JP2015224223A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 みずみずしい感触であり、肌なじみがよく、べたつき感のない優れた使用感と高い閉塞性を兼ね備えた水中油型乳化化粧料を提供することを目的とする。【解決手段】 (A)アルキルグルコシドと、(B)常温で固体の高級アルコールと、(C)ロウ類と、(D)両親媒性高分子とを含有する水中油型乳化化粧料を提供する。【選択図】 なし

Description

本発明は、優れた使用感と高い閉塞性を両立させた水中油型乳化化粧料に関する。
肌にうるおいを与え、乾燥を改善又は予防するため様々な保湿化粧料が広く使用されている。中でも、製剤中に油分を多く含む乳化化粧料は、肌に水分を保持させる保湿性と肌の水分蒸散を防ぐ閉塞性の二つの基本的機能を付与することが可能である。皮膚からの水分蒸散を軽減し、乾燥を改善する手段として、より高い閉塞性を付与した乳化化粧料の開発が求められている。
従来、皮膚の水分閉塞性を向上させるためにワセリンが使用されてきた。しかし、ワセリンを用いた場合、配合量を多くするとそれに応じて閉塞効果も高まるが、反面、のびや肌なじみが悪くなり、塗布後も皮膚上で上滑りし、べたつき感が強く残るなど使用感での問題が大きかった。また、ワセリンの配合量の多い乳化化粧料を作製するためには多量の界面活性剤が必要であり、乳化安定性の面でも問題があった。
特許文献1には、皮膚からの水分蒸散を低減するために十分な量のワセリンを含有しながらも使用感に優れ、皮膚に十分な水分を与えることができ、かつ持続的で良好な保湿性を有する乳化組成物が記載されている。しかし、ワセリン特有の塗布後の油性感やべたつき感が残り、また、乳化組成物を得るために高圧乳化機等を用いなければならず、製造方法についても満足できるものとは言えなかった。
特許文献2には、ワセリンを使用せずに優れた使用感と閉塞性を実現する皮膚外用剤として、ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテルを含有させたものが記載されている。
しかし、特許文献2に記載される皮膚外用剤は、閉塞性についてはワセリンを使用した製剤よりも劣り、満足できるものではなかった。このように、使用感と皮膚閉塞性との両方に優れた乳化化粧料は、未だ開発されていなかった。
国際公開第2009/014061号 特開2012−1527号公報
本発明は、みずみずしい感触であり、肌なじみがよく、べたつき感のない優れた使用感と高い閉塞性を兼ね備えた水中油型乳化化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意検討を行った結果、アルキルグルコシド、常温で固体の高級アルコール、ロウ類、及び両親媒性高分子を組み合わせることにより、使用感がよく、なおかつ高い閉塞性を両立させた水中油型乳化化粧料が得られることを初めて見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、上記目的を達成するために、(A)アルキルグルコシドと、(B)常温で固体の高級アルコールと、(C)ロウ類と、(D)両親媒性高分子とを含有する水中油型乳化化粧料を提供する。本発明において、「常温」は15〜25℃の範囲を指す。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、その一形態において、前記成分(A)の含有量が、0.3質量%〜1.5質量%であり、前記成分(B)の含有量が、1.0質量%〜8.0質量%であり、前記成分(C)の含有量が、1.5質量%〜8.0質量%であり、前記成分(D)の含有量が、0.1質量%〜1.0質量%であることが好適である。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、その一形態において、前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)の合計量が、4.0〜12.0質量%であることが好適である。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、その一形態において、前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)を含む油性成分の合計量が、15.0〜35.0質量%であることが好適である。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、その一形態において、前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)の合計量が、油性成分の合計量に対して15.0〜70.0質量%の範囲であることが好適である。
本発明は、皮膚に塗布すると、みずみずしい感触であり、肌なじみがよく、べたつき感のない優れた使用感と高い閉塞性を兼ね備えた水中油型乳化化粧料を提供することができる。
[水中油型乳化化粧料]
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、(A)アルキルグルコシドと、(B)常温で固体の高級アルコールと、(C)ロウ類と、(D)両親媒性高分子とを少なくとも含有する。水中油型乳化化粧料は、用途に応じて、(E)その他の成分を含有することができる。
(A)アルキルグルコシド
アルキルグルコシドは、高級アルコールと糖(グルコース)がグリコシド結合した非イオン性界面活性剤の1種であり、乳化安定性に優れた成分である。アルキルグルコシドは、化粧料に配合できるものであれば特に限定はないが、糖に結合するアルキル基は、直鎖状であることが好ましく、炭素数12〜24であることが好ましい。アルキルグルコシドとしては、例えば、セテアリルグルコシド、アラキルグルコシド、アルキル(C12−20)グルコシド、ヒドロキシステアリルグルコシド等を例示することができ、これらを1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。市販品としては、Tego−Care CG90(Evonic社)や、高級アルコールとの混合物であるMONTANOV 68、MONTANOV 202、MONTANOV L、SIMULGREEN 18−2(SEPPIC社)等が挙げられる。アルキルグルコシドの水中油型乳化化粧料中の含有量は、0.3〜1.5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜1.0質量%である。含有量をこの範囲とすることにより、高い安定性と閉塞性が得られるという効果がある。含有量が0.3質量%未満であると、十分な効果が期待できない場合があり、1.5質量%超であると安全性が懸念される場合がある。
(B)常温で固体の高級アルコール
本発明で用いる高級アルコールは、常温で固体の高級アルコールである。該高級アルコールを配合することにより、乳化助剤として乳化安定性を高め、さらに閉塞性を高めることができる。常温で固体の高級アルコールは、化粧料に配合できるものであれば特に限定されないが、好ましくは、炭素数12〜24の、直鎖状の一価の飽和アルコールである。常温で固体の高級アルコールの融点は、好ましくは50〜85℃である。常温で固体の高級アルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、セタノール(セチルアルコール)、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール(セトステアリルアルコール)、ベヘニルアルコール、アラキルアルコール、(C14−22)アルコール、ヒドロキシステアリルアルコール等が挙げられ、これらを1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。高級アルコールの水中油型乳化化粧料中の含有量は、1.0〜8.0質量%が好ましく、より好ましくは1.5〜5.0質量%である。含有量をこの範囲とすることにより、使用感が良く、高い安定性と閉塞性が得られるという効果がある。含有量が1.0質量%未満であると、十分な閉塞性が得られない場合があり、8.0質量%を超えると結晶析出など安定性に影響を及ぼす場合がある。
(C)ロウ類
ロウ類は、化粧料に通常配合されるものを使用することができる。ロウ類は、常温で固体であり、融点が60〜85℃であることが好ましい。ロウ類は、例えば、植物性ロウ、動物性ロウ及び鉱物由来ロウのいずれでもよく、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、セラックロウ等であり、これらを1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。ロウ類を配合することにより、水中油型乳化化粧料の乳化安定性及び閉塞性を高めることができる。ロウ類の水中油型乳化化粧料中の含有量は、1.5〜8.0質量%が好ましく、より好ましくは2.0〜5.0質量%である。含有量をこの範囲とすることにより、使用感が良く、高い安定性と閉塞性が得られるという効果がある。含有量が1.5質量%未満であると、十分な閉塞性が得られない場合があり、8.0質量%を超えるときしみ感が増すなど使用感が劣る場合がある。
(D)両親媒性高分子
両親媒性高分子は、疎水基と親水基を有する高分子であり、水性溶媒及び油性溶媒の両者に親和性を有するものである。両親媒性高分子は、化粧料の増粘、安定性及び閉塞性を高める成分である。両親媒性高分子は、増粘性を有する程度の分子量を有しており、例えば、ゲルろ過クロマトグラフィーにより測定された重量平均分子量が、30万〜300万であることが好ましい。両親媒性高分子としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されないが、例えば、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、及び疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース等を例示することができ、これらを1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体におけるアルキル鎖の炭素数は、特に限定されないが、炭素数10〜30であることが好ましい。アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の市販品としては、PEMULEN TR−1、TR−2、Carbopol 1342、1382、Ultrez 20、21、ETD2020(Lubrisol Advanced Materials社)等が挙げられる。疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースに疎水基である長鎖アルキル基を導入したものであり、導入される疎水基としては、例えばステアロキシ基等が挙げられる。疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロースの市販品としては、サンジェロース60L、90L(大同化成工業株式会社)等が挙げられる。両親媒性高分子の水中油型化粧料中の含有量は、0.1〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜0.5質量%である。含有量をこの範囲とすることにより、使用感が良く、高い安定性と閉塞性が得られるという効果がある。含有量が0.1質量%未満であると、十分な効果が得られない場合があり、1.0質量%を超えると、ぬるつきやべたつきの原因となり使用感上好ましくない場合がある。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、上記成分(A)〜(D)の組み合わせを含有することより、ワセリンを含有しなくても高い皮膚閉塞性を発揮する。さらに、ワセリンを含有する化粧料とは異なり、みずみずしい感触であり、肌なじみがよく、べたつき感のない優れた使用感と、安定性も兼ね備えている。
本発明に係る水中油型乳化化粧料において、前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)の含有量の合計は、4.0〜12.0質量%であることが好ましく、より好ましくは5.0〜10.0質量%である。また、上記成分(A)〜(C)を含む油性成分の含有量の合計は15.0〜35.0質量%であることが好ましく、より好ましくは20.0〜30.0質量%である。さらに、上記(A)〜(C)成分の含有量の合計は、油性成分全量に対して15.0〜70.0質量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは、20.0〜50.0質量%の範囲である。上記成分(A)〜(C)及び油性成分の含有量の合計がこれらの範囲内にあることにより、より優れた使用性、閉塞性、安定性が得られるためである。
(E)その他の成分
本発明に係る水中油型化粧料には、その他の成分として、水を含む水性成分、油性成分、乳化剤、紫外線吸収剤、多価アルコール、保湿剤、エタノールなどの低級アルコール、糖類、防腐剤、抗菌剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子増粘剤、中和剤、pH調整剤、粉体成分等をさらに含有させることができる。また、アミノ酸類、ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、抗炎症剤、美白剤、天然抽出物等の他の化粧料成分及び薬効成分、生理活性成分、香料、色素をさらに含有させることもできる。これらの成分としては、化粧料に一般的に使用されているものを用いることができ、その配合量は、本発明の化粧料の効果を損なわない限り、当業者が適宜決定することができる。
水を含む水性成分としては、一般的に化粧品に使用されているものを用いることができる。化粧料中の水性成分の含有量は、水中油型乳化化粧料全量に対して55.0〜85.0質量%であることが好ましい。特に好ましくは、60.0〜80.0質量%である。含有量が55.0質量%未満であると、みずみずしい感触が得られない場合があり、85.0質量%超であると、相対的に成分(A)〜(D)の含有量が減少するため、成分(A)〜(D)の有効性が十分に発揮されない場合がある。
油性成分としては、一般的に化粧品に使用されているものを用いることができる。動物由来、植物由来、合成等のいずれでもよく、例えば、流動パラフィン、スクワラン、オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン(軽質流動パラフィン)などの炭化水素油、トリエチルヘキサノイン、エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリトール、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、パルミチン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルなどのエステル油、ホホバ油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、綿実油、メドウホーム油、サフラワー油、コメヌカ油などの天然系植物油、デカメチルペンタシクロシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油等、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル等のフィトステロールエステル類、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ミリストイルメチル−β−アラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)等のアミノ酸系油剤、カカオ脂、シア脂、パーム脂、マンゴー種子脂等の油脂、シリコーンゲル、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンPTVゴム等のシリコーン化合物、ポリエチレンワックス、エチレン・α‐オレフィン・コオリゴマー、エチレンプロピレンポリマー等が挙げられる。これら油性成分を1種単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びシリコーン油用の乳化剤としてシリコーン系界面活性剤等が挙げられるが、特に、非イオン性界面活性剤が好ましい。非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、シリコーン誘導体、レシチン誘導体、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。これらを1種単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
紫外線吸収剤としてはケイ皮酸誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、トリアゾン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、サリチル酸誘導体、4‐tert‐ブチル‐4‐メトキシジベンゾイルメタンなどが挙げられる。
多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール等が挙げられる。
保湿剤として、例えば、キシリトール、マルチトール、マルトース、ソルビトール、トレハロース、グリコシルトレハロース、ブドウ糖、果糖、異性化糖、加水分解エラスチン、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、乳酸ナトリウム、シクロデキストリン、セラミド類等が挙げられる。
防腐剤及び抗菌剤としては、例えば、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エデト酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸塩を挙げることができる。
水溶性高分子などの増粘剤としては、化粧品に使用されるものであれば特に限定されず、天然の水溶性高分子、半合成の水溶性高分子、合成の水溶性高分子、無機の水溶性高分子等が挙げられる。天然の水溶性高分子としては、例えばアラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キサンタンガム、キャロブガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、アルゲコロイド、デンプン等の植物系高分子、デキストラン、デキストリン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子等が挙げられる。半合成の水溶性高分子としては、例えばカルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等が挙げられる。合成の水溶性高分子としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カルボマー)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール(分子量 1500、4000、6000)等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。無機の水溶性高分子としては、例えばベントナイト、ケイ酸AlMg、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
中和剤としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl‐リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。
粉体の例としては、赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、青色1号、黒色401号の色素、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン粉末等の高分子、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、またこれらを従来公知の表面処理、例えば、N‐アシル化リジン処理、アミノ酸処理、親水性高分子処理、油剤処理、シリコーン処理、金属石鹸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等を施したものを使用することも可能である。これらの粉体形状としては、例えば、球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等が挙げられるが、特に形状の制限は無い。粉体の大きさとしては、平均粒子径(D50)が5nm〜100μmの範囲に入るものが好ましく、さらに好ましくは10nm〜25μmである。これらの粉体は単独で処理しても、混合物を形成し、それらをまとめて処理しても構わない。また、混合物の色を肌色等に調整したものを処理することも可能である。さらに微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱成分を使用することで紫外線防御機能を有する処理粉体とすることも可能である。
アミノ酸類としては、L‐グルタミン酸、L‐ロイシン、L‐セリン、L‐アスパラギン酸ナトリウム、L‐スレオニン、DL‐アラニン、L‐イソロイシン、L‐フェニルアラニン、L‐アルギニン、L‐プロリン、L‐チロシン、塩酸L‐ヒスチジン、塩酸リジン、グリシン、N‐アセチル‐L‐グルタミン酸、PCAナトリウム、トリメチルグリシン、γ‐ポリグルタミン酸等が挙げられる。美白剤としては、L‐アスコルビン酸、L‐アスコルビン酸リン酸マグネシウム、L‐アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、L‐アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L‐アスコルビン酸‐2‐グルコシド、アルブチン、エラグ酸、トラネキサム酸、プラセンタエキス、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等が挙げられる。皮膚賦活剤としては、ローヤルゼリー、ブナノキエキス等が挙げられる。血行促進剤としては、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、γ−オリザノール等が挙げられる。
天然物抽出成分の例としては、アシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オーキッドエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オリーブリーフエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解コンキオリン、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅藻エキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、シロキクラゲ多糖体、水溶性プロテオグリカン、スギナエキス、スサビノリエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チューべロース多糖体、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
抗炎症成分としては、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、酢酸トコフェロール、トコフェロール、アズレン等が挙げられる
薬効成分としては、ビタミンA油、レチノール、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、パントテン酸塩、ビタミンD2、コレカルシフェロール、ユビキノン等を挙げることができる。
[製造方法]
水中油型乳化化粧料は、常法に従って製造することができる。例えば、水相成分を加熱溶解して均一に混合し、その後、同様に加熱溶解して均一に混合した油相成分を添加・混合して乳化することにより製造する。水相成分及び油相成分の加熱温度は、75〜80℃の温度とすることが好ましい。粉体成分を添加する場合は、油相成分にあらかじめ分散させておくことが好ましい。水相は、(D)両親媒性高分子、及び必要に応じて(E)その他の成分である水性成分を任意に溶解させた精製水である。油相には、(A)アルキルグルコシド、(B)常温で固体の高級アルコール、及び(C)ロウ類、さらに必要に応じて(E)その他の成分である油剤や非水溶性成分を含有させる。各々の成分の含有量は、水中油型乳化化粧料における終濃度が、上記した好ましい範囲となるようにする。
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、ジェルクリーム、乳液、クリーム、ボディクリーム、日焼け止め、メイクアップベース、乳液状ファンデーション、ジェル状ファンデーション、クリーム状ファンデーション等の製品形態で提供できる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明に係る水中油型乳化化粧料はこれらの実施例に限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
[実施例1〜5、比較例1〜6: 乳化化粧料]
表1に示す組成の水中油型の乳化化粧料を、次の方法で調製した。
水相成分(成分(10)〜(13)、(15))を75〜80℃で加熱溶解し、同じく油相成分(成分(1)〜(9))を75〜80℃で加熱溶解したものを加えながらホモミキサーで攪拌し、乳化した。乳化後、攪拌しながら室温まで冷却し、中和が必要なものは成分(14)を添加して中和し、実施例1〜5及び比較例1〜6の乳化化粧料を得た。
Figure 2015224223
実施例1〜5及び比較例1〜6の乳化化粧料を、以下の方法により閉塞性、使用感、及び乳化安定性の評価を行った。
[閉塞性試験]
直径3.9cmに切ったニトロセルロースメンブランフィルター(GSWP04700)を、直径3.3cmの穴の開いたキャップに挟んだものを用いて、容量120mLの容器に蓋をした。フィルターの露出部(直径3.3cm)に試料0.1gを均一に塗布し、乾燥させた。容器に水を60mL入れ、再度蓋をし、温度40℃、湿度20〜25%の恒温槽中に放置し、初期、3時間後、及び20時間後の重量を測定し、水分蒸散量を算出した。なお、測定はキャップを外して行った。試料を塗布していないものをブランクとし、以下の式で水分蒸散率を求めた。

水分蒸散率(%)=(試料を塗布した場合の水分蒸散量/ブランクの水分蒸散量)×100

各試料について3回ずつ試験を行い、平均値を求めた。水分蒸散率の値は小さいほど蒸散を抑制していることを表す。閉塞性試験の結果を表2に示す。
Figure 2015224223
表2に示す結果は、以下の評価基準にしたがって区分し、表3に示す。
(閉塞性の評価基準)
◎・・「閉塞性3時間」及び「閉塞性20時間」の少なくとも一方の結果が50%未満
○・・「閉塞性3時間」及び「閉塞性20時間」の両方の結果が70%未満
△・・「閉塞性3時間」及び「閉塞性20時間」のいずれか一方の結果が70%以上
×・・「閉塞性3時間」及び「閉塞性20時間」の両方の結果が70%以上
[実使用試験]
20〜40才の女性パネラー計10名に、実施例1〜5及び比較例1〜6の乳化化粧料をブラインドにて使用させ、塗布後の「みずみずしさ」、「のびのよさ」、「肌なじみのよさ」、「べたつき感」、及び「保湿感」の5項目について官能評価させた。
(みずみずしさの評価)
「みずみずしさ」については、「非常にみずみずしい」、「みずみずしい」、及び「みずみずしくない」のいずれに該当するかパネラーが判定した結果を、以下の基準に従って評価した。
◎・・「非常にみずみずしい」又は「みずみずしい」の評価をした人が9名以上
○・・「非常にみずみずしい」又は「みずみずしい」の評価をした人が7〜8名
△・・「非常にみずみずしい」又は「みずみずしい」の評価をした人が4〜6名
×・・「非常にみずみずしい」又は「みずみずしい」の評価をした人が3名以下
(のびのよさの評価)
「のびのよさ」については、「非常にのびがよい」、「のびがよい」、及び「のびが悪い」のいずれに該当するか判定し、その結果を以下の基準に従って評価した。
◎・・「非常にのびがよい」又は「のびがよい」と評価した人が9名以上
○・・「非常にのびがよい」又は「のびがよい」と評価した人が7〜8名
△・・「非常にのびがよい」又は「のびがよい」と評価した人が4〜6名
×・・「非常にのびがよい」又は「のびがよい」と評価した人が3名以下
(肌なじみのよさの評価)
「肌なじみのよさ」については、「非常に肌なじみがよい」、「肌なじみがよい」、「肌なじみが悪い」のいずれに該当するかパネラーが判定した結果を、以下の基準に従って評価した。
◎・・「非常に肌なじみがよい」又は「肌なじみがよい」と評価した人が9名以上
○・・「非常に肌なじみがよい」又は「肌なじみがよい」と評価した人が7〜8名
△・・「非常に肌なじみがよい」又は「肌なじみがよい」と評価した人が4〜6名
×・・「非常に肌なじみがよい」又は「肌なじみがよい」と評価した人が3名以下
(べたつきの評価)
「べたつき感」については、「べたつかない」、「べたつきが感じられる」、「べたつく」のいずれに該当するかパネラーが判定した結果を、以下の基準に従って評価した。
◎・・「べたつかない」と評価した人が9名以上
○・・「べたつかない」と評価した人が7〜8名
△・・「べたつかない」と評価した人が4〜6名
×・・「べたつかない」と評価した人が3名以下
(保湿感の評価)
保湿感については、「非常にある」、「ある」、及び「ない」のいずれに該当するかパネラーが判定した結果を、以下の基準に従って評価した。
◎・・「非常にある」又は「ある」と評価した人が9名以上
○・・「非常にある」又は「ある」と評価した人が7〜8名
△・・「非常にある」又は「ある」と評価した人が4〜6名
×・・「非常にある」又は「ある」と評価した人が3名以下
[安定性試験]
実施例1〜5及び比較例1〜6の乳化化粧料を製造して1日後、室温でTVB−10M形粘度計(東機産業製)(ローターNo.4)にて各化粧料の粘度を測定し、初期粘度とした。続いて、各化粧料を50℃の恒温槽に一ヶ月保管した後に室温まで冷却し、一ヵ月後の外観状態を観察すると共に、粘度測定をして保管後の粘度を初期粘度と比較した。外観状態と粘度に変化がない場合は「○」、やや粘度に変化がみられる場合は「△」、分離している場合は「×」と評価した。
閉塞性試験、実使用試験、及び安定性試験の結果を、表3に示す。
Figure 2015224223
閉塞性評価の結果としては、表2及び表3から明らかなように、実施例1〜5については高い閉塞性が認められた。また、ワセリンを配合した比較例6も閉塞性が認められた。しかし、比較例1〜5の全てに閉塞性が確認されなかった。
実使用テストの結果は、表3に示されるように、実施例1〜5は全ての項目について良好な結果が得られた。比較例1〜5についても使用感に対しては良好な結果だったが、ワセリンを配合した比較例6は肌なじみ、べたつき感のなさで良好な結果が得られなかった。
安定性評価の結果としては、実施例1〜5及び比較例1〜5については乳化状態の変化が認められず、安定性に優れることが示された。比較例6は分離が認められた。
以上のように、実施例1〜5は閉塞性、使用感、及び安定性の全ての項目において優れる結果となった。これに対し、アルキルグルコシド、常温で固体の高級アルコール、ロウ類、及び両親媒性高分子の4成分のうち3成分しか含有しない比較例1〜5は、使用感は良好であったが、閉塞性が認められなかった。ワセリンを含有する比較例6は、閉塞性に優れるが使用感及び安定性が劣る結果となった。従って、アルキルグルコシド、常温で固体の高級アルコール、ロウ類、及び両親媒性高分子を組み合わせて水中油型乳化化粧料を調製することで、閉塞性、使用性、及び安定性の全てに優れた化粧料を得ることができることが明らかとなった。
[実施例6: 乳液]
以下に示す組成の水中油型の乳液を、成分(6)〜(9)に成分(10)を加え均一溶解し加熱したものに、成分(1)〜(5)をあらかじめ加熱溶解したものを加えてホモミキサーにて乳化し、冷却することにより調製した。
(組成) (質量%)
(1)MONTANOV L 2.5
(2)ミツロウ 3.0
(3)エチルヘキサン酸セチル 3.0
(4)トリエチルヘキサノイン 3.0
(5)スクワラン 7.0
(6)グリセリン 3.0
(7)BG 5.0
(8)フェノキシエタノール 0.3
(9)サンジェロース 60L 0.2
(10)水 73.0
[実施例7: スキンクリーム]
以下に示す組成の水中油型のスキンクリームを次のように調製した。成分(6)〜(9)を成分(11)に均一溶解し、加熱したものに、成分(1)〜(5)をあらかじめ加熱溶解したものを加えてホモミキサーにて乳化した。冷却後、成分(10)を加え、中和した。
(組成) (質量%)
(1)MONTANOV 202※1 3.50
(2)カルナウバロウ 3.50
(3)オレイン酸フィトステリル 0.40
(4)スクワラン 18.00
(5)ジメチコン 4.00
(6)グリセリン 2.00
(7)BG 5.00
(8)フェノキシエタノール 0.30
(9)Carbopol 1342※2 0.25
(10)水酸化ナトリウム 0.15
(11)水 62.90
※1:アラキルグルコシド、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール
※2:(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
[実施例8: ボディクリーム]
以下に示す組成の水中油型のボディクリームを、次のように調製した。成分(6)〜(11)を成分(13)に均一溶解し、加熱したものに、成分(1)〜(5)をあらかじめ加熱溶解したものを加えてホモミキサーにて乳化した。冷却後、成分(12)を加え、中和した。
(組成) (質量%)
(1)MONTANOV 68※3 3.00
(2)キャンデリラロウ 3.50
(3)ジメチコン 6.00
(4)トリエチルヘキサノイン 7.00
(5)スクワラン 5.00
(6)グリセリン 2.00
(7)ジグリセリン 1.00
(8)BG 5.00
(9)トルナーレ※4 2.00
(10)フェノキシエタノール 0.30
(11)PEMULEN TR−1 0.20
(12)水酸化ナトリウム 0.04
(13)水 64.95
※3:セテアリルグルコシド、セテアリルアルコール
※4:グリコシルトレハロース 、加水分解水添デンプン 、水
[実施例9: 保湿クリームパック]
以下に示す組成の水中油型の保湿クリームパックを、次のように調製した。成分(7)〜(10)を成分(12)に均一溶解し、加熱したものに、成分(1)〜(6)をあらかじめ加熱溶解したものを加えてホモミキサーにて乳化した。冷却後、成分(11)を加え、中和し、成分(13)、(14)を加え均一混合した。
(組成) (質量%)
(1)MONTANOV L 3.00
(2)ミツロウ 2.50
(3)トリエチルヘキサノイン 2.00
(4)スクワラン 14.00
(5)テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 2.00
(6)エルデュウAPS−307※5 0.30
(7)グリセリン 3.00
(8)BG 5.00
(9)フェノキシエタノール 0.30
(10)PEMULEN TR−1 0.30
(11)水酸化ナトリウム 0.08
(12)水 67.37
(13)加水分解ヒアルロン酸 0.05
(14)加水分解コラーゲン 0.10
※5:ミリストイルメチル−β−アラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)
実施例6〜9の水中油型乳化化粧料においても、良好な使用感、閉塞性、安定性を得ることができた。

Claims (5)

  1. (A)アルキルグルコシドと、(B)常温で固体の高級アルコールと、(C)ロウ類と、(D)両親媒性高分子とを含有する水中油型乳化化粧料。
  2. 前記成分(A)の含有量が、0.3質量%〜1.5質量%であり、
    前記成分(B)の含有量が、1.0質量%〜8.0質量%であり、
    前記成分(C)の含有量が、1.5質量%〜8.0質量%であり、
    前記成分(D)の含有量が、0.1質量%〜1.0質量%である請求項1に記載の水中油型乳化化粧料。
  3. 前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)の合計量が、4.0〜12.0質量%である請求項1又は2に記載の水中油型乳化化粧料。
  4. 前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)を含む油性成分の合計量が、15.0〜35.0質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
  5. 前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(C)の合計量が、油性成分の合計量に対して15.0〜70.0質量%の範囲である請求項1〜4のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
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