JP2015222804A - リアクトル - Google Patents

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良 中津
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亨和 二宮
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浩太郎 鈴木
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勉 ▲濱▼田
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Abstract

【課題】コアの放熱性を高め、優れた磁気性能を確保しつつ、小型化に寄与することが可能なリアクトルを提供する。
【解決手段】一対のコイル11を平行に並べて配置し、磁性粉末をプレス成形したI字型コア12をコイル11の空芯部に配置したリアクトルにおいて、I字型コア12を放熱させるためのケース15が設けられている。I字型コア12は、I字型コア12からケース15までの放熱経路に対して直交する方向に、プレス成形して作製される。つまり、放熱経路に対して直交する方向にプレスしてI字型コア12を成形することにより、熱伝導率が大きい方向と放熱経路の方向とを合致させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放熱構造に改良を加えたリアクトルに関するものである。
電気自動車やハイブリッド車等が普及する近年、搭載されたバッテリの電圧を高めるために、リアクトルが採用されている。中でも、磁気飽和及びコストの観点から、鉄心に圧粉磁心を使用したリアクトルが主流となりつつある。
圧粉磁心を用いたコアは、磁性粉末同士の隙間が微小ギャップとなるため、磁気飽和を起こしにくく、且つ、コアに挿入されるエアギャップを小さくすることができる。したがって、コアに圧粉磁心を用いたリアクトルでは、漏れ磁束を低減することができ、リアクトルの小型化に寄与している。
圧粉磁心を用いたコアは、磁性粉末をプレス成形することで作製される。例えば、特許文献1に記載されているように、左右の固定型と上下一対の可動型とによって規定されるキャビティに磁性粉末が投入され、投入された磁性粉末が相対的に移動可能な上下一対の可動型によって圧縮プレスされることで、コアが成形される。
磁性粉末をプレス成形したコアは、打ち抜き鉄心や巻鉄心と比較して、簡素な工程で作製することができる。また、磁性粉末をプレス成形したコアは、形状自由度が高く、材料ロスも少ないことから、コストメリットが大きくなる。
特許第4465635号公報
ところで、リアクトル用のコアとして要求される項目は、BH特性(透磁率)や鉄損などが支配的である。特に、高周波化に対応するためには、コアの低鉄損化が課題となる。特に、とりわけ車載用など大きな電力を取り扱うリアクトルでは、リアクトルの損失も大きくなるため、発熱量も増大する。
このとき、コアの放熱性が低ければ、コアの鉄損を低下させたとしても発熱を抑制することができず、リアクトルの発熱を抑制することが困難となる。そのため、発熱量が大きい車載用リアクトルなどでは、発熱を抑制するためにコアの鉄損は多少高くしてでも、コアの熱伝導率を大きくして放熱性を高めることが重要な課題となっていた。
従来、リアクトルの放熱性を高めるために、コアをコイルと共にアルミ製などの放熱用のケースに入れ、さらには、大きな熱伝導率を有する充填材などで封止するなどの対策が取られている。しかし、車載用などのリアクトルでは、小型化に対する要求は厳しい。そこで従来から、放熱性を高めると同時に、小型化を実現することが求められていた。
本発明は、上記の課題を解消するために提案されたものであり、圧粉磁心を用いたコアを有するリアクトルにおいて、熱伝導率が大きい面を放熱領域に向けて配置することにより、コアの放熱性を高め、優れた磁気特性を確保しつつ、小型化に寄与することが可能なリアクトルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係るリアクトルは、磁性粉末を用いた複数のコアと、前記複数のコアにより構成された環状コアと、前記環状コアに巻回されたコイルと、を有するリアクトルにおいて、次のような特徴を備えている。
(1)前記複数のコアは、熱伝導率が大きい方向と、熱伝導率が小さい方向を有する。
(2)前記複数のコアは、前記熱伝導率が大きい方向を、熱を逃がす方向に向けて配置する。
また、本発明の一形態に係るリアクトルは、前記熱伝導率の大きい方向と、前記熱伝導率が小さい方向が、前記複数のコアをプレス成形することによって生じるようになっている。さらに、本発明の一形態に係るリアクトルでは、前記熱伝導率の大きい方向が、プレス成形の成形方向に直交する方向であってもよい。また、前記複数のコアの熱伝導率が大きい方向を、前記コイルの軸方向および前記環状コアの軸方向の少なくとも一方に一致させるようにしてもよい。さらに、前記複数のコアは、I字型コアとU字型コアから構成されるようにしてもよい。
前記I字型コアは、プレス成形面の外形形状が四隅に面取りされている面取り部を有するようにしても良い。前記環状コアは、前記複数のコアが接着剤により接合されており、前記面取り部を覆うように接着剤を塗布するようにしても良い。前記リアクトルを収容するケースを備えるようにしても良く、前記ケースの少なくとも一面に、当該ケースを冷却するための冷却面を設けるようにしても良い。
本発明に係るリアクトルによれば、作製時に熱伝導率の大きい方向と小さい方向が現れるので、熱伝導率が大きい方向を、熱を逃がす方向に向けて配置することにより、放熱性を高めることができ、リアクトルの発熱を抑制して、優れた磁気特性を確保しつつ、小型化に寄与することが可能である。
第1の実施形態の分解斜視図。 第1の実施形態の分解斜視図。 第1の実施形態のI字型コアの斜視図。 第1の実施形態のI字型コア群の斜視図。 第1の実施形態の放熱構造の模式図。 第1の実施形態の側面断面図。 第1の実施形態の分解斜視図。 一般的なリアクトルの放熱構造の模式図。 他の実施形態の放熱構造の模式図。 他の実施形態の要部平面図。
(1)第1の実施形態
(構成)
以下、図1〜図8を参照して、本発明に係る第1の実施形態について具体的に説明する。図1、図2は本実施形態全体の分解斜視図である。これらの図に示すリアクトル10は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。
図1に示すように、リアクトル10は、2つのU字型コア13と、6つのI字型コア12と、ギャップスペーサ16と、樹脂成型品14と、樹脂成型品14に巻回されたコイル11とを備えている。リアクトル10の下部にはケース15が設置される。ケース15には、コイル11、コア12、13、樹脂成型品14が収容される。図2では、コイル11、コア12、13、樹脂成型品14が組み立てられた状態と、これらの構成要素を収容するためのケース15を示している。
(コイル)
リアクトル10には、発熱体である一対のコイル11が、平行に並べて配置されている。コイル11は、同一構造の直線コイル部11aが平行に並べられ、その一端同士が連結線で連結されている。連結方法としては、左右の直線コイル部11aを溶接やはんだ付け、あるいは冷間圧接などで連結してもよい。
直線コイル部11aは、例えば平角線を一巻き当たり4箇所で直角方向に折り曲げて略正方形状に巻いたエッジワイズコイルなどからなる。コイル11は電線としては各種導体を使用することができ、略円形状や略楕円状に巻いたものでもよい。直線コイル部11aの空芯部は、巻軸方向と直交する方向に切断されたときに現れる形状が四隅にRの付いた略矩形状となっている。
(コア)
リアクトル10には、I字型コア12とU字型コア13が設けられている。I字型コア12は、各直線コイル部11aの空芯部に3つずつ並べて配置されている。また、U字型コア13は、互いの一対の脚部が対向するように配置され、脚部同士の間にI字型コア12が接合されることで、I字型コア12とU字型コア13を磁路とした略環状の閉磁路が構成される。
これらのI字型コア12およびU字型コア13の間にギャップスペーサ16が配置されることにより、環状コアが形成される。この環状コアの周囲にコイル11が巻回されるが、直線コイル部11aの空芯部に配置するのは、I字型コア12だけであり、U字型コア13はコイル11の外側に配置されている。
I字型コア12およびU字型コア13は、圧粉磁心からなる磁性粉末成形体であって、磁性粉末をプレス成形することで作製される。I字型コア12およびU字型コア13の材料としては、純鉄やシリコン−鉄合金、アルミ−シリコン−鉄合金などの金属粉末を適宜組み合わせて使用することができ、これらの材料とギャップ寸法を調整することで、種々のリアクタ特性を有するリアクトルを得るようになっている。
I字型コア12およびU字型コア13は、プレス成形方向Pによって、熱伝導率が大きい方向と、熱伝導率が小さい方向が生じる。図3〜図5に示した太線の矢印が、プレス成形時のプレス成形方向Pを示している。図3はプレス成形する際のI字型コアの斜視図、図4は直線コイル部11aの空芯部に配置される時のI字型コア群の斜視図、図5は本実施形態の放熱構造の模式図を示している。
プレス成形方向Pと同一の方向が、熱伝導率が小さい方向となり、プレス成形方向Pと直交する方向が、熱伝導率が大きい方向となる。このうち、I字型コア12では、熱伝導率の大きい方向が、放熱用のケース15側に向けて配置されている。このとき、ケース15側に向いた方向が、I字型コア12から熱を逃がす方向となっている。
図3〜図5に示した点線の矢印は、I字型コア12から放熱用のケース15の底面へ向かう方向つまりI字型コア12の長手方向へ延びる方向Q(図3に図示)であり、この方向に沿った経路を第1の放熱経路Xとする。第1の放熱経路Xの方向は、環状コアを一つのループとして見た場合のループの中心を軸とした時の軸方向と同じであって、別の言い方をすると、ケース15の底面に垂直な方向である。また、図3にて実線の矢印で示した第2の放熱経路Yは、第1の放熱経路Xと直交する方向に延びる経路であって、I字型コア12のギャップ面を貫く方向Rへ延びている。
I字型コア12の形状は、概ね柱状であれば良く、形状や寸法などは適宜変更可能である。また、I字型コア12は、プレス成形面の外形形状が、四隅に面取りされた面取り部12aを持つ矩形形状であって、直線コイル部11aの空芯部形状を全体的に僅かにオフセットするようにしてもよい。
面取り部12aは、I字型コア12の短手方向に沿って、4つが平行且つ同じ角度で切り取られて形成されている。このとき、直線コイル部11aの空芯部形状とI字型コア12の断面形状とを相似させることで、クリアランスを小さく抑え、I字型コア12の断面積を大きく設計することも可能である。
(ギャップスペーサ)
図1および図4に示すように、接合するI字型コア12同士およびI字型コア12とU字型コア13は、ギャップスペーサ16を介して接着固定されている。ギャップスペーサ16とI字型コア12の面取り部12aとの間には、この面取り部12aを覆うようにして接着剤(図示せず)が塗布される。ギャップスペーサ16は、非磁性体、例えばアルミナ等の各種セラミックスや樹脂等の板材からなる。ギャップスペーサ16は全て、直線コイル部11aの空芯部内に配置される。
(樹脂成型品)
図1に示す通り、樹脂成型品14は、上記の環状コアの周囲に設けられ、水平方向に2分割可能な第1の分割成型品24と第2の分割成型品34から構成される。分割された第1および第2の成型品24、34の内部には、U字型コア13が1つずつ対向して埋設され、各U字型コア13と一体的に形成されている。
すなわち、樹脂成型品14は、U字型コア13をインサート品として、樹脂成型品14の金型内にセットした状態で、金型内に樹脂を充填し固化することで、2つのU字型コア13と樹脂成型品14を一体的に形成している。このうち、第1の分割成型品24は、左右の脚部24a、24bとそれを繋ぐヨーク部24cから成り、U字型コア13を内部にモールドすることにより形成されている。
第1の分割成型品24の左右の脚部24a、24bには、樹脂内部にモールドされたU字型コア13の左右端部の表面13aがそれぞれ露出する。第1の分割成型品24の左右の脚部24a、24bには、U字型コア13の端部の表面の外周から伸びる筒形のコア装着部44a、44bが、U字型コア13の外周にモールドされている樹脂によって一体に形成されている。
筒形のコア装着部44a、44b内に、I字形コア材12がギャップスペーサ16を挟んで、それぞれ3つずつ嵌め込まれている。また、第1の分割成型品24において樹脂内部にモールドされたU字型コア13の端部の表面13aと、I字形コア材12の表面とは、ギャップスペーサ16を挟んで配置されている。
また、第2の分割成型品34は、左右の脚部34a、34bとそれを繋ぐヨーク部34cから構成され、U字型コア13を樹脂内部にモールドすることにより形成されている。第2の分割成型品34の左右の脚部34a、34bの端部にも、樹脂の内部にモールドされているU字型コア13の左右の端部の表面13aがそれぞれ露出している。
第1の分割成型品24に形成されたコア装着部44a、44bの先端には、第1の分割成型品24と第2の分割成型品34を突き合わせた場合に、両者の位置決めを行う係止部材が設けられる。係止部材としては、例えば第1の分割成型品24のコア装着部44a、44bの上面と下面に凹部24dが設けられ、第2の成型品34の脚部34a、34bの上面と下面にこの凹部24dに係合する凸部34dが設けられている。
以上のような2つの部材からなる樹脂成型品14は、U字型コア13側のギャップスペーサ16やI字型コア12と接合する接合面を除いたほぼ全周を覆っており、中空になった筒状のコア装着部44a、44bの内部にI字型コア12とギャップスペーサ16を収容している。
このような樹脂成型品14は、内部にI字型コア12とU字型コア13からなる環状コアを収容して、外側にコイル11を巻き、これによりコイル11と環状コアとを絶縁している。樹脂成型品14の材料としては、例えば、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタラート)等を用いることができる。
また、樹脂成型品14において、第1と第2の分割成型品24、34のヨーク部24c、34cには、コイル11を巻回した樹脂成型品14を、ケース15に固定するための固定金具35が一体に設けられている。この固定金具35の基部は、第1と第2の分割成型品24、34を構成する樹脂内部に、U字型コア13と共に一体的にモールドされる。
固定金具35にはボルト孔35aが開口されている。図2に示すように、このボルト孔35a内に別途用意したボルト36を挿入し、ボルト36の先端をケース15側に設けたネジ穴15bにねじ込む。これにより、樹脂成型品14がコイル11と共にケース15内に固定される。
(ケース)
本実施形態に係るリアクトル10を収容するケース15について、図1、図2および図5〜図7を用いて説明する。図5は第1の実施形態の放熱構造の模式図、図6はケース15の内部にコイル11などが収容された状態を示す側面断面図であり、図6はケース15と、コイル11、I字型コア12およびU字型コア13との分解斜視図を示している。
図4に示すように、ケース15はI字型コア12およびU字型コア13を放熱するための部材であって、最終的にケース15周囲の空間に熱を逃がすので、ケース15において周囲の空間に面した面は、外部に対する放熱面としての役割を果たすことになる。ケース15は、熱伝導率が大きく、軽量なアルミニウムやマグネシウムを含む合金などで形成された略直方体のケースからなる。
図5に示した放熱構造では、ケース15内部に収容される部材として、コイル11や樹脂成型品14を図から省いている。ただし、実際には、図6および図7に示すように、ケース15の内部にはコイル11、I字型コア12、U字型コア13、樹脂成型品14といったリアクトル10全体が一体的に収容されており、充填材17が注入されて封止されている。
これらケース15内部に収容される部材のうち、最も外側に位置するコイル11の一部を収納するように、ケース15の底面部には凹部15aが形成されている。また、ケース15の底面部に冷却面18(図5にのみ図示)が設けられている。冷却面18には冷却材が設置されている。
(充填材)
図5および図6に示すように、ケース15内には、充填材17が注入されている。充填材17は、リアクトル10の放熱性能の確保及びリアクトル10からケース15への振動伝搬の軽減のため、固化しても比較的柔らかく熱伝導率の大きい樹脂が適している。
例えば、充填材17としては、アルミナ、シリカ、酸化亜鉛、マグネシア等の酸化物や、窒化珪素、窒化硼素、窒化アルミニウム等の窒化物の微粒子を含むものが用いられる。特に、酸化アルミニウムなどを混入したエポキシ樹脂系、ポリアクリレート系、シリコーン系のポッティング剤などであって、硬化度を調整したものが適している。
(作用と効果)
本実施形態において、圧粉磁心を用いたコア12、13はプレス成形により作製されている。このとき、プレス成形時での磁性粉末の潰れ方つまりプレス成形方向によってコア12、13の熱伝導率に異方性が生じることが判明した。
コアの熱伝導率の異方性について、図8を用いて説明する。図8に示すように、コア2は、プレスされる磁性粉末1が、プレス成形方向P(図8の上下方向、太線の矢印で示す)と直交する方向(図8では左右方向)に延びるように扁平に潰れて作製される。このため、磁性粉末1からなるコア2では、プレス成形方向Pと直交する方向つまり図8の左右方向で、磁性粉末1同士の距離が縮まって、両者間の空隙は小さくなる。
一方、プレス成形方向Pつまり図8の上下方向に隣接する磁性粉末1同士の空隙は、プレス成形方向Pと直交する方向つまり左右方向に隣接する磁性粉末1同士の空隙に比べて、相対的に大きくなる。すなわち、コア2においては、プレス成形方向に対する単位体積当たりの磁性粉末1間の空隙層3は大きくなる。空隙層3は熱伝導を妨げる熱抵抗となる。したがって、コア2の熱伝導率は、プレス成形方向Pの方が、プレス成形方向と直交する方向よりも小さくなるということが判明した。
具体的には、プレス成形方向に沿った熱伝導率は、プレス成形方向Pと直交する方向の熱伝導率の約2/3程度にしかならない。つまり、プレス成形方向Pと直交する方向の熱伝導率は、プレス成形方向に沿った熱伝導率の約1.5倍となる。このように、プレス成形方向によってコアの熱伝導率が大きく異なることが判明した。
図8に示したコア2の放熱構造の例は従来のものであり、この場合、コア2が放熱用のケース5に収容されて充填材6で封止され、さらにケース5の底面部に冷却面4が設けられている。このようなコア2では、コア2から冷却面4へと下方へと向かう放熱経路X1(図8の点線矢印)が形成される。
しかし、先に述べたように、プレス成形によって作製されたコア2では、プレス成形方向Pに沿った上下方向の熱伝導率は小さく、上下方向と直交する水平方向(図7の左右方向)の熱伝導率の方が、大きくなっている。したがって、図8に示した従来のコア2の放熱構造では、熱伝導率の小さい方向に延びる経路上に、冷却面4が位置することになる。
そのため、コア2の下面に、せっかく冷却面4が設けられていても、コア2からの熱は放熱経路X1を通って、冷却面4まで伝わり難くなる。その結果、コア2は熱を効率良く逃がすことができず、コア2の放熱構造が十分に機能することができなくなる。そこで従来では、コア2の発熱を抑えるためにコア2やコイル11などの体格を大きくする必要があり、リアクトルの大型化を招くおそれがあった。
このような従来例に対して、本実施形態に係るI字型コア12では、プレス成形方向Pに直交する方向に、熱伝導率の大きい方向が現れるといった知見を利用し、I字型コア12の熱を逃がす役割を果たすケース15に対し、熱伝導率の大きい方向つまりプレス成形方向の直交方向が向くように、I字型コア12を配置している。
すなわち、本実施形態では、I字型コア12において熱伝導率が大きい方向を規定することができ、熱伝導率が大きい方向に延びる経路を、第1の放熱経路Xとし、この第1の放熱経路Xを放熱用のケース15に向けるように配置している。これにより、I字型コア12が持つ熱は、第1の放熱経路Xを通ってケース15に向かいスムーズに伝わることになる。
したがって、I字型コア12の熱を、ケース15の底面に設けた冷却面18(図5に示す)から、効率良く放熱することができ、リアクトル10の発熱を確実に抑えることができる。その結果、優れた磁気特性を確保すると同時に、I字型コア12の発熱を抑えるためにコアの体格の大型化が不要であり、リアクトルの小型化を実現することが可能である。
また、本実施形態において、U字型コア13はコイル11の外側に位置するため、U字型コア13の周囲には、発熱体であるコイル11が存在しない。したがって、U字型コア13はI字型コア12に比べて低温であり、I字型コア12の熱はU字型コア13に向かって伝われば、効率の良い放熱が可能となる。このI字型コア12からU字型コア13へと向かう放熱経路が第2の放熱経路Yとなっている。
既に述べたように、第2の放熱経路Yは、ケース15へと向かう第1の放熱経路X(図3に点線の矢印で示す)とは直交する経路であり、図3で実線の矢印で示した経路である。図3から明らかなように、第2の放熱経路Yも、第1の放熱経路Xと同様、I字型コア12のプレス方向と直交する方向の延びる経路であって、熱伝導率が良好な方向と合致している。したがって、I字型コア12が持つ熱は、低温のU字型コア13へと効率良く伝わることになり、リアクトル10の発熱を抑止することができる。これにより、磁気特性を確保しつつリアクトルの小型化が可能である。
以上述べたように、I字型コア12は、第1の放熱経路Xおよび第2放熱経路Yに対して直交する方向に、プレス成形がなされて作製される。これにより、本実施形態は、I字型コア12に関して、プレス成形方向に直交する方向に現れる熱伝導率の大きい方向を、第1の放熱経路Xおよび第2放熱経路Yに一致させて、良好な熱伝導率を確保している。なお、本実施形態はI字型コア12の作製に際してプレス成形時のプレス成形方向について規定したものであり、組み立てた後のリアクトル10を使用する場合には、リアクトル10の配置方向は適宜自由であってよい。
また、本実施形態では、プレス成形方向により熱伝導率の大きい方向を得ているが、プレス成形による具体的な作製方法に関しては適宜選択可能である。例えば、巻軸方向と直交する2方向に相対移動可能な一対の可動型によって圧縮プレスする手法などを採用することができる。この手法では、多段成形型等の複雑でコストのかかる金型を必要とせず、作製コストが安価で済む。
以上のような第1の実施形態によれば、I字型コア12の熱伝導率を最大限に引き出すことができ、優れた放熱性を発揮することができる。したがって、従来と同等の優れた磁気性能を有しながらも、鉄損により熱せられたI字型コア12の温度を効率よく下げることができる。しかも、放熱構造はシンプルな構成で済む。これにより、大型化を回避して小型化に寄与することが可能であり、車載用などのリアクトルに好適である。
また、第1の実施形態では、ギャップスペーサ16とI字型コア12の面取り部12aとの間に、面取り部12aを覆うようにして接着剤(図示せず)を塗布したので、接着剤がギャップスペーサ16とI字型コア12との隙間に入り込み、この隙間に気泡や空気層を残す心配がない。したがって、I字型コア12で発生した熱を、充填材17を介してケース15に伝えることができる。このため、第1の実施形態によれば、効率よく放熱することができ、放熱性が一層向上する。
さらに、本実施形態では、I字型コア12の四隅に面取り部12aを設けたことで、面取り部12aとギャップスペーサ16との隙間に接着剤が入り込み、強固な接着力を得ると共に、接着剤のはみ出し量が少なくなる。したがって、I字型コア12とそれを収納する樹脂成型品14との距離を近づけることができ、リアクトルの更なる小型化が実現する。
(2)他の実施形態
上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、上記に説明したものに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載により表現された技術的思想の範囲内で任意に変更することができる。
例えば、リアクトルを収容する放熱用のケースは熱伝導率が大きければ、必ずしも金属である必要はなく、熱伝導率が大きい樹脂や、樹脂の一部に金属製の放熱板を埋設したものを使用することも可能である。
また、ケースや冷却面の形状などは適宜選択可能であり、例えば、ケース内寸の深さ寸法を浅くして、ケースに使用するアルミニウムなどの量を減らし、製造コストを低減化することができる。さらに、上記の実施形態では、隣接して並ぶコア間の全ての磁路にギャップスペーサが接着固定されているが、これらのギャップスペーサをエアギャップに代え、構成の簡略化を図るようにしても良い。
リアクトルを収容するケースに対しコイルを固定する構成に関しても、適宜選択可能であり、ボルトなどを用いてねじ止めするようにしても良い。また、上記の実施形態は、1つのケース内に1つのリアクトル本体を装着したものであるが、ケース内に装着するリアクトル数は複数でも良い。
また、上記の実施形態ではI字型コアの四隅に設けた面取り部を設けたが、I字型コアに限らず、他の形状のコアの四隅にも面取り部を設けるようにしても良い。面取り部の曲率についても適宜変更可能であり、例えばC面やR面などの丸面などに加工されていれば良い。また、面取り部は、四隅が全て平行でなくても良く、また、同じ角度で切り取られていなくても良い。
また、コイルの面取り部を覆うように接着剤を塗布する場合、その塗布量は、接合するときに押し広がる量であれば十分である。さらに、接着強度を高めるために、I字型コアを跨ぐようにして、接着剤を盛り上げて塗布してもよい。なお、必ずしも最初から接着剤を盛り上げる必要はなく、接合時の押圧力で接合面からはみ出して結果として接着剤が盛り上がるようになっても良い。
また、リアクトルを収容するケースに注入される充填材のタイプとしては、熱硬化タイプや湿気硬化タイプなど、その種類は適宜選択自由である。また、充填材の充填量や充填速度に関しても適宜選定可能である。充填量や充填速度の選定に際しては、充填作業時間や固化時間は勿論のこと、充填された充填材を所定の範囲に十分に行き渡らせるための時間についても加味することが重要である。
充填材の注入は、先ポッティングか、後ポッティングのいずれでも良いし、両者を併用しても良い。さらに、充填材を省いて、放熱用のケースと、そこに収容されるコイルなどを、直接接触させるようにしてもよい。この場合、充填材の素材よりも放熱性に優れたケースを採用することで、放熱性をより高めることができる。
また、充填材として2液製の充填材を用いてもよい。この場合、主剤と硬化剤を混合させるために攪拌を行うが、攪拌された充填材は空気を巻き込んでいるため攪拌後に脱泡処理を行う。なお、主剤と硬化剤も気泡を含んでいるため、混合攪拌前に真空で予備脱泡処理を行うようにしても良い。
さらに、上記の実施形態では、I字型コアに対してプレス成形方向を規定したが、U字型コアに関しても、U字型コアから放熱用のケースへの経路を放熱経路として捉え、この放熱経路と直交する方向にプレス成形して、U字型コアを作製するようにしてもよい。このような実施形態によれば、I字型コアとU字型コアとからなる環状コア全体の放熱性をさらに高めることが可能である。
また、コアの形状や寸法、さらにはプレス成形時のプレス圧力などは適宜選択可能である。例えばコイルの形状としては、θ状のコアの左右の脚部にそれぞれコイルを巻回するものや、θ状のコアのヨーク部分にコイルを巻回するものでもよい。
円形あるいは角状のループ状のコアを使用した場合には、左右の脚部のそれぞれにコイルを巻回しても良いし、2つの脚部の一方にのみコイルを巻回しても良い。コイルが複数の場合には、それらを収容する放熱用のケースの底面部の凹部形状も、それに合わせるものとする。
環状コアについても、上記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、U字型コアに代えてJ字型コアやI字型コアを使用してもよい。その際、1種類コアだけを使っても良いし、異なるタイプのコアを混ぜて使っても良い。これらの形状のコアであっても、プレス成形により熱伝導率の大きい方向を有し、コアの熱伝導率の大きい方向がプレス成形方向と直交する方向であれば、上記実施形態の持つ効果と同等の効果を発揮することができる。
また、本発明の係るリアクトルでは、コアのプレス成形方向に直交する方向に熱伝導率の大きい方向が現れることを利用したものであり、プレス成形方向と直交する方向に向いた面であれば、コアの熱伝導率の大きい面となり、この熱伝導率の大きい面を、放熱がなされる放熱領域や放熱面などに向けるように、コアを配置すれば良い。
したがって、コアの大きい熱伝導率を持つ方向自体は、コイルの軸方向や環状コアの軸方向、あるいは水平方向などに必ずしも一致させる必要はない。例えば、図8に示すように、プレス成形した角度が斜めになるようなI字型コア19を作製し、その角度を維持したまま、I字型コア19を配置すれば、I字型コア19の熱伝導率の大きい方向も斜め方向になる。
このような実施形態において、I字型コア19は、放熱経路をリアクトルの斜め方向に設けることが可能であり、充填材17やケース15を略U字状に設けて、冷却面18を、ケース15を覆うような大きなL字状とすることができる。したがって、冷却効果の高い冷却面18を備えることができ、優れた放熱効果を獲得しつつ、リアクトルの設計自由度を高めることができる。
また、本発明の係るリアクトルでは、熱伝導率の大きい方向と小さい方向が現れるものであればよく、磁性粉末の作製方法としてプレス成形に限定する必要はない。すなわち、熱伝導率の大きい方向と小さい方向を持つコアであるならば、打ち抜き鉄心や巻鉄心などからなるものであってもよい。
さらに、コアにおける放熱領域あるいは放熱面としては、ケースなどの放熱用の部材を必ず配置しなくてはならない訳ではなく、例えば、放熱領域として、コアから熱を逃がす空間を、設定するだけでも良い。その場合、コアにおいて、熱伝導率の大きい方向に向く面の方が、熱伝導率の小さい方向に向く面に比べて、面積的により大きく放熱空間に向いているのであれば、良好な放熱性を得ることができ、小型化に寄与することが可能である。
樹脂成型品14の内部に装着されるI字型コア12およびギャップスペーサ16の数は図示のものに限定されず、それ以上またはそれ以下の数でも良い。また、樹脂成型品14における左右のコア装着部44a、44bの内部において、I字型コア12およびギャップスペーサ16の軸方向の長さ寸法を、左右のコア装着部44a、44b内で異なったものとしても良いし、同一のコア装着部44a又は44bの中で異なった寸法のものを使用するようにしても良い。
樹脂成型品14に一体的にモールドされるコアとして、U字型コア13ではなく、I字型コア12を用いても良い。その場合、I字型コア12の左右の表面に、環状コアの脚部側に対向した露出部を設け、その部分にギャップスペーサ16を挟んで脚部用のI字形コアを配置するものとする。
例えば、図10に示すように、U字型コア13をI字型コア20に置き換えた実施形態が包含されている。図10は、他の実施形態の要部平面図である。U字型コア13に置き換えた向かい合う2つのI字型コア20は、それらの間に配置されたI字型コア12と比べて、大型化したものであるが、プレス成形方向PはI字型コア12と同一とする。このような実施形態によれば、ヨーク部に位置するI字型コア20に関しても、コイル11の巻回部に位置するI字型コア12と同様、熱伝導率の大きい方向を、放熱用のケース15に向けて配置することができる。これにより、放熱効果をいっそう高めることが可能である。
なお、以上の説明では、コアの熱伝導率に関しては、「熱伝導率が大きい」あるいは「熱伝導率が小さい」といった表現をとったが、「熱伝導率が高い」あるいは「熱伝導率が低い」などの表現を用いても良い。
第1の分割成型品24に対するI字型コア12やギャップスペーサ16の装着作業と、樹脂成型品14に対するコイル11の装着作業に関しては、作業手順の前後は問わず、どちらを先に行っても良い。
樹脂成型品14において、突き合わされた2つの分割成型品24、34を、一体に固定する手段としては、樹脂成型品14に設けた固定金具35とケース15とをボルト締めする以外にも、他の手段を採用することができる。例えば、ベルト状の締結金具で2つの分割成型品24、34を周囲から固定しても良く、また、環状である樹脂成型品14とコイル11全体を、更に樹脂でモールドしても良い。
また、樹脂成型品14において、2つの分割成型品24、34の位置決めを行う係止部材は、コア装着部44a、44b以外の箇所に設けることもでき、例えば、樹脂成型品14の脚部34a、34bなどの他の位置に設けることもできる。
また、係止部材としては、前記のように単に位置決めを行うための凸部34dと凹部24d以外に、凹部24dと、それと係合する係止爪のように、組み合わせた2つの分割成型品24、34が外れないようにする構造の部材も使用可能である。さらには、コア装着部44a、44bの一方側に凸部と凹部を設け、もう他方のコア装着部44a、44b側に、これと対応する凹部と凸部を設けることもできる。また、一方のコア装着部44a、44bの先端に、他方のコア装着部44a、44bの先端がはまり込む筒状の部材を設けても良い。
1 磁性粉末
2 コア
3 空隙層
4、18 冷却面
5、15 ケース
6、17 充填材
10 リアクトル
11 コイル
11a 直線コイル部
12、19、20 I字型コア
12a 面取り部
13 U字型コア
14 樹脂成型品
16 ギャップスペーサ
17 充填材
18 冷却面
24 第1の分割成型品
34 第2の分割成型品
35 固定金具
36 ボルト
44a、44b コア装着部

Claims (9)

  1. 磁性粉末を用いた複数のコアと、
    前記複数のコアにより構成された環状コアと、
    前記環状コアに巻回されたコイルと、
    を有するリアクトルにおいて、
    前記複数のコアは、熱伝導率が大きい方向と、熱伝導率が小さい方向を有し、前記熱伝導率が大きい方向を、熱を逃がす方向に向けて配置したことを特徴とするリアクトル。
  2. 磁性粉末を用いた複数のコアと、
    前記複数のコアにより構成された環状コアと、
    前記環状コアに巻回されたコイルと、
    を有するリアクトルにおいて、
    前記複数のコアは、熱伝導率が大きい方向と、熱伝導率が小さい方向を有し、
    前記熱伝導率の大きい方向と、前記熱伝導率が小さい方向は、前記複数のコアをプレス成形することによって生じることを特徴とするリアクトル。
  3. 前記熱伝導率の大きい方向は、プレス成形の成形方向に直交する方向であることを特徴とする請求項2に記載のリアクトル。
  4. 前記複数のコアの熱伝導率が大きい方向を、前記コイルの軸方向および前記環状コアの軸方向の少なくとも一方に一致させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリアクトル。
  5. 前記複数のコアは、I字型コアとU字型コアから構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリアクトル。
  6. 前記I字型コアは、プレス成形面の外形形状が四隅に面取りされている面取り部を有することを特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
  7. 前記環状コアは、前記複数のコアが接着剤により接合されており、前記面取り部を覆うように接着剤を塗布することを特徴とする請求項6に記載のリアクトル。
  8. 前記リアクトルを収容するケースを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のリアクトル。
  9. 前記ケースの少なくとも一面に、当該ケースを冷却するための冷却面を設けたことを特徴とする請求項8に記載のリアクトル。
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