JP2008121853A - スペーサ一体パイプ - Google Patents

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Yoshiaki Asai
義明 浅井
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Abstract

【課題】スペーサをパイプから一体成形することにより、材料コストの低減と工数の削減が図れ、しかも、地球環境への影響を少なくすることができるスペーサ一体パイプを提供する。
【解決手段】銅製パイプ11の端部に端末フランジ13を外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプ11の外側で前記端末フランジ13に対して軸方向の内側位置にスペーサ14を一体成形し、このスペーサ14が、パイプ11の周壁に、この周壁自体を外側に突出させた張り出し部分17を軸方向に複数重なり状に設けることによって形成され、パイプ11の外周で端末フランジ13とスペーサ14の間にOリング15の納まる周溝16を形成している。
【選択図】図1

Description

この発明は、各種流体の管路を形成するために用いるパイプ、特にガス機器の配管のように、器機と気密状に接続する端部構造を備えたスペーサ一体パイプに関する。
従来、ガス機器の配管に用いるパイプは、器機側の接続孔とパイプの端部を接続するための接続構造として、パイプの端部に周溝とスペーサを設け、周溝にOリングを嵌め込んだ状態で、器機側の接続孔にパイプの端部を挿入することにより、Oリングで接続部分の気密を保持すると共に、スペーサで接続部分のガタツキ発生を防止する構造が採用されている。
図2は、上記パイプにおける従来の端部構造の異なった例を示し、図2(a)の第1の例は、パイプ1の端部に端末フランジ2を外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプ1の外側で前記端末フランジ2に対して軸方向の内側位置に真鍮製のスペーサ3を外嵌し、スペーサ3の部分でパイプ1を少し拡径させることでスペーサ3を固定化し、パイプ1の外周で端末フランジ2とスペーサ3の間にOリング4の納まる周溝5を形成している。
上記端部構造において、端末フランジ2とスペーサ3の外径は、器機側の接続孔に挿入できるように略等しくなっており、スペーサ3が接続孔に嵌合することで接続部分のガタツキ発生を防止し、Oリング4は接続部分で圧縮を受けることで気密を保持することになる。なお、以降の例において、第1の例と同一部分は同一符号を付して説明する。
図2(b)の第2の例は、上記第1の例において、パイプ1の周壁で前記端末フランジ2に対して軸方向の内側位置に、パイプ1の周壁自体を外側に突出させた張り出し部分6を加工し、この張り出し部分6に対して軸方向の内側位置に真鍮製のスペーサ3を外嵌し、スペーサ3の部分でパイプ1を少し拡径させることでスペーサを固定化し、パイプ1の外周で端末フランジ2と張り出し部分6の間及び張り出し部分6とスペーサ3の間の二箇所にOリング4の納まる周溝5、5を形成し、二個のOリングで接続部分の気密性を向上させている。
図2(c)の第3の例は、パイプ1の周壁で端末フランジ2に対して軸方向の内側位置に、パイプ1の周壁自体を外側に突出させた張り出し部分7を加工し、端末フランジ2と張り出し部分7の間に予めスペーサ3を嵌め込んでおくことにより、端末フランジ2とスペーサ3の間にOリング4の納まる周溝5を確保した構造になっている。
図2(d)の第4の例は、上記第1の例において、パイプ1に固定したスペーサ3の外周で端末フランジ2と反対側の端部に大径のストッパー8を一体に設け、接続部分におけるパイプ1の挿入長さが一定になるようにしている。
ところで、上記のような従来のパイプの端部構造は、別部材のスペーサ3を用いるため、材料コストがその分高くつくと共に、スペーサ3をパイプ1に固定又は取付ける工程が必要となるため、手間と時間がかかるという問題がある。
また、近年地球環境の意識が高まり、廃棄時の地球環境への影響を少なくする努力が要求されているが、スペーサ3の材料である真鍮は有害物質であるカドミウムの発生があり、無害材料への置換等、早急な対応が望まれているのが現状である。
そこで、この発明の課題は、スペーサをパイプから一体成形することにより、材料コストの低減と工数の削減が図れ、しかも、地球環境への影響を少なくすることができるスペーサ一体パイプを提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、銅パイプの周壁に、この周壁自体を外側に突出させた張り出し部分を軸方向に複数重なり状に設けることによってスペーサを形成した構成を採用したものである。
上記銅パイプの周壁で上記スペーサの一方端部に、ストッパーや挿入後の抜け防止金具の取付けに使用する目的で、スペーサを形成する張り出し部分よりも大径の張り出し部を設けた構造とすることができる。
ここで、上記銅パイプは、パイプの端部に端末フランジを外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプの外側で前記端末フランジに対して軸方向の内側位置にスペーサを一体成形し、パイプの外周で端末フランジとスペーサの間にOリングの納まる周溝を形成している。
上記端末フランジとスペーサを形成する各張り出し部分の外径は、器機側の接続孔に挿入できるように略等しく形成され、軸方向に複数の張り出し部分が並ぶことで形成されたスペーサが接続孔に嵌合することで接続部分のガタツキ発生を防止し、周溝に嵌めたOリングは接続部分で圧縮を受けることで気密を保持することになる。
この発明によると、銅パイプの周壁に、この周壁自体を外側に突出させた張り出し部分を軸方向に複数重なり状に設けることによってスペーサを形成したので、スペーサは銅パイプと一体の材料からなり、材料コストの低減が図れるだけでなく、従来のような、別体のスペーサをパイプに固定又は取付ける工程が不要になり、パイプに対する接続構造の加工能率を向上させることができる。
また、スペーサは銅パイプと一体の材料になるので、従来の真鍮製のスペーサに比べて廃棄時の地球環境への影響を少なくすることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1のように、スペーサ一体のパイプ11は、例えば、ガスの管路としてガス機器の接続に使用されるものであり、所要長さと直径を有する銅パイプを用い、その端部にガス機器側の接続孔と接続するための接続構造12が設けられている。
上記接続構造12は、パイプ11の端部に端末フランジ13を外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプ11の外側で前記端末フランジ13に対して軸方向の内側位置にスペーサ14を一体成形し、パイプ11の外周で端末フランジ13とスペーサ14の間にOリング15の納まる周溝16を形成した構造になっている。
上記スペーサ14は、パイプ11の周壁に、この周壁自体を外側に突出させた張り出し部分17を軸方向に複数重なり状に設けることによって形成され、この張り出し部分17と上記端末フランジ13は、パイプ11の周壁を径方向に拡径させると同時に軸方向に圧縮させることによって加工され、このような加工によって、各張り出し部分17と上記端末フランジ13は、パイプ11の周壁となる金属板が二つ折り状に折れ曲がった重なり状態で外方へ環状に突出する形状になっている。
図1(a)に示す第1の実施の形態の接続構造12は、パイプ11の端部に端末フランジ13を外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプ11の外側で前記端末フランジ13に対して軸方向の内側位置に3個程度の張り出し部分17を軸方向へ重なり状に加工することでスペーサ14を一体成形し、パイプ11の外周で端末フランジ13とスペーサ14の間にOリング15の納まる周溝16を形成したものである。
図1(b)に示す第2の実施の形態の接続構造12は、パイプ11の端部に端末フランジ13を外側に向けて突出するよう折り返し成形し、パイプ11の外側で前記端末フランジ13に対して軸方向の内側位置に一山の張り出し部分18を加工し、この張り出し部分18に対して軸方向の内側位置に、3個程度の張り出し部分17を軸方向へ重なり状に加工することでスペーサ14を一体成形し、パイプ11の外周で端末フランジ13と張り出し部分18間及び、張り出し部分18とスペーサ14の間にそれぞれOリング15の納まる合計2個の周溝16を形成したものである。
図1(c)に示す第3の実施の形態の接続構造は、上記した第1の実施の形態の接続構造12において、パイプ11の周壁で上記スペーサ14の軸方向の内側となる一方端部に、ストッパーや挿入後の抜け防止金具(ファスナー)の取付けに使用する目的で、スペーサ14を形成する張り出し部分17よりも大径の張り出し部19を設けたものである。
上記した各実施の形態において、スペーサ14を形成する各張り出し部分17と端末フランジ13の外径は、器機側の接続孔に挿入できるように略等しく形成され、軸方向に複数の張り出し部分17が並ぶスペーサ14が接続孔に嵌合することで接続部分のガタツキ発生を防止し、周溝16に嵌めたOリング15は接続孔で圧縮を受けることで接続部分の気密を保持することになる。
また、大径の張り出し部19を設けた第3の実施の形態では、この張り出し部19をストッパーとすることで接続部分における接続孔に対してパイプ11の挿入長さが一定になるようにすることができ、また、挿入後の抜け防止金具の取付けに使用することができる。
この発明のスペーサ一体のパイプ11は、上記のような構成であり、端部に設けた接続構造12をガス機器側の接続孔に挿入することで、ガスの管路としてガス機器の接続に使用されるものであり、接続構造12を器機側の接続孔に挿入することで、軸方向に長さを有するスペーサ14が接続孔に嵌合して接続部分のガタツキ発生を防止し、予め周溝16に嵌めたOリング15は接続孔で圧縮を受けることで接続部分の気密を保持することになる。
上記スペーサ14は、パイプ11の周壁を用いて一体の材料から形成されているので、スペーサ一体のパイプ11は、全体が同一材料となり、従来の真鍮製のスペーサに比べて廃棄時の地球環境への影響を少なくすることができ、また、パイプ11と一体の材料からスペーサ14を形成することで、材料コストの低減が図れるだけでなく、パイプ11に対する接続構造12の加工能率を向上させることができる利点がある。
(a)は、この発明の第1の実施の形態の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図、(b)は、第2の実施の形態の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図、(c)は、第3の実施の形態の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図 (a)は、従来の第1の例の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図、(b)は、第2の例の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図、(c)は、第3の例の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図、(d)は、第4の例の接続構造を備えたパイプの下半分を切り欠いた正面図
符号の説明
11 パイプ
12 接続構造
13 端末フランジ
14 スペーサ
15 Oリング
16 周溝
17 張り出し部分
18 張り出し部分
19 大径の張り出し部

Claims (2)

  1. 銅パイプの周壁に、この周壁自体を外側に突出させた張り出し部分を軸方向に複数重なり状に設けることによってスペーサとしたスペーサ一体パイプ。
  2. 上記銅パイプの周壁で上記スペーサの一方端部に、ストッパーや挿入後の抜け防止金具の取付けに使用する目的で、スペーサを形成する張り出し部分よりも大径の張り出し部を設けた請求項1に記載のスペーサ一体パイプ。
JP2006308996A 2006-11-15 2006-11-15 スペーサ一体パイプ Pending JP2008121853A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215030A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 ダイキン工業株式会社 配管の接続構造
JP2018173151A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社ガスター 管路接続構造

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