JP2015213491A - 栽培装置及び栽培セル - Google Patents

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Abstract

【課題】栽培物をより適正に育成することができる栽培装置を提供する。
【解決手段】栽培装置10は、栽培物Pを載置する栽培プレート50を有する栽培セル40を複数プラントベース21に装着し、搬入搬出ステーション25から搬入された栽培プレート50を移動ロボット30によって栽培セル40へ移動可能である。一方、この栽培装置10では、栽培セル40から栽培プレート50を移動ロボット30によって搬入搬出ステーション25へ移動し、装置外へこの栽培プレート50を搬出可能である。また、この栽培装置10は、栽培セル40とプラントベース21とを隔離扉23や隔離扉43などの隔離部材によって隔離可能である。この栽培装置10では、例えば、いずれかの栽培セル40にて、害虫や菌などの異物の侵入や育成不全などを含む異常が生じた場合に、隔離部材で隔離した状態で栽培セル40ごとにその異常に対処可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、栽培装置及び栽培セルに関する。
従来、栽培装置としては、植物を支持する複数のカラムを互いに移動方向に間隔を隔てた状態で支持フレームにより支持し、カラムの下側に設けた移動機構に可動フレームと駆動フレームとを連結する連結機構を設け、駆動フレームの往復動に対応して可動フレームが往復動を行い、且つ可動フレームの前進動作においてのみ可動フレームがカラムを保持して同方向に移動させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、構造が簡単で且つ安価であり、所定の間隔を維持しながら植物の間隔を設定することができる、としている。また、栽培装置としては、断熱パネルで囲われた本体部に左右対称に、複数の苗載置棚を備えたラックを設けたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この装置では、前開口を閉鎖する扉体にラックが配設されており、この扉体を移動することにより、苗載置棚に苗を出し入れ可能である。
特開平6−14663号公報 実開平6−70541号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された栽培装置では、栽培物を支持するカラムの水平方向の間隔を維持するとしているが、この移動機構しか開示されていない。また、特許文献2の栽培装置では、苗載置棚のすべては本体部の内部一室に含まれており、例えば、扉体を開けて作業を行う際に、害虫や菌などの異物が入り込むと、内部全体にその影響が広がってしまうことがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、栽培物をより適正に育成することができる栽培装置及び栽培セルを提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の栽培装置は、
栽培物を載置する栽培棚を収容する栽培セルと、
前記栽培セルを装着及び取外可能な装着部を複数有し該栽培セルを複数装着するプラントベースと、
前記栽培セルと前記プラントベースとを隔離する隔離部材と、
前記プラントベースに配設され前記栽培棚を搬入搬出する搬入搬出ステーションと、
前記プラントベース内に配設され前記栽培セルと前記搬入搬出ステーションとの間で前記栽培棚を移動する移動ロボットと、
前記移動ロボットを制御する制御装置と、
を備えたものである。
この栽培装置では、栽培物を載置する栽培棚を収容する栽培セルを複数プラントベースに装着し、搬入搬出ステーションから搬入された栽培棚を移動ロボットによって栽培セルへ移動可能である。一方、この栽培装置では、栽培セルから栽培棚を移動ロボットによって搬入搬出ステーションへ移動し、装置外へこの栽培棚を搬出可能である。また、この栽培装置は、栽培セルとプラントベースとを隔離部材によって隔離可能である。例えば、いずれかの栽培セルにて、害虫や菌などの異物の侵入や育成不全などを含む異常が生じた場合に、この栽培装置では、隔離部材で隔離した状態で栽培セルごとにその異常に対処することができる。したがって、栽培物をより適正に育成することができる。
栽培装置10の構成の概略を示す構成図。 栽培装置10を上方から見た説明図。 栽培装置10を側方から見た説明図。 移動ロボット30の斜視図。 記憶装置72に記憶された育成管理情報73の説明図。 栽培処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 育成に応じて栽培プレート50を移動する処理の説明図。
次に、本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である栽培装置10の構成の概略を示す構成図である。図2は、栽培装置10を上方から見た説明図(透視図)であり、図2(a)は移動ロボット30が収縮状態である説明図、図2(b)は移動ロボット30が伸張状態である説明図である。図3は、栽培装置10を側方から見た説明図(透視図)である。図4は、移動ロボット30の斜視図であり、図4(a)は収縮状態、図4(b)は伸張状態の説明図である。図5は、記憶装置72に記憶された育成管理情報73の説明図である。栽培装置10は、栽培物Pを育成する装置であり、プラントベース21と、搬入搬出ステーション25と、移動ロボット30と、制御装置70とを備えている。また、栽培装置10は、隔離扉23及び隔離扉43を備えている。栽培物Pとしては、例えば、青果(野菜・果物)、食品ではない花草(生花)などが挙げられる。ここでは、栽培物Pとして、レタスやほうれん草などの葉菜類を育成する場合について説明する。なお、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1〜4に記載した通りとする。
プラントベース21は、栽培物Pを栽培する栽培セル40を装着及び取外可能な装着部22を複数有し栽培セル40を複数装着するものである。このプラントベース21は、直方体状の箱体であり、タンクやポンプなどの重量物を搭載しており、その内部に内部空間24を有している。プラントベース21は、その内部空間24を移動可能な状態で移動ロボット30を収容しており、作業者が出入りすることなく栽培物Pの栽培を行うことができる。この内部空間24には、図示しないビデオカメラが配設されており、隔離扉23や移動ロボット30の状態を外部から視認可能になっている。装着部22には、パッキンが配設されており、外気を遮断した状態(気密状態)で栽培セル40を装着する。この装着部22の内周側には、隔離扉23が設けられている。隔離扉23は、栽培セル40とプラントベース21とを隔離する隔離部材であり、内部空間24の気密状態を保つようにプラントベース21の開口部を閉塞、開放する。この隔離扉23は、図示しないアクチュエータの駆動によって開閉される。このプラントベース21では、前方に8つの装着部22が設けられ、後方に8つの装着部22が設けられており、合計16個の栽培セル40を装着可能である。また、装着部22には、栽培セル40で用いられる、二酸化炭素などの気体、水、養分などをプラントベース21から供給する供給部22aが設けられている。この供給部22aは、栽培セル40が装着部22に装着されるのに伴って、栽培セル40に設けられた図示しない接続部に接続され、栽培物Pの育成に用いられる二酸化炭素や、養分を含む水などがこの供給部22aを介して栽培セル40に供給される。
プラントベース21には、栽培物Pの育成に必要な栽培部11が配設されている。この栽培部11は、栽培空間をより好ましい雰囲気とする二酸化炭素ボンベ12や、水道管に接続され水を供給する水供給部13、複数種類の培養液タンクを有しこの培養液タンクから培養液を供給する培養液供給部14を備えている。二酸化炭素ボンベ12、水供給部13及び培養液供給部14は、それぞれ電子バルブを備えており、この電子バルブの制御により、各供給部22aへの二酸化炭素ガス、培養液などの供給量が制御される。また、栽培部11は、空調装置15を備え、内部空間24や栽培セル40の内部空間の湿度及び温度を調節可能となっている。なお、栽培装置10を設置した生産工場の室内においても、上記と同様に二酸化炭素量や温度、湿度を好適な範囲に制御することがより好ましい。
搬入搬出ステーション25は、プラントベース21に配設されており、栽培棚としての栽培プレート50を搬入搬出するものである。この搬入搬出ステーション25は、内部空間24に繋がる空洞を有する箱体であり、作業者が栽培プレート50の移動を行いやすい高さに形成され、上面に搬入搬出口27が開口している。また、搬入搬出ステーション25は、搬入搬出口27を開放、閉鎖するシャッター26が搬入搬出口27の直上に設けられている。シャッター26は、図示しないアクチュエータの駆動により開閉される。シャッター26は、栽培セル40へ栽培プレート50を搬入する際やプラントベース21から栽培プレート50を搬出する際に開放される。
移動ロボット30は、プラントベース21内に配設され栽培セル40と搬入搬出ステーション25との間で栽培プレート50を移動するものである。移動ロボット30は、図4に示すように、水平移動機構31と、上下移動機構32と、棚移動部33と、支持部材34と、カメラ移動機構35と、カメラ36とを備えている。水平移動機構31は、モータが接続された駆動輪と従動輪との間に無端状となるように架け渡された駆動ベルトを有している。移動ロボット30は、水平移動機構31の駆動ベルトの一部にその底部(板状のベース部材30a)が固定されており、この駆動ベルトの左右への移動に伴い左右に移動する。上下移動機構32は、ベース部材30aの上面に配設されており、ラチス構造を有し伸縮するアームと、アームを伸縮させる駆動モータとを有している。上下移動機構32の上部に平板状の棚移動部33が配設されており、この上下移動機構32の伸縮に伴い、棚移動部33は上下動される。棚移動部33は、平板状の部材であり、その上方に栽培プレート50を収容するものである。棚移動部33の上面には、前後方向に伸縮し、栽培プレート50をその下面側から支持する支持部材34が配設されている。この支持部材34は、棚移動部33の左側及び右側端部に1つずつ配設されている。支持部材34は、前後方向へ移動可能に棚移動部33に配設された下側部材34aと、前後方向へ移動可能に下側部材の上面に配設された上側部材34bとを有している。この支持部材34は、図示しないアクチュエータにより、前後方向に伸張収縮する。なお、この移動ロボット30は、棚移動部33が回転可能となっており、作業する栽培セル40の存在方向に応じてこの棚移動部33を回転させる。
移動ロボット30には、栽培プレート50に載置された栽培物Pを撮影するカメラ36が配設されている。棚移動部33は、カメラ36を支持しX−Y−Z軸方向に移動させるカメラ移動機構35がその後方に配設されている。カメラ移動機構35は、棚移動部33の上方でカメラ36を下方に向けて支持するものであり、棚移動部33から立設され、上下方向及び左右方向に移動可能に棚移動部33に配設された第1部材35aと、前後方向へ移動可能に第1部材35aに配設された第2部材35bとを有している。カメラ36は、画像データを出力する撮影装置であり、支持部材34上に支持された栽培プレート50、又は栽培セル40内部に収納された栽培プレート50の上方から栽培物Pなどを撮影する。移動ロボット30に配設されたモータやカメラ36などは、図示しない配線を介して制御装置70に電気的に接続されている。そして、カメラ36は、所定の撮影タイミングにおいて栽培セル40の内部に入り栽培物Pを撮影する。
栽培セル40は、栽培物Pを載置する栽培プレート50を有するものである。栽培セル40は、軽量な材質(例えば樹脂)で形成されており、取外しや装着作業、あるいは、清掃作業を行いやすくなっている。この栽培セル40は、接続部41と、棚支持部42と、隔離扉43と、照射部44とを備えている。接続部41は、供給部22aと接続し、供給部22aから供給されたガスや液体を栽培セル40に導入するものである。棚支持部42は、図3に示すように、栽培プレート50を支持する部材であり、下段に栽培プレート50が配置される栽培プレート50の下面側や栽培セル40の天井には、栽培物Pへ光を照射する照射部44が設けられている。また、棚支持部42には、接続部41からバルブを介して供給パイプが接続されており、栽培プレート50へ培養液が供給可能となっている。この栽培セル40では、図3に示すように、複数の栽培プレート50が上下に配置されるよう複数の棚支持部42が固定的に配設されている。この棚支持部42は、栽培プレート50同士の間隔が第1間隔と第1間隔より長い第2間隔とを有するよう栽培セル40の内部に固定的に配設されている。なお、「固定的に」とは、上下動しない態様をいい、メンテナンスなどでの取り外しができない趣旨ではない。
この栽培セル40では、棚支持部42は6つの栽培プレート50を収容可能に6段設けられている。この棚支持部42は、下段の1段目及び2段目の栽培プレート50同士の間隔が第1間隔L1であり、中段の3段目及び4段目の栽培プレート50同士の間隔が第1間隔L1より広い第2間隔L2であり、上段の5段目及び6段目の栽培プレート50同士の間隔が第2間隔L2より広い第3間隔L3となるようそれぞれが固定されている。このため、栽培プレート50と照射部44との間の空間、即ち、栽培物Pを育成する空間は、その高さが、下段では第1高さZ1、中段では第1高さZ1より高い第2高さZ2、上段では第2高さZ2より高い第3高さZ3となっている。栽培物Pは、育成が進むとその高さが高くなるから、栽培セル40では、育成状態に応じた適切な照射距離で栽培物Pに光を照射可能である。
隔離扉43は、栽培セル40とプラントベース21とを隔離する隔離部材であり、内部の育成空間の気密状態を保つように栽培セル40の開口部を閉塞、開放する。この隔離扉43は、図示しないアクチュエータの駆動によって開閉される。このように、栽培装置10は、隔離扉23及び隔離扉43を閉塞することにより、外部空間からの異物(例えば、菌や害虫など)の侵入をより抑制することができる。また、栽培装置10は、栽培セル40がプラントベース21に装着されている状態で隔離扉23や隔離扉43を開放しても、装着部22の気密性により、外部空間からの異物の侵入をより抑制することができる。照射部44は、例えば、光量及び光の波長を適宜調整可能な光源として構成されており、各段ごとに栽培プレート50の略全面に亘って光を照射可能に配設されている。この栽培セル40には、二酸化炭素濃度や、湿度、温度など育成環境を測定する図示しないセンサーが配設され、このセンサーに制御装置70が電気的に接続されており、このセンサーからの信号が制御装置70へ出力される。
栽培プレート50は、平らな箱形の部材であり、栽培物Pを育成可能な状態(例えば根付き状態)で載置するトレイである。栽培プレート50は、栽培セル40に配設された状態では栽培物Pの棚を構成する。栽培プレート50には、図1,4に示すように、栽培物Pを載置する育成載置部51と、栽培物Pに関する情報を記憶する記憶素子52とを有している。育成載置部51は、外部から供給された水や培養液を収容する容器として構成され、育成状態で栽培物Pを固定可能である。栽培プレート50では、7つの育成載置部51が形成されている。記憶素子52は、例えば、書き込み可能なフラッシュメモリである。この記憶素子52は、育成開始時に図示しない管理コンピュータに接続され、例えば、栽培物の識別子(ID)や種別などの栽培物情報、育成開始日や出荷予定日などの情報が記憶される。
制御装置70は、装置全体を制御するものであり、例えば、通信により移動ロボット30を制御する。制御装置70は、図1に示すように、各処理を実行するCPU、処理プログラムを記憶するROM、作業領域として用いられるRAMを有するコントローラ71と、各種プログラムや各種データファイルなどを記憶するHDDなどの記憶装置72を備えている。また、制御装置70は、各種情報を表示するディスプレイ74や、作業者が各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置75などを備えている。記憶装置72には、育成管理情報73が記憶されている。育成管理情報73は、図5に示すように、栽培物情報や、栽培セル情報、育成開始日時、次段への移行予定日、出荷予定日時、実測データ、現在の育成条件などの情報が含まれる。栽培物情報には、例えば、栽培物の識別子(ID)や種別などの情報が含まれる。栽培セル情報には、例えば、この栽培物Pが収容された栽培セル40の識別子(ID)、収容されている棚の段数(1段目など)、栽培プレート50の識別子(棚ID)など、この栽培物Pの現在位置を示す情報が含まれる。実測データには、例えば、栽培物Pの大きさなどの測定値や、測定した日時などの情報が含まれる。次段移行予定日とは、例えば、栽培セル40の下段から中段への移行や、中段から上段への移行の予定日である。栽培装置10では、例えば、発芽し根の伸びた苗を栽培プレート50に配置して栽培セル40の下段へ搬入した日時を育成開始日時とし、その10日後に中段へ移行し、更にその10日後に上段へ移行し、更にまた10日後に出荷により栽培装置10から搬出するものとして以下説明する。ここでは、次段移行予定日は、その栽培物Pの育成状態に合わせて、育成開始日の10日後、20日後のいずれかになる。
次に、こうして構成された本実施形態の栽培装置10の動作、まず、制御装置70が栽培物Pの育成を行う処理について説明する。図6は、制御装置70のCPUが実行する栽培処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、記憶装置72に記憶され、所定のタイミング(例えば数時間間隔)で繰り返し実行される。このルーチンを開始すると、コントローラ71のCPUは、まず、栽培プレート50を移動するタイミングであるか否かを判定する(ステップS100)。この判定は、例えば、育成管理情報73に、出荷予定日時や次段移行予定日に至った栽培物Pが含まれているか否かにより行うことができる。CPUが、栽培プレート50を移動するタイミングであると判定したときには、CPUは、まず、出荷予定日時に至った栽培プレート50を搬出するよう、移動ロボット30を制御する(ステップS110)。次に、CPUは、次段移行予定日に至った栽培プレート50をより長い間隔の配置位置に移動するよう移動ロボット30を制御する(ステップS120)。ここでは、移動ロボット30は、栽培プレート50を、下段から中段へ、又は中段から上段へ移動させる。
図7は、育成に応じて栽培プレート50を移動する処理の説明図であり、図7(a)が栽培プレート50を搬出する図、図7(b)が栽培プレート50を次段移行する図である。出荷により栽培プレート50を搬出する際には、CPUは、該当する栽培プレート50が収容されている栽培セル40が装着されている隔離扉23及び隔離扉43を開放し、この栽培セル40の前後方向に隣接するように移動ロボット30を移動させる。次に、CPUは、上下移動機構32により、棚支持部42の高さまで棚移動部33を上昇させ、支持部材34を伸張して該当する栽培プレート50を支持部材34上に載せる。次に、CPUは、支持部材34を収縮させ栽培プレート50を棚移動部33の上方に移動させる。続いて、CPUは、搬入搬出ステーション25まで移動ロボット30を移動させ、シャッター26を開放して栽培プレート50を搬出する。このとき、CPUは、ディスプレイ74に栽培プレート50を搬出する旨のメッセージを表示させ、作業者へ情報を報知する。栽培プレート50を次段移行する際には、CPUは、上述と同様に、支持部材34により、次段移行する栽培プレート50を栽培セル40から取り出し、より間隔の広い段へこの栽培プレート50を収容させる(図7(b))。CPUは、該当する栽培プレート50がなくなるまで、上述した処理を繰り返すのである。
ステップS120の後、又はステップS100で栽培プレート50を移動するタイミングでないと判定された後、CPUは、新しい栽培プレート50を搬入するタイミングであるか否かを判定する(ステップS130)。この判定は、例えば、新たに育成する栽培物Pの情報を予め育成管理情報73に登録しておき、この育成管理情報73に該当する栽培物Pがあるか否かに基づいて行うことができる。搬入タイミングであるときには、CPUは、栽培プレート50を搬入する処理を実行する(ステップS140)。このとき、CPUは、ディスプレイ74に栽培プレート50を搬入する旨のメッセージを表示させ、作業者へ情報を報知する。搬入処理では、CPUは、搬入搬出ステーション25のシャッター26を開放し、栽培プレート50を搬入させる。続いて、CPUは、搬入した栽培プレート50を対象の栽培セル40の棚支持部42上へ移動するよう移動ロボット30を制御する。
ステップS140の後、又はステップS130で栽培プレート50の搬入タイミングでないと判定された後、CPUは、現在が所定の撮影タイミングであるか否かを判定する(ステップS150)。この撮影タイミングは、栽培物Pの状態を確認するタイミングであり、例えば、前回の撮影から数時間後(4時間や12時間)などに適宜設定することができる。撮影タイミングであるときには、CPUは、該当する栽培プレート50に載置された栽培物Pを撮影する(ステップS160)。撮影処理では、CPUは、該当する栽培セル40の位置まで移動ロボット30を移動させ、該当する棚の高さに上下移動機構32を調整し、カメラ移動機構35の第2部材35bを伸張させて、該当する栽培物Pの写真をカメラ36に撮影させる。次に、CPUは、撮影した栽培物Pの画像処理を実行する(ステップS170)。画像処理では、例えば、画素値に基づいて、栽培物P及び栽培プレート50の領域を検出する処理や、栽培物Pあるいは栽培プレート50の領域内に存在する異質な領域(例えば害虫や栽培物Pの変質部分)を検出する処理などを行う。
続いて、CPUは、画像処理により異質な領域が検出されたか否かを判定し(ステップS180)、異質な領域が検出されたときには、栽培セル40の隔離処理を行う(ステップS190)。隔離処理では、移動ロボット30を退避させ、隔離扉43及び隔離扉23を閉塞させる。次に、CPUは、異質な領域が検出された旨の異質情報をディスプレイ74に表示処理する(ステップS200)。これを確認した作業者は、例えば、該当する栽培セル40を取り外し、内部を洗浄する処理や、変質部分を有する栽培物Pを除外する処理を行う。ステップS200の後、又はステップS180で異質領域が検出されなかった後、CPUは、栽培物Pの育成不良が検出されたか否かを判定する(ステップS210)。この判定は、例えば、撮影した画像で検出された栽培物Pの領域を栽培物Pの大きさとみなし、その栽培物Pの育成期間に対応する一般的な大きさを下回っているか否かに基づいて行うことができる。育成不良が検出されたときには、CPUは、より育成が促進されるよう育成条件を変更する(ステップS220)。育成条件の変更としては、例えば、二酸化炭素量や光量の増減や、培養液の種類の変更、温度湿度の変更などが挙げられる。栽培物Pの育成状態に応じた育成条件を経験的に設定するものとしてもよい。そして、CPUは、ステップS220の後、又はステップS210で育成不良が検出されなかったとき、又はステップS150で撮影タイミングでないときには、そのままこのルーチンを終了する。このように、栽培装置10では、移動ロボット30が栽培プレート50を移動することにより、作業者の作業をより低減しながら栽培物Pの育成、出荷を行うことができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の栽培プレート50が本発明の栽培棚に相当し、隔離扉23及び隔離扉43が隔離部材に相当する。
以上説明した実施形態の栽培装置10によれば、栽培物Pを載置する栽培プレート50を有する栽培セル40を複数プラントベース21に装着し、搬入搬出ステーション25から搬入された栽培プレート50を移動ロボット30によって栽培セル40へ移動可能である。一方、この栽培装置10では、栽培セル40から栽培プレート50を移動ロボット30によって搬入搬出ステーション25へ移動し、装置外へこの栽培プレート50を搬出可能である。また、この栽培装置10は、栽培セル40とプラントベース21とを隔離扉23や隔離扉43などの隔離部材によって隔離可能である。例えば、いずれかの栽培セル40にて、害虫や菌などの異物の侵入や育成不全などを含む異常が生じた場合に、この栽培装置10では、隔離部材で隔離した状態で栽培セル40ごとにその異常に対処することができる。したがって、栽培物Pをより適正に育成することができる。また、隔離部材で栽培セル40を隔離可能であるので、栽培セル40の内部に害虫やゴミなどの異物が混入しない清浄な状態で、栽培物Pを育成することができる。
また、栽培装置10では、隔離部材は栽培セル40及び装着部22の両方に配設されているため、栽培セル40やプラントベース21に異物が侵入することをより防ぐことができる。更に、栽培セル40では、栽培プレート50同士の間隔が第1間隔L1、第2間隔L2、第3間隔L3など異なるよう棚支持部42が配設されているため、栽培物の育成状態に応じて、より適正な空間で栽培物を育成することができる。更にまた、栽培セル40は、下段に栽培プレート50を配置する栽培プレート50の下面側に照射部44が配設されているため、栽培セル40はその空間効率がよい。そして、栽培装置10では、栽培セル40は栽培プレート50を配設する配設位置が第1間隔L1、第2間隔L2、第3間隔L3を有するよう固定的に設けられており、移動ロボット30は上下方向に栽培プレート50を移動可能であり、所定の移動タイミングにおいて、より育成した栽培物Pを載置した栽培プレート50を、栽培セル40内においてより長い間隔を有する配設位置に移動させる。このため、栽培セル40は、栽培プレート50を上下に移動することによって、栽培物Pの育成状態に応じたより適正な空間で栽培物Pを育成することができる。
そしてまた、栽培装置10は、栽培プレート50に載置された栽培物Pを撮影するカメラ36を備えているため、カメラ36で撮影された画像を用いて栽培物Pの育成状態を確認することができる。そして更に、カメラ36は、移動ロボット30に配設されており、所定の撮影タイミングにおいて栽培セル40の内部に入り栽培物Pを撮影する。移動ロボット30は、各栽培プレート50にアクセスするため、各栽培プレート50を撮影することができるから、栽培セル40の各々にカメラ36を配設するのに比してカメラ36の数をより低減することができる。そして更にまた、制御装置70は、カメラ36をも制御し、カメラ36が撮影した画像に基づいて栽培セル40内部に異質な領域(異物)が存在するか否かを判定するため、作業者の作業負担をより低減することができる。また、栽培装置10は、異質な領域(異物)が存在すると判定したときには、該当する栽培セル40を隔離扉23や隔離扉43(隔離部材)によりプラントベース21から隔離させるため、他の栽培セル40へ異物による影響を与えることをより抑制することができる。
また、栽培装置10は、移動ロボット30により栽培プレート50を移動し、栽培空間(内部空間24及び栽培セル40の育成空間)に作業者が介在しないシステムであるため、栽培物Pへの異物の付着などをより抑制することができる。更に、栽培物Pを育成する領域は、栽培セル40として分離することができるため、この栽培セル40単位で個別に洗浄やメンテナンスを行うことができる。栽培装置10では、例えば、1つの栽培セル40が病害などで汚染した場合でも、除染エリアを最小にすることができる。このため、栽培装置10では、生産量の減少をより少なくすることができる。また、栽培セル40が分離できるので、栽培装置10では、簡単に栽培セル40の内部を洗浄することができる。更にまた、栽培装置10では、栽培セル40ごとに異なる品種の栽培物Pを育成することができる。そして、栽培装置10では、栽培セル40を減らすことにより栽培物Pの減産を行うことができ、栽培セル40を増設することにより栽培数をより容易に増加させることができる。そしてまた、栽培装置10は、育成初期から株間隔を変更しない栽培プレート50を用いているため、株間隔の変更のための栽培物Pの植え直しなどは行わずに育成効率を高めることができる。そして更に、栽培装置10は、栽培セル40ごと、あるいは栽培プレート50ごとに育成条件を変更することができ、より適切な栽培物Pの育成を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、隔離部材として、プラントベース21に隔離扉23が配設され、栽培セル40に隔離扉43が配設されているものとしたが、例えば、いずれか一方を省略するものとしてもよい。こうしても、栽培セルやプラントベースに異物が侵入することをより防ぐことができる。なお、隔離扉23を省略した栽培装置10では、空の(予備の)栽培セル40を隔離部材として装着部22に装着するものとしてもよい。また、上述した実施形態では、隔離部材は、隔離扉としたが、プラントベース21と栽培セル40とを隔離するものとすれば特にこれに限定されず、例えば、隔離シャッターとしてもよい。
上述した実施形態では、栽培セル40は、栽培プレート50が上下に配置され、栽培プレート50同士の間隔が第1間隔L1と第1間隔L1より長い第2間隔L2とを有するよう栽培プレート50が配置されるものとしたが特にこれに限定されない。例えば、栽培セル40は、栽培プレート50が上下に配置されていなくてもよい。また、栽培セル40は、同じ間隔で栽培プレート50が配置されるものとしてもよい。また、上述した実施形態では、栽培プレート50が配置される棚支持部42の下面(栽培プレート50の下面側)に照射部44が配設されているものとしたが、特にこれに限定されず、棚支持部42ではない部材(例えば側壁など)に配設されているものとしてもよい。
上述した実施形態では、棚支持部42が固定的に設けられているものとしたが、特にこれに限定されず、栽培プレート50が上下に移動するものとしてもよい。具体的には、栽培セル40は、栽培プレート50同士の間隔を変更するよう栽培プレート50の上下位置を変更する位置変更機構を有しているものとしてもよい。こうすれば、栽培物Pの育成状態に応じて、より適正な空間で栽培物Pを育成することができる。このとき、栽培セル40は、栽培物Pに光を照射する照射部が、下段に栽培プレート50が配置される栽培プレート50の下面側に配設されているものとしてもよい。こうすれば、上段の栽培プレート50を上下動することにより、その下段に配置される栽培プレート50との間隔及び照射距離を共に変更することができる。このとき、制御装置70は、位置変更機構をも制御し、より育成した栽培物Pが載置された栽培プレート50の間隔をより広げるよう位置変更機構を制御するものとしてもよい。
上述した実施形態では、移動ロボット30が所定の移動タイミングで栽培プレート50を次段移行するものとしたが、特にこれに限定されず、この次段移行処理を省略してもよい。
上述した実施形態では、棚移動部33上に1つの栽培プレート50を保持する移動ロボット30として説明したが、特にこれに限定されず、例えば、複数の栽培プレート50を載置可能なマガジンを有するものとしてもよい。こうすれば、栽培プレート50の搬送処理の効率がより向上する。
上述した実施形態では、支持部材34により栽培プレート50を移動する、いわゆるフォークリフト式の移動ロボット30としたが、特にこれに限定されず、栽培プレート50を移動可能なものであればどのようなものであってもよい。例えば、ベルトコンベア式の移動ロボットとしてもよい。この場合、移動ロボットは、内部空間24の左右に栽培プレート50を搬送するベルトコンベアを配設し、栽培セル40への出し入れを行うベルトコンベアをエレベータ式に上下させる上下移動機構を備えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、移動ロボット30にカメラ移動機構35を介してカメラ36が配設されているものとしたが、特にこれに限定されない。カメラ移動機構35は、上述した実施形態に記載以外の構造を採用してもよい。また、カメラ36は、移動ロボット30以外の構成に配設されているものとしてもよい。カメラ36(撮影装置)は、栽培セル40の内部に配設されているものとしてもよく、例えば、栽培プレート50や棚支持部42に配設されていてもよい。なお、栽培装置10は、カメラ36やカメラ移動機構35を省略するものとしてもよいし、ステップS170での画像処理を省略してもよい。こうすれば、構成や処理をより簡略化することができる。
上述した実施形態では、カメラ36により撮影した画像に基づいて栽培セル40の内部に異質領域(異物)が存在するか否かを判定するものとしたが、特にこれに限定されず、この異質領域の判定を省略してもよい。また、上述した実施形態では、カメラ36により撮影した画像に基づいて栽培物Pの育成不良を検出するものとしたが、特にこれに限定されず、この育成不良の判定を省略してもよい。栽培装置10では、撮影した画像をディスプレイ74に表示出力するだけとしてもよい。
上述した実施形態では、特に説明しなかったが、栽培装置10は、栽培セル40の内部を洗浄する洗浄装置を備えたものとしてもよい。こうすれば、洗浄装置が栽培セル40の内部を洗浄することにより、栽培セル40で生じた問題(例えば菌の侵入など)に対処することができる。このとき、洗浄装置は、移動ロボット30に配設されており、複数の栽培セル40のうち異質領域(異物)が存在する栽培セル40をプラントベース21から隔離した状態で洗浄するものとしてもよい。こうすれば、他の栽培セル40に影響を及ぼさずに、異物が存在する栽培セル40に対して洗浄措置を行うことができる。洗浄装置を移動ロボット30に配設する場合、例えば、カメラ移動機構35と同様の機構とし、その先端に放水口を設けるものとしてもよい。また、移動ロボット30は、放水口を栽培セル40内部に入れた状態で栽培セル40の開口部をシールするシール部材を備え、このシール部材により開口部を閉鎖することにより栽培セル40をプラントベース21から隔離した状態で洗浄するものとしてもよい。
上述した実施形態では、栽培装置10は、16個の栽培セル40を装着し、6段の栽培プレート50を収容する栽培セル40とし、7つの育成載置部51を有する栽培プレート50を用いるものとして説明したが、特にこれに限定されない。これらの数は、栽培装置10の生産規模や、栽培物Pの種類、大きさに応じて任意に設定することができる。
上述した実施形態では、栽培セル40を備えた栽培装置10として本発明を説明したが、特にこれに限定されず、栽培セル40自体を本発明としてもかまわない。
本発明は、栽培物の育成に関する技術分野に利用可能である。
10 栽培装置、11 栽培部、12 二酸化炭素ボンベ、13 水供給部、14 培養液供給部、15 空調装置、21 プラントベース、22 装着部、22a 供給部、23 隔離扉、24 内部空間、25 搬入搬出ステーション、26 シャッター、27 搬入搬出口、30 移動ロボット、30a ベース部材、31 水平移動機構、32 上下移動機構、33 棚移動部、34 支持部材、34a 下側部材、34b 上側部材、35 カメラ移動機構、35a 第1部材、35b 第2部材、36 カメラ、40 栽培セル、41 接続部、42 棚支持部、43 隔離扉、44 照射部、50 栽培プレート、51 育成載置部、52 記憶素子、70 制御装置、71 コントローラ、72 記憶装置、73 育成管理情報、74 ディスプレイ、75 入力装置、P 栽培物。

Claims (13)

  1. 栽培物を載置する栽培棚を収容する栽培セルと、
    前記栽培セルを装着及び取外可能な装着部を複数有し該栽培セルを複数装着するプラントベースと、
    前記栽培セルと前記プラントベースとを隔離する隔離部材と、
    前記プラントベースに配設され前記栽培棚を搬入搬出する搬入搬出ステーションと、
    前記プラントベース内に配設され前記栽培セルと前記搬入搬出ステーションとの間で前記栽培棚を移動する移動ロボットと、
    前記移動ロボットを制御する制御装置と、
    を備えた栽培装置。
  2. 前記隔離部材は、前記栽培セル及び前記装着部のうち1以上に配設されている、請求項1に記載の栽培装置。
  3. 前記栽培セルは、複数の前記栽培棚が上下に配置され、前記栽培棚同士の間隔が第1間隔と該第1間隔より長い第2間隔とを有するよう前記複数の栽培棚が配置される、請求項1又は2に記載の栽培装置。
  4. 前記栽培セルは、下段に前記栽培棚を配置する栽培棚の下面側に、栽培物に光を照射する照射部が配設されている、請求項3に記載の栽培装置。
  5. 前記栽培セルは、前記栽培棚を配設する配設位置が前記第1及び第2間隔を有するよう固定的に設けられており、
    前記移動ロボットは、上下方向に前記栽培棚を移動可能であり、所定の移動タイミングにおいて、より育成した前記栽培物を載置した栽培棚を、前記栽培セル内においてより長い前記間隔を有する前記配設位置に移動させる、請求項3又は4に記載の栽培装置。
  6. 前記栽培セルは、前記栽培棚同士の間隔を変更するよう前記栽培棚の上下位置を変更する位置変更機構を有している、請求項3〜5のいずれか1項に記載の栽培装置。
  7. 前記制御装置は、前記位置変更機構をも制御し、より育成した前記栽培物が載置された前記栽培棚の間隔をより広げるよう前記位置変更機構を制御する、請求項6に記載の栽培装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の栽培装置であって、
    前記栽培棚に載置された前記栽培物を撮影する撮影装置、を備えた栽培装置。
  9. 前記撮影装置は、前記移動ロボットに配設されており、所定の撮影タイミングにおいて前記栽培セルの内部に入り前記栽培物を撮影する、請求項8に記載の栽培装置。
  10. 前記制御装置は、前記撮影装置をも制御し、前記撮影装置が撮影した画像に基づいて前記栽培セル内部に異物が存在するか否かを判定し、異物が存在すると判定したときには、該異物が存在する栽培セルを前記隔離部材により前記プラントベースから隔離させる、請求項8又は9に記載の栽培装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の栽培装置であって、
    前記栽培セル内部を洗浄する洗浄装置、を備えた栽培装置。
  12. 前記洗浄装置は、前記移動ロボットに配設されており、複数の前記栽培セルのうち異物が存在する栽培セルを前記プラントベースから隔離した状態で洗浄する、請求項11に記載の栽培装置。
  13. 栽培物を載置する栽培棚を搬入搬出する搬入搬出ステーションと前記栽培棚を移動する移動ロボットとを含むプラントベースと、前記移動ロボットを制御する制御装置と、を備えた栽培装置が有する複数の装着部のうちいずれかに装着される栽培セルであって、
    複数の前記栽培棚と、
    前記栽培棚に光を照射する照射部と、
    外部から前記栽培セルの内部を隔離する隔離部材と、を有し、
    前記栽培棚と前記照射部との間隔が第1間隔と該第1間隔より長い第2間隔とを有するよう前記複数の栽培棚及び前記照射部が配置される、
    栽培セル。
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