JP2015105970A - 現像剤カートリッジ、画像形成ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

現像剤カートリッジ、画像形成ユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤収納部に収納された現像剤の漏れを抑制する手段を提供する。【解決手段】現像剤を収容し、前記現像剤を排出する第1の開口部と、前記第1の開口部と略直交した面に円形状の第2の開口部とを有する現像剤収容部材と、略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口と、前記第1の開口部より大きい弾性部材とを有し、前記第2の開口部内で回転摺動可能に支持され、前記第1の開口部と前記弾性部材とを当接させて前記第1の開口部を閉塞し、前記第1の開口部と前記排出口とを連通させて現像剤を排出する開閉部材とを備え、前記開閉部材は、前記第2の開口部の内壁面に当接して前記第2の開口部を閉塞する封止部材と、前記封止部材を取り付ける固着部とを有し、前記固着部は、前記封止部材を前記第2の開口部の内壁面の全内周にわたって当接させる。【選択図】 図9

Description

本発明は、現像剤収納部を有する現像剤カートリッジ、画像形成ユニットおよび画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の画像形成ユニットに用いられる現像剤カートリッジは、内部に現像剤を収納する現像剤収納部を備え、その現像剤収納部に設けられた開口部を開閉するシャッタが第1の弾性部材を介して現像剤収納部の内周面を押圧して現像剤の漏れを防止するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−243446号公報
しかしながら、従来の技術においては、現像剤収納部に設けられた開口部を開閉するシャッタは、第1の弾性部材の押圧力を受けて、第1の弾性部材を固着する固着部と反対方向に偏ってしまうため、その固着部側で円筒形状のシャッタの外周に設けられたシール部材の現像剤収納部の内周面への当て込み(圧力)が低下し、現像剤が漏れ出してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、現像剤収納部に収納された現像剤の漏れを抑制することを目的とする。
そのため、本発明による現像剤カートリッジは、現像剤を収容し、前記現像剤を排出する第1の開口部と、前記第1の開口部と略直交した面に円形状の第2の開口部とを有する現像剤収容部材と、略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口と、前記第1の開口部より大きい弾性部材とを有し、前記第2の開口部内で回転摺動可能に支持され、前記第1の開口部と前記弾性部材とを当接させて前記第1の開口部を閉塞し、前記第1の開口部と前記排出口とを連通させて現像剤を排出する開閉部材とを備え、前記開閉部材は、前記第2の開口部の内壁面に当接して前記第2の開口部を閉塞する封止部材と、前記封止部材を取り付ける固着部とを有し、前記固着部は、前記封止部材を前記第2の開口部の内壁面の全内周にわたって当接させることを特徴とする。
このようにした本発明は、現像剤収納部に収納された現像剤の漏れを抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図 第1の実施例におけるトナーカートリッジおよび画像形成ユニットの斜視図 第1の実施例におけるトナーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるカバーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるインナーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるインナーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるインナーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるインナーカートリッジの斜視図 第1の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図 第1の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図 第1の実施例におけるスポンジシャッタの断面図 第1の実施例におけるスポンジシャッタの断面図 第1の実施例におけるスポンジパイプ当込み量のグラフ 第2の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図 第2の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図 第2の実施例におけるスポンジシャッタの断面図 第2の実施例におけるスポンジシャッタの断面図 第2の実施例におけるスポンジパイプ当込み量のグラフ
以下、図面を参照して本発明による現像剤カートリッジ、画像形成ユニットおよび画像形成装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタ10内には、媒体としての用紙を搬送するための搬送路25が形成され、その搬送路25に用紙の搬送方向における上流側から搬送ローラ26、27および排出搬送ローラ28、29が配設される。また、搬送路25に沿って、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の現像剤像としてのトナー像を形成するための画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cが用紙の搬送方向における上流側から配設される。その画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cの下方には、用紙を搬送するとともに、画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cで形成された各色のトナー像を用紙に転写するための転写ユニット34が配設され、画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cと転写ユニット34との間に搬送路25が形成される。
プリンタ10には、現像剤としての各色のトナー毎に像担持体としての感光体ドラム11と対向させて露光装置および記録ヘッドとしてのLED(Light Emitting Diode)ヘッド23が配設される。用紙搬送方向における転写ユニット34の下流側には、転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着装置としての定着器35が配設される。
各画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cの感光体ドラム11は、表面に電荷を蓄えることができる像担持体であり、帯電装置としての帯電ローラ12が一定の圧力で接触させられており、駆動部としてのドラムモータを駆動することにより、所定の回転速度で回転し、帯電ローラ12により表面を所定の表面電位に帯電される。所定の表面電位に帯電された感光体ドラム11は、LEDヘッド23による露光により表面の電位が除去されると、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。
現像部13は、感光体ドラム11に隣接して配設され、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。この現像部13は、感光体ドラム11に現像剤としてのトナーを付着させる現像剤担持体としての現像ローラ16と、現像ローラ16上のトナー層の厚さを規制する現像剤層規制部材としての現像ブレードと、現像ローラ16にトナーを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ18とを備えている。
現像ローラ16は、感光体ドラム11に一定の圧力で接触させられ、感光体ドラム11の回転方向とは反対方向に回転させられ、またトナー供給ローラ18は、現像ローラ16に一定の圧力で接触させられ、現像ローラ16の回転方向と同じ方向に回転させられる。
クリーニング部材としてのクリーニングブレード14は、感光体ドラム11に沿って、かつ先端を感光体ドラム11の表面に当接させて配設される。
感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像部13等は、各画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cの本体を形成する筐体20内に収容され、その筐体20の上方には、トナーを収容する現像剤収容部を有する現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ15が筐体20に着脱自在に配設される。
ドラムシャフト11aは、感光体ドラム11の支持部材であり、筐体20から軸方向の両端部がそれぞれ所定の長さだけ突き出ており、各画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cの位置決めとしてプリンタ10の本体に支持されている。
回転止め19は、ドラムシャフト11aの軸方向における筐体20の両端部にそれぞれ設けられた突起部であり、ドラムシャフト11aと同様にプリンタ10の本体に当接することにより支持されている。
したがって、各画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cは、ドラムシャフト11aの軸方向における両端部と、ドラムシャフト11aの軸方向における両端部に設けられた回転止め19とによる4点で支持される。
転写ユニット34は、走行自在に配設された無端状の転写ベルト21と、各感光体ドラム11に対向させて配設された転写部材としての転写ローラ22とを備えている。転写ベルト21および転写ローラ22は、電圧印加部により所定の電圧が印加され、各感光体ドラム11上に形成されたトナー像を用紙に転写する。
ロワフレーム38に対して揺動自在にアッパフレーム40が配設され、そのアッパフレーム40には、プリンタ10の本体側に排出された用紙を堆積するためのスタッカ31が備えられている。
また、転写ユニット34の下方における搬送路25の端部に、用紙を収容する媒体収容部としての給紙カセット30が配設され、その給紙カセット30には、用紙を繰出す繰出し部32が配設される。
このように構成されたプリンタ10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)等を備え、メモリ等の記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部により全体の動作が制御される。
図2は第1の実施例におけるトナーカートリッジおよび画像形成ユニットの斜視図であり、トナーカートリッジ15を画像形成ユニット9から外した状態を示している。
図2において、トナーカートリッジ15は、トナーを収容する現像剤収容部材としてのカバーカートリッジ70と、そのカバーカートリッジ70に回転摺動自在に支持された開閉(シャッタ)部材としてのインナーカートリッジ75とにより構成されている。
図3は第1の実施例におけるトナーカートリッジの斜視図、図4は第1の実施例におけるカバーカートリッジの斜視図である。
図3および図4に示すように、カバーカートリッジ70の下方には図2に示す画像形成ユニット9にトナーを供給するためにトナーを排出する第1の開口部としての開口部72と、カバーカートリッジ70の長手方向における端部の開口部72に対して略鉛直な面には図2に示す画像形成ユニット9の係合部52と係合させるための係合部71と、カバーカートリッジ70の長手方向における他方の端部にはインナーカートリッジ75を挿入して回転摺動可能に支持するための円形状の第2の開口部としての摺動口74とが設けられており、その摺動口74の内周面の直径はD1(図9参照)となっている。
摺動口74の外周上の2箇所には、インナーカートリッジ75に設けられたレバー80と当接してインナーカートリッジ75の摺動範囲を規制する規制部材としてのストッパ78、79が所定の間隔を保持して設けられている。
図5、図6、図7および図8は第1の実施例におけるインナーカートリッジの斜視図であり、図5はインナーカートリッジ75にスポンジシャッタ90とスポンジパイプ91を取り付けた斜視図である。
図5〜図8において、インナーカートリッジ75は、図2〜図4に示すカバーカートリッジ70内に回転摺動自在に支持された円筒形状のシャッタ部材であり、回転摺動自在に支持されている外周面の直径はD2(図9参照)となっている。
また、図7に示すように略円筒形状のインナーカートリッジ75の円筒外周上面には格子状の開口部77bが設けられ、図8に示すように円筒外周下面にはトナーを排出する排出口77が設けられている。
インナーカートリッジ75の長手方向の端部の図4に示す摺動口74側には、画像形成ユニットと係合させるための取っ手としてのレバー80が設けられている。このレバー80は、インナーカートリッジ75を図3に示すカバーカートリッジ70内で回転摺動させるとストッパ78、79と当接するように構成されているため、インナーカートリッジ75の回転摺動可能な範囲は、ストッパ78、79の間隔の範囲に制限される。
インナーカートリッジ75の排出口77の周方向における近傍には弾性部材としてのスポンジシャッタ90が設けられている。このスポンジシャッタ90は、インナーカートリッジ75の長手方向および周方向の両方向において図3および図4に示す第1の開口部としての開口部72よりも大きく、均一な厚さT1(図9参照)の矩形状の発泡性材料のシール部材である。
スポンジシャッタ90は、図6に示すインナーカートリッジ75の回転摺動外周面よりも外周径の小さい円筒面である第1のシール貼付部93に取り付けられている。また、スポンジシャッタ90の外周面は、インナーカートリッジ75の回転摺動外周面よりも所定量、突き出ているため、カバーカートリッジ70の内壁面に一定の圧力で当接するようになっている。
したがって、レバー80を回転させて図4に示すストッパ79と当接する周方向の位置にインナーカートリッジ75があるときは、スポンジシャッタ90と図4に示すカバーカートリッジ70の開口部72とが当接して開口部72を閉塞し、図3に示すトナーカートリッジ15内に収容されているトナーが外部に漏れ出すことを防ぐ役割を果たす。
一方、レバー80を回転させて図4に示すストッパ78と当接する周方向の位置にインナーカートリッジ75があるときは、図5に示す排出口77が図4に示すカバーカートリッジ70の開口部72と連通するため、図3に示すトナーカートリッジ15内に収容されているトナーは排出され、画像形成ユニットにトナーを供給することができるようになる。
また、インナーカートリッジ75の長手方向におけるレバー80の内側には、図4に示すカバーカートリッジ70の摺動口74の内壁面に当接して摺動口74を閉塞する封止部材としてのスポンジパイプ91が設けられている。このスポンジパイプ91は、均一な厚さT2、均一な幅B(図9参照)に形成された帯状かつ環状の弾性体としての発泡性材料からなるシール部材であり、インナーカートリッジ75が図4に示すカバーカートリッジ70に取り付けられると、摺動口74に位置するようになっている。
スポンジパイプ91は、図8に示すように、図7に示すインナーカートリッジ75の回転摺動外周面よりも外周径の小さい外周面を全周にわたって溝状に設けた固着部としての第2のシール貼付部94に取り付けられている。また、スポンジパイプ91の外周面は、インナーカートリッジ75の回転摺動外周面よりも突き出ているため、図4に示すカバーカートリッジ70の摺動口74の内壁面(内周面)に当接するようになっている。インナーカートリッジ75の長手方向の第2のシール貼付部94の幅は、スポンジパイプ91の幅よりも広く形成されている。
ここで、カバーカートリッジ70の摺動口74におけるスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70内周面への当て込みについて図9の第1の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図に基づいて説明する。なお、図9は図3における平面AAによる断面図である。
図9において、カバーカートリッジ70の摺動口74におけるインナーカートリッジ75を摺動可能に支持する内周面の直径(摺動口74の内径)はD1であり、中心軸O1を中心として形成されている。また、カバーカートリッジ70の摺動口74において摺動可能に支持されるインナーカートリッジ75の外周面の直径(インナーカートリッジ75の外径)はD2であり、中心軸O2を中心として形成されている。カバーカートリッジ70の中でインナーカートリッジ75を低負荷で摺動させるために、直径D1≧直径D2としている。
つまり、カバーカートリッジ70とインナーカートリッジ75との間には直径方向においてΔD(=直径D1−直径D2)の隙間が形成されている。これは、組み立ておよび製品の取り扱い上で必要な寸法公差から発生するものである。
スポンジシャッタ90の外周面は、カバーカートリッジ70の内周面に押圧されて接触しているため、インナーカートリッジ75はスポンジシャッタ90との接触位置(図中下側)と中心軸O2を挟んで反対側(図中上側)のカバーカートリッジ70の内周面に押圧され、偏ってしまう。
そのため、スポンジパイプ91のインナーカートリッジ75の外周面からの飛び出し量が全周にわたって均一の場合、スポンジシャッタ90を設けた側におけるスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70の摺動口74の内周面への当て込み量が、反対側と比較してΔDだけ小さくなってしまう。
そこで、本実施例では、インナーカートリッジ75の中心軸O2からスポンジパイプ91のうち最も当て込み量が小さくなるスポンジシャッタ90を設けた図中下側面までの距離をr2、インナーカートリッジ75の中心軸O2からスポンジパイプ91のうち最も当て込み量が大きくなるスポンジシャッタ90を設けた側の反対側である図中上側面までの距離をr1としたとき、
距離r2=距離r1+ΔD/2
となるように、第2のシール貼付部94は、スポンジシャッタ90が取り付けられている方向に張り出した形状(張り出し量はΔD/2)、すなわちスポンジシャッタ90が配置される側(またはスポンジシャッタ90が配置される反対側)にΔD/2だけ伸びた略楕円形状に形成されている。
したがって、カバーカートリッジ70の中心軸O1から第2のシール貼付部94までの距離、すなわちスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当て込み量は、周方向でスポンジシャッタ90を設けた側に位置においても低下しない構造となっている。
このように、第2のシール貼付部94は、スポンジパイプ91をカバーカートリッジ70の摺動口74の内壁面の全内周にわたって当接させることができるようになっている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置としてのプリンタの動作を図1に基づいて説明する。
プリンタ10に電源が投入されると、プリンタ10の制御部は、所定の初期動作を行い、プリンタ10を待機状態にする。そして、上位装置としてのホストコンピュータから印刷命令を受信すると、プリンタ10の繰出部32により給紙カセット30から用紙が1枚ずつ繰出され、繰り出された用紙は、搬送ローラ26、27によって搬送され、転写ベルト21の走行に伴って、画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cと転写ユニット34との間に送られる。
画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cにおいて、帯電ローラ12は感光体ドラム11の表面を一様に帯電させ、LEDヘッド23は感光体ドラム11の表面を露光して静電潜像を形成する。続いて、現像部13は感光体ドラム11の静電潜像を現像して各色のトナー像を形成する。
一方、搬送ローラ26、27によって搬送された用紙は、静電気によって転写ベルト21に付着させられ、その転写ベルト21の走行に伴って、画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cと転写ユニット34との間を搬送され、その間に、各色のトナー像が重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。
カラーのトナー像が形成された用紙は、定着器35に送られ、定着器35においてカラーのトナー像が定着させられ、カラーの画像が形成される。さらに、用紙は排出搬送ローラ28、29によって搬送され、スタッカ31に排出される。
また、画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cにおいて、転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニングブレード14によって掻き取られて除去され、廃トナーとして廃トナー容器へ排出される。
次に、トナーカートリッジの動作を図10の第1の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図、図11および図12の第1の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図および図9に基づいて説明する。なお、図10は図9におけるEE断面図、図11(a)および図12(a)は図9におけるFF断面図、図11(b)および図12(b)は図9におけるGG断面図である。
図1に示す画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cにおいて、収容しているトナーが不足した場合、未使用のトナーカートリッジ15に交換する必要がある。未使用のトナーカートリッジ15は図3に示す開口部72が閉じられた状態となっている。
このとき、図3に示すトナーカートリッジ15のインナーカートリッジ75は、図9に示すスポンジシャッタ90の反対側に、図10に示すように(ΔD/2)ずれた状態となっている。
しかし、本実施例では、第2のシール貼付部94は、スポンジシャッタ90側に(ΔD/2)延ばした略楕円形状としているため、スポンジシャッタ90およびスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当接状況は図11(a)および図11(b)に示すようになり、スポンジパイプ91の当込み量はスポンジシャッタ90の貼付面である第1のシール貼付面93側の領域101でも低下しない。
また、画像形成ユニットに設けられた図2に示す現像部13に装着されて開口部72が開口した状態であっても、図12(a)および図12(b)に示すように、第2のシール貼付部94はスポンジシャッタ90側に(ΔD/2)延ばした略楕円形状としているため、開口部72が閉口している状態と同様に、スポンジパイプ91の当込み量はスポンジシャッタ90の貼付面である第1のシール貼付面93側の領域101でも低下しない。
このように、本実施例のトナーカートリッジは、カバーカートリッジ70内でインナーカートリッジ75が回動されて、いかなる位置にあっても、すなわちトナー排出口75が開閉どのような状態であっても、図13に示すように、スポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量は低下しないため、常に安定したシール性を確保することができる。
なお、図13は、第1の実施例におけるスポンジパイプ当込み量のグラフであり、縦軸はスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量を表し、横軸はスポンジパイプ91の周方向の位置を表している。
本実施例では、図13に示すように、スポンジシャッタ90が取り付けられた側のスポンジパイプ91の位置を含め、スポンジパイプ91のすべての位置において、規定値以上のスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量を確保することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、第2のシール貼付部はスポンジシャッタ側に延びた略楕円形状に形成されているため、スポンジパイプのカバーカートリッジへの当込み量はスポンジシャッタの貼付面である第1のシール貼付面側の領域でも低下せず、安定したシール性を確保することができ、トナーの漏れを抑制することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と比較し、インナーカートリッジの第2のシール貼付部の形状が異なっている。その第2の実施例の構成を図14の第2の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図14は図3における平面AAによる断面図である。
図14において、カバーカートリッジ70の摺動口74におけるインナーカートリッジ75を摺動可能に支持する内周面の直径はD1であり、中心軸O1を中心として形成されている。また、カバーカートリッジ70の摺動口74において摺動可能に支持されるインナーカートリッジ75の外周面の直径はD2であり、中心軸O2を中心として形成されている。カバーカートリッジ70の中でインナーカートリッジ75を低負荷で摺動させるために、直径D1≧直径D2としている。
本実施例では、インナーカートリッジ75に設けられた第2のシール貼付部94を、半径r1の真円とし、その真円の中心軸をスポンジシャッタ90が取り付けられている方向に(ΔD(=直径D1−直径D2)/2)ずらして摺動口74におけるインナーカートリッジ75を摺動可能に支持する内周面の中心軸O1と一致させて形成した。すなわち、第2のシール貼付部94は、その中心軸が、インナーカートリッジ75の回転摺動される軸(中心軸O2)に対してスポンジシャッタ90が取り付けられている方向に、偏心量を(ΔD/2)として偏心した真円形状に形成されている。
そのため、スポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量は、スポンジパイプ91の全周にわたって均一となり、スポンジシャッタ90の貼付面である第1のシール貼付面93側でも低下することなく、また第1の実施例と比較してインナーカートリッジ75の形状も簡素化されている。
上述した構成の作用について説明する。
なお、画像形成装置としてのプリンタの動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
トナーカートリッジの動作を図15の第2の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図、図16および図17の第2の実施例におけるカバーカートリッジおよびインナーカートリッジの断面図および図14に基づいて説明する。なお、図15は図14におけるEE断面図、図16(a)および図17(a)は図14におけるFF断面図、図16(b)および図17(b)は図14におけるGG断面図である。
図1に示す画像形成ユニット9Bk、9Y、9M、9Cにおいて、収容しているトナーが不足した場合、未使用のトナーカートリッジ15に交換する必要がある。未使用のトナーカートリッジ15は図3に示す開口部72が閉じられた状態となっている。
このとき、図3に示すトナーカートリッジ15のインナーカートリッジ75は、図14に示すスポンジシャッタ90の反対側に、図15に示すように(ΔD/2)ずれた状態となっている。
しかし、本実施例では、第2のシール貼付部94は、半径r1の真円であり、その真円の中心軸をスポンジシャッタ90が取り付けられている方向に(ΔD/2)ずらして摺動口74におけるインナーカートリッジ75を摺動可能に支持する内周面の中心軸O1と一致させているため、スポンジシャッタ90およびスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当接状況は図16(a)および図16(b)に示すようになり、スポンジパイプ91の当込み量はスポンジシャッタ90の貼付面である第1のシール貼付面93側の領域102でも低下することなく、スポンジパイプ91の全周にわたって均一である。
また、画像形成ユニットに設けられた図2に示す現像部13に装着されて開口部72が開口した状態であっても、図17(a)および図17(b)に示すように、第2のシール貼付部94は半径r1の真円であり、その真円の中心軸をスポンジシャッタ90が取り付けられている方向に(ΔD/2)ずらして摺動口74におけるインナーカートリッジ75を摺動可能に支持する内周面の中心軸O1と一致させているため、開口部72が閉口している状態と同様に、スポンジパイプ91の当込み量はスポンジシャッタ90の貼付面である第1のシール貼付面93側の領域102でも低下することなく、スポンジパイプ91の全周にわたって均一である。
このように、本実施例のトナーカートリッジは、カバーカートリッジ70内でインナーカートリッジ75が回動されて、いかなる位置にあっても、すなわち排出口77が開閉どのような状態であっても、図18に示すように、スポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量は低下しないため、常に安定したシール性を確保することができる。
なお、図18は、第2の実施例におけるスポンジパイプ当込み量のグラフであり、縦軸はスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量を表し、横軸はスポンジパイプ91の周方向の位置を表している。
本実施例では、図18に示すように、スポンジシャッタ90が取り付けられた側のスポンジパイプ91の位置を含め、スポンジパイプ91の全周にわたって、常に規定値以上のスポンジパイプ91のカバーカートリッジ70への当込み量を確保することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第2のシール貼付部の中心軸を、スポンジシャッタが取り付けられている方向にずらし、カバーカートリッジの摺動口においてインナーカートリッジを摺動可能に支持する内周面の中心軸と一致させるようにしたことにより、スポンジパイプのカバーカートリッジへの当込み量はスポンジシャッタの貼付面である第1のシール貼付面側の領域でも低下することなく、スポンジパイプの全周にわたって均一となり、安定したシール性を確保することができ、トナーの漏れを抑制することができるという効果が得られる。
また、第2のシール貼付部の形状を真円としたことにより、形状が簡素化され、製造上の精度を向上させることができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られることなく、トナーカートリッジを有する複写機、ファクシミリ装置、複合機等としても良い。
9 画像形成ユニット
10 プリンタ
11 感光体ドラム
11a ドラムシャフト
12 帯電ローラ
13 現像部
14 クリーニングブレード
15 トナーカートリッジ
16 現像ローラ
18 トナー供給ローラ
19 回転止め
20 筐体
34 転写ユニット
35 定着器
70 カバーカートリッジ
71 係合部
72 開口部(第1の開口部)
74 摺動口(第2の開口部)
75 インナーカートリッジ(開閉部材)
77 排出口
78、79 ストッパ
90 スポンジシャッタ(弾性部材)
91 スポンジパイプ(封止部材)
93 第1のシール貼付部
94 第2のシール貼付部(固着部)

Claims (9)

  1. 現像剤を収容し、前記現像剤を排出する第1の開口部と、前記第1の開口部と略直交した面に円形状の第2の開口部とを有する現像剤収容部材と、
    略円筒形状の外周面に現像剤を排出する排出口と、前記第1の開口部より大きい弾性部材とを有し、
    前記第2の開口部内で回転摺動可能に支持され、
    前記第1の開口部と前記弾性部材とを当接させて前記第1の開口部を閉塞し、
    前記第1の開口部と前記排出口とを連通させて現像剤を排出する開閉部材とを備え、
    前記開閉部材は、
    前記第2の開口部の内壁面に当接して前記第2の開口部を閉塞する封止部材と、
    前記封止部材を取り付ける固着部とを有し、
    前記固着部は、前記封止部材を前記第2の開口部の内壁面の全内周にわたって当接させることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記固着部は、前記弾性部材が取り付けられている方向に張り出した形状に形成されていることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  3. 請求項2に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記固着部の張り出し量は、前記第2の開口部の内径と、前記第2の開口部で支持される前記開閉部材の外径との差の2分の1であることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  4. 請求項1に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記固着部は、中心軸が前記回転摺動される軸に対して前記弾性部材が取り付けられている方向に偏心した真円形状に形成されていることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  5. 請求項4に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記固着部の偏心量は、前記第2の開口部の内径と、前記第2の開口部で支持される前記開閉部材の外径との差の2分の1であることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記固着部は、前記封止部材の幅よりも広く、前記開閉部材の外周面よりも小さい溝形状であることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像剤カートリッジにおいて、
    前記封止部材は、環状の弾性体であることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像剤カートリッジを着脱自在に備えた
    ことを特徴とする画像形成ユニット。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像剤カートリッジを着脱自在に備えた画像形成ユニットを有することを特徴とする画像形成装置。
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