する。第一押圧面45b、第二押圧面46b、および第三押圧面47aは、以下に説明するように、第一係合部21に対して第二係合部41を係合させる係合作業の効率を向上させるように構成されている。
第一押圧面45bは、第一段部45の外側面45aの一部である。外側面45aは、第一押圧面45bと、隣接面45cと、を有する。隣接面45cは、外側面45aのうち、第一押圧面45bを除く領域である。外側面45aには、押圧面45bと隣接面45cとを仕切る境界線45dが形成されている。
図4に示すように、第一押圧面45bは、一つの第二係合部41に隣接している。以下の説明では、第一押圧面45bと隣接している第二係合部41を「第二係合部41A」と称する。第一押圧面45bは、第一方向Xにおいて第二係合部41Aと隣接している。第一押圧面45bには、第二係合部41Aの位置を示す三つのマーク6a,6b,6cが並んでいる。マーク6a,6b,6cは、第一押圧面45bから隆起した線状の突部である。マーク6a,6b,6cは、第二方向Yに沿って延在しており、かつ第一方向Xに沿って配列されている。マーク6aの長さが最も長く、マーク6cの長さが最も短く、マーク6bの長さが中間の長さである。マーク6aは、第一押圧面45bにおける境界線45dの近傍に配置されている。マーク6cは、第一押圧面45bにおける第二係合部41Aに近い端部に配置されている。
図8に示すように、第一押圧面45bの法線N1の方向は、嵌合方向Zに対して傾斜している。図8には、嵌合方向Zに延在する仮想線Z1が破線で示されている。第一押圧面45bの法線N1の方向は、仮想線Z1に対して傾斜している。より詳しくは、法線N1は、嵌合方向Zに沿って第一押圧面45bからフレーム2へ向かうに従って第二係合部41Aへ近づくように、嵌合方向Zに対して傾斜している。仮想線Z1に対する法線N1の傾斜角度θ1は、係合作業の効率を向上できるように適宜定められる。傾斜角度θ1は、例えば、1°から5°の範囲で定められてもよいが、これには限定されない。
このように第一押圧面45bが傾斜していることで、係合作業における作業効率が向上する。例えば、作業者が、第二係合部41Aを第一係合部21に向けて押し込む力を第一押圧面45bに対して加えやすくなる。第一押圧面45bが上記のように傾斜していることで、第一押圧面45bに対して加えられる力の方向は、法線N1の方向となる。言い換えると、第一押圧面45bに対して加えられる力の方向は、嵌合方向Zに対して、第二係合部41Aに向かう方向に傾斜した方向となる。よって、作業者は、第一係合部21に向けて押し込む力を第二係合部41Aに対して効率的に作用させることができる。
また、本実施形態では、ロアカバー4に変形が生じている場合にも第二係合部41Aに対して十分な押圧力を加えやすくなる。例えば、第二係合部41Aにつながる壁部43aが内倒れしている場合、第一押圧面45bに加えられる力の向きは、壁部43aの内倒れを修正する向きである。よって、作業者は、第一押圧面45bに加える力によって、壁部43aの内倒れを低減させつつ第二係合部41Aを第一係合部21に押し込むことができる。
また、第一押圧面45bは、作業者の指が掛かりやすくなる方向に傾斜している。よって、係合作業における指の滑りが発生しにくく、作業効率が向上する。また、第一押圧面45bは、マーク6a,6b,6cの並び方向に沿って傾斜している。本実施形態では、第一押圧面45bの最大傾斜の方向は、マーク6a,6b,6cの並び方向である。従って、作業者がマーク6a,6b,6cに沿って指を押し当てることで、最も力を加えやすい位置に指が位置付けられる。
本実施形態において、隣接面45cの法線N0の方向は、第一押圧面45bの法線N1の方向とは異なる。法線N0の方向は、例えば、仮想線Z1と平行な方向、言い換えると、嵌合方向Zと平行な方向である。法線N1の方向と法線N0の方向とが異なることから、境界線45dは第一段部45の屈曲点となっている。
次に、第二押圧面46bについて説明する。図4および図5に示すように、第二押圧面46bは、第二段部46の外側面46aの少なくとも一部である。本実施形態では、外側面46aの全体が第二押圧面46bとなっている。図6に示すように、外側面46aは、第一方向Xに対して傾斜している。外側面46aの傾斜は、例えば、車体と干渉しないように設けられている。図4に示すように、第二押圧面46bは、一つの第二係合部41に隣接している。以下の説明では、第二押圧面46bと隣接している第二係合部41を「第二係合部41B」と称する。第二押圧面46bは、第二方向Yにおいて第二係合部41Bと隣接している。
第二押圧面46bには、第二係合部41Bの位置を示す三つのマーク7a,7b,7cが並んでいる。マーク7a,7b,7cは、第二押圧面46bから隆起した線状の突部である。マーク7a,7b,7cは、第一方向Xに沿って延在しており、かつ第二方向Yに沿って配列されている。マーク7aの長さが最も長く、マーク7cの長さが最も短く、マーク7bの長さが中間の長さである。マーク7aは、第二押圧面46bにおける底壁部42側の端部に配置されている。マーク7cは、第二押圧面46bにおける第二係合部41Bに近い端部に配置されている。
図9に示すように、第二押圧面46bの法線N2の方向は、嵌合方向Zに対して傾斜している。図9には、嵌合方向Zに延在する仮想線Z2が破線で示されている。第二押圧面46bの法線N2の方向は、仮想線Z2に対して傾斜している。より詳しくは、法線N2は、嵌合方向Zに沿って第二押圧面46bからフレーム2へ向かうに従って第二係合部41Bへ近づくように、嵌合方向Zに対して傾斜している。
仮想線Z2に対する法線N2の傾斜角度θ2は、係合作業の効率を向上できるように適宜定められる。傾斜角度θ2は、例えば、1°から5°の範囲で定められてもよいが、これには限定されない。傾斜角度θ2は、例えば、第二方向Yに沿った第二押圧面46bの幅に応じて定められてもよい。この場合、第二押圧面46bの幅が小さい場合の傾斜角度θ2の値は、第二押圧面46bの幅が大きい場合の傾斜角度θ2の値よりも大きくされてもよい。
第二押圧面46bが傾斜していることで、係合作業における作業効率が向上する。本実施形態の第二押圧面46bは、第二方向Yに沿った幅が狭く、かつ第一方向Xに対して傾斜している。このような第二押圧面46bにおいて、作業者の指が掛かりやすくする傾斜が設けられていることで、作業者が第二係合部41Bを容易に第一係合部21に係合させることができる。
次に、第三押圧面47aについて説明する。図4から図6に示すように、第三押圧面47aは、傾斜部44における開口部40a側の端部に配置されている。傾斜部44は、第二係合部41の先端が下方に向けられた場合に傾斜部44の内側面が斜め下方を向くように、嵌合方向Zに対して傾斜している。カバー本体40は、傾斜部44に対して凹んでいる凹部47を有する。凹部47は、第三押圧面47aと、壁部47bと、によって形成されている。壁部47bは、第三押圧面47aの縁から開口部40aの側とは反対側に向けて立設されている。壁部47bの形状は、ロアカバー4の内方に向けて湾曲した形状である。言い換えると、壁部47bの外側面は、凹状に湾曲している。
図4に示すように、第三押圧面47aは、一つの第二係合部41に隣接している。以下の説明では、第三押圧面47aと隣接している第二係合部41を「第二係合部41C」と称する。第三押圧面47aは、第一方向Xにおいて第二係合部41Cと隣接している。
第三押圧面47aには、第二係合部41Cの位置を示す三つのマーク8a,8b,8cが並んでいる。マーク8a,8b,8cは、第三押圧面47aから隆起した線状の突部である。マーク8a,8b,8cは、第二方向Yに沿って延在しており、かつ第一方向Xに沿って配列されている。マーク8aの長さが最も長く、マーク8cの長さが最も短く、マーク8bの長さが中間の長さである。マーク8aは、第三押圧面47aにおける壁部47b側の端部に配置されている。マーク8cは、第三押圧面47aにおける第二係合部41Cに近い端部に配置されている。
図10に示すように、第三押圧面47aの法線N3の方向は、嵌合方向Zに対して傾斜している。図10には、嵌合方向Zに延在する仮想線Z3が破線で示されている。第三押圧面47aの法線N3の方向は、仮想線Z3に対して傾斜している。より詳しくは、法線N3は、嵌合方向Zに沿って第三押圧面47aからフレーム2へ向かうに従って第二係合部41Cへ近づくように、嵌合方向Zに対して傾斜している。
仮想線Z3に対する法線N3の傾斜角度θ3は、係合作業の効率を向上できるように適宜定められる。傾斜角度θ3は、例えば、1°から5°の範囲で定められてもよいが、これには限定されない。傾斜角度θ3は、例えば、第一方向Xに沿った第三押圧面47aの幅に応じて定められてもよい。この場合、第三押圧面47aの幅が小さい場合の傾斜角度θ3の値は、第三押圧面47aの幅が大きい場合の傾斜角度θ3の値よりも大きくされてもよい。
第三押圧面47aが傾斜していることで、係合作業における作業効率が向上する。第二係合部41Cに隣接して第三押圧面47aが設けられていることで、係合作業の効率化が図られている。更に、第三押圧面47aにおいて、作業者の指が掛かりやすくする傾斜が設けられていることで、作業者が第二係合部41Cを容易に第一係合部21に係合させることができる。
また、第三押圧面47aは、マーク8a,8b,8cの並び方向に沿って傾斜している。本実施形態では、第三押圧面47aの最大傾斜の方向は、マーク8a,8b,8cの並び方向である。従って、作業者がマーク8a,8b,8cに沿って指を押し当てることで、最も力を加えやすい位置に指が位置付けられる。
以上説明したように、本実施形態の電気接続箱1は、フレーム2と、ロアカバー4と、を有する。フレーム2は、第二開口部20bを有するフレーム本体20と、フレーム本体20に配置された第一係合部21と、を有する。ロアカバー4は、電気接続箱1が有するカバーの一例である。ロアカバー4は、第二開口部20bを閉塞するカバー本体40と、カバー本体40に配置され、第一係合部21と係合する第二係合部41と、を有する。
カバー本体40の外側面は、第一押圧面45b、第二押圧面46b、および第三押圧面47aを有する。第一押圧面45b、第二押圧面46b、および第三押圧面47aは、嵌合方向Zから見た場合に対応する第二係合部41と隣接している。第一係合部21および第二係合部41は、嵌合方向Zに沿って相対移動することにより係合する。第一押圧面45b、第二押圧面46b、および第三押圧面47aの法線N1,N2,N3は、嵌合方向Zに沿って押圧面45b,46b,47aからフレーム2へ向かうに従って第二係合部41へ近づくように嵌合方向Zに対して傾斜している。
本実施形態の電気接続箱1によれば、第二係合部41を第一係合部21に対して係合させる際に、押圧面45b,46b,47aに作業者の指が掛かりやすい。その結果、作業者が第二係合部41に対して十分な押圧力を加えることができ、係合作業の効率が向上する。
本実施形態の電気接続箱1において、カバー本体40は、底壁部42と、底壁部42を囲む側壁部43と、を有する。第二係合部41および押圧面45b,46b,47aは、側壁部43に形成されている。第二係合部41および押圧面45b,46b,47aが共に側壁部43に形成されていることで、係合作業の効率が向上する。
本実施形態のカバー本体40は、第三押圧面47aと、第三押圧面47aの縁からフレーム2の側とは反対側に向けて立設された壁部47bと、によって形成された凹部47を有する。第三押圧面47aは、壁部47bへ近づくに従って嵌合方向Zに沿ってフレーム2の側へ近づくように傾斜している。第三押圧面47aがこのように構成されていることで、第三押圧面47aに作業者の指が掛かりやすくなる。
本実施形態の押圧面45b,46b,47aには、第二係合部41の位置を示す複数のマークが並んでいる。第一押圧面45bおよび第三押圧面47aの最大傾斜方向は、複数のマークの並び方向である。例えば、第一押圧面45bの最大傾斜方向は、複数のマーク6a,6b,6cの並び方向である。作業者が複数のマークに沿って指を押し当てることで、最も力を加えやすい位置に指が位置付けられる。
[実施形態の変形例]
第二係合部41や押圧面45b,46b,47aの配置や形状は、例示した配置や形状には限定されない。嵌合方向Zに対する押圧面45b,46b,47aの傾斜角度θ1,θ2,θ3は、第二係合部41と押圧面45b,46b,47aとの距離に応じて定められてもよい。例えば、以下に説明する様に、押圧面45b,46b,47aから第二係合部41までの距離が遠い場合、距離が近い場合と比較して、傾斜角度θ1,θ2,θ3が大きな値とされてもよい。
図6を参照して説明すると、第一押圧面45bから第二係合部41Aの先端までの距離は、距離L1である。第二押圧面46bから第二係合部41Bの先端までの距離は、距離L2である。第三押圧面47aから第二係合部41Cの先端までの距離は、距離L3である。なお、距離L1,L2,L3は、何れも嵌合方向Zに沿った距離である。距離L1,L2,L3のうち、距離L1が最も大きく、距離L3が最も小さい。この場合に、第一押圧面45bの傾斜角度θ1が最も大きくされ、第三押圧面47aの傾斜角度θ3が最も小さくされてもよい。
なお、傾斜した押圧面45b,46b,47aが設けられるカバーは、ロアカバー4には限定されない。傾斜した押圧面がアッパカバー3に設けられてもよい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 電気接続箱
2 フレーム
2a 収容空間
3 アッパカバー
4 ロアカバー
5 電子部品
6a,6b,6c,7a,7b,7c,8a,8b,8c マーク
20 フレーム本体
20a:第一開口部、 20b:第二開口部
21 第一係合部
21a:係止片、 21b:爪部
40 カバー本体
40a 開口部
41(41A,41B,41C) 第二係合部
41d:凹部
42 底壁部
43 側壁部
43a 壁部
44 傾斜部
45 第一段部
45a:外側面、 45b:第一押圧面、 45c:隣接面、
45d:境界線
46 第二段部
46a:外側面、 46b:第二押圧面
47 凹部
47a:第三押圧面、 47b:壁部
N0,N1,N2,N3 法線
X:第一方向、 Y:第二方向、 Z:嵌合方向
Z1,Z2,Z3 仮想線

Claims (4)

  1. 開口部を有するフレーム本体と、前記フレーム本体に配置された第一係合部と、を有するフレームと、
    前記開口部を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体に配置され、前記第一係合部と係合する第二係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバー本体の外側面は、前記フレームと前記カバーとが嵌合する嵌合方向から見た場合に前記第二係合部に隣接している複数の押圧面を有し、
    前記第一係合部および前記第二係合部は、前記嵌合方向に沿って相対移動することにより係合し、
    前記押圧面の法線は、前記嵌合方向に沿って前記押圧面から前記フレームへ向かうに従って前記第二係合部へ近づくように前記嵌合方向に対して傾斜しており、
    前記カバーは、前記嵌合方向と直交する第一方向と、前記嵌合方向および前記第一方向のそれぞれと直交する第二方向と、を有し、
    複数の前記押圧面のうち少なくとも一つの押圧面は、第二押圧面を有し、前記嵌合方向から見た場合の前記第二押圧面の形状は、第一方向が長手方向の矩形であり、
    前記第二押圧面は、前記第一方向に対して傾斜した傾斜面であり、かつ対応する前記第二係合部と前記第二方向において隣接しており、
    前記第一方向から見た場合の前記第二押圧面の法線は、前記嵌合方向に沿って前記第二押圧面から前記フレームへ向かうに従って対応する前記第二係合部へ近づくように、前記嵌合方向に対して傾斜している
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記カバーは、ロアカバーであり、
    前記カバー本体は、底壁部と、前記底壁部を囲む側壁部と、を有し、
    前記第二係合部および前記押圧面は、前記側壁部に形成されており、
    前記第二押圧面は、前記側壁部に設けられた段部の面である
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 複数の前記押圧面のうち少なくとも一つの押圧面は、第三押圧面を有し、
    前記カバー本体は、前記第三押圧面と、前記第三押圧面の縁から前記フレームの側とは反対側に向けて立設された壁部と、によって形成された凹部を有し、
    前記第三押圧面は、前記壁部へ近づくに従って前記嵌合方向に沿って前記フレームの側へ近づくように傾斜している
    請求項1または2に記載の電気接続箱。
  4. 前記押圧面には、前記第二係合部の位置を示す複数のマークが並んでおり、
    前記押圧面の最大傾斜方向は、複数の前記マークの並び方向である
    請求項1から3の何れか1項に記載の電気接続箱。
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