JP2009086542A - プラント操業訓練システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

プラント操業訓練システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プラントの操業訓練を行うにあたり、その訓練対象者の熟練度を正確に判定し得る技術を提供する。
【解決手段】訓練対象者8aに対してプラントシミュレータを作動させた状態で入出力手段5によるプラントの操業訓練を行わせて、入出力手段5における操作信号と警報信号との内容を示すメッセージ情報を時系列的に記録したメッセージリストを生成する手段12を備え、訓練対象者8aの熟練度を判定する手段31が、訓練対象者8aによるプラントの操業訓練時において生成されたメッセージリストから抽出したメッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成し、予め登録してある基準メッセージ記号列に対する当該訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて訓練対象者8aの第一熟練度を判定する第一熟練度判定処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成するプラントシミュレータと、前記操作信号の入力及び前記警報信号の出力を行う入出力手段とを備えたプラント操業訓練システムにおいて、訓練対象者に対して、前記プラントシミュレータを作動させた状態で前記入出力手段による前記プラントの操業訓練を行わせて、当該訓練対象者の熟練度を判定するための技術に関する。
工業や化学等のあらゆる分野のプラントを操業する操業者に対して、例えば異常発生時における対応を迅速且つ適切に行うための知識や技能を身に付けさせるために、その操業者に対してプラントの操業訓練を適切且つ効率的に行うことが望ましく、このようなプラントの操業訓練を行うためのプラント操業訓練システムが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような従来のプラント操業訓練システムは、プラントへの操作信号の入力やプラントからの警報信号の出力を行う制御端末などの入出力手段を備えると共に、その入出力手段から入力された操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成し、その入出力手段から出力させるプラントシミュレータを備える。そして、このシステムにより、訓練対象者は、プラントシミュレータを作動させた状態で、入出力手段において出力される警報信号を監視しながら操作信号を入力する所謂プラントの操業訓練を行うことができる。
更に、上記特許文献1に記載のプラント操業訓練システムでは、訓練対象者にプラントの操業訓練を行わせて、その訓練対象者の熟練度を判定可能に構成されており、詳しくは、プロセス量や警報発生回数などのシミュレート結果の履歴を記録し、例えば、ある期間でのプロセス量が目標に近いほど又は警報発生回数が少ないほど熟練度を高く判定する形態で、ある期間でのシミュレート結果のみで訓練対象者の熟練度を判定するように構成されている。
また、上記特許文献2の特に従来の技術の欄に記載されたプラント操業訓練システムでは、訓練対象者にプラントの操業訓練を行わせて、その訓練対象者の熟練度を判定するにあたり、訓練対象者によるプラントの操業訓練時において入出力手段における操作信号と警報信号との内容を示すメッセージ情報を時系列的に記録したメッセージリストを生成し、評価者等がそのメッセージリストを過去の模範的なものと比較して、訓練対象者の熟練度を判定するものとされている。
特開平9−297524号公報(段落0022等) 特開2001−67113号公報(従来の技術の欄等)
しかしながら、上記特許文献1に記載のプラント操業訓練システムでは、熟練度の判定基準が、訓練対象者がどのような操作を行ったかによるものではなく、単にプラントシミュレータにおけるシミュレート結果によるものであるので、その判定結果が訓練対象者の実際の熟練度を正確に示すものではなく信頼性が低いものとなる場合がある。
即ち、実用的ではない又は危険が伴う操作等のように問題がある操作を行った場合でも、そのシミュレート結果の履歴が偶然に良くなって、その訓練対象者の熟練度が高いと誤判定してしまったり、逆に、実用的で且つ結果よりも安全を優先するような操作等のように望ましい操作を行った場合でも、そのシミュレート結果の履歴が偶然に悪くなって、その訓練対象者の熟練度が低いと誤判定されてしまう場合がある。
そこで、上記特許文献2に記載のプラント操業訓練システムのように、プラントの操業訓練時に生成されたメッセージリストを模範的なものと比較して訓練対象者の熟練度を判定することで、訓練対象者に対する熟練度の判定結果の信頼性を向上することが考えられる。しかしながら、プラントの規模等にもよるが、メッセージリストには、数千種類あるメッセージ情報が数百程度存在している場合があり、このメッセージリストの評価を評価者等が行う必要があるので、甚大な時間がかかる上に、評価者の判定基準のばらつきにより、判定結果の信頼性を十分に向上することができないという問題があった。
更に、上記のような熟練度の判定結果は、例えばプラントの操業者として要求される熟練度に関する設定条件を満たす訓練対象者をプラントの操業者に決定する形態でのプラントの操業計画に利用する場合がある。しかし、その判定結果の信頼性が低い場合には、プラントの操業者の実際の熟練度が設定条件を満たすものとならずに、例えば、プラントの操業者の実際の熟練度にばらつきが生じたり、要求される熟練度に達していない者がプラントの操業者とされるなどの問題が生じることが懸念される。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プラントの操業訓練を行うにあたり、その訓練対象者の熟練度を正確に判定し得る技術を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るプラント操業訓練システムは、操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成するプラントシミュレータと、
前記操作信号の入力及び前記警報信号の出力を行う入出力手段とを備え、
訓練対象者に対して、前記プラントシミュレータを作動させた状態で前記入出力手段による前記プラントの操業訓練を行わせて、当該訓練対象者の熟練度を判定する熟練度判定手段を備えたプラント操業訓練システムであって、その特徴構成は、前記入出力手段における前記操作信号と前記警報信号との内容を示すメッセージ情報を時系列的に記録したメッセージリストを生成するメッセージリスト生成手段を備え、
前記熟練度判定手段が、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成し、予め登録してある基準メッセージ記号列に対する当該訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて前記訓練対象者の第一熟練度を判定する第一熟練度判定処理を実行する点にある。
上記特徴構成によれば、上記第一熟練度判定処理により生成される上記訓練対象者メッセージ記号列は、訓練対象者が上記プラントの操業訓練を行っている間に上記プラントシミュレータに対して上記入出力手段を介して入出力された操作信号と警報信号との内容を示すメッセージ情報を、当該メッセージ情報に対応するメッセージ記号に変換し、それを時系列順に列記したものとなる。即ち、この訓練対象者メッセージ記号列は、非常に単純な記号の列であるにもかかわらず、訓練対象者がプラント操業訓練時においてプラントシミュレータに対して入出力した操作内容や警報内容を時系列的に表したものとなる。
そして、その訓練対象者メッセージ記号列が、高い第一熟練度の基準となる所定の基準メッセージ記号列に近似したものであるほど、その操業訓練時において訓練対象者が適切な順序で操作信号を入力し適切な順序で警報信号が出力されたと認められることから、上記第一熟練度判定処理により、上記基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて判定した第一熟練度は、その訓練対象者がプラントの操業手順を適切に習得しているか否かを正確に示すものとなる。
従って、本発明により、プラントの操業訓練を行うにあたり、その訓練対象者の第一熟練度で示される操業手順習得度を正確に判定し得るプラント操業訓練システムを実現することができる。
また、上記目的を達成するための本発明に係るコンピュータプログラムは、操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成するプラントシミュレータと、
前記操作信号の入力及び前記警報信号の出力を行う入出力手段とを備えたプラント操業訓練システムにおいて、
訓練対象者に対して、前記プラントシミュレータを作動させた状態で前記入出力手段による前記プラントの操業訓練を行わせて、当該訓練対象者の熟練度を判定する熟練度判定処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、その特徴構成は、前記熟練度判定処理として、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成し、予め登録してある基準メッセージ記号列に対する当該訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて前記訓練対象者の第一熟練度を判定する第一熟練度判定処理を前記コンピュータに実行させる点にある。
本発明に係るコンピュータプログラムの特徴構成によれば、コンピュータに、上記第一熟練度判定処理を実行させて、当該コンピュータを、上述した本発明に係るプラント操業訓練システムが備える熟練度判定手段として機能させて、本発明に係るプラント操業訓練システムと同様の作用効果を発揮させることができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、熟練者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを熟練者メッセージ記号列として生成し、当該熟練者メッセージ記号列を前記基準メッセージ記号列として登録する基準メッセージ記号列登録処理を実行する基準登録手段を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、上記基準メッセージ記号列登録処理により、プラントの操業手順を適切に習得している熟練者、即ち操業手順習得度が高い熟練者に対して、プラントの操業訓練を行わせて、適切な順序で操作信号を入力し適切な順序で警報信号が出力するときに生成された熟練者メッセージ記号列を、簡単に、上記基準メッセージ記号列として登録することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、前記メッセージリストが、前記入出力手段における前記操作信号と前記警報信号との内容についての分類を示すメッセージ番号と、当該内容の詳細情報を示すタグ情報とを含むメッセージ情報を、時系列的に記録したものである点にある。
上記特徴構成によれば、上記メッセージリストが、上記メッセージ番号と上記タグ情報とを含む比較的長いメッセージ情報を時系列的に記録したものである場合において、そのメッセージ情報をそのまま時系列順に列記するのではなく、そのメッセージ情報を一旦メッセージ記号に変換した後に列記してメッセージ記号列を生成するので、メッセージ記号列をできるだけ短いものとすることができ、メッセージ記号を用いる訓練対象者の第一熟練度の判定するための処理速度及び処理容量の甚大化を防止することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、前記熟練度判定手段が、前記第一熟練度判定処理において、前記メッセージ記号毎に割り当てられたメッセージシンボルを前記訓練対象者メッセージ記号列の順に帯状表示した訓練対象者メッセージシンボル列と、前記メッセージシンボルを前記基準メッセージ記号列の順に帯状表示した基準メッセージシンボル列とを表示部に並べて表示する点にある。
上記特徴構成によれば、上記メッセージシンボル列表示手段により、プラント操業訓練時のメッセージ記号列を時系列順にメッセージ記号毎のメッセージシンボル(例えば、メッセージ色)で帯状に表示したメッセージシンボル列として、訓練対象者のプラント操業訓練時のメッセージ記号列をシンボル化した訓練対象者メッセージシンボル列と、高い第一熟練度の基準となる基準メッセージ記号列をシンボル化した基準メッセージシンボル列とが、表示部に並べて表示されるので、訓練対象者自身や評価者等が、その夫々のメッセージシンボル列を視認して比較することにより、訓練対象者のプラントの操業手順習得度を可視的且つ瞬時に把握することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、前記熟練度判定手段が、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記操作信号の入力頻度と前記警報信号の出力個数との時系列データを訓練対象者入出力データとして生成し、予め登録してある基準入出力データに対する当該訓練対象者入出力データの類似度に基づいて前記訓練対象者の第二熟練度を判定する第二熟練度判定処理を実行する点にある。
上記特徴構成によれば、上記第二熟練度判定処理により生成される上記訓練対象者入出力データは、訓練対象者が上記プラントの操業訓練を行っている間に上記プラントシミュレータに対して上記入出力手段から入出力された上記操作信号の入力頻度と上記警報信号の出力個数との時系列データを反映したものとなる。
そして、その訓練対象者入出力データが、高い第二熟練度の基準となる所定の基準入出力データに近似したものであるほど、その操業訓練時において訓練対象者が適切な頻度で操作信号を入力し適切な個数の警報信号が出力されたと認められることから、上記第二熟練度判定処理により、上記基準入出力データに対する上記訓練対象者入出力データの類似度に基づいて判定した第二熟練度は、その訓練対象者がプラントの操業を適切に安定して行ったか否かについての操業安定度を正確に示すものとなる。
従って、上述した第一熟練度判定処理で判定した第一熟練度で示される操業手順習得度に合わせて、上記第二熟練度判定処理で判定した第二熟練度で示される操業安定度を一層正確に評価することができ、これら第一熟練度及び第二熟練度の2つの基準で訓練対象者の熟練度を判断することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、上記熟練度判定手段が第一及び第二熟練度判定処理を実行する場合において、熟練者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記操作信号の入力頻度と前記警報信号の出力個数との時系列データを熟練者入出力データとして生成し、当該熟練者入出力データを前記基準入出力データとして登録する基準入出力データ登録処理を実行する基準登録手段を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、上記基準入出力データ登録処理により、プラントの操業を適切に安定して行うことができる熟練者に対して、プラントの操業訓練を行わせて、適切な頻度で操作信号を入力し適切な個数の警報信号が出力するときに生成された熟練者入出力データを、簡単に、上記基準入出力データとして登録することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、上記熟練度判定手段が第一及び第二熟練度判定処理を実行する場合において、前記第一熟練度判定処理で判定した第一熟練度と前記第二熟練度判定処理で判定した第二熟練度とを前記訓練対象者に関連付けて格納する熟練度データベースを備え、
前記熟練度データベースに格納された前記訓練対象者の夫々の前記第一熟練度及び前記第二熟練度をグラフ図として表示部に表示する成績表示手段を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、上記成績表示手段により、上記熟練度データベース格納された訓練対象者の夫々についての、上述した第一熟練度判定処理で判定したプラントの操業手順を適切に習得しているか否かを示す第一熟練度と、上述した第二熟練度判定処理で判定したプラントの操業を適切に安定して行ったか否かを示す第二熟練度とをプロットしたグラフ図を表示部に表示させることができる。よって、評価者等が、そのグラフ図を視認することにより、夫々の訓練対象者の熟練度を、上記第一熟練度で示される操業手順習得度と上記第二熟練度で示される操業安定度との二つの面から評価し比較することができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの更なる特徴構成は、前記熟練度判定手段で判定した熟練度を前記訓練対象者に関連付けて格納する熟練度データベースを備え、
前記熟練度に関する設定条件を満たす前記訓練対象者を前記熟練度データベースから抽出し、当該抽出した訓練対象者を前記プラントの操業者に決定する形態で、前記プラントの操業計画を行うプラント操業計画手段を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、上記プラント操業計画手段を備えることで、上記熟練度データベースに格納した複数の訓練対象者の夫々の熟練度を参照し、プラントの操業者として要求される熟練度に関する設定条件を満たす訓練対象者を抽出してプラントの操業者に決定する形態で、プラントの操業計画を行うことができる。
そして、これまで説明してきたように、上記熟練度判定手段により判定し上記熟練度データベースに格納する熟練度は、訓練対象者の実際の熟練度を正確に示すものであるので、プラントの操業者の実際の熟練度のばらつきや、要求される熟練度に達していない者のプラントの操業などの問題を回避し、プラントの操業者の実際の熟練度を要求どおりとするようにプラントの操業計画を行うことができる。
本発明に係るプラント操業訓練システムの実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すプラント操業訓練システム(以下、「本システム」と呼ぶ。)は、詳細については後述するが、クライアント端末1と訓練サーバ3と計画端末4との夫々のコンピュータシステムを、社内LANなどの通信ネットワーク7を介して互いにデータ通信可能な状態で接続してなる。
また、これらクライアント端末1と訓練サーバ3と計画端末4との夫々のコンピュータシステムは、所定のコンピュータプログラムを実行することにより後述する各種手段として機能するように構成されている。
上記クライアント端末1は、プラントの操業訓練を行う訓練対象者8aや熟練者8b等の利用者8側に設置され、操作信号Iに応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号Oを生成するプラントシミュレータとして機能すると共に、操作信号Iの入力及び警報信号Oの出力を行う入出力手段5として機能するキーボード1b及びディスプレイ1aを有する。
上記訓練サーバ3は、当該訓練対象者8aに対するプラントの操業手順等の指導や評価を行う評価者9側に設置され、訓練対象者8aや熟練者8b等の利用者8に対してクライアント端末1を作動させた状態で入出力手段5によるプラントの操業訓練を行わせるものとして構成されている。
上記計画端末4は、プラントの操業計画を行う操業計画者10側に設置され、プラントの操業計画を行うものとして構成されている。
上記クライアント端末1は、プラントの操業訓練を行う訓練対象者8aや熟練者8b等の利用者8側に設置された通常のコンピュータシステムからなる。そして、このクライアント端末1は、操作信号Iに応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号Oを生成するプラントシミュレータとして機能する。更に、操作信号Iの入力及び警報信号Oの出力を行う入出力手段5として機能するキーボード1b及びディスプレイ1aが設けられている。
具体的に、クライアント端末1は、実際のプラントにおける各種機器類をモデル化したプラントモデル11を有し、入出力手段5としてのキーボード1bから入力された操作信号Iに応じてプラントの状態がどのような状態に遷移するかをシミュレートして、プラントで出力される警報信号Oを含むプラントの状態を認識可能な状態信号を生成して入出力手段5としてのディスプレイ1aに表示するように構成されている。尚、かかるクライアント端末1は、公知のプラントシミュレータの構成を適宜採用することできる。
一方、上記訓練サーバ3は、通信ネットワーク7を通じて通信可能な通常のサーバシステムからなり、上記クライアント端末1のディスプレイ1aに対してプラントの操業訓練のための各種処理用画面等を提供するように構成されている。
例えば、上記各種処理用画面としては、プラントにおける各種機器の配置図や、ポンプやバルブなどの操作対象機器への操作信号Iの入力を支援するための操作画面や、流量計や圧力計などの計測機器の計測値を表示するための計測結果画面や、警報信号Oを出力するための警報画面等が設けられている。
即ち、利用者8は、クライアント端末1においてディスプレイ1a上に表示される警報画面や操作画面などの各種処理画面を利用して、クライアント端末1から出力される警報信号Oを確認しながら、その警報信号Oが出力されなくなるようにクライアント端末1へ操作信号Iを入力するというようなプラントの操作訓練を行うことができる。
そして、上述した本システムは、上記利用者8としての訓練対象者8aに対して、上記プラントの操業訓練を行わせるにあたり、その訓練対象者8aの熟練度を正確に判定するための特徴構成を有しており、その特徴構成の詳細について以下に説明する。
図1を参照して、上記クライアント端末1は、利用者8がプラントの操業訓練を行う際に、例えば異常発生時の対処などのような課題に対して、上記キーボード1bからクライアント端末1へ入力した操作信号Iと、クライアント端末1からディスプレイ1aへ出力された警報信号Oとの内容を示すメッセージ情報を時系列的に記録したメッセージリストを生成してメモリなどに記録するメッセージリスト生成手段12として機能するように構成されている。
尚、このメッセージリストは、図2に示すように、操作信号Iや警報信号Oの入出力の日時、その内容についての分類を示すメッセージ番号、その内容の詳細情報を示すタグやタグコメントなどのタグ情報とを含むメッセージ情報を、時系列的に記録してリスト化したものとして生成される。
更に、上記訓練サーバ3は、利用者8としての訓練対象者8aに対してプラントの操業訓練を行わせたときに、上記メッセージリスト生成手段12で生成されたメッセージリストを用いて、訓練対象者8aの熟練度を、例えば点数など定量的に判定する熟練度判定処理を実行する熟練度判定手段31として機能するように構成されている。
以下、上記熟練度判定手段31により実行される上記熟練度判定処理としての第一熟練度判定処理、更には第二熟練度判定処理の詳細について以下に説明する。
(第一熟練度判定処理)
上記熟練度判定手段31により実行される第一熟練度判定処理では、先ず、訓練対象者8aによるプラントの操業訓練時において上記メッセージリスト生成手段12で生成されたメッセージリストから抽出したメッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成する。
具体的には、図2に示すように、訓練対象者8aのプラントの操業訓練時における上記メッセージリストに記録されたメッセージ情報の夫々について、当該メッセージ情報に対応付けられた夫々のメッセージ記号(例えば図2に示す「aa1」「bA5」,「cg3」,「Jk3」,「As2」,「rj3」・・・等)を、時系列順に列記した訓練対象者メッセージ記号列(例えば「aa1bA5cg3Jk3As2rj3・・・」等)として生成する。
即ち、この訓練対象者メッセージ記号列は、訓練対象者8aがプラントの操業訓練を行っている間にプラントモデル11に対して入出力手段5を介して入出力された操作信号Iと警報信号Oとの内容の並びを表すものとなる。
尚、本実施例では、メッセージ記号として、大文字及び小文字の英字の2桁の末尾に0〜9の数字を付加した3桁の英数字からなる記号を用いた例を説明するが、例えば、メッセージ情報に対応付けられた漢字一文字など、メッセージ情報の種類数等に応じて適当な形態のメッセージ記号を採用しても構わない。
更に、熟練度判定手段31により実行される第一熟練度判定処理では、高い熟練度の基準となる上記メッセージ記号の列を所定の基準メッセージ記号列(例えば「aa1bB5dg5Jd3ks5rj3・・・」等)として予め登録してあり、更に、その基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度を求め、その類似度から訓練対象者8aの第一熟練度を判定するように構成されている。
即ち、その訓練対象者メッセージ記号列が、高い熟練度の基準となる所定の基準メッセージ記号列に近似したものであるほど、その操業訓練時において訓練対象者8aが適切な順序で操作信号Iを入力し適切な順序で警報信号Oが出力されたと認められることから、上記熟練度判定手段31で実行される第一熟練度判定処理により、上記基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度から判定した第一熟練度は、その訓練対象者8aがプラントの操業手順を適切に習得しているか否かを正確に示す操業手順習得度として認識し得るものとなる。
また、上記基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度は、公知の文字列の類似度を評価する手法で導出することができ、例えば、英単語等のスペルチェック法として公知のレーベンシュタイン距離(編集距離)を用いた手法等を採用することができる。
以下に、レーベンシュタイン距離を用いた手法を採用した例について、具体的に説明する。レーベンシュタイン距離とは、二つの文字列がどの程度異なっているかを示す数値であり、具体的には、文字の「挿入」、「削除」、「置換」の操作によって、一方の文字列を他方の文字列に変形するのに必要な手順の最小回数として与えられる。例えば、文字列「aple」の「p」と「l」の間に「p」を1文字挿入すれば文字列「apple」となるので、「aple」と「apple」とのレーベンシュタイン距離は1となる。同様に、文字列「aple」から「l」の1文字を削除して文字列「ape」が得られるので、「aple」と「ape」とのレーベンシュタイン距離も1、文字列「aple」のうちの1文字「p」を「b」に置換して文字列「able」が得られるので、「aple」と「able」とのレーベンシュタイン距離も1となる。このように「削除」「挿入」「置換」を最小何回行えば、目標とする文字列に変換できるかを数えて、レーベンシュタイン距離が求められる。そしてレーベンシュタイン距離が小さいほど、2つの文字列は似ていることを意味する。このようなレーベンシュタイン距離は計算方法が単純明快で隠れマルコフモデルのような初期値や状態数などのパラメータによる依存性がないとされている。
よって、訓練対象者メッセージ記号列を基準メッセージ記号列とするために必要な記号の「挿入」、「削除」、「置換」の操作の最小回数である訓練対象者メッセージ記号列と基準メッセージ記号列とのレーベンシュタイン距離を求めることで、このレーベンシュタイン距離の逆数等を、上記基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度として認識することができ、例えばこの類似度に係数等を乗じたものを、第一熟練度としてのプラントの操業手順を適切に習得しているか否かの操業手順習得度として導出することができる。
また、上記基準メッセージ記号列は、上記訓練対象者メッセージ記号列と同様に、プラントの操業手順を適切に習得している熟練者8b、即ち操業手順習得度が高い熟練者8bに対してプラントの操業訓練を行わせたときに、上記メッセージリスト生成手段12で生成されたメッセージリストから抽出したメッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列的に列記した熟練者メッセージ記号列として得ることができる。
そして、訓練サーバ3は、利用者8としての上記熟練者8bにプラントの操業訓練を行わせることで適切な順序で操作信号Iを入力し適切な順序で警報信号Oが出力する状態で生成された熟練者メッセージ記号列を、自動的に上記基準メッセージ記号列として登録する基準メッセージ記号列登録処理を実行する基準登録手段32(図1参照)として機能するように構成されている。
更に、上記熟練度判定手段31は、上述した第一熟練度判定処理において、上記基準メッセージ記号列に対する上記訓練対象者メッセージ記号列の類似度を認識し得る情報そのものをクライアント端末1のディスプレイ1aや訓練サーバ3のディスプレイ3a等に表示することで、訓練対象者8a自身や評価者9に対して、当該訓練対象者8aのプラントの操業手順の習得度を可視的且つ瞬時に把握させるように構成することができる。
具体的に、図3に示すように、上記熟練度判定手段31は、上述した第一熟練度判定処理において、メッセージ記号毎に割り当てられたメッセージシンボルを、訓練対象者メッセージ記号列の順に帯状表示した訓練対象者メッセージシンボル列と、メッセージシンボル(図3に示した例では、メッセージ色)を基準メッセージ記号列の順に帯状表示した基準メッセージシンボル列とを、クライアント端末1が有するディスプレイ1a(表示部の一例)や訓練サーバ3が有するディスプレイ3a(表示部の一例)に並べて表示するように構成されている。
即ち、上記メッセージシンボル列は、メッセージ記号毎やその分類毎に異なる色調で表示されたブロックをメッセージ記号列のメッセージ記号の列記順に積層表示したものとして表示することができる。
そして、訓練対象者8aによって視認されるディスプレイ1a,3aには、このようなメッセージシンボル列として、上記訓練対象者8aのプラント操業訓練時において生成された訓練対象者メッセージ記号列に対応する訓練対象者メッセージシンボル列と、高い第一熟練度の基準となる基準メッセージ記号列に対応したものとが並べて表示されることになる。従って、訓練対象者8a自身や評価者9が、その夫々のメッセージシンボル列を視認して比較することができる。
また、図3に示すように、上記メッセージシンボル列としては、上記訓練対象者8aによるものや高い熟練度の基準となるもの以外に、最も熟練度が低い訓練対象者8aによるもの(図3において「ワースト」と記載されたメッセージシンボル列)をディスプレイ1a,3aに表示するように構成することができる。よって、このようにディスプレイ1aに表示された夫々のメッセージシンボル列を比較することにより、当該訓練対象者8aのプラントの操業手順習得度が、基準のものに近似し優れたものであるのか、逆に、ワーストのものに近似し劣ったものであるのかを、可視的且つ瞬時に把握することができる。
尚、上記メッセージシンボル列として、上記のような色調を利用したものではなく、例えば、メッセージ記号毎やその分類毎に異なる形状で表示されたマークをメッセージ記号列のメッセージ記号の列記順に積層表示したものとして表示することもできる。
さらに、上記の文字列の類似度を評価する手法としては、重み付きレーベンシュタイン距離(重み付き編集距離)を用いた手法、隠れマルコフモデル(HMM)を用いた手法、EMD(Earth Mover‘s Distance)を用いた手法、N−gramを用いた手法など、別の手法を採用しても構わない。
(第二熟練度判定処理)
上記熟練度判定手段31により実行される第二熟練度判定処理では、先ず、図4に示すように、訓練対象者8aによるプラントの操業訓練時においてメッセージリスト生成手段12で生成されたメッセージリストから抽出した操作信号Iの入力頻度(以下、「操作頻度」と呼ぶ。)と警報信号Oの出力個数(以下、「警報個数」と呼ぶ。)との時系列データを訓練対象者入出力データとして生成する。
更に、上記第二熟練度判定処理では、図5に示すように、高い熟練度の基準となる操作頻度と警報個数との時系列データを所定の基準入出力データとして予め登録してあり、更に、その基準入出力データに対する上記訓練対象者入出力データの類似度を求め、その類似度から訓練対象者8aの上述した第一熟練度とは異なる第二熟練度を判定するように構成されている。
即ち、その訓練対象者入出力データが、高い熟練度の基準となる所定の基準入出力データに近似したものであるほど、その操業訓練時において訓練対象者8aが適切な頻度で操作信号Iを入力し適切な個数の警報信号Oが出力されたと認められることから、上記第一熟練度判定処理により、上記基準入出力データに対する上記訓練対象者入出力データの類似度から判定した第二熟練度は、その訓練対象者8aがプラントの操業を適切に安定して行ったか否かを正確に示す操業安定度といて認識し得るものとなる。
従って、上述した第一熟練度判定処理で判定した第一熟練度で示される操業手順習得度に合わせて、上記第二熟練度判定処理で判定した第二熟練度で示される操業安定度についても一層正確に評価することができる。
尚、この基準入出力データは、例えば図5に示すように、操作頻度については、継続して一定頻度以上の操作信号Iの入力が行われている状態となり、一方、警報個数については、時間が経過するのに伴って早い段階で極めて少ないものに低減され、その状態が継続される状態となるものとされる。
また、上記基準入出力データに対する上記訓練対象者入出力データの類似度は、相関係数やユークリッドノルム(ユークリッド距離)を用いて2つのデータの類似度を評価する公知のマッチング方法により導出することができる。
尚、上記相関係数によるマッチング方法では、基準入出力データの観測データの標本平均と標本分散を、両データに共通な母平均と母分散とみなして両データの夫々の標準化を行い、その結果得られたデータの内積を類似度の指標とすることができる。また、別の上記相関係数によるマッチング方法では、基準入出力データの観測データの標本平均と標本分散を、両データに共通な母平均と母分散とみなして計算した相関係数を類似度の指標とすることもできる。
一方、上記ユークリッドノルムによるマッチング方法では、訓練対象者入出力データ上の点と基準入出力データ上の点とについて、それら2点間の距離をユークリッドノルムとして単位時間毎に求め、それらのユークリッドノルムの平均が0に近いほど類似度が高いと評価することができる。
尚、上記マッチング方法としては、重み付きユークリッドノルム(重み付きユークリッド距離)を用いた方法、ミンコフスキー距離を用いた方法、重み付きミンコフスキー距離を用いた方法、マハラノビスの汎距離を用いた方法など、別の方法を採用しても構わない。
また、図5に示す上記基準入出力データは、上記訓練対象者入出力データと同様に、適切な状態で操作信号Iを入力し適切な状態で警報信号Oが出力されるようにプラントを操業できる熟練者8b、即ち操業安定度が高い熟練者8bに対してプラントの操業訓練を行わせたときに、上記メッセージリスト生成手段12で生成されたメッセージリストから抽出した操作信号Iの入力頻度(操作頻度)と警報信号Oの出力個数(警報個数)との時系列データを熟練者入出力データとして得ることができる。
そして、図1に示すように、訓練サーバ3は、利用者8としての上記熟練者8bにプラントの操業訓練を行わせることで、適切な頻度で操作信号Iを入力し適切な個数の警報信号Oが出力する状態で生成された熟練者入出力データを、自動的に上記基準入出力データとして登録する基準入出力データ登録処理を実行する基準入出力データ登録手段32(図1参照)として機能するように構成されている。
以下、実際のプラントの操業訓練による熟練度の評価結果例について、説明を加える。
尚、このプラントの操業訓練で使用したクライアント端末1は、図6に示すように、LNG供給プラント100をモデル化したプラントモデル11を有するものとして構成されている。
即ち、このLNG供給プラント100は、LNG(液化天然ガス)を貯蔵するLNGタンク101、そのLNGタンク101からLNGを払い出すためのポンプ102、そのポンプ102から払い出されたLNGを海水等との熱交換により気化して供給先に供給される都市ガスとする気化器103、及び、各部のLNGや都市ガスの流量や圧力等を検知する計器類(図示せず)等の各種機器類を備えて構成されている。
また、このLNG供給プラント100では、複数の主ポンプ102aと少なくとも1つの予備ポンプ102bとからなる複数のポンプ102を並設している。そして、これら複数の主ポンプ102aについては、払出し流量及び圧力が目標値となるように運転台数の制御が行われており、また、上記予備ポンプ102bについては、上記主ポンプ102aの少なくとも1つが異常停止する所謂ポンプトリップが発生した場合に、そのポンプ102aの代わりに起動される。
そして、本実施形態で行うプラントの操業訓練では、上記クライアント端末1により、上記ポンプトリップ発生時におけるLNG供給プラント100の状態をシミュレートさせた状態で行われる。
先ず、熟練者8bに対してプラントの操業訓練を行わせた場合におけるその熟練者8bによる対処方法について説明する。
〔熟練者の対処方法〕
1)ポンプトリップ発生直後に、運転中の他の主ポンプ102aの吐出量を適量分瞬時に増加させることで、払出し流量及び払出し圧力の低下を一時的に抑制する。
2)ポンプトリップ発生から15秒後に、予備ポンプ102bを起動させる。
3)起動した予備ポンプ102bの吐出量の目標値を瞬時に増量させると共に、上記1)で一時的に増加した主ポンプ102aの吐出量を元に戻す。
4)気化器103の出口側圧力を監視しながら、その出口側圧力が設定範囲内に収まるように、上記主ポンプ102aの吐出量を微調整する。
そして、熟練者8bがプラントの操業訓練を行って上記のように対処することで、基準登録手段32により生成された熟練者メッセージ記号列や熟練者入出力データが基準メッセージ記号列や基準入出力データとして登録される。
次に、訓練対象者8aに対してプラントの操業訓練を行わせた場合におけるその訓練対象者8aの対処方法について説明する。
〔訓練対象者の対処方法〕
1)ポンプトリップ発生直後に、予備ポンプ102bを起動させる。
2)運転中の他の主ポンプ102aの吐出量を、例えば2.5分経過した時点で適量となる程度に、徐々に増加させる。
3)気化器103の出口側圧力を監視しながら、その出口側圧力が設定範囲内に収まるように、上記主ポンプ102a及び予備ポンプ102bの吐出量を微調整する。
そして、熟練者8bがプラントの操業訓練を行って上記のように対処することで、熟練度判定手段31により、訓練対象者メッセージ記号列や訓練対象者入出力データが生成され、予め登録している基準メッセージ記号列や基準入出力データに対する類似度から訓練対象者8aの操業手順習得度を示す第一熟練度や操業安定度を示す第二熟練度が判定される。
更に、図1に示すように、訓練サーバ3は、複数の訓練対象者8aの夫々に対してプラントの操業訓練を行わせるにあたり、熟練度判定手段31により判定した夫々の訓練対象者8aの第一熟練度及び第二熟練度を、訓練対象者8aの識別情報に関連付けて、訓練サーバ3等のコンピュータシステムが備える1又は2以上の不揮発性記憶装置に割り付けられた熟練度データベース(以下、「熟練度DB」と略称する。)50に格納するように構成されている。即ち、熟練度DB50は、熟練度判定手段31で判定した熟練度を訓練対象者8aに関連付けて格納するものとして構成されている。
そして、訓練サーバ3や計画端末4は、上記熟練度DB50に格納された訓練対象者8aの夫々の操業手順習得度を示す第一熟練度及び操業安定度を示す第二熟練度をグラフ図として当該訓練サーバ3が有するディスプレイ3a(表示部の一例)や当該計画端末4のディスプレイ4a(表示部の一例)に表示する成績表示手段33,42として機能するように構成されている。
具体的には、上記成績表示手段33,42は、熟練度DB50から抽出した複数の訓練対象者8aの第一熟練度及び第二熟練度のデータを、図7(a),(b),(c)に示すような縦軸に第一熟練度を示し横軸に第二熟練度を示すグラフ図上にプロットしたもの(以下、「成績グラフ図」と呼ぶ。)を、ディスプレイ3a,4aに表示する。
ここで、縦軸の第一熟練度については、数値が大きいほど操業手順習得度が高いものとして表され、横軸の第二熟練度については、数値が大きいほど操業安定度が高いものとして表されている。
従って、この成績グラフ図において、右上角に近い領域にプロットされた訓練対象者ほど、操業手順習得度及び操業安定度が平均して高い者であると明確に認識することができる。
例えば、図7(a)に示す成績グラフ図では、プラント操業の経験年数が2年未満等の初級の訓練対象者の熟練度を示し、図7(b)に示す成績グラフ図では、プラント操業の経験年数が2年以上5年未満等の中級の訓練対象者の熟練度を示し、図7(c)に示す成績グラフ図では、プラント操業の経験年数が5年以上等の上級の訓練対象者の熟練度を示したものである。
そして、初級の成績グラフ図(図7(a))と中級の成績グラフ図(図7(b))を比較すると、プラント操業の経験年数が5年未満の範囲で長くなるほど、操業手順習得度が向上していく一方で操業安定度があまり向上していないことを認識でき、更に、中級の成績グラフ図(図7(b))と上級の成績グラフ図(図7(c))を比較すると、プラント操業の経験年数が5年以上の範囲で長くなるほど、操業手順習得度と操業安定度とが共に向上していくことを明確に認識することができる。
従って、このような成績グラフ図を参考にして、初級、中級、上級の訓練対象者に対して、操業手順習得度と操業安定度との両面でプラント操業訓練の熟練度を向上させるための指導を的確に実施することができる。
また、図7(a),(b),(c)において、ある訓練対象者が1回目に操業訓練を行った際の熟練度(図面における白丸印)と、当該訓練対象者が2回目に操業訓練を行った際の熟練度(図面における白丸印からの矢印で示された黒丸印)とを比較すると、1回目よりも2回目の方が操業手順習得度及び操業安定度が向上していることを認識することができる。これらの理由は様々であるが、訓練対象者8aに対してヒアリングしてみると、1回目よりも2回目のほうが落ち着いて操業訓練を行うことができたなどの理由があり、これら熟練度の判定結果は、そのような緊張感によるものなどの詳細な状況等についても定量的に認識し得るものとなっているといえる。
次に、本システムにおいてプラントの操業計画を行うための構成について、説明を加える。
計画端末4は、上記熟練度DB50に対してアクセス可能に構成された通常のパーソナルコンピュータサーバシステムからなる。そして、上記計画端末4は、熟練度に関する設定条件を満たす訓練対象者8aを熟練度DB50から抽出し、当該抽出した訓練対象者8aをプラントの操業者に決定する形態で、プラントの操業計画を行うプラント操業計画手段41として機能するように構成されている。
具体的には、特定の操業日において要求される操業手順習得度(第一熟練度)更には操業安定度(第二熟練度)等の熟練度に達していない者がプラントを操業しないようにするためには、上記プラント操業計画手段41により、熟練度DB50に格納された複数の訓練対象者8aの熟練度を参照しながら、上記熟練度に関する設定条件として、例えば第一熟練度と第二熟練度の平均値がある一定以上であるという条件を満たすように、熟練度DB50から上記特定の操業日における操業者となる訓練対象者8aを抽出することができる。
また、第一熟練度の合格ライン及び第二熟練度の合格ラインを設けて、第一熟練度及び第二熟練度の夫々が両合格ライン以上である訓練対象者を初級、中級、上級の夫々におけるプラント操業についての合格者として認識し、初級、中級、上級の夫々の訓練対象者から合格者をバランスよく操業者として抽出することもできる。
また、複数の操業日に渡ってプラントの操業者の実際の熟練度のばらつきが生じないようにするためには、上記プラント操業計画手段41により、熟練度DB50に格納された複数の訓練対象者8aの夫々の熟練度を参照しながら、上記熟練度に関する設定条件として当該複数の操業日の夫々における複数の操業者の熟練度の平均値が略均一になるという条件を満たすように、熟練度DB50から上記複数の操業日の夫々における操業者となる訓練対象者8aを抽出することができる。
尚、上記実施の形態では、本訓練システムを、クライアント端末1と訓練サーバ3と計画端末4とを通信ネットワーク7を互いにデータ通信可能な状態で接続した構成としたが、これらコンピュータシステムの配置や接続形態等については適宜改変可能である。
また、本実施形態では、熟練度判定手段31を、第一熟練度判定処理に加えて第二熟練度判定処理を実行するように構成したが、第二熟練度判定処理を適宜省略しても構わない。
本発明は、プラントの操業訓練を行うにあたり、その訓練対象者の熟練度を正確に判定し得るプラント操業訓練システム及びコンピュータプログラムとして有効に利用可能である。
本発明に係るプラント操業訓練システムの概略構成図 メッセージリストの具体例を示す図 メッセージシンボル列の表示例を示す図 訓練対象者入出力データの具体例を示す図 基準入出力データの具体例を示す図 プラントシミュレータでモデル化されたプラントの構成図 第一熟練度及び第二熟練度の表示例を示すグラフ図
符号の説明
1:クライアント端末(プラントシミュレータ)
1a,3a,4a:ディスプレイ(表示部)
5:入出力手段
8a:訓練対象者
8b:熟練者
31:熟練度判定手段
32:基準登録手段
33,42:成績表示手段
41:プラント操業計画手段
50:熟練度データベース
I:操作信号
O:警報信号

Claims (9)

  1. 操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成するプラントシミュレータと、
    前記操作信号の入力及び前記警報信号の出力を行う入出力手段とを備え、
    訓練対象者に対して、前記プラントシミュレータを作動させた状態で前記入出力手段による前記プラントの操業訓練を行わせて、当該訓練対象者の熟練度を判定する熟練度判定手段を備えたプラント操業訓練システムであって、
    前記入出力手段における前記操作信号と前記警報信号との内容を示すメッセージ情報を時系列的に記録したメッセージリストを生成するメッセージリスト生成手段を備え、
    前記熟練度判定手段が、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成し、予め登録してある基準メッセージ記号列に対する当該訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて前記訓練対象者の第一熟練度を判定する第一熟練度判定処理を実行するプラント操業訓練システム。
  2. 熟練者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを熟練者メッセージ記号列として生成し、当該熟練者メッセージ記号列を前記基準メッセージ記号列として登録する基準メッセージ記号列登録処理を実行する基準登録手段を備えた請求項1に記載のプラント操業訓練システム。
  3. 前記メッセージリストが、前記入出力手段における前記操作信号と前記警報信号との内容についての分類を示すメッセージ番号と、当該内容の詳細情報を示すタグ情報とを含むメッセージ情報を、時系列的に記録したものである請求項1又は2に記載のプラント操業訓練システム。
  4. 前記熟練度判定手段が、前記第一熟練度判定処理において、前記メッセージ記号毎に割り当てられたメッセージシンボルを前記訓練対象者メッセージ記号列の順に帯状表示した訓練対象者メッセージシンボル列と、前記メッセージシンボルを前記基準メッセージ記号列の順に帯状表示した基準メッセージシンボル列とを表示部に並べて表示する請求項1〜3の何れか一項に記載のプラント操業訓練システム。
  5. 前記熟練度判定手段が、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記操作信号の入力頻度と前記警報信号の出力個数との時系列データを訓練対象者入出力データとして生成し、予め登録してある基準入出力データに対する当該訓練対象者入出力データの類似度に基づいて前記訓練対象者の第二熟練度を判定する第二熟練度判定処理を実行する請求項1〜4の何れか一項に記載のプラント操業訓練システム。
  6. 熟練者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記操作信号の入力頻度と前記警報信号の出力個数との時系列データを熟練者入出力データとして生成し、当該熟練者入出力データを前記基準入出力データとして登録する基準入出力データ登録処理を実行する基準登録手段を備えた請求項5に記載のプラント操業訓練システム。
  7. 前記第一熟練度判定処理で判定した第一熟練度と前記第二熟練度判定処理で判定した第二熟練度とを前記訓練対象者に関連付けて格納する熟練度データベースを備え、
    前記熟練度データベースに格納された前記訓練対象者の夫々の前記第一熟練度及び前記第二熟練度をグラフ図として表示部に表示する成績表示手段を備えた請求項5又は6に記載のプラント操業訓練システム。
  8. 前記熟練度判定手段で判定した熟練度を前記訓練対象者に関連付けて格納する熟練度データベースを備え、
    前記熟練度に関する設定条件を満たす前記訓練対象者を前記熟練度データベースから抽出し、当該抽出した訓練対象者を前記プラントの操業者に決定する形態で、前記プラントの操業計画を行うプラント操業計画手段を備えた請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラント操業訓練システム。
  9. 操作信号に応じてプラントの状態をシミュレートし、当該プラントにおける警報信号を生成するプラントシミュレータと、
    前記操作信号の入力及び前記警報信号の出力を行う入出力手段とを備えたプラント操業訓練システムにおいて、
    訓練対象者に対して、前記プラントシミュレータを作動させた状態で前記入出力手段による前記プラントの操業訓練を行わせて、当該訓練対象者の熟練度を判定する熟練度判定処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記熟練度判定処理として、前記訓練対象者による前記プラントの操業訓練時において前記メッセージリスト生成手段で生成された前記メッセージリストから抽出した前記メッセージ情報に対応するメッセージ記号を時系列順に列記したものを訓練対象者メッセージ記号列として生成し、予め登録してある基準メッセージ記号列に対する当該訓練対象者メッセージ記号列の類似度に基づいて前記訓練対象者の第一熟練度を判定する第一熟練度判定処理を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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