JP2015145838A - 電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置 Download PDF

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敏明 葛西
Toshiaki Kasai
敏明 葛西
裕治 石谷
Yuji Ishitani
裕治 石谷
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Abstract

【課題】簡単且つ確実にバスバーに装着可能な電流検出装置を提供する。【解決手段】電流検出装置は、バスバーに装着されるハウジングと、バスバーに流れる電流の磁束を検出する検出素子を実装した実装基板と、バスバー及び実装基板を挟んで対向配置されるようにハウジングに装着される第1及び第2の磁気シールド板とを備え、ハウジングは、対向配置された第1及び第2の支持部と、第1及び第2の支持部との間に形成されたバスバー収容部と、第1の支持部に形成された磁気シールド収容部と、第2の支持部に形成された基板収容部と、第1及び第2の支持部をこれらの一端側で連結する連結部と、第1及び第2の支持部の他端側に設けられて第1及び第2支持部を同軸的に貫通する固定ピン収容孔とを有するとともに、固定ピン収容孔に挿入された固定ピンを介して第1及び第2の支持部の他端側が固定される。【選択図】図1

Description

この発明は、バスバーに流れる電流を検出する電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置に関する。
従来より、電気自動車等のバッテリーに接続されたハーネスに流れる電流から発生する磁束を検出することで、バッテリーと各種補機等との間を流れる電流値を検出するための電流検出装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この電流検出装置は、例えば検出素子の実装基板を検出素子とバスバーとが対向するようにハウジングに設置した上で、検出素子及びバスバーを内包するように磁気シールドが配置された構造を備えている。
バスバー及び磁気シールドのハウジングへの固定は、例えばバスバーの上側に位置する固定台にバスバーの切欠きを合わせて組み付けた上で、ハウジング及び固定台にそれぞれ設けられた凸部をバスバー及び磁気シールドにそれぞれ設けられた孔に嵌め込む。そして、これら凸部の先端を熱溶融させてバスバー及び磁気シールドに折り返すように溶着させることにより、ハウジングにバスバー及び磁気シールドを一体結合することで行われている。
特開2010−223868号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の電流検出装置では、バスバー及び磁気シールドを熱カシメによりハウジングに固定する構造のため、バスバー一体構造であると共に孔開け加工や熱溶着加工が必要であり、バスバーと一体的に流通させる必要があると共に加工に手間がかかるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点に鑑みてなされたもので、簡単且つ確実にバスバーに装着可能な電流検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電流検出装置は、バスバーに装着されるハウジングと、前記バスバーに電流が流れることにより発生する磁束を検出する検出素子が実装された実装基板と、前記バスバー及び実装基板を挟んで対向配置されるように、前記ハウジングに収容される第1及び第2の磁気シールド板とを備え、前記ハウジングは、対向配置された第1及び第2の支持部と、前記第1及び第2の支持部の間に形成されたバスバー収容部と、前記第1の支持部に形成され、前記第1の磁気シールド板を収容する磁気シールド板収容部と、前記第2の支持部に形成され、前記検出素子が前記バスバー収容部の近傍に配置されるように前記実装基板を前記第2の磁気シールド板とともに収容する基板収容部と、前記第1及び第2の支持部をこれらの一端側で連結する連結部と、前記第1及び第2の支持部の他端側に設けられて前記第1及び第2支持部を同軸的に貫通する固定ピン収容孔とを有するとともに、前記固定ピン収容孔に挿入された固定ピンを介して前記第1及び第2の支持部の他端側が固定され、前記固定ピンは、当該固定ピンが前記固定ピン収容孔に挿入されて回転することにより、前記第1の支持部と係合して前記第1の支持部を固定する第1のロック片と、前記第2の支持部と係合して前記第2の支持部を固定する第2のロック片と、前記第1及び第2の支持部の間の前記バスバー収容部に挿入されるスペーサ片とを有し、前記スペーサ片は、前記バスバー収容部において前記バスバーを押圧可能に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る電流検出装置によれば、ハウジングのバスバー収容部は、対向配置された第1及び第2の支持部の一端側は連結部で連結されているが、他端側(連結部とは反対側)が開放されているので、バスバーの側方(短手方向)からハウジングを装着することができる。これはバスバーの長手方向の両端がいずれかの部材に既に固定された状態であっても、後からハウジングをバスバーに装着できることを意味している。
なお、バスバーにハウジングを装着し、バスバーを第1及び第2の支持部で挟み込んだ後は、第1及び第2の支持部の他端側に形成された固定ピン収容孔に固定ピンを挿入した上で固定ピンを回転することにより、固定ピンの第1及び第2のロック片がそれぞれ第1及び第2の支持部と係合して第1及び第2の支持部の他端側が固定されるとともに、固定ピンのスペーサ片がバスバー収容部に挿入されてバスバーを連結部との間に押圧固定するため、簡単且つ確実にバスバーに電流検出装置を装着できる。
このように、予めバスバーを電流検出装置に固定することなく、後から、簡単且つ確実にバスバーを装着できるように電流検出装置が構成されているため、流通性を向上させることができる。
本発明の一実施形態においては、前記固定ピンが前記固定ピン収容孔に挿入されて回転することにより、前記バスバーと同等の厚みの前記スペーサ片が前記バスバー収容部に挿入されるとともに、前記第1の支持部の他端側が前記スペーサ片に押圧されるように前記第1の支持部と前記第1のロック片が係合し、前記第2の支持部の他端側が前記スペーサ片に押圧されるように前記第2の支持部と前記第2のロック片が係合するように構成されている。
これにより、第1及び第2の支持部はバスバー収容部に装着されたバスバーを押圧状態で固定し、第1の支持部の磁気シールド板収容部に収容された第1の磁気シールド板と、第2の支持部の基板装着部に収容された実装基板及び第2の磁気シールドと、バスバーとの各間隔がずれないように位置精度よく固定するので、検出素子による検出精度が優れた電流検出装置を提供することができる。
また本発明の一実施形態においては、前記第1のロック片または当該第1のロック片との係合部には、これらが係合したときに、前記第1の支持部の他端側を前記スペーサ片に向けて押圧するための突起が形成されるとともに、前記第2のロック片または当該第2のロック片との係合部には、これらが係合したときに、前記第2の支持部の他端側を前記スペーサ片に向けて押圧するための突起が形成される。
態で固定できる。
また本発明の一実施形態においては、前記第1のロック片または当該第1の支持部と係合部には、これらの係合を誘い込むためのテーパ面が形成されるとともに、前記第2のロック片または当該第2の支持部との係合部には、これらの係合を誘い込むためのテーパ面が形成されている。
また本発明の一実施形態においては、前記スペーサ片は、前記バスバー収容部に装着されるバスバーとの当接面に形成された突起を有する。
さらに本発明に係るバスバー付き電流検出装置よれば、上記の電流検出装置がバスバーに装着され、前記バスバー収容部を挿通する前記バスバーは、前記第1及び第2の支持部によって挟持されるとともに、前記スペーサ片と前記連結部との間で押圧固定される。
また本発明の一実施形態においては、前記バスバーは、当該バスバーの短手方向の一端側の側面に位置決め突起を有し、前記バスバーの前記位置決め突起と前記ハウジングの前記連結部が係合することにより、前記バスバーの長手方向の位置が規制される。
本発明によれば、簡単且つ確実にバスバーに装着可能な電流検出装置を提供する。
本発明の一実施形態に係る電流検出装置を示す斜視図である。 同電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置を示す斜視図である。 同バスバー付き電流検出装置の分解斜視図である。 同電流検出装置の固定ピンの正面図である。 同バスバー付き電流検出装置の上面図である。 図5のA−A’断面図である。 図5のB−B’断面図である。 図5のD−D’断面図である。 図5の固定ピンを除いたD−D’断面図である。 図6のE−E’断面、F−F’断面及びG−G’断面における固定ピンの回転動作を示す断面図である。 同バスバー付き電流検出装置のカバー装着前の下面図である。 同バスバー付き電流検出装置の一部変形例を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る電流検出装置及びバスバー付き電流検出装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電流検出装置を示す斜視図、図2は、電流検出装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置を示す斜視図、図3はバスバー付き電流検出装置の分解斜視図である。図4は、電流検出装置の固定ピンの正面図、図5はバスバー付き電流検出装置の上面図である。また、図6は、図5のA−A’断面図、図7は図5のB−B’断面図、図8は図5のD−D’断面図、図9は図5の固定ピンを除いたD−D’断面図である。
更に、図10は、図6のE−E’断面、F−F’断面及びG−G’断面における固定ピンの回転動作を示す断面図であり、図11はバスバー付き電流検出装置のカバー装着前の下面図、図12はバスバー付き電流検出装置の一部変形例を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態に係る電流検出装置1Aは、ハウジング10と、実装基板20と、第1及び第2の磁気シールド板38,39と、ハウジング10に装着される固定ピン40及びカバー50を備えて構成されている。
また、電流検出装置1Aをバスバー30に装着することにより、バスバー付き電流検出装置1を構成する。
ハウジング10は、非磁性及び非導電性の合成樹脂等を一体成形した樹脂成形部材からなる。ハウジング10は、上面から見て矩形状に形成され、バスバー30がその側面側から短手方向に挿入されてバスバー30の一部(中央部)が収容される三辺開放一辺閉鎖空間状のバスバー収容部11を有する。
ハウジング10は、例えばバスバー収容部11に挿入されたバスバー30の短手方向全体にわたってバスバー30の上面31側を支持する上支持部12(第1の支持部)及び下面32側を支持する下支持部13(第2の支持部)を有する。そして、これら対向配置された上支持部12及び下支持部13でバスバー30を厚さ方向に挟み込む。
また、ハウジング10は、上支持部12及び下支持部13の一端に設けられて上支持部12及び下支持部13を連結する連結部14と、上支持部12及び下支持部13の他端に設けられて上支持部12及び下支持部13を同軸的に貫通する固定ピン収容孔15とを有する。
そして、バスバー収容部11にバスバー30が挿入された後、上支持部12及び下支持部13を同軸的に貫通する固定ピン収容孔15に固定ピン40が挿入される。
固定ピン40は、図4に示すように、例えば段付き棒状部材からなり、同一側方に軸方向に沿って間隔をあけた状態で突出形成された第1及び第2のロック片41,42並びにスペーサ片43を有する。また、固定ピン40は、これらロック片41,42及びスペーサ片43と例えば上面から見て反時計回りに90°異なる側方から突出する挿入位置決め片44と、上面部に形成されたマイナスドライバ等の治具の先端が挿入される係合溝45とを有する。
また、固定ピン40におけるスペーサ片43の厚みは、バスバー30の厚みとほぼ同一に形成されている。またスペーサ片43の先端には、突起43aが形成されている。
更に、第1のロック片41の下面及び第2のロック片42の上面の一部はテーパ面41a,42aとなっており、これによって、後述する固定ピン収容孔15に固定ピン40を挿入し、固定ピン40を回転させたとき、これら第1及び第2のロック片41,42が、後述する溝部17,18内にスムーズに誘い込まれて、上支持部12及び下支持部13と係合される。
固定ピン40が挿入される固定ピン収容孔15は、図5〜図9に示すように、上支持部12及び下支持部13を同軸的に貫通する。
また、固定ピン収容孔15の内壁には、固定ピン40挿入時に、ロック片41,42及びスペーサ片43が通る凹溝15bが軸方向に沿って形成され、固定ピン40回転時に、ロック片41,42が係合する溝部17,18が凹溝15bと連通して形成されている。さらに固定ピン収容孔15の内壁には、固定ピン挿入時及び回転時に、挿入位置決め片44をガイドするガイド溝15aが形成されている。
なお、上支持部12の溝部17及び下支持部13の溝部18の一部は、図9に示すように、固定ピン挿入孔15に挿入された固定ピン40を回転する際、凹溝15bに配置された第1及び第2のロック片41,42を、それぞれ溝部17,18内にスムーズに誘い込むためのテーパ面17c,18cを有する。なお、第1及び第2のロック片41,42のテーパ面41a,42aや、溝部17,18のテーパ面17c,18cは、いずれか一方だけが形成されていてもよい。
固定ピン40は、ハウジング10の固定ピン収容孔15に挿入された上で、例えば係合溝45に係合された治具等を操作して上面から見て時計回り方向に90°回転させることにより固定位置まで回転され、図6に示すように、スペーサ片43が上支持部12及び下支持部13間のバスバー収容部11において、バスバー収容部11に収容されたバスバー30の側面を連結部14側に押圧する位置に配置される。
また、このとき、固定位置において第1のロック片41が上支持部12に設けられた溝部17と係合し、この上支持部12をスペーサ片43に向けて押圧する。更に、固定位置において第2のロック片42が下支持部13に設けられた溝部18と係合し、この下支持部13をスペーサ片43に向けて押圧する。従って、バスバー30の上面31は上支持部12の下面と、バスバー30の下面32は下支持部13の上面とそれぞれ当接しバスバー収容部11において上支持部12及び下支持部13の間に押圧状態で挟まれる。
これにより、バスバー収容部11に収容されたバスバー30は、固定ピン40の第1のロック片41及び第2のロック片42と上支持部12及び下支持部13との係合作用によって、上支持部12及び下支持部13で挟み込まれる。そして、基板装着部60に装着された実装基板20の検出素子21との間隔が所定の距離となる状態で、バスバー30がハウジング10に位置精度良く装着される。これにより、バスバー30を流れる電流の電流値の検出素子21での検出性能を設計通りに発揮させることが可能となる。
第1及び第2のロック片41,42が、上支持部12及び下支持部13をそれぞれスペーサ片43に向けて押圧し、スペーサ片43がバスバー30を連結部14に向けて押圧する構造は、具体的には次のように実現される。すなわち、図6に示すように、例えば上支持部12の第1のロック片41と係合する溝部17の下面17aと、下支持部13の第2のロック片42と係合する溝部18の上面18aには、それぞれ突起17b,18bが形成されている。また、スペーサ片43のバスバー30との当接面にも、突起43aが形成されている。なお、これら突起17b,18b,43aは、突条であってもよい。
なおバスバー30は、図5に示すように、短手方向の側面にバスバー収容部11への装着時に連結部14の両側面とそれぞれ係合してバスバー30の長手方向の位置を規制する位置決め突起33を側面に有する。これにより、バスバー30の一部(中央部)を、ハウジング10のバスバー収容部11に対して容易に位置決めして収容することができる。
図6及び図7に示すように、上支持部12には、固定ピン収容孔15の上支持部12側を補強するリブ12aと、バスバー30の上面31に沿った方向から挿入された第1の磁気シールド板38を爪部16aで引っ掛けて上支持部12内に収容する磁気シールド板収容部16とが形成されている。そして、磁気シールド収容部16の内壁上面に形成された凸部16bによって、第1の磁気シールド板38を押圧固定する。
また、下支持部13の下面側には、実装基板20及び第2のシールド磁気シールド板39を収容するための凹状の基板装着部60が形成されている。
実装基板20は、ハウジング10のバスバー収容部11に収容されたバスバー30の一方の長手方向端部に接続されたバッテリー等の図示しない電源から、他方の長手方向端部に接続された図示しない補機等に対して電流を流すことで、バスバー30に電流が流れることにより発生する磁束を検出するホール素子等の検出素子21と、この検出素子21が実装された基板本体22とを有する。
実装基板20は、検出素子21がバスバー30の近傍に配置されるように、すなわち図示の例ではバスバー30の直下にバスバー30との間隔が所定の距離をおいて配置されるように、第2の磁気シールド板39と共にハウジング10の基板装着部60に装着されている。従って、第1及び第2の磁気シールド板38,39は、バスバー30及び実装基板20を挟んで対向配置された状態でハウジング10に装着される。
なお、基板装着部60は、図11に示すように、周壁部61の内側に突出するロック爪62を複数有する。そして、実装基板20及び第2の磁気シールド板39は、第2の磁気シールド板39の上から複数のロック爪62で押さえられ、基板装着部60に押圧固定される。
また、基板装着部60の周壁部61には、ロック爪62と対応する箇所のバスバー30側に孔部63が形成されている。更に、この孔部63よりもバスバー30に近い位置における下支持部13には、ロック爪62とは反対方向に突出する凸部65が形成されている。
このように構成された基板装着部60は、上記のように実装基板20及び第2の磁気シールド板39を装着した後に、カバー50を被せることにより閉塞される。カバー50は、装着時に基板装着部60の外壁の一部に形成された係合突起64に係合する係合凹み51を備える。
実装基板20の基板本体22には、検出素子21の実装側と反対側に形成されて検出素子21のキャリブレーションを行う際に図示しない検査装置と接続される電極等のキャリブレーション用接続部23(図11参照)が設けられている。また、基板本体22には、このキャリブレーション用接続部23と隣接する位置に、図6に示すように、例えばハウジング10の上方に向かって延びる接続端子19aが取り付けられている。なお、ハウジング10は、接続端子19aの周囲四方向を立壁で囲んだコネクタ部19を有する。
ここで、本実施形態に係るバスバー付き電流検出装置1におけるハウジング10のバスバー収容部11へのバスバー30の収容手順の一例について説明する。
(a)まず、ハウジング10のバスバー収容部11に向かって、例えば固定ピン収容孔15側から連結部14の方向にバスバー30をスライド挿入し、連結部14の両側面にバスバー30の位置決め突起33がそれぞれ係合するように最奥部まで挿入する。
(b)次に、固定ピン40を、第1及び第2のロック片41,42並びにスペーサ片43が凹溝15bを通り、且つ挿入位置決め片44がガイド溝15aに嵌まるように、固定ピン収容孔15に上方から挿入する。
(c)最後に、固定ピン収容孔15に挿入した固定ピン40を上記のように固定位置まで90°回転させて第1のロック片41と上支持部12の溝部17とを係合し、第2のロック片42と下支持部13の溝部18とを係合して、上支持部12及び下支持部13間のバスバー収容部11にスペーサ片43を配置して、スペーサ片43の先端面(当接面)をバスバー30の側面と当接させる。
このように、上支持部12及び下支持部13が第1のロック片41及び第2のロック片42と完全係合し互いの方向に押圧されつつスペーサ片43がバスバー30の側面と当接してバスバー30を連結部14に向けて押圧することにより、位置精度良く、バスバー30をハウジング10に簡単且つ確実に装着することができる。
図10に示すように、固定ピン収容孔15に固定ピン40を挿入した状態では、第1のロック片41、スペーサ片43及び第の2ロック片42は、それぞれ固定ピン収容孔15内において、凹溝15bに配置される。
次に、固定ピン収容孔15に挿入した固定ピン40を上記のように45°と時計回りに回転させることにより、凹溝15bに配置されていた第1のロック片41が上支持部12の溝部17に徐々に嵌まり込む。同様に、凹溝15bに配置されていた第2のロック片42が下支持部13の溝部18に徐々に嵌まり込む。また、スペーサ片43が上支持部12の下面と下支持部13の上面との間のバスバー収容部11に入り込む。
更に、固定ピン40を45°回転させて結果的に固定ピン収容孔15への挿入時から90°回転させた固定位置まで回転させることにより、図6及び図10に示すように、第1のロック片41が上支持部12の溝部17に完全に嵌まり込んで、上支持部12の他端側が固定ピン40を介して位置固定されるとともに、第2のロック片42が下支持部13の溝部18に完全に嵌まり込んで、下支持部13の他端側が固定ピン40を介して位置固定される。
また、溝部17の下面に突起17bが形成され、溝部17に第1のロック片41が嵌め込まれると、上支持部12はスペーサ片43の上面に当接するように押圧され、同様に、溝部18の上面に突起18bが形成され、溝部18に第2のロック片42が嵌め込まれると、下支持部13はスペーサ片43の下面に当接するように押圧される。
このとき、スペーサ片43の当接面はバスバー30の側面と接触し、バスバー30は、スペーサ片43の突起43aによって押圧され、バスバー収容部11の奥側である連結部14とスペーサ片43との間に押圧状態で挟み込まれる。なお、上記各突起17b,18b,43aは、上支持部12及び下支持部13並びにバスバー30をそれぞれ上記のように押圧する分を加味して潰れるように形成されていてもよい。
このように、ハウジング10の上支持部12の下面とバスバー収容部11に収容されたバスバー30の上面31とが接し、下支持部13の上面とバスバー30の下面32とが接するように、固定ピン40の第1及び第2のロック片41,42が上支持部12及び下支持部13をそれぞれ互いの方向に押圧する。また、バスバー収容部11に収容されたバスバー30が連結部14に向けて押圧されるように、固定ピン40のスペーサ片43がバスバー30の側面と接する。
これにより、簡単且つ確実にバスバー30をハウジング10に固定することができると共に、基板装着部60に装着された実装基板20の検出素子21との間隔を所定距離に保った状態でバスバー30を正確にバスバー収容部11に収容することができる。
また、このように構成されたバスバー付き電流検出装置1は、例えば実装基板20及び第2の磁気シールド板39を基板装着部60に装着し、バスバー30をバスバー収容部11に挿入した上で固定ピン40を固定ピン収容孔15に挿入して固定位置まで回転させることで上支持部12及び下支持部13で挟み込んで装着した状態で、カバー50を装着する前に実装基板20のキャリブレーション用接続部23をハウジング10の下方に露出させることができる。従って、ハウジング10に、実装基板20とバスバー30と第1及び第2の磁気シールド板38,39を組立てた状態で、キャリブレーション用接続部23を用いて検出素子21のキャリブレーションを行うこともできる。
なお、バスバー付き電流検出装置の一部変形例として、図12に示すように、上述した突起17b,18bの代わりに、例えば溝部17と係合する第1のロック片41の下面に突起41bを形成するとともに、溝部18と係合する第2のロック片42の上面に、突起42bを形成するようにしてもよい。このようにしても、固定ピン40を回転させたときに第1のロック片41が上支持部12を、第2のロック片42が下支持部13を、それぞれ互いの方向に押圧する構造を実現することができる。なお、突起41b,42bは突条であってもよい。
1 バスバー付き電流検出装置
1A 電流検出装置
10 ハウジング
11 バスバー収容部
12 上支持部
13 下支持部
14 連結部
15 固定ピン収容孔
16 磁気シールド板収容部
17,18 溝部
17b,18b 突起
19 コネクタ部
20 実装基板
21 検出素子
22 基板本体
23 キャリブレーション用接続部
30 バスバー
31 上面
32 下面
33 位置決め突起
38 第1の磁気シールド板
39 第2の磁気シールド板
40 固定ピン
41 第1のロック片
42 第2のロック片
43 スペーサ片
50 カバー
60 基板装着部

Claims (7)

  1. バスバーに装着されるハウジングと、
    前記バスバーに電流が流れることにより発生する磁束を検出する検出素子が実装された実装基板と、
    前記バスバー及び実装基板を挟んで対向配置されるように、前記ハウジングに収容される第1及び第2の磁気シールド板と
    を備え、
    前記ハウジングは、対向配置された第1及び第2の支持部と、前記第1及び第2の支持部の間に形成されたバスバー収容部と、前記第1の支持部に形成され、前記第1の磁気シールド板を収容する磁気シールド板収容部と、前記第2の支持部に形成され、前記検出素子が前記バスバー収容部の近傍に配置されるように前記実装基板を前記第2の磁気シールド板とともに収容する基板収容部と、前記第1及び第2の支持部をこれらの一端側で連結する連結部と、前記第1及び第2の支持部の他端側に設けられて前記第1及び第2支持部を同軸的に貫通する固定ピン収容孔とを有するとともに、前記固定ピン収容孔に挿入された固定ピンを介して前記第1及び第2の支持部の他端側が固定され、
    前記固定ピンは、当該固定ピンが前記固定ピン収容孔に挿入されて回転することにより、前記第1の支持部と係合して前記第1の支持部を固定する第1のロック片と、前記第2の支持部と係合して前記第2の支持部を固定する第2のロック片と、前記第1及び第2の支持部の間の前記バスバー収容部に挿入されスペーサ片とを有し、
    前記スペーサ片は、前記バスバー収容部において前記バスバーを押圧可能に形成されている
    ことを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記固定ピンが前記固定ピン収容孔に挿入されて回転することにより、
    前記第1の支持部の他端側が前記スペーサ片に押圧されるように前記第1の支持部と前記第1のロック片が係合し、
    前記第2の支持部の他端側が前記スペーサ片に押圧されるように前記第2の支持部と前記第2のロック片が係合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記第1のロック片または当該第1のロック片との係合部には、これらが係合したときに、前記第1の支持部の他端側を前記スペーサ片に向けて押圧するための突起が形成されるとともに、
    前記第2のロック片または当該第2のロック片との係合部には、これらが係合したときに、前記第2の支持部の他端側を前記スペーサ片に向けて押圧するための突起が形成される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電流検出装置。
  4. 前記第1のロック片または当該第1の支持部と係合部には、これらの係合を誘い込むためのテーパ面が形成されるとともに、
    前記第2のロック片または当該第2の支持部との係合部には、これらの係合を誘い込むためのテーパ面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電流検出装置。
  5. 前記スペーサ片は、前記バスバー収容部に装着されるバスバーとの当接面に突起が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電流検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の電流検知装置をバスバーに装着したバスバー付き電流検出装置であって、
    前記バスバー収容部を挿通する前記バスバーは、
    前記第1及び第2の支持部によって挟持されるとともに、前記スペーサ片と前記連結部との間で押圧固定される
    ことを特徴とするバスバー付き電流検出装置。
  7. 前記バスバーは、当該バスバーの短手方向の一端側の側面に位置決め突起を有し、前記バスバーの前記位置決め突起と前記ハウジングの前記連結部が係合することにより、前記バスバーの長手方向の位置が規制される
    ことを特徴とする請求項6記載のバスバー付き電流検出装置。
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