JP2015224080A - 蓋体にシール部が突設されたヒンジキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒンジキャップ10は、吐出孔11が形成されたキャップ本体12と、キャップ本体12にヒンジ部24を介して連結され、吐出孔11を開閉する蓋体16とを備え、蓋体16には、吐出筒22内に着脱可能に嵌合されたシール部41が突設され、キャップ本体12は、吐出筒22が設けられたベース壁部21と、ベース壁部21から上側に向けて突出し、吐出筒22を、吐出筒22の径方向の外側から囲繞する囲繞筒部27とを備え、蓋体16には、平面視において、ヒンジ部24に直交するヒンジ直交軸上に配置されるとともに、キャップ軸回りに沿うキャップ周方向に延びる周リブ43が突設され、周リブ43は、吐出孔11を開放した蓋体16がヒンジ部24回りに回動して吐出孔11を閉塞するときに、少なくとも、シール部41が吐出筒22内に進入する前から進入し始めるまで、囲繞筒部27上を摺動する。
【選択図】図5
Description
本発明に係るヒンジキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着され、吐出孔が形成されたキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記吐出孔を開閉する蓋体と、を備え、前記キャップ本体には、キャップ軸方向に沿う反容器本体側である上側に向けて突出し、内部に前記吐出孔が設けられた吐出筒が備えられ、前記蓋体には、前記吐出筒内に着脱可能に嵌合されたシール部が突設されたヒンジキャップであって、前記キャップ本体は、表裏面がキャップ軸方向を向き前記吐出筒が設けられたベース壁部と、前記ベース壁部から上側に向けて突出し、前記吐出筒を、前記吐出筒の径方向の外側から囲繞する囲繞筒部と、を備え、前記蓋体には、このヒンジキャップをキャップ軸方向から見た平面視において、前記ヒンジ部に直交するヒンジ直交軸上に配置されるとともに、キャップ軸回りに沿うキャップ周方向に延びる周リブが突設され、前記周リブは、前記吐出孔を開放した前記蓋体が前記ヒンジ部回りに回動して前記吐出孔を閉塞するときに、少なくとも、前記シール部が前記吐出筒内に進入する前から進入し始めるまで、前記囲繞筒部上を摺動することを特徴とする。
そこで、前記平面視において周リブがなすキャップ軸を中心とした中心角が、90度以上であり、周リブのうち、キャップ周方向の中央部が、ヒンジ直交軸上に配置されている。これにより、周リブが囲繞筒部上を摺動することで、蓋体の左右方向へのがたつきを一層効果的に抑えることができる。その結果、吐出時の操作性を向上させつつ、シール部を吐出筒内に確実に円滑に嵌合させることができる。
そこで、このヒンジキャップでは、蓋体に当接突部が設けられている。その結果、例えば落下などを起因として蓋体に予期せぬ衝撃が加えられたときに、蓋体に生じる衝撃力を、当接突部からキャップ本体に伝達することができる。これにより、衝撃力がシール部を介してキャップ本体に伝達されるのを抑えることが可能になり、吐出筒内の気密性を確保し易くすることができる。
本体筒20は、容器本体Wの口部W1内に嵌合される。本体筒20の底壁部(ベース壁部)21は口部W1内に位置していて、底壁部21の表裏面は上下方向を向いている。本体筒20の周壁部(囲繞筒部)27は、下側から上側に向けて段状に拡径する多段筒状に形成されている。周壁部27は、下側の小径部25と、上側の大径部26と、を備えている。小径部25は、口部W1内に液密に嵌合され、大径部26は、口部W1の上端開口縁上に配置される。
下筒部22aの上端部は、本体筒20の前記小径部25の上端部と上下方向に同等の位置に配置されている。下筒部22aは、下側から上側に向かうに従い漸次縮径している。下筒部22aの外周面は、斜め上側を向いている。上筒部22bは、吐出筒22の前記上端部を構成していて、上筒部22b内が前記吐出孔11とされている。
吐出筒22の上端部には、リップ部22cが設けられている。リップ部22cは、吐出筒22の上端部から前側に向けて突出している。リップ部22cの上端面は、吐出筒22の縦断面視において、上側に向けて凸となる凸曲面状をなしている。
弾性連結片35は、弁本体34の外周縁と連通孔13の内周縁との間に配置されている。弾性連結片35の外縁のうち、径方向の外側を向く端縁35cは、第1弱化部33を介して連通孔13の内周縁に連結されている。弾性連結片35の外縁のうち、径方向の内側を向く端縁35dは、破断可能な第2弱化部36を介して、弁本体34の外周縁に連結されている。第1弱化部33および第2弱化部36は、弾性連結片35を介して径方向で互いに対向している。
シール部41は、吐出孔11内(吐出筒22内)に着脱可能に嵌合されている。シール部41は、基準軸O2と同軸に配置され、下側に向けて開口する筒状に形成されている。シール部41は、吐出筒22の上筒部22bにおける前記下端部内に液密に嵌合されている。シール部41の下端は、上筒部22bから下側に向けて突出している。
当接突部42の下端部は、キャップ本体12の前記底壁部21において、上側を向く表面に当接している。当接突部42の下端部は、底壁部21の表面において、吐出筒22に径方向に隣接する部分に当接している。また本実施形態では、当接突部42の下端部は、吐出筒22の下筒部22aの下端部に径方向の外側から嵌合していて、下筒部22aの外周面にも当接している。
周リブ43の蓋体16からの突出量は、シール部41の蓋体16からの突出量よりも大きく、周リブ43は、シール部41よりも上下方向に大きい。周リブ43の蓋体16からの突出量は、当接突部42の蓋体16からの突出量よりは小さく、周リブ43の下端部は、キャップ本体12の前記底壁部21の表面から離間している。
また、周リブ43の蓋体16からの突出量が、シール部41の蓋体16からの突出量よりも大きいので、例えば本実施形態のように、吐出筒22が周壁部27よりも上側に延びているような構成であっても、シール部41が吐出筒22内に進入する前に、周リブ43を周壁部27上に到達させ易くすることができる。
そこで、前記平面視において周リブ43がなすキャップ軸O1を中心とした中心角が、90度以上であり、周リブ43のうち、キャップ周方向の中央部が、ヒンジ直交軸L上に配置されている。これにより、周リブ43が周壁部27上を摺動するときに、蓋体16の左右方向へのがたつきを一層効果的に抑えることができる。その結果、吐出時の操作性を向上させつつ、シール部41を吐出筒22内に確実に円滑に嵌合させることができる。
なお本実施形態のように、周リブ43として、前記中心角が180度の構成を採用する場合、周リブ43として、前記中心角が180度よりも大きい構成を採用する場合と同程度に、蓋体16の左右方向へのがたつきを抑えることができる。
また、前記実施形態において、第3弱化部37は形成しなくてもよい。
また、キャップ本体12および中栓部材15を一体に形成してもよい。
例えば、中栓部材15を成形する金型内でその型開き前であってもよいし、中栓部材15をキャップ本体12に装着した後、ヒンジキャップ10を容器本体Wに装着する前であってもよい。さらに、容器本体Wに内容物を充填してヒンジキャップ10を装着した後であってもよい。この場合、容器本体Wを弾性変形させる等してその内圧を高めることで、第1弱化部33等を破断してもよい。
さらに、弁体14や中栓部材15がなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、当接突部42の下端部が、キャップ本体12において上側を向く部分に当接しているが、本発明はこれに限られない。例えば、吐出筒22の外径が、吐出筒22の上下方向の位置によらず同径とされ、吐出筒22の外周面が径方向の外側を向くものの上側を向かない構成において、この吐出筒22に、当接突部42が径方向の外側から嵌合されていて、当接突部42が、吐出筒22の外周面に当接する構成としてもよい。
また、当接突部42がなくてもよい。
11 吐出孔
12 キャップ本体
16 蓋体
21 底壁部(ベース壁部)
22 吐出筒
24 ヒンジ部
27 周壁部(囲繞筒部)
41 シール部
42 当接突部
43 周リブ
O1 キャップ軸
L ヒンジ直交軸
W 容器本体
W1 口部
Claims (6)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、吐出孔が形成されたキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記吐出孔を開閉する蓋体と、を備え、
前記キャップ本体には、キャップ軸方向に沿う反容器本体側である上側に向けて突出し、内部に前記吐出孔が設けられた吐出筒が備えられ、
前記蓋体には、前記吐出筒内に着脱可能に嵌合されたシール部が突設されたヒンジキャップであって、
前記キャップ本体は、表裏面がキャップ軸方向を向き前記吐出筒が設けられたベース壁部と、前記ベース壁部から上側に向けて突出し、前記吐出筒を、前記吐出筒の径方向の外側から囲繞する囲繞筒部と、を備え、
前記蓋体には、このヒンジキャップをキャップ軸方向から見た平面視において、前記ヒンジ部に直交するヒンジ直交軸上に配置されるとともに、キャップ軸回りに沿うキャップ周方向に延びる周リブが突設され、
前記周リブは、前記吐出孔を開放した前記蓋体が前記ヒンジ部回りに回動して前記吐出孔を閉塞するときに、少なくとも、前記シール部が前記吐出筒内に進入する前から進入し始めるまで、前記囲繞筒部上を摺動することを特徴とするヒンジキャップ。 - 前記吐出筒は、前記平面視において前記ヒンジ直交軸上に配置され、
前記周リブは、前記吐出筒と前記ヒンジ部との間に、前記ヒンジ直交軸に沿う前後方向に挟まれていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。 - 前記周リブの前記蓋体からの突出量は、前記シール部の前記蓋体からの突出量よりも大きいことを特徴とする請求項2記載のヒンジキャップ。
- 前記吐出筒は、キャップ軸に対して、前後方向に沿う反ヒンジ部側である前側に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載のヒンジキャップ。
- 前記平面視において前記周リブがなすキャップ軸を中心とした中心角は、90度以上であり、
前記周リブのうち、前記キャップ周方向の中央部が、前記ヒンジ直交軸上に配置されていることを特徴とする請求項4記載のヒンジキャップ。 - 前記蓋体には、前記シール部および前記周リブとは独立して設けられ、前記キャップ本体に当接する当接突部が突設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
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JP2014112314A JP6236355B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 蓋体にシール部が突設されたヒンジキャップ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11040806B2 (en) | 2017-12-15 | 2021-06-22 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Closure cap for a container |
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-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014112314A patent/JP6236355B2/ja active Active
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