JP5460810B1 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5460810B1
JP5460810B1 JP2012232301A JP2012232301A JP5460810B1 JP 5460810 B1 JP5460810 B1 JP 5460810B1 JP 2012232301 A JP2012232301 A JP 2012232301A JP 2012232301 A JP2012232301 A JP 2012232301A JP 5460810 B1 JP5460810 B1 JP 5460810B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cooking
power reduction
heating
cooking
rice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012232301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014083120A (ja
Inventor
杏子 石原
彰 志賀
ちひろ 河東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012232301A priority Critical patent/JP5460810B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5460810B1 publication Critical patent/JP5460810B1/ja
Publication of JP2014083120A publication Critical patent/JP2014083120A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】電力削減命令を受信した場合に、その電力削減命令に従った動作を行うことのできる加熱調理器を得る。
【解決手段】開閉自在な蓋体を有する本体1と、本体1内に収容される内鍋5と、内鍋5を加熱する加熱コイル3と、加熱コイル3を制御して炊飯工程を実行する制御部20と、操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた信号を制御部20に出力する操作/表示部13と、使用電力を削減すべき時間帯である電力削減時間帯を含む電力削減命令を取得する通信部22とを備え、制御部20は、炊飯予約設定がなされてから加熱部が加熱を開始する前までの予約待機状態において、電力削減時間帯と炊飯予約設定に基づいて予定されている加熱コイル3の加熱時間帯とが重複する場合に、炊飯予約設定とは異なる条件で炊飯を行う予約待機状態特殊モードを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、被加熱物を収容した内鍋を加熱し、被加熱物を調理する加熱調理器に関する。
従来、「通信手段を有する電気炊飯器(炊飯ジャー)と通信手段を有する電気湯沸器(電気ポット)とが通信によって互いに接続され、電気ポットは、通信によって炊飯ジャーが炊飯動作中であるか否かの情報を取得し、炊飯ジャーが炊飯動作中である場合は湯沸かし動作が非能動状態となる」という技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−28077号公報(図8)
昨今、電力負荷の平準化又は削減を目的として、エネルギー供給業者やデマンド監視装置等から加熱調理器等の電気機器に、電力削減命令やピークシフトを要請する信号を送るシステムがある。しかしながら、上記特許文献1に記載の加熱調理器(炊飯ジャー)においては、そのような信号を受信した場合に、受信した信号に対応する動作を行うことができなかった。また、加熱量及び時間の異なる複数の工程を有した炊飯工程を実行する加熱調理器においては、電力量の低下が炊き上がりの状態に影響を与えるため、加熱調理器の電力量を単純に削減することは困難であった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、電力削減命令を受信した場合に、その電力削減命令に従った動作を行うことのできる加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、開閉自在な蓋体を有する本体と、前記本体内に収容される内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱部と、前記加熱部を制御して炊飯工程を実行する制御部と、操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた信号を前記制御部に出力する操作部と、使用電力を削減すべき時間帯である電力削減時間帯を含む電力削減命令を受け付ける命令受付部とを備え、前記制御部は、炊飯予約設定がなされてから前記加熱部が加熱を開始する前までの予約待機状態において、前記炊飯予約設定に基づいて予定されている前記加熱部の加熱時間帯と前記電力削減時間帯とが重複する場合に、前記炊飯予約設定とは異なる条件で炊飯を行う予約待機状態特殊モードを備えたものである。
本発明に係る加熱調理器は、電力削減時間帯と炊飯予約設定に基づいて予定されている加熱部の加熱時間帯とが重複する場合には、炊飯予約設定とは異なる条件で炊飯を行う予約待機状態特殊モードを備えた。このため、本発明の加熱調理器は、電力削減時間帯において使用する電力が少なくなるような電力削減命令に従った動作を行うことができる。
実施の形態に係る加熱調理器の構成を概略的に示す側面断面模式図である。 実施の形態に係る加熱調理器の制御にかかわる構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態に係る加熱調理器の電力削減命令を受信した場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の予約待機状態における動作を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減時間帯と予約炊飯設定時刻との関係を示すタイムチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の予約待機状態における特殊モードの例を説明するタイムチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減命令を受信後に予約炊飯設定が行われた場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減命令を受信後に炊飯設定が行われた場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る電力削減時間帯と炊飯開始スイッチ押下時刻との関係を示すタイムチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の通常待機状態において炊飯開始指示がなされた場合の特殊モードの例を説明するタイムチャートである。 実施の形態に係る加熱調理器の、加熱状態において電力削減命令を受信した場合の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下で示す図面では、各構成部材の大きさや位置関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の構成を概略的に示す側面断面模式図である。図2は、実施の形態に係る加熱調理器の制御にかかわる構成を概略的に示すブロック図である。図1及び図2に基づいて、加熱調理器100の構成について説明する。この加熱調理器100は、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋5を加熱コイル3で加熱することで被加熱物を加熱調理するものである。
[加熱調理器の構成]
加熱調理器100は、上部が開口され、容器カバー2が内装固着された本体1と、内鍋5が着脱自在に収容される容器カバー2と、容器カバー2の外壁部に設けられ、内鍋5を外面から電磁誘導加熱する加熱コイル3と、上面に開口部を有し、容器カバー2に収納され、加熱コイル3からの誘導電流により発熱する内鍋5とを備える。また、加熱調理器100は、本体1の上部開口を開閉可能に覆う外蓋9と、外蓋9の内側(内鍋5の開口部を覆う側)に係止材11を介して着脱自在に取り付けられて、内鍋5の開口部を密閉可能な内蓋7とを有している。
また、加熱調理器100は、容器カバー2の底の中央部に形成された孔部に貫通するように設けられた温度センサ4と、温度センサ4を下方から支持する圧縮バネ4aと、容器カバー2の上方フランジ部2aに設けられ、容器カバー2に収容された内鍋5のフランジ部5aを下から支持する支持部材6と、内蓋7の周縁部(内蓋7の外周部の内鍋5側の面)に設けられ、内蓋7と内鍋5のフランジ部5aとの間をシールして密着性を得るシール材である蓋パッキン8とを有する。温度センサ4は、たとえばサーミスタからなり、内鍋5の温度を検出するものである。
外蓋9には、内鍋5内で発生する蒸気と吹き溢れ液とが流入する流路を内部に有するカートリッジ12が、着脱自在に取り付けられている。蒸気流入口12aが形成されたカートリッジ12の底部は、内蓋7に設けられた貫通穴に挿入され、カートリッジ12内と内鍋5内とが連通する。カートリッジ12が外蓋9に取り付けられた状態において、内鍋5内から蒸気流入口12aへと流入した上記は、カートリッジ12内の流路を流れ、カートリッジ12の上面に設けられた蒸気排出口12bから外部へと流出する。
外蓋9の上面には、炊飯の開始、取り消し、予約などの操作入力を受け付けるボタン又はスイッチ等を備えるとともに、炊飯のメニュー、時間や状態などの各種情報を表示するため表示装置を備えた操作/表示部13が設けられている。
本体1は、外蓋9を開閉自在に取り付けるヒンジ10を有する。本体1の底部には、本体1の重量を計測する重量センサ14を備える。重量センサ14は、重みによってこの重量センサ14にかかる圧力変化に基づいて本体1の重量を計測する。
また、加熱調理器100には、加熱調理器100を構成する各部を駆動制御して炊飯を実行する制御部20(図2参照)が設けられている。制御部20は、制御基板に実装されたマイクロコンピューターを含む制御回路15等(図1参照)で構成されている。
図2に示すように、制御部20には、操作/表示部13、重量センサ14、及び温度センサ4から出力される信号が入力される。また、制御部20は、インバータ部21を介して加熱コイル3による加熱を制御するとともに、加熱調理器100を構成する各部の駆動制御を行う。インバータ部21には電源が接続されており、インバータ部21は、制御部20からの信号によって加熱コイル3へ高周波電流を供給し、加熱コイル3への入力電力を調整する。なお、本実施の形態では内鍋5を加熱する加熱部として加熱コイル3を設ける例を説明するが、内鍋5を加熱することのできるものであれば電気ヒーター等の任意の加熱手段を用いることができる。
制御部20は、操作/表示部13に対してユーザーによる操作が行われると、その操作に応じて操作/表示部13から出力される信号に基づいて予め内蔵された炊飯プログラムを呼び出し、炊飯プログラムの進行に合わせてインバータ部21に制御信号を送って加熱コイル3による内鍋5の加熱動作を制御して、炊飯工程を実行する。炊飯工程の実行中においては、炊飯プログラムの進行に合わせて温度センサ4及び重量センサ14の検知情報が制御部20に入力される。
また、加熱調理器100には、加熱調理器100の外部に設けられたネットワーク基地局30と通信する通信部22が設けられている。通信部22は、有線通信であるか無線通信であるかを問わず、加熱調理器100の外部の通信装置との間で通信ネットワークを介して信号の送受信、少なくとも信号の受信を行うことができる通信手段である。通信部22は、制御部20と接続されており、通信部22が受信した信号は制御部20に入力される。以下の説明においては、制御部20は通信部22を介して外部からの信号を受信するものとして説明する。通信部22は、後述する電力削減命令を受け付ける命令受付部として機能する。
ネットワーク基地局30は、ある時間帯において使用する電力を削減することを要請する電力削減命令を加熱調理器100に対して送信するものである。ネットワーク基地局30は、例えば、エネルギー供給業者の通信装置、あるいは家庭内に敷設されたホームネットワークに接続され家庭内の電力需要量を監視する監視装置等である。ネットワーク基地局30がエネルギー供給業者の通信装置である場合、通信部22とネットワーク基地局30とは、例えばインターネットを介して接続される。また、ネットワーク基地局30が家庭内の電力需要量を監視する監視装置である場合、通信部22とネットワーク基地局30とは、ホームネットワークを介して接続される。なお、ネットワーク基地局30の具体的構成は限定されない。
[加熱調理器の動作概要]
次に、加熱調理器100の動作概要を説明する。
ユーザーは、所定量の米及び米量に応じた水を内鍋5に入れ、内鍋5を容器カバー2に載置し、外蓋9を閉める。そうすると、内蓋7の蓋パッキン8が内鍋5のフランジ部5aに圧接されて内鍋5が密閉状態にシールされる。この状態で、ユーザーが、操作/表示部13を操作して例えば米の種類(白米、玄米等)や炊き上がりのかたさ(かため、やわらかめ、ふつう等)の炊飯条件を含む炊飯メニューを選択すると、操作/表示部13には選択された炊飯メニューに関する情報が表示される。次に、ユーザーが、操作/表示部13の炊飯開始スイッチをオンすると、加熱調理器100は炊飯動作を開始する。制御部20に搭載されるマイコン等には複数の炊飯メニューが記憶されており、操作/表示部13にて指定された炊飯メニューに応じて、制御部20は、電力及び温度等が異なる加熱調理を実行する。ご飯が炊きあがると、制御部20は、内鍋5を保温するように各部を制御する。
次に、予約炊飯を行う場合の加熱調理器100の動作概要を説明する。
ユーザーが、操作/表示部13を操作して炊飯メニューを選択すると、操作/表示部13には選択された炊飯メニューに関する情報が表示される。次に、ユーザーが、操作/表示部13を操作して炊飯予約時刻(以下、単に予約時刻と称する)を設定して予約設定ボタンをオンすると、制御部20は、予約待機状態となる。炊飯予約設定(以下、単に予約設定と称する)がなされると、設定された予約時刻までに設定された炊飯メニューに従った条件で米飯を炊き上げるために、制御部20は、選択された炊飯メニュー毎に定められている炊飯所要時間に基づいて、炊飯制御を開始する時刻(炊飯制御開始時刻)を算出し、制御部20に搭載されたマイコン等に記憶する。そして、現在時刻が炊飯制御開始時刻と一致すると、制御部20は、加熱調理の実行を開始し、設定された予約時刻に米飯を炊き上げる。ご飯が炊きあがると、制御部20は、内鍋5を保温するように各部を制御する。
本実施の形態の加熱調理器100は、基本的には上記のような炊飯動作及び予約炊飯動作を行うのであるが、ある時間帯において使用する電力を削減することを要請する電力削減命令がネットワーク基地局30から送信された場合には、その電力削減命令に応じた動作を行うことができる。
電力削減命令は、例えば、電力を削減すべき時間帯である電力削減時間帯、及び当該電力削減時間帯における電力総量又は電力のピーク使用量を含む。
電力削減時間帯は、例えば、以下のようにして指定される。
(1)開始時刻及び終了時刻を指定
この場合、開始時刻から終了時刻までの間が、電力削減時間帯となる。開始時刻と終了時刻は、同じ電力削減命令に含まれていてもよいし、開始時刻を指定する電力削減命令と終了時刻を指定する電力削減命令とが別であってもよい。
(2)開始時刻及び時間Nを指定
この場合、開始時刻から時間N後の時刻までの間が、電力削減時間帯となる。
これらのほか、電力を削減すべき時間帯を特定できれば任意の構成を採用できる。
本実施の形態の加熱調理器100は、電力削減命令にて要求される電力使用量の削減目標を達成するために、電力削減命令を受信したときには、ユーザーに対して炊飯メニューや予約時刻等の設定変更を誘導し、もしくは、加熱調理器100が自動的に設定変更を行う。
[電力削減命令を受信した場合の加熱調理器の動作]
図3から図11を参照して、加熱調理器100が電力削減命令を受信した場合の動作を説明する。図3は、実施の形態に係る加熱調理器の電力削減命令を受信した場合の動作を説明するフローチャートである。
加熱調理器100が電力削減命令を受信したときの動作は、電力削減命令を受信したタイミング及び電力削減命令にて指定された電力削減の時間帯のタイミングに応じて異なる。
まず、制御部20は、電力削減命令を受信すると(S1)、予約待機状態であるか否かを判定する(S2)。ここで、予約待機状態とは、予約炊飯設定がなされてから加熱コイル3による内鍋5の加熱が開始される前までの状態である。制御部20は、予約待機状態であれば(S2;Yes)、ステップS10に進み、予約待機状態でなければ(S2;No)、通常待機状態であるか否かを判定する(S3)。ここで、通常待機状態とは、予約待機状態でなく、かつ、加熱コイル3による内鍋5の加熱が行われていない状態をいう。通常待機状態であれば(S3;Yes)、制御部20は、電力削減命令を受信したこと及びその内容を記憶する(S4)。そして、その後、操作/表示部13に対する設定の有無を判定する(S5)。ステップS5において、操作/表示部13に対して予約設定がなされるとステップS20に進み、炊飯設定がなされるとステップS30に進む。また、通常待機状態でない場合には(S3;No)、加熱コイル3による加熱を実行中であるものとしてステップS40に進む。
(予約待機状態制御)
予約待機状態において電力削減命令を受信した場合の動作を説明する。図4は、実施の形態に係る加熱調理器の予約待機状態における動作を説明するフローチャートである。図5は、実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減時間帯と予約炊飯設定時刻との関係を示すタイムチャートである。
まず、図5に示すように、予約設定時刻Y、炊飯所要時間Ts、電力削減開始時刻P1、及び電力削減終了時刻P2の関係は、図5(a)〜(d)に示す4つのパターンに分類される。なお、予約設定時刻Yは、ユーザーが予約炊飯設定にて設定した炊き上がりの時刻である。また、炊飯所要時間Tsは、ユーザーが予約炊飯設定にて設定した条件で炊飯工程を実行する場合の所要時間である。また、電力削減開始時刻P1及び電力削減終了時刻P2は、電力削減命令に含まれる電力削減時間帯の、開始時刻及び終了時刻である。
図5(a)に示すパターン1は、予約設定時刻Yが、電力削減開始時刻P1よりも前となるパターンである。
図5(b)に示すパターン2は、予約設定時刻Yが、電力削減開始時刻P1から電力削減終了時刻P2の間となるパターンである。
図5(c)に示すパターン3は、予約設定時刻Yまでに炊飯を終了しようとした場合に加熱調理器100が動作する時間帯が、電力削減時間帯と重複するパターンである。
図5(d)に示すパターン4は、電力削減終了時刻P2の後に、予約炊飯を開始するパターンである。
制御部20は、受信した電力削減時間帯と予約炊飯設定の内容とに基づいて、パターン1〜4のいずれに該当するかを判別し、判別したパターンに応じた動作を行う。以下、図4を参照して具体的に説明する。
まず、制御部20は、予約設定時刻Yが電力削減開始時刻P1よりも前であるかどうか判定し(S11)、予約設定時刻Yが電力削減開始時刻P1よりも前であれば(S11;Yes)、ステップS12に進む。予約設定時刻Yが電力削減開始時刻P1よりも前ということは、図5(a)に示すパターン1である。この場合は、炊飯動作の時間帯と電力削減時間帯とが重複しない。したがって、ユーザーに設定された炊飯メニュー及び予約設定時刻Yにて予約炊飯が可能であるので、設定された通りに通常の予約炊飯動作を行う(S12)。
続いて、ステップS11においてNoである場合(Y≧P1)には、予約設定時刻Yと電力削減終了時刻P2とを比較し(S13)、予約設定時刻Yが電力削減終了時刻P2以前であれば(S13;Yes)、ステップS14に進む。この場合、電力削減時間帯が予約設定時刻Yを含む[電力削減開始時刻P1≦予約設定時刻Y≦電力削減終了時刻P2]という関係であり、図5(b)に示すパターン2である。
パターン2の場合(S14)、設定された炊飯メニューで通常通り予約炊飯動作を行うと、電力削減命令にて指定された電力を超過する場合があるので、制御部20は、加熱調理器100の動作モードを、予約待機状態における電力削減用の特殊モード(予約待機状態特殊モード)に変更する。
変更先の特殊モードの選択肢は、予め複数種類が設けられている。特殊モードを実行するか否か、及び複数の特殊モードのうちいずれを実行するかについては、予め設定された条件に基づいて制御部20がいずれかを自動選択する、もしくは、設定手段(例えば操作/表示部13、携帯電話、あるいはインターネット)を用いてユーザーが手動で選択することができる。なお、制御部20がいずれかの特殊モードを自動選択する場合には、特殊モードを選択する前あるいは選択した後に、操作/表示部13にその旨を表示する、又は通信部22に設けられた送信手段を介してその旨の情報をユーザーの携帯電話等に送信するようにしてもよい。このように、予約待機状態において特殊モードを実行したことを、操作/表示部13又は通信部22を用いてユーザーに報知することで、予約設定した条件とは異なる条件で炊飯が行われることによるユーザーの混乱を抑制することができる。
ここで、特殊モードの具体例について説明する。図6は、実施の形態に係る加熱調理器の予約待機状態における特殊モードの例を説明するタイムチャートである。図6(a)はパターン2の場合のタイムチャート、図6(b)はパターン3の場合のタイムチャートを示している。
図6(a)を参照して説明する。
特殊モードAは、電力削減時間帯の終了後、制御部20に搭載されたマイコンに記憶されている炊飯メニューの中で最も短時間で炊飯する炊飯メニューで炊飯を行うものである。
特殊モードBは、電力削減時間帯の終了後、予約設定時に選択された炊飯メニューで炊飯を行うものである。
これら特殊モードA及び特殊モードBでは、予約設定時刻Yまでにご飯を炊き上げることができない。しかし、加熱調理器100は電力削減時間帯に炊飯することはないため、電力削減時間帯における電力量を増加させることがなく、電力削減目標の達成に寄与することができる。
特殊モードCは、電力削減開始時刻P1よりも前に炊飯して電力削減時間帯には保温するものである。特殊モードCでは、予約設定時刻Yには炊飯が完了しているので、ユーザーがご飯を必要とするときに炊飯が未完了となることを防ぐことができる。また、保温中の使用電力は炊飯中の使用電力に比べて小さいため、電力削減時間帯における加熱調理器100の使用電力量を低減でき、電力削減目標を達成しやすい。
特殊モードDは、予約設定時刻Yにご飯が炊きあがるように炊飯を開始するが、実行する炊飯メニューを、マイコンに記憶された炊飯メニューのうち最も電力使用量及びピーク電力が低い炊飯メニューとするものである。特殊モードDでは、予約設定時刻Yにご飯が炊きあがるので、ユーザーは、予約設定時刻Yに炊きたてのご飯を得ることができ、また、予約設定時刻Yよりも前にご飯を炊き上げる前述の特殊モードCと比べて保温時間の長期化を抑制することができるので保温時間が長くなることによる食味の低下も抑制できる。ただし、電力削減時間帯に炊飯して特殊モードCよりも大きい電力を消費するので、電力削減目標を達成するためには、例えば家庭内の他の機器で使用する電力を抑制しなければならない可能性もある。
このように、予約炊飯設定にて予定されている炊飯工程の時間帯と電力削減時間帯とが重複する場合の加熱調理器100の動作として、複数の特殊モードを設けた。このため、加熱調理器100は、電力削減時間帯において使用する電力が少なくなるように、電力削減命令に従った動作を行うことができる。なお、複数の特殊モードのうちいずれを実行するかは、ユーザーにその都度選択させてもよいし、予め設定された条件に基づいて制御部20が選択してもよい。ユーザーにいずれの特殊モードを実行するか選択させる場合には、選択肢となる特殊モードを操作/表示部13に表示し、ユーザーがいずれかの特殊モードを選択することができるようにする。このようにすることで、ユーザーは、それぞれの家庭のスタイルや要求に合わせていずれかの特殊モードを選択することができるので、使い勝手がよく、また電力削減目標の達成に寄与する加熱調理器100を得ることができる。
図4の説明を続ける。
続いて、ステップS13においてNoである場合、すなわち電力削減終了時刻P2が予約設定時刻Yよりも前に設定されている場合(Y>P2)には、電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Td(Td=Y−P2)が、予約設定時に選択した炊飯メニューの炊飯所要時間Tsよりも短いか否かを判定する(S15)。電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Tdが、炊飯所要時間Ts以下である場合には(S15;Yes)、ステップS16に進む。この場合、図5(c)に示すパターン3である。
パターン3の場合(S16)、制御部20は、電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Tdと、マイコンに記憶された各炊飯メニューの所要時間とをそれぞれ比較し、時間Td内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューを選択し、その炊飯メニューで炊飯するように予約設定を変更する。このように電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Td内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューを選択するモードを、特殊モードEと称する(図6(b)参照)。電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでに炊飯を完了することのできる炊飯メニューを制御部20が選択することで、ユーザーに炊飯メニューを設定しなおす手間をかけさせることなく、電力削減時間帯を避け、かつユーザーが設定した予約設定時刻通りに炊飯することができる。
また、ステップS16において、時間Td内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューが存在しない場合には、制御部20は、前述した特殊モードA、B、C、Dのいずれかを選択する、あるいはユーザーにいずれかを選択させ、選択した特殊モードで炊飯する。
続いて、ステップS15においてNoである場合、すなわち電力削減時間帯が予約設定時刻Yよりも前に設定され、電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Tが予約設定時に選択された炊飯メニューの炊飯所要時間Tsよりも長い場合には、炊飯動作の時間帯と電力削減時間帯とが重複しない。したがって、ユーザーに設定された炊飯メニュー及び予約設定時刻Yにて予約炊飯が可能であるので、設定された通りに通常の予約炊飯動作を行う(S17)。
このように本実施の形態の加熱調理器100は、予約待機状態において電力削減命令を受信した場合には、予約設定時刻Y、炊飯所要時間Ts、電力削減開始時刻P1、及び電力削減終了時刻P2の関係に応じて、予約炊飯設定にて設定された通りに予約炊飯を行う、あるいは予約炊飯設定とは異なる条件の特殊モードにて炊飯を行うようにした。このため、本実施の形態の加熱調理器100は、電力削減時間帯において使用する電力が少なくなるような電力削減命令に従った動作を行うことができる。また、使用電力量又は加熱を行う加熱時間帯の異なる複数の特殊モードを備えたので、ユーザーはそれぞれの家庭のスタイルや要求に合わせていずれかの特殊モードを選択することができ、使い勝手の良さと電力削減時間帯における使用電力と抑制とのバランスを保ちながら加熱調理器100を使用することができる。
(予約設定制御)
通常待機状態において電力削減命令を受信し、その後、予約炊飯設定が行われた場合(図3のステップS20)の動作を説明する。図7は、実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減命令を受信後に予約炊飯設定が行われた場合の動作を説明するフローチャートである。
前述した予約待機状態において電力削減命令を受信した場合と同様に、予約設定時刻Y、炊飯所要時間Ts、電力削減開始時刻P1、及び電力削減終了時刻P2の関係は、図5(a)〜(d)に示した4つのパターンに分類される。
4つのパターン1、2、3、4への分類は、ステップS21、S23、及びS25にて、図4に示したステップS11、S13、及びS15と同様にして行う。
パターン1の場合(S22)、ユーザーによって設定された炊飯メニューにて通常通り予約炊飯が可能であるため、制御部20は、ユーザーが設定した通り通常の予約設定を行う。
パターン2の場合(S24)、ユーザーが設定したとおりの条件で予約炊飯しようとすると、電力削減時間帯において指定された電力を超過する場合がある。このため、制御部20は、ユーザーが行う予約設定に制限をかける通常待機状態特殊モードを実行する。具体的には、制御部20は、上述した特殊モードA、B、C、Dを、操作/表示部13に表示させていずれかをユーザーに選択させ、選択された特殊モードにて予約設定を行う。
パターン3の場合(S26)、制御部20は、電力削減終了時刻P2から予約設定時刻Yまでの時間Tdと、マイコンに記憶された各炊飯メニューの所要時間とをそれぞれ比較し、時間Td内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューを選択し、その炊飯メニューを操作/表示部13に表示していずれかを選択し直して予約するようユーザーに促す。そして、操作/表示部13を用いて選択した内容にて予約設定を行う。
また、ステップS26において、時間Td内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューが存在しない場合には、制御部20は、前述した特殊モードA、B、C、Dのいずれかを選択する、あるいはユーザーにいずれかを選択させ、選択した特殊モードで予約設定する。
パターン4の場合(S27)、制御部20は、ユーザーによって設定された炊飯メニューにて通常通り予約炊飯が可能であるため、制御部20は、ユーザーが設定した通り通常の予約設定を行う。
このように本実施の形態の加熱調理器100は、通常待機状態において電力削減命令を受けた後に予約設定のための入力が行われた場合には、予約設定時刻Y、炊飯所要時間Ts、電力削減開始時刻P1、及び電力削減終了時刻P2の関係に応じて、入力された通りに予約設定を行う、あるいは入力されたものとは異なる条件での予約設定を促す特殊モードを実行するようにした。このため、ユーザーは、電力削減時間帯及び予約炊飯に要する時間を把握した上で、予約設定が可能であり、電力削減時間帯における電力削減目標を達成しやすい。また、使用電力量又は加熱を行う加熱時間帯の異なる複数の特殊モードを備えたので、ユーザーはそれぞれの家庭のスタイルや要求に合わせていずれかの特殊モードを選択することができ、使い勝手の良さと電力削減時間帯における使用電力と抑制とのバランスを保ちながら加熱調理器100の予約炊飯設定を行うことができる。
(炊飯設定制御)
通常待機状態において電力削減命令を受信し、その後、炊飯設定が行われた場合(図3のステップS30)の動作を説明する。図8は、実施の形態に係る加熱調理器の、電力削減命令を受信後に炊飯設定が行われた場合の動作を説明するフローチャートである。図9は、実施の形態に係る電力削減時間帯と炊飯開始スイッチ押下時との関係を示すタイムチャートである。
まず、図9に示すように、ユーザーが炊飯設定を行った後に炊飯開始スイッチを押した時刻(炊飯開始スイッチ入力時刻S)と、電力削減時間帯との関係は、図9(a)、(b)、(c)に示す3つのパターンに分類される。制御部20は、これら3つのパターンのいずれに該当するかに応じて、炊飯設定時の動作を異ならせる。
図9(a)に示すパターン5は、炊飯開始スイッチ入力時刻Sが、電力削減開始時刻P1よりも前であって、かつ選択された炊飯メニューの炊飯所要時間Tsが、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから電力削減開始時刻P1までの時間T1よりも短くなるパターンである。
図9(b)に示すパターン6は、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから電力削減開始時刻P1までの時間T1が、選択された炊飯メニューの炊飯所要時間Tsよりも短く、加熱調理器100が加熱動作を行う加熱時間帯が電力削減時間帯と重複するパターンである。
図9(c)に示すパターン7は、炊飯開始スイッチ入力時刻Sが、電力削減時間帯と重複するパターンである。
制御部20は、このようなパターン5〜7のいずれの状態であるかを判別し、判別したパターンに応じた動作を行う。以下、図8を参照して具体的に説明する。
まず、制御部20は、炊飯開始スイッチ入力時刻Sが、電力削減開始時刻P1よりも前となり、かつ選択した炊飯メニューでの炊飯所要時間Tsが炊飯開始スイッチ入力時刻Sから電力削減開始時刻P1までの時間T1よりも短くなるかどうかを判定し(S31)、Yesであれば、ステップS32に進む。この場合、図9(a)に示すパターン5である。パターン5の場合には、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから炊飯を開始すると電力削減開始時刻P1よりも前に炊飯を完了することができ、加熱調理器100の炊飯動作の時間帯と電力削減時間帯とが重複しない。したがって、ユーザーに設定された炊飯メニューで通常通り炊飯が可能であり、設定された通りに通常の炊飯を開始する。
続いて、ステップS31においてNoである場合(S+Ts>P1)には、炊飯開始スイッチ入力時刻Sが、電力削減開始時刻P1よりも前であるか否かを判定し(S33)、Yesであれば、ステップS34に進む。この場合、図9(b)に示すパターン6である。パターン6の場合には、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから炊飯を開始すると、炊飯を行う時間帯と電力削減時間帯とが重複し、電力削減時間帯において指定された電力を超過する場合がある。このため、制御部20は、時間T1と、マイコンに記憶された各炊飯メニューの所要時間とを比較し、時間T1内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューを選択し、その炊飯メニューで炊飯するように設定を変更する。これを特殊モードFと称する。
また、ステップS31において、時間T1内に炊飯を完了することのできる炊飯メニューが存在しない場合には、制御部20は、通常待機状態における電力削減用の特殊モードG、H、I、Jのいずれかを実行する。特殊モードG、H、I、Jのうちいずれを実行するかは、ユーザーにその都度選択させてもよいし、予め設定された条件に基づいて制御部20が選択してもよい。ユーザーにいずれの特殊モードを実行するか選択させる場合には、選択肢となる特殊モードを操作/表示部13に表示し、ユーザーがいずれかの特殊モードを選択することができるようにする。このようにすることで、ユーザーは、それぞれの家庭のスタイルや要求に合わせていずれかの特殊モードを選択することができるので、使い勝手がよく、また電力削減目標の達成に寄与する加熱調理器100を得ることができる。
ここで、特殊モードG、H、I、Jについて説明する。図10は、実施の形態に係る加熱調理器の、通常待機状態において炊飯開始指示がなされた場合の特殊モードの例を説明するタイムチャートである。図10(a)はパターン6の場合のタイムチャート、図10(b)はパターン7の場合のタイムチャートである。
特殊モードGは、炊飯開始スイッチが押下されてすぐに炊飯を開始するのではなく、電力削減時間帯が終了した後に炊飯を始めるように予約設定を行うものである。この予約設定においては、制御部20は、炊飯所要時間の最も短い炊飯メニューを選択する。特殊モードGでは、電力削減時間帯を避けて電力削減時間帯の後に、最も早く炊飯できる炊飯メニューで炊飯を行うので、電力削減目標の達成に寄与しつつ、ユーザーが希望する時刻からの遅れを抑制してご飯を炊くことができる。
特殊モードHは、炊飯開始スイッチが押下されてすぐに炊飯を開始するのではなく、特殊モードGと同様に予約設定を行うものである。特殊モードGと異なるのは、特殊モードHにおいては、ユーザーが設定した炊飯メニューにて炊飯を行うように予約設定する点である。特殊モードHでは、電力削減時間帯を避け、かつユーザーが好む食味の炊飯メニューで炊飯を行うので、電力削減目標の達成に寄与するとともにユーザーが好むおいしさのご飯を炊くことができる。
特殊モードIは、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから、通常通り設定された条件で炊飯を開始する。そして、電力削減開始時刻P1の直前から、電力使用量及びピーク電力が、それまで実行されている炊飯メニューよりも低い炊飯メニュー(より好ましくは電力使用量及びピーク電力が最も低い炊飯メニュー)に、炊飯メニューを切り替えるものである。電力削減時間帯に加熱調理器100が炊飯動作を行うものの、ユーザーの希望に近い時刻にご飯を炊き上げることができる。ただし、電力削減時間帯に炊飯を行い加熱調理器100が電力を消費するので、電力削減目標を達成するためには、例えば家庭内の他の機器で使用する電力を抑制しなければならない可能性もある。
特殊モードJは、炊飯開始スイッチ入力時刻Sから、最も炊飯所要時間の短い炊飯メニューで炊飯を開始する。そして、電力削減開始時刻P1の直前から、電力使用量及びピーク電力が、それまで実行されている炊飯メニューよりも低い炊飯メニュー(より好ましくは電力使用量及びピーク電力が最も低い炊飯メニュー)に、炊飯メニューを切り替えるものである。電力削減時間帯に加熱調理器100が炊飯動作を行うものの、前記特殊モードIと同様にユーザーの希望に近い時刻にご飯を炊き上げることができる。また、電力削減時間帯と重複する炊飯動作の時間帯を特殊モードIの場合よりも短くすることができるので、電力削減時間帯において電力使用量及びピーク電力を低減することによる食味低下を最小限に抑えることができる。
続いて、図8のステップS33においてNoである場合、すなわち電力削減開始時刻P1以後の電力削減時間帯内において炊飯開始スイッチが押下された場合(S≧P1)には、ステップS35に進む。この場合、図9(c)に示すパターン7である。パターン7の場合には、前述した特殊モードG、H、Jのいずれかを制御部20が選択し、あるいはユーザーにいずれかを選択させ、選択した特殊モードで炊飯する。
このように本実施の形態の加熱調理器100は、通常待機状態において電力削減命令を受けた後に炊飯開始スイッチへの入力が行われた場合には、炊飯開始スイッチ入力時刻S、炊飯所要時間Ts、電力削減開始時刻P1、及び電力削減終了時刻P2の関係に応じて、設定された条件通りに炊飯を行う、あるいは設定されたものとは異なる条件での炊飯設定を促す特殊モードを実行するようにした。このため、ユーザーは、電力削減時間帯及び炊飯に要する時間を把握した上でご飯を炊くことができ、電力削減時間帯における電力削減目標を達成しやすい。また、使用電力量又は加熱を行う加熱時間帯の異なる複数の特殊モードを備えたので、ユーザーはそれぞれの家庭のスタイルや要求に合わせていずれかの特殊モードを選択することができ、使い勝手の良さと電力削減時間帯における使用電力と抑制とのバランスを保ちながら加熱調理器100を使用することができる。
(加熱状態制御)
加熱調理器100が加熱状態であるときに電力削減命令を受信した場合(図3のステップS40)の動作を説明する。図11は、実施の形態に係る加熱調理器の、加熱状態において電力削減命令を受信した場合の動作を説明するフローチャートである。
なお、加熱状態において電力削減命令を受信した場合、電力削減命令に含まれる電力削減時間帯が、現在実行中の加熱時間帯と重複する場合と、重複しない場合(例えば電力削減時間帯が、現在から数時間後である場合など)とがある。後者の場合は、図3のステップS10、S20、及びS30のいずれかを実行するものとし、ここでは、前者の場合(すなわち炊飯を行っているそのときが電力削減時間帯である場合)について、説明する。
制御部20は、現在実行中の加熱時間帯と電力削減時間帯とが重複する場合に、加熱調理器100の消費電力又は加熱時間帯を変更する加熱状態特殊モードを実行するが、この加熱状態特殊モードは、現在実行中の炊飯工程の内容によって異なる。
ここで、炊飯工程について説明する。加熱調理器100の炊飯工程は、大まかには、米の吸水を促す予熱工程、内鍋5内の沸騰を維持する炊き上げ工程、内鍋5の温度を保持する蒸らし工程、及びご飯が炊きあがった後に内鍋5の温度を保持する保温工程を備える。これらの工程の中でも炊き上げ工程は、内鍋5内の沸騰を維持した後に余分な水分を飛ばす工程であり、この炊き上げ工程の途中で米及び水の温度が下がると食味が大きく低下する。しかし、予熱工程の時間の延長又は中断は、炊き上がりのご飯の食味の低下に与える影響が比較的小さい。また、蒸らし工程は、その途中において外蓋9を開けない限り、蒸らしの効果は持続しやすく、蒸らし工程中に電力を抑制しても食味が低下しにくい傾向がある。
そこで、本実施の形態の加熱調理器100は、炊飯工程に含まれる各工程における電力抑制が食味の低下に与える影響を考慮した動作を行う。以下、図11を参照して具体的に説明する。
まず、制御部20は、予熱工程中であるか否かを判定し(S41)、予熱工程中であれば(S41;Yes)、予熱工程を継続又は中断し、電力削減時間帯が終了した後に予熱工程の次の工程である炊き上げ工程に移行する(S42)。
予熱工程中でなければ(S41;No)、制御部20は、炊き上げ工程中であるか否かを判定する(S43)。炊き上げ工程中であれば(S43;Yes)、制御部20は、内鍋5内における沸騰を維持しつつ、通常よりも消費電力を下げる省エネ運転を行う(S44)。
炊き上げ工程中でなければ(S43;No)、制御部20は、蒸らし工程中であるか否かを判定する(S45)。蒸らし工程中であれば(S45;Yes)、制御部20は、通常よりも消費電力を下げる省エネ運転を行う(S46)。
蒸らし工程中でなければ(S45;No)、保温工程中であり、その場合には、制御部20は保温設定温度を通常よりも低下させることによって消費電力を抑制した保温工程を実行する(S47)。
このように、電力削減命令に基づいて消費電力を削減すべきときには、そのとき実行中の工程に応じた電力制御を行うことで、ユーザーが操作を行うことなく、食味の低下を抑制するとともに使用電力を抑制することができる。
なお、炊飯中に電力削減命令を受信した場合において、図11で示したように加熱調理器100の動作を変更するか否かを、ユーザーが設定できるような操作手段を設けてもよい。例えば、炊飯中に電力削減命令を受信した場合であっても加熱調理器100は通常通り炊飯を行うという設定がなされている場合には、ユーザーが設定したとおりに炊飯工程を実行する。なお、この場合、電力削減目標を達成するためには、家庭内の他の家電機器の電力を抑制しなければならない可能性がある。したがって、家庭内の他の家電機器の電力を抑制することをユーザーに促す表示を操作/表示部13にて行ってもよい。また、電力の監視装置を有するホームネットワークが敷設された環境であれば、家庭内の他の家電機器の電力を抑制することを要請する信号を、ホームネットワークに送信してもよい。また、加熱調理器100が使用する電力量、電力ピーク値、電力ピークの時刻を、ネットワーク基地局30としての監視装置に送信し、他の家電機器に電力使用量を調整させるようにしてもよい。
また、炊飯中に電力削減命令を受信した場合において、炊飯工程のいずれかの工程の動作を変更した場合には、その動作変更した内容、炊飯終了予定時刻、予定される使用電力量、予定されるピーク電力、及び電力ピークの予定時刻等の情報を、炊飯工程中に操作/表示部13に表示してユーザーに報知してもよい。また、これらの情報を、操作/表示部13に表示するのに加えてあるいはこれに代えて、通信部22を介してユーザーのスマートフォンやインターネットに送信し、ユーザーが確認できるようにしてもよい。
また、炊飯中に電力削減命令を受信した場合において、炊飯工程のいずれかの工程の動作を変更した場合には、その動作変更した内容、炊飯終了の実際の時刻、使用電力量の実績、電力ピーク値、及び電力ピークの実際の時刻等の実績情報を、炊飯工程終了後に、操作/表示部13に表示してユーザーに報知してもよい。また、これらの実績情報を、操作/表示部13に表示するのに加えてあるいはこれに代えて、通信部22を介してユーザーのスマートフォンやインターネットに送信し、ユーザーが確認できるようにしてもよい。このようにすることで、設定した条件とは異なる条件で炊飯が行われることによるユーザーの混乱を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器100は、予約待機状態、通常待機状態、及び加熱状態のそれぞれについて、電力削減命令にて指定された電力削減時間帯と加熱時間帯が重複する場合に実行する特殊モードを備えた。このため、本実施の形態の加熱調理器100は、電力削減命令に従った動作を行うことができ、電力削減目標の達成に寄与することができる。
なお、上記説明では、加熱調理器100は通信部22を用いて通信ネットワークを介して電力削減命令を取得するものとして説明したが、電力削減命令を受け付ける命令受付部に係る構成はこれに限定されない。電力削減時間帯に関する情報を含む電力削減命令を取得可能な構成であれば、命令受付部として他の構成を採用することもできる。例えば、操作/表示部13に、電力削減時間帯及び電力削減を実行すべき旨の指示を入力するための入力手段を設け、操作/表示部13を命令受付部としてもよい。この場合、ユーザーが操作/表示部13を用いて、電力削減時間帯及び電力削減を実行すべき旨の指示を入力することができる。
1 本体、2 容器カバー、2a 上方フランジ部、3 加熱コイル、4 温度センサ、4a 圧縮バネ、5 内鍋、5a フランジ部、6 支持部材、7 内蓋、8 蓋パッキン、9 外蓋、10 ヒンジ、11 係止材、12 カートリッジ、12a 蒸気流入口、12b 蒸気排出口、13 操作/表示部、14 重量センサ、15 制御回路、20 制御部、21 インバータ部、22 通信部、30 ネットワーク基地局、100 加熱調理器。

Claims (14)

  1. 開閉自在な蓋体を有する本体と、
    前記本体内に収容される内鍋と、
    前記内鍋を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を制御して炊飯工程を実行する制御部と、
    操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた信号を前記制御部に出力する操作部と、
    使用電力を削減すべき時間帯である電力削減時間帯を含む電力削減命令を受け付ける命令受付部とを備え、
    前記制御部は、
    炊飯予約設定がなされてから前記加熱部が加熱を開始する前までの予約待機状態において、前記炊飯予約設定に基づいて予定されている前記加熱部の加熱時間帯と前記電力削減時間帯とが重複する場合に、前記炊飯予約設定とは異なる条件で炊飯を行う予約待機状態特殊モードを備えた
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記予約待機状態特殊モードの一つは、
    前記加熱部の加熱時間帯と前記電力削減時間帯とが重複しないように前記炊飯予約設定の炊飯予約時刻を変更するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、
    炊飯工程を実行する際の加熱時間が異なる複数の炊飯メニューを有し、
    前記予約待機状態特殊モードの一つは、
    前記炊飯予約設定で設定されている炊飯メニューを、前記加熱部の加熱時間帯と前記電力削減時間帯とが重複しない炊飯メニューに変更するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 前記制御部は、
    炊飯工程を実行する際の消費電力が異なる複数の炊飯メニューを有し、
    前記予約待機状態特殊モードの一つは、
    前記炊飯予約設定で設定されている炊飯メニューを、当該炊飯メニューよりも消費電力の小さい炊飯メニューに変更するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 前記制御部は、
    前記加熱部が加熱を行っておらず前記炊飯予約設定もなされていない通常待機状態において、前記電力削減命令を受信した後になされた炊飯設定又は炊飯予約設定の加熱時間帯と前記電力削減時間帯とが重複する場合に実行する通常待機状態特殊モードを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 表示部を備え、
    前記通常待機状態特殊モードは、
    前記電力削減命令を受信した後になされた炊飯設定又は炊飯予約設定の加熱時間帯が前記電力削減時間帯と重複しないように前記炊飯設定又は前記炊飯予約設定を変更することを促す表示を、前記表示部に行わせるものである
    ことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 表示部を備え、
    前記制御部は、
    炊飯工程を実行する際の消費電力が異なる複数の炊飯メニューを有し、
    前記通常待機状態特殊モードは、
    前記電力削減命令を受信した後になされた炊飯設定又は炊飯予約設定で設定されている炊飯メニューを当該炊飯メニューよりも消費電力の小さい炊飯メニューに変更するように促す表示を、前記表示部に行わせるものである
    ことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  8. 前記制御部は、
    前記加熱部が加熱を行っている加熱状態において受信した前記電力削減命令の前記電力削減時間帯がそのとき前記加熱部にて加熱を行っている加熱時間帯と重複する場合に、実行中の前記炊飯工程に応じて、前記加熱部に投入する電力及び加熱時間のいずれか又は両方を可変する加熱状態特殊モードを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記加熱状態特殊モードは、
    前記電力削減時間帯と重複する前記加熱時間帯が、前記炊飯工程を構成する工程のうち前記内鍋内の被加熱物を沸騰状態に維持する工程である場合には、前記内鍋内の被加熱物を沸騰状態に維持しつつ前記加熱部に投入する電力を低下させるものである
    ことを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
  10. 前記加熱状態特殊モードは、
    前記電力削減時間帯と重複する前記加熱時間帯が、前記炊飯工程を構成する工程のうち前記内鍋内の被加熱物の吸水を促す予熱工程である場合には、前記電力削減時間帯が終了するまでは前記予熱工程の次の工程に移行しないようにするものである
    ことを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
  11. 前記予約待機状態特殊モードを実行したことを報知する報知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  12. 前記命令受付部は、通信ネットワークを介して前記電力削減命令を受け付ける受信手段である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  13. 前記予約待機状態特殊モードを実行したことを示す信号を、通信ネットワークを用いて送信する送信手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  14. 前記予約待機状態特殊モードを実行するか否かを設定する設定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の加熱調理器。
JP2012232301A 2012-10-19 2012-10-19 加熱調理器 Active JP5460810B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232301A JP5460810B1 (ja) 2012-10-19 2012-10-19 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232301A JP5460810B1 (ja) 2012-10-19 2012-10-19 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5460810B1 true JP5460810B1 (ja) 2014-04-02
JP2014083120A JP2014083120A (ja) 2014-05-12

Family

ID=50619307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012232301A Active JP5460810B1 (ja) 2012-10-19 2012-10-19 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5460810B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109310224A (zh) * 2016-06-28 2019-02-05 三菱电机株式会社 电饭煲、家电设备、电力指令装置以及家电设备的运转管理系统
CN110859488A (zh) * 2018-08-27 2020-03-06 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 真空烹饪器具及真空烹饪器具的加热控制方法
CN111374562A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 浙江苏泊尔家电制造有限公司 一种烹饪方法及烹饪器具

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493544A (ja) * 1990-08-10 1992-03-26 Fujitsu General Ltd 空気調和機の運転制御方法
JP2002028077A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 家電機器の通電制御方法及びシステム
JP4501923B2 (ja) * 2006-10-20 2010-07-14 三菱電機株式会社 ホームエネルギー管理システム
JP4884419B2 (ja) * 2008-04-14 2012-02-29 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP5058123B2 (ja) * 2008-10-22 2012-10-24 三菱電機株式会社 加熱調理器、電力使用量制御システム
JP5047120B2 (ja) * 2008-10-22 2012-10-10 三菱電機株式会社 加熱調理器、電力使用量制御システム
EP2359456A2 (en) * 2008-12-04 2011-08-24 American Power Conversion Corporation Energy savings aggregation
JP5615277B2 (ja) * 2009-06-22 2014-10-29 パナソニック株式会社 加熱調理器、加熱調理器制御方法及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109310224A (zh) * 2016-06-28 2019-02-05 三菱电机株式会社 电饭煲、家电设备、电力指令装置以及家电设备的运转管理系统
CN109310224B (zh) * 2016-06-28 2022-09-13 三菱电机株式会社 电力指令装置以及运转管理系统
CN110859488A (zh) * 2018-08-27 2020-03-06 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 真空烹饪器具及真空烹饪器具的加热控制方法
CN111374562A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 浙江苏泊尔家电制造有限公司 一种烹饪方法及烹饪器具
CN111374562B (zh) * 2018-12-28 2021-09-21 浙江苏泊尔家电制造有限公司 一种烹饪方法及烹饪器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014083120A (ja) 2014-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3211322A1 (en) Intelligent electric range
CN105116943A (zh) 电烹饪器的烹饪控制方法、装置和电烹饪器
KR101535605B1 (ko) 애니메이션 표시 기능을 구비한 전기 밥솥
JP5651543B2 (ja) 誘導加熱調理器
CN107885254A (zh) 食物料理机
JP5460810B1 (ja) 加熱調理器
JP6292812B2 (ja) 調理機器
JP2006288742A (ja) 電気炊飯器
JP5474157B1 (ja) 炊飯器
JP2014046073A (ja) 加熱調理器
JP2012245298A (ja) 炊飯器
JP4579187B2 (ja) 炊飯器
JP2016083079A (ja) 加熱調理器
JP2007289303A (ja) 炊飯器
CN109407568A (zh) 烹饪器具、烹饪控制方法及计算机装置
JP5487654B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2013017557A (ja) 炊飯器
JP6011382B2 (ja) 電気炊飯器
JP2016067830A (ja) 炊飯器および炊飯制御方法
JP2013017557A5 (ja)
KR101269946B1 (ko) 간편불림 공정을 수행하는 전기 취반 장치
JP2012223240A (ja) 炊飯器
JP5966369B2 (ja) 電気炊飯器、及び、炊飯方法
JP2022038945A (ja) 電気炊飯器
JP6748841B2 (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5460810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250