JP2015213306A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入射光線束のFナンバーや入射位置にかかわらず、高い空間周波数域まで偽色やモアレ縞の発生を抑制できるようにする。
【解決手段】撮像装置は、1本の入射光線を分離して複数の点像を形成する光学ローパスフィルタ14と、該光学ローパスフィルタを通過した光により形成され光学像を光電変換するイメージセンサ15とを有する。光学ローパスフィルタは、イメージセンサの画素ピッチをPとし、複数の点像の分布の標準偏差をσとするとき、0.4<2×σ/P<0.9なる条件を満足する複数の点像の分布を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学ローパスフィルタを有する撮像装置に関する。
CCDセンサやCMOSセンサ等の2次元イメージセンサ(撮像素子)を用いたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮影装置では、イメージセンサのナイキスト周波数を超える高周波の画像情報を取得することができず、偽色やモアレ縞の原因となる。このため、このような撮像装置には、高周波の画像情報を制限して偽色やモアレ縞を防ぐために光学ローパスフィルタが用いられる。
特許文献1には、水平分離複屈折板と垂直分離複屈折板とを用いて入射光線を4つに分離して4つの点像を形成する光学ローパスフィルタが開示されている。この光学ローパスフィルタは、複屈折結晶の光学軸を傾けて配置した平行平板において、偏光ごとに光線が分離されることを利用する。この光学ローパスフィルタによって形成される点像の分離幅をa(μm)とすると、その空間周波数特性には、コントラストがなくなる1回目のカットオフ空間周波数として1/(2a)が存在する。このため、このカットオフ空間周波数がイメージセンサのナイキスト空間周波数の近傍になるように分離幅aを設定する。このような光学ローパスフィルタは、現在、一眼デジタルカメラにおいて多く用いられている。
一方、特許文献2には、複屈折性光学素子への光線の入射位置によって分離幅を変えることで、高周波の空間周波数をカットする光学ローパスフィルタが開示されている。複屈折光学素子では、その厚さが大きいほど分離幅が大きくなり、厚さが小さいほど分離幅が小さくなる。このことから、光線の入射位置によって複屈折光学素子の厚さを変えることで分離幅を異ならせている。そして、点像の分離幅の分布に幅を持たせることで、カットする空間周波数を高周波まで広げている。この光学ローパスフィルタでは、分離幅の分布をガウス分布状にすることで、ある幅を持った光線全体の分離幅がガウス分布の点像と同等になると予想される。
特開平10−54960号公報 特開2006−145939号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された光学ローパスフィルタでは、1回目のカットオフ空間周波数の約2倍の空間周波数において高いコントラストが現れる。このため、レンズの解像度の制限がないレンズ交換が可能なデジタルカメラでは、高周波での偽色やモアレ縞の発生を防ぐことができない。
また、特許文献2にて開示された光学ローパスフィルタでは、光線の入射位置ごとに複屈折光学素子の厚さを変えていることによる問題が発生する。第1に、入射光線束を絞ったとき、すなわちFナンバーを大きくしたときには、該光線束は、単一の厚さの領域に入射するため、分離幅も単一のものとなる。この場合、特許文献2の光学ローパスフィルタは、単に入射位置ごとに空間周波数特性が異なるフィルタとなり、入射位置によって偽色やモアレを生じるおそれがある。点像の分離幅の分布に幅を持たせるためには、入射光線束の径をある程度広くする必要がある。
第2に、分離幅に分布を持たせるためには、屈折光学素子に、数割程度の厚さのばらつきを与える必要がる。イメージセンサの数μmから十数μmの画素ピッチに対しては、複屈折光学素子の厚さは数百μm程度必要である。このため、数百μmの厚さを数割程度、位置によって変化させる必要がある。しかし、この厚さのばらつきは、撮影用の光学系における焦点深度の許容量である数十μmに比較して遥かに大きい。このため、屈折光学素子の厚さのばらつきが、光学系の結像性能に及ぼす影響が大きい。
本発明は、入射光線束のFナンバーや入射位置にかかわらず、ナイキスト空間周波数付近およびより高い空間周波数域において偽色やモアレ縞の発生を抑制することができるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、1本の入射光線を分離して複数の点像を形成する光学ローパスフィルタと、該光学ローパスフィルタを通過した光により形成された光学像を光電変換するイメージセンサとを有する。光学ローパスフィルタは、イメージセンサの画素ピッチをPとし、複数の点像の分布の標準偏差をσとするとき、
0.4<2×σ/P<0.9
なる条件を満足するガウス分布状の複数の点像の分布を形成すること特徴とする。
本発明によれば、上記条件を満足する光学ローパスフィルタを用いることで、入射光線束のFナンバーや入射位置にかかわらず、ナイキスト空間周波数付近およびより高い空間周波数域において偽色やモアレ縞の発生を抑制できる撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例1である光学ローパスフィルタを含むデジタルカメラの構成を示す図。 実施例1の光学ローパスフィルタの構成を示す図。 実施例1の光学ローパスフィルタを構成する一軸性複屈折光学素子の光学軸の方向と光線分離を示す図。 実施例1における8つの複屈折光学素子の光線分離方向を示す図。 実施例1における点像分離を示す図。 実施例1における最終的な点像分布を示す図。 実施例1の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示すグラフ図。 実施例1の光学ローパスフィルタにおいて点像の分離幅を変化させたときの空間周波数特性を示すグラフ図。 条件式(2)を満足する範囲と実施例1との関係を示すグラフ図。 本発明の実施例2である光学ローパスフィルタの構成を示す図。 実施例2における最終的な点像分布を示す図。 実施例2の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示すグラフ図。 本発明の実施例3である光学ローパスフィルタの構成を示す図。 実施例3の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示すグラフ図。 本発明に対する比較例としての4点分離を行う光学ローパスフィルタの構成を示す図。 比較例の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示すグラフ図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である光学ローパスフィルタを用いたデジタルカメラの撮像系の構成を示す。不図示の被写体から撮像レンズ13に入射した光は、光学ローパスフィルタ14を介してCCDセンサやCMOSセンサ等の2次元イメージセンサ(撮像素子)15に到達する。光学ローパスフィルタ14は、撮像レンズ13および光学ローパスフィルタ14からなる撮影光学系の結像性能に影響を与えるローパスフィルタ効果を付与する。イメージセンサ15は、光学ローパスフィルタ14を通過した光により形成され、該ローパスフィルタ効果が付与された被写体像(光学像)を光電変換(撮像)する。
図2には、本実施例の光学ローパスフィルタ14の構成を示している。光学ローパスフィルタ14は、それぞれイメージセンサ15の撮像面と同形状を有する矩形の8層の複屈折光学素子1〜8が積層されて構成されている。この8層の複屈折光学素子1〜8の組み合せによって、光学ローパスフィルタ14の特性が実現される。
図2に示すように、イメージセンサ15の長辺方向(水平方向)に延びる軸をx軸とし、その方向をx方向とする。また、イメージセンサ15の短辺方向(垂直方向)に延びる軸をy軸とし、その方向をy方向とする。また、x軸とy軸に沿った面をxy面という。このxy面に直交する軸を光軸といい、光軸が延びる方向を光軸方向とする。
各複屈折光学素子の光軸方向での厚さは、図では説明のために実際よりも厚く示しているが、実際の厚さは数100μm程度である。
各複屈折光学素子は、図3(a)〜(d)に示す構造を有する。各複屈折光学素子は、水晶やニオブ酸リチウム等の一軸性結晶(異方性材料)からできており、一軸性結晶の光学軸がxy面に対して傾きを持って配置されている。図3(a)に示すように、各複屈折光学素子をxy面の上方(光軸方向)から見ると、一軸性結晶の光学軸はy軸に対してψ=90°の方位を向いている。また、図3(b)に示すように、各複屈折光学素子を横(x方向)から見ると、一軸性結晶の光学軸は、光軸に対してθだけ傾いている。θは、45°±20°程度の角度に設定される。一般に、光学軸が斜めに延びる平行平板に入射した光線は、2本(2点)に分離する。
図3(c)に示すように、光軸方向から各複屈折光学素子に1本の光線(入射光線)22が入射すると、常光線23は該複屈折光学素子をまっすぐに透過し、異常光線24は複屈折光学素子内で常光線23に対して図示の方向に分離する。常光線23は、その常光線23と異常光線24との分離方向に対して直交する方向に電場が振動する偏光となり、異常光線24は該分離方向に電場が振動する偏光となる。つまり、図3(d)に示すように、常光線23の偏光方向23aと異常光線24の偏光方向24aは互いに直交する。このときの常光線23と異常光線24の分離幅は、光軸に対する光学軸の傾き角度θと平行平板としての複屈折光学素子の厚さdとから一意に決まる。一方、同じ分離幅が得られる傾き角度θと厚さdの組み合せは自由に選択することができる。このため、以下では、複屈折光学素子を、光線(つまりは該光線により形成される点像)の分離方向ψと分離幅Lによって表現する。
図4および表1には、光学ローパスフィルタ14を構成する8層の複屈折光学素子(以下、単に素子ともいう)1〜8の光線の分離方向の4つの組み合わせ例を方向1〜方向4として示す。光線の分離幅はいずれの組み合わせ例でも同じL1とする。角度はy軸を中心とした時計回り方向に定義する。分離方向(表1では単に方向と示す)Aは、光軸方向からの入射光線に対して、偏光方向がx方向の偏光である常光線がまっすぐに素子を透過し、偏光方向がy方向の偏光である異常光線が常光線に対して0°の方位に分離することを示す。このとき、分離方向Aとは180°逆の分離方向は、Aと同等に扱えるので、A’とする。
同様に、分離方向Bは90°の方位を、分離方向B’は270°の方位を、分離方向Cは45°の方位を、分離方向C’は225°の方位を、分離方向Dは135°の方位を、分離方向D’は315°の方位を示す。
ここで、分離方向について説明する。複数に分離した点像の分布の対称性から、分離方向は互いに対称な4つの方向であることが好ましい。このため、本実施例では、各分離方向(同等な2つの分離方向)に2回ずつ分離させる。すなわち、AとA’の分離方向に2回、BとB’の分離方向に2回、CとC’の分離方向に2回、DとD’の分離方向に2回分離させる。ここで、A,A’,BおよびB’を90°系列といい、C,C’,DおよびD’を45°系列という。
複屈折光学素子の偏光分離作用を利用して光線を連続的に分離するためには、90°系列と45°系列とが交互に並ぶ(隣り合う)必要がある。このため、表1に示すように、素子1,3,5,7には、90°系列のAまたはA’とBまたはB’が2回ずつ、素子2,4,6,8には45°系列のCまたはC’とDまたはD’が2回ずつ配置される。
90°系列と45°系列とを隣り合わせるのは、以下の理由による。90°系列の素子に入射した光線は、常光線と異常光線である偏光方向が互いに直交する2つの偏光に分離される。これら2つの偏光の偏光方向はそれぞれ、90°系列の分離方向と一致する。次に、該2つの偏光が45°系列の素子に入射すると、各偏光はその偏光方向に対して45°傾いた方向に常光線と異常光線とに分離する。このように、2つの偏光はともに均等に分離される。同様に、45°系列の素子に入射した光線も、次に入射する90°系列の素子によって均等に分離される。このため、90°系列と45°系列のどちらの素子に先に光線を入射させても、90°系列と45°系列を交互に配置することで、継続的に均等な光線分離が行われる。
逆に、90°系列と90°系列を隣り合わせて配置すると、最初に分離した光線の偏光方向と次の素子での分離方向とが等しくなる。この場合、最初の素子で分離された偏光は、次の素子では分離されず、異常光線の移動が生じるのみで、点像は2点のままである。45°系列と45°系列を隣り合わせて配置した場合も同様である。以上のことから、90°系列と45°系列を交互に、つまりは隣り合わせて配置する必要がある。そして、このような90°系列と45°系列とを交互配置した8層の複屈折光学素子により、1本の入射光線を256本の光線(256点の点像)に分離することができる。
前述したように、分離方向として、AとA’、BとB’、CとC’およびDとD’はそれぞれ等価の組であるが、それぞれの組における各分離方向での分離が1回ずつ(つまり、例えばAの分離が1回、A’の分離が1回)行われるようにすることが望ましい。その理由は以下の2つである。
1つ目の理由は、分離に際して常光線は移動せず、異常光線のみが移動するため、2度同じ方向に分離すると点像の重心が移動することである。1度分離した後に逆方向に分離すれば、点像の重心は移動しない。重心の移動距離としては、イメージセンサの画素ピッチ程度の微小量ではあるが、これにより、イメージセンサの配置等のメカ的な設計を光軸に対してシフトさせる必要が生ずる。また、この際、光学ローパスフィルタの上下左右や裏表を管理する必要が発生するため、好ましくない。
2つ目の理由は、入射光線の入射角度特性に関する理由である。複屈折光学素子の光学軸を斜めに配置しているため、光軸方向からの入射光線の入射角が正の場合と負の場合とで特性がわずかに異なる(非対称となる)。互いに反対の分離方向(例えば、AとA’)の素子を組み合わせることでそれらはキャンセルし合い、入射角が正の場合と負の場合の特性が対称となる。特に、撮影光学系の射出瞳がイメージセンサに近い場合には、イメージセンサの撮像面の左右で光線が大きい角度を持つため、非対称な特性は好ましくない。
これらの理由から、A,A’,B,B’,C,C’,DおよびD’のすべての分離方向に1回ずつ分離することが理想的である。
表1において、方向1、方向2および方向3は全ての分離方向に1回ずつ分離する例であり、上記条件を全て満足する。分離方向の順番については、上記条件を満足する範囲で自由に選択することができ、その順番にかかわらず光学ローパスフィルタとしては全て等価である。
一方、表1の方向4については、点像のずれについては許容する例である。A,B,CおよびDの4つの分離方向に2回ずつ分離すれば、得られる点像は同じであり、光学ローパスフィルタの基本性能としても等しくなる。このため、角度特性に厳密さを求めない限り、AとA’、BとB’、CとC’およびDとD’は同じものとして考えて問題ない。方向4の例も、本実施例の範囲である。
また、撮影レンズ13の対称性から、光学ローパスフィルタへの光線の入射方向を逆にしても同様となる。
次に、分離幅について説明する。分離した点像の分布の対称性より、A,A’,B,B’,C,C’,DおよびD’のすべての分離方向での分離幅L1は等しい必要がある。分離した点像の分散を示す標準偏差σは、L1の値に比例する。分離した点像の分散によって空間周波数の応答が変わるため、標準偏差σをイメージセンサの画素ピッチPに合わせて最適な値となるように調整する必要がある。具体的には、標準偏差σと画素ピッチPとの関係を以下の式(1)で示す条件を満足するように設定する必要がある。
0.4<2×σ/P<0.9 …(1)
本実施例のように8層の複屈折光学素子によって点像を4方向に分離する場合は、
σ=L1
となる。また、そのときの点像の分布はガウス分布状の分布(理想的にはガウス分布)となる。
このことについて、図5を用いて数値により説明する。ここでは、例として、イメージセンサの画素ピッチPを5μmとし、分離方向の組み合わせを表1中の方向1とし、L1=2μmとする。
図5(a)において、入射光線(以下、最初の入射光線ともいう)は中心(0,0)にて複屈折光学素子1に入射する。複屈折光学素子1は表1に示すように分離方向がA(0°)であるので、図5(b)に示すように常光線はそのまま透過し、異常光線は上方(y方向)にL1=2μmだけ分離する。これにより、最初の入射光線は2本(2点の点像)に分離される。このときの常光線の座標を(0,0)で表し、異常光線の座標を(0,2)で表す。常光線の偏光方向はx方向であり、異常光線の偏光方向はy方向である。
複屈折光学素子1を射出した2本の光線(常光線と異常光線)はそれぞれ複屈折光学素子2に入射する。複屈折光学素子2の分離方向はC(45°)であるので、図5(c)に示すように入射した2本の光線の偏光方向(図4のA参照)に対してともに45°の傾きを持つ。このため、複屈折光学素子2に入射した2本の光線はそれぞれ、分離方向Cに対して直交する偏光方向を有する偏光と分離方向Cに平行な偏光方向を有する偏光とに均等に分離される(図4のC参照)。分離方向Cに対して直交する偏光方向を有する常光線は複屈折光学素子2をそのまま透過し、分離方向Cに平行な偏光方向を有する異常光線は分離方向に2μmだけ移動する。すなわち、複屈折光学素子2の(0,0)に入射した光線は(0,0)と(√2,√2)に分離する。また、(0,2)に入射した光線は(0,2)と(√2,2+√2)に分離する。これにより、最初の入射光線は4本(4点の点像)に分離される。
(0,0)と(0,2)の2本の常光線の偏光方向はともに135°であり、(√2,√2)と(√2,2+√2)の2本の異常光線の偏光方向はともに45°である。
複屈折光学素子2を射出した4本の光線(2本の常光線と2本の異常光線)はそれぞれ複屈折光学素子3に入射する。複屈折光学素子3の分離方向はB(90°)であるので、図5(d)に示すように、入射した4本の光線の偏光方向に対して45°の傾きを持つ。このため、複屈折光学素子3に入射した4本の光線はそれぞれ、分離方向Bに対して直交する偏光方向を有する偏光と分離方向Bに平行な偏光方向を有する偏光とに均等に分離される(図4のB参照)。分離方向Bに対して直交する偏光方向を有する常光線は複屈折光学素子3をそのまま透過し、分離方向Bに平行な偏光方向を有する異常光線は分離方向に2μmだけ移動する。
すなわち、複屈折光学素子3の(0,0)に入射した光線は(0,0)と(2,0)に分離し、(√2,√2)に入射した光線は(√2,√2)と(2+√2,√2)に分離する。また、(0,2)に入射した光線は(0,2)と(2,2)に分離し、(√2,2+√2)に入射した光線は(√2,2+√2)と(2+√2,2+√2)に分離する。これにより、最初の入射光線は、8本(8点の点像)に分離される。
これらの8本の光線の偏光方向は全て90°または0°の方位を向いている。このため、次に分離方向がD(135°)の複屈折光学素子4に入射した8本の光線はそれぞれ、図5(e)に示すように、2本の偏光に均等に分離される。この結果、最初の入射光線は、16本(16点の点像)に分離される。また、光線分離が4方向に1回ずつ行われてので、点像の分布形状は、縦横斜めにおいて対称な八角形となる。
さらに、これらの光線を、複屈折光学素子5〜8によってA’(180°)、 C’(225°)、B’(270°)およびD’(315°)の方向に分離すると、図5(f)〜図5(i)に示すように点像が分離されていき、最終的には256点の点像に分離される。そして、256点の点像の分布形状は、図5(i)および図6に示すように、8方向において対称で、(0,0)を中心としたガウス分布状(理想的にはガウス分布)の分布形状となる。ガウス分布の点像は、ガウス形状の空間周波数特性を持つ。
点像を2点ずつに等間隔で分離した分布は2項分布である。本実施例は点像を2次元に分離するので厳密な2項分布ではないが、例えばx方向の分離成分については、0,√2,2,√2,0,√2,2,√2と分離している。√2で4回分離しており、2項分布に近い分布と予想される。
さらに、2項分布は、分割数を増やしていくとガウス分布に近づいていくことが一般に知られている。
理想とする分布形状は、ガウス分布であるが、有限個数の離散的な点像でどれだけ近づけるかが問題である。本実施例では、1つの方向に4回の分離を行っているが、ガウス分布状の、つまりはガウス分布に近い分布になっている。
本実施例のように8回の分離を行う光学ローパスフィルタによって、2次元の点像分布では以下のように十分な性能が得られることが分かった。
図7には、本実施例の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す。イメージセンサの画素ピッチPを5μmとするとき、ナイキスト周波数は100(lp/mm)となる。本実施例の光学ローパスフィルタは、このナイキスト周波数付近でのMTFがほぼ0%となっており、さらにナイキスト周波数の2倍の200(lp/mm)付近までMTFがほぼ0%となっている。このため、本実施例の光学ローパスフィルタは、良好なガウス型のローパスフィルタである。
300(lp/mm)付近の高周波域では40%程度の応答が発生しているが、この高周波域での応答は通常の撮影光学系では問題とならない。高周波域でのさらなる性能の改善は、点像の分離数を増やすことで可能である。
画素ピッチPが5μmのイメージセンサに対する光学ローパスフィルタの強度は、式(1)の範囲で調整することができる。すなわち、分離幅L1は1μmから2.25μm程度まで用いることができる。
図8には、分離幅L1を2μmから0.5μm刻みで5.5μmまで増やしたときの光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示している。例えば、L1を3μmより大きくすると、ナイキスト周波数より低周波数側のコントラストが低下するので好ましくない。また、この場合に、高周波数側では400(lp/mm)程度まで偽色やモアレ縞は生じない。
したがって、本実施例によれば、入射光線束のFナンバーや入射位置にかかわらず、ナイキスト周波数付近およびより高い空間周波数域において偽色やモアレ縞の発生を抑制できる光学ローパスフィルタを備えた撮像装置を実現することができる。
さらに、以下の式(2)の条件を満足することで、実際の点像の分布形状を、必要とされるガウス分布形状(理想値)に近づけることできる。
複数の点像のイメージセンサにおける水平方向(第1の方向)および垂直方向(第2の方向)での分布を複数の点像が分布する面積で正規化した形状をそれぞれ、f(x),f(y)とする。また、複数の点像の累積分布関数をF(x)とし、複数の点像のガウス確率密度関数であるg(x,u,σ)=1/√(2πσ)×exp−{(x−u)/(2σ)}の積分値をG(x,u,σ)とする。さらに、複数の点像の水平および垂直方向での標準偏差をそれぞれσx,σyとする。
このとき、−2σx<x<2σxおよび−2σy<y<2σyの範囲において、
G(x,1/3σx,σx)−0.05
<F(x)<G(x,−1/3σx,σx)+0.05 …(2)
なる条件を満足することが望ましい。
そして、この式(2)によって規定される範囲は、図9に示すグラフのようになる。点像分布自体の標準偏差σに対して理想的な分布形状は、ガウス分布を示すカーブによって表される。図9には、この理想的な分布形状に対して許容される上限値と下限値を曲線で示しており、これら上限値と下限値との間に点像分布が入っている必要がある。
離散的な点像の分布を定量的に表現するのは難しい。そこで、本実施例では、点像分布を累積分布関数で表現する。このとき、x方向およびy方向のそれぞれでの累積分布関数で表現する。また、累積分布関数は離散的なデータを示すため、この累積分布関数を積分した形式で比較する。
さらに、累積分布関数は、マイナス側から点像の積算値をプロットしたものである。この際、度数の合計を1で規格化する。また、図9の横軸は、点像の重心を原点にとったものとする。
原点から離れた領域では点像が疎であるので、全体に及ぼす影響は少ない。このため、式(2)の条件を満足する範囲としては、原点から±2σの範囲とすればよい。
式(2)の条件の上限値と下限値は、理想の分布形状のグラフを横軸方向に±1/3σ、縦軸方向に±0.04の幅を持たせたものである。
横軸方向の±1/3σの幅は、離散的な点像の位置のずれ(誤差)に対する許容量に相当する。式(2)の条件は、特に±σ付近での位置誤差を規定する。累積分布関数は全体を1で規格化しており、また、その標準偏差σを用いているため、ガウス形状のグラフ自体からの逸脱を制限している。
点像のばらつきは、位置方向のばらつきである。式(2)の条件は、この点像のばらつきをガウス分布に対して±1/3σと比較的狭い範囲に規定することで、点像の分布形状がガウス分布に近いことを示している。
また、縦軸方向に±0.04の幅は、点像の個数のばらつき(誤差)の許容量に相当する。式(2)の条件は、特に度数が少ない±2σ付近での点像の個数誤差を規定する。8回の分離を行う場合、点像の個数は256点になるが、このうち10点くらいがばらついた状態を想定している。10/256=0.039となるため、度数が少ない±2σ付近で10点程度、個数がばらついても、全体の性能に問題はない。
図10には、本発明の実施例2である光学ローパスフィルタ14Aの構成を示す。光学ローパスフィルタ14Aは、それぞれイメージセンサの撮像面と同形状を有する矩形の12層の複屈折光学素子1〜12が積層されて構成されている。この12層の複屈折光学素子1〜12の組み合せによって、光学ローパスフィルタ14Aの特性が実現される。
表2には、光学ローパスフィルタ14Aを構成する12層の複屈折光学素子1〜12の光線の分離方向の4つの組み合わせ例を方向1〜方向4として示す。光線の分離幅はいずれの組み合わせ例でも同じL2とする。
本実施例では、4つの分離方向の素子を3つずつ配置する。また、実施例1と同様に、90°系列と45°系列とを交互に配置する。この際、AとA’というように分離方向が反対の素子を織り交ぜることが望ましい。実施例1と同様に、点像分布の対称性から、分離幅は4つの分離方向において同じL2とする。
数式的な説明は省くが、数値計算からσ=1/2×L2×√6となる。
実施例1と同様に、イメージセンサの画素ピッチPを5μmとし、L2を1.632μmとする。
12層の複屈折光学素子1〜12は、実施例1と同様の光線分離作用によって偏光による点像の分離を行う。この結果、光学ローパスフィルタ14Aに入射した1本の光線は、図11に示すように、2の12乗である4096点の点像に分離される。12層の素子を用いる場合、同じ分離方向に3回の分離されるため、点像のずれを完全に0にはできない。便宜上、図11では重心を分離ごとに中心に移動して示す。これらの点像の標準偏差σは2μmとなっている。
図12には、本実施例の光学ローパスフィルタ14Aの空間周波数特性を示す。本実施例では、標準偏差σが実施例1と同じ2μmであるため、100(lp/mm)までのMTF応答は、図7に示した実施例1のMTF応答とほぼ等しい。
そして、本実施例では、300(lp/mm)の高周波域でもMTFが5%以下になっており、実施例1よりもさらに高周波域まで偽色やモアレ縞の発生を抑制することができる。
図13には、本発明の実施例3である光学ローパスフィルタ14Bの構成を示す。光学ローパスフィルタ14Bは、それぞれイメージセンサの撮像面と同形状を有する矩形の4層の複屈折光学素子1〜4が積層されたユニットが4つ積層されている。この合計16層の複屈折光学素子の組み合せによって、光学ローパスフィルタ14Bの特性が実現される。
表3には、光学ローパスフィルタ14Bのうち1つのユニットを構成する4層の複屈折光学素子1〜4の光線の分離方向の4つの組み合わせ例を方向1〜方向4として示す。光線の分離幅はいずれの組み合わせ例でも同じL3とする。
本実施例では、1つのユニットにおいて、4つの分離方向の素子を1つずつ配置する。また、実施例1,2と同様に、90°系列と45°系列とを交互に配置する。この際、AとA’というように分離方向が反対の素子を織り交ぜることが望ましい。ただし、本実施例では、基準となるユニットに対して他のユニットを光軸回りで180°回転させることで実現できる。また、実施例1,2と同様に、点像分布の対称性から、分離幅は4つの分離方向において同じL3とする。
数式的な説明は省くが、数値計算からσ=L3×√2となる。
実施例1,2と同様に、イメージセンサの画素ピッチPを5μmとし、L3を1.414μmとする。
複屈折光学素子1〜4によりそれぞれ構成される4つのユニットを透過した光線は、実施例1と同様の光線分離作用によって偏光による点像の分離を行う。この結果、光学ローパスフィルタ14Bに入射した1本の光線は2の16乗である65536点の点像に分離される。これらの点像の標準偏差はσ=2μmとなる。
図14には、本実施例の光学ローパスフィルタ14Bの空間周波数特性を示す。本実施例では、標準偏差σが実施例1,2と同じ2μmであるため、100(lp/mm)までのMTF応答は、図7に示した実施例1のMTF応答とほぼ等しい。
そして、本実施例では、300(lp/mm)の高周波域でもMTFが0%になっており、理想的なガウス型の光学ローパスフィルタを実現でき、実施例1よりもさらに高周波域まで偽色やモアレ縞の発生を抑制することができる。
理論的には、複屈折光学素子の積層数を増やすほど点像の分布はガウス分布に近づいていく。本実施例における各ユニットにおいて素子をn層積層するとき、分離幅をLとすれば、点像の標準偏差σはL×√(n/2)となる。逆に、σ=2μmが必要な場合は、L=σ×√(2/n)とすればよい。実施例1はn=2の場合に、実施例2はn=3の場合に、実施例3はn=4の場合にそれぞれ相当する。
以上説明した実施例1〜3を含めて、本発明の実施例として満足すべき条件を以下にまとめて述べる。
第1に、光学ローパスフィルタは、1本の入射光線を少なくとも6回分離するとともに、少なくとも第1および第2の方向のそれぞれに4回以上分離するものであればよい。
第2に、光学ローパスフィルタは、1本の入射光線を少なくとも8回分離してもよい。この場合、該少なくとも8回のうち4回の分離の方向は互いに直交する2方向を含む第1組の方向であり、他の4回の分離の方向は互いに直交して第1の組の2方向とは直交しない2方向を含む第2の組の方向であればよい。この場合、光学ローパスフィルタは、入射光線を、第1の組の2方向に分離した後、第2の組の2方向に分離することが望ましい。
さらに、光学ローパスフィルタは、入射光線の複数の分離方向のうち1つを0°とするとき、入射光線を、0°、45°±10°、90°±10°および135°±10°の4方向に少なくとも2回以上分離することが望ましい。
(比較例)
図15(a)には、比較例として、現在、一眼デジタルカメラに一般的に用いられている4点分離タイプのである光学ローパスフィルタにより形成される4点に分離された点像を示している。図15(b)には、この光学ローパスフィルタの構成を示しており、分離方向が互いに直交する2つの複屈折光学素子31,32の間に1/4λ板33を配置して構成されている。
図16には、この光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す。1/2×Lの空間周波数でMTFが0%となっているが、それより高周波側ではMTFが高くなり、1/Lで再び100%となっている。このため、実施例1〜3の光学ローパスフィルタ14,14A,14Bのように高周波側で偽色やモアレ縞の発生を抑制する効果はない。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1〜12 複屈折光学素子
14,14A,14B 光学ローパスフィルタ
15 イメージセンサ
22 入射光線

Claims (8)

  1. 1本の入射光線を分離して複数の点像を形成する光学ローパスフィルタと、
    該光学ローパスフィルタを通過した光により形成された光学像を光電変換するイメージセンサとを有し、
    前記光学ローパスフィルタは、前記イメージセンサの画素ピッチをPとし、前記複数の点像の分布の標準偏差をσとするとき、
    0.4<2×σ/P<0.9
    なる条件を満足する前記複数の点像の分布を形成すること特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の点像の分布はガウス分布状の分布であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光学ローパスフィルタは、1本の入射光線を少なくとも6回分離するとともに、少なくとも前記イメージセンサの長辺方向および短辺方向のそれぞれに4回以上分離することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記光学ローパスフィルタは、1本の入射光線を少なくとも8回分離するとともに、該少なくとも8回のうち4回の分離の方向は互いに直交する2方向を含む第1組の方向であり、他の4回の分離の方向は互いに直交して前記第1の組の2方向とは直交しない2方向を含む第2の組の方向であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記光学ローパスフィルタは、前記入射光線を、前記第1の組の2方向に分離した後、前記第2の組の2方向に分離することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記光学ローパスフィルタは、前記入射光線の複数の分離方向のうち1つを0°とするとき、前記入射光線を、0°、45°±10°、90°±10°および135°±10°の4方向のそれぞれに少なくとも2回以上分離することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記イメージセンサの長辺方向および短辺方向のうち第1の方向および第2の方向での前記複数の点像の分布を前記複数の点像が分布する面積で正規化した形状をそれぞれ、 f(x),f(y)とし、
    前記複数の点像の累積分布関数をF(x)とし、前記複数の点像のガウス確率密度関数であるg(x,u,σ)=1/√(2πσ)×exp−{(x−u)/(2σ)}の積分値をG(x,u,σ)とし、
    前記複数の点像の前記第1および第2の方向での標準偏差をそれぞれσx,σyとするとき、
    −2σx<x<2σxおよび−2σy<y<2σyの範囲において、
    G(x,1/3σx,σx)−0.05
    <F(x)<G(x,−1/3σx,σx)+0.05
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記光学ローパスフィルタは、異方性材料による偏光分離作用を用いて前記入射光線を分離することを特徴とする請求項1から7いずれか一項に記載の撮像装置。
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