JP6135192B2 - 時系列データの異常監視装置、異常監視方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1に係る異常監視装置1の概略を説明する説明図である。
[実施例]
具体的な実施例を示して、本発明の実施形態に係る異常監視装置1及び異常監視方法について詳細に説明する。
<ステップS1>データ収集部4が、時系列データを取り込む。なお、通常の異常監視装置1では、データ収集部4は、監視・制御対象2からの時系列データを検出し、検出した時系列データを取り込む。データ収集部4により取り込まれた時系列データは、データ蓄積部5に蓄積される。そして、データ取得部10が、データ蓄積部5に蓄積された時系列データを取得する。
<ステップS2>埋め込み処理部11が、データ取得部10により取得された時系列データに対してn次元状態空間に埋め込み処理を行う。
<ステップS3>データベクトル選択部12が、埋め込み処理部11により埋め込まれた時系列データから各時刻におけるデータ系列の現在時刻点を表す最先端のデータベクトルを選択する。そして、近傍ベクトル検出部13が、データベクトル選択部12により選択されたデータベクトル近傍空間内の近傍ベクトルを検出する。さらに、接線方向演算部14が、データベクトル選択部12により選択されたデータベクトルと、近傍ベクトル検出部13により検出された近傍ベクトルの、軌道に対する接線方向を演算する。
<ステップS4>平行度評価部15が、接線方向演算部14により演算されたデータベクトルの軌道に対する接線方向と、近傍ベクトルの軌道に対する接線方向との平行度を評価(算出)する。そして、平行度判定部16が、予め定められた閾値に基づいて、時系列データの異常を判定し、予兆波形登録部17が、予め設定した閾値を超えたデータベクトルに基づいて予兆波形の候補である予兆候補波形を抽出する。
<ステップS5>出力装置3(または端末8)が、予兆波形登録部17により抽出された波形を表示する。表示された波形を参照して、表示された波形を予兆候補波形として抽出するか否かの選択信号を入力装置9から異常監視装置1に送信し、この選択信号に基づいて予兆候補波形の選択を行う。なお、図5に示すように、データベクトルの軌道平行測度の閾値を複数設定し、それぞれの閾値に応じて抽出された波形を区別して表示すると(例えば、色別に表示する等)、予兆候補波形の選択利便性が向上する。
<ステップS6>入力装置9の選択信号に基づいて予兆候補波形を抽出する。なお、ステップS5,6を経ることなく、ステップS4で抽出されたアトラクタをすべて予兆候補波形として抽出してもよい。図6に、予兆候補波形の一例を示す。図6に示す予兆候補波形は、2012年11月2日の0:00から2012年11月2日の8:50までの間に監視・制御対象2から出力された時系列データである。
<ステップS7>予兆波形登録部17が、抽出された波形の基となる時系列データが検出された時刻から予め定められた期間における異常が発生したか否かの照合を行う。例えば、予兆波形登録部17は、異常が発生したか否かの照合を、抽出された波形の検出時刻と、データ蓄積部5のイベントログDB19に蓄積された異常ログとを突き合わせることにより行う。
<ステップS8>上記の<ステップS7>において、突き合わせ期間内に異常が発生していた場合に、予兆波形登録部17が、突き合わせを行った予兆候補波形を予兆波形として予兆DB18に登録する。この予兆波形は、異常監視装置1が時系列データの異常を監視する際に、監視対象となる時系列データと照合される。
<ステップT1>ステップS1,S2と同様の処理により、データ取得部10が、データ蓄積部5に蓄積された時系列データを取得し、埋め込み処理部11が、データ取得部7により取得された時系列データに対してn次元状態空間に埋め込み処理を行う。
<ステップT2>データベクトル選択部12で、予兆DB18に登録された波形を構成するデータベクトルを選択し、近傍ベクトル検出部13が、選択されたデータベクトル近傍のデータベクトルを検出する。そして、接線方向演算部14が、選択されたデータベクトル及び検出された近傍ベクトルにおける接線方向を算出し、平行度評価部15が、選択された各データベクトルとこのデータベクトル近傍の近傍ベクトルの平行度を算出する。
<ステップT3>予兆判定部20が、予兆波形を構成する各データベクトルと、当該データベクトル近傍の近傍ベクトルの軌道平行測度の平均値が、0に近い値で設定した閾値以下であれば、時系列データに予兆波形が検出されたと判定する。なお、予兆波形として登録された波形が複数ある場合は、それぞれの予兆波形に対して同様の判定処理を行う。
<ステップT4>予兆判定部20において、時系列データに予兆波形が検出されると、予兆判定部20は、出力装置3に判定結果を出力したり、ネットワーク7を介して端末8に異常が発生する可能性があることを警告する予兆警報を送信したりする。また、異常監視装置1において異常が検出された際に、異常発生の要因を予兆波形に紐付けられている異常ログに基づいて判断することもできる。
本発明の実施形態2に係る異常監視装置について、図9を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態2に係る異常監視装置は、実施形態1に係る異常監視装置1に、予兆DB18をメンテナンスする予兆DB調整手段を追加したものである。よって、予兆DB調整手段の機能についてのみ詳細に説明する。その他の構成及び機能は、図1,2,4を参照して説明した実施形態1に係る異常監視装置1と同じであるので説明を省略する。
本発明の実施形態3に係る異常監視装置について、図10を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態3に係る異常監視装置は、実施形態1に係る異常監視装置1に予兆候補波形を保存する予兆候補DB21(予兆候補データベース)を追加した装置である。よって、予兆候補DB21の機能についてのみ詳細に説明する。その他の構成及び機能は、実施形態1に係る異常監視装置1と同じであるので説明を省略する。
<ステップS1>〜<ステップS6>実施形態1の異常監視装置1の予兆波形登録手順と同じ手順で、時系列データの異常を判定する予兆波形の候補となる波形を抽出する。
<ステップS9>予兆候補となる波形を予兆候補波形として予兆候補DB21に保存する。
<ステップS10>予兆候補DB21に保存された予兆候補波形とイベントログDBに保存された異常ログとを突き合わせ、時系列データの異常を判定するための予兆波形を抽出する。なお、予兆候補波形と異常ログとの突き合わせ方法は、実施形態1に係る異常監視装置1における<ステップS7>の処理と同じである。
<ステップS11>実施形態1に係る異常監視装置1に係る<ステップS8>の処理と同様に、予兆波形登録部17が、抽出された予兆波形を予兆DB18に登録する。
2…監視・制御対象
3…出力装置
4…データ収集部
5…データ蓄積部
6…データ判定処理部
7…ネットワーク
8…端末
9…入力手段
10…データ取得部
11…埋め込み処理部
12…データベクトル選択部
13…近傍ベクトル検出部
14…接線方向演算部
15…平行度評価部(平行度算出手段)
16…平行度判定部
17…予兆波形登録部
18…予兆DB
19…イベントログDB
20…予兆判定部
21…予兆候補DB
Claims (4)
- 監視対象である設備または機器から時系列データを取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段により取得された時系列データをn次元状態空間に埋め込む処理を行う埋め込み処理手段と、
前記埋め込み処理手段により埋め込まれた時系列データからデータベクトルを選択するデータベクトル選択手段と、
前記データベクトル選択手段により選択されたデータベクトルの近傍空間内での近傍ベクトルを検出する近傍ベクトル検出手段と、
前記選択されたデータベクトル及び近傍ベクトルの、軌道に対する接線方向を演算する接線方向演算手段と、
前記データベクトルの接線方向と近傍ベクトルの接線方向に基づいて前記データベクトルにおける平行度を算出する平行度算出手段と、
前記平行度算出手段により算出された平行度が予め定められた閾値を超えた場合、当該閾値を超えたデータベクトルにより構成される軌道を前記監視対象である設備または機器の異常を判定する候補となる予兆候補波形として抽出し、前記予兆候補波形の起点または終点の基となる時系列データが前記監視対象である設備または機器から発生した時刻を基準時刻として、この基準時刻から予め定められた時刻の間に前記監視対象である設備または機器に異常が発生した場合、前記予兆候補波形を当該発生した異常に対応する予兆波形として登録する予兆波形登録手段と、
登録された予兆波形に基づいて前記監視対象である設備または機器から取得された時系列データの評価を行う予兆判定手段と、を有し、
前記予兆候補波形に対応する異常が複数ある場合、前記予兆波形登録手段は、発生した異常の種類に応じて予め設定された優先順位に基づいて前記予兆候補波形と対応付ける異常を決定する
ことを特徴とする時系列データの異常監視装置。 - 前記予兆波形同士の平行度に基づいて類似する予兆波形を検出し、類似する予兆波形を一つの予兆波形として再登録する調整手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の時系列データの異常監視装置。 - 監視対象である設備または機器より取得した時系列データからアトラクタを作成し、当該アトラクタを構成するデータベクトルの平行度に基づいて、前記時系列データの異常判定を行う異常監視方法であって、
前記アトラクタを構成するデータベクトルと、当該データベクトルの近傍の近傍ベクトルとの平行度を計測し、当該計測された平行度が予め定められた閾値を超えた場合、当該閾値を超えたデータベクトルにより構成される軌道を前記監視対象である設備または機器の異常を判定する候補となる予兆候補波形として抽出し、
抽出された予兆候補波形の起点または終点の基となる時系列データが前記監視対象である設備または機器から発生した時刻を基準として、予め定められた期間に前記監視対象である設備または機器に異常が発生した場合、前記予兆候補波形を当該発生した異常に対応した予兆波形と紐付け、前記予兆候補波形に対応する異常が複数ある場合、発生した異常の種類に応じて予め設定された優先順位に基づいて前記予兆候補波形と対応付ける異常を決定して登録し、
登録された予兆波形に基づいて前記監視対象である設備または機器から取得された時系列データの評価を行う
ことを特徴とする時系列データの異常監視方法。 - コンピュータを請求項1または2に記載の異常監視装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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