JP3209788U - 皺防止治具及びスナップファスナー取付け機 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業安定性の向上を図りつつ、スナップファスナーの取付けの際の皺の発生を簡便に防止、軽減することのできる皺防止治具及びスナップファスナー取付け機を提供すること。【解決手段】先端が尖った突起5aを有するリベット部材5を保持するための第1保持具6と、前記突起5aに挿通させるための貫通孔3aを中心部に有する嵌合用部材3を保持するための第2保持具7とを具備し、前記第1保持具6及び第2保持具7は、前記リベット部材5及び前記嵌合用部材3を相互に対向する位置に保持するために用いられ、前記第1保持具6は、保持した前記リベット部材5の突起5aの先端よりも先方に突出する状態で該リベット部材5を囲むように配された弾性リング8を有し、前記第2保持具7は、保持した前記嵌合用部材3の先端面よりも先方に突出する状態で該嵌合用部材3を囲むように配された弾性リング9を有する。【選択図】図2
Description
本考案は、例えば、スナップファスナー(プラスチックスナップ他)を布地等に取り付ける際に用いる皺防止治具及びスナップファスナー取付け機に関する。
従来のスナップファスナーの取付けは、図3(A)に示すように、上型カシメパンチ治具(第1カシメパンチ治具)1と下型カシメパンチ治具(第2カシメパンチ治具)2とによって構成されるカシメパンチ治具を用いて行う。すなわち、このカシメパンチ治具は、スナップファスナー取付け機の上下受具A,Bにセットされ、図示例では、昇降駆動される上型受具Aに上型カシメパンチ治具1がセットされ、下型受具Bに下型カシメパンチ治具2がセットされる。
そして、上型カシメパンチ治具1に嵌合用部材(雌型スナップ)3を嵌め込む(保持させる)一方、下型カシメパンチ治具2にシート状部材(布地等)4を抜き易くするための鋭利な突起5aの付いたリベット部材(リベット型スナップ)5を嵌め込み(保持させ)、下型カシメパンチ治具2の上にシート状部材4を載せる。
この状態で、スナップファスナー取付け機の受具Aが下降(カシメ動作)する一連の作動により(図3(B)及び図4(A)参照)、シート状部材4はリベット部材5の突起5aにより打ち抜かれ、突起5aの先端部は、嵌合用部材3の貫通孔3aを挿通した後、下死点に達したところで上型カシメパンチ治具1の打撃を受けて拡径変形する(カシメられる)。すなわち、嵌合用部材3及びリベット部材5はこのような1サイクルの取付け作業によってシート状部材4に取り付けられた状態になる(特許文献1〜3)。
しかし、上記従来の取付け方法では、リベット部材5の突起5aが、シート状部材4を打ち抜く際に嵌合用部材3の貫通孔3aにシート状部材4を引っ張り込むように作用するので、シート状部材4におけるスナップファスナーを取り付けた位置の周辺に皺Wが寄ってしまう恐れがある(図4(B)参照)。そこで、特に皺の入り易い布地にスナップファスナーを取り付ける際には、例えば作業者が両手で布地を引っ張りながら上記の取付け作業を行うことが考えられるが、この方法では、非常に作業効率が悪く、作業者に掛かる負担も大きくなって量産に不向きとなる上、作業者の熟練度等によって取付け作業後のシート状部材4における皺の入り方等にばらつきが生じ兼ねないという問題もある。
本考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、作業安定性の向上を図りつつ、スナップファスナーの取付けの際の皺の発生を簡便に防止、軽減することのできる皺防止治具及びスナップファスナー取付け機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係る皺防止治具は、先端が尖った突起を有するリベット部材を保持するための第1保持具と、前記突起に挿通させるための貫通孔を中心部に有する嵌合用部材を保持するための第2保持具とを具備し、前記第1保持具及び第2保持具は、前記リベット部材及び前記嵌合用部材を相互に対向する位置に保持するために用いられ、前記第1保持具は、保持した前記リベット部材の突起の先端よりも先方に突出する状態で該リベット部材を囲むように配された弾性リングを有し、前記第2保持具は、保持した前記嵌合用部材の先端面よりも先方に突出する状態で該嵌合用部材を囲むように配された弾性リングを有する(請求項1)。
上記皺防止治具において、前記第1保持具の前記弾性リングと、前記第2保持具の前記弾性リングとは、外径が異なっていてもよい(請求項2)。
一方、上記目的を達成するために、本考案に係るスナップファスナー取付け機は、シート状部材を挟む位置にあるリベット部材及び嵌合用部材を接近移動させ、前記リベット部材の突起を前記シート状部材に突き刺すと共に前記嵌合用部材の中心部に設けられている貫通孔に挿通させ、前記突起の先端部を打撃して拡径変形させることにより、前記リベット部材と前記嵌合用部材とを前記シート状部材を挟んだ状態でカシメ止めするように構成されたスナップファスナー取付け機であって、請求項1または2に記載の皺防止治具により、前記リベット部材及び前記嵌合用部材を保持するように構成されている(請求項3)。
本願考案では、作業安定性の向上を図りつつ、スナップファスナーの取付けの際の皺の発生を簡便に防止、軽減することのできる皺防止治具及びスナップファスナー取付け機が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る考案の皺防止治具では、第1保持具、第2保持具に設けられた弾性リングによりシート状部材をしっかりと挟み込んだ状態で保持し、この状態で突起によるシート状部材の打ち抜きを行うことにより、作業安定性の向上を図りつつ、突起による打ち抜きに伴うシート状部材における皺の発生を防止、軽減することができる。
本考案の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1(A)に示すスナップファスナー取付け機は、シート状部材4を挟む位置にあるリベット部材5及び嵌合用部材3(図2(A)も参照)を接近移動させ、リベット部材5の突起5aをシート状部材4に突き刺すと共に嵌合用部材3の中心部に設けられている貫通孔3aに挿通させ、この状態で突起5aの先端部を打撃して拡径変形させることにより、リベット部材5と嵌合用部材3とをシート状部材4を挟んだ状態でカシメ止めするように構成されたものである。そして、図1(A)に示すスナップファスナー取付け機は、図3(A)に示す従来のスナップファスナー取付け機とは、皺防止治具によりリベット部材5及び嵌合用部材3を保持するように構成されている点で相違し、他の点では一致するのであり、説明の重複を避けるため、以下には、主に相違点について説明する。
皺防止治具は、先端が尖った突起5aを有するリベット部材5を保持するための第1保持具(下型カシメパンチ皺防止治具)6と、突起5aに挿通させるための貫通孔3aを中心部に有する嵌合用部材3を保持するための第2保持具(上型カシメパンチ皺防止治具)7とを具備し、第1保持具6及び第2保持具7は、リベット部材5及び嵌合用部材3を相互に対向する位置に保持するために用いられるものである。
図1(A)、図2(B)及び(C)に示すように、第1保持具6は、保持したリベット部材5の突起5aの先端よりも先方に突出する状態でリベット部材5を囲むように配された弾性リング(下型弾性リング)8を有し、第2保持具7は、保持した嵌合用部材3の先端面よりも先方に突出する状態で嵌合用部材3を囲むように配された弾性リング(上型弾性リング)9を有する。
ここで、第1保持具6、第2保持具7は、カシメパンチ治具2,1に一体成形されていてもよいし、別体で成形されて接着等の適宜の手段により一体化されていてもよい。
上記構成からなる皺防止治具及びこれを用いるスナップファスナー取付け機では、図1(B)に示すように、第1保持具6、第2保持具7に設けられた弾性リング8,9によりシート状部材4をしっかりと挟み込んだ状態で保持し、この状態で突起5aによるシート状部材4の打ち抜きを行う(図1(C)参照)ようにしているので、作業安定性の向上を図りつつ、突起5aによる打ち抜きに伴うシート状部材4における皺の発生を防止、軽減することができる。
なお、本考案は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
第1保持具6の弾性リング8と、第2保持具7の弾性リング9とは、シート状部材4を傷つけず、かつ、適宜の弾性を有していることが望ましく、例えばゴム製やウレタン製のOリングを用いることができる。
また、第1保持具6の弾性リング8と、第2保持具7の弾性リング9とに、同一物(同一寸法のもの)を用いてもよいが、外径を異ならせておいてもよく、例えば、外径にシート状部材4の厚み程度の寸法差のある弾性リング8,9を用いても、シート状部材4を良好に挟み込むことが可能である。あるいは、弾性リング8,9のうち、外径が大の方の内径よりも、外径が小の方の外径が大きくなるようにしておく、とすることもできる。ここで、図2(B)及び(C)に示す例では、弾性リング8の外径を相対的に大としているが、弾性リング9の外径を相対的に大としてもよい。
図1(A)〜(C)に示す例では、シート状部材4を挟んで上側に受具A、上側カシメパンチ治具1、第2保持具7、嵌合用部材3を配し、下側に受具B、下側カシメパンチ治具2、第1保持具6、リベット部材5を配しているが、例えば、リベット部材5をシート状部材4の上側に、嵌合用部材3を下側に配するようにスナップファスナー取付け機を構成してもよく、このように、スナップファスナー取付け機の少なくとも一部の構成要素の位置関係を上下逆にするなど、構成要素の配置や機能等は適宜変更可能である。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 上型カシメパンチ治具
2 下型カシメパンチ治具
3 嵌合用部材
3a 貫通孔
4 シート状部材
5 リベット部材
5a 突起
6 第1保持具
7 第2保持具
8 弾性リング
9 弾性リング
A 受具
B 受具
W 皺
2 下型カシメパンチ治具
3 嵌合用部材
3a 貫通孔
4 シート状部材
5 リベット部材
5a 突起
6 第1保持具
7 第2保持具
8 弾性リング
9 弾性リング
A 受具
B 受具
W 皺
Claims (3)
- 先端が尖った突起を有するリベット部材を保持するための第1保持具と、前記突起に挿通させるための貫通孔を中心部に有する嵌合用部材を保持するための第2保持具とを具備し、
前記第1保持具及び第2保持具は、前記リベット部材及び前記嵌合用部材を相互に対向する位置に保持するために用いられ、
前記第1保持具は、保持した前記リベット部材の突起の先端よりも先方に突出する状態で該リベット部材を囲むように配された弾性リングを有し、
前記第2保持具は、保持した前記嵌合用部材の先端面よりも先方に突出する状態で該嵌合用部材を囲むように配された弾性リングを有する皺防止治具。 - 前記第1保持具の前記弾性リングと、前記第2保持具の前記弾性リングとは、外径が異なっている請求項1に記載の皺防止治具。
- シート状部材を挟む位置にあるリベット部材及び嵌合用部材を接近移動させ、前記リベット部材の突起を前記シート状部材に突き刺すと共に前記嵌合用部材の中心部に設けられている貫通孔に挿通させ、前記突起の先端部を打撃して拡径変形させることにより、前記リベット部材と前記嵌合用部材とを前記シート状部材を挟んだ状態でカシメ止めするように構成されたスナップファスナー取付け機であって、
請求項1または2に記載の皺防止治具により、前記リベット部材及び前記嵌合用部材を保持するように構成されたスナップファスナー取付け機。
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JP2017000283U JP3209788U (ja) | 2017-01-26 | 2017-01-26 | 皺防止治具及びスナップファスナー取付け機 |
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Publications (1)
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