JP5962367B2 - フォールトツリー生成プログラム - Google Patents
フォールトツリー生成プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5962367B2 JP5962367B2 JP2012203570A JP2012203570A JP5962367B2 JP 5962367 B2 JP5962367 B2 JP 5962367B2 JP 2012203570 A JP2012203570 A JP 2012203570A JP 2012203570 A JP2012203570 A JP 2012203570A JP 5962367 B2 JP5962367 B2 JP 5962367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- event
- devices
- fault tree
- input
- probability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Description
る。なお、リスクアセスメントの考え方としてHAZOP,FTA以外に、What−if解析法,FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)法等の評価方法があり、厚生労働省の「化学プラントにかかるセーフティ・アセスメントに関する指針」に例示されている。
表現で作成し、作成したフローチャートをFTに自動変換し、変換されたFTに基づいてプロセスシステムの危険性を定量的に評価する技術が特許文献1開示されている。
存在する場合、第2の集合に属する機器の異常を表す事象をANDゲート記号で接続し、第2の集合が複数存在する場合、複数の第2の集合を表す事象をORゲート記号で接続して、FTを生成するようにしてもよい。
本実施の形態に係るフォールトツリー(FT)生成装置は、特許文献1に基づき、下記(1)〜(3)を入力させる。
(1)事象の発見方法(例えばアラーム等の、認知手段)
(2)事象の回復動作(機器による動作及び運転員による動作を含み、成功時及び失敗時の事象に分岐する)
(3)発生する事象
図1及び図2は、共通要因事象を説明する説明図である。図1(a)は、2台のポンプA,Bにより、所定の流量を出力するプロセスのフローの例である。図1(b)は、図1(a)のフローに基づいて、例えば、「流量が0になる」ことをトップ事象として作成されたFTの例である。
率は、「ポンプA停止」及び「ポンプB停止」の発生確率から1.21E−4と計算される。
全ての構成要素を検索し、共通要因事象を特定する。本実施形態のFT生成装置は、特定された共通要因事象に基づいてプロセスの災害事象に至る発生確率の計算を行うことにより、事故シナリオに共通要因事象が含まれていても、災害事象の正確な発生確率の計算を可能とする。
図3に、実施の形態に係るFT生成装置の機能ブロック図の一例を示す。図3に示すFT生成装置1は、入力部101と、フォールトツリー(FT)生成部102と、組合せ生成部103と、確率算出部104と、共通要因事象抽出部105と、出力部106と、記憶部107とを有する。
主記憶装置1002、補助記憶装置1003、入出力IF(Interface)1004、ドラ
イブ装置1005、通信バス1006を備えている。CPU1001は、プログラムを実行することにより本実施の形態で説明する処理を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置1002は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いるデータベースその他のデータを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State
Drive)、フラッシュメモリ等である。入出力IF1004は、入出力装置と接続され、入出力装置を介してユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、又はタッチパネル等である。ドライブ装置1005は、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、これらのような記憶媒体にデータを書き込んだりする。以上のような構成要素が、通信バス1006で接続されている。
定数の要素(機器)の出力結果が一致した場合に、一致した結果に従うという冗長化方式である。多数決系が採用された機器の集合は、例えば一部の計測機器が故障して誤った値を出力する場合でも、所定数以上の機器が正常に作動すれば、所定数以上の出力結果が一致するため、集合全体としては正常に機能する。すなわち、システムが冗長化され、信頼度が上がる。なお、n個の機器のうちk個の機器が正常に作動すれば全体として機能する(すなわち、n個の要素のうちk個の結果が一致したとき、その結果に従う)多数決系を、「k out of n」と表すものとする。
「機器の種別」に応じて、各フィールドに入力される内容は限定される。化学プラントであれば、機器の種別として、温度検出システム、流量検出システム、液面検出システム等が挙げられる。また、不全モードとしては、例えば、検出値異常、開度過大、異常解放等が挙げられる。よって、「機器の種別」、「機器の名称」、及び「不全モード」に入力され得る内容を予め登録しておき、ユーザに選択させるようにすることもできる。
い。
006B、及び「要素3:流量検出システム」2006C)が存在する。このように、複数の機器(以下、「要素」とも呼ぶ)が「k out of n」を介して接続されることを示すデータが保持されていた場合、FT生成部102は、認知手段が多数決系であると判断する。
3」3013が接続されている。また、その下位には3種類の組み合わせを表す「2 out of 3 故障1」3014、「2 out of 3 故障2」3015及び「2 out of 3 故障3」3016が接続されている。S32では、組合せ生成部103が、未選択の組み合わせとして、例えば、図6の要素1〜要素3の中から、「要素1」2006A及び「要素2」2006Bの組み合わせを抽出する。
3 故障3」3016が抽出及び接続されるまで組合せ生成部103がS32〜S33の処理を繰り返す。
3 故障1」3014、「2 out of 3 故障2」3015及び「2 out
of 3 故障3」3016がORゲートで接続される。
るか判断する(S36)。なお、本実施の形態では、機器の種別及び不全モードごとに想定される、典型的な原因を表す事象を、部分的なFT(便宜上、「部分FT」とも呼ぶ)として予め記憶部107に登録しておく。また、上で説明したように、FTの事象には、機器の種別及び不全モード等の情報が登録されている。よって、FT生成部102は、図9及び図11のFTに含まれる事象について、機器の種別及び不全モードが一致する部分FTを読み出し、図9及び図11のFTに追加(すなわち、展開)することができる。
なく組み合わせを抽出するため、3番目の機器は2番目の機器よりもアルファベットの順番が後方の機器から選択する。そして、3番目の機器として未選択の機器が存在しなければ、2番目の機器として未選択の機器を選択する。ここでも、2番目の機器は、1番目の機器よりもアルファベットの順番が後方の機器から選択する。その後、3番目の機器として未選択の機器をアルファベット順に選択し、組合せを生成する(8005〜8007)。このような処理により、機器A、機器B及び機器Cによる組み合わせ(8001)から機器D、機器E及び機器Fによる組み合わせ(8020)までの20通りが選択される。このような例に限らず、様々なアルゴリズムを採用することができる。
は、出力部106は、FTを表すデータ、FTに含まれる事象が発生する確率を示すデータ等を記憶部107から読み出し、ディスプレイやプリンタ等の出力装置に出力する。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
101 入力部
102 FT生成部
103 組合せ生成部
104 確率算出部
105 共通要因事象抽出部
106 出力部
107 記憶部
Claims (3)
- 設備の冗長化方式として、当該設備に含まれる機器の第1の集合のうち少なくとも所定数の機器が正常に作動すれば前記第1の集合全体として機能する多数決系が採用されている場合における、前記第1の集合に属する機器、及び前記所定数を表す情報の入力を受け付けるステップと、
前記第1の集合に属する機器のうち正常に作動する機器の数が前記所定数を下回る場合における、異常が生じた機器の組み合わせを表す第2の集合を生成する組合せ生成ステップと、
生成された前記第2の集合を用いて、フォールトツリーを表示するためのデータを生成するフォールトツリー生成ステップと、
当該データを出力するステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記組合せ生成ステップにおいて、前記第1の集合に属する機器のうち正常に作動する機器の数が前記所定数を1下回る場合における、異常が生じた機器のすべての組み合わせを生成し、
前記フォールトツリー生成ステップにおいて、前記第2の集合に属する機器が複数存在する場合、前記第2の集合に属する機器の異常を表す事象をANDゲートで接続し、前記第2の集合が複数存在する場合、複数の前記第2の集合をORゲートで接続して、前記フォールトツリーを生成する
フォールトツリー生成プログラム。 - 設備の冗長化方式として、当該設備に含まれる機器の第1の集合のうち少なくとも所定数の機器が正常に作動すれば前記第1の集合全体として機能する多数決系が採用されている場合における、前記第1の集合に属する機器、及び前記所定数を表す情報の入力を受け付けるステップと、
前記第1の集合に属する機器のうち正常に作動する機器の数が前記所定数を下回る場合における、異常が生じた機器の組み合わせを表す第2の集合を生成する組合せ生成ステップと、
生成された前記第2の集合を用いて、フォールトツリーを表示するためのデータを生成するフォールトツリー生成ステップと、
当該データを出力するステップと、
記憶部から前記フォールトツリーの基本事象が発生する確率を読み出し、当該基本事象が発生する確率を用いて前記フォールトツリーのトップ事象が発生する確率を算出する算出ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記入力ステップにおいて、前記第1の集合に含まれる機器の識別情報の入力を受け付け、
前記生成ステップにおいて、前記識別情報を用いて前記第2の集合を生成し、
前記算出ステップにおいて、前記第2の集合に属する機器の識別情報と、前記フォールトツリーの他の事象に含まれる機器の識別情報とが少なくとも一致する場合、前記第2の集合に属する機器の異常を表す事象と前記他の事象とが同時に発生するものとして前記トップ事象が発生する確率を算出する
フォールトツリー生成プログラム。 - 前記フォールトツリー生成ステップにおいて、前記設備に含まれる機器に異常が発生する原因となる事象を記憶部から読み出し、前記第2の集合に属する機器の異常を表す事象と、前記原因となる事象とを接続して前記フォールトツリーを生成する
請求項1又は2に記載のフォールトツリー生成プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203570A JP5962367B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | フォールトツリー生成プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203570A JP5962367B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | フォールトツリー生成プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014059664A JP2014059664A (ja) | 2014-04-03 |
JP5962367B2 true JP5962367B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=50616103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012203570A Active JP5962367B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | フォールトツリー生成プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5962367B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6794116B2 (ja) * | 2016-02-10 | 2020-12-02 | 三菱航空機株式会社 | 組合せ事象の評価装置 |
CN106200615B (zh) * | 2016-07-15 | 2018-06-19 | 国电南瑞科技股份有限公司 | 一种基于关联关系的轨道交通智能预警实现方法 |
JP6842299B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-03-17 | 三菱パワー株式会社 | 診断装置、診断方法及びプログラム |
JP2019012316A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 株式会社日立プラントサービス | 設備システムのリスク分析方法、及び装置 |
JP7558103B2 (ja) | 2021-03-30 | 2024-09-30 | 三菱重工業株式会社 | 評価方法、評価システム及びプログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012098820A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Techno Management Solutions:Kk | プロセスリスクアセスメント支援装置 |
JP2011065684A (ja) * | 2011-01-05 | 2011-03-31 | Ihi Marine United Inc | 異常検知装置及び異常検知プログラム |
-
2012
- 2012-09-14 JP JP2012203570A patent/JP5962367B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014059664A (ja) | 2014-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6411769B2 (ja) | 状態監視装置 | |
JP5962367B2 (ja) | フォールトツリー生成プログラム | |
JP5223413B2 (ja) | Itシステムのトラブル対処装置、トラブル対処方法およびそのためのプログラム | |
JPWO2016132717A1 (ja) | アプリケーション自動制御システム、アプリケーション自動制御方法およびプログラム | |
JP2012098820A (ja) | プロセスリスクアセスメント支援装置 | |
CN112016689B (zh) | 信息处理装置、预测判别系统以及预测判别方法 | |
KR102232876B1 (ko) | 디지털 설비의 고장 유형 분석 시스템 및 방법 | |
JP7501266B2 (ja) | 運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法 | |
EP2634733A1 (en) | Operations task management system and method | |
US11004002B2 (en) | Information processing system, change point detection method, and recording medium | |
Khalil Ur et al. | Sensitivity study on availability of I&C components using bayesian network | |
JP6667664B2 (ja) | プラント管理装置、プラント管理方法、およびプログラム | |
JP6875199B2 (ja) | 機器診断システム | |
JP2013182468A (ja) | パラメータ値設定誤り検出システム、パラメータ値設定誤り検出方法およびパラメータ値設定誤り検出プログラム | |
US10157113B2 (en) | Information processing device, analysis method, and recording medium | |
JP6405851B2 (ja) | 予兆検知支援プログラム、方法、装置、及び予兆検知プログラム、 | |
JP5987581B2 (ja) | Ft計算支援プログラム、ft計算支援方法及びft計算支援装置 | |
JP6247777B2 (ja) | 異常診断装置および異常診断方法 | |
US12056033B2 (en) | Anomaly location estimating apparatus, method, and program | |
JP6039985B2 (ja) | 機器管理システム、チェック端末及びデータチェック方法 | |
JP5726027B2 (ja) | プラント監視制御システム | |
WO2014192066A1 (ja) | プラント異常診断システム、プラント異常診断方法、及び計算機読み取り可能な記憶媒体 | |
JP6861176B2 (ja) | プロジェクト見積り支援方法およびプロジェクト見積り支援装置 | |
JP2890815B2 (ja) | プラントの異常診断装置 | |
CN110956121A (zh) | 基于保护启动及关联录波分析的隐藏故障预警方法及装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5962367 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |