JP2015217497A - フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム - Google Patents

フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015217497A
JP2015217497A JP2014104474A JP2014104474A JP2015217497A JP 2015217497 A JP2015217497 A JP 2015217497A JP 2014104474 A JP2014104474 A JP 2014104474A JP 2014104474 A JP2014104474 A JP 2014104474A JP 2015217497 A JP2015217497 A JP 2015217497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
determination
tightening
bolts
skill
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014104474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6166222B2 (ja
Inventor
正則 二井
Masanori Futai
正則 二井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2014104474A priority Critical patent/JP6166222B2/ja
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Priority to KR1020167029322A priority patent/KR101747622B1/ko
Priority to PCT/JP2015/002105 priority patent/WO2015177965A1/ja
Priority to MYPI2016704083A priority patent/MY162144A/en
Priority to EP15796589.8A priority patent/EP3147080B1/en
Priority to PL15796589T priority patent/PL3147080T3/pl
Priority to CN201580025542.7A priority patent/CN106457537B/zh
Priority to US15/312,357 priority patent/US9897501B2/en
Priority to TW104114247A priority patent/TWI637155B/zh
Publication of JP2015217497A publication Critical patent/JP2015217497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6166222B2 publication Critical patent/JP6166222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/0061Force sensors associated with industrial machines or actuators
    • G01L5/0071Specific indicating arrangements, e.g. of overload
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/0028Force sensors associated with force applying means
    • G01L5/0033Force sensors associated with force applying means applying a pulling force
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/24Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for determining value of torque or twisting moment for tightening a nut or other member which is similarly stressed
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • G09B19/24Use of tools

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

【課題】フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムを提供する。【解決手段】複数のボルト3に個別に対応して設けられた各歪ゲージ(締付力検出器)の出力信号を受信し、各ボルト3の締付作業開始時から締付作業完了時までの各出力信号の変化の推移を示す複数の計測結果を得る計測部50aと、各計測結果を演算して各ボルト3の締付作業中の各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、各ボルト3の締付作業完了時の各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、各ボルト3の締付作業完了時の各締付力の程度を示す第三演算結果とを各技能判定項目として得る演算部50bと、各技能判定項目を判定基準と照合して被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定する判定部50cと、前記判定結果を出力する出力部(表示部6)とを備える、フランジ締結スキル判定装置1とする。【選択図】図6

Description

本発明は、フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムに関する。
生産工場等の現場では、例えば、一対の配管のフランジをガスケットを介して突き合わせた状態で、複数のボルトを締め付けることにより、配管同士が連結されている。このようなボルトによるフランジの締結作業は、一般には、作業者の手作業によってなされている。
長期にわたり安定した配管の連結状態を保ち、配管のリーク(フランジ漏れトラブル)を防止するためには、一対の配管のフランジにおいて各ボルトを適正に締め付けるとともに、メンテナンス時や定修工事時等において各ボルト締付状態を確認することが重要である。このため、例えば特許文献1及び2には、一対のフランジの間に配するガスケットに電極や圧力センサを配し、フランジを締結している各ボルトの締付状態を監視する構成が開示されている。
特許第4699935号公報 特開平9−329281号公報
一対の配管のフランジを締結するボルトの締付状態が悪いと、例えば、ヒートサイクルを数回受けただけでリークを生じる等、装置及びプラントの運転継続に問題を生じうる。また、石油化学型プラントの定期修理工事では、ボルトで締結する配管のフランジの数は千数百箇所に上る場合があり、各配管のフランジ毎に各ボルトの締付状態を検査することは困難である。従って、フランジの締結不具合を防止し、適切なフランジの締結状態を得る目的で、フランジのボルトの締付作業を行う前に作業者のフランジの締結に係るスキル(技量)を予め判定できれば、高い工事品質を得るための作業者の人材選定を適切に行う上で有用である。この点、上記した特許文献1及び2では、締結後のボルトの締付状態を監視する構成と、フランジ締結後のボルトの締付力を計測する構成とを開示するに留まっており、作業者のボルトの締付に係るスキルを予め判定することは想定されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、フランジの締結作業において、作業者のフランジの締結に係るスキルの判定を、客観的且つ明確に行うことが可能なフランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るフランジ締結スキル判定装置は、フランジを連結するために締め付けられる複数のボルトに対し、個別に対応して設けられた各締付力検出器から、被験者の前記複数のボルトの締付作業に伴って出力される出力信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した、前記複数のボルト各々の締付作業開始時から締付作業完了時までの各々の前記出力信号の変化の推移を示す複数の計測結果を得る計測部と、複数の前記計測結果を演算して、前記複数のボルトの締付作業中における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、前記複数のボルトの締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果と、をそれぞれ技能判定項目として得る演算部と、各々の前記技能判定項目を判定基準と照合した結果に基づき、前記各ボルトの締付作業に係る被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を出力する出力部とを備える。
また、本発明の一態様に係るフランジ締結スキル判定プログラムは、フランジを連結するために締め付けられる複数のボルトに対し、個別に対応して設けられた各締付力検出器から、被験者の前記複数のボルトの締付作業に伴って出力される出力信号を受信し、前記受信した前記複数のボルト各々の締付作業開始時から締付作業完了時までの各々の前記出力信号の変化の推移を示す複数の計測結果を得るとともに、複数の前記計測結果を演算して、前記複数のボルトの締付作業中における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、前記複数のボルトの前記締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果と、をそれぞれ技能判定項目として得る演算ステップと、各々の前記技能判定項目を判定基準と照合した結果に基づき、前記各ボルトの締付作業に係る被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定する判定ステップと、前記判定ステップで得られた前記判定結果を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
上記本発明の各態様におけるフランジ締結スキル判定装置またはフランジ締結スキル判定プログラムでは、フランジを連結するために締め付けられる各々のボルトの締付開始から締付作業完了までの締付力検出器の出力信号の変化の推移を示す計測結果を得るとともに、複数の前記計測結果を演算して所定の演算結果を得る。従って、前記演算結果には、各ボルトの締付作業中における締付力の経時的な変化の推移が示される。
ここで、前記複数のボルトの締付作業中における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第一演算結果を技能判定項目として用いることで、締付作業の不良に伴って発生しうる、いわゆるフランジローテーション(ガスケットの局所的な面圧集中による不具合)等の問題を発生しうるか否かを評価することができる。
また、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第二演算結果を技能判定項目として用いることで、いわゆるボルトの片締めの問題が発生しうるか否かを評価することができる。
さらに、前記複数のボルトの前記締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果を技能判定項目として用いることにより、適切な締付力でボルトを締め付けできるか否かを評価することができる。
この各技能判定項目を用い、ボルトの締付作業に係る被験者の技能が3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定することにより、従来は評価が困難であった、ボルトの締付作業自体に対する評価を行うことが可能となる。よって、単に締付後のボルトの締付力が適切か否かの評価に留まらず、被験者の有する経験や勘とは無関係に、被験者が有するボルト締付作業のスキルを客観的且つ明確に評価できる。これにより、ボルトの締付作業に最適な人材の選定を適切に行うことができる。
また、各々の前記技能判定項目を判定基準と照合した結果に基づき、ボルトの締付作業に係る被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定し、その判定結果を出力することによって、被験者が有するボルト締付作業のスキルが単に所定の判定基準に対して合格または不合格のいずれに該当するかだけでなく、被験者が有するボルト締付作業のスキルが具体的にどのようなレベルにあるかを迅速且つ明確に評価することもできる。
結果として、上記本発明の各態様におけるフランジ締結スキル判定装置またはフランジ締結スキル判定プログラムによれば、作業者のフランジの締結に係るスキルの判定を、客観的且つ明確に行うことが可能なフランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムを提供できる。
実施形態1に係るフランジボルト締結スキル判定装置の構成を示す模式図である。 フランジ締結スキル判定装置の構成を示す機能ブロック図である。 フランジ締結スキル判定プログラムによるフランジ締結スキル判定装置の動作の全体的なフローチャートである。 判定ステップにおけるフローチャートである。 出力ステップにおける表示部の表示内容(判定画面)を示す図である。 出力ステップにおける表示部の表示内容(グラフ判定画面)を示す図である。 実施形態2に係る表示部の表示内容を示す図である。 実施形態3に係る表示部の表示内容を示す図である。
以下、本発明の実施形態を各図を参照して説明する。
<実施形態1>
[フランジ締結スキル判定装置1の構成]
図1及び図2に、実施形態1に係るフランジ締結スキル判定装置1(以下、「判定装置1」と称する。)を示す。判定装置1は、ダミーフランジ2と、ダミーフランジ2に取り付けられた複数の締付力検出器付ボルト3(以下、「ボルト3」と称する。)と、ボルト3から延びる配線が接続された受信部4と、受信部4に接続されたパーソナルコンピュータ5(以下、「PC5」と称する。)と、PC5に接続された表示部6及び入力手段7とを備える。
ダミーフランジ2は、実際の配管の端部を模した形状及び構造を有する。ここでは一例として、ダミーフランジ2は、一対の環状のフランジを有する。各フランジは、一定の面幅を有し、周方向に等間隔に複数(一例として8カ所)の挿通孔が形成されている。各フランジは、不図示のガスケットを挟んで対向配置される。
ボルト3は、軸部に不図示の締付力検出器が埋設されている。この締付力検出器は、一例として、公知の温度補正3線式の歪ゲージを用いて構成されている。通電状態にある歪ゲージからは、その電気抵抗値が出力信号として出力される。ボルト3の締め付けに伴って歪ゲージが歪むと、歪ゲージの電気抵抗が変化し、歪ゲージの出力信号が変化する。判定装置1では、複数のボルト3(一例として8本のボルト3a〜3h)を用いている。各ボルト3は、ダミーフランジ2における各フランジの各挿通孔に挿通される。被験者は、判定試験のフランジ締結作業として、各ボルト3にナットを螺合し、スパナSで各組のボルト3及びナットを締め付ける。これにより、ダミーフランジ2の一対の環状のフランジが、ガスケットを挟んで締結される。以下では、一組のボルト3及びナットを締め付けることを、単に「ボルト3を締め付ける」と称する。
判定装置1において、ボルト3に埋設された歪ゲージは、ボルト3の軸方向の歪を検出する。フランジの締結作業においては、ダミーフランジ2における一対の環状のフランジに挟まれたガスケットの反発力等により、ボルト3が軸方向に歪む。すなわち、歪ゲージの出力信号(歪ゲージで検出される歪)は、ボルト3及びナットの締付力(フランジ締結面の面圧)に対応する。
受信部4は、各ボルト3の歪ゲージから延びる配線が接続されており、各ボルト3の締付作業に伴って各歪ゲージから出力される出力信号を受信する。受信部4は、一例として公知のデータ収集インターフェース(DAQ)で構成され、受信した各ボルト3の歪ゲージからの出力信号をAD変換してPC5側に送信する。
PC5は、受信部4に接続され、AD変換後の各ボルト3の歪ゲージからの受信信号を受信部4より取得する。PC5は、汎用コンピュータの一例であって、図2に示すように、受信部4と、表示部6と、入力手段7とに接続された処理部50と、処理部50がアクセス可能に配された記憶部51とを備える。処理部50は、PC5におけるCPUを含んで構成される。図2に示すように、処理部50は、機能的には、計測部50aと、演算部50bと、判定部50cとを有する。記憶部51は、例えば、ハードディスクまたは不揮発性メモリを用いて構成される。記憶部51には、所定のフランジ締結スキル判定プログラム(以下、「判定プログラム」と称する。)と、当該判定プログラムで用いる複数の判定基準とが格納されている。処理部50の計測部50aと、演算部50bと、判定部50cとは、判定装置1の駆動時において、判定プログラムに基づいて機能する。さらに、記憶部51には、複数の被験者のID情報と、被験者毎に判定試験中に受信部4で受信した各測定結果と、判定装置1の処理部50が判定プログラムに基づいて演算する第一、第二及び第三演算結果と、これらの各演算結果に基づいて処理部50が判定した判定レベル結果とが、互いに関連付けられて格納されている。
尚、PC5には、オペレータが入力情報を入力するための入力手段7が、処理部50に接続されるように配されている。入力手段7は、一例としてキーボードで構成される。
表示部6は、判定装置1の出力部の一例であって、処理部50の計測データ及び演算結果、並びに判定結果が出力(表示)される。表示部6は、一例として液晶モニタで構成される。
[判定試験の流れ]
図3に示す動作フローに基づき、判定プログラムを用いた判定装置1による、フランジ締付スキル判定試験(以下、「判定試験」と称する。)の実施の概要を説明する。
判定試験は、まず判定装置1を起動させた状態とし、処理部50に記憶部51に格納されている判定プログラムを読み込ませる。さらに、試験官または判定装置1の入力者(以下、「オペレータ」と称する。)が入力手段7を介し、被験者のID情報を判定装置1に入力する。このID情報には、一例として、被験者の氏名及び判定試験の実施日等の情報が含まれる。
オペレータは、被験者のID情報を入力後、入力手段7を操作して入力完了の旨を判定装置1に入力する。これにより判定装置1の処理部50は、ID情報が完了したと判断する(S1)。
その後、計測部50aは、判定プログラムに基づいて計測ステップを実行し、受信部4を通じて、各ボルト3に対応する各々の歪ゲージの出力信号の変化の推移を連続的に計測する。また、処理部50は、その計測データを記憶部51に記憶する(S2)。一方、オペレータは、前記入力完了の旨の入力後、被験者にスパナSを用いてダミーフランジ2の各ボルト3の締付作業を開始するように指示する。
ここで被験者は、フランジ締結作業において、1本のボルトを1回の締付作業で目標締付力Ftargetまで締め付けるのではなく、1本のボルトの締結作業をm回の単位締付動作に分けて段階的に実施する(但し、m>1)。そして、例えば、アメリカ機械学会(ASME)または日本高圧力技術協会の団体規格(HPIS)等に記載されている、いわゆるラウンド法によるボルトの締付順序のように、n本のボルトに対して順々に単位締付動作を行う周回作業をm回繰り返すことで、n本のボルトを目標締付力Ftargetまで締め付ける。このように、複数且つ同数の単位締付動作を繰り返して各ボルト3の締付を行うので、各ボルト3の締付力は、各単位締付動作とともに段階的に変化する。よって、各ボルトの各歪ゲージの出力信号の信号値も、各ボルト3の各単位締付動作とともに段階的に推移する。
被験者が全てのボルト3について締付作業を完了したら、オペレータは、入力手段7から全てのボルト3(8本のボルト3a〜3h)の締付作業を完了した旨を入力する。これにより、処理部50は、計測ステップを終了する(S3)。
尚、判定プログラムでは、S2における測定の開始時点から計測部50aに時間を計測させ、一定時間(例えば600秒)が経過した時点で計測部50aに計測を自動的に終了させることもできる(S3)。
続いて、演算部50bは、判定プログラムに基づき、記憶部51に記憶した上記各計測結果を演算し、以下の3つの演算結果を得るための演算ステップを実施する(S4)。
具体的に、演算部50bは、各ボルト3の締付作業中における各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、各ボルト3の締付作業完了時における各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、各ボルト3の締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果とを技能判断項目として得る。以降、便宜上、第一演算結果を「α」、第二演算結果を「β」、第三演算結果を「γ」と表記する。ここでαは、フランジローテーションの発生を抑制できる各ボルト3の締付をしているか否かを評価できる。βは、全てのボルト3について平均的に締付がなされているか否かを評価できる。γは、ダミーフランジ2の一対の環状フランジ間に配されたガスケットが要求する最低締付面圧まで各ボルト3が締め付けられているか否かを評価できる。
次に、判定部50cは、判定プログラムに基づき、判定部として判定ステップを実行する(S5)。具体的に判定部50cは、演算ステップで得られたα、β、γをそれぞれ技能判断項目として用い、各技能判定項目を予め用意した判定基準と比較し、その比較結果に基づき、ボルトの締付作業に係る被験者の技能が、3つ以上に分けて用意されたいずれの技能レベルであるかを判定する。各判定基準は、詳細を後述するように、例えば段階的な複数の数値範囲とすることができる。
次に、処理部50は、出力ステップを実行し、判定部50cによる判定結果を表示部6に出力させる(S6)。以上で判定装置1は、判定試験を終了する。オペレータ及び被験者等は、表示部6の表示内容により判定結果を知ることができる。
以下、特に判定ステップ(S5)と出力ステップ(S6)の詳細について順に説明する。
[判定ステップ]
演算ステップで得られるαは、各ボルト3の締付作業中における各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきに対応しているので、αには、各ボルト3の締付力の経時的な変化の推移が示される。従って、β及びγにαを加えた3つの技能判定項目を用いることで、判定ステップでは、被験者の各ボルト3の締付に係るスキルを多角的なデータで捉えることが可能となり、前記スキルを各判定基準と照合することで的確に評価できる。
以下、判定装置1の判定ステップについて、図4に例示する判定ステップのフローを用いて具体的に説明する。
図4に示すフローでは、判定部50cは、判定プログラムに基づき、一例として、α、β、γの順に、それぞれの値が予め成績の優劣の段階に合わせて用意した3つ以上の段階の数値範囲のいずれに属するかを判定する。そしてα、β、γのうち、先行するいずれかの技能判定項目が、比較の結果、NGであると判定された場合には、後続するその他の技能判定項目の判定を行わないで当該フローを終了する。
ここで、具体例として、演算ステップ(S4)では、各ボルト3を目標締付力Ftargetで締め付けた際の出力信号の信号値を100%とし、α[%]と、β[%]と、γ[%]とを以下の演算結果として得る。
α[%]:各ボルト3の締付作業中における各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきとして、各ボルト3の締付作業中のいずれかの単位締付動作の完了時における各ボルト3の各々の歪ゲージの出力信号値のうちの最大値と最小値の差。ここでは、一例として、各ボルト3の締付作業中の全ての単位締付動作の完了時の前記出力信号値における最大値と最小値との最大差のものを用いる。
β[%]:各ボルト3の締付作業完了時における各々の歪ゲージの出力信号値のばらつきとして、各ボルト3の締付作業完了時(フランジ締結作業完了時)において各々の歪ゲージより出力される各出力信号値のうちの最大値と最小値との差。
γ[%]:各ボルト3の締付作業完了時における各締付力の程度として、各ボルト3の締付作業完了時(フランジ締結作業完了時)の締付力の目標締付力Ftargetに対する割合。
ボルト3の目標締付力Ftargetの値は、適宜設定することが可能であるが、例えば、ダミーフランジ2の一対の環状フランジ間に挟み込むガスケットの推奨締付面圧に対応したボルト3の締付力の値に設定可能である。α[%]、β[%]、γ[%]は、上記以外の演算結果として得ることも可能である。以下の例では、一例として、Ftargetの60%をガスケットの推奨締付面圧と同じとした。
また、判定装置1では、各技能判定項目の判定基準として、4つの判定基準をそれぞれ用いる。具体的には、α[%]をレベル判定するため、一例として、「A1」(13%以内)、「A2」(13%超16%以内)、「A3」(16%超20%以内)、「A4」(20%超)の4つの数値範囲を各判定基準として用いる。また、β[%]をレベル判定するため、一例として、「B1」(10%以内)、「B2」(10%超15%以内)、「B3」(15%超20%以内)、「B4」(20%超)の4つの数値範囲を各判定基準として用いる。さらに、γ[%]をレベル判定するため、一例として、「C1」(51%以上70%以内)、「C2」(46%以上75%以内)、「C3」(36%以上65%以内)、「C4」(36%未満または75%超)の4つの各数値範囲を各判定基準として用いる。尚、γの「C1」〜「C3」の各数値範囲は、一例として、互いに部分的に重畳させており、α及びβと併せてγを判定することにより、被験者のレベル判定を行えるようにしている。このように、実施形態1では、αは、A1、A2、A3、A4の順に、レベルが低くなる。また、βは、B1、B2、B3、B4の順に、レベルが低くなる。さらに、γは、C1、C2、C3、C4の順に、レベルが低くなる。
判定ステップでは、一例として、α[%]を「A1」と判定し、且つ、β[%]を「B1」と判定し、且つ、γ[%]を「C1」と判定した場合にのみ、被験者の技能が、最高ランクの「III判定」に相当する技能レベルであると判定する。また、判定ステップでは、一例として、α[%]を「A2以上」と判定し、且つ、β[%]を「B2以上」と判定し、且つ、γ[%]を「C2以上」と判定し、且つ、「III判定」に相当しない場合に、「II判定」に相当する技能レベルであると判定する。また、判定ステップでは、一例として、α[%]を「A3以上」と判定し、且つ、β[%]を「B3以上」と判定し、且つ、γ[%]を「C3以上」と判定し、且つ、「III判定」及び「II判定」のいずれにも相当しない場合に、「I判定」に相当する技能レベルであると判定する。さらに、判定ステップでは、一例として、α[%]を「A4」と判定した場合と、β[%]を「B4」と判定した場合と、γ[%]を「C4」と判定した場合のいずれかの場合に、「NG」に相当する技能レベルであると判定する。
以下、フローチャートを使用して、具体例を説明する。判定部50cは、各技能判定項目のうち、まずα[%]が「A1」か否かを判断し(S50)、「A1」であると判断した場合には、β[%]が「B1」か否かを判断(S51)し、「B1」であると判断した場合には、γ[%]が「C1」か否かを判断し(S52)、「C1」であると判断した場合には、被験者の技能が最高ランクの「III判定」に相当する技能レベルであると判定し(S53)、当該フローを終了する。
一方、図4に示すように、判定部50cが、α[%]が「A2」であると判断した場合(S54)、または、β[%]が「B1」でないと判断した場合には(S51)、判定部50cは、β[%]が「B2」以上であるか否かを判断し(S55)、「B2以上」であると判断した場合には、γ[%]が「C2以上」である否かを判断し(S56)、「C2以上」であると判断した場合には、被験者の技能が「III判定」の次に劣位する「II判定」に相当する技能レベルであると判定し(S57)、当該フローを終了する。このように、図4に示すフローの例では、α[%]が「A2」であれば、β[%]及びγ[%]の判断結果に関わらず、「III判定」は得られない設定としている。
或いは、判定部50cは、α[%]が「A3」であると判断した場合(S61)、またはβ[%]が「B2以上」でないと判断した場合には(S55)、判定部50cは、β[%]が「B3以上」であるか否かを判断し(S58)、「B3以上」であると判断した場合には、γ[%]が「C3以上」であるか否かを判断し(S59)、「C3以上」であると判断した場合には、被験者の技能が「II判定」の次に劣位する「I判定」に相当する技能レベルであると判定し(S60)、当該フローを終了する。
尚、判定部50cは、S61でα[%]が「A3」でないと判断した場合、α[%]が「A4」であると判断する(S62)。また、判定部50cは、S58でβ[%]が「B3」でないと判断した場合、β[%]が「B4」であると判断する(S63)。或いは、判定部50cは、S59でγ[%]が「C3以上」でないと判断した場合、γ[%]が「C4」であると判断する(S64)。判定部50cは、S62〜S64のいずれかの判断を実行した後、被験者の技能を「NG判定」に相当する技能レベルであると判定し(S65)、当該フローを終了する。
このように判定装置1では、判定部50cが技能判定項目であるα、β、γを各判定基準と照合した結果に基づき、各ボルト3の締付作業に係る被験者の技能が3つ以上の技能レベル(「III判定」、「II判定」、「I判定」、「NG判定」)のいずれに対応するかを判定する。ここで「III判定」は、例えば、単独で渦巻きガスケットを用いた工場の全てのラインの配管におけるボルトの締付作業が行える技能レベルである。「II判定」は、例えば、単独で渦巻きガスケットを用いたフランジにおけるボルトの締付作業は行えないが、単独でジョイントシートガスケットを用いたフランジにおけるボルトの締付作業が行える技能レベルである。「I判定」は、例えば、「II判定」以上の技能レベル保持者との共同作業のみにおいてフランジに対するボルトの締付作業が行えるが、「III判定」の技能レベル保持者とペアであっても、渦巻きガスケットを用いたフランジにおけるボルトの締付作業は行えない技能レベルである。「NG判定」は、例えば、ボルトの締付作業は行えず、フランジ面とボルトとナットとの手入れ等の作業は行える技能レベルである。作業現場では、例えば、各技能レベルを表示したシールを視認しやすいヘルメットの位置に予め貼っておくことで、各作業者の技能レベルを容易に確認することができる。
このように、判定装置1では、単に締結後のボルトの締付状態を監視または計測するのではなく、従来は評価が困難であった、フランジの締結作業自体の評価を行うことが可能である。特に、判定装置1では、αを技能判定項目として用いた判定ステップを行うことにより、締付作業中の一の時点における各ボルト3の締付力のばらつき度合を評価することができる。これにより、あるボルトを急激に締め付けることで発生しうるフランジローテーション等の発生を招くか否かを判定できる。
さらに、判定装置1では、βを技能判定項目として用いた判定ステップを行うことで、締付作業完了時(フランジ締結作業完了時)における各ボルト3の締付力のばらつき度合が一定以上存在する場合に発生しうる片締め等の発生を招くか否かを判定できる。
また、判定装置1では、γを技能判定項目として用いた判定ステップを行うことで、ボルトの締付力の不足によって発生しうる配管漏れ等の問題の発生を招くか否かを判定できる。
結果として、判定装置1及び判定プログラムによれば、被験者のボルト締付作業に係る経験や勘とは無関係に、被験者が有するフランジ締結作業のスキルを客観的且つ明確に評価することができる。よって、フランジ締結作業に最適な人材の選定を適切に行うことが可能である。
尚、上記したα、β、γの各判定基準の数値範囲(A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4)は当然ながら例示に過ぎず、これらの少なくともいずれかを適宜変更することができる。
[出力ステップ]
図5に示すように、処理部50は、出力ステップにおいて表示部6に判定画面10を表示させる。判定画面10は、第一表示部11と、第二表示部12と、第三表示部13と、第四表示部14と、第五表示部15とを含む。
第一表示部11には、試験日と、受験者氏名と、試験官と、判定結果とが示される。
第二表示部12には、締付作業中の各時点での8本の各ボルト3(ボルト3a〜3h)の締付力の計測結果がグラフィックでそれぞれ表示される。
第三表示部13には、目標締付力Ftargetを100%とした場合の当該目標締付力Ftargetに対する各ボルトの締付力の割合[%]が、所定の数値範囲毎(一例として、5%ごと)に異なる背景色の色表示を伴って表示される。また、第三表示部13には、各ボルト3(ボルト3a〜3h)の締付力[%](目標締付力Ftargetに対する割合)のばらつき度合が併せて表示される。この第三表示部13におけるばらつき度合の値は、全ボルト3の締付作業完了後においてはβ[%]の値として表示される。
第四表示部14には、判定試験の経過時間が示される。第五表示部15には、第三表示部13で表示した各背景色が、目標締付力Ftargetに対する各ボルト3の締付力の割合[%]におけるどの数値範囲に対応するかを確認するための色見本が示される。
処理部50は、出力ステップで判定画面10を表示部6に表示させるとともに、判定画面10中の第一表示部11に、図4のフローにおけるS53、S57、S60、S65のいずれかのステップで処理部50が判定した判定結果を表示する。この第一表示部11の表示内容により、被験者の判定試験の結果を知ることができる。
図6に示すように、オペレータが判定画面10中のグラフ表示ボタン16を選択することで、グラフ判定画面20が判定画面10の上に重ねて表示される。グラフ判定画面20の中央に表示される第六表示部21は、一例として、判定試験におけるボルト締付作業の経過時間[sec]を横軸に表示し、ガスケット面圧(Gasket Load)[Mpa]を左側縦軸に表示し、各ボルト3の目標締付力Ftargetを100%とした場合における、Ftargetに対する各ボルトの締付力の割合[%]を右側縦軸とした二次元座標系のグラフを表示する。第六表示部21の右側縦軸は、選択ボタン22を操作することで、締付力の測定値[Mpa]を選択することもできる。第六表示部21では、各ボルト3のデータが互いに異なる態様、具体的には、互いに異なる色表示にて、経過時間とともに連続的に曲線状に表示される。これにより、第六表示部21では、各ボルト3の締付に伴う演算ステップS5の各技能判定項目(α、β、γ)の値が容易に確認できるようになっている。
具体的に、第六表示部21では、締付作業中の一の時点における各ボルト3の締付力のばらつきを、右側縦軸のスケールを用いながら比較することにより、α[%]を導出できる。これにより、判定試験の結果において、例えば、ある締付作業中の時点でのα[%]がA1〜A4のいずれの数値範囲に該当するかをオペレータ及び被験者等が判定できる。一例として、α[%]がA4に該当し、且つその値が25%を超えていると、渦巻きガスケットを使用した場合にフープの外周が潰れ、シール面積の減少によりガスケットのシール性能が低下するおそれがあることをオペレータが判定できる。このように、判定画面10を表示させた場合には、オペレータは、第三表示部13におけるばらつき度合[%]を見ることによってα[%]を確認できる。
尚、オペレータは、判定試験の締付作業中に判定画面20を表示させることで、リアルタイムで被験者の単位締付動作を検討することができる。一例として、オペレータは、フランジ締結作業の第1回目の周回作業におけるいずれかのボルト3について行った単位締付動作によって、締付力の変化量ΔFが目標締付力Ftargetの25%を超えたことを確認した際には、直ちに判定試験を終了させることが可能である。
第六表示部21では、各ボルト3の締付作業完了時の締付力の割合が、γ[%]として表示される。これにより判定試験の結果において、γ[%]がC1〜C4のいずれの数値範囲に属するかをオペレータ及び被験者等が判定できる。第二表示部12と第六表示部21の(Reference)[%]の値とを併せて見ることにより、一例として、γ[%]が目標締付力Ftargetに達していない場合には、締付力の不足によってリークを生じうるおそれがあることを確認できる。
グラフ判定画面20では、画面右側上方に配置された各ボルト3a〜3hの選択ボタン23のいずれかを選択することで、いずれかのボルトの曲線のみを表示できる。また、第六表示部21は、判定装置1を操作することで、判定試験の計測ステップ(S2)中においてもリアルタイムで確認することができる。
このように出力ステップ(S6)では、演算部50bが演算ステップで得たα、β、γを、人が確認可能な態様で表示部6が表示する。従って、例えば、オペレータ及び被験者等が表示部6の表示内容を見るだけで、被験者が有するフランジ締結作業のスキルが、単に判定基準に対する合否のいずれであるかを判定できるだけでなく、被験者が有するフランジ締結作業のスキルが、予め用意した3つ以上の技能レベルのいずれに対応するレベルにあるかを客観的及び明確に評価することが可能である。また、被験者のID情報と関連付けて当該被験者の判定試験の各データを記憶部51に記憶することにより、被験者のID情報と、当該被験者の過去の判定試験の結果とを併せていつでも確認することができる。
結果として、実施形態1によれば、作業者のフランジの締結に係るスキルの判定を、客観的且つ明確に行うことが可能なフランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムを提供できる。これにより、例えば、フランジ締結に従事する作業者の人材を適切に選定することによって、一定以上の作業品質を期待できる作業者の班編成を容易に組むことができる。これにより、ボルトの締付に関する施工不良を減少させ、工事品質の向上を図ることも可能となる。
また、被験者が自らのスキルのレベルを客観的且つ明確に確認することによって、その技術レベルの底上げを短期間に図ることが可能であるとともに、フランジ締結作業に従事する上で必要な意識レベルの向上を期待することもできる。
以下、本発明の別の実施形態について、実施形態1との差異を中心に述べる。
<実施形態2>
図7は、実施形態2に係る判定装置において、表示部6に表示されるグラフ判定画面20Aを示している。
グラフ判定画面20Aでは、空間座標系を用い、α、β、γを順に、空間座標におけるX軸、Y軸、Z軸に対応させて表示する。これにより、「III判定」、「II判定」、「I判定」のそれぞれに対応する各技能レベルの数値範囲を、立方体状の空間Q1〜Q3としてそれぞれ示している。尚、「NG判定」の数値範囲は、空間Q1〜Q3のいずれにも重ならない空間として示している。判定試験で得られた被験者のα、β、γの各値は、当該空間座標系内におけるP点の位置として示される。
このような表示内容によっても、演算部50bが演算ステップにおける演算で取得したα、β、γを、オペレータ及び被験者等が確認可能な態様で表示できる。また、各技能判定項目のα、β、γを順に、X軸、Y軸、Z軸に対応づけて表示しているので、例えば、判定部50cが判定ステップにおいて判定した被験者の判定結果の理由をグラフ判定画面20Aを用いて技能判定項目毎に容易に確認できる。尚、「III判定」、「II判定」、「I判定」を示す空間Q1〜Q3を区別し易いように、空間Q1〜Q3を互いに区別可能な態様(例えば異なる色)で表示してもよい。
<実施形態3>
図8は、実施形態3に係る判定装置において、表示部6に表示されるグラフ判定画面20Bを示している。
グラフ判定画面20Bでは、二次元座標系のグラフを用い、各技能判定項目をそれぞれ個別に且つ上下方向に並列的に表示する。これにより、各技能判定項目に対する「III判定」、「II判定」、「I判定」、「NG判定」の各判定基準の数値範囲(A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4)を併せて表示して、判定試験で得られた被験者のα、β、γの各値(図中、太線L1〜L3で示す)が各判定基準の数値範囲のどこに位置するかを表示可能としている。
このような表示内容によっても、演算部50bが演算ステップにおける演算で取得したα、β、γを、オペレータ及び被験者等が確認可能な態様で表示できる。また、α、β、γの各値を各判定基準の範囲と照合して個別且つ容易に確認でき、被験者のα、β、γのレベルが各基準範囲と比べて相対的にどのレベルにあるかを詳細に検討することができる。
<その他の事項>
実施形態1において、判定部50cは、α、β、γの順に判定を行ったが、本発明は、これに限定されない。判定部50cは、α、β、γをいずれの順で判定を行ってもよい。
実施形態1において、判定装置1における受信部4は、PC5と別体としたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、受信部4をPC5の内部に配置し、PC5の構成要素として構成してもよい。また、記憶部51もPC5の内部に配置する構成に限定されず、例えば、PC5に接続された外部のネットワーク上に記憶部を配置してもよい。
判定装置に配する出力部の構成は、いわゆるPC5のディスプレイとしての表示部6のみに限定されない。例えば、判定部50cの判定ステップにおける判定結果を、紙またはシート、或いは、各種記録媒体のいずれかに対して出力する構成であってもよい。
本発明がスキルを判定することが可能なボルトの締付作業は、当然ながら生産工場等における配管のフランジを連結するためのボルトの締付作業に限定されない。例えば、減圧チャンバ等の圧力容器やモータ軸等の回転機器等の各種構造物を密閉または連結し、或いは、組み立てるためのボルトの締付作業であっても、良好にスキル判定を行うことができる。
本発明において用いる歪ゲージは、締結に用いる複数のボルトに個別に対応して設ければよい。従って、例えば、ダミーフランジの一対のフランジの間に配するガスケットに対し、各ボルトに対応する各位置に個別に歪ゲージを設けてもよい。
上記各実施形態では、締付力検出器として歪ゲージを例示したが、締付力検出器は、歪ゲージのみに限定されず、その他の構成、例えば、圧電素子を用いることもできる。この場合、一対のフランジの間に、各ボルトに対応する位置に圧電素子をそれぞれ配置することにより、歪ゲージを用いた場合と同様の検出を行うことができる。
締付力検出器として歪ゲージを用いる場合、歪ゲージは、温度補正3線式に限定されず、その他の方式の歪ゲージを用いることもできる。
上記各実施形態では、α、β、γの3つの技能判定項目をともに用いてフランジの締結に係るスキルの判定を行ったが、場合によっては、この中から選んだ2つの技能判定項目のみを用いてフランジの締結に係るスキルの判定を行うこともできる。このような場合でも、2つの技能判定項目によって、フランジの締結に係るスキルの判定を多角的な視点から行うことが可能であり、有用である。
以上のように、本発明の一態様によれば、作業者のフランジの締結に係るスキルの判定を、客観的且つ明確に行うことが可能なフランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムを提供できる、優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できるフランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラムとして広く適用すると有益である。
1 フランジ締結スキル判定装置
2 ダミーフランジ
3、3a〜3h 締付力検出器付ボルト
4 受信部
5 パーソナルコンピュータ(PC)
6 出力部
7 入力手段
50 処理部
50a 計測部
50b 演算部
50c 判定部
51 記憶部

Claims (9)

  1. フランジを連結するために締め付けられる複数のボルトに対し、個別に対応して設けられた各締付力検出器から、被験者の前記複数のボルトの締付作業に伴って出力される出力信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した、前記複数のボルト各々の締付作業開始時から締付作業完了時までの各々の前記出力信号の変化の推移を示す複数の計測結果を得る計測部と、
    複数の前記計測結果を演算して、前記複数のボルトの締付作業中における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、前記複数のボルトの前記締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果と、をそれぞれ技能判定項目として得る演算部と、
    各々の前記技能判定項目を判定基準と照合した結果に基づき、前記各ボルトの締付作業に係る被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部とを備える、フランジ締結スキル判定装置。
  2. 前記複数のボルトの各々の前記締付作業は、複数の単位締付動作を含み、
    前記演算部は、前記複数のボルトの締付作業中のいずれかの前記単位締付動作の完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のうちの最大値と最小値との差を前記第一演算結果として得る、請求項1に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  3. 前記演算部は、前記複数のボルトの前記締付作業中の全ての前記単位締付動作の完了時の前記出力信号値における最大値と最小値との最大差のものを前記第一演算結果として得る、請求項2に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  4. 前記演算部は、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記出力信号値のうちの最大値と最小値との差を前記第二演算結果として得る、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  5. 前記出力部は、前記判定部による前記判定結果を表示可能な表示部であり、
    前記表示部には、前記判定部による前記判定結果が前記技能レベル毎に互いに異なる表示態様で区別可能に表示される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  6. 前記出力部は、前記第三演算結果を表示可能な表示部であり、
    前記表示部には、前記第三演算結果が所定の数値範囲毎に異なる色表示で表示される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  7. 前記計測結果及び前記第一、第二、第三演算結果、並びに前記判定結果を記憶するための記憶部をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  8. 前記記憶部は、さらに被験者のID情報を、前記計測結果及び前記第一、第二、第三演算結果、並びに前記判定結果と関連付けて記憶する、請求項7に記載のフランジ締結スキル判定装置。
  9. フランジを連結するために締め付けられる複数のボルトに対し、個別に対応して設けられた各締付力検出器から、被験者の前記複数のボルトの締付作業に伴って出力される出力信号を受信し、前記受信した前記複数のボルト各々の締付作業開始時から締付作業完了時までの各々の前記出力信号の変化の推移を示す複数の計測結果を得るとともに、複数の前記計測結果を演算して、前記複数のボルトの締付作業中における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第一演算結果と、前記複数のボルトの締付作業完了時における各々の前記締付力検出器の出力信号値のばらつきを示す第二演算結果と、前記複数のボルトの前記締付作業完了時における各締付力の程度を示す第三演算結果と、をそれぞれ技能判定項目として得る演算ステップと、
    各々の前記技能判定項目を判定基準と照合した結果に基づき、前記各ボルトの締付作業に係る被験者の技能を3つ以上の技能レベルのいずれであるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで得られた前記判定結果を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる、フランジ締結スキル判定プログラム。
JP2014104474A 2014-05-20 2014-05-20 フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム Active JP6166222B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104474A JP6166222B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム
PCT/JP2015/002105 WO2015177965A1 (ja) 2014-05-20 2015-04-16 フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム
MYPI2016704083A MY162144A (en) 2014-05-20 2015-04-16 Flange fastening skill determination apparatus and flange fastening skill determination program
EP15796589.8A EP3147080B1 (en) 2014-05-20 2015-04-16 Flange-fastening skill determination device and flange-fastening skill determination program
KR1020167029322A KR101747622B1 (ko) 2014-05-20 2015-04-16 플랜지 체결 스킬 판정 장치 및 매체에 저장된 플랜지 체결 스킬 판정 컴퓨터프로그램
PL15796589T PL3147080T3 (pl) 2014-05-20 2015-04-16 Urządzenie do określania kwalifikacji w mocowaniu kołnierzy i program do określania kwalifikacji w mocowaniu kołnierzy
CN201580025542.7A CN106457537B (zh) 2014-05-20 2015-04-16 凸缘联接技巧判定装置及凸缘联接技巧判定方法
US15/312,357 US9897501B2 (en) 2014-05-20 2015-04-16 Flange fastening skill determination apparatus and flange fastening skill determination program
TW104114247A TWI637155B (zh) 2014-05-20 2015-05-05 凸緣固定技巧判定裝置及凸緣固定技巧判定程式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104474A JP6166222B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015217497A true JP2015217497A (ja) 2015-12-07
JP6166222B2 JP6166222B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=54553653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014104474A Active JP6166222B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9897501B2 (ja)
EP (1) EP3147080B1 (ja)
JP (1) JP6166222B2 (ja)
KR (1) KR101747622B1 (ja)
CN (1) CN106457537B (ja)
MY (1) MY162144A (ja)
PL (1) PL3147080T3 (ja)
TW (1) TWI637155B (ja)
WO (1) WO2015177965A1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161388A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 日本バルカー工業株式会社 シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
WO2018003438A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 日本バルカー工業株式会社 締付け実習装置、締付け実習方法、締付け実習プログラムおよび締付け実習システム
WO2018003571A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 日本バルカー工業株式会社 フランジの締付け管理方法、締付け管理システム、締付け管理プログラムおよび締付け管理装置
WO2018216133A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 株式会社バルカー シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
CN109416890A (zh) * 2016-07-07 2019-03-01 株式会社华尔卡 密封施工的实习装置和实习方法
JPWO2018030175A1 (ja) * 2016-08-08 2019-06-06 株式会社バルカー フランジの締付け管理方法、締付け管理システム、締付け管理プログラムおよび締付け管理装置
WO2019216328A1 (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 株式会社バルカー フランジ締付けトレーニングシステム、装置、プログラム、方法および情報端末
JP2019219492A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 ニチアス株式会社 締付体験システム
CN112055808A (zh) * 2018-05-14 2020-12-08 株式会社华尔卡 实验装置、实验系统、程序、方法以及学习方法
WO2021009938A1 (ja) * 2019-07-16 2021-01-21 ニチアス株式会社 締付体験方法、体験システム、およびプログラム
JPWO2019189293A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-01 株式会社バルカー フランジ間計測装置、プログラムおよび方法
JP2021081578A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 ニチアス株式会社 フランジ継手の締結過程の学習方法及びフランジ継手の締結過程の学習システム
JPWO2020080340A1 (ja) * 2018-10-16 2021-09-24 株式会社バルカー シール施工の判定システム、プログラム、判定方法および学習システム
WO2022054662A1 (ja) * 2020-09-08 2022-03-17 株式会社バルカー 締結管理の方法、システム、およびそのプログラム
JP2022074032A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 ニチアス株式会社 複数のボルトから締結操作中のボルトを判別する方法、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置、複数のボルトから緩め操作中のボルトを判別する方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3066666A1 (en) * 2017-06-09 2018-12-13 Illinois Tool Works Inc. Contact tips with screw threads and head to enable unthreading of the screw threads comprising longitudinal slots for gas flow; welding torch with contact tips
CN107192482A (zh) * 2017-06-21 2017-09-22 国家电网公司 抽水蓄能机组顶盖螺栓受力监测装置及方法
CN107367351B (zh) * 2017-08-16 2023-12-12 常州检验检测标准认证研究院 一种基于静重式扭矩标准机的标准扭矩扳子检定装置以及方法
US11073455B2 (en) * 2018-07-17 2021-07-27 Dalian University Of Technology Transverse load stepless amplitude modulation device of multiple bolt loosing tester
CN109238546A (zh) * 2018-08-24 2019-01-18 大连理工大学 一种基于机器学习的螺栓预紧力预测方法
JP6973352B2 (ja) * 2018-10-29 2021-11-24 オムロン株式会社 底付き判定基準設定方法
US20230339082A1 (en) * 2020-10-15 2023-10-26 Enerpac Tool Group Corp. Hazard detection for torque wrench
US11721232B2 (en) 2021-10-05 2023-08-08 Teadit N.A., Inc. Flange and gasket assembly training simulator

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5717143A (en) * 1996-06-14 1998-02-10 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus for illustrating bolt preloads
JPH11101700A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Daiichi Kogyo Kk 多数ボルト締結体の締付け試験方法及び締付け評価試験装置
JP2001166681A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Honda Motor Co Ltd 作業習熟支援装置
JP2004240264A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Mitsubishi Electric Corp 体感型訓練システム
US20130047408A1 (en) * 2010-05-03 2013-02-28 Innovation Plus, Llc System for performing predefined fastener installtion procedures

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2590336B1 (fr) * 1985-11-21 1988-02-12 Sealol Procede de serrage et/ou de desserrage de boulons et dispositif permettant la mise en oeuvre du procede
JPH0645106B2 (ja) * 1989-02-08 1994-06-15 株式会社日立製作所 ボルト締結方法
US5278775A (en) 1991-09-30 1994-01-11 The University Of Akron Method of tightening threaded fasteners
JPH09329281A (ja) 1996-06-07 1997-12-22 Toshiba Corp フランジ締結監視装置
JPH1194662A (ja) 1997-09-16 1999-04-09 Shin Nikkei Co Ltd ネジの締付力及び締付トルク測定装置
DE20314920U1 (de) * 2003-09-25 2003-11-20 Eduard Wille GmbH & Co. KG, 42349 Wuppertal Prüfgerät für Drehmomentschlüssel
TWM244981U (en) * 2003-10-24 2004-10-01 Advanced Int Multitech Co Ltd Auxiliary positioning structure for molding insert block featuring anti-spilling of wax
JP4699935B2 (ja) 2006-04-26 2011-06-15 株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス フランジ締結監視装置
DE102009014284B4 (de) * 2009-03-25 2017-01-26 Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh Drehmomentsensor
CN201570183U (zh) * 2009-09-25 2010-09-01 浙江吉利汽车有限公司 螺栓、螺母拧紧操作训练台
JP5204796B2 (ja) * 2010-01-22 2013-06-05 淳 今井 ボルトの軸力測定方法及びボルトの軸力測定装置
CN102338683B (zh) * 2011-08-26 2013-11-06 中国石油大学(北京) 基于磁记忆的法兰密封性检测方法、检测装置及检测系统
CN103164997A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 南京梅山冶金发展有限公司 一种螺栓紧固实训装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5717143A (en) * 1996-06-14 1998-02-10 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus for illustrating bolt preloads
JPH11101700A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Daiichi Kogyo Kk 多数ボルト締結体の締付け試験方法及び締付け評価試験装置
JP2001166681A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Honda Motor Co Ltd 作業習熟支援装置
JP2004240264A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Mitsubishi Electric Corp 体感型訓練システム
US20130047408A1 (en) * 2010-05-03 2013-02-28 Innovation Plus, Llc System for performing predefined fastener installtion procedures

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161388A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 日本バルカー工業株式会社 シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
JPWO2018003571A1 (ja) * 2016-06-27 2019-04-25 株式会社バルカー フランジの締付け管理方法、締付け管理システム、締付け管理プログラムおよび締付け管理装置
TWI723185B (zh) * 2016-06-27 2021-04-01 日商華爾卡股份有限公司 凸緣的鎖緊管理方法、鎖緊管理系統、鎖緊管理程式及鎖緊管理裝置
WO2018003571A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 日本バルカー工業株式会社 フランジの締付け管理方法、締付け管理システム、締付け管理プログラムおよび締付け管理装置
CN109414807A (zh) * 2016-06-27 2019-03-01 株式会社华尔卡 凸缘的紧固管理方法、紧固管理系统、紧固管理程序和紧固管理装置
CN109414807B (zh) * 2016-06-27 2021-04-27 株式会社华尔卡 凸缘的紧固管理方法、紧固管理系统、紧固管理装置和记录介质
JPWO2018003438A1 (ja) * 2016-06-30 2019-04-18 株式会社バルカー 締付け実習装置、締付け実習方法、締付け実習プログラムおよび締付け実習システム
TWI732881B (zh) * 2016-06-30 2021-07-11 日商華爾卡股份有限公司 鎖緊實習裝置、鎖緊實習方法、鎖緊實習程式及鎖緊實習系統
WO2018003438A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 日本バルカー工業株式会社 締付け実習装置、締付け実習方法、締付け実習プログラムおよび締付け実習システム
CN109416890B (zh) * 2016-07-07 2021-02-09 株式会社华尔卡 密封施工的实习装置和实习方法
CN109416890B9 (zh) * 2016-07-07 2021-05-11 株式会社华尔卡 密封施工的实习装置和实习方法
CN109416890A (zh) * 2016-07-07 2019-03-01 株式会社华尔卡 密封施工的实习装置和实习方法
JPWO2018030175A1 (ja) * 2016-08-08 2019-06-06 株式会社バルカー フランジの締付け管理方法、締付け管理システム、締付け管理プログラムおよび締付け管理装置
CN113977257A (zh) * 2017-05-24 2022-01-28 株式会社华尔卡 密封件的施工监视装置、施工监视方法、施工监视系统、施工实习系统和存储介质
CN113977257B (zh) * 2017-05-24 2024-05-10 株式会社华尔卡 密封件的施工监视装置、施工监视方法、施工监视系统、施工实习系统和存储介质
WO2018216133A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 株式会社バルカー シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
JP7265529B2 (ja) 2018-03-30 2023-04-26 株式会社バルカー フランジ間計測装置、プログラムおよび方法
JPWO2019189293A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-01 株式会社バルカー フランジ間計測装置、プログラムおよび方法
JPWO2019216328A1 (ja) * 2018-05-11 2021-02-12 株式会社バルカー フランジ締付けトレーニングシステム、装置、プログラム、方法および情報端末
KR20210010432A (ko) 2018-05-11 2021-01-27 주식회사 발카 플랜지 체결 트레이닝 시스템, 장치, 프로그램, 방법 및 정보 단말
WO2019216328A1 (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 株式会社バルカー フランジ締付けトレーニングシステム、装置、プログラム、方法および情報端末
CN112055808A (zh) * 2018-05-14 2020-12-08 株式会社华尔卡 实验装置、实验系统、程序、方法以及学习方法
JP2019219492A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 ニチアス株式会社 締付体験システム
JP7370337B2 (ja) 2018-10-16 2023-10-27 株式会社バルカー シール施工の判定システム、プログラム、判定方法および学習システム
JPWO2020080340A1 (ja) * 2018-10-16 2021-09-24 株式会社バルカー シール施工の判定システム、プログラム、判定方法および学習システム
WO2021009938A1 (ja) * 2019-07-16 2021-01-21 ニチアス株式会社 締付体験方法、体験システム、およびプログラム
JP2021015258A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 ニチアス株式会社 締付体験方法、体験システム、およびプログラム
JP7113807B2 (ja) 2019-11-19 2022-08-05 ニチアス株式会社 フランジ継手の締結過程の学習方法及びフランジ継手の締結過程の学習システム
JP2021081578A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 ニチアス株式会社 フランジ継手の締結過程の学習方法及びフランジ継手の締結過程の学習システム
WO2022054662A1 (ja) * 2020-09-08 2022-03-17 株式会社バルカー 締結管理の方法、システム、およびそのプログラム
JP2022074032A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 ニチアス株式会社 複数のボルトから締結操作中のボルトを判別する方法、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置、複数のボルトから緩め操作中のボルトを判別する方法
JP7295197B2 (ja) 2020-10-30 2023-06-20 ニチアス株式会社 フランジ部ボルト締結教習方法、フランジ部ボルト締結教習プログラム、及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI637155B (zh) 2018-10-01
CN106457537B (zh) 2018-06-22
PL3147080T3 (pl) 2019-06-28
TW201546432A (zh) 2015-12-16
EP3147080B1 (en) 2018-12-26
KR101747622B1 (ko) 2017-06-14
MY162144A (en) 2017-05-31
EP3147080A4 (en) 2017-06-21
US9897501B2 (en) 2018-02-20
WO2015177965A1 (ja) 2015-11-26
JP6166222B2 (ja) 2017-07-19
US20170082510A1 (en) 2017-03-23
EP3147080A1 (en) 2017-03-29
CN106457537A (zh) 2017-02-22
KR20160133562A (ko) 2016-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6166222B2 (ja) フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム
JP6752594B2 (ja) シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
WO2015115172A1 (ja) フランジ締付け実習システム
CN109029962B (zh) 确定紧固施工方案的试验系统
TWI711911B (zh) 異常監視裝置及異常監視方法
WO2018216133A1 (ja) シール材の施工モニタリング装置、施工モニタリングプログラム、施工モニタリング方法、施工モニタリングシステムおよび施工実習システム
KR101946631B1 (ko) 압축센싱 기반 구조물 상태진단 시스템 및 그 방법
WO2022237012A1 (zh) 一种受压元件刚性吊挂装置现场测量与调试系统及方法
CN208833481U (zh) 确定紧固施工方案的试验系统
RU2619822C1 (ru) Способ контроля состояния конструкции инженерно-строительного сооружения
CN109459166B (zh) 预制装配式结构中高强螺栓连接节点的超声波检测方法
JP2015190950A (ja) 寿命評価方法及び寿命評価装置
JP7295197B2 (ja) フランジ部ボルト締結教習方法、フランジ部ボルト締結教習プログラム、及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置
JP3151682B2 (ja) 小口径配管疲労強度評価システム
JP2004191209A (ja) 異常診断方法及び装置
JP7113807B2 (ja) フランジ継手の締結過程の学習方法及びフランジ継手の締結過程の学習システム
JP2024125478A (ja) 検査支援装置および検査支援システム
JP7396327B2 (ja) 鋼管の加工性評価方法
JPH04337180A (ja) 電動弁診断装置
JP2022158023A (ja) 技能評価システム、技能評価プログラム、技能評価方法および技能評価装置
JPS6076640A (ja) 回転機械の異常運転診断装置
JPH07281736A (ja) 設備診断装置
WO2023184638A1 (zh) 一种锅炉汽包膨胀指示方法
JP2001059796A (ja) 石油タンクの強度予知装置及びその方法
JP2012127867A (ja) 配管系のクリープ損傷診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170302

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170526

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6166222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150