JP7295197B2 - フランジ部ボルト締結教習方法、フランジ部ボルト締結教習プログラム、及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置 - Google Patents
フランジ部ボルト締結教習方法、フランジ部ボルト締結教習プログラム、及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置 Download PDFInfo
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Description
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
最初に締結操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが締結操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの締結操作毎に前記周回数を1ずつ増加させる機能と、
ボルト締結操作中と前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、を実現させる。
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定する機能と、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定する機能と、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、を実現させる。
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別し、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
最初に緩め操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが緩め操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの緩め操作毎に前記周回数を1ずつ増加させ、
ボルト緩め操作中と前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる。
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別し、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定し、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定し、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる。
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
最初に緩め操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが緩め操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの緩め操作毎に前記周回数を1ずつ増加させる機能と、
ボルト緩め操作中と前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、を実現させる。
本発明(16)のフランジ部ボルト締結教習プログラムは、一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムに、以下の機能を実現させるフランジ部ボルト締結教習プログラムであって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定する機能と、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定する機能と、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、を実現させる。
図1~図7を参照して、実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルトから締結操作中のボルトを判別する方法およびそれを用いた第1応用方法について説明する。
「慎重な施工は好ましいですが、もっと手順に慣れると作業の効率化が期待されます。」
以上で、複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびその第1応用方法を完了する。
図8~図11を参照して、第2実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた第2応用方法について説明する。本実施形態では、コンピュータ22は、上記第1実施形態で説明した事項に加えて、対角締め、対角段階締め、円周締め、および円周段階締めを判定することができる。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図8で示すフローチャートで示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。システム11は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置の一例である。
「円周締めを行うと、ボルトの締結トルクのばらつきが抑制されることが期待されます。ボルト(ナット)を回すのではなく、同じ力感をボルト(ナット)に伝えて、回らなくなるまで繰り返すことがポイントです。」
コンピュータ22は、例えば段階締めができていなかった場合に、以下のような講評(メッセージ)を表示装置24に表示することができる。
コンピュータ22は、例えば、前回に比べて、締結操作時間が標準的な作業時間の範囲内に改善する一方、前回できていた段階締めが不完全になった場合に、以下のような講評(メッセージ)を表示装置24に表示することができる。
「前回よりスピーディーに締付けられるようになっています。さらに、1周目に小さなトルクで締付けることを意識し、段階的な締付を行うように心掛けてみましょう。」
図12を参照して、第3実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた第3応用方法について説明する。本実施形態では、コンピュータ22は、上記第1実施形態で説明した事項に加えて、締結されている複数のボルト16の締付け強さを示す値から、例えば最大値と最小値との差や統計的な手法により、ばらつきを判定することができる。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図12で示すフローチャートで示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。システム11は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置の一例である。
図13を参照して、第4実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた第4応用方法について説明する。本実施形態では、コンピュータ22は、上記第1実施形態で説明した事項に加えて、締結されている複数のボルト16の締付け強さを示す値から、例えば最大値を取得したり統計的な手法を採用したりすることにより、過剰締付のボルト16の有無を判定することができる。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図13で示すフローチャートで示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。システム11は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置の一例である。
図14を参照して、第5実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた第5応用方法について説明する。本実施形態では、コンピュータ22は、上記第1実施形態で説明した事項に加えて、締結されている複数のボルト16の締付け強さを示す値から、例えば最小値を取得したり統計的な手法を採用したりすることにより、締付力不足のボルト16の有無を判定することができる。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図14で示すフローチャートで示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。システム11は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置の一例である。
図15を参照して、第6実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた第6応用方法について説明する。本実施形態は、第1実施形態を一部変形した変形例である。本実施形態では、コンピュータ22は、例えば、教習を受ける作業者による上級者モードの選択に基づき、複数のボルト16から締結操作中のボルト16を判別した判別結果を、あえてリアルタイムで表示装置24に表示しない処理をすることができる。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図15で示すフローチャートで示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。
図16、図17を参照して、第7実施形態のフランジ部ボルト締結システム11およびこれを用いた複数のボルト16から緩め操作中のボルト16を判別する方法およびそれを用いた応用方法について説明する。本実施形態は、第1実施形態を一部変形した変形例である。本実施形態では、上記実施形態とは異なり、締結操作中のボルト16を判別するのではなく、作業者が緩め操作を行っている緩め操作中のボルト16を判別する。コンピュータ22のハードディスクドライブ31には、図17で示すフローチャート等で示すアルゴリズムに基づいて作成されたソフトウェア(プログラム)がインストールされている。システム11は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置の一例である。
「慎重な施工は好ましいですが、もっと手順に慣れると作業の効率化が期待されます。」
コンピュータ22は、例えばボルト16の総数が8である場合に、ボルト16同士のボルト番号の差が4である場合に、それらが対角位置にあるとして対角ペアとして認定する。対角ペアが認定されない場合には、対角緩めでないと判定する。
さらに、コンピュータ22は、異なる対角ペアが2以上あるか否かを判定する。異なる対角ペアが2以上ある場合には、コンピュータ22は、対角緩めと判定する。異なる対角ペアが1以下である場合には、コンピュータ22は、対角緩めでない判定することができる。なお、この対角緩めがなされているか否かを判定は、任意工程であり、行ってもよいし、行わなくてもよい。
12 第1管
13 第2管
14 第1フランジ部
15 第2フランジ部
16 ボルト
17 ナット
18 センサ
19 シール部材
21 測定装置
22 コンピュータ
23 サーバ
24 表示装置
31 ハードディスクドライブ
41 入力部
Claims (17)
- 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムを用いた、フランジ部ボルト締結教習方法であって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別し、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
最初に締結操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが締結操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの締結操作毎に前記周回数を1ずつ増加させ、
ボルト締結操作中と前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる、
フランジ部ボルト締結教習方法。 - 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムを用いた、フランジ部ボルト締結教習方法であって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別し、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定し、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定し、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる、
フランジ部ボルト締結教習方法。 - ボルト締結操作中と前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後との少なくとも一方に、前記コンピュータにより前記複数のボルトのそれぞれに対応する前記複数の締付け強さを示す値のうち、最大値と最小値とを抽出し、それらの差が所定範囲を超えた場合にばらつきが大きいと判定する、請求項1又は2に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 前記コンピュータにより前記複数のボルトのそれぞれに対応する前記複数の締付け強さを示す値のうち、最大値を抽出し、前記最大値が所定範囲を超えた場合に過剰締付有と判定する、請求項1~3のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 前記コンピュータにより前記複数のボルトのそれぞれに対応する前記複数の締付け強さを示す値のうち、最小値を抽出し、前記最小値が所定範囲を下回る場合に締付力不足有と判定する、請求項1~4のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 前記フランジ部ボルト締結システムは、一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部同士の間に挟まれて保持されるガスケットと、を有し、
前記コンピュータは、入力部を有し、
前記入力部に対する前記ガスケットの種別の入力を受けた前記コンピュータにより、前記所定範囲が設定される、請求項3~5のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。 - 前記コンピュータにより前記所定範囲を外れたことを報知するメッセージを前記表示装置に表示させる、請求項3~6のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- ユーザの選択に基づき、前記コンピュータにより前記表示装置の表示機能をオフにし、前記複数のボルトの締結操作の完了後に、締結操作を行ったボルトの判別結果を時系列に沿って前記表示装置に表示する、請求項1~7のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 前記コンピュータにより、前記複数のボルトの締結操作の完了後に、締結操作を行ったボルトを時系列に沿って前記表示装置に表示する、請求項1~8のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムに、以下の機能を実現させるフランジ部ボルト締結教習プログラムであって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
最初に締結操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが締結操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの締結操作毎に前記周回数を1ずつ増加させる機能と、
ボルト締結操作中と前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、
を実現させる、フランジ部ボルト締結教習プログラム。 - 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムに、以下の機能を実現させるフランジ部ボルト締結教習プログラムであって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記増大する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを締結操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト締結操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた締結操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの締結操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定する機能と、
締結操作中であるボルトとその直前に締結操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、締結操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定する機能と、
前記複数のボルトの全ての締結操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、
を実現させる、フランジ部ボルト締結教習プログラム。 - 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムを用いた、フランジ部ボルト締結教習方法であって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別し、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
最初に緩め操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが緩め操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの緩め操作毎に前記周回数を1ずつ増加させ、
ボルト緩め操作中と前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる、
フランジ部ボルト締結教習方法。 - 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムを用いた、フランジ部ボルト締結教習方法であって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別し、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別し、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させ、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測し、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定し、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定し、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる、
フランジ部ボルト締結教習方法。 - 前記コンピュータは、所定の時間間隔毎に前記複数のひずみ値から前記複数の締付け強さを示す値を取得する請求項1~9、12、13のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習方法。
- 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムに、以下の機能を実現させるフランジ部ボルト締結教習プログラムであって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
最初に緩め操作を行った前記ボルトを基準ボルトと認定し、前記複数のボルトのうち前記基準ボルトを含む所定数の前記ボルトが緩め操作されたと判別された際に周回数を1として判定し、それ以後、前記基準ボルトの緩め操作毎に前記周回数を1ずつ増加させる機能と、
ボルト緩め操作中と前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後との少なくとも一方に、前記周回数を前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記周回数及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、
を実現させる、フランジ部ボルト締結教習プログラム。 - 一対のフランジ部を締結可能で、該一対のフランジ部に対して環状に離散的に並んだ複数のボルトのひずみ値をそれぞれ測定する複数のセンサと、前記複数のセンサで得られた複数のひずみ値から得られ前記複数のボルトに対応する複数の締付け強さを示す値を取得するコンピュータと、前記複数の締付け強さを示す値を表示する表示装置と、を備えるフランジ部ボルト締結システムに、以下の機能を実現させるフランジ部ボルト締結教習プログラムであって、前記コンピュータにより、
前記複数の締付け強さを示す値のうち、所定の閾値を超えて減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値を判別する機能と、
前記減少する方向に変動した複数の締付け強さを示す値のうち、最も大きく変動した締付け強さを示す値に対応する前記ボルトを緩め操作中のボルトと判別する機能と、
ボルト緩め操作中、各ボルトの前記複数の締付け強さを示す値と、前記判別の結果に基づいた緩め操作中のボルトとを前記表示装置に表示させる機能と、
前記複数のボルトの緩め操作の開始から完了までの操作時間を計測する機能と、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが対角位置にある場合に対角ペアと認定し、2以上の対角ペアが認定された際に対角締めと判定し、対角締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に対角段階締めと判定する機能と、
緩め操作中であるボルトとその直前に緩め操作を行ったボルトとが前記複数のボルトの並び方向に沿って隣接している場合に円周ペアと認定し、2以上の円周ペアが認定された際に円周締めと判定し、円周締めと判定された場合であって、緩め操作中のボルトと判別された前記ボルトの締付け強さを示す値が、目標値に向けて段階的に増加している場合に円周段階締めと判定する機能と、
前記複数のボルトの全ての緩め操作の完了後、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無及び前記操作時間に基づいて、作業者の習熟度レベルを判定及び講評を生成し、前記対角締めの有無、前記対角ペアの総発生回数、前記対角段階締めの有無、前記円周締めの有無、前記円周ペアの総発生回数、前記円周段階締めの有無、前記操作時間、前記習熟度レベル及び前記講評を前記表示装置に表示させる機能と、
を実現させる、フランジ部ボルト締結教習プログラム。 - 請求項10、11、15、16のいずれか1項に記載のフランジ部ボルト締結教習プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有する装置。
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