JP2015223213A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015223213A
JP2015223213A JP2014108099A JP2014108099A JP2015223213A JP 2015223213 A JP2015223213 A JP 2015223213A JP 2014108099 A JP2014108099 A JP 2014108099A JP 2014108099 A JP2014108099 A JP 2014108099A JP 2015223213 A JP2015223213 A JP 2015223213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
power suppression
command
cooking
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014108099A
Other languages
English (en)
Inventor
西 健一郎
Kenichiro Nishi
健一郎 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2014108099A priority Critical patent/JP2015223213A/ja
Publication of JP2015223213A publication Critical patent/JP2015223213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】外部から電力抑制指令を受けた場合に、その指令の受信タイミングにかかわらず、電力抑制要求に応じて可能な限り使用消費電力を抑制しつつも炊飯を可能とする炊飯器を提供することを目的とする。【解決手段】炊飯容器2と、炊飯容器2を加熱する加熱部3と、加熱部3に電力を供給する電力供給部4と、電力供給部4を制御し炊飯工程を実行する制御部5と、外部と通信を行い通信内容を制御部5に伝達する通信部9と、を備え、制御部5は、通信部9を介して外部から電力抑制指令を受信した場合は、電力抑制指令の受信タイミングに応じて、炊き上げ工程以外の炊飯工程または保温工程を省略しまたは短縮する。【選択図】図1

Description

本発明は、炊飯器に関するものである。
特許文献1には、炊飯器および他のキッチン内電気機器(誘導加熱調理器等)である第1の家電機器と、空気調和機等の第2の家電機器に同じブレーカを介して電源を供給し、これら家電機器の消費電力を電力指令装置によって制御する電力制御システムが記載されている。この電力制御システムでは、炊飯器等の第1の家電機器は、使用者が選択可能な複数の加熱モードに対応した加熱プログラムを有し、この加熱プログラムには、電力指令装置からの電力抑制要求に影響されず所定の電力が維持される優先加熱工程が含まれている。
ここで、炊飯器の制御部は、炊飯の強火工程を優先加熱工程として「優先調理メニューの実行時間帯」に指定している。そして、炊飯器の制御部は、実行中の調理メニューが、この「優先調理メニューの実行時間帯」にあるかどうかを常に把握し、もしその実行時間帯にある場合には、その旨を使用電力制御手段を通じて電力指令装置に報知する機能を有し、電力指令装置からの電力抑制指令には応答しない。これによって炊飯性能に最も大きな影響を与える強火行程中に不用意に電力抑制が行われることを防止している(特許文献1)。
特開2013−157103号公報
上記従来の炊飯器の制御は、炊飯の強火工程を「優先調理メニューの実行時間帯」に指定し、強火工程の実行中に電力抑制指令を受けた場合には、電力抑制を行わず、不意の電力抑制を避ける動作をするものであるが、特許文献1には、その他の炊飯工程中に電力抑制指令を受けた場合の炊飯器の動作については記載されていない。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外部から電力抑制指令を受けた場合に、その指令の受信タイミングにかかわらず、電力抑制要求に応じて可能な限り使用消費電力を抑制しつつも炊飯を可能とする炊飯器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る炊飯器は、炊飯容器を加熱する加熱部に電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部を制御し炊飯工程を実行する制御部と、外部と通信を行い通信内容を前記制御部に伝達する通信部と、を備え、前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合は、前記電力抑制指令の受信タイミングに応じて、炊き上げ工程以外の炊飯工程または保温工程を省略しまたは短縮する。
本発明によれば、外部から電力抑制指令を受けた場合に、その指令の受信タイミングにかかわらず、電力抑制要求に応じて可能な限り使用消費電力を抑制しつつも炊飯を可能とする炊飯器を提供することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る炊飯器を示す構成図である。 図2は、実施の形態1に係る炊飯器が使用される環境の一例を示した図である。 図3は、炊飯器の通常の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図4は、炊飯開始前に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図5は、予熱工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図6は、炊き上げ工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図7は、蒸らし工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図8は、保温工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図9は、炊飯器が電力抑制動作中に電力抑制制御解除の指令を受けた場合の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。 図10は、操作表示部の表示部分の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る炊飯器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る炊飯器1を示す構成図である。図1に示すように、炊飯器1は、炊飯容器2、加熱部3、電力供給部4、制御部5、温度検知部6、操作表示部7、報知部8、および通信部9を備えている。
炊飯容器2は、炊飯用の米および水が入れられて誘導加熱により加熱される容器である。加熱部3は、炊飯容器2を誘導加熱するための加熱コイルで構成される。電力供給部4は、加熱部3に誘導加熱用の高周波電力を供給する。温度検知部6は、炊飯容器2の温度を検知する。操作表示部7は、ユーザーからの操作入力を受け付ける入力部としての機能と、炊飯器1の動作状態等を表示する表示部としての機能を併せ持つ。通信部9は、炊飯器1の外部と通信を行い、通信内容を制御部5に伝達する。制御部5は、温度検知部6で検知された温度情報と操作表示部7で入力設定された情報と通信部9を介して入力された情報をもとに電力供給部4を制御するものである。報知部8は、炊飯開始および終了時、ならびにその他の操作時にユーザーへの報知を行う。なお、通信部9は、炊飯器本体に内蔵されるタイプ、外付けされるタイプのいずれでもよい。
図2は、本実施の形態に係る炊飯器1が使用される環境の一例を示した図である。図2では、炊飯器1が使用される家屋100と、家屋100に電力を供給可能な電力系統からの商用電源110と、家屋100に電力を供給可能な外部電源(蓄電池)120とが示されている。
外部電源(蓄電池)120は、例えば定置型リチウムイオンバッテリを使用した蓄電池である。あるいは、外部電源(蓄電池)120は、電気自動車(EV)の車載バッテリーを電源として、当該電源をパワーコンディショナー(図示せず)により交流電源に変換し、家屋内に電源を供給する、いわゆるV2H(Vehicle to Home)等の外部電源である。
家屋内には、商用電源110と外部電源(蓄電池)120に接続された切替分電盤130が設けられており、電力会社からの使用電力削減要請または不意の停電などが発生した場合には、切替分電盤130によって商用電源110と外部電源(蓄電池)120を切り替えることで家屋100への電力供給が途絶えないような構成となっている。
また、家屋内には、切替分電盤130と接続され電力の供給状態等の情報が集約されるコントローラ140が設けられている。コントローラ140は、切替分電盤130の他、炊飯器1およびその他機器(図示せず)と通信可能に接続されている。コントローラ140は、商用電源110および外部電源(蓄電池)120の状態に応じて、各機器に電源の情報および使用電力の抑制指令(電力抑制指令)などを送信する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、炊飯器1の通常の炊飯動作について、図3を用いて説明する。図3は、炊飯器1の通常の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。なお、炊飯シーケンスでは、横軸は時間を、縦軸は電力を表している。また、炊飯工程および保温工程の制御主体は制御部5である。
ユーザーによって炊飯器1の操作表示部7が操作され炊飯が開始されると、制御部5は予熱工程を実行する。この予熱工程では、米の吸水を促すために炊飯容器2内の米と水を所定温度範囲に維持するように炊飯容器2を加熱しながら一定時間保持するものである。
予熱工程終了後は、炊き上げ工程に移行する。この炊き上げ工程では、炊飯容器2に大きな電力(火力)が供給され、炊飯容器2内の米を炊き上げる。炊き上げ工程が進行し、炊飯容器2内の水が無くなると、それまでは100℃強を検知していた温度検知部6での検出温度が、炊飯容器2内に水分が少なくなることで130℃付近まで急上昇する。このような温度変化を制御部5で捉えることにより炊き上げ工程終了となる。
炊き上げ工程が終了すると蒸らし工程に移行する。この蒸らし工程は炊きあがった飯の水分を飯内で均一な状態に近づけるために行う工程であり、炊飯容器2への若干の電力(火力)投入を所定時間行い蒸らし工程を完了する。
以上説明したように、通常の炊飯では、予熱工程から炊き上げ工程を経て蒸らし工程を炊飯工程としている。炊飯工程終了時には炊飯が完了した旨を報知部8によってユーザーにブザー等を鳴らして報知する。
炊飯工程が終了すると、保温工程に移行する。この保温工程は、炊き上がった飯の温度を所定温度に維持するように制御するものである。
次に、炊飯器1が、図2で説明したコントローラ140から電力抑制指令(電力抑制指令信号)を炊飯開始前に受信した場合の動作について説明する。なお、本実施の形態では、一例として家屋100に供給される電力が蓄電池で構成される外部電源120に切り替わった状態で、コントローラ140から炊飯器1に対して電力抑制指示が行われているものとして動作を説明する。
図4は、炊飯開始前に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。
まず、図4(a)に示す炊飯シーケンスについて説明する。図4(a)では、制御部5は、炊飯の開始前に通信部9を介して電力抑制指令を受信しているため、図3で説明した予熱工程を実行せず、米を水に浸しておくだけの吸水工程として所定の吸水時間のみを確保する動作を行い、その後の炊き上げ工程および蒸らし工程を実行して炊飯工程を終了しその旨を報知する。すなわち、制御部5は、予熱工程を省略し、炊飯の開始後一定の吸水時間を確保した後に炊き上げ工程を実行する。なお、吸水工程では、電力供給部4による加熱部3への電力(火力)の投入は行わないため、炊飯容器2の加熱による電力消費は発生しない。その後、炊飯器1は保温動作に移行する。
次に、図4(b)に示す炊飯シーケンスについて説明する。図4(b)では、制御部5は、炊飯の開始前に通信部9を介して電力抑制指令を受信しているため、図3で説明した予熱工程を実行せず、炊飯開始と同時に炊き上げ工程を実行し、その後に蒸らし工程を実行して炊飯工程を終了しその旨を報知する。その後、炊飯器1は保温動作に移行する。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部5は、炊飯開始前に電力抑制指令を受信している場合には、炊飯開始以降は予熱動作を行わず、直ちにまたは一定時間後に炊き上げ工程に移行するように構成しているので、予熱工程中に必要となる電力を削減し、炊飯工程で消費する総電力を抑制することが可能となる。特に、家屋100で使用する電力を有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120で供給しているような場合には、炊飯器1で消費する電力量を抑制することで、外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能となる。
また、本実施の形態では、炊飯の出来に最も重要とされる炊き上げ工程については電力抑制する動作を行っていないので、炊飯の質が極端に悪化することもない。
また、本実施の形態では、炊飯開始前に電力抑制指令を受信した場合に、予熱工程を省略することで電力消費を抑制する構成としたが、これに加えて、蒸らし工程もしくは保温工程またはこれらの双方を省略する制御を選択可能に構成してもよい。この選択は、炊飯器1の初期設定として予め制御部5に設定することで実現することができる。こうすることで、炊飯に使用する電力量をより一層抑制または削減することが可能となり、特に、有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能になる(図2)。
図10は、操作表示部7の表示部分の一例を示す図である。操作表示部7の表示部分は例えばフルドットタイプの液晶表示などが用いられ、炊飯のメニュー、動作状態、およびタイマー設定状況等を表示しユーザーに伝えるように構成されている。制御部5は、電力抑制制御指令を受信し、電力抑制制御を行っている場合は、操作表示部7の表示部分に『電力抑制』の表示をし、炊飯器1が電力抑制動作中である旨の表示を行う。
このように、本実施の形態では、電力抑制動作中は、操作表示部7で『電力抑制』の表示をするように構成しているので、ユーザーにとってわかりやすく、例えば図4(b)のように動作した場合に、なぜ予熱工程が無く炊き上げ工程が始まったかということなど、炊飯器1が通常動作と異なる動きをした場合においても、戸惑うことがなく動作状況を理解することが可能になる。なお、『電力抑制』の文言についてはユーザーにその意味が伝わればよく、特に限定するものではない。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、炊飯器1が炊飯開始前に外部から電力抑制指令を受信した場合の動作について説明したものであるが、次に炊飯開始後の予熱工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の動作について説明する。
図5は、予熱工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。制御部5は、炊飯が開始されると、通常の炊飯シーケンスに従い予熱工程を開始する。制御部5は、予熱工程の継続中に炊飯器1の外部から電力抑制指令を受信すると、図5に示すように直ちに予熱工程を停止し、炊き上げ工程に移行する。これにより、予熱工程は短縮される。炊き上げ工程完了後は、蒸らし工程に移行して蒸らし工程完了で炊飯工程を終了しその旨を報知する動作となる。その後、炊飯器1は保温動作に移行する。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部5は、炊飯開始後の予熱工程中に電力抑制指令を受信した場合には、直ちに予熱工程を終了し炊き上げ工程を実行するように動作するので、電力抑制指令の受信後は、予熱工程を継続してその分電力消費をすることがなく、炊飯工程における電力消費を抑えることが可能になる。
また、本実施の形態では、実施の形態1と同様に炊飯の出来に最も重要とされる炊き上げ工程については電力抑制する動作を行っていないので、炊飯の質が極端に悪化することもない。
また、本実施の形態では、予熱工程中に電力抑制指令を受信した場合に、予熱工程を直ちに終了することで電力消費を抑制する構成としたが、これに加えて、蒸らし工程もしくは保温工程またはこれらの双方を省略する制御を選択可能に構成してもよい。こうすることで、炊飯に使用する電力量をより一層抑制することが可能となり、有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能になる。
また、実施の形態1で説明したように、本実施の形態においても図10に示す表示を行うことで実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
以上の実施の形態2では、炊飯器1が予熱工程中に外部から電力抑制指令を受信した場合の動作について説明したものであるが、次に炊飯開始後の炊き上げ工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の動作について説明する。
図6は、炊き上げ工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。
まず、図6(a)に示す炊飯シーケンスについて説明する。図6(a)では、制御部5は、炊飯開始とともに予熱工程を実行し、その後炊き上げ工程に移行し、炊き上げ工程実行中に外部から電力抑制指令を受信する。この場合、制御部5は、炊き上げ工程完了後に炊飯工程を終了し、報知動作を行い炊飯終了となる。つまり、蒸らし工程を省略し、電力消費を抑制している。なお、図6(a)では、例えば保温工程も実行しないようにしている。
次に、図6(b)に示す炊飯シーケンスについて説明する。図6(b)では、制御部5は、炊飯開始とともに予熱工程を実行し、その後炊き上げ工程に移行し、炊き上げ工程実行中に外部から電力抑制指令を受信する。この場合、制御部5は、炊き上げ工程完了後に、電力供給部4による加熱部3への電力(火力)の投入は行わないが、炊き上がった飯を一定時間置いておく蒸らし時間を設けて、その後炊飯終了の報知とともに炊飯工程を終了する。つまり、蒸らし工程を省略するとともに電力を投入しない蒸らし時間を確保している。なお、図6(b)では、例えば保温工程も実行しないようにしている。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部5は、炊飯工程の炊き上げ工程中に電力抑制指令を受信した場合には、炊飯の出来上がりの質を大きく左右する炊き上げ工程では炊飯電力を抑制する動作は行わず、炊き上げ工程完了後の蒸らし工程を実行せず、あるいは電力を投入しない蒸らし時間の確保のみを行うようにしているので、電力抑制指令を受信後の炊飯工程で消費する電力を抑えることが可能になる。したがって、外部電源(蓄電池)120で炊飯器1が動作しているような場合においては、有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能になる。
なお、炊き上げ工程完了後に、蒸らし時間を確保するかしないかの動作(図6(a),(b)の違い)については、炊飯器1の初期設定として予め制御部5に設定することができる。
さらに、操作表示部7の表示についても実施の形態1,2と同様の表示をすることで、同様の効果を得ることが可能になる。
実施の形態4.
以上の実施の形態3では、炊飯器1が炊き上げ工程中に外部から電力抑制指令を受信した場合の動作について説明したものであるが、次に炊飯開始後の蒸らし工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の動作について説明する。
図7は、蒸らし工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。図7では、制御部5は、炊飯開始とともに予熱工程を実行し、つづいて炊き上げ工程を実行し、炊き上げ工程完了後に蒸らし工程に移行する。そして、制御部5は、蒸らし工程中に外部から電力抑制指令を受信したため、直ちに蒸らし工程を停止して炊飯工程を終了し炊飯終了の報知を行う。なお、図7では、例えば保温工程も実行しないようにしている。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部5は、炊飯工程の蒸らし工程中に電力抑制指令を受信した場合には、受信後直ちに蒸らし工程を停止するようにしているので、電力抑制指令を受信後の炊飯工程で消費する電力を抑えることが可能になる。したがって、外部電源(蓄電池)120で炊飯器1が動作しているような場合においては、有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能になる。
さらに、操作表示部7の表示についても実施の形態1〜3と同様の表示をすることで、同様の効果を得ることが可能になる。
実施の形態5.
以上の実施の形態4では、炊飯器1が蒸らし工程中に外部から電力抑制指令を受信した場合の動作について説明したものであるが、次に炊飯器1が保温動作中に電力抑制指令を受信した場合の動作について説明する。
図8は、保温工程中に電力抑制指令を受信した場合の炊飯器1の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。図8では、制御部5は、予熱工程、炊き上げ工程および蒸らし工程を順次実行して炊飯工程を完了し、その後保温工程に移行している。そして、制御部5は、保温工程中に外部から電力抑制指令を受信したため、直ちに保温動作を停止し、それ以降の炊飯器1での電力消費を抑えるように制御する。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部5は、保温動作中に電力抑制指令を受信した場合には、受信後直ちに保温動作を停止するようにしているので、それ以降の電力消費を抑えることが可能となる。したがって、外部電源(蓄電池)120で炊飯器1が動作しているような場合においては、有限の蓄電量である外部電源(蓄電池)120を有効に使用することが可能になる。
さらに、操作表示部7の表示についても実施の形態1〜4と同様の表示をすることで、同様の効果を得ることが可能になる。この場合は、なぜ保温動作に入らないのかについてユーザーが理解することが可能になる。
実施の形態6.
以上の実施の形態1〜5では、炊飯工程および保温工程中に電力抑制指令を受信した場合の動作について説明したものであるが、次に炊飯器1が電力抑制動作中に電力抑制制御解除の指令を受けた場合の炊飯器1の動作について説明する。
図9は、炊飯器1が電力抑制動作中に電力抑制制御解除の指令(電力抑制指令の解除信号)を受けた場合の炊飯シーケンスを模式的に示した図である。図9では、制御部5は、炊飯開始前に外部から電力抑制指令を受信し、そのため炊飯開始後は図4(a)と同様に予熱工程は行わずに電力を投入しない吸水時間のみを確保した動作を実行する。すなわち、炊飯器1は、炊飯開始後に電力抑制される動作モード、ここでは水に米を浸す時間を確保した吸水時間を設けた制御で動作している。次に、制御部5は、この炊き上げ工程前の吸水時間中に、外部から電力抑制指令の解除信号を受信する。ここで、電力抑制指令の解除信号は、電力抑制指令と同様に、コントローラ140から発信される。制御部5は、この解除信号を受信すると、電力抑制される動作モードを解除し、炊飯器1が電力抑制しない通常の炊飯工程の動作をするように制御する。すなわち、図9に示すように、電力抑制指令解除以降は、炊飯器1は、図3で説明した通常の炊飯シーケンスに沿って予熱工程から開始され、炊き上げ工程、蒸らし工程を経て炊飯完了(報知)となり、その後保温動作に入る。
以上説明したように、本実施の形態では、電力抑制指令に基づいて動作中の炊飯器1が、炊き上げ工程前に電力抑制指令の解除信号を受信した場合は、制御部5は、電力抑制制御をしない通常の炊飯工程での制御を実行するため、炊飯の質を確保した炊飯を行うことが可能になり、ユーザーに美味しい飯を提供することが可能となる。
また、本実施の形態では、操作表示部7の表示についても実施の形態1〜5と同様の表示をすることで、同様の効果を得ることが可能になる。すなわち、制御部5は、電力抑制指令を受信した場合は、操作表示部7に『電力抑制』の表示をさせることができる。さらに、制御部5は、電力抑制指令の解除信号を受信した場合は、操作表示部7に『電力抑制』の表示を消すように制御する。これにより、ユーザーは炊飯器1が電力抑制動作中か否かを理解することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、制御部5は、外部から電力抑制指令を受信した場合、電力抑制指令の炊飯シーケンスの中での受信タイミングに応じて、炊飯制御内容を変更し電力抑制制御を実行する。詳細には、制御部5は、電力抑制指令の受信タイミングに応じて、炊き上げ工程以外の炊飯工程または保温工程を省略しまたは短縮する。これにより、外部から電力抑制指令を受けた場合に、その指令の受信タイミングにかかわらず、電力抑制要求に応じて可能な限り使用消費電力を抑制しつつも炊飯が可能となる。
また、制御部5は、電力抑制制御の解除信号を受信した場合には、通常の炊飯シーケンスに復帰するように動作する。これにより、質の高い炊飯をユーザーに提供することが可能になる。
なお、特許文献1では、炊き上げ工程を優先加熱工程として設定し、炊き上げ工程中に電力抑制指令を受け取った場合は電力抑制を行わない制御とするのみであり、他の工程中に電力抑制指令を受け取った場合の動作は不明である。つまり、同文献では、他の機器よりも炊飯器の優先度を上げて特に炊き上げ(沸騰)工程は制限をかけないという動作について記載されているに過ぎない。
また、特開2007−029206号公報には、省エネモードおよび通常モードでの制御機能を備えた炊飯器が記載されているが、省エネモードを実行するには、予め省エネモードに設定しておく必要があり、炊飯シーケンス開始後の電力抑制指令(省エネモード)への対応は困難である。つまり、同公報に記載された技術は、省エネモードで動作中に水温または室温等に応じて制御内容を変更するものである。これに対し、本発明は、炊飯開始前後を問わず、電力抑制指令を受信した場合は、その受信タイミングに応じて電力抑制制御を実行することができる。
本発明は、炊飯器として有用である。
1 炊飯器、2 炊飯容器、3 加熱部、4 電力供給部、5 制御部、6 温度検知部、7 操作表示部、8 報知部、9 通信部、100 家屋、110 商用電源、120 外部電源、130 切替分電盤、140 コントローラ。

Claims (13)

  1. 炊飯容器を加熱する加熱部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部を制御し炊飯工程を実行する制御部と、
    外部と通信を行い通信内容を前記制御部に伝達する通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合は、前記電力抑制指令の受信タイミングに応じて、炊き上げ工程以外の炊飯工程または保温工程を省略しまたは短縮する炊飯器。
  2. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合において、炊飯の開始前に前記電力抑制指令を受信したときは、予熱工程を省略する請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記制御部は、炊飯の開始後一定の吸水時間を確保した後に炊き上げ工程を実行する請求項2に記載の炊飯器。
  4. 前記制御部は、炊飯の開始と同時に炊き上げ工程を実行する請求項2に記載の炊飯器。
  5. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合において、予熱工程中に前記電力抑制指令を受信したときは、前記予熱工程を停止し炊き上げ工程に移行する請求項1に記載の炊飯器。
  6. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合において、炊き上げ工程中に前記電力抑制指令を受信したときは、前記炊き上げ工程完了後の蒸らし工程を省略する請求項1に記載の炊飯器。
  7. 前記制御部は、前記炊き上げ工程完了後に炊飯工程を終了する請求項6に記載の炊飯器。
  8. 前記制御部は、前記炊き上げ工程完了後に一定の蒸らし時間を確保した後に炊飯工程を終了する請求項6に記載の炊飯器。
  9. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合において、蒸らし工程中に前記電力抑制指令を受信したときは、前記蒸らし工程を停止し炊飯工程を終了する請求項1に記載の炊飯器。
  10. 前記制御部は、前記炊飯工程終了後に保温動作を実行しない請求項9に記載の炊飯器。
  11. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合において、保温動作中に前記電力抑制指令を受信したときは、前記保温動作を停止する請求項1に記載の炊飯器。
  12. 前記制御部は、前記通信部を介して外部から炊飯の開始前に電力抑制指令を受信し、炊飯開始後に予熱工程を行わずに一定の吸水時間を確保する電力抑制制御を実行している際に、前記通信部を介して外部から電力抑制制御解除の指令を受信したときは、前記電力抑制制御を停止した後、電力抑制制御をしない通常の炊飯工程を実行する請求項1に記載の炊飯器。
  13. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して外部から電力抑制指令を受信した場合は、前記表示部に電力抑制動作中である旨の表示をさせる請求項1から12のいずれか1項に記載の炊飯器。
JP2014108099A 2014-05-26 2014-05-26 炊飯器 Pending JP2015223213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014108099A JP2015223213A (ja) 2014-05-26 2014-05-26 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014108099A JP2015223213A (ja) 2014-05-26 2014-05-26 炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015223213A true JP2015223213A (ja) 2015-12-14

Family

ID=54840490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014108099A Pending JP2015223213A (ja) 2014-05-26 2014-05-26 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015223213A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11346392A (ja) * 1998-01-30 1999-12-14 Sanyo Electric Co Ltd 機器集中管理システム及びこのシステムに用いられる機器集中管理装置若しくは被管理機器用端末装置
JP2000078748A (ja) * 1998-09-02 2000-03-14 Mitsubishi Electric Corp 電力dsmシステム
JP2001145262A (ja) * 1999-11-18 2001-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 電力制御装置及びその電力制御装置に接続する電気機器
JP2009165249A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システム
JP2011224167A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sanyo Electric Co Ltd 電気炊飯器
JP2013157103A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器及び家電機器の電力制御システム
WO2014045675A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 三菱電機株式会社 電力制御システム、健康管理機器、家電機器及び電力指令装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11346392A (ja) * 1998-01-30 1999-12-14 Sanyo Electric Co Ltd 機器集中管理システム及びこのシステムに用いられる機器集中管理装置若しくは被管理機器用端末装置
JP2000078748A (ja) * 1998-09-02 2000-03-14 Mitsubishi Electric Corp 電力dsmシステム
JP2001145262A (ja) * 1999-11-18 2001-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 電力制御装置及びその電力制御装置に接続する電気機器
JP2009165249A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システム
JP2011224167A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sanyo Electric Co Ltd 電気炊飯器
JP2013157103A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器及び家電機器の電力制御システム
WO2014045675A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 三菱電機株式会社 電力制御システム、健康管理機器、家電機器及び電力指令装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3686338A1 (en) Clothing processing device and control method therefor
JP2018531734A (ja) IoT洗濯機の制御方法、制御システムおよび洗濯機
EP2647756A2 (en) Apparatus and method for controlling the energy usage of an appliance
WO2019237630A1 (zh) 一种预约煮粥烹饪控制方法和装置
JP2020112320A (ja) 通信システムおよびプログラム
JP2015223213A (ja) 炊飯器
JP2013167422A (ja) 加熱調理器及び電気機器
JP5460810B1 (ja) 加熱調理器
JP2013157103A (ja) 誘導加熱調理器及び家電機器の電力制御システム
CN107616674B (zh) 盐焗烹饪控制方法和烹饪装置
JP4251130B2 (ja) 誘導加熱装置
JP6623272B2 (ja) 電磁調理器
JP2006271666A (ja) 電気炊飯器
JP2017169645A (ja) 炊飯器
JP5750573B2 (ja) 家電機器および、その制御方法、プログラム
JP6011382B2 (ja) 電気炊飯器
JP6437738B2 (ja) 電磁調理器
JP2014001888A (ja) 加熱調理器
EP2199683A2 (en) Gas stove
JP2010218707A (ja) 誘導加熱調理器
CN103536194A (zh) 电压力锅的控制方法和电压力锅
JP7316846B2 (ja) 加熱システム、加熱装置、及び、携帯端末のためのコンピュータプログラム
JP2011133184A (ja) 加熱調理器
JP5966369B2 (ja) 電気炊飯器、及び、炊飯方法
CN108937522B (zh) 烹饪器具、烹饪控制方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170905