JP2015223595A - リベット締結方法、リベット、リベット構造体及びリベット構造体の製造方法 - Google Patents

リベット締結方法、リベット、リベット構造体及びリベット構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リベット締結作業の作業効率を向上させる。
【解決手段】リベット締結方法は、取付け工程と重ね合わせ工程と締結工程とを含む。取付け工程は、母材30から離隔されている母材20のリベット穴21に、母材20の母材30を締結する締結面20a側から挿入部12を挿入することで、段差14がリベット穴21の開口に掛止されて、嵌合部13が締結面20aから突出した状態でリベット10を母材20に取り付ける。重ね合わせ工程は、リベット10の嵌合部13を母材30のリベット穴31に嵌め込みつつ、母材30を母材20に重ね合わせる。締結工程は、リベット締結工具を用いて、フランジ部が形成された端部の反対側から、リベット本体11の端部を圧縮してリベット本体11から引き抜くことにより、挿入部12及び嵌合部13それぞれの一部を変形させて、母材20に母材30を締結する。
【選択図】図6

Description

本発明は、リベット締結方法、リベット、リベット構造体及びリベット構造体の製造方法に関する。
リベットを用いた締結方法は、例えば、複数の鋼板からなる母材を相互に固定する場合等に用いられる(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2000−320509号公報 特開2001−124038号公報 特開平11−13723号公報
複数の母材をリベットによって相互に固定する場合、作業者は、先ず、一方の母材に対して他方の母材を摺動させつつ、それぞれの母材に形成されたリベット穴を重ね合わせる。これにより、母材同士の位置決めを行う。しかしながら、両面テープを用いて母材同士を接着した後に母材の位置決めの微調整を行う場合や、重量物からなる母材の位置決めを行う場合には、母材同士の位置決めは、作業者にとって困難な作業となる。結果的に、リベット締結作業の作業効率が低くなるおそれがある。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたもので、リベット締結作業の作業効率を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るリベット締結方法は、第1リベット穴が形成された第1母材に、第2リベット穴が形成された第2母材を、第1リベット穴に挿入される挿入部と、第2リベット穴に嵌合する形状に形成されるとともに、挿入部の外径よりも大きな外径の嵌合部と、挿入部と嵌合部との間に形成されている段差と、を有するリベット本体と、挿入部及び嵌合部を貫通する貫通孔に挿通され、挿入部側及び嵌合部側の少なくとも一方の端部にフランジ部が形成されているマンドレルと、を有するリベットを用いて締結するリベット締結方法であって、取付け工程と重ね合わせ工程と締結工程とを含む。取付け工程は、第2母材から離隔されている第1母材の第1リベット穴に、第1母材の第2母材を締結する締結面側から挿入部を挿入することで、段差が第1リベット穴の開口に掛止されて、嵌合部が締結面から突出した状態でリベットを第1母材に取り付ける。重ね合わせ工程は、リベットの嵌合部を第2母材の第2リベット穴に嵌め込みつつ、第2母材を第1母材に重ね合わせる。締結工程は、リベット締結工具を用いて、フランジ部が形成された端部の反対側から、リベット本体の端部を圧縮してリベット本体からマンドレルを引き抜くことにより、挿入部及び嵌合部それぞれの一部を変形させて、第1母材に第2母材を締結する。
本発明によれば、一方の母材に対して他方の母材を摺動させつつ、母材同士の位置決めを行う作業が不要になる。このため、リベット締結作業の作業効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るリベット構造体の斜視図である。 リベット締結前のリベット及び母材の斜視図である。 リベット締結前のリベット及び母材の断面図である。 リベット締結方法を示す断面図(その1)である。 リベット締結方法を示す断面図(その2)である。 リベット締結方法を示す断面図(その3)である。 リベット締結方法を示す断面図(その4)である。 リベット締結方法を示す断面図(その5)である。 リベット締結方法を示す断面図(その6)である。 リベット締結方法を示す断面図(その7)である。 従来のリベット締結方法を示す断面図(その1)である。 従来のリベット締結方法を示す断面図(その2)である。 従来のリベット締結方法を示す断面図(その3)である。 従来のリベット締結方法を示す断面図(その4)である。 従来のリベット締結方法を示す断面図(その5)である。
以下、本発明の実施の形態に係るリベット構造体1について、図1〜図10を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
リベット構造体1は、図1に示すように、リベットを用いて母材20に母材30が締結されたものである。リベット構造体1は、母材20、30と、これらを締結するリベット変形体10Aと、を有する。なお、リベット変形体10Aは、後述するリベット10が、リベット締結工具によって締結加工を施されることにより変形した部材である。
母材20は、例えば、厚みが1.6mmの鋼板から形成されている。ただし、母材20は、鋼板に限らず、鋼以外の素材から形成される板材であってもよい。この母材20には、図2に示すように、リベット穴21が形成されている。リベット穴21は、XY断面が真円形状に形成された円孔である。リベット穴21は、Z軸方向に貫通して形成されている。
母材30は、母材20の上側(+Z側)の面に重ね合わせて配置される。母材30は、母材20と同様に、例えば、厚みが1.6mmの鋼板から形成されている。ただし、母材30は、鋼板に限らず、鋼以外の素材から形成される板材であってもよい。この母材30には、リベット穴31が形成されている。リベット穴31は、母材20のリベット穴21と同様に、XY断面が真円形状に形成された円孔である。リベット穴31は、Z軸方向に貫通して形成されている。また、リベット穴31は、その内径が、リベット穴21の内径よりも大きく形成されている。
リベット10は、本実施の形態においては、作業者が母材30の上側(+Z側)からのみで締結作業を行うことができるブラインドリベットから構成されている。このリベット10は、リベット本体11と、リベット本体11に挿通されているマンドレル15とを有する。
リベット本体11は、図3に示すように、リベット穴21に挿入される挿入部12と、リベット穴31に挿入される嵌合部13と、挿入部12と嵌合部13との間に形成された段差14と、を有している。
挿入部12は、段差14から下方(−Z方向)に延びるように形成されている。挿入部12は、その外径がリベット穴21の内径と同等の略円筒形状に形成されている。
嵌合部13は、段差14よりも上側部分に径方向に膨出するように形成されている。この嵌合部13は、リベット穴31に嵌合可能な形状に形成されている。本実施の形態においては、リベット穴31は円孔である。このため、円孔であるリベット穴31に嵌め込めるように、嵌合部13は、外径がリベット穴21の内径と同等の略円筒形状に形成されている。また、嵌合部13は、外径が、挿入部12の外径及び母材20のリベット穴21の内径よりも大きく形成されている。この嵌合部13の上部には、Z軸方向に対して傾斜するテーパ面13aが形成されている。
段差14は、挿入部12がリベット穴21に挿入された場合に、嵌合部13が+Z方向に母材20から突出した状態でリベット10を支持するために用いられる。
マンドレル15は、Z軸方向を長手方向とする軸状部材である。マンドレル15は、リベット本体11にZ軸方向に貫通して形成された貫通孔11aに挿通されている。マンドレル15は、マンドレル本体16と、マンドレル本体16の先端部(−Z側の端部)に形成されたフランジ部17と、を有している。マンドレル15は、マンドレル本体16の+Z側の端部がリベット本体11の上側から露出するとともに、フランジ部17がリベット本体11の下側から露出した状態で、貫通孔11aに挿通されている。また、マンドレル本体16には、他の部分よりも小径に形成された括れ部16aが形成されている。
フランジ部17は、略円筒形状に形成されている。フランジ部17は、その外径が、リベット本体11の挿入部12の内径よりも大きく形成されている。これにより、フランジ部17は、挿入部12の−Y側の端面12aに接している。
上述のように構成されたリベット10を用いたリベット締結方法及びリベット構造体1の製造方法について、図4〜図10を用いて説明する。
先ず、図4に示すように、リベット締結作業を行う作業者は、リベット10の挿入部12を、母材20の母材30を締結する締結面20a側(+Z側)から母材20のリベット穴21に挿入する。すると、リベット10の段差14が、リベット穴21の開口に掛止される。これにより、嵌合部13が締結面20aからに突出した状態で、リベット10は、母材20に支持される。また、リベット本体11の挿入部12の一部及びマンドレル15のフランジ部17は、母材20の下面(−Z側の面)から露出する。
次に、図5及び図6に示すように、作業者は、母材30のリベット穴31に嵌合部13を嵌め込みつつ、母材30を母材20に重ね合わせる。このとき、図5の矢印A1を参照するとわかるように、嵌合部13のテーパ面13aに、リベット穴31の縁31aが接触することで、母材30は、嵌合部13のテーパ面13aによって適切な位置に案内されつつ、母材20に重ね合わせられる。
次に、図7に示すように、作業者は、リベット締結工具Tの先端(ノーズピース)を、上方からリベット本体11に押し当てる。なお、リベット締結工具Tは、空気圧によりリベット本体11からマンドレル15を引き抜くことができる空気圧式締結工具から構成されている。
次に、図8に示すように、作業者は、リベット締結工具Tの図示しないトリガーを引く。これにより、リベット締結工具T内に負圧が生じ、この負圧により、マンドレル15がリベット本体11から引き抜かれる。マンドレル15が引き抜かれると、嵌合部13の上部がリベット締結工具Tの先端から矢印A2に示す押付力を受けて、嵌合部13の一部がバレル状に塑性変形する。塑性変形された嵌合部13の一部は、フランジ状のカシメ部41を形成する。また、挿入部12の下部がマンドレル15のフランジ部17から矢印A3に示す押付力を受けて、挿入部12の一部がバレル状に塑性変形する。塑性変形された挿入部12の一部は、フランジ状のカシメ部42を形成する。
図9に示すように、さらに、リベット締結工具Tを用いて、リベット本体11からマンドレル15を引き抜いていくと、やがて、マンドレル本体16は、括れ部16aで破断する。そして、マンドレル本体16の一部は、リベット締結工具Tに引き込まれる。これにより、リベット10はリベット変形体10Aに変形するとともに、図10に示すように、カシメ部41、42によって母材20、30が挟圧されることで、母材30は母材20に締結される。以上により、リベット10を用いたリベット締結方法は終了し、リベット構造体1が完成する。
以上、説明したように、本実施の形態では、リベット10を母材20のリベット穴21に挿入することで、リベット10の嵌合部13が突出した状態でリベット10を母材20に取り付ける。そして、嵌合部13を母材30のリベット穴31に嵌め込みつつ、母材30を母材20に重ね合わせる。このため、母材20に対して母材30を摺動させて、母材20に対する母材30の位置決めを行う作業が不要になる。これにより、リベット10の締結作業の作業効率を向上させることができる。
以下、比較例として従来のリベット110を用いたリベット締結方法を、図11〜図15を用いて説明する。
先ず、図11に示すように、作業者は、母材20に母材30を重ね合わせる。続いて、矢印A4を参照するとわかるように、母材20に対して母材30を摺動させつつ、それぞれの母材20、30に形成されたリベット穴21、31を重ね合わせて、母材20に対する母材30の位置決めを行う。
次に、図12に示すように、従来のリベット110を上側(+Z側)から母材20、30のリベット穴21、31に挿入する。なお、従来のリベット110は、リベット本体111と、リベット本体111に挿通されたマンドレル115とを有する。そして、リベット本体111は、リベット穴21、31に挿入される挿入部112と、挿入部112の上端から径方向に張り出されたフランジ部113と、を有する。
次に、図13に示すように、作業者は、リベット締結工具Tの先端部を、上方からリベット110のフランジ部113に押し当てる。続いて、リベット締結工具Tによって、マンドレル115をリベット本体111から引き抜く。マンドレル115がリベット本体111から引き抜かれると、リベット110のフランジ部113がリベット締結工具Tの先端からの押付力を受ける。また、挿入部112の下部がマンドレル115のフランジ部から矢印A4に示す押付力を受けて、挿入部112の一部が塑性変形する。塑性変形された挿入部112の一部は、フランジ状のカシメ部140を形成する。
次に、図14に示すように、さらに、リベット締結工具Tを用いて、リベット本体111からマンドレル115を引き抜いていくと、やがて、マンドレル115は破断し、マンドレル115の一部は、リベット本体111から引き抜かれる。これにより、リベット110は、リベット変形体110Aに変形するとともに、図15に示すように、フランジ部113とカシメ部140とによって、母材30は母材20に締結される。以上により、従来のリベット110を用いたリベット締結方法は終了し、従来のリベット構造体101が完成する。
したがって、以上の従来のリベット110を用いたリベット締結方法では、図11に示すように、作業者は、先ず、母材20に対して母材30を摺動させつつ、母材20に対して母材30の位置決めを行う必要がある。しかしながら、母材20、30が重量物からなる場合には、母材20に対する母材30の位置決めは、作業者にとって困難な作業である。また、母材30に母材20を両面テープで接着して位置決めする場合、両面テープ接着後には、母材30の位置を微調整することが困難である。また、位置決めのための治工具が必要になり、治工具を設置する工程数が増え、リベット構造体101の製造コストが増加するおそれも生じる。また、母材20に対する母材30の位置決めは、作業者が目視で行うため、母材20に対して母材30が規定の位置からずれやすく、リベット110をリベット穴21、31に挿入できない可能性もある。結果的に、リベット締結作業の作業効率が低くなるおそれがある。
しかしながら、本実施の形態では、図5及び図6に示すように、リベット10の嵌合部13を母材30のリベット穴31に嵌め込みつつ、母材30を母材20に重ね合わせている。このため、母材20に対して母材30を摺動させて、母材20に対する母材30の位置決めを行う作業が不要になる。また、従来の締結作業で必要だった位置決めのための治工具が不要になり、作業工程数の増加を抑制することができる。結果として、リベット10の締結作業の作業効率を向上させることができる。また、リベット構造体1の品質や製造の歩留まりを向上させることができる。
また、本実施の形態では、図8に示すように、リベット締結工具Tを用いて、リベット本体11からマンドレル15を引き抜くことにより、リベット本体11の嵌合部13の一部を変形させて、カシメ部41を形成している。このカシメ部41は、挿入部12の一部が変形することで形成されたカシメ部42とともに、母材30を母材20に締結する。したがって、このカシメ部41、42が母材20、30を挟圧するため、母材30を母材20に強固に締結することができる。
例えば、従来では、図13に示すように、母材20の下側(−Z側)のみでカシメ部140が形成され、母材30の上側(+Z側)ではカシメ部は形成されていない。これに対して、母材30の上側(+Z側)及び母材20の下側(−Z側)でカシメ部41、42が形成されるため、母材30を母材20に強固に締結することが可能になる。
また、本実施の形態では、図8に示すように、リベット締結工具Tを用いて、リベット本体11からマンドレル15を引き抜くことにより、2つのカシメ部41、42を同時に形成しているため、従来のリベット締結作業とくらべて、リベット10の締結作業の作業効率が低下することもない。
また、本実施の形態では、リベット本体11の嵌合部13は、母材30のリベット穴31に嵌合する形状に形成されている。このため、母材20に母材30を重ね合わせる際に、母材30のリベット穴31が嵌合部13の外形に案内されて、母材30が母材20上の適切な位置で重ね合わされる。これにより、図6に示す母材20に母材30を重ね合わせる作業を精度良く、効率的に行うことができる。結果として、リベット10の締結作業の作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、リベット本体11は、段差14を有している。この段差14が、リベット穴21の開口に掛止されるため、リベット本体11の挿入部12がリベット穴21に挿入された場合に、嵌合部13が+Z方向に母材20から突出した状態でリベット10を支持できる。これにより、リベット10の嵌合部13を母材30のリベット穴31に嵌め込みつつ、母材30を母材20に重ね合わせる作業を効率的に行うことができる。結果として、リベット10の締結作業の作業効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、図1に示すように、リベット構造体1は、1つのリベット10を用いて母材20に母材30が締結されたものである。しかしながら、これに限らず、リベット構造体1は、2つ以上のリベット10を用いて母材20に母材30が締結されたものであってもよい。
また、本実施の形態では、フランジ部17は、マンドレル15の挿入部12側の端部に形成されている。しかしながら、これに限られない、フランジ部17は、マンドレル15の嵌合部13側の端部に形成されていてもよい。この場合、締結工程において、マンドレル15は、リベット本体11から−Z方向に引き抜かれる。この変形例においても、上記実施の形態と同様に、母材20に対する母材30の位置決めを効率的に行うことができる。結果として、リベット10の締結作業の作業効率を向上させることができる。ただし、この変形例では、マンドレル15を引き抜く作業のみを下側(−Z側)から行うことになるため、リベット10の締結作業全てを一方の面側(+Z側)だけで行える観点からは、上記実施の形態の方が好ましい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1,101 リベット構造体、10,110 リベット、10A,110A リベット変形体、11,111 リベット本体、11a 貫通孔、12,112 挿入部、12a 端面、13 嵌合部、13a テーパ面、14 段差、15,115 マンドレル、16 マンドレル本体、16a 括れ部、17 フランジ部、20,30 母材、20a 締結面、21,31 リベット穴、31a 縁、41,42 カシメ部、113 フランジ部、140 カシメ部、A1,A2,A3,A4,A5 矢印、T リベット締結工具。

Claims (8)

  1. 第1リベット穴が形成された第1母材に、第2リベット穴が形成された第2母材を、前記第1リベット穴に挿入される挿入部と、前記第2リベット穴に嵌合する形状に形成されるとともに、前記挿入部の外径よりも大きな外径の嵌合部と、前記挿入部と前記嵌合部との間に形成されている段差と、を有するリベット本体と、前記挿入部及び前記嵌合部を貫通する貫通孔に挿通され、前記挿入部側及び前記嵌合部側の少なくとも一方の端部にフランジ部が形成されているマンドレルと、を有するリベットを用いて締結するリベット締結方法であって、
    前記第2母材から離隔されている前記第1母材の前記第1リベット穴に、前記第1母材の前記第2母材を締結する締結面側から前記挿入部を挿入することで、前記段差が前記第1リベット穴の開口に掛止されて、前記嵌合部が前記締結面から突出した状態で前記リベットを前記第1母材に取り付ける取付け工程と、
    前記リベットの前記嵌合部を前記第2母材の前記第2リベット穴に嵌め込みつつ、前記第2母材を前記第1母材に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    リベット締結工具を用いて、前記フランジ部が形成された端部の反対側から、前記リベット本体の端部を圧縮して前記リベット本体から前記マンドレルを引き抜くことにより、前記挿入部及び前記嵌合部それぞれの一部を変形させて、前記第1母材に前記第2母材を締結する締結工程と、
    を含むリベット締結方法。
  2. 前記フランジ部は、前記マンドレルの前記挿入部側の端部に形成され、
    前記締結工程では、前記マンドレルを前記嵌合部側に引き抜く請求項1に記載のリベット締結方法。
  3. 第1リベット穴が形成された第1母材に、第2リベット穴が形成された第2母材を締結するためのリベットであって、
    前記第1リベット穴に挿入される挿入部と、前記第2リベット穴に嵌合する形状に形成されるとともに、前記挿入部の外径よりも大きな外径の嵌合部と、前記挿入部と前記嵌合部との間に形成されている段差と、を有するリベット本体と、
    前記挿入部及び前記嵌合部を貫通する貫通孔に挿通され、前記挿入部側及び前記嵌合部側の一方の端部にフランジ部が形成され、リベット締結工具によって、前記フランジ部が形成された端部の反対側から、前記リベット本体の端部を圧縮して前記リベット本体から引き抜かれることにより、前記挿入部及び前記嵌合部それぞれの一部を変形させて、前記第1母材に前記第2母材を締結するためのマンドレルと、
    を有するリベット。
  4. 前記フランジ部は、前記マンドレルの前記挿入部側の端部に形成されている請求項3に記載のリベット。
  5. 第1リベット穴が形成された第1母材と、
    第2リベット穴が形成された第2母材と、
    前記第1リベット穴に挿入され、一部がリベット締結工具によって変形されて第1カシメ部を構成する挿入部と、前記第2リベット穴に嵌合する形状に形成され、一部が前記リベット締結工具によって変形されて第2カシメ部を構成するともに、前記挿入部の外径よりも大きな外径の嵌合部と、前記挿入部と前記嵌合部との間に形成されている段差と、を有するリベット変形体と、
    を有し、
    前記第1カシメ部と前記第2カシメ部とが、前記第1母材及び前記第2母材を挟圧することにより、前記第2母材が前記第1母材に締結されているリベット構造体。
  6. 前記リベット変形体は、前記挿入部及び前記嵌合部を貫通する貫通孔に挿通され、前記挿入部側の端部にフランジ部が形成され、締結加工が施される前のリベットのリベット本体の端部を圧縮して前記リベット本体から引き抜かれることにより、前記挿入部及び前記嵌合部それぞれの一部を変形させて、前記第1母材に前記第2母材を締結するために用いられるマンドレルの少なくとも一部を有する請求項5に記載のリベット構造体。
  7. 第1リベット穴が形成された第1母材に、第2リベット穴が形成された第2母材を、前記第1リベット穴に挿入される挿入部と、前記第2リベット穴に嵌合する形状に形成されるとともに、前記挿入部の外径よりも大きな外径の嵌合部と、前記挿入部と前記嵌合部との間に形成されている段差と、を有するリベット本体と、前記挿入部及び前記嵌合部を貫通する貫通孔に挿通され、前記挿入部側及び前記嵌合部側の少なくとも一方の端部にフランジ部が形成されているマンドレルと、を有するリベットを用いて締結されるリベット構造体の製造方法であって、
    前記第2母材から離隔されている前記第1母材の前記第1リベット穴に、前記第1母材の前記第2母材を締結する締結面側から前記挿入部を挿入することで、前記段差が前記第1リベット穴の開口に掛止されて、前記嵌合部が前記締結面から突出した状態で前記リベットを前記第1母材に取り付ける取付け工程と、
    前記リベットの前記嵌合部を前記第2母材の前記第2リベット穴に嵌め込みつつ、前記第2母材を前記第1母材に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    リベット締結工具を用いて、前記フランジ部が形成された端部の反対側から、前記リベット本体の端部を圧縮して前記リベット本体から前記マンドレルを引き抜くことにより、前記挿入部及び前記嵌合部それぞれの一部を変形させて、前記第1母材に前記第2母材を締結する締結工程と、
    を含むリベット構造体の製造方法。
  8. 前記フランジ部は、前記マンドレルの前記挿入部側の端部に形成され、
    前記締結工程では、前記マンドレルを前記嵌合部側に引き抜く請求項7に記載のリベット構造体の製造方法。
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