JP2015214184A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速時のバッテリの電力収支を成立させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】エンジン、第1モータ・ジェネレータ及び第2モータ・ジェネレータを含む動力源と、各モータ・ジェネレータとの間で電力を授受可能なバッテリと、動力源の動力を出力軸に伝達する動力伝達経路に設けられる変速機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、変速機の変速による充放電電力の方向、及びバッテリの充放電能力に対して充放電電力が超過する電力超過量に基づいて、変速の進行にかかる時間を調整するように制御する(ステップS5)。【選択図】図4

Description

本発明は、エンジン、モータ・ジェネレータ、バッテリ及び変速機を備えたハイブリッド車両の制御装置に関する。
ハイブリッド車両の変速機において変速ショックを抑制する技術として、エンジンの動力が分配される第1電動機によりトルクを発生させることで変速を進行させる技術が知られている(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜4が存在する。
特開2012−240557号公報 特開2009−006778号公報 特開2006−214454号公報 特開2013−159314号公報
特許文献1においては第1電動機よりも第2電動機の出力パワーが大きく、バッテリの出力制限側に偏る傾向がある。その出力制限値を超過する場合において、第2電動機の出力を所望の値に制御することができないために変速の進行にかかる時間の増加や電力収支の過不足が生じることがある。しかしながら、変速の種類に応じて電力収支の方向が放電側又は充電側に変化するので、バッテリの状態によっては変速時間を増加させても電力収支が成立せず、結果として過不足が生じるおそれがある。
そこで、本発明は変速時のバッテリの電力収支を成立させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両の制御装置は、エンジン及びモータ・ジェネレータを含む動力源と、前記モータ・ジェネレータとの間で電力を授受可能なバッテリと、前記動力源の動力を走行用の出力部に伝達する動力伝達経路に設けられる変速機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、前記変速機の変速による充放電電力の方向、及び前記バッテリの充放電能力に対して前記充放電電力が超過する電力超過量に基づいて、変速の進行にかかる時間を調整するように制御する変速進行制御手段を備えたものである(請求項1)。
本発明によれば、充放電電力は、変速機による変速の種類(例えば、ダウンシフトやアップシフト)に応じて充電側又は放電側に方向が変化する。したがって、充放電電力の方向、及びその電力の超過量に基づいて変速の進行にかかる時間を調整することで、バッテリとの間で電力収支を成立させ、電力の過不足を防止できる。
本発明の一形態に係る制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を示した図。 図1のハイブリッド車両に搭載される変速機の作動係合表を示した図。 図1のハイブリッド車両の制御系を示したブロック図。 HVECUが実行する変速進行制御処理を示すフローチャート。 ハイブリッド車両の変速予測方法を示す変速線図。 変速における充放電電力予測量と充放電の方向との関係を示すグラフ。 電力超過予測量と変速の進行にかかる時間との関係を示すグラフ。 アクセルを踏み込んでダウンシフトが発生し、放電側に電力収支が超過したときの制御結果の一例を示すタイミングチャート。 アクセルを踏み込んでダウンシフトが発生し、充電側に電力収支が超過したときの制御結果の他の例を示すタイミングチャート。
図1は、本発明の一形態に係る制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を示した図である。ハイブリッド車両(以下、車両という。)1は、走行用動力源としてエンジン2と、2つのモータ・ジェネレータ3、4とを備えている。エンジン2は、4つの気筒が一方向に並べられた直列4気筒型の火花点火型の内燃機関として構成されている。以下の形態においては、過給機付きのエンジン2として説明する。過給機として、周知のターボチャージャやスーパーチャージャを用いてよい。なお、エンジン2の詳細は省略する。エンジン2として公知技術を利用してよい。
エンジン2の出力軸2aは遊星歯車機構5のキャリアCrに、第1モータ・ジェネレータ3は遊星歯車機構5のサンギアSnに、第2モータ・ジェネレータ4は遊星歯車機構5のリングギアRiにそれぞれ連結されている。そのため、第1モータ・ジェネレータ3又は第2モータ・ジェネレータ4は出力軸2aのトルクに影響を与えることができる。車両1には、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4の各回転速度を検出するため、2つのレゾルバ7、8が設けられている。また、各モータ・ジェネレータ3、4は、電動機及び発電機としてそれぞれ機能し、不図示の電気回路を介してバッテリ9に電気的に接続されている。
なお、各モータ・ジェネレータ3、4は、周知の同期発電電動機として構成され、それぞれ不図示のインバータを介してバッテリ9と電力をやり取りする。インバータとバッテリとを接続する電力ラインはインバータが共用する正極母線及び負極母線として構成され、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4の一方により発電される電力を他方で消費可能とする。したがって、バッテリ9は各モータ・ジェネレータ3、4により発電又は消費される電力に応じて充放電されるとともに、各モータ・ジェネレータ3、4間で電力収支のバランスをとれば充放電されない。
第2モータ・ジェネレータ4よりも駆動輪側の動力伝達経路には変速機10が設けられている。変速機10は3つの入力軸11、12、13を有する。これらの入力軸11、12、13と、リングギアRiと一体回転する中間軸15との間には3つのクラッチC1〜C3が設けられている。これらのクラッチC1〜C3を適宜操作することにより、3つの入力軸11、12、13のなかから一の入力軸を中間軸15と選択的に連結させることができる。変速機10は、二組の遊星歯車機構21、22が組み合わされるとともに、2つのブレーキB1、B2と一方向クラッチF1とが設けられることにより構成されている。二組の遊星歯車機構21、22は、一方のキャリアCr1と他方のリングギアRi2とが連結されるとともに、一方のリングギアRi1と他方のキャリアCr2とが連結されることによって互いに組み合わされている。第1入力軸11はサンギアSn2に、第2入力軸12はキャリアCr1に、第3入力軸13はサンギアSn1にそれぞれ連結されている。キャリアCr2は出力軸30に連結される。
図2は、変速機10の作動係合表を示した図である。なお、図中の「○」は、対応するクラッチC1〜C3、ブレーキB1、B2及び一方向クラッチF1が、係合することを意味し、「◎」は、有段時に係合し、無断時に開放することを意味する。車両1は、これらのクラッチC1〜C3、ブレーキB1、B2及び一方向クラッチF1の係合状態を適宜変化させることにより、前進4速及び後退1速からなる複数の変速段のなかから一の変速段を選択できる。
図3は、車両の制御系を示したブロック図である。車両1の各部の制御は、各種の電子制御装置(ECU)にて制御される。HVECU40には各種のセンサからの信号が入力される。例えば、HVECU40には、車両1の車速に応じた信号を出力する車速センサ41、不図示のアクセルペダルの踏み込み量に応じた信号を出力するアクセル開度センサ42、第1モータ・ジェネレータ3の回転速度に応じた信号を出力するMG1回転数センサ43、第2モータ・ジェネレータ4の回転速度に応じた信号を出力するMG2回転数センサ44、変速機10の出力軸30の回転速度に応じた信号を出力する出力軸回転数センサ45、バッテリ9の蓄電率に応じた信号を出力するSOCセンサ46、バッテリ9の温度に応じた信号を出力するバッテリ温度センサ47等の出力信号が入力される。
HVECU40は、各モータ・ジェネレータ3、4にそれぞれ発生させるトルクを算出し、発生させるトルクについてMGECU50に指令を出力する。また、HVECU40は、エンジン2に発生させるトルクを算出し、発生させるトルクについてエンジンECU51に指令を出力する。さらに、HVECU40は、変速機10に供給される油圧を制御する不図示の油圧制御回路に設けられた電磁制御弁の出力圧の制御について、電磁制御弁に指令を出力する。MGECU50は、HVECU40から入力された指令に基づき、各モータ・ジェネレータ3、4にそれぞれ発生させるトルクに対応した電流を算出し、対応するモータ・ジェネレータ3、4に電流を出力する。エンジンECU51は、HVECU40から入力された指令に基づき、エンジン2の吸気絞り弁52、点火プラグ53、EGRバルブ54、ウェイストゲートバルブ55、エアバイパスバルブ56等のエンジン2の各部に対して各種の制御をする。
図4は、HVECU40が実行する変速進行制御処理を示すフローチャートである。変速進行制御処理ルーチンは、変速機10の変速時に、変速の種類に応じて変化する変速による充放電電力の方向及びその電力を予測し、その充放電電力に対する電力超過量に基づいて変速の進行を制御する処理である。まず、HVECU40は、変速の発生が予測されると、バッテリ9の充放電に制約があるか否かを判別する(ステップS1)。バッテリ9は、バッテリの温度が低温(所定の下限値よりも低い温度)又は高温(所定の上限値よりも高い温度)である場合や、SOCが高い(所定の上限値よりも高い蓄電率)、又は低い(所定の下限値よりも低い蓄電率)場合に充電又は放電の制約がかかる。
なお、バッテリ9には、性能維持や劣化抑制といった観点から目標とする蓄電量の範囲(目標蓄電範囲)が設定されている。バッテリ9の蓄電量が目標蓄電範囲の上限値を超えると過充電状態となり、下限値を下回ると過放電状態となる。目標蓄電範囲は、性能維持や劣化抑制のために適した蓄電量の範囲に基づいて予め一定の範囲に設定しておけばよい。あるいは、バッテリ9の温度によっても目標蓄電範囲は変化するので、目標蓄電範囲をバッテリ9の温度に応じて可変としてもよい。ステップS1で充放電の制約がなく、バッテリ9の蓄電量が目標蓄電範囲内にある場合、HVECU40は今回の処理を終了する。
バッテリの充放電に制約がある場合、HVECU40は、変速機10の変速による充放電電力の方向及びその電力を予測する(ステップS2)。変速による充放電電力は、変速の種類に応じて充電側又は放電側に方向が変化する。図5は、車両1の変速予測方法を示す変速線図である。変速機10は4速なので、変速線は3本ある。車両1では、車速及びアクセル開度(アウトプットトルク要求量)に対応する変速線が予め設定されている。図中、実線はアップシフト線、一点鎖線はダウンシフト線をそれぞれ示している。具体的には、車速及びアクセル開度に応じて定まる座標が、変速線を跨ぐように変動する場合に、その変速線に応じた変速が実行されるように設定されている。これにより、車速及びアクセル開度の変動を予測できれば、変速の種類(例えば、1→2アップシフト、2→3アップシフト等)と、その変速の実行を予測することができる。また、図中、太線内(網掛けされている領域)は、モータ走行領域を示し、それ以外の領域はエンジン走行領域を示している。通常、例えばSOCが十分高いとモータ走行となり、モータ走行できない場合はエンジン走行となる。エンジン走行領域とモータ走行領域とで使用する変速段は相違する。これは、エンジン走行時は比較的低回転高負荷領域でエンジン2を動作した方が効率よく、逆に、モータ走行時は比較的高回転低負荷領域で各モータ・ジェネレータ3、4を動作した方が効率がよいため、同じ車速やアクセル開度でも変速比を変更する。
図6は、変速における充放電電力予測量と充放電の方向との関係を示すグラフである。図6のグラフにおいて、横軸は充放電電力予測量ΔW、縦軸は充放電の方向をそれぞれ示している。充放電電力予測量ΔWは、エンジンパワーP1とクラッチ伝達パワーP2と回転イナーシャ変化パワーP3とから算出される予測量で、以下の計算式で算出される。
ΔW=P1−P2−P3
エンジンパワーP1は、エンジン2の出力であって、エンジントルク及びエンジン回転数から求められる。エンジントルクは実験的に求めた値で予め作成したマップから算出してもよいし、空気量や点火時期等から予測して算出してもよい。あるいは、各モータ・ジェネレータ3、4のトルクや回転数から予測される値を用いてもよい。クラッチ伝達パワーP2は、クラッチ伝達トルク及びクラッチC1〜C3の回転数から求められる。変速機10の変速中は、クラッチ伝達トルクとしてトルク容量を代替利用してもよい。エンジントルク同様、各モータ・ジェネレータ3、4のトルクや回転数から予測される値を用いてもよい。変速時の回転イナーシャの変化に必要な回転イナーシャ変化パワーP3は、
(変速前後での各モータ・ジェネレータ3、4の主要な回転要素の運動エネルギーの変化量)/(ベース変速時間T1)
の計算式で算出される。ここで、回転要素の運動エネルギーは、
(1/2)×(回転イナーシャ)×(回転速度)
の計算式で算出される。ベース変速時間T1は、変速の進行にかかる時間を実験的に求めた値で予め作成したマップから算出される。また、算出された充放電電力予測量ΔWの正負に応じて充放電方向が予測できる。図6に示すように、充放電電力予測量ΔWが正ならば充電方向に、負であれば放電方向となる。
HVECU40は、ステップS2で算出した充放電電力予測量ΔWとバッテリ9の状態とを比較して、充放電電力予測量ΔWに対してバッテリ9の充放電能力があるか否かを判別する(ステップS3)。現在のバッテリ9の蓄電量が、充放電電力予測量ΔWを許容できるか否かを判別する。なお、充放電電力予測量ΔWがバッテリ9の充放電能力内にある場合を電力収支が成立している場合として説明する。充放電電力予測量ΔWがバッテリ9の充放電能力内にある場合、HVECU40は、通常の変速制御を実行し(ステップS4)、今回の処理を終了する。通常の変速制御は、周知技術を利用してよい。
一方、ステップS3で充放電電力予測量ΔWがバッテリ9の充放電能力を超える場合、HVECU40は、変速進行制御を実行し(ステップS5)、今回の処理を終了する。図7は、電力超過予測量と、変速の進行にかかる時間(変速時間T2)との関係を示すグラフである。電力超過予測量は、ステップS2で算出した充放電電力予測量ΔWが、現在のバッテリ9の蓄電量を基準として目標蓄電範囲から外れる量である。図7に示すように、電力超過予測量のパラメータである回転イナーシャ変化パワーP3は、変速時間T2に依存する。なお、変速時間T2は、ベース変速時間T1に対して、超過する電力量に必要な時間を調整した調整後の変速時間である。変速時間T2を増加させると回転イナーシャ変化パワーP3を減少でき、変速時間T2を減少させると回転イナーシャ変化パワーP3を増加できる。なお、図7は、アップシフトで充電電力を超過する予測がある場合を示している。エンジン2からエンジンパワーP1が供給(バッテリ充電方向)され、アップシフトで変速前後の回転要素の運動エネルギーが減少する(バッテリ充電方向)において、エンジンパワーP1及び回転イナーシャ変化パワーP3をバッテリ9に入力しなければならない。この場合において、変速時間T2を増加させることにより回転イナーシャ変化パワーP3を減少できるので、結果としてバッテリ9への入力を目標蓄電範囲内で収めるようにして変速することができる。ダウンシフトにおいても同様にすればよい。また、変速時間T2は、図7に示すようなマップで設定してもよいが、
(許可パワー+電力超過予測量)/T1=(許可パワー)/T2
となるように設定してもよい。なお、許可パワーは、目標蓄電範囲で使用可能な充放電の許可電力である。
図8は、アクセルを踏み込んでダウンシフトが発生し、放電側に電力収支が超過したときの制御結果の一例を示すタイミングチャートである。図8の制御結果は、図4のステップS5の変速進行制御の一例である。ダウンシフトが発生すると、バッテリ9の充放電能力に対し、変速による電力超過に余裕がない場合、又は電力超過する場合、変速の進行にかかる時間を遅くするように調整する。なお、図8は、過給圧を制限しなくても変速に必要なパワーが不足している例を示している。図8において、MG2トルク、MG2回転数及び電力収支のグラフで示される破線太線は過給圧を制限した場合、実線太線は過給圧を制限しない場合、一点鎖線太線は、過給圧を制限しない場合でかつ変速の進行にかかる時間(変速時間T2)を遅くするように調整した場合をそれぞれ示している。
エンジン2の過給圧を制限した場合、変速の進行を電力制御制限が広い場合の目標とするために第2モータ・ジェネレータ4に発生させるトルク(MG2トルク)を上昇させる。その結果、放電電力が大きくなり電力収支が放電電力制御制限値(充放電の許可電力)を超過する。エンジン2の過給圧を制限しない場合は、制限した場合と同様に、変速の進行を電力制御制限が広い場合の目標にするためにMG2トルクを上昇させる。その結果、放電電力が大きくなり電力収支が放電電力制御制限値を超過する。過給圧を制限しない場合でかつ変速時間T2を遅くした場合、上記設定した目標よりも変速の進行にかかる時間を遅くすることによりMG2トルクの上昇が抑制され、その結果、電力収支を放電電力制御制限値以下に抑えることが可能となる。変速時間T2を長くすることで、MG2回転数(ATインプット回転数)を緩やかに変化させ、電力収支の絶対値が大きくなることを防止する。
図9は、アクセルを踏み込んでダウンシフトが発生し、充電側に電力収支が超過したときの制御結果の他の例を示すタイミングチャートである。図9の制御結果は、図4のステップS5の変速進行制御の一例である。ダウンシフトが発生すると、バッテリ9の充放電能力に対し、変速による電力超過に余裕がない場合、又は電力超過する場合、変速の進行にかかる時間を早めるように調整する。なお、図9は、過給圧を制限を停止すると変速に必要なパワーが過多となる例を示している。図9においても、図8と同様、MG2トルク、MG2回転数及び電力収支のグラフで示される破線太線は過給圧を制限した場合、実線太線は過給圧を制限しない場合をそれぞれ示している。また、図9において一点鎖線太線は、過給圧を制限しない場合でかつ変速の進行にかかる時間(変速時間T2)を早めるように調整した場合を示している。
エンジン2の過給圧を制限した場合、変速の進行を電力制御制限が広い場合の目標とするために第2モータ・ジェネレータ4に発生させるトルク(MG2トルク)を上昇させる。図8の場合と同様、充電電力が大きくなり電力収支が充電電力制御制限値(充放電の許可電力)を超過する。エンジン2の過給圧を制限しない場合は、制限した場合と同様に、変速の進行を電力制御制限が広い場合の目標にするためにMG2トルクを上昇させる。その結果、充電電力が大きくなり電力収支が充電電力制御制限値を超過する。過給圧を制限しない場合でかつ変速時間T2を早めた場合、上記設定した目標よりも変速の進行にかかる時間を早めることによりMG2トルクの低下が抑制され、その結果、電力収支を充電電力制御制限値以上に抑えることが可能となる。変速時間T2を短くすることで、MG2回転数を速やかに変化させ、電力収支の絶対値が大きくなることを防止する。
一方、アップシフトに関しては、上記ダウンシフトの場合とは逆に、放電側に電力収支が超過する場合は変速時間T2を早め、充電側に電力収支が超過する場合は変速時間T2を遅くすることで、電力収支の絶対値が大きくなることを防止できる。なお、上述した処理において、HVECU40が実行するステップS5の処理が変速進行制御手段として機能する。以上、説明したように、過給機付きエンジンにおいては、過給圧を変更せずとも変速時間T2の調整により電力収支を成立させることができる。したがって、過給圧を変更する必要がないので、過給機付きエンジンにおいては特に有用である。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。本形態では過給機付きのエンジン2として説明したがこれに限られない。過給機がない自然吸気エンジンにも適用が可能である。また、本形態では、充放電電力の方向及びその電力は、各パワーP1、P2、P3に基づいて決定したが、これに限られない。例えば、損失パワーをさらに考慮してもよい。また、本形態では、2つのモータ・ジェネレータ3、4が搭載されている車両1で説明したが、これに限られない。単一のモータ・ジェネレータを搭載した車両で本発明を実施してもよい。
1 ハイブリッド車両
2 エンジン
3 第1モータ・ジェネレータ(モータ・ジェネレータ)
4 第2モータ・ジェネレータ(モータ・ジェネレータ)
9 バッテリ
10 変速機
30 出力軸(走行用の出力部)
40 HVECU(変速進行制御手段)
T2 変速時間(変速の進行にかかる時間)

Claims (1)

  1. エンジン及びモータ・ジェネレータを含む動力源と、
    前記モータ・ジェネレータとの間で電力を授受可能なバッテリと、
    前記動力源の動力を走行用の出力部に伝達する動力伝達経路に設けられる変速機と、
    を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記変速機の変速による充放電電力の方向、及び前記バッテリの充放電能力に対して前記充放電電力が超過する電力超過量に基づいて、変速の進行にかかる時間を調整するように制御する変速進行制御手段を備えたハイブリッド車両の制御装置。
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