JP2015215030A - 配管の接続構造 - Google Patents

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Shinichiro Saji
慎一郎 佐治
利浩 諏佐
Toshihiro Susa
利浩 諏佐
久則 西野
Hisanori Nishino
久則 西野
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Abstract

【課題】接続用部品の移動を抑制し、かつ製品コストを抑えることのできる配管の接続構造の提供。
【解決手段】配管の接続構造は、第1配管20と、接続用部品40と、第2配管30と、結合部品50と、を備える。接続用部品40は、環状部41を有する。環状部41は、第1配管20の外周面に対向する内周面を含む。第2配管30は、接続部32を有する。結合部品50は、接続用部品40と接続部32とを結合させることで、第1配管20と第2配管30とを接続する。また、接続用部品40は、樹脂製である。そして、環状部41の内周面には、位置ずれ防止部が設けられている。位置ずれ防止部は、第1配管20の延びる方向への第1配管20に対する接続用部品40の移動を抑制するためのものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、配管の接続構造に関する。
従来より、配管の接続構造として、配管の管端部を加工して、他の配管又は機器等に接続する構造がある。例えば、特許文献1(特開2008−121853号公報)に開示されている配管の接続構造では、配管の管端部において、銅管の末端にフランジを設け、該フランジと軸方向に並ぶように銅管の外周面から外方に突出する環状のスペーサを一体成型により設ける加工が為されている。
ところで、特許文献1に記載の配管の接続構造において、加工された管端部のスペーサに該当する部分を、接続用部品として配管とは別体で設けることが考えられる。接続用部品を配管とは別体で設けた場合、配管内を流れる流体の圧力等によって接続用部品が配管に対して配管の軸方向に移動してしまうおそれがある。
また、接続用部品を、例えば、切削加工が容易な真鍮で構成することが考えられる。しかしながら、真鍮は比較的高価であるため、真鍮製の接続用部品が採用されると、製品コストが増加してしまうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、接続用部品の移動を抑制し、かつ製品コストを抑えることのできる配管の接続構造を提供することにある。
本発明の第1観点に係る配管の接続構造は、第1配管と、接続用部品と、第2配管と、結合部品と、を備える。接続用部品は、環状部を有する。環状部は、第1配管の外周面に対向する内周面を含む。第2配管は、接続部を有する。結合部品は、接続用部品と接続部とを結合させることで、第1配管と第2配管とを接続する。また、接続用部品は、樹脂製である。そして、環状部の内周面には、位置ずれ防止部が設けられている。位置ずれ防止部は、第1配管の延びる方向への第1配管に対する接続用部品の移動を抑制するためのものである。
本発明の第1観点に係る配管の接続構造では、環状部の内周面に位置ずれ防止部が設けられているため、第1配管に対して接続用部品が第1配管の延びる方向に移動するおそれを低減することができる。また、接続用部品が樹脂製であるため、接続用部品が真鍮製である場合と比較して、コストを抑えることができる。
これによって、接続用部品の移動を抑制し、かつ製品コストを抑えることができる。
本発明の第2観点に係る配管の接続構造は、第1観点の配管の接続構造において、位置ずれ防止部は、環状部の内周面端部に形成された環状の切り欠きである。そして、第1配管の外周面には、環状の切り欠きに向かって突出する環状突出部が設けられている。この配管の接続構造では、第1配管の環状突出部が接続用部品の環状の切り欠きに向かって突出していることで、第1配管に対する第1配管の延びる方向への接続用部品の移動が規制され、接続用部品の位置ずれを抑制することができる。
なお、本発明における切り欠きには、環状部の内周面の端部が外周面側に窪んだ段差が含まれるものとする。
本発明の第3観点に係る配管の接続構造は、第1観点又は第2観点の配管の接続構造において、位置ずれ防止部は、環状部の両端に設けられている。このため、位置ずれ防止部が環状部の一方の端部にのみ設けられているよりも、第1配管に対する第1配管の延びる方向への接続用部品の移動をさらに抑制することができる。
本発明の第4観点に係る配管の接続構造は、第1観点から第3観点のいずれかの配管の接続構造において、第1配管の端部近傍には、外方に向かって突出するフランジ部が設けられている。第1配管の外周面には、シール部材が装着されている。シール部材は、フランジ部と、環状部の一方の端部との間に形成される空間に配置される。この配管の接続構造では、第1配管の外周面にシール部材が装着されているため、配管同士の接続箇所におけるシール性を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る配管の接続構造は、第1観点から第4観点のいずれかの配管の接続構造において、第1配管は、銅製又はステンレス製である。この配管の接続構造では、銅製又はステンレス製の第1配管が採用される。
なお、本発明において、銅には銅又は銅合金が含まれるものとする。
本発明の第1観点に係る配管の接続構造では、接続用部品の移動を抑制し、かつ製品コストを抑えることができる。
本発明の第2観点に係る配管の接続構造では、接続用部品の位置ずれを抑制することができる。
本発明の第3観点に係る配管の接続構造では、第1配管に対する第1配管の延びる方向への接続用部品の移動をさらに抑制することができる。
本発明の第4観点に係る配管の接続構造では、配管同士の接続箇所におけるシール性を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る配管の接続構造では、銅製又はステンレス製の第1配管が採用される。
本発明の一実施形態に係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の斜視図。 本発明の一実施形態に係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の側面図。 本発明の一実施形態に係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の平面図。 本発明の一実施形態に係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の縦断面図(図2のIV−IV断面に相当)。 第1配管及び接続用部品の部分断面図。 接続用部品を説明するための図。 結合部品の斜視図。 従来の第1配管及び接続用部品の部分断面図。 変形例Bに係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の斜視図。 変形例Bに係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の側面図。 変形例Bに係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の平面図。 接続用部品を説明するための図。 結合部品の斜視図。 変形例Bに係る配管の接続構造が採用された第1配管と第2配管との接続部分の縦断面図(図10のXIV−XIV断面に相当)。 変形例Cに係る配管の接続構造が採用された接続用部品の平面図。 変形例Cに係る配管の接続構造が採用された接続用部品の断面図(図15のXVI-XVI断面に相当)。 変形例Cに係る配管の接続構造が採用された接続用部品の平面図。 変形例Cに係る配管の接続構造が採用された接続用部品の断面図(図17のXVIII-XVIII断面に相当)。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る配管の接続構造10について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る配管の接続構造10が採用された第1配管20と第2配管30との接続部分を斜め上から見た図である。本発明の実施形態に係る配管の接続構造10は、配管同士を接続する際に用いられる構造である。また、この配管の接続構造10は、主として、第1配管20と、接続用部品40と、第2配管30と、結合部品50と、を備える。接続用部品40は、第2配管30の接続部32と第1配管20とを接続するための継ぎ手として機能する。結合部品50は、接続用部品40と第2配管30の接続部32とを結合させることで、第1配管20と第2配管30とを接続する。
なお、本実施形態における配管の接続構造10は、配管内部を流体として水が流れる配管同士を接続するための構造であり、例えば、貯湯ユニット及びヒートポンプユニット等の有する配管を接続するために採用される。
(2)詳細構成
(2−1)第1配管20
図2は、第1配管20と第2配管30との接続部分を側面から見た図である。図3は、第1配管20と第2配管30との接続部分の平面図である。図4は、第1配管20と第2配管30との接続部分の縦断面図である。図5は、第1配管20及び接続用部品40の部分断面図である。
第1配管20は、内部に水の流れる配管、いわゆる水管であって、例えば、銅又はステンレス等の金属で構成されている。第1配管20は、第1管本体部21と、第1フランジ部22と、環状突出部23と、を有する。第1配管20は、所定の径を有する直管の管端部に加工が施されることで、第1フランジ部22及び環状突出部23が形成され、残りの未加工部分が直管状の第1管本体部21となっている。
第1フランジ部22は、第1配管20の管端部近傍から外方に向かって突出するように設けられている。第1フランジ部22は、第1配管20の開口縁部(周縁部)が径方向外側に向かって延びており、例えば、第1配管20の管端部を径方向外側に拡径した後に、開口縁部の内周面同士が当接するように2つに折り曲げられることによって形成される。
環状突出部23は、第1配管20の外周面20oが径方向外側に向かって突出するように設けられた部分である。なお、本実施形態の環状突出部23は、第1配管20の周方向に途切れず連続して突出しているため、突出部分が環状になっている。また、環状突出部23は、その内径が第1管本体部21の内径よりも大きくなるように形成されている。すなわち、環状突出部23は、第1配管20の外周面20oだけでなく対向して位置する内周面20iも第1配管20の周方向に沿って径方向外側に突出している。さらに、環状突出部23と第1フランジ部22とは、第1配管20の延びる方向(軸方向)に沿って、互いに離間して配置されている。
なお、第1配管20の外周面20oには、配管同士の接続箇所におけるシール性を向上させるための環状のシール部材60が装着されている。そして、本実施形態のシール部材60は、Oリングであり、第1フランジ部22と後述する環状部41の一方の端部との間に配設されている。
(2−2)第2配管30
第2配管30は、内部に水の流れる配管、いわゆる水管であって、例えば、銅又はステンレス等の金属で構成されている。第2配管30は、第2管本体部31と、接続部32と、を備える。第2配管30は、所定の径を有する直管の管端部に加工が施されることで、接続部32が形成され、残りの未加工部分が直管状の第2管本体部31となっている。
接続部32は、拡径部33と、第2フランジ部34と、を有する。拡径部33は、その内径が第2管本体部31よりも大きく、第1フランジ部22の外径とほぼ等しくなるように形成されている。拡径部33は、例えば、第2配管30の管端部を径方向外側に拡径することで形成される。
第2フランジ部34は、第2配管30の管端に位置しており、拡径部33の開口縁部から第2配管30の軸方向に交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に延びている。第2フランジ部34は、例えば、第2配管30の開口縁部が径方向外側に折り曲げられることによって形成されている。なお、第2配管30につき、銅又はステンレス等の金属の代わりに、樹脂成型品を用いてもよい。
(2−3)接続用部品40
図6(a)は、接続用部品40の平面図である。図6(b)は、接続用部品40の側面図である。図6(c)は、接続用部品40の断面(図6(b)のVI−VI断面に相当)図である。接続用部品40は、第1配管20の管端部近傍に配設される樹脂(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等)製の部材であって、環状部41と、第3フランジ部42と、を有する。
環状部41は、第1配管20の外周面20oに対向する内周面41iを含む。本実施形態の環状部41は、円筒形状を呈しており、その内径が第1管本体部21の外径とほぼ等しくなるように形成されている。また、環状部41の内周面41iには、第1配管20の延びる方向(軸方向)への第1配管20に対する接続用部品40の移動を抑制するための位置ずれ防止部43が設けられている。本実施形態の位置ずれ防止部43は、環状部41の内周面41i端部が周方向に途切れずに連続して切り欠かれることで環状に形成されている。このため、本実施形態の位置ずれ防止部43の内径は、環状部41において位置ずれ防止部43を除いた部分の内径よりも大きくなっている。なお、位置ずれ防止部43は、環状部41の端部に位置しているため、接続用部品40の成型時に同時に形成することができる。また、本実施形態の位置ずれ防止部43は、環状部41の内周面41iの端部が外周面41o側に窪んだ段差になっている。そして、位置ずれ防止部43に向かって、第1配管20の環状突出部23が突出している。
第3フランジ部42は、環状部41の一方の端部に位置しており、環状部41の一方の開口縁部から径方向外側に向かって延びている。本実施形態の第3フランジ部42は、環状部41の軸方向に交差する方向であって、第2フランジ部34の延びる方向(本実施形態では、直交する方向)に平行になるように延びている。このため、第3フランジ部42は、接続用部品40において、環状の鍔のようになっている。第3フランジ部42の外径は、第2フランジ部34の外径とほぼ等しくなるように形成されている。
なお、本実施形態の接続用部品40は、例えば、第1配管20の管端部に加工が施される前に、環状部41が第1配管20の管端部の所定位置に嵌め込まれる。そして、環状部41の内周面41iと第1配管20の外周面20oとが当接した状態で第1配管20の管端部から軸方向に圧力をかける加工が行われることで、位置ずれ防止部43に対向して位置する第1配管20の周面部が径方向外側に拡径され、環状突出部23が形成される。
ここで、本実施形態の位置ずれ防止部43は環状部41の両端に設けられているため、環状突出部23についても、環状部41の両端部の距離だけ軸方向に離間して2つ形成されることになる。そこで、以下より、説明の便宜上、第1フランジ部22に近い側の環状突出部23を第1環状突出部23aといい、第1フランジ部22から遠い側の環状突出部23を第2環状突出部23bという。また、第1環状突出部23aに対向する側の位置ずれ防止部43を第1位置ずれ防止部43aといい、第2環状突出部23bに対向する側の位置ずれ防止部43を第2位置ずれ防止部43bという。第1環状突出部23aが第1位置ずれ防止部43aに向かって突出していることで、接続用部品40の第1フランジ部22側への移動が規制される。また、第2環状突出部23bが第2位置ずれ防止部43bに向かって突出していることで、接続用部品40の第1フランジ部22から離れる方向への移動が規制される。
また、本実施形態では、第1配管20の管端部に加工が施された後に、接続用部品40の環状部41が嵌っている状態の第1配管20の第1フランジ部22側が、管端部に加工が施された第2配管30の拡径部33に嵌め込まれる。このとき、第1配管20は、接続用部品40の第3フランジ部42が第2フランジ部34に当接するまで第2配管30の拡径部33から挿入される。これにより、環状部41の外周面41oが拡径部33の内周面33iに当接し、環状部41の大部分が、第1配管20と第2配管30との間に挟持されることになる。
(2−4)結合部品50
図7(a)及び(b)は、それぞれ、結合部品50を斜め上から見た図である。
結合部品50は、第1配管20と第2配管30とを接続するための固定具として機能する。なお、本実施形態の結合部品50は、板状の部材に曲げ加工が施されることで形成されており、図7に示すように、2つの湾曲部51と、2つの湾曲部51の一端同士を連結する連結部52と、2つの湾曲部51の他端から外側に広がる開放部53と、を有するクリップ状の部品である。湾曲部51は、板バネ作用により径方向外側及び径方向内側に弾性変形可能に設けられている。湾曲部51には、スリット54が設けられている。スリット54の幅は、第2フランジ部34の厚さ方向の長さ及び第3フランジ部42の厚さ方向の長さを合計した長さとほぼ同じ長さに形成されている。そして、第2配管30の拡径部33に第1配管20が挿入されて第3フランジ部42と第2フランジ部34とが当接した状態で、第2フランジ部34及び第3フランジ部42の一部が湾曲部51のスリット54に入り込むように第2配管30及び接続用部品40に結合部品50が装着される。これにより、スリット54の縁部54aで第2フランジ部34及び第3フランジ部42が挟まれて結合し、第1配管20と第2配管30とが接続されることになる。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態の接続用部品40では、環状部41の内周面41iに位置ずれ防止部43が設けられているため、第1配管20に対する第1配管20の延びる方向への接続用部品40の移動を防止することができる。
ところで、配管の接続構造において、配管の管端部を加工する場合、例えば、図8に示すような継ぎ手の機能を有する金属製の接続用部品40’を配管の管端部近傍に設けることが考えられる。そして、このような接続用部品40’を、例えば、切削加工が容易な真鍮で構成することが考えられる。また、図8に示すように、この接続用部品40’には、環状部41’の内周面41’iの中央部に、外周面41’o側に窪んだ溝43’が設けられている。そして、この溝43’に向かって、配管20’が環状に突出している。このため、この接続用部品40’であっても、配管20’に対する接続用部品40’の配管20’の軸方向への移動を抑制することができる。しかしながら、真鍮は比較的高価であるため、真鍮製の接続用部品40’が採用されると、製品コストが増加してしまうおそれがある。
本実施形態の接続用部品40は樹脂製であるため、接続用部品が真鍮製である場合と比較して、コストを抑えることができる。
これによって、接続用部品40の移動を規制し、かつ製品コストを抑えることができている。
さらに、本実施形態の接続用部品40は樹脂製であるため、接続用部品が真鍮等の金属製であるよりも重量の増加を抑えることができる。
(3−2)
本実施形態の位置ずれ防止部43は、環状部41の内周面41i端部に形成された環状の切り欠きである。そして、位置ずれ防止部43に向かって、第1配管20の環状突出部23が突出している。このため、第1配管20に対する第1配管20の延びる方向への接続用部品40の移動を抑制することができている。
ここで、図8の接続用部品40’のように、環状部の内周面の中央部に位置ずれ防止部としての溝を設けた接続用部品を、樹脂により構成しようとした場合、アンダーカットになるため、成型作業が煩雑になる。本実施形態の位置ずれ防止部43は、環状部41の端部に設けられているため、接続用部品40の成型時に形成することができる。
(3−3)
本実施形態の位置ずれ防止部43は、環状部41の内周面41iの両端に形成されている。このため、位置ずれ防止部43が環状部41の内周面41iの一方の端部にのみ設けられているよりも、第1配管20に対する第1配管20の延びる方向への接続用部品40の移動をさらに抑制することができている。
また、第1位置ずれ防止部43aが設けられていることで、接続用部品40の第1フランジ部22側への移動を規制することができる。これにより、接続用部品40が第1フランジ部22側へ移動してシール部材60が潰れるおそれを低減することができる。さらに、第2位置ずれ防止部43bが設けられていることで、接続用部品40の第1配管20に対する第1フランジ部22から離れる方向への移動を規制することができる。これにより、接続用部品40が第1配管20から外れたり、結合部品50が破損したりするおそれを低減することができている。
また、従来技術として、図8のような接続用部品40’を利用して配管の管端部に加工が施されていた場合には、接続用部品が本実施形態の接続用部品40に変更されたとしても、配管加工治具をそのまま利用することができる。さらに、本実施形態では、位置ずれ防止部43が環状部41の両端に設けられているため、配管加工治具の樹脂への負担を分散することができる。
(3−4)
本実施形態では、シール部材60が、環状部41の端部のうち第3フランジ部42側の端部とは反対側の端部の端面と、第1フランジ部22との間に配設されている。このため、接続用部品40を利用して、環状のシール部材60を配設する空間を形成することができている。
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態では、環状部41の両端に位置ずれ防止部43が設けられている。これに代えて、環状部41の一端にのみ位置ずれ防止部43が設けられていてもよい。なお、この場合、上記実施形態の第1位置ずれ防止部43aが設けられている側の環状部41の端部に相当する側の端部、すなわち、第3フランジ部42に近い側の環状部41の端部に位置ずれ防止部43が設けられている場合には、接続用部品40の第1配管20に対する第1フランジ部22側への移動が規制されるため、シール部材60が接続用部品40で潰れるのを防止することができる。また、上記実施形態の第2位置ずれ防止部43bが設けられている側の環状部41の端部に相当する側の端部、すなわち、第3フランジ部42から遠い側の環状部41の端部に位置ずれ防止部43が設けられている場合には、接続用部品40の第1配管20に対する第1フランジ部22から離れる方向への移動が規制されるため、接続用部品40が第1配管20から外れたり、結合部品50が破損したりするおそれを低減することができる。
(4−2)変形例B
図9は、変形例Bに係る配管の接続構造110が採用された第1配管20と第2配管30との接続部分を斜め上から見た図である。図10は、変形例Bに係る配管の接続構造110が採用された第1配管20と第2配管30との接続部分を側面から見た図である。図11は、変形例Bに係る配管の接続構造110が採用された第1配管20と第2配管30との接続部分の平面図である。図12(a)は、接続用部品140の平面図である。図12(b)は、接続用部品140の側面図である。図12(c)は、接続用部品140の断面(図12(b)のXII−XII断面に相当)図である。図13(a)及び(b)は、それぞれ、結合部品150を斜め上から見た図である。図14は、第1配管20と第2配管30との接続部分の縦断面図である。なお、本変形例では、第1配管20及び第2配管30については、上記実施形態と同様の符号を付している。
上記実施形態及び上記変形例Aの接続用部品40は第3フランジ部42を有しており、第3フランジ部42及び第2フランジ部34が、結合部品50に設けられたスリット54の縁部54aで挟まれることで固定される。
これに代えて、接続用部品が上記実施形態の第3フランジ部42に相当する部分を有さない構成であってもよい。この場合、例えば、図9から図14に示すように、第1配管20と第2配管30とを接続するための結合部品150に設けられたスリット154に、第2配管30の第2フランジ部34が入り込むような構成であってもよい。より詳しくは、接続用部品140は、第1配管20の管端部近傍に配設される樹脂製の部材であって、環状部141を有する。なお、本変形例における環状部141の構成は、上記実施形態における環状部41の構成と同様の構成であり、環状部141は位置ずれ防止部143を有する。また、本変形例における第1配管20及び第2配管30の構成は、上記実施形態における第1配管20及び第2配管30の構成と同様の構成である。このため、第1環状突出部23aが第1位置ずれ防止部143aに向かって突出していることで、接続用部品140の第1フランジ部22側への移動が規制される。また、第2環状突出部23bが第2位置ずれ防止部143bに向かって突出していることで、接続用部品140の第1フランジ部22から離れる方向への移動が規制される。
ここで、本変形例における結合部品150は、2つの湾曲部151と、2つの湾曲部151の一端同士を連結する連結部152と、2つの湾曲部151の他端から外側に広がる開放部153とを有するクリップ状の部品であるが、図13に示すように、上記実施形態における接合部品50とは、湾曲部151の構成が大きく異なっている。具体的には、上記実施形態における湾曲部51は、図7に示す状態で、スリット54の設けられている部分を基準としてその上部と下部とが同一曲率半径を有する円弧形状となるように構成されているが、本変形例における湾曲部151は、図13に示す状態で、スリット154の設けられている部分を基準としてその上部151aが下部151bよりも曲率半径の小さい円弧形状となるように構成されている。より具体的には、上記実施形態の湾曲部51は、図7に示す状態で、その上部及び下部ともに、第2配管30の拡径部33の外径とほぼ同じか或いは少し小さい内径となるように形成されている。これに対して、本変形例における湾曲部151は、図13に示す状態で、湾曲部151の上部151aは、第1配管20の第1管本体部21の外径とほぼ同じか或いは少し小さい内径となるように形成されており、湾曲部151の下部151bは、第2配管30の拡径部33の外径とほぼ同じか或いは少し小さい内径となるように形成されている。なお、スリット154の幅は、第2フランジ部34の厚さ方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。そして、第2フランジ部34の面34aと環状部141の端面141aとが水平になるように、第2配管30の拡径部33に第1配管20が挿入され、第2フランジ部34の一部が湾曲部151のスリット154に入り込むように結合部品150が装着されることで、接続用部品140と第2配管30の接続部32とが結合する。これにより、スリット154の上側の縁部154aで環状部141の第2配管30から離れる方向への移動が規制され、スリット154の下側の縁部154bで第2フランジ部34の第1配管20から離れる方向への移動が規制され、第1配管20と第2配管30とが接続されることになる。
(4−3)変形例C
図15は、接続用部品240の平面図である。図16は、接続用部品240の断面図である。図17は、接続用部品340の平面図である。図18は、接続用部品340の断面図である。なお、図15及び図16は、環状部241の端部から第3フランジ部242が延びている接続用部品240を示しており、図17及び図18は、環状部341のみを有する接続用部品340、すなわち第3フランジ部のない接続用部品340を示している。
上記実施形態の接続用部品40では、位置ずれ防止部43は、環状部41の内周面41iの端部に設けられている。 これに代えて、位置ずれ防止部243,343が、環状部241,341の内周面241i,341i全体に形成されていてもよい。例えば、図16及び図18に示すように、環状部241,341の内周面241i,341i全体に、位置ずれ防止部243,343としての螺旋状の溝が形成されていてもよい。
本発明は、配管同士を接続する際に継ぎ手として機能する接続用部品の移動を抑制し、かつ製品コストを抑えることができるものであり、接続用部品を備える配管の接続構造への適用が有効である。
10 配管の接続構造
20 第1配管
22 第1フランジ部(フランジ部)
23 環状突出部
30 第2配管
32 接続部
40 接続用部品
41 環状部
43 位置ずれ防止部
50 結合部品
60 シール部材
110 配管の接続構造
140 接続用部品
141 環状部
143 位置ずれ防止部
240 接続用部品
241 環状部
243 位置ずれ防止部
340 接続用部品
341 環状部
343 位置ずれ防止部
特開2008−121853号公報

Claims (5)

  1. 第1配管(20)と、
    前記第1配管の外周面に対向する内周面を含む環状部(41,141,241,341)、を有する接続用部品(40,140,240,340)と、
    接続部(32)を有する第2配管(30)と、
    前記接続用部品と前記接続部とを結合させることで、前記第1配管と前記第2配管とを接続する結合部品(50)と、
    を備え、
    前記接続用部品は、樹脂製であり、
    前記環状部の内周面には、前記第1配管の延びる方向への前記第1配管に対する前記接続用部品の移動を抑制するための位置ずれ防止部(43,143,243,343)が設けられている、
    配管の接続構造(10,110)。
  2. 前記位置ずれ防止部は、前記環状部の内周面端部に形成された環状の切り欠きであり、
    前記第1配管の外周面には、前記環状の切り欠きに向かって突出する環状突出部(23)が設けられている、
    請求項1に記載の配管の接続構造。
  3. 前記位置ずれ防止部は、前記環状部の両端に設けられている、
    請求項1又は2に記載の配管の接続構造。
  4. 前記第1配管の端部近傍には、外方に向かって突出するフランジ部(22)が設けられており、
    前記第1配管の外周面には、シール部材(60)が装着されており、
    前記シール部材は、前記フランジ部と、前記環状部の一方の端部との間に形成される空間に配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の配管の接続構造。
  5. 前記第1配管は、銅製又はステンレス製である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の配管の接続構造。
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