JP2005100026A - 監視項目決定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の故障要因と複数の監視項目とがある装置について、装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を決定する監視項目決定システムを提供すること
【解決手段】 本発明に係る監視項目決定システム1は、複数の故障要因毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度が評価された重要度レベルを記憶する重要度レベル記憶部2と、監視項目毎に実施の難易度が評価された難易度レベルを記憶する難易度レベル記憶部3と、重要度レベル記憶部2と難易度レベル記憶部3にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、監視すべき監視項目を抽出する抽出処理部4とを備えている。この監視項目決定システム1によれば、重要度レベル記憶部2と難易度レベル記憶部3に記憶される情報が、一定の評価基準に基づいて一定の評価が行なわれたものであるので、経験に頼らずに監視すべき監視項目の抽出が行なうことができる。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明に係る監視項目決定システム1は、複数の故障要因毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度が評価された重要度レベルを記憶する重要度レベル記憶部2と、監視項目毎に実施の難易度が評価された難易度レベルを記憶する難易度レベル記憶部3と、重要度レベル記憶部2と難易度レベル記憶部3にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、監視すべき監視項目を抽出する抽出処理部4とを備えている。この監視項目決定システム1によれば、重要度レベル記憶部2と難易度レベル記憶部3に記憶される情報が、一定の評価基準に基づいて一定の評価が行なわれたものであるので、経験に頼らずに監視すべき監視項目の抽出が行なうことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の故障要因と複数の監視項目がある装置(複数の装置を相互に関連する複合プラントを含む)について、装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を決定する監視項目決定システムに関するものである。
複数の装置を相互に関連する複合プラントなどでは、プラントの異常兆候を把握するため、複数の監視項目から各装置の状態を監視し、プラントの異常を検知している。この場合、プラントには複数の故障要因と状態を監視する複数の監視項目とがあるが、どの監視項目を監視(モニタリング)して装置の状態を監視すれば経済的で効率の良い監視が行なえるかは長年の経験に基づいて決定されていることが多い。しかし、長年の経験に基づく決定は、必ずしも合理的な決定方法とは言えない場合があり、また技術継承が十分に行なわれていない状況であれば、最適な監視項目を合理的に決定できなくなることが予測される。
なお、斯かるプラントの機器を監視する機器監視装置としては特許文献1に記載されたものが開示されており、またプラントの性能劣化状態を評価する方法としては特許文献2に記載されたものが開示されているが、これらは複数ある監視項目から装置の異常を検知するときにどの監視項目を重視して監視するかを決定し得るものではない。
特開2003-084826
特開2003-150233
本発明は、斯かる実情に鑑み、複数の故障要因と複数の監視項目とがある装置について、装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を決定する監視項目決定システムを提供することを目的にしている。
本発明に係る監視項目決定システムは、複数の故障要因と複数の監視項目がある装置について、装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を決定する監視項目決定システムにおいて、複数の故障要因毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度が評価された重要度レベルを記憶する重要度レベル記憶部と、監視項目毎に実施の難易度が評価された難易度レベルを記憶する難易度レベル記憶部と、重要度レベル記憶部と難易度レベル記憶部にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、監視すべき監視項目を抽出する抽出処理部とを備えている。
この監視項目決定システムは、重要度レベルで装置の故障要因毎に故障頻度や故障が装置に及ぼす影響や、また監視項目毎に監視に要する設備コストなどが総合的に評価され、難易度レベルで監視項目毎に監視に要する労力や人件費などが総合的に評価されている。そして、重要度レベル記憶部と難易度レベル記憶部にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、監視すべき監視項目を抽出するようになっており、経験によらず、合理的に監視項目を決定することができる。なお、抽出処理部では、例えば、重要度レベルが高い監視項目や、重要度レベルがそれ程高くなくても難易度レベルが高く労力や人件費があまり掛からないものが抽出されるようにするとよい。
また、重要度レベル記憶部は、複数の故障要因毎に、故障頻度と故障による影響度が総合評価されたリスクレベルを記憶するリスクレベル記憶部と、複数の監視項目毎に、監視精度と監視コストが総合評価されたコストレベルを記憶するコストレベル記憶部と、複数の監視項目毎に、各故障要因の検出に対する効果が評価された監視効果レベルを記憶する監視効果レベル記憶部と、リスクレベル記憶部とコストレベル記憶部と監視効果レベル記憶部にそれぞれ記憶されたリスクレベルとコストレベルと監視効果レベルに基づいて、監視項目毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度を評価した重要度レベルを算出する重要度レベル算出部とを備え、重要度レベル算出部において算出された重要度レベルが記憶されるようになっているとよい。
さらに、リスクレベル記憶部は、複数の故障要因毎に、故障の起こり易さが評価された故障頻度レベルを記憶する故障頻度レベル記憶部と、複数の故障要因毎に、故障による影響度が評価された故障影響度レベルとを記憶する故障影響度レベル記憶部と、故障頻度レベル記憶部と故障影響度レベル記憶部にそれぞれ記憶された故障頻度レベルと故障影響度レベルに基づいて、複数の故障要因毎にリスクレベルを算出するリスクレベル算出部とを備え、リスクレベル算出部で算出されたリスクレベルが記憶されるようになっているとよい。
また、コストレベル記憶部は、複数の監視項目毎に監視精度が評価された監視精度レベルを記憶する監視精度レベル記憶部と、複数の監視項目毎に、監視コストが評価された監視コストレベルを記憶する監視コストレベル記憶部と、監視精度レベル記憶部と監視コストレベル記憶部にそれぞれ記憶された監視精度レベルと監視コストレベルに基づいて、複数の監視項目毎にコストレベルを算出するコストレベル算出部とを備え、コストレベル算出部で算出されたコストレベルが記憶されるようになっているとよい。
また、監視効果レベル記憶部に記憶される監視効果レベルは、故障要因の検出に対する効果がない場合には0で評価されるようになっており、重要度レベル算出部において故障要因の検出に対する効果がない監視項目の重要度レベルが0で算出されるようになっているとよい。
また、抽出処理部は、重要度レベルと難易度レベルについて、監視項目を抽出する抽出条件を記憶する抽出条件記憶部と、重要度レベル記憶部と難易度レベル記憶部にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、抽出条件記憶部に記憶された抽出条件を満足する監視項目を、監視すべき監視項目として抽出するようになっているとよい。
また、この監視項目決定システムは、さらに抽出された監視項目により監視できる故障要因又は抽出された監視項目により監視できない故障要因を抽出する監視項目決定補助機能を備えているとよい。この場合、抽出された監視項目により監視できる故障要因又は抽出された監視項目により監視できない故障要因を抽出する処理は、故障要因毎及び監視項目毎の「監視効果レベル」に基づいて行なうものでも良いし、故障要因毎及び監視項目毎の「個別重要度レベル」に基づいて行なうものでも良い。この監視項目決定補助機能は、さらに抽出された監視項目により監視できない故障要因について、監視するのに適した監視項目を抽出する機能を備えていると良い。
なお、この監視項目決定システムはコンピュータにより実現されるものであれば良く。監視項目決定システムには、各記憶部や算出部において割り当てられた機能をコンピュータに実現させるプログラム、斯かるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、斯かるプログラムが組み込まれたコンピュータが含まれる。
本発明に係る監視項目決定システムによれば、複数の故障要因と複数の監視項目がある装置について、故障要因と監視項目をそれぞれに評価することにより、装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を自動的に抽出することができるので、経験に頼らずに合理的に最適な監視項目を抽出することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る監視項目決定システムを図面に基づいて説明する。
この監視項目決定システムは、記憶手段(例えば、ハードディスク)と、プログラムに基づいた演算処理を行なう演算装置(例えば、CPU)を備えたコンピュータによって実現されるシステムである。
この監視項目決定システム1は、図1に示すように、重要度レベル記憶部2と、難易度レベル記憶部3と、監視すべき監視項目を抽出する抽出処理部4とを備えている。
重要度レベル記憶部2は、リスクレベル記憶部11と、コストレベル記憶部12と、監視効果レベル記憶部13と、重要度レベル算出部14と、重要度レベル算出部14で算出された重要度レベルを記憶するようになっている。
リスクレベル記憶部11は、故障の起こり易さが評価された故障頻度レベルを記憶する故障頻度レベル記憶部15と、故障による影響度が評価された故障影響度レベルを記憶する故障影響度レベル記憶部16と、故障頻度レベル記憶部15と故障影響度レベル記憶部16にそれぞれ記憶された故障頻度レベルと故障影響度レベルに基づいてリスクレベルを算出するリスクレベル算出部17とを備え、リスクレベル算出部17で算出されたリスクレベルが記憶されるようになっている。
また、コストレベル記憶部12は、監視精度が評価された監視精度レベルを記憶する監視精度レベル記憶部18と、監視コストが評価された監視コストレベルを記憶する監視コストレベル記憶部19と、監視精度レベル記憶部18と監視コストレベル記憶部19にそれぞれ記憶された監視精度レベルと監視コストレベルに基づいてコストレベルを算出するコストレベル算出部20とを備え、コストレベル算出部20で算出されたコストレベルを記憶するようになっている。
リスクレベル記憶部11は、装置の故障要因毎に、故障頻度と故障による影響度が総合評価されたリスクレベルを記憶するようになっている。リスクレベルは、できる限り客観的な評価を付ける必要があるため、予め経験に基づいて作成した評価基準に基づいてリスクレベルを評価するようにしてもよいが、この実施形態では故障の起こり易さと故障による影響度をそれぞれの評価基準に基づいて評価し、これが自動的に総合評価されてリスクレベルが評価されるようになっている。
すなわち、リスクレベル記憶部11は、故障の起こり易さが評価された故障頻度レベルを記憶する故障頻度レベル記憶部15と、故障による影響度が評価された故障影響度レベルを記憶する故障影響度レベル記憶部16と、故障頻度レベル記憶部15と故障影響度レベル記憶部16にそれぞれ記憶された故障頻度レベルと故障影響度レベルに基づいてリスクレベルを算出するリスクレベル算出部17とを備え、リスクレベル算出部17で算出されたリスクレベルが記憶されるようになっている。
故障頻度レベル記憶部15と故障影響度レベル記憶部16には、故障頻度と故障による影響度をそれぞれ一定の基準で評価するべく作成された評価基準を用いて評価された故障頻度レベルと故障影響度レベルを入力させ、この入力情報が記憶されるようにするとよい。また、リスクレベル算出部17は、故障頻度と故障影響度を総合的に評価して、各故障要因のリスクレベルを算出することができるようになっている。このリスクレベル算出部17で算出されたリスクレベルは、故障頻度と故障影響度を総合的に評価したものとしてリスクレベル記憶部11に記憶されるようになっている。
コストレベル記憶部12は、監視項目毎に、監視精度と監視コストが総合評価されたコストレベルを記憶するようになっている。コストレベルは、できる限り客観的な評価を付ける必要があるため、予め経験に基づいて作成した評価基準に基づいてコストレベルを評価するようにしてもよいが、この実施形態では監視精度と監視コストが自動的に総合評価されてコストレベルが評価されるようになっている。
具体的には、コストレベル記憶部12は、監視精度が評価された監視精度レベルを記憶する監視精度レベル記憶部18と、監視コストが評価された監視コストレベルを記憶する監視コストレベル記憶部19と、監視精度レベル記憶部18と監視コストレベル記憶部19にそれぞれ記憶された監視精度レベルと監視コストレベルに基づいてコストレベルを算出するコストレベル算出部20とを備え、コストレベル算出部20で算出されたコストレベルを記憶するようになっている。
監視精度レベル記憶部18と監視コストレベル記憶部19には、監視精度と監視コストをそれぞれ一定の基準で評価すべく作成された評価基準を用いて評価された監視精度レベルと監視コストレベルを入力させ、この入力情報が記憶されるようにするとよい。例えば、監視項目には、精密測定器を用いる精密測定から目視のような感覚的な測定がある。監視精度レベルは、精密測定器を用いるような測定に対しては高い評価を行ない、かつ、目視のようなある程度誤差が予測される測定に対しては低い評価が行なわれる。監視コストレベルは、監視項目に用いる測定機器に必要な費用を評価したものであり、目視のように設備コストの掛からないものや、装置に通常備え付けられている機器(例えば、高圧ガス装置における圧力計や温度計)を用いる場合は高い評価が行なわれ、測定のために高額な機器を取り付けることが必要な場合は低い評価が行なわれる。
また、コストレベル算出部20は、監視精度と監視コストを総合的に評価して、各監視項目のコストレベルを算出することができるようになっている。このコストレベル算出部20で算出されたコストレベルは、監視精度と監視コストを総合的に評価したものとしてコストレベル記憶部12に記憶されるようになっている。
監視効果レベル記憶部13は、複数の監視項目毎に、各故障要因の検出に対する効果が評価された監視効果レベルを記憶するようになっている。監視効果レベルは、換言すれば、各故障要因のリスクレベルと各監視項目の相関関係が評価されたものであり、ある監視項目が、ある故障要因を検出するのにどの程度効果があるかを評価したものである。
監視効果レベルは、故障要因に対し、故障の影響が生じる前に早期にその兆候を監視できる監視項目については高い評価が行われ、故障の影響が表れてからそれを検知できる監視項目については低い評価が行なわれる。そして、故障要因に対してなんらそれを検知できない監視項目はその故障要因に対しては関係がないとの評価が行なわれる。
重要度レベル算出部14は、上述したリスクレベル記憶部11と、コストレベル記憶部12と、監視効果レベル記憶部13にそれぞれ記憶されたリスクレベルと、コストレベルと、監視効果レベルを総合的に評価して、故障要因毎に、各監視項目の重要度を評価した重要度レベルを算出する。重要度レベル記憶部2には、重要度レベル算出部14で算出された故障要因毎、各監視項目の重要度を評価した重要度レベルが記憶される。
難易度レベル記憶部3は、監視項目毎に実施の難易度が評価された難易度レベルを記憶するものである。難易度レベルは、できる限り客観的な評価を付ける必要があるため、予め経験に基づいて作成した評価基準に基づいて難易度レベルを評価するとよい。実施の難易度レベルは、実施が容易なものについては高く評価し、実施が内容的又はコスト的に困難なものほど低く評価する。例えば、測定に必要な人員の数が多く又は測定時間が長時間必要な監視項目ではその人的労力や人件費が考慮され、難易度レベルは低い評価がなされる。これに対し、測定に必要な人員の数が少なくてすみ、測定時間も短時間で行なえるものでは、難易度レベルが高く評価される。難易度レベル記憶部3は、監視項目に対して一定の評価基準に基づいて決められ、入力された難易度レベルの入力情報が記憶されるようになっている。
抽出処理部4は、抽出条件を定める抽出条件設定部21と、抽出演算部22と、抽出結果記憶部23を備えている。抽出条件設定部21は、監視項目として抽出すべき条件を設定するものであり、上述した重要度レベルと難易度レベルを用いて抽出条件が設定される。抽出演算部22は、各監視項目のうち抽出条件設定部21で定められた抽出条件を満足する監視項目を抽出するものである。抽出結果記憶部23は抽出演算部22で抽出された抽出結果を記憶するものである。
この監視項目決定システム1によれば、故障頻度レベル、故障影響度レベル、監視精度レベル、監視コストレベル、監視効果レベル、難易度レベルの各入力情報に基づいて、抽出条件設定部21で設定した抽出条件を満足する監視項目が自動的に算出されるようになっている。そして、故障頻度レベル、故障影響度レベル、監視精度レベル、監視コストレベル、監視効果レベル、難易度レベルの各入力情報は、一定の評価基準に基づいて一定の評価が行なわれるので、経験に頼らずに評価が行なえる。また、監視すべき監視項目は、これらの入力情報に基づいて自動的に最適な監視項目を抽出することができる。
上述した監視項目決定システム1は、例えば、汎用の表計算ソフトを用いて具体化することができる。以下にその実施例を説明する。
図2、3は、表計算ソフトを用いて監視項目決定システム1を具体化した一例を示している。この表計算ソフトでは、各セルにデータあるいは計算式が対応付けられたスプレッドシートが、上述した監視項目決定システムの各記憶部、各算出部又は演算部として機能するようになっている。
この表のA1列のセルにはこの装置の複数の故障要因1〜12が順に入力されており、B1行のセルには監視項目A〜Pが順に入力されている。A1列の故障要因1〜12に対応させて、A2列のセルには各故障要因の「故障頻度レベル」がそれぞれ入力されるようになっており、A3列のセルには各故障要因の「故障影響度レベル」がそれぞれ入力されるようになっている。また、B1行の監視項目A〜Pに対応させて、B2行のセルには各監視項目の「監視精度レベル」がそれぞれ入力されるようになっており、B3行のセルには各監視項目の「監視コストレベル」がそれぞれ入力されるようになっている。またB5、B7、B9・・・の各行のセルには故障要因毎及び監視項目毎の「監視効果レベル」がそれぞれ入力されるようになっている。また、B30行のセルにはB1行の監視項目A〜Pに対応させて各監視項目の「難易度レベル」がそれぞれ入力されるようになっている。
この実施例に係る監視項目決定システムは、作業者により、故障要因毎及び監視項目毎の「故障頻度レベル」、「故障影響度レベル」、「監視精度レベル」、「監視コストレベル」、「監視効果レベル」及び「難易度レベル」がそれぞれ入力されれば、自動的に実施すべき監視項目の候補が抽出されるようになっている。
この実施例では、故障頻度レベル(A2)、故障影響度レベル(A3)、監視精度レベル(B2)、監視コストレベル(B3)、難易度レベル(B30)は、5段階でレベルが評価されて、それぞれ評価が高いものから順に5〜1の数値が入力されている。また、監視効果レベル(B5、B7、B9・・・)は、故障の兆候が定量的に判断できるものについては「5」、故障の進行により異常が判定できるものについては「3」、性能低下レベル以上で異常が判定できるものについては「1」、故障要因の検知に関連しないもの又は関連性が不明なものは「0」の数値が入力されており、4段階でレベルが評価されている。
また、この実施例に係る監視項目決定システム1では、A1列の故障要因1〜12毎に、A2列の故障頻度レベルとA3列の故障影響度レベルに基づいてA4列のセルにリスクレベルが算出されるようになっている。この実施例では、リスクレベル(A4)の算出は、A4の各セルに定義付けられた演算式に基づいてA2列の故障頻度レベルとA3列の故障影響度レベルが行毎に掛け合わされて算出されるようになっている。例えば、故障要因1のリスクレベルは、故障頻度レベル「5」と故障影響度レベル「3」が掛け合わされて「15」となり、故障要因2のリスクレベルは、故障頻度レベル「4」と故障影響度レベル「1」が掛け合わされて「4」となっている。
また、コストレベル(B4)は、B1行の監視項目A〜P毎に、B2行の監視精度レベルとB3行の監視コストレベルに基づいて算出されるようになっている。この実施例では、コストレベル(B4)の算出は、B4の各セルに定義付けられた演算式に基づいてB2行の監視精度レベルとB3行の監視コストレベルが列毎に掛け合わされて算出されるようになっている。例えば、監視項目Aのコストレベルは、監視精度レベル「1」と監視コストレベル「5」が掛け合わされて「5」となり、監視項目Bのコストレベルは、監視精度レベル「4」と監視コストレベル「1」が掛け合わされて「4」となっている。
次に、故障要因毎及び監視項目毎に、個別重要度レベル(B6、B8、B10・・・)がそれぞれ算出される。個別重要度レベル(B6、B8、B10・・・)は、故障要因毎及び監視項目毎に、対応するA4列のリスクレベルとB4行のコストレベルと監視効果レベル(B5、B7、B9・・・)に基づいて算出されるようになっている。この実施例では、個別重要度レベル(B6、B8、B10・・・)の算出は、(B6、B8、B10・・・)の各セルに定義付けられた演算式に基づいて故障要因毎及び監視項目毎に、対応するA4列のリスクレベルとB4行のコストレベルが足し合わされ、これに監視効果レベル(B5、B7、B9・・・)が掛け合わされて算出されるようになっている。例えば、故障要因1に対する監視項目Aの個別重要度レベルは(15+5)×1との演算により「20」となり、故障要因2に対する監視項目Bの個別重要度レベルは(5+5)×1との演算により「9」となる。個別重要度レベル(B6、B8、B10・・・)はこのようにして、故障要因毎及び監視項目毎に算出される。
なお、この実施例では、監視効果レベル(B5、B7、B9・・・)において故障要因の検知に関連しないもの又は関連性が不明なものに「0」の数値が入力されており、これを乗じる演算が行なわれている。これにより、故障要因の検知に監視項目が関連しないか関連性が不明である場合に、故障要因に対する監視項目の個別重要度レベルを「0」で評価することができるようになっている。例えば、故障要因1と監視項目Bの個別重要度レベルは、(15+4)×0との演算により「0」となる。
次に、この実施例に係る監視項目決定システム1は、監視項目A〜P毎に個別重要度レベルに基づいて、監視項目A〜P毎の相対的な重要度の評価として重要度レベル(B29)を算出する。
この実施例では、重要度レベル(B29)の算出は、B29の各セルに定義付けられた演算式に基づいて監視項目A〜P毎に個別重要度レベル(B6、B8、B10・・・)を合計して算出されている。例えば、監視項目Aでは故障要因1〜12の個別重要度レベルが加算され、(20+9+55+・・・+25+85)により「310」となり、また監視項目Bでは故障要因1〜12の個別重要度レベルが加算され、(0+8+0+・・・+72+0)により「197」となる。
次に、この実施例に係る監視項目決定システム1は、監視項目A〜P毎に重要度レベルと難易度レベルに基づいて抽出処理部としての実施項目(B31)において実施する監視項目の候補を抽出する。この実施例では、B31の各セルに定義付けられた演算式において、予め2つの抽出条件が設定されている。第1の抽出条件は重要度レベル(B29)が700以上であることであり、第2の抽出条件は難易度レベル(B30)が5で、かつ重要度レベル(B29)が400以上であることである。第1の抽出条件は、監視項目の相対的な重要度の評価が高いものを抽出するもので、第2の抽出条件は、監視項目の相対的な重要度がそれ程高くないものでも、難易度レベル(B30)から実施が容易なものを実施項目として抽出するものであり、第1又は第2の抽出条件を満足するものが抽出されるようになっている。
これにより、図3に示すように、監視項目C、L、Pが、第1の抽出条件により抽出され、監視項目E、J、Mが第2の抽出条件により抽出される。実施項目を示すB31行においては、抽出された監視項目には「○」が表示され、抽出されなかった監視項目には「×」が表示されている。この監視項目決定システムにより抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pは、それぞれ監視項目の相対的な重要度が高く、監視効果や、監視コスト、監視労力を考慮しても適当なものである。
さらに、この実施例に係る監視項目決定システム1は、抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pにより、監視できる故障要因をそれぞれ抽出し、また抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pにより監視できない故障要因を抽出することができる。作業者は抽出された情報を基にして実際に実施する監視項目を決定することができる。
例えば、この実施例では、図4に示すように、抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pにおいて、監視効果レベルに「5」が付いているものは、抽出された監視項目により、十分に監視することができる故障要因を示している。従って、抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pにおいて、監視効果レベルに「5」が付いている故障要因を、それぞれの監視項目で監視できる故障要因として抽出するとよい。また、抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pにより監視できない故障要因としては、監視項目C、E、J、L、M、Pの何れにも監視効果レベルに「5」が付いていない故障要因を抽出するとよい。
この抽出処理によれば、監視項目Cで故障要因3、5、9の監視が行なえ、監視項目Eで故障要因4の監視が行なえ、監視項目Jで故障要因3、6、8、10、12の監視が行なえ、監視項目Lで故障要因3、6、12の監視が行なえ、監視項目Mで故障要因1、4の監視が行なえ、監視項目Pで故障要因1、3、12の監視が行なえるものとして抽出される。そして、監視項目C、E、J、L、M、Pでは、監視効果レベルが「5」で表示される程度には監視が行なわれないものとして故障要因2と11が抽出される。
この抽出された情報により、作業者は、抽出された監視項目C、E、J、L、M、Pのうち、実際には監視を要さないものを選択することができる。例えば、監視項目C、E、J、L、M、Pのうち、監視項目Lは監視が行なえる故障要因3、6、12が監視項目Jで行なわれるので、重複しているので監視項目Lを実際には行なわなくてもよいことが容易に解る。
また、この抽出された情報によれば、作業者は、故障要因2と11は、監視項目C、E、J、L、M、Pでは、監視効果レベルが「5」で表示される程度には監視が行なわれないことが解るので、故障要因2と11の監視に適した監視項目を選択して追加するとよい。この実施例に係る監視項目決定システム1は、図5に示すように、さらに故障要因2と11に対して監視効果レベルが高い監視項目を抽出し、作業者が、故障要因2と11の監視に適した監視項目を選択する作業を補助する補助機能を備えている。作業者はこれらの情報を基に、故障要因2、11のそれぞれ行の監視効果レベルと個別重要度レベル、及び、監視項目のコストレベルを参考にして適切なものを選択するとよい。
このように、この監視項目決定システムによれば、故障頻度レベル(A2)、故障影響度レベル(A3)、監視精度レベル(B2)、監視コストレベル(B3)、監視効果レベル(B5、B7、B9・・・)、難易度レベル(B30)の各入力情報が、一定の評価基準に基づいて一定の評価が行なわれ、実施すべき監視項目が抽出されるようになっている。
さらにこの監視項目決定システムは、抽出された監視項目により監視できる故障要因又は抽出された監視項目により監視できない故障要因を抽出する監視項目決定補助機能を備えているので、作業者は監視項目の決定作業において経験に頼らずに合理的に最適な監視項目を決定することが簡単に行なえる。
以上、本発明の監視項目決定システムを説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、故障頻度レベル、故障影響度レベル、監視精度レベル、監視コストレベル、監視効果レベル、難易度レベルの各レベル設定や、算出方法、抽出条件などは、装置に応じて適宜に変更して、適切な監視項目が抽出できるようにするとよい。
1 監視項目決定システム
2 重要度レベル記憶部
3 難易度レベル記憶部
4 抽出処理部
11 リスクレベル記憶部
12 コストレベル記憶部
13 監視効果レベル記憶部
14 重要度レベル算出部
15 故障頻度レベル記憶部
16 故障影響度レベル記憶部
17 リスクレベル算出部
18 監視精度レベル記憶部
19 監視コストレベル記憶部
20 コストレベル算出部
21 抽出条件設定部
22 抽出演算部
23 抽出結果記憶部
2 重要度レベル記憶部
3 難易度レベル記憶部
4 抽出処理部
11 リスクレベル記憶部
12 コストレベル記憶部
13 監視効果レベル記憶部
14 重要度レベル算出部
15 故障頻度レベル記憶部
16 故障影響度レベル記憶部
17 リスクレベル算出部
18 監視精度レベル記憶部
19 監視コストレベル記憶部
20 コストレベル算出部
21 抽出条件設定部
22 抽出演算部
23 抽出結果記憶部
Claims (8)
- 複数の故障要因と複数の監視項目がある装置について、前記装置の状態を監視するのに監視すべき監視項目を決定する監視項目決定システムにおいて、
前記複数の故障要因毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度が評価された重要度レベルを記憶する重要度レベル記憶部と、
前記監視項目毎に実施の難易度が評価された難易度レベルを記憶する難易度レベル記憶部と、
前記重要度レベル記憶部と難易度レベル記憶部にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、前記監視すべき監視項目を抽出する抽出処理部とを備えた監視項目決定システム。 - 前記重要度レベル記憶部が、前記複数の故障要因毎に、故障頻度と故障による影響度が総合評価されたリスクレベルを記憶するリスクレベル記憶部と、
前記複数の監視項目毎に、監視精度と監視コストが総合評価されたコストレベルを記憶するコストレベル記憶部と、
前記複数の監視項目毎に、各故障要因の検出に対する効果が評価された監視効果レベルを記憶する監視効果レベル記憶部と、
前記リスクレベル記憶部と、コストレベル記憶部と、監視効果レベル記憶部にそれぞれ記憶されたリスクレベルと、コストレベルと、監視効果レベルに基づいて、監視項目毎に、各故障要因に対する監視項目の重要度を評価した重要度レベルを算出する重要度レベル算出部とを備え、
前記重要度レベル算出部において算出された重要度レベルが記憶されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の監視項目決定システム。 - 前記リスクレベル記憶部が、前記複数の故障要因毎に、故障の起こり易さが評価された故障頻度レベルを記憶する故障頻度レベル記憶部と、
前記複数の故障要因毎に、故障による影響度が評価された故障影響度レベルとを記憶する故障影響度レベル記憶部と、
前記故障頻度レベル記憶部と故障影響度レベル記憶部にそれぞれ記憶された故障頻度レベルと故障影響度レベルに基づいて、前記複数の故障要因毎にリスクレベルを算出するリスクレベル算出部とを備え、
前記リスクレベル算出部で算出されたリスクレベルが記憶されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の監視項目決定システム。 - 前記コストレベル記憶部が、前記複数の監視項目毎に監視精度が評価された監視精度レベルを記憶する監視精度レベル記憶部と、
前記複数の監視項目毎に、監視コストが評価された監視コストレベルを記憶する監視コストレベル記憶部と、
前記監視精度レベル記憶部と監視コストレベル記憶部にそれぞれ記憶された監視精度レベルと監視コストレベルに基づいて、前記複数の監視項目毎にコストレベルを算出するコストレベル算出部とを備え、
コストレベル算出部で算出されたコストレベルが記憶されるようになっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の監視項目検定システム。 - 前記監視効果レベル記憶部に記憶される監視効果レベルは、故障要因の検出に対する効果がない場合には0で評価されるようになっており、前記重要度レベル算出部において故障要因の検出に対する効果がない監視項目の重要度レベルが0で算出されるようになっていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の監視項目決定システム。
- 前記抽出処理部が、重要度レベルと難易度レベルについて、監視項目を抽出する抽出条件を記憶する抽出条件記憶部と、前記重要度レベル記憶部と難易度レベル記憶部にそれぞれ記憶された重要度レベルと難易度レベルに基づいて、前記抽出条件記憶部に記憶された抽出条件を満足する監視項目を、監視すべき監視項目として抽出することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の監視項目決定システム。
- さらに、抽出された監視項目により監視できる故障要因又は抽出された監視項目により監視できない故障要因を抽出する監視項目決定補助機能を備えていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の監視項目決定システム。
- さらに、監視項目決定補助機能が抽出された監視項目により監視できない故障要因について、監視するのに適した監視項目を抽出する機能を備えていることを特徴とする請求項7に記載の監視項目決定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003331814A JP2005100026A (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 監視項目決定システム |
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JP2003331814A JP2005100026A (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 監視項目決定システム |
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Cited By (3)
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US7546279B2 (en) | 2006-01-24 | 2009-06-09 | Fujitsu Limited | Problem information analysis program, problem information analysis apparatus and problem information analysis method |
JP2014081698A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Azbil Corp | 設備診断評価装置および方法 |
US10924949B2 (en) | 2018-03-30 | 2021-02-16 | Fujitsu Limited | Abnormality detecting method and abnormality detecting device |
-
2003
- 2003-09-24 JP JP2003331814A patent/JP2005100026A/ja not_active Withdrawn
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