JP2015219403A - 現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャッタを挿入する際に、弾性部材が傷ついたりめくれたりせず、現像剤の漏れを防止した現像剤収容体を提供する。
【解決手段】現像剤収容体は、現像剤を排出する第1の開口部と、第1の開口部と直交した面に円形の第2の開口部とを有する現像剤収容器70と、略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口を有し、第2の開口部内で摺動可能に支持され、第1の開口部と排出口とを連通させることで現像剤を排出するシャッタとを備え、シャッタは、第2の開口部により支持される位置の外周面に、第2の開口部の内壁面に当接して現像剤をシールする弾性部材91を有し、弾性部材の外周が、現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きい。
【選択図】図7
【解決手段】現像剤収容体は、現像剤を排出する第1の開口部と、第1の開口部と直交した面に円形の第2の開口部とを有する現像剤収容器70と、略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口を有し、第2の開口部内で摺動可能に支持され、第1の開口部と排出口とを連通させることで現像剤を排出するシャッタとを備え、シャッタは、第2の開口部により支持される位置の外周面に、第2の開口部の内壁面に当接して現像剤をシールする弾性部材91を有し、弾性部材の外周が、現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きい。
【選択図】図7
Description
本発明は、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に装備されている画像形成ユニットは、現像剤としてのトナーを収容する現像剤収容体として現像剤カートリッジが用いられる。この現像剤カートリッジは、特許文献1に開示されているように、現像剤収容器の開口部にシャッタが挿入されると、シャッタに設けられる弾性部材としてのシール部が現像剤収容器の開口部の内周面を押圧することで、シールする構造となっている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載されるように、現像剤カートリッジが円弧状のシャッタを備える場合、シャッタの円弧形状に合わせた弾性部材を備える必要がある。その場合、弾性部材が開口部と干渉してしまい、弾性部材が傷ついたり、弾性部材がめくれてしまったりしてしまい、現像剤が漏れてしまうという問題が生じ得る。
そのため、円弧状のシャッタ部材を備える場合でも、現像剤収容器にシャッタを挿入する際に、弾性部材が傷ついたりめくれたりせず、現像剤の漏れを防止することができる現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明は、画像形成ユニットに現像剤を供給する現像剤収容体において、現像剤を排出する第1の開口部と、第1の開口部と直交した面に円形の第2の開口部とを有する現像剤収容器と、略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口を有し、第2の開口部内で摺動可能に支持され、第1の開口部と排出口とを連通させることで前記現像剤を排出するシャッタとを備え、シャッタは、第2の開口部により支持される位置の外周面に、第2の開口部の内壁面に当接して現像剤をシールする弾性部材を有し、弾性部材の外周が、現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする現像剤収容体である。
第2の本発明は、第1の本発明の現像剤収容体から供給される現像剤を用いて媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成ユニットである。
第3の本発明は、第2の本発明の1又は複数の画像形成ユニットを備えて、媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、円弧状のシャッタ部材を備える場合でも、現像剤収容器にシャッタを挿入する際に、弾性部材が傷ついたりめくれたりせず、現像剤の漏れを防止することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、本発明の現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用する場合を例示する。しかし、本発明は、電子写真方式のカラープリンタに限定されるものではない。本発明は、例えば、電子写真方式のモノクロプリンタ、ファクシミリ装置、マルチファンクショナルペリフェラル(MFP)等その他の画像形成装置に広く適用し得る。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るプリンタ10の筐体内部の構成を示す内部構成図である。プリンタ10は、画像形成装置に含まれるものである。
図1は、第1の実施形態に係るプリンタ10の筐体内部の構成を示す内部構成図である。プリンタ10は、画像形成装置に含まれるものである。
図1において、第1の実施形態のプリンタ10は、給紙カセット30、媒体繰出部32、搬送路25、搬送ローラ26、27、28、29、スタッカ31、露光装置としてのLEDヘッド23、4個の画像形成ユニットBk、Y、M及びC、転写ユニット34、定着器35を有する。
プリンタ10内には、媒体としての用紙を搬送するための搬送路25が形成されている。この搬送路25には用紙を搬送するための搬送路ローラ26〜29が配設される。搬送路25は、図1に示すプリンタ10内部に概ねS字状に配置されている。
搬送路25に沿って、例えば、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の4色の現像剤像(以下、トナー像とも呼ぶ。)を形成するための画像形成ユニットBk、Y、M、Cが配設されている。
各画像形成ユニットBk、Y、M、Cより下方には、用紙を搬送すると共に、各色のトナー像を用紙に転写するための転写ユニット34が配設されている。各画像形成ユニットBk、Y、M、Cと転写ユニット34との間に搬送路25が形成される。
転写ユニット34より下方には、搬送路25の端部に用紙を収容する媒体収容部としての給紙カセット30が配設されている。また、給紙カセット30には用紙を繰り出す繰出部32が配設されている。これにより、1枚ずつの用紙を搬送路25に繰り出すことができる。
プリンタ10内には、潜像担持体としての感光ドラム11と対向させてLEDヘッド23とが配設されている。このLEDヘッド23は、露光装置としてかつ記録ヘッドとして機能するものである。そして、用紙搬送方向における転写ユニット34の下流側には、定着装置としての定着器35が配設されている、定着器35は、転写されたトナー像を用紙に定着させるためのものである。
各画像形成ユニットBk、Y、M、Cは、潜像担持体としての感光体ドラム11、帯電装置としての帯電ローラ12、現像装置としての現像部13、クリーニング部材としてのクリーニングブレード14、現像収容部かつ現像剤カートリッジとしての現像剤カートリッジ15、現像剤担持体としての現像ローラ16、現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ18を有する。
感光ドラム11は、帯電ローラ12により表面が帯電された後、LEDヘッド15により露光されて静電潜像を形成し、静電潜像にトナーが移されてトナー像を形成するものである。感光体ドラム11は、表面に電荷を蓄えることができるものである。感光体ドラム11は、駆動部としてのドラムモータ等により駆動することによって所定の回転速度で回転し、表面が所定の表面電位に帯電する。そして、感光体ドラム11はLEDヘッド23による露光によって表面の電荷が除去されると、感光体ドラム11表面上に静電潜像が形成される。
現像部13は、感光体ドラム11に隣接させて配設され、静電潜像を現像してトナー像を形成するものである。
現像部13は、トナー供給ローラ18から供給された現像剤としてのトナーを感光体ドラム11の表面に付着させる現像ローラ16、現像ローラ16の表面上のトナーの厚さを規制するための現像剤層規制部材としての現像ブレード、現像ローラ16にトナーを供給するトナー供給ローラ18等を有するものである。
現像ローラ16は、感光体ドラム11に一定の圧力で接触しており、感光体ドラム11と反対方向に回転する。また、トナー供給ローラ18は、現像ローラ16に一定の圧力で接触しており、現像ローラ16と同じ方向に回転する。
クリーニングブレード14は、感光体ドラム11の長手方向に沿って、クリーニングブレード14の先端が感光体ドラム11の表面に当接するように配設されている。
感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像部13等は、画像形成ユニットBk、Y、M、Cの本体を構成する筐体20内に収容されている。筐体20の上方には、トナーを収容する現像剤収容体としての現像剤カートリッジ15が筐体20に対して着脱自在に配設されている。
転写ユニット34は、走行自在に配設された転写ベルト21、各感光体ドラム11と対向させて配設された転写部材としての転写ローラ22とを有する。転写ベルト21及び転写ローラ22は、例えば電圧印加部によって所定の電圧が印加され、感光体ドラム11の表面上の各トナー像を用紙に転写するものである。
また、プリンタ10において、アッパフレーム40はロワフレーム38に対して揺動自在に配設されている。アッパフレーム40はプリンタ10の本体側に排出された用紙を堆積するためのスタッカ31を有する。
図2は、第1の実施形態に係る現像剤カートリッジ15を説明する説明図である。現像剤カートリッジ15は、現像剤収容体に含まれるものである。また、現像剤カートリッジ15は、各画像形成ユニットBk、Y、M、Cの現像部13に着脱可能なものである。各画像形成ユニットBk、Y、M、Cは、トナーの色に限らず、同一又は対応する構造となっている。
図2に示すように、現像部13は、現像剤カートリッジ15と着脱可能である。現像部13は、装着された現像剤カートリッジ15からトナーを受け入れるトナー受入口51を有する。トナー受入口51は、装着された現像剤カートリッジ15からトナーが供給され、その供給されたトナーを現像部13に与える。図2に示すように、現像部13には、現像剤カートリッジ15を収納するための現像剤カートリッジ収納部54があり、この現像剤カートリッジ収納部54に現像剤カートリッジ15が収納される。
一方、現像剤カートリッジ15は、長手方向の両端に、第1の係合部81及び第2の係合部71を有する。また、現像部13の現像剤カートリッジ収納部の両端には、第1の被係合部53及び第2の被係合部52がある。現像剤カートリッジ15が現像部13の現像剤カートリッジ収納部に収納される際、現像剤カートリッジ15の第1の係合部81は第1の被係合部53と係合し、現像剤カートリッジ15の第2の係合部71は第2の被係合部52と係合する。ここで、第1の被係合部53はU字形状の凸部であり、第1の係合部81は第1の被係合部53と係合する形状となっている。第2の被係合部52は、U字形状の凸部であり、第2の係合部71は第2の被係合部52のU字部分の内部と係合可能な凸部となっている。これにより、現像剤カートリッジ15は、現像部13の現像剤カートリッジ収納部に対して上下方向に着脱自在となる。
図3〜図8は、第1の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の詳細な構造を示す構造図である。なお、4色の現像剤カートリッジ15は全て同じ構造である。ここでは、トナーの色がブラック(Bk)である現像剤カートリッジ15の構造を代表して説明する。
図3は、第1の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の斜視図である。図4は、第1の実施形態に係る現像剤カートリッジ15を構成する現像剤収容器70の斜視図である。図5は、第1の実施形態に係る現像剤カートリッジ15を構成するシャッタ80にスポンジシャッタ90と弾性部材91を取付けた斜視図である。図6及び図7は、第1の実施形態に係るシャッタ80の摺動中心軸を通る現像剤カートリッジ15の断面図である。図8は、第1の実施形態に係る弾性部材91の貼付け部分の拡大図である。
図3〜図5において、現像剤カートリッジ15は、図4に示すように、トナーを収容する現像剤収容器70と、図5に示すように、シャッタ80とを有して構成される。なお、現像剤収容器70は現像剤収容部材に含まれるものである。シャッタ80はシャッタ部材に含まれるものである。
なお、第1の開口部は、後述する現像剤収容器70のトナー供給口72を含むものである。第2の開口部は、後述する現像剤収容器70の開口部74を含むものである。
図4に示すように、現像剤収容器70は、シャッタ80を挿入するための開口を持つ開口部74を有している。また、現像剤収容器70は、シャッタ80を収納するための円筒形状の収納部を有している。図5に示すシャッタ80が、現像剤収容器70の開口部74の開口を通じて円筒形状の収納部に挿入されることで、図3に示す現像剤カートリッジ15が形成される構造となっている。
図3は、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入されている状態である。シャッタ80は、現像剤収容器70の円筒形状の収納部の内面に対して摺動する。
図3は、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入されている状態である。シャッタ80は、現像剤収容器70の円筒形状の収納部の内面に対して摺動する。
現像剤収容器70の開口部74の内周面は、挿入されたシャッタ80の被支持部85(図6参照)を支持してシャッタ80の摺動を可能とする。これにより、シャッタ80は現像剤収容器70に摺動自在に支持されている。
図3及び図4に示すように、現像剤収容器70の下方にはトナーを供給するためのトナー供給口72が設けられている。トナー供給口72は、矩形形状の開口部である。現像剤カートリッジ15の長手方向に沿って5個の矩形形状の開口部であるトナー供給口72が並べられている。なお、トナー供給口72の数は特に限定されるものではない。
図3及び図4に示すように、現像剤収容器70において、長手方向に対して垂直な両端面(すなわち現像剤収容器70の両端面)のうち、開口部74と反対側の端面には、図2に示す第2の被係合部52と係合するための第2の係合部71が設けられている。また、図3において、第2の係合部71と反対側の面には、挿入されているシャッタ80のレバー部83があり、このレバー部83には、図2に示す第1の被係合部53と係合する第1の係合部81が設けられている。
図3において、シャッタ80はレバー部83連結しており、レバー部83はA方向又はB方向に可動なものである。また、図4において、現像剤収容器70は、シャッタ80の摺動領域を規制するため、開口部74付近であってレバー部83と接触する位置にストッパ78及び79が設けられている。つまり、レバー部83を摺動させるとストッパ78、79と突き当たるため、シャッタ80はこの範囲で摺動領域が制限される。
一方、図5において、シャッタ80は、現像剤カートリッジ15に摺動自在に支持された円筒形状のシャッタ部材である。ここで、図4の開口部74の直径は後述するようにD1とし、図5のシャッタ80の外周面の直径はD2とする。なお、シャッタ80は円筒状の円周上面には排出口82が設けられている。そして、その反対側の面は格子状となっており、現像剤としてのトナーはシャッタ80の内部にも収容される構造となっている。
そして、シャッタ80は、排出口82の周方向脇には、円弧状のスポンジシャッタ90が設けられている。スポンジシャッタ90は長手方向および周方向の両方においてトナー供給口72よりも大きく、均一な厚さの矩形のシール部材を用いることができる。スポンジシャッタ90は、例えば発泡ポリウレタンフォーム等の発泡性材料等で成形されているものを用いることができる。
スポンジシャッタ90は、現像剤収容器70の内壁面に対して一定の圧力で当接する。したがって、レバー部83をB方向に回転させてレバー部83がストッパ79と突き当たった周方向位置にシャッタ80がある場合、スポンジシャッタ90はトナー供給口72を覆って内部のトナーの外部漏出を防止している。
一方、レバー部83をA方向に回転させてレバー部83がストッパ78と突き当たった周方向位置にシャッタ80がある場合、排出口82がトナー供給口72と連通することになるため、現像剤カートリッジ15内のトナーは画像形成ユニットBkに供給可能となる。
図6において、シャッタ80は、レバー部83の長手方向内側に被支持部85を有する。この被支持部85は、現像剤収容器70の開口部74の内周面により支持されるものである。つまり、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入された状態のとき、シャッタ80の被支持部85は、現像剤収容器70の開口部74の内周面によって支持され、シャッタ80の摺動が可能となる。
図6において、シャッタ80の被支持部85の外周面には、溝部86が設けられており、この溝部86の底面に、弾性部材固着部としての貼付け面84がある。
図6に示すように、貼付け面84は、レバー部83の長手方向内側の外周面において傾斜面となっている。具体的には、貼付け面84は、テーパ形状となっており、溝部86におけるシャッタ80本体側の端部の方が、レバー部83側の端部の方よりも深くなっている。つまり、貼付け面84は、レバー部83側の端部からシャッタ80本体側の端部に向けて位置が低くなるように高くなるように(シャッタ80の軸に対する垂直方向の長さが小さくなるように)傾斜している。
この貼付け面84には、弾性部材としての弾性部材91が貼り付けられるものである。例えば貼付け面84には、両面テープ等の接着部材によって弾性部材91を貼り付けるようにしても良い。
弾性部材91は、断面の厚さが均一なシール部材である。弾性部材91の断面は矩形形状とするものであっても良い。また、弾性部材91は、例えば発泡ウレタンフォーム等の発泡材料等で成形されたものを用いることができる。シャッタ80が現像剤収容器70に収納されて、図6の状態から図7の状態のように、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入されると、弾性部材91は開口部74の内周面と圧接する。弾性部材91を貼付け面84に貼り付けることで、現像剤収容器70内部のトナーが外部に漏出することを防いでいる。
図8に示すように、シャッタ80の被支持部85は、レバー部83側(図8の右側)の外側外周面85aの位置と、シャッタ80本体側(図8の左側)の内側外周面85bの位置が異なっており、被支持部85における外側外周面85aの位置が、内側外周面85bの位置よりも高くなっている。
なお、被支持部85における外側外周面85aは、シャッタ80の長手方向において、弾性部材91よりも外側にある被支持部85の外周面をいう。被支持部85における内側外周面85aは、シャッタ80の長手方向において、弾性部材91よりも内側にある被支持部85の外周面をいう。
図6及び図7を用いて、開口部74と弾性部材91との関係について詳細に説明する。
図6は、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入されて、シャッタ80が現像剤収容器70に完全にセットされる前の状態を示している。図7は、シャッタ80が現像剤収容器70に挿入されて、シャッタ80が現像剤収容器70に完全にセットされている状態を示している。
前述したように、貼付け面84は、シャッタ80の外周面に設けられた長手方向内側に向けて直径が小さくなるテーパ形状をしている。また、弾性部材91は厚さが均一の矩形形状をしている。そのため、貼付け面84に貼り付けられた弾性部材91の外周直径も、長手方向の内側に向けて直径が小さくなっている。貼付け面84に弾性部材91が貼り付けられた状態で、長手方向において弾性部材91の内側の直径は最小のD2となっており、弾性部材91の外側の直径が最大のD3となっている。
なお、前述の通り、開口部74の内周面の直径はD1である。ここで、D1、D2、D3の関係は、「D2<Dl<D3」の関係になっている。
換言すると、弾性部材91の最大直径がD3、最小直径がD2であることから、弾性部材91の外周は、シャッタ80の現像剤収容器70への挿入方向における外側の方が内側よりも大きくなるように設けられている。
したがって、シャッタ80を現像剤収容器70に挿入する際、弾性部材91が開口部74の入口部分に引っ掛かり、弾性部材91を損傷させたり、弾性部材91のめくれを起こしたりする恐れを回避することができる。
また、貼付け面84に弾性部材91を貼り付けた状態における、弾性部材91の外側の直径はD3(D1<D3)であるため、シャッタ80と開口部74の内周面とのシール性も確保される。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るプリンタ10の動作について図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係るプリンタ10の動作について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1において、プリンタ10の電源が投入されると、プリンタ10における制御部は、所定の初期動作命令を行い、プリンタを待機状態におく。そして、上位装置としての例えばホストコンピュータからプリンタ10に印刷命令が送られると、媒体繰出部32によって給紙カセット30から用紙が1枚ずつ繰り出される。その繰り出された用紙は搬送ローラ26、27によって搬送され、転写ベルト21の走行に伴って、画像形成ユニットBk、Y、M、Cと転写ユニット34との間に送られる。
各画像形成ユニットBk、Y、M、Cにおいて、帯電ローラ12は感光体ドラム11の表面を一様に帯電させ、LEDヘッド23は感光体ドラム11の表面を露光して静電潜像を形成する。続いて、現像器45は、静電潜像を現像して各色のトナー像を形成する。
一方、搬送ローラ26、27によって搬送された用紙は、静電気によって転写ベルト21に付着させられ、この転写ベルト21の走行に伴って、各画像形成ユニットBk、Y、M、Cの転写ユニット34との間を搬送され、その間に各色のトナー像が重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。
その後、用紙は定着器35に送られ、定着器35においてカラーのトナー像が用紙に定着させられ、カラーの画像が形成される。続いて、用紙は搬送ローラ28、29によって更に搬送され、用紙はスタッカ31に排出される。
また、画像形成ユニットBk、Y、M、Cにおいて、転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニングブレード14によって掻き取られて除去され、廃トナーは例えば廃トナー容器へと排出される。
ここで、画像形成ユニットBk、Y、M、Cにおいて、内部トナーが不足した場合には未使用の現像剤カートリッジ15と交換する必要がある。
この場合、まず、画像形成ユニットにおいて、現像剤カートリッジ15のレバー部83をストッパ79に突き当たるまで回転させると、トナー供給口72はスポンジシャッタ90によって閉口される。
これと同時に、第1の係合部81は第1の被係合部53との係合が解除される。現像剤カートリッジ15は、各画像形成ユニットと取り外し可能となるので、第1の係合部81、第2の係合部71の順番で取り外す。
そして、未使用の現像剤カートリッジ15を第2の係合部71、第1の係合部81の順番で画像形成ユニットに係合させた後、レバー部83をストッパ79に突き当たるまで回転させることで、画像形成ユニットとの係合とトナー供給口72の開口が同時に行われて、作業は終了する。
この動作によって、トナー受入口51とトナー供給口72は連通されて、画像形成ユニットBkはトナーの供給が受けられるようになる。
この一連の作業の中で、シャッタ80および弾性部材91は開口部74内で摺動するが、前記(A−1)でも述べたように弾性部材91はめくれや損傷などがなく現像剤収容器70に組み立てられるため、トナー漏れを起こさずに快適に作業を終えられる。
また、交換作業前の輸送保存時においても、現像剤カートリッジ15はトナー漏れを起こすことはない。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、シャッタに設けたスポンジパイプの貼付け面を摺動軸方向にテーパ形状にして、スポンジパイプにおける弾性部材の開口部挿入側(長手方向の内側)の直径を開口部直径よりも小さくしたので、弾性部材を現像剤収容器の開口部の入口に干渉させずに現像剤カートリッジを組み立てられる。そのため、スポンジパイプのめくれや損傷のない、すなわちトナー漏れの発生しない現像剤カートリッジを提供できる。
以上のように、第1の実施形態によれば、シャッタに設けたスポンジパイプの貼付け面を摺動軸方向にテーパ形状にして、スポンジパイプにおける弾性部材の開口部挿入側(長手方向の内側)の直径を開口部直径よりも小さくしたので、弾性部材を現像剤収容器の開口部の入口に干渉させずに現像剤カートリッジを組み立てられる。そのため、スポンジパイプのめくれや損傷のない、すなわちトナー漏れの発生しない現像剤カートリッジを提供できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明の現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態は、現像剤収容器70における開口部74の形状が、第1の実施形態の構成と異なる。それ以外の第2の実施形態の構成要件は、第1の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態は、現像剤収容器70における開口部74の形状が、第1の実施形態の構成と異なる。それ以外の第2の実施形態の構成要件は、第1の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図9及び図10は、第2の実施形態に係るシャッタ80の摺動中心軸を通る現像剤カートリッジ15の断面図である。
第2の実施形態に係る現像剤カートリッジ15は、現像剤収容器170と、シャッタ80とを有して構成される。
図9において、現像剤収容器170は、シャッタ80を挿入するための開口を持つ開口部174を有する。第1の実施形態と同様に、開口部174の開口を通じてシャッタ80が挿入される。開口部174の内周面174bは、挿入されたシャッタ80の被支持部85を支持する。
ここで、第2の実施形態の現像剤収容器170の開口部174は、テーパ形状となっている。具体的には、開口部174の内周面174bが所定のテーパ角度を持った傾斜面となっており、開口部174は、開口部174の開口に向けて先細りの形状となっている。
シャッタ80の被支持部85は、第1の実施形態と同様に、溝部86を有しており、この溝部86の底面が、弾性部材固着部としてのテーパ形状の貼付け面84を有している。この貼付け面84にシール部材としての弾性部材91が貼り付けられている。
なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図8に示すように、シャッタ80の被支持部85は、レバー部83側(図8の右側)の外側外周面85aの位置と、シャッタ80本体側(図8の左側)の内側外周面85bの位置が異なっており、被支持部85における外側外周面85aの位置が、内側外周面85bの位置よりも高くなっている。
ここで、現像剤収容器170の開口部174の内周面174bのテーパ角度と、シャッタ80の被支持部85の貼付け面84のテーパ角度は同一とする。すなわち、開口部174の内周面174bのテーパ角度及び貼付け面84のテーパ角度は、摺動中心軸に対して角度θとなっている。
また、弾性部材91の最小直径部分の直径をD4とし、開口部174の内周面174bの最小直径部分の直径をD5とすると、D4とD5との関係は、「D5<D4」の関係にある。つまり、D5とD4の差分が生じるが、シャッタ80を現像剤収容器70に挿入する際、シャッタ80を押し込んで挿入することで弾性部材91と開口部174の内周面174bとが密着性を良くすることができ、トナー漏れを防ぐことができる。また、D5>D4の関係にあるため、弾性部材91のめくれや、現像剤収容器170及びシャッタ80の損傷を防ぐことができる。
また、前述したように、開口部174の内周面174bと、被支持部85の貼付け面84のテーパ角度は同じである。さらに、弾性部材91の断面厚さは均一ものであるため、貼付け面84に貼り付けた弾性部材91の表面角度もテーパ角度と同一になる。
従って、開口部174の内周面174bのテーパ角度と弾性部材91の表面角度とは同じ角度となるため、図10に示すように、シャッタ80を現像剤収容器70に挿入した際、弾性部材91は、開口部174の内周面174bの全面に亘って当接することになる。これにより、弾性部材91と開口部174の内周面174bとの密着性を良くすることができるため、トナー漏れを防ぐことができる。
(B−2)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果を奏すると共に、現像剤収容器に設けた開口部の形状を、シャッタのスポンジパイプ貼付け面と同角度のテーパ形状としたため、シャッタの組立性を損なわずにスポンジパイプの当接面積を増大させることができ、よりトナー漏れを起こさない構造となる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果を奏すると共に、現像剤収容器に設けた開口部の形状を、シャッタのスポンジパイプ貼付け面と同角度のテーパ形状としたため、シャッタの組立性を損なわずにスポンジパイプの当接面積を増大させることができ、よりトナー漏れを起こさない構造となる。
また、第2の実施形態によれば、現像剤カートリッジ15の交換作業の中で、シャッタ80及び弾性部材91は開口部74内で摺動するが、前述したように弾性部材91はめくれや損傷などがなく、現像剤収容器70に組み立てられる上、弾性部材91と開口部174との当接幅が広がったため、よりトナー漏れを起こさずに快適に作業を終えられる。
また、交換作業前の輸送保存時においても、現像剤カートリッジ15はトナー漏れを起こすことはない。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第3の実施形態は、シャッタを摺動させるときの回転負荷の増大を軽減し、操作性を良くしようとするものである。
(C−1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1及び第2の実施形態と異なる。それ以外の第3の実施形態の構成要件は、第1及び第2の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第3の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
第3の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1及び第2の実施形態と異なる。それ以外の第3の実施形態の構成要件は、第1及び第2の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第3の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図11は、第3の実施形態に係る現像剤カートリッジ15のシャッタ80の構造を説明する断面図である。図12は、第3の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の現像剤収容器270の構造を説明する断面図である。
第1及び第2の実施形態と同様に、現像剤カートリッジ15は、図12の現像剤収容器270の開口部274に、図11のシャッタ80が挿入されることで形成される。
図12に示すように、現像剤収容器270の開口部274は、シャッタ80を摺動支持するための支持面274aと、シャッタ80の溝部86の貼付け面84に貼り付けられた弾性部材91を当て込むためのシール面274bとを有して構成される。
支持面274aは直径D1の均一な円筒形状で、シール面274bは現像剤収容器270の内側に行くほど直径が小さくなるテーパ形状となっている。なお、支持面274aの直径はD1である。またシール面274bの最大直径はD1であり、傾き角度は摺動中心軸に対してθとなっている。
図12に示すように、現像剤収容器270は、開口部274にスリット275を有している。スリット275は、現像剤収容器270に設けられた溝部に含まれるものであり、スリット275は支持面274aまで連通している。また、図13に示すように、シャッタ80の被支持部85の外周面には、突起形状の突起部87が設けられている。
図14に示すように、現像剤収容器270にシャッタ80が挿入された状態では、現像剤収容器270のスリット275にシャッタ80の突起部87が係合し、シャッタ80の摺動とは垂直な摺動軸方向の移動規制を行っている。突起部87は、溝部としてのスリット275に係合する係合部に含まれるものである。また、突起部87及びスリット275は、軸方向移動規制部に含まれるものである。
一方、シャッタ80の摺動方向の規制は、シャッタ80に設けられたレバー部83をストッパ78及び79(図4参照)に突き当たることで行われる。
また、スリット75の形状は均一の幅の溝が開口部274の外部から内部に向けて左周り方向にねじれた螺旋形状をしている。したがって、シャッタ80を摺動させると、スリット75に合わせた摺動軸方向の移動も行うこととなる。
一方、シャッタ80は、現像剤収容器270に摺動自在に支持された円筒形状のシャッタ部材で、円筒形状の円周上面には排出口82が設けられている。そして、その反対側の面は格子状となっており、トナーは前記シャッタ80の内部にも収容される構造となっている。
シャッタ80は、現像剤収容器270の開口部274で摺動支持される被支持部86の外周面の直径D2は、D1よりもわずかに小さい寸法となっている。シャッタ80の被支持部85には弾性部材91を貼り付けるための溝部86が設けられている。この溝部86の底面である貼付け面84がある。被支持部85は直径がD2であり、貼付け面84は傾き角度(テーパ角度)θのテーパ形状となっており、貼付け面84はシール面274bと平行な面となっている。また、弾性部材91は均等な厚さTであるため、弾性部材91の外周面もシール面274bと平行な面である。
排出口82(図5参照)とレバー部83との回転方向の位置関係は、レバー部83がストッパ79に突き当てられたときは両者が連通した開放状態となり、レバー部83がストッパ78に突き当てられたときには両者は全く重ならない閉鎖状態となる構成である。
排出口82の周方向脇には円弧形状のスポンジシャッタ90が設けられている。スポンジシャッタ90は長手方向及び周方向の両方においてトナー供給口72(図3参照)よりも大きい均一な厚さの矩形の発泡性ウレタンフォームのシール部材を用いることができ、スポンジシャッタ90は現像剤収容器70の内壁面に一定の圧力で当接している。したがって、レバー部83を回転させてストッパ78と突き当たった周方向位置にシャッタ80があるときには、スポンジシャッタ90がトナー供給口72を覆って内部のトナーの外部漏出を防止している。
(C−2)第3の実施形態の動作
図15及び図16は、第3の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の断面図である。図15は、トナー供給口72(図3参照)が閉じられたときの状態を示す図である。図16は、トナー供給口72(図3参照)が開かれたときの状態を示す図である。
図15及び図16は、第3の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の断面図である。図15は、トナー供給口72(図3参照)が閉じられたときの状態を示す図である。図16は、トナー供給口72(図3参照)が開かれたときの状態を示す図である。
未使用の現像剤カートリッジ15はレバー部83がストッパ78に突き当てられたトナー供給口72が閉口された状態のとき(図3参照)、図15に示すように、弾性部材91が、シール面275bに十分に突き当てられると、例えば輸送時に落下などの衝撃が加わった場合でも、開口部274からトナーが漏れ出さないように密閉されている。
この状態から、現像剤カートリッジ15を画像形成ユニットに装着し、トナー供給口72(図3参照)の開口を行うために、レバー部83をストッパ78方向回転させる。そうすると、図16に示すように、シャッタ80の突起部87が現像剤収容器270のスリット275と係合するので、レバー部83がストッパ78に方向に回転されることで、シャッタ80は徐々に矢印P方向(図14参照)に移動する。
そして、ストッパ79に突き当たるまで回転させると画像形成ユニットに装着は終了する。このとき、トナー供給口72(図3参照)は、排出口82(図4参照)と連通して開放状態となり、図16に示すように、弾性部材91のシール面275bへの圧接量は減少する。しかし、画像形成装置10内で使用するにはトナー漏れの発生しない十分な圧接量は確保されているため機能上問題はない。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて、現像剤カートリッジを画像形成ユニットに装着動作時に弾性部材91のシール面275bへの当込み量は徐々に小さくなるため、レバー部83の回転負荷は軽減され、突通な操作が可能となる。
以上のように、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて、現像剤カートリッジを画像形成ユニットに装着動作時に弾性部材91のシール面275bへの当込み量は徐々に小さくなるため、レバー部83の回転負荷は軽減され、突通な操作が可能となる。
(D)第4の実施形態
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第4の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第4の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
従来のような円弧状のシャッタ部材を備えた場合、シャッタの円弧状に合わせてシール材を設ける必要があり、衝撃が加わるとトナーが漏れやすいという問題があった。
そこで、第4の実施形態では、現像剤カートリッジ15及びシャッタ80におけるトナー漏れを防止することができるようにするものである。
(D−1)第4の実施形態の構成
第4の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1〜第3の実施形態と異なる。それ以外の第4の実施形態の構成要件は、第1〜第3の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第4の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
第4の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1〜第3の実施形態と異なる。それ以外の第4の実施形態の構成要件は、第1〜第3の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第4の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図17は、第4の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の構成を示す斜視図である。図18は、第4の実施形態に係る現像剤カートリッジ15の現像剤収容器370からシャッタ180を抜いた状態の斜視図である。
図17に示すように、第4の実施形態に係る現像剤カートリッジ15は、現像剤収容器370に、トナー供給口72を有するシャッタ80が挿入されることで構成される。前述したように、シャッタ180のレバー部183は、シャッタ180と連結しており、レバー部183が矢印33aの方向に回転されることで、シャッタ180はトナー供給口72を開閉することができる。
図18に示すように、シャッタ180は、円弧状のスポンジシャッタ90(図5参照)を有している。シャッタ180は、現像剤収容器370の開口部374に支持される被支持部185がある。
図19に示すように、シャッタ180の被支持部185の外周面には、溝部168があり、溝部186の底面に、弾性部材固着部としての貼付け部184がある。この貼り付け部184に弾性部材91が貼り付けられる。弾性部材91が貼り付けられると、弾性部材91が現像剤収容器370の開口部374の内周面と接触することにより、現像剤収容器370に貯蔵されているトナーの漏れを防止する役割をしている。
図19は、第4の実施形態に係る弾性部材91が貼り付けられた状態のシャッタ180の断面図である。図20は、第4の実施形態に係る現像剤収容器370の断面図である。図21は、第4の実施形態に係るシャッタ180が現像剤収容器370に挿入された状態を示す図である。図22は、第4の実施形態に係る弾性部材91の貼り付け状態を説明する説明図である。図23は、第4の実施形態に係るシャッタ180の被支持部185及び弾性部材91付近の部材の構成を説明する説明図である。
図19に示すように、シャッタ180の被支持部185の外周面には溝部186が設けてある。この溝部186の底面に貼付け面184がある。
図21に示すように、溝部186は、シャッタ180が現像剤収容器370に挿入された状態のとき、現像剤収容器370の開口部374の内周面と接する位置、若しくは、開口部374の内周面に完全に接していなくても現像剤収容器370にシャッタ180がセットされる位置に設けられている。
また、図22及び図23に示すように、貼付け面184は、レバー部183の長手方向内側の外周面において傾斜面となっている。具体的には、貼付け面184は、テーパ形状となっており、シャッタ180本体側の方が深く、レバー部183側の方が浅くなっている。つまり、貼付け面184は、シャッタ180本体側からレバー部183側に向けて高くなるように(シャッタ180の軸に対する垂直方向の長さが大きくなるように)傾斜している。
さらに、図23に示すように、被支持部185は、レバー部183側(図23の右側)と、シャッタ180本体側(図23の左側)の外周面の位置(すなわち高さ)が同じ高さである。
図22に示すように、貼付け面184は、シャッタ180の外周に設けられた長手方向内側に向けて直径が小さくなるテーパ形状をしているため、貼付け面184に貼り付けられた弾性部材91の外周直径も長手方向内側に向けて直径が小さくなっている。具体的に、貼付け面184に弾性部材91が貼り付けられた状態で、長手方向において内側の直径が最小直径のD7、外側の直径が最大のD8となっている。
図20に示すように、また、第4の実施形態の現像剤収容器370の開口部374の内周面の内周面の直径はD1である。ここで、D1、D7、D8の関係は、「D7<D1<D8」の関係になっている。
したがって、シャッタ180を現像剤収容器370にセットする際、シャッタ180を開口部374に挿入するときに、弾性部材91の外側の最大直径部分が開口部374の内周面に接触することにより密着することによりトナーの漏れを防止することができる。また、弾性部材91の内側の最小直径部分は、開口部374の直径D1よりも小さいため、弾性部材91が開口部374の入口部分に引っ掛かり、弾性部材91を損傷させたり、弾性部材91のめくれを起こしたりする恐れを回避することができる。
また、貼付け面184に弾性部材91を貼り付けた状態の外側の直径はD8(D1<D8)であるため、シャッタ180と開口部374とのシール性も確保される。
(D−2)第4の実施形態の効果
以上のように、第4の実施形態によれば、円弧形状のシャッタに設けられた溝の外周が内側より外側の径が大きくなるように形成されているため、溝に貼り付けられた弾性部材も同様に外側に向かうほど徐々に外径が大きくなる。そのため、弾性部材の表面が傾斜することにより組立性にも影響なくかつ外側に向かうほど弾性部材の押し込み量が大きくなるのでトナーの漏れを段階的に防止することができる。
以上のように、第4の実施形態によれば、円弧形状のシャッタに設けられた溝の外周が内側より外側の径が大きくなるように形成されているため、溝に貼り付けられた弾性部材も同様に外側に向かうほど徐々に外径が大きくなる。そのため、弾性部材の表面が傾斜することにより組立性にも影響なくかつ外側に向かうほど弾性部材の押し込み量が大きくなるのでトナーの漏れを段階的に防止することができる。
(E)第5の実施形態
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第5の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置の第5の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(E−1)第5の実施形態の構成
第5の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1〜第4の実施形態と異なる。それ以外の第5の実施形態の構成要件は、第1〜第4の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第5の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
第5の実施形態は、現像剤カートリッジ15の構造が第1〜第4の実施形態と異なる。それ以外の第5の実施形態の構成要件は、第1〜第4の実施形態の構成要件と同一又は対応するものである。そのため、第5の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図24は、第5の実施形態に係る弾性部材91が貼り付けられた状態のシャッタ180の断面図である。図25は、第5の実施形態に係る現像剤収容器370の断面図である。図26は、第5の実施形態に係るシャッタ180が現像剤収容器370に挿入された状態を示す図である。図27は、第5の実施形態に係る弾性部材91の貼り付け状態を説明する説明図である。
第5の実施形態では、図24に示すように、シャッタ180の被支持部185の外周面にリブ92が設けられている。リブ92は、現像剤収容器370の開口部374の先端部を係止する係止部に含まれるものである。
リブ92は、被支持部185に設けられている溝部186のレバー部183側の端部と連結している。そのため、図26に示すように、現像剤収容器370にシャッタ180が挿入され、シャッタ180が奥の方に突き込まれると、現像剤収容器370の開口部374の先端部がリブ92に接触することになる。また、リブ92は、溝部186の端部と連結しているため、開口部374の先端がリブ92に接触したときに、弾性部材91が開口部374とリブ92との密着性をより強固なものとすることができるため、シャッタ180と現像剤収容器370と密着性を良くすることができ、トナーの漏れを防ぐことができる。
(E−2)第5の実施形態の効果
以上にように、第5の実施形態によれば、第1〜第4の実施形態の効果に加えて、シャッタの被支持部の外周面上にリブを形成することにより、弾性部材を押さえ込むことでよりトナー漏れを防止することができる。
以上にように、第5の実施形態によれば、第1〜第4の実施形態の効果に加えて、シャッタの被支持部の外周面上にリブを形成することにより、弾性部材を押さえ込むことでよりトナー漏れを防止することができる。
(F)他の実施形態
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態にも適用可能である。
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態にも適用可能である。
(F−1)上述した第3の実施形態では、現像剤収容器がスリットを備え、シャッタが突起部を備える場合を例示したが、第3の実施形態は、第1、第2、第3、第5の実施形態の現像剤カートリッジにも適用することができる。
また、上述した第5の実施形態では、シャッタがリブを備えることを例示したが、第5の実施形態は、第1〜第4の実施形態の現像剤カートリッジに適用することができる。
(F−2)上述した第1〜第5の実施形態では、弾性部材固着部が傾斜を備え、この弾性部材固着部に貼り付ける弾性部材が矩形形状である場合を例示したが、弾性部材の外周が、現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きくなるようにできれば、弾性部材の形状が矩形形状に限定されるものではない。
(F−3)上述した第1〜第5の実施形態では、弾性部材の外周が、現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きくなるようにできればよく、例えば、内側から外側に向けて段差を設けたものであっても良い。
10…プリンタ、Bk、Y、M及びC…画像形成ユニット、15…現像剤カートリッジ、70、170、270及び370…現像剤収容器、71…第2の係合部、72…トナー供給口、74、174、274及び374…開口部、174b…内周面、274a…支持面、274b…シール面、275…スリット、80及び180…シャッタ、81…第1の係合部、82…排出口、83及び183…レバー部、85及び185…被支持部、86及び186…溝部、85a…外側外周面、85b…内側外周面、87…突起部、90…スポンジシャッタ、91…弾性部材。
Claims (10)
- 画像形成ユニットに現像剤を供給する現像剤収容体において、
前記現像剤を排出する第1の開口部と、前記第1の開口部と直交した面に円形の第2の開口部とを有する現像剤収容器と、
略円筒形状の外周面に前記現像剤を排出する排出口を有し、前記第2の開口部内で摺動可能に支持され、前記第1の開口部と前記排出口とを連通させることで前記現像剤を排出するシャッタと
を備え、
前記シャッタは、前記第2の開口部により支持される位置の外周面に、前記第2の開口部の内壁面に当接して前記現像剤をシールする弾性部材を有し、
前記弾性部材の外周が、前記現像剤収容器への挿入方向における外側の方が内側よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする現像剤収容体。 - 前記シャッタは、前記第2の開口部により支持される位置の外周面に、前記弾性部材を固着させる弾性部材固着部を有し、
前記弾性部材固着部が、前記現像剤収容器への挿入方向に直径が小さくなるテーパ形状であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容体。 - 前記弾性部材の外周の最小直径は前記第2の開口部の直径より小さく、前記弾性部材の外周の最大直径は前記第2の開口部の直径より大きいものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤収容体。
- 前記現像剤収容器の前記第2の開口部は、前記シャッタを支持する内周面がテーパ形状となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤収容体。
- 前記弾性部材の外周の最小直径は前記第2の開口部の挿入部分の直径より小さく、
前記テーパ形状の前記第2の開口部の内周面の角度と、前記テーパ形状の前記弾性部材固着部の角度とが同じであることを特徴とする請求項4に記載の現像剤収容体。 - 前記シャッタが、前記現像収容器の前記第2の開口部の先端部を係止する係止部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の現像剤収容体。
- 前記係止部が、前記弾性部材固着部の端部に連結してなるものであることを特徴とする請求項6に記載の現像剤収容体。
- 前記現像剤収容器及び前記シャッタは、挿入された前記シャッタの軸方向への移動を規制する軸方向移動規制部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の現像剤収容体。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の現像剤収容体から供給される現像剤を用いて媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成ユニット。
- 請求項9に記載の1又は複数の画像形成ユニットを備えて、媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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